スケジュール帳

Posted on 22 12月 2016 by

お久しぶりです、はにみおです。

歳をとると、何事も一瞬で過ぎてしまっていかんです、言い訳です。

 

仕事はともかく、プライベートではスケジュールなどちっとも埋まらない生活をしておりますのでここ数年はパスポートサイズの小さなスケジュール帳を使用しておりました。

今年も例に漏れず、無印週間の割引でB7マンスリーノートを購入していたわけなのですが、年の暮れも迫る最近になって突然私の目の前に一つのアイテムが登場いたしました。

デザイナー 外間隆史氏がデザインしたダイアリー、AGENDA 2017 です。

最近のカレンダーはさ、土日がくっ付いていてほしいから月曜始まりを使うことが多いじゃん?

予定なんてそうそうはいらないからマンスリーだけあればいいじゃん?

時にはトラベラーズノートのパスポートサイズと一緒に持って歩くから小さいほうがいいじゃん?

ダメでした。自分に言い訳しても欲しいものは欲しい。我慢の末の最終入荷という言葉でダメ押しされ購入してしまいました。

買ったからには使いましょう。

そうね、日記代わりにでもしてみようかしらん。

 

サイズはトラベラーズノートのスタンダードとほぼ同じ

べりっと開いてしまうのがもったいなくて、うまく写真が撮れません。

ええい!

 

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春は何色

Posted on 18 3月 2016 by

20140405-165637

 

誕生日が苦手だ。

いや違う、誕生日をお祝いされる事に慣れていない。
1月の6日という、北海道では完全に冬休みの真っ只中に生まれた僕は、母の誕生日が年末だったり、ひとりっ子だったりという嫌な条件が重なったせいで誕生日のお祝いは、母の誕生日と、クリスマスと、正月と、いつも一緒で、ついでに言うとお年玉までセットの中のオマケだった。

小さい頃は誕生会などと言うことをやった事が無いわけでは無いのだが、冬休み前から話を付けなければならず、半月も先もの話をするのが嫌だった思い出ばかり記憶している。

大人になっては流石に誕生日などと浮かれた事も無いと思っていたのだが、昨今の顧客サービスには誕生日クーポンなども少なく無く、しかし誕生日の前後1週間サービス(※ただし繁忙期は除く) となっていて航空券の割引きが非常に使いにくかったり、ボウリングが無料にならなかったりはよくある事だ。

恐らく。誕生日と言うのがイベントになっていないのだな、僕の中で。そう言えば友人の血液型や食べ物の好き嫌いは結構覚えているのだが誕生日になるとこれが全く覚えていない。多分僕は人の誕生日をお祝いするのも苦手だ。

「こんなにもどかしいの歳の差が、たった二ヶ月とはいえふたつになるなんてとても寂しいの。どうせならたった二ヶ月でも一緒の歳になれれば良かったのに」

冗談とも本気とも取れない君の言葉は悲しくって、だから僕は年齢が一つ追いついたお祝いをするために、プレゼントを選んだ。

色辞典。

二人で街を歩いていた時に新製品で出ていた色鉛筆。
中間色ばかりの色合い、そして全て和名の色名。

衝動買いするには少々高く、使い道も難しい色鉛筆の前で君が長い事試し書きをしていたのを知っていたから。

プレゼントした時の笑顔は長い時間を超えた今でも覚えている。

数少ない、誕生日にまつわるエピソード。そっと心の隅にしまってある小さなお話。

都会の大きな文房具屋さんで色辞典を見つけた。

僕がプレゼントにした第一集が好評で第二集、第三集が発売された事は知っていたけども、こんなに長く現役の製品として継続販売されるなんて正直思ってもいなかった。90色、バラで扱われているなんて事も驚いた。全然関係無いのに僕の想い出まで大事にされているような錯覚さえ覚えてしまう。なんて愛らしい色たちなんだろう。

今年は寒い日が多かったけど、それでも徐々に暖かくなってきて春が近づいてきている。

今年もやってくる、忘れない、3月18日。

おめでとう、そして幸せでありますように。

 

 

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受け継がれるもの

Posted on 25 2月 2016 by

quatro

僕が文房具が好きな理由は、間違いなく父の影響だ。

中学時代。

とある日、学校の美術の授業で使ったカラスグチという機器が面白くて家に帰ってから父に話したのがきっかけだった。父は、物置代わりにしている小さな部屋に僕を呼び、ダンボール製の衣装ケースのひとつを開けた。

「確か家にもあったはずだが…」

数分ごそごそとやった後ペンケースの様なものを取り出したら中から出てきたのが数本のカラスグチ。中にはコンパスになっているものまである。少々さびていて各種ネジの動きが悪いがまぁ使えそう。

「昔はみんなこれで製図をしてたもんだが、最近はペンが良くなったからか見なくなったな」

どうも父が若い頃に使っていたものらしい。

それよりも何だろう、この箱。

衣装ケースにはたくさんの文房具が詰まっている(主に製図関連だが)。箱を覗き込む僕に父が言ったのは、ふざけるのでなければ使っていいからな、と。

まず目に入ったのはハイユニの12本セット、これはFだったのでHBとBしか見たことがなった私には珍しかった。おまけで消しゴムまでついている。が、すでに勉学はシャープペンシルだったのでパス。
次に一辺が30cmもある三角定規のセット。これはメモリが全くないモデルのうえに大きすぎてパス。

すぐに宝物になったのはステッドラーの芯ホルダーとuni芯。なんと電動の芯削り器まであった。(丸研ぎと平研ぎが出来る!)

あとは、フールス紙で透かしの入った26穴ルーズリーフ。これは勉強で使うのはもったいなくて、気に入ったあれこれを書き込むのに使っていた。

そうやって少しずつ中学生らしからぬ文房具を触るたび、文具好きになって行く僕なのだった。

 

しばらくして高校入学時。
父が入学祝を買ってくれると言う。何が欲しいかと聞かれたときに言ったのは万年筆だった。
「中学入学時に親戚のおじさんがくれたボールペンとシャープのセットが格好いいので、アレの万年筆が欲しい」
父はおうおうと簡単な感じで引き受けてくれた。

しばらくして、手元に来たのはまさしく希望してた万年筆。PILOTのQUATRO。

今考えるとメーカーもブランドも細かく説明していないのによく田舎で探してきてくれたと思う。しかし高校生には万年筆は使う機会がなさすぎた。一本目のインクがなくなる前にはペンたてに刺しっ放しになったままに。その後大学に行き、就職し、何回も引っ越したけれどずーっとペンたてに入れたまま。使わないけれど、それでも不思議と無くさず過ごして来た。

ここ数年で仕事にも万年筆を使い始めた。

父からもらった万年筆もようやっと日の目を見て、最近は家でのメモ類に使っている。やっと年齢が追いついてきたと思う。

 

しかし机の周りを見るとずいぶんと文房具が多い。もうそろそろ僕も文具専用の衣装ケースを用意する頃に来ているのかな。

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雪の降る音

Posted on 30 1月 2016 by

空から大きな雪片が終わりを知らぬように降り注ぎ、人を、建物を、大地を覆い尽くす。
車のエンジン、子供のはしゃぐ声、遠くのサイレン、波音、そして人の生きてる気配までもが雪に閉じ込められて静寂に包まれる。
ふわふわと降り注ぐこの静寂こそがまさに雪の降る音…

「どうせ私はこの街に残るのだから」
今となってはあまり細かいことは覚えていないけれど、それは確か、雪がたくさん降るロマンチックな街の話だったか、あるいは雪の降る音の話をしていた時だったと思う。
僕が育った中でほんの数年ばかり住んでいた、少し遠くの街、しんしんと降る雪の音の話。
けれども僕は大きな失敗をしたらしい。
彼女はありったけの不機嫌な顔で立ち止まっていた。
「あなたは春には卒業してどこかへ行ってしまうけれど、私は一人で、この街に、雪の降らないこの街に残るのだから」
大げさだ、と僕は思った。あるいは声に出したかもしれない。
別に君はこの街にとらわれてはいない。
たった一年と少しの間、待つことが出来れば、同じ街に住む事だって、ロマンチックなその街に一緒に遊びに行く事だって出来るというのに。

冷え切った車のボンネットに黒い布を置く。
布の上に雪が乗ったらよく観察して、きれいな結晶をファインダーに入れる。
ピントは最近距離で固定し自分が前後に動いて調整。
鼻息があたるとレンズが曇り、結晶は溶けるので、息を止めてシャッターを押す。
時間がたつと結晶が崩れてくるので新しい雪を探す。
雪が積もったらいったん布を払い、同じ事を繰り返す。
氷点下の山中、単調な動作でシャッターの音だけを聞いていると心の騒がしい部分まで雪に閉ざされて、いつもは隠れている小さな部分がふと見える。
風が強くなってきて撮影を止める頃、僕は昔々の想い出とシャッター音と共に雪に封じ込まれる直前だった。

北の大地のロマンチックな街の、その近くに彼女が住んでいるらいしいと風の噂で聞いた。
結局その街に一緒に行くことは叶わなかったけれど、雪の降る音、彼女は聞いたかな。

snow

 

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