シュヴァンクマイエルの不味そうな食べ物ファン

最近チェコの映画監督シュヴァンクマイエルの「アリス」に出てくるハートのクイーンとキングを見て、思い出したかのようにふと奥にしまいこんでいた愛用していたカードを引っ張り出してくる。
さて、前回書いたホドロフスキー(エル・トポホーリー・マウンテン)に引き続き、愛してる監督シリーズ第2弾。チェコの監督シュヴァンクマイエルを紹介します。シュヴァンクマイエルの映画は一本観ると、かなりハマります(youtubeとかでいろいろ観れますよ)。
シュヴァンクマイエルの映画で何が好きかというと、食べ物を不味そうに撮らせたら世界一の監督だと思う。しかも音の使い方が秀逸。この監督の作品を観たときにはいつも、不味そうな料理が出てくるのが楽しみでたまらない。
なので、どの作品を観ても食事のシーンでは、わけのわからないドロっとした具が何なのかわからないスープやらグニャグニャの変な料理がグチョーと耳にねばりつくような奇妙な音を立てる(笑。特に「オテサーネク」という作品の食事シーンも不味そう加減はけっこう見もの。
監督自身が小さなころからあまり食事が好きではないことが発端のようで、「食事とエロティシズムの関連性」を表現しているとのこと。

中でも好きな短編で、まさに食事をテーマにした”FOOD”という3部作がyoutubeにありましたので載せておきます。もしもこの感覚が好きでしたらぜひとも他の作品をお楽しみくださいませ。

ちなみに、シュヴァンクマイエルの「アリス」はかなりパンチとスパイスが効いています。小さな子に間違って見せるとたぶん泣きます(笑。このアリスもyoutubeで見れます

タカヤ

ヒッピー/LAMY・モレスキン・トラベラーズノート好き/そしてアナログゲーマー

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