Holy mountain

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前回に引き続き、ホドロフスキー映画の第2弾1973年の”Holy mountain(ホーリー・マウンテン)”です。
いやー何回見てもこの映画面白いです。多分観る人によっては食欲がなくなったり耐えられないかもしれません。調べてみると中川翔子という芸能人の方が絶賛してたようです。

ストーリー:砂漠で磔にされていた一人の男が、四肢先端のない小男に救われ、町へと逃れる。町中が人間の汚い部分をもろに出した雰囲気で、大量虐殺やらヒキガエルとカメレオンのサーカスやらガスマスクで着飾ったダンスホールやらで盛り上がっている。蠅の大群、裸の子供たちの大群、デブの大群、娼婦の大群、カエルの大群、ミッ〇ーマウスの大群、フリークス達、エクスタシーマシーン、貼り付けにされて皮を剥かれた犬やら強烈なシーンがこれでもかと流れる。男は高くそびえる不思議な塔の頂上へ逃げ込む。中には超人的な力を持った錬金術師がいて、太陽系の各惑星に守護された工場主、警視総監やら変な人たちが集まって(ここの各9人のエピソードは短編的に仕上がっており、この辺がかなり忘れられないくらいトラウマになります)、不老不死の賢者が住む聖なる山”ホーリー・マウンテン”に向かう。

ってここまで書いてみても、何がなんだかわからない感じですね(笑。ぜんぜんこの映画は言葉で表現ができません。観てて、うわ・・・ヤバイ・・・というような映像が連発、強烈なイメージで脳みそが揺さぶられます。ストーリーよりも映像のヤバさと美しさでかなりモノの見方を変えられる感じですね。ホドロフスキー映画の中で一番上級レベルにあると思います。

Youtubeでけっこうプレビューできますので、参照して見てください。アート的な刺激があると思います。※前回のEL TOPOの記事もYoutubeの動画貼り付けておきました。


タカヤ

ヒッピー/LAMY・モレスキン・トラベラーズノート好き/そしてアナログゲーマー

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