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New! 遁走曲

Posted on 26 3月 2017 by

ノートを書けば ブックになり
ブックを読めば ノートに記す

筆者の立場と読者の立場を
ぐるぐるぐるぐる巡るうち
答えは問に 問はヒントに



昨日の続きにいるなんて退屈だ
自分が自分でいるなんて窮屈だ

因果関係より相関関係の世界へ
自分の周りにある未知の世界へ

読むことは奏でること
止むことのない遁走曲

                  (多声)

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筆耕 ―泡立てるノート

Posted on 19 3月 2017 by

ノートをペン先で耕す
掘り起して混ぜ返して
肌理細かい泡を立てる

キッチリをグズグズに
コチコチをフワフワに
アワアワと膨らませる



豊かに美しく輝く生命
映し映される世界は泡
確かなものは何もない

辺り一面に薄くて軽い
現を映した虚ろな泡沫
はじけとぶまでの愉楽

                             (息吹)

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M

Posted on 12 3月 2017 by

あなたのしたいようにしてくださいと
晒された襞を本能のままに押し拡げて
ペン先でまさぐりインクで汚していく



血のたぎりに我を忘れて一心不乱に
常識にも倫理にも道義にも縛られず
奔放に繰り広げられる密室での痴態

完膚なきまでに蹂躙し尽くされて
きちんと綴じ合うことも出来ぬ程
共に精根尽きて事後に睦み合う時

ノートはしどけなくページを捲る



どうぞあなたのしたいように
私はどうなってもかまわない
私はあなたの全てが知りたい

ルール無しをルールと成して
縛られ身悶える Mのノート
TRAVELER'S notebook;003 Blank Notebook/無罫 

                      (挑発)

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薄暮の世界

Posted on 05 3月 2017 by

欲望ぎらぎらむき出しにして
世界を鮮明に捉えようとして
囚われてしまった光の囚人達

光が産み出した闇に脅えて
ライトを闇雲に振り回して
光で継接ぎした要塞に潜む



全てを照らせる光はないの
照らせる部分は本当に少し
しかも上辺をなでてるだけ

ライトに期待なんてしないで
物騒なもの振りまわさないで
かたまりを頑なに固めないで

薄暮の世界はやさしい世界
きまった色もきまった形も
なんにも決まってない世界

                            (発光)

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真新しい朝に嫉妬する

Posted on 26 2月 2017 by

ノートをめくると乳白色の混沌が 寝ぼけたように拓ける
それまでのページが耐えている重さなんて 知らない
真新しい朝を 真新しいまま 味わいたいのなら
歴史になんて かまってられない


真新しい朝 真新しい昼 真新しい夜
自分が自分であることに縛られなければ いつだって
一瞬一瞬が初めての場所になる
昨日を持たない今日だけが 今日を離れた明日になれる

理解するだけでは足りない 理解したことを忘れなきゃ
忘れるだけでは足りない 忘れたことを覚えていなきゃ
くりかえしくりかえし新しい朝を迎えるために なすべきこと
きちんと昨日を埋葬し お参りだけを欠かさぬように

乳白色の混沌が 理路整然とひび割れるとき
照らし出された陰翳が 織りなす忘れがたい景色
綴じたノートが耐えているのは この景色への想い
問わず語りを始めないよう ノートに綴じ込めていく

(放流)

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虎落笛

Posted on 19 2月 2017 by

心は躰のエコー



虎落笛
引ッ掛カッタ風ハ
カルマン渦ヲ成シ
垣根ヲ振動サセテ
エオルス音ヲ発ス

カイロウドウケツ
吹き鳴らされる穴

外敵から身内を護る柵
身から魂を逃がさぬ柵
目の粗い穴だらけの柵
振動を留め響かせる柵

振動は存在の気配
躰は心のエコー

(帆場)

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穴だ(ら)け

Posted on 12 2月 2017 by

人間なんて穴だ(ら)け
穴では音が渦巻いて
体の中でピンボール



人間だけのことでなく
動物だって植物だって
石ころだって空だって

みーんな みーんな
穴だ(ら)け
穴の周りは渦だ(ら)け



渦の中には穴がある
穴の中には穴がある
世界は穴の中にある

                             (同穴)

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ここではないどこかなら

Posted on 05 2月 2017 by

自分をとりまくこの世界
自分の妥協に妥当な世界
それなりの世界が嫌なら
片時も休むことなく漂え



目に映る文字を読むな!
耳に届く言葉を聴くな!
思いつきを反芻するな!
去来する感情に拘るな!



ここではないどこかなら
ほかでもないここにある
名指さぬ世界の静けさを
記憶で埋めることなかれ

                            (禁則)

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背中渡りリレー(うわばみ-の-象)

Posted on 29 1月 2017 by

大地が時限式だったら恐ろしい
墜ちる溺れる引き込まれる恐怖
重力にしばられたものの宿命だ



地球が丸いのは大地の敗北宣言
何十億年というフィクションに
人の一生はあまりにも短すぎる

外部をもてなかった書割の世界
うわばみに呑まれた象の前後に
空間ともいえない紐のような闇

ぐるぐる回転する背中に送られ
やがて排泄されるはずだったが
ウロボロスの輪に外部はなくて

ループした象はうわばみになり
うわばみは中毒して弱り果てて
互いを吐き出しボメロオの輪に

果てしなく敷き詰められた背中
というフィクションを受け入れ
自由だ。とつぶやきながら前進



渡る足と支える背中の頭は同じ
渡る側ではなく支える側として
やはり時間に追い立てられてる

           (三位)

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いつもの迷路を散歩する

Posted on 22 1月 2017 by

限りなく遭難に近い足取りで いつもの迷路を散歩する



見えない目標になんて むかったりしない
目の前の分かれ道の他には 目もくれない

出口を求めてるわけじゃない / 入口もわかんなかったんだし
宝を探しているわけじゃない / 迷い家なんて邪魔なだけだし



進んでもいいし 進まなくてもいいし 泣いてもいいし 泣かなくてもいいし
迷ってもいいし 迷わなくてもいいし 笑ってもいいし 笑わなくてもいいし

この世界に現われた私という襞の形状そのものが迷路として現われた世界の襞
をたどって迷路が匿っている何かとばったり出会ってしまったらどうしよう?



はずかしいけれど せめて きちんと あいさつだけ は しよう やっぱり

                                (隠匿)

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一滴の川

Posted on 15 1月 2017 by

川は流れるから川なんだ
川と水とは分けられない
水がない川は大きな轍だ



一つの川の無数の経路を
互いが互いを掻き分けて
それぞれ個々に進んでる

いいえ 川の流れはただ一つ
だから 流れる水はただ一滴
それ故 個なんてものはない



降り注ぐ一滴も
海に注ぐ一滴も
全て同じ一滴だ



川は生命であり
川は世界であり
川は存在である

               (ポー)

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NOTE-TONE

Posted on 08 1月 2017 by

あらわれた粒は
うねりただよい
風景を加減して
消え去ってゆく

日没を恐れない
なまけもの達と
夜の王国に住む
臆病ないきもの



まっさらな朝の
原野を測量して
作った見取図を
片時も放さない

あらわれた粒は
消え去っていく
なまけもの達は
片時も放さない



うねりただよう
臆病ないきもの
日没を恐れずに
原野を測量して

あらわれた粒は
夜の王国にあり
まっさらな朝に
風景を加減する



Sogni d'oro!
一つのノートの
沢山のトーンが
うねりただよう


Sogni d'oro!
沢山のノートが
一つのトーンに
溶け合っていく

    (未来)

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以心伝心

Posted on 01 1月 2017 by

私の身体(=経験)が
楽器となって奏でた音

私の音色を録音させる
私の演奏を鑑賞させる



伝えたいとは思うけど
伝わったとは思えない

私の心に広がる顫えを
伝えるために書き記す



私が書き記すのは楽譜
伝えるのはこの楽譜だ

サインなんていらない
顫えは私のものだから



あなたが私を奏でる時
私はあなたの中にある

あなたの私は私と違う
そんな私に出会いたい

       (転調)

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1×1

Posted on 25 12月 2016 by

大きなことだと 緊張する
小さなことだと 油断する



遠くの大きなもの / 近くの小さなもの
近くの小さなもの / 遠くの大きなもの
大小なんてみかけでかわる
相手はいつも Hit & Away



こころの厚みを自在に変えて
いきたい世界に焦点を定めて
ノートにかき写してるそれは
{望遠鏡 / 顕微鏡} の景色?



二十角錐のレンズが創る遠近法
描いているうちに見失う1×1


                    (抱擁)

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(獏)⇒象獏⇒(象)獏

Posted on 18 12月 2016 by

獏とは一つの獏であり 無数の獏は同じ獏である 全ての獏はみな違い 獏の眠りには夢が無い
象が見る獏は夢であり 象とはこの世の獏である 夢に住む獏つくる象 獏はただただ獏である



象は瞑想に生きる/象は労働する/象は運ぶ
獏は夢を生きる/獏は労働しない/獏は眠る

象は獏の内にあると知り
獏は象に支持されている

獏は象に獏から取り出されて獏となった
象は自分の内にある獏の伝道者となった



象が大きく重たいのは「苦」を一身に背負い運ぶため
象の「苦」は大きいが獏と一緒だから受け止められる


獏無く現無く
象無く夢無し


獏は直接 現 に働きかける術を持たないから象に感謝して託す
象は直接 夢 に働きかける術を持たないから獏に感謝して依る



獏とは現実という逆光が映し出す影 ホログラムみたいなものです
光の束であり 重力の歪みであり 量子的状態の収縮であるところの
影を放つ光 重さをもった時間 そう すなわち象のことなのです


象と獏とは 同じ存在の 別の相である (Q.E.D)

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言葉は羽織るくらいで丁度いい

Posted on 10 12月 2016 by

心が言葉を羽織る時
纏う言葉が心に代る
心にもともと形なし
what-you-should-decorate-is-not-words
言葉はみんな墓の下
心はその墓暴いては
似合う骸を探してる

どれも寸法違いだが
もともと心に形無し
誂えた様に潜り込む

言葉は心の過剰包装
隙間を埋める緩衝材
所詮現世の賑やかし
avec-ceci
言葉が心を表す…嘘
言葉で心を隠す…無理
a-community-illusion
虚飾の羽織列を成し
窮屈に身を屈めた心
死臭を放ち狂い舞う

乱筆乱文ご容赦の程
はためく極彩色の裾
そこに見た!生の塊

刹那の邂逅に興奮し
乱暴にページを捲り
意気揚々と墓を暴く

                               (共同)

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耳は凝視する

Posted on 03 12月 2016 by

うるさいときには 耳をすます
無電技師のように 頭を垂れて
爆発の中に静寂を 聞き分ける

quietness-in-the-explosion

うるさいときには 耳をすます
鼓膜から意味までを 延長して
意味から感情までを 凍結する

うるさいときには 耳をすます
中心を二つ持つ 楕円の宇宙で
今の私にふさわしい 今を探す

the-artificial-man

うるさいときには 耳をすます
重ね合わされた 別の時空へと
流れ出るインクが 奏でる音色

a-fact-and-truth

うるさいときには 耳をすます
そうすると うるさくなくなる

           (深淵)

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ノートはみんな種にする

Posted on 27 11月 2016 by

種の中味 それは
原初の 「もつれ」
躓きの 「かけら」

私と世界とは同じ
綿菓子製造機の中
一本の割りばしに
絡み合ったきづな

the-shopping-memo-is-surrealism

摘み取った花は 押し花に
拾い集めた葉は 栞替りに
唇で堰き止めた 心の痛み
忘れえぬ経験を 挟み込む

書き付ける 整理する
種を植える 水をやる
見つけ出す 読み返す
手入れする 収穫する

seed-in-the-notebook

ノートの中身  それは
種をもたらす 花であり
種を宿した 果実であり
それらを包む 種である

fragrance-of-the-taisyo-romance-yumeji-takehisa

種だけが 垣根を超える
超えた先が 新しくなる

(変種)

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譜面は演奏しないとね

Posted on 20 11月 2016 by

黙読はしたことない 声をださずに読んでいるだけ
黙考もしたことない 声をださずに考えているだけ
つまり 二十四時間日常生活脳内ミュージカル状態

note-of-what-i-says

話し言葉をきちんと記録したいのなら五線譜がいい
口伝は リズム テンポ ハーモニーが大切だから
あらゆる符号を駆使 絶対音感ある人うらやましい

ボーカロイドメイコで 日記を書こうとしたけれど
気分と声とが ぴったりこないと のらないからね
譜面があれば 好みの声で 指揮者冥利の脳内演奏

the-world-is-a-one-story-house

書き留めたいのは 知識じゃなくて 気持ちだから
いつ どこにでも もっていけるモノ じゃなくて
いま ここでしか 巡りあえないコト なんだから

時を移ろいゆく音楽のように 寄せては返す感情を
天日干ししたり 塩漬けにしたり 煮詰めたりして
いつどこででも取り出せるようにしては いけない

譜面は変わらないけれど演奏は変わる 指揮者次第

                      (仕掛)

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むきだしとむきあって

Posted on 13 11月 2016 by

ノートの中でくらい 意地はったっていいじゃない
ノートの中でくらい 棚にあげたっていいじゃない
ノートの中でくらい 嘘で固めたっていいじゃない

make-bare

被りたかった帽子被って
着たかったコート纏って
持ちたかった鞄を提げて
会えなかった人に会おう

inferno-and-paradise

ノートの外では大事にしていた
正しさも誠実さも責任も理想も
ノートの中には持ち込まないで
むきだしの自分と対峙するんだ

cannot-exchange-time-and-the-money

ノートの外では生きたまま埋葬される感情ばかり
ノートの中でくらい 本当の自分なんて忘れよう
ノートの中でくらい 本当の自分になってみよう

                         (放流)

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とりあえず

Posted on 06 11月 2016 by

流れは単純で流れることも簡単だけれど
あまりにも多くのものが流れているので
それらがてんでに浮きつ沈みつするので
息をするのさえ難しいくらい

the-life-game

泳ぎ疲れて川から上がり夕陽にきらめく
目の前の流れをゆっくり眺めた幻をみる
川面を流れた今日という心象風景の一日
掬いとるように書き写す夕べ

a-lens

終わったことを振り返っている身振りで
安全地帯にいるつもりだったのだけれど
終わることなんてない渦中にずっといて
岸辺なんて見当たらなかった

the-city-is-a-factory

とりあえず ノートに漂着して 暖を取る
                            (暴流)

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こわす

Posted on 30 10月 2016 by

捨てたって なくならないから
なんだか分からなくなるくらい
壊してしまおう

the-dismantling-is-liberation

作るのは困難 壊すのは簡単
そういうモノは放っておいて
作るのは簡単 壊すのは困難
そういうモノを壊していこう

何かに気づいて書き付ける
気づきは何かを壊した証拠
そうして何かを築いた証拠
ああ また壊さなきゃ……

                   (シバ)

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獏園(借)

Posted on 23 10月 2016 by

他人の夢を移植するノートで栽培するの
夢は混ぜるものだからいろんなのを埋めて
逃げ出さないように蓋をして石で重しするの
青々とした草原になって風がふくと波のように
食欲をそそる香りなんか辺り一面に広がるからね

tapir-eat-dreams

夢は絡まりあって現実になろうとするから気をつけて
夢は夢のままにしておかないと固くて筋張って胃もたれ
よい夢はよい現実から収穫される夢のためによい現実って
そこに暮らす人達にとってはよくない現実のこともある
良い夢が収穫できさえすれば獏園はいつものどかなの

ball-jointd-doll

長い鼻大きな耳と力持ちの体をした象が横切る時
すこしだけ後ろめたい気分になるから下を向く
象は確かな足取りで多くのノートを運んでく
私は鼻も短くて耳も小さいし力もないから
ノートの上に繁茂した夢を喰んでいるの
                                               (渋澤)

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アテレコ

Posted on 16 10月 2016 by

心奪われた物事のために
懸命に言葉を探しあてる
そういう風に生きている

言いあてられたら嬉しい
立派な額に入ったみたい
また違って見えたりする

sewing-bird

漠然とした物事のことを
漠然としてると書くけど

漠然という言葉の意味は
ちっとも漠然としてない

tnbmeeting-in-osaka

言葉をあてるなんてこと
本当にできるのだろうか

言葉なんて余分なのかな
でも伝えたいコトがある

うつりゆくよしなしごとを
そこはかとなくかきつくれば
あやしうこそものぐるおしけれ

                    (徒然)

 
					

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十二文字

Posted on 09 10月 2016 by

この文は十二文字である
有名なパラドクスだって
誰が気にするっていうの
十二文字かどうかなんて

これが別の文を指すなら
パラドクスにはならない
ノートの外の十二文字が
伝えたかったことを探す
a-crystal

この文は十二文字ではない

paradox

ノートに書くのはヒント
答えはノートの外にある
ノートの外にあるヒント
答えはノートの中にある

         (十一)

 

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ねぐずりねこ

Posted on 02 10月 2016 by

しろいねこが ねぐずる

retro-is-outdated

世界を 見張ってるから
自分は 続いていくから
みんな 覚えているから

腰を叩いて 頭を撫でて

世界は続くから 大丈夫
自分は自分だから大丈夫
明日はくるから 大丈夫

しばらく言い聞かせてた

a-power-saw


ひざの上に ねこが眠る
そっと ノートを開いて
今日の感謝と連絡事項を
仔細漏らさず 書き残す

こないかもしれない明日
いないかもしれない自分
とどまることのない世界

                           (遺志)

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このところこころとことばのことばかり

Posted on 25 9月 2016 by

ことばはみんな約束だから
あまりしばられたくはない

the-caffe-for-everybody

浅くて狭くて窮屈で重たい
着膨れたことばを分解して
深くて広くてゆるくて軽い
ことばを幾重もつみかさね

word-has-no-face
ことばの綾にたよらないで
ことばの外が伝わるように

ことばは便利でなくていい
足りないからこそ愛おしい

                        (交感)

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ことばとのこと

Posted on 18 9月 2016 by

ことばの数 = 物事の数
ならばこの世に謎などない

ことばは{遅れる・先走る}
ことばには{顔・命}が無い

a-void-a-solid

ことばは 心をみつけてくれる
〈そのとき 心は硬くなる〉
ことばは 私を定めてくれる
〈それは 私じゃない私〉

cooped-up-feeling

ことばの 好きには させないぞ
ことば だからって いばるなよ

(依存)

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秋を越すルネ・マグリッド

Posted on 11 9月 2016 by

空が高くなるので密度が下がります
すると薄くなり透明度が上がります
気圧が下がって全体に膨らみますが
隙間も広がるのですぐ元に戻ります

体積は戻りますが中身は替わります
夏に抱え込んでいたものが噴出して
秋がゆっくりと行き来し始めました
私は透明に/希薄に/軽くなります

抵抗が減るため 速度が上昇します
細胞の空隙を 秋がかけめぐります
私と秋とを隔てる輪郭を失念すると
秋の中 私は漂ういびつな空洞です

a-capusule

けっして 空っぽなわけではなくて
隙間がたくさんあるのでその空隙に
染み入る秋の大気がとにかく細胞の
一つ一つを 透明にしてしまうので

あらゆる物事が 鮮明になる一方で
あらゆる物事との距離も顕わになり
そこに横たわる溝の 深さや高さに
恐ろしさ 寂しさ などを感じます

rene-magritte

やにわに ルネ・マグリッドなどの
夢の類似品を 抜き書きし始めます
透明な秋と 透明な私と 透明な夢
その境界で乱反射を起こす斜めの光

(充填)

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センサー

Posted on 04 9月 2016 by

たくさんの×と 少しの○を
たたきこまれ すりこまれ
するうちに

それは× それなら○ と
いつも 聞こえる声となり
いつしか

声ですら なくなった

Tortoise Cow and Fish

絶対のルールだった
はずの 
×と○ じつは
ローカルルールだった

育ててくれてありがとう
守ってくれてありがとう
あとはなんとか しますから

Censor

×と○とのへだてのない
世界の 異邦人となって
かたっぱしから かき出してやれ

ノートの上に タブーはない
感情のうず 世界のむきだし

(検閲)

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