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猫は、ノートブックを持たない。

Posted on 20 10月 2014 by

8月20日、ずっと住んでいた大阪から、高知へと移住した。
借りた家は、庭と縁側のある築60年の平屋。すぐ裏は山、近くに川が流れ、すこし歩けばおだやかな内海(湖のよう)に出る。
家の周りに外灯はなく、晴れた夜には星がたくさん見える。
人の気配もほとんどない、静かな、静かな暮らしを始めた。

9月に入ってすぐ、庭に、一匹の子ども猫がやって来た。白地に、縞のブチ模様。
細いからだ、きびしい表情から、野良暮らしだろうことが一目でわかった。
猫が大好きで、いつか一緒に暮したいと夢見てきた我が家みんなは色めき立った。
煮干しを、遠くからそーっと差し出してみる。
ほんとうに恐る恐る近づいてきて、パッとそれを奪い、離れたところで食べ始めた姿に、食べてくれたうれしさと、今までいろんなことに怯えて生きてきたんだろうな・・という哀しさ、両方の気持ちが心の中で渦巻いた。

その日から、猫は我が家にやってくるようになった。
最初は夕方だけだったけれど、そのうちに朝、そして昼にも顔を見せるようになった。
月のきれいな頃に初めて会ったから、つきみ と、私が名付けた。

あれから1か月半が過ぎた。
つきみは生まれた時から我が家にいるかのように、すっかり甘えんぼうの猫になった。
朝夕はかならずやってきて煮干しを食べ、日中は散歩がてら気の向いたときに姿を現し、庭で日向ぼっこをしたり、私のひざの上で昼寝をする。
やさしい人間のいるベースキャンプを得た彼女は、ますます猫らしく、すきなときにすきなように振舞って暮らしている(ふうに見える)。

で、観察と思考のすきなわたくし。つきみと毎日会っていて気づくことが数多ある。

その中でも一番感動したことが、
「猫は、必要なものをすべてを持って生きている。」ということ。

まず猫は服がいらない。夏には夏の、冬には冬の、ふさわしい毛に生え換わる。

暗い場所でライトがなくても平気な眼。車いらずの俊足。ひらりと昇降し、どんな場所も縦横無尽に進めるやわらかなからだ。出し入れ自由な爪。ブラシになる舌、全身を舐めて身支度が整う。包丁みたいに切れ味鋭い牙。いろんな音を集める耳。

食べ物は、基本、素材そのままを。虫も魚も肉も、生で食べる。

そして夜、丸まった場所が寝床になる。前足を枕に、暖かな毛を毛布に。帰る家を持たない。

生まれた時から、死ぬ時まで、猫は自分のからだだけを携え生きている。シンプルライフの極み。

つきみを見ていると、にんげん生活がなかなかに大変なものに思えてきた。洗濯したり、掃除したり、買い物したり、ふだんの暮らしのあたりまえは、にんげん独特のもの。学校とか、家を買うとか、流行りとか。生きることにくっついてくるいろいろの、なんとたくさんなことだろう。

でも、ノートブックで遊ぶ愉しみは猫にはないものだ!にんげんだけの、とくべつ。面倒なことが多くても、ノートブックを携えられるにんげんがやっぱりいいな。

わたしはにんげんで、そしてノートブックが好きでよかった。改めてそう思った。そういうおはなし。

 

 

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体のなかで展開する色、イメージのこと。

Posted on 06 2月 2012 by

毎日いつだって体の内側を刻々と流れていく色やかたち、イメージ。

あまりに日常すぎて、当たり前すぎて、意識せずにいたこと。

そういえば私、ずっとずっとそれらと共に成長してきた。生きてきた。
気付いたのはほんの数年前のこと。

風景や人や音楽から伝わってくる色、イメージ。
鮮やかに展開し、体中を満たしていくもの。

小さな頃から何でも例えるのが好きだった。
人の声から、仕草から、雰囲気から、伝わってくるイメージ。
場所から、空気から、音から、伝わってくるイメージ。
それらを誰かへ伝えたくて、例えるという《形》に置き換えてきた。

今まではその《形》を言葉で表してきたけれど、これからは絵でも表現していきたい。
最近そう強く思うようになりました。

絵を描くことはずっとずっと私の憧れでした。

《憧れ》を《本当》に変えられる時期にようやく来たのかな‥ 29歳になった今だからこそ描けるものがあるんじゃないか。
不思議とそんな気がするのです。

言葉や絵で内側を表現していくこと。
新しい希望。
これからの試行錯誤の日々がとても楽しみであります。

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自己紹介(ことり)

Posted on 22 1月 2012 by

ことり 29歳 大阪在住。
ツイッターでは @Kotori1982 このアカウントでつぶやいています。
どうぞよろしく。

料理(つくる、たべる、おもてなしする)が大好きです。
愛用のノートブックはモレスキンとほぼ日手帳。
最近はモレスキンスケッチブックに愛らしいパンやお菓子の絵を描いています。

今年は色んな場所や様々な人たちともっとつながることができたらいいな‥

notebookers.jpからたくさんの宝物が生まれ、広がっていきますように。

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TABE MOLE

Posted on 16 1月 2012 by

CA3C07110001.jpg

去年から赤いモレスキンスケッチブックに絵日記を描いています。

下描きはボールペンで、着色はフェリシモの500色の色えんぴつ を使用。

モデルはおいしくてかわいくてきれいな食べ物たち。

近所にあるパン屋さんの愛らしいパン、デパ地下スイーツ、ふだんのおやつ、などなど‥

食べ物はたくさんの色が複雑に組み合わさっていて、どれもが美しい。
絵を描くときに一番心惹かれるモチーフです。

今年はもっと、たくさんの おいしい色 をモレスキンスケッチブックへ集めていきたいです。

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