Fountain Pen2
さて本日もペンのお話でございます。
度々このブログで書いているのだけど、タカヤは万年筆を愛用しています。
冬の夜長に、お気に入りのブルーのインクで手帳にさっとアイディアを書いて、すーっと書いたラインがインクでヌラっとしてて、インクが乾く数十秒間が心地よい。インクをいろいろ変えてみたり、筆記角度をいろいろ変えて書き味を楽しんだり、文具清玩と言いまして使う紙の選別をしたり、不思議なもので万年筆というのは使ってみると本当に楽しみがいくつも出てくる。
「1時間幸せになりたければ酒を飲みなさい、3日間幸せになりたければ結婚しなさい、8日間幸せになりたければ豚を殺して食べなさい、永遠に幸せになりたければ万年筆を使いなさい」といったことわざもある(ウソ)。
ということで本日はタカヤが最近気になってるFountain Penをいくつか書き留めておきます。
まずはドイツ“Lamy”社の”Lamy2000”。ラミーを代表するこのモデルは、’66年にバウハウスのデザイナーであるゲルト・ハルト・ミュラーがデザインした名作。ミュラーは他にもブラウンの髭剃りなどのデザインで有名ですね。All about Japanの記事では「男性がきっと喜ぶバレンタイン ギフトペン」でチョイスされてた。このLamy社に特有なのは超クールな造形だと思う。1966年にデザインされ、2000年になっても見劣りしないように計算されデザインされたボディは、かなりカッコよい。ミッドセンチュリーなモダン好きな彼へのプレゼントでも良いかも。20,000円位。
続きまして、同じくドイツ“Lamy”社の”Safari”。こちらはカラーバリエーションも多くお値段も格安(3800円くらいかな)。デザインはウルフギャング・ファビアンさんで1980年発表。子供用に開発されたポップな雰囲気だけど、じつは本格的な万年筆。じつは以前彼女にプレゼントしてから、コンバータ(インク吸入できる器具)つけていろいろインクを変えて楽しんで愛用しているようです。万年筆は高級なモノという概念を覆し、使えば使うほど愛着が沸く不思議なデザイン。3,800円位。
お次はドイツ“Pelikan”社の”Demonstrator M205”このスケスケ具合がたまらん。通称ペリカンのスケルトンなので「ペリスケ」と呼ばれております。一見、タダの透明な万年筆なんだけどこれにカラフルなインクを入れたところを想像してください。ブルーのインクを入れた状態でスーツのポケットから取り出したらなかなかクールな感じ。なかなか使うのが楽しいペンになること間違いなし。8000〜9000円位。
“Pelikan”社の”Pelikano Jr”。本来はドイツの子供のペン学習用の万年筆。このポップさがキュートで、女の人がさらっと使ってたら可愛いんじゃないでしょうか。筆箱に入れることを想定されており、クリップが無い。ペン先は思ったよりやわらかくて書きやすい。値段も1200円程度なのでちょっとした気持ち程度のプレゼントとかにも良いかも。
今日の万年筆では一番高い。イタリア“DELTA”社の”DolceVita”です。ドルチェビータとは「甘い日々」の意味。南伊の太陽をイメージしたオレンジ色の樹脂が印象的。タカヤはハチミツをイメージします。基本的にドイツのデザインは書くことを重視した機能美にあるのですが、イタリアの筆記具はいかにファッションに合わせるかを中心にデザインされているように感じる。イタリアファッション好きの粋な人に持っててほしい万年筆かな。ニキータを愛する伊達男用。68,000円位。
女の人に使ってほしい万年筆タカヤチョイス1位のドイツ“Montblanc”社の”Boheme Rouge”です。シックな装いながらペンクリップ部分のルージュ色の宝石が女の人を惹きたてます。実は小さめなので、手の小さな方でもピタっとすいつく感じがすると思います。知性的な女の人の胸元にぜひとも忍ばせてほしい色気のあるペンですね〜。パジャマよりアミタイツの似合う貴女に!54000円位。