Archive | Think

意味のある偶然?

Posted on 25 9月 2016 by

実は私、予知能力があるんです!

…なんて言えたらカッコイイんですが
残念ながら凡人の私にはそんな特別な能力は備わってないようで。

でも昔からごくたまーに既視感というのかデジャヴュというのか
「あー、ずっと前に夢でみたな」という状況に出くわすことがありまして。

夢で見るのは
友達との何気ない会話だったり
ただ道を歩いている風景だったり

時間にすると数秒間

日常風景すぎて朝起きた時には覚えてないですし

実際にその状況にならないと気づかない

夢でみた数秒間が過ぎたあと
今の状況、デジャヴュだったなと思うだけ

なにか起こるわけでもないので気にせず生きてきたのに。

なのにまたデジャヴュが起こりまして。

あ、このシーン夢でみたなと思っていたところ
一緒にいた人から「あ!これデジャヴュ!」と言われたのです。

初対面の人とフラッと入ったお店で
そんなこと起こる?!?!

まず私の周りに「デジャヴュ!」と声に出して言う人がいなかったので
そこに驚き。

初めて会う人と同じ状況でデジャヴュしていたことが一番の驚き。

調べてみたら
シンクロニシティという体験に近いような。

“意味のある偶然の一致”

私が
その場所に行くことも
その人に会うことも
そのお店に入ることも

意味のある偶然…?

うーん…?

人と一致することなんて今までなかったのに

今までは私が言わなかっただけで
言っていたら「私も!」ってなっていたのかな?

image

無事にインクも手に入れ、お気に入り万年筆が復活したので
これで夢日記でもつけようかな

Comments (0)

【ノートブックがない旅なんてVol.54】脳内の風通しをよくする数独とフリクション

Posted on 20 9月 2016 by

2016年も残り100日あまり。
気が早いとは分かっているが、2016年マイブーム大賞はもう決まっている。

数独。
SUDOKU。
今更なぜと思われようと、「数独」なのである。

珍しく買った雑誌の読者プレゼントクイズに載っていた数独を、これまた珍しく解いてみたのが、運の尽きだった。ご親切に解法のヒントが書いてあったとはいえ、思いのほかあっさりと解けてしまった。

「もっと解きたい」魔の誘惑がやってきた。
抗うこともなく、誘惑に負けた。
数独問題を初めてクリアしてすぐさま、問題集を買ってしまった。

手持ちのプレスマンとクリックイレーザーとともに、初級から上級まで全132問。
2ヶ月後、全問クリアした。さすがに途中で飽きるだろうと思いながら始めたのに、全問クリアした。

saori_160920-01



再び、誘惑に負けた。
さらに数独問題集を買った。
初級編をすっとばして、中級編と上級編やってやろうじゃないの!!

saori_160920-02

レベルアップした問題に立ち向かう筆記具として、シャープペンと消しゴムはもう役不足になっていた。新たな筆記具は、フリクションボールスリム038 スカイブルーにした。3年振りにフリクションを手にした理由が数独になるとは、どの私が予想していたことだろう。

私の場合、中級以上になるとマス目に入れる数字を一発で決められない。マス目に数字を仮置きして解き進めるので、「書いては消し、消しては書く」ことを繰り返してしまう。シャープペンと消しゴムを持ち替える時間も、消しカスを払う時間も、惜しい。フリクションに替えれば、数独をはやく解くためには無駄になる時間を減らせる。今更なに言ってるのかと思われようと、フリクションのありがたさをしみじみ感じるのであった。

予想外なくらいに数独にのめりこんでいるのは、数字がカチッとはまる瞬間がものすごく爽快だからだと思う。
中級以上になると、解き始めて3分くらいで解く手が止まってしまう。そこからマス目全体を見渡したり、消去法で数字を絞り込んだりするうちに、あるマスの数字が決まる。1箇所の数字が決まると、次から次へと他のマス目に入る数字が決まることがある。一気に数字が決まると、マス目に数字を書き込む手がリズミカルに動きだし、集中力がもう1段階あがって無心状態になるのだ。

脳内の風通しが、すうっとよくなる。この感覚を一度味わったら、もう数独はやめられない。騙されたと思って、この秋から数独はじめてみては?筆記具はフリクションスリム038推奨。

————————————————————————————————————
【ノートブックがない旅なんて】は毎月20日に更新。
いま使っているフリクションのインクがなくなるまでは、数独にのめり込むはず。
————————————————————————————————————

Comments (0)

Tags: , ,

「そのノートブックは世界中でたった一冊なんです」〜あなたのトラベラーズノートを見せてくださいの会をします【締め切りました】

Posted on 18 9月 2016 by

月13日に、若松英輔氏と吉村萬壱氏のトークイベントに行ってきました。
二冊同時に刊行された『生きていくうえで、かけがえのないこと』
(同じタイトルで、同じ二十五のモチーフを取り上げたエッセイ集です。
二人で! 同じタイトルとモチーフで!! 別々の本!! ナニそのせら得!!)
ひとつかふたつ、モチーフを選んでレビュー書こうと思います。

おふたりのトークも本当に面白かったです。
書くということ。何をどう書くか、ではなくて、書くとは何か、を考えてみる。などなど。
あと、すごく印象に残ったのが

『コトバが飢饉になった時に備えて、困らない程度のコトバは、自分で紡いでおく。自分に必要なコトバは、自分で書かなければらない』

蓄えておく、のではなく『自分で紡ぐ、書く』んだそうです。
Notebookersとしては、なんとも励まされる、力強い言葉だなあ。
Continue Reading

Comments (1)

1日1ページの呪縛から逃れるための自由への疾走

Posted on 12 9月 2016 by

9月に入ってもまだまだ残暑が厳しい今日この頃ですが、みなさん、アイス食べてますか?アイスは食べても食べられるな!アイス大好きNotebookersのなかしぃさんですよ。知ってました?カマンベールチーズにはカビが生えてるんですって、奥様。

というわけで、9月になれば来年の手帳が並びはじめる季節です。「手帳をとっかえひっかえする女は男もとっかえひっかえする」という名言もあるように、いろんな手帳がリニューアルされたり新しいのが登場したりで目移りしそうですよね。そういう筆者は仕事用の手帳はあいも変わらずほぼ日オリジナルの中身だけ買ってカバーは2013年に買ったブロックチェックを使い続けています。お気に入りのカバーを何年も使い続けていると愛着が湧いてきますし、もう相棒って感じです。img_20140402_170216

で、デキるビジネスマン、なかしぃ卿の毎日はやることがいっぱいなのでウィークリーの手帳ではなく1日1ページの手帳が使いやすいのです。そう、今回は仕事もプライベートも充実させる1日1ページ手帳の使い方講座!!ではありません。

仕事の手帳とは別にわたくし、以前は1日1ページ絵日記を付けておりました。しかも1年と10ヶ月も欠かさずに。だーがしかしだがしかし、ある理由で突然止めてしまったのでした。その当時描いていた手帳はタワレコ手帳で、紙がトモエリバーでほぼ日以外唯一の1日1ページ仕様で、しかもほぼ日よりも安かったのです。もしほぼ日手帳を使ってたら今頃公式ガイドブックで紹介されてたかもしれないです。そう思うと惜しいことをしたなと痛感するわけですが、後の祭りです。

で、当時はこんな感じで描いてましたよ。

img_20150223_0002

これは広島に旅行に行ったときのページですが、毎日こんなスペシャルな体験なんて出来ないわけで、働いている平日に何を描くかで継続できるかどうかの分かれ道です。

筆者が何にも特別なことがない平日に描いてたのは、その日ニュースになったことや突然思い出した昔流行ったアニメやドラマ、音楽などや興味を持ったことなどでした。それでも毎日続けるのは難しく、何にもネタがないときはwikipediaのおまかせ表示をクリックして興味を持ったものを描いたりしてました。

例えばこんな感じ

img_20140706_083135img_20140621_083644img_20140404_233233

こんな感じで最初の1年目は12月31日に最後のページを描き終えたときには達成感がありました。そして次の年も頑張ろう!と思ってたんですけど10月から段々しんどくなってきたんですよね。描くネタがない。ないわけではないが自分の好奇心のアンテナの感度が鈍くなったのか、1日1ページをノルマとしてしまって苦痛に感じて手帳の前で何を描こうか迷う日々が続いたんですよね。そして段々白紙のページが増えてくるとリカバーしようという気力がなくなっていきました。1日くらい描かなくたって次の日に2日分描けてた頃はまだましやったんですけど、絵日記のみならず絵を描くことから遠ざかってしまい、結局今年はぜんぜん描いてないです。一部のフォロワーさんからはカルト的な人気があったんですけどねぇ・・・(自分で言うか?これぞまさに自画自賛!)

で、最近シーラカンスに興味を持って久々にボールペン画を描いてみたら、絵って楽しいんやっていう気持ちが蘇ってきてもう一度描いてみようかなという気が起こりました。でも、もう一度1日1ページを描くだけの気力がもてるか、またプレッシャーに負けてしまうのではないか、そうなったら元も子もないのである賭けに出ました。描くにあたって重視したのが慣れ親しんだトモエリバーであること、毎日ではなく1週間1ページならゆるく続けられるのではないか、ということでほぼ日weeksに白羽の矢が立ちました。毎日描くだけのネタがなくても、1週間に2~3個くらい描ければということと、ページが大きすぎないということが続けられそうだなという気がして先週ロフトでほぼ日weeks買ってきました。

img_20160909_223752

来年まで待つとやらなくなる可能性が高いので、後半のフリーのページを使って慣らし運転をしていき、12月からはスケジュールのページに本格始動しようかなと計画中です。インスタグラムにあげるかNotebookersにアップするかどうなるか分かりませんが、期待せずに待っててください。

 

Comments (0)

テープのりと私の体

Posted on 11 9月 2016 by

A:もし君が,どこか文房具の手に入りにくい土地に,一時的に行くとして,何を持っていくのがいいと思う?

B:うーん,そうだなぁ.現地で手に入りにくいものだよなぁ.

A:そうだよねぇ.じゃぁ,それをどうやって知ればいいのかなぁ?

B:その国の人に聞いてみるのがいいかもしれないね.あるいは,行ったことがある人とか?

A:それもいいよねぇ.

B:あるいは,その国のネット通販上で売られているものを見たらいいんじゃないかな.それ以外のものは,基本買えないって考えるのは?

A:最近はそういうことも出来るようになったね!でも…

B:でも?

A:第一は,何が必要なのかを見極めること.そして,できるだけそれを少なくすること.そうすれば,持っていくものもわかるから.

B:必要なものの選定.ものと向き合うこと.

A:そのとおり!それが出来ないと,どういうことになるかわかる?

B:大切なものと,その一時の間,お別れしてしまうことになるね.

A:それはとても悲しいことだよ.特に,自分が使い慣れたものの場合はね.

B:そういうものってあった?

A:テープのりだね.

B:テープのり!盲点だったね.

A:持ってきたんだけど,途中でなくなっちゃったんだ.

B:探した?

A:もちろん.でも,残念ながらあまりメジャーではないみたいだね.

B:なるほどね.もし,行く前に気づいていたら,たくさん持って行っただろうね.

A:そうだね.特別重いものでもないし,それになにより,僕はスティックのりでさえも好きじゃないんだよ.

B:テープのりの好きなところは?

A:まず,手がベタベタにならないことだね.穏やかな技術っていうのかな?

B:自分の手に寄り添って,邪魔にならない,貼ることに集中して,邪魔されない,そういうこと?

A:そうだね.貼るっていう行為にはいろいろな方法があるけど,だいたいの道具が接着性のために,そこに目が行きがちというか,邪魔されちゃうんだよね.

B:確かにテープのりはそうじゃないよね.

A:そう.あたかも自分の手がノリを貼ってるみたいな感じがするじゃない?自分の体の延長線上の道具って言ってもいいかもね.でも,普段は道具として意識化しないから,逆に遠隔地に行くときなんかは忘れちゃうのかもね.

B:そうかも.じゃあ,1:まずは気持ちよく使えるものを探す,2:普段から振り返って必要な物を精査しておく,3:リスト化しておく,みたいにすれば,ものも多くならずに済むのかな.

A:そう言えるかもね.リスト化の手間によって,持ち物を減らすことも出来るだろうしね.写真をとっておく,ってのもいいかもね.あるいは,リスト化しないと忘れちゃう時点で,ものが多すぎるのかもしれないよ.

Comments (0)

夏の終わり

Posted on 23 8月 2016 by

IMG_6218

 

 

当地では明後日から新学期。夏休みは短いけれど、その分冬休みが長い。

息子は毎日、近所の児童クラブへ行って宿題をやっていたのだけど、ふたを開けてみたらなんとなんと。

辟易を通り越して卒倒しそうな惨憺たる結果。全然宿題が終わってない。

あんた、何しに行って何してきたわけ?との問いに、いやー今日は○○ページやってきたよって、あれ、ページ書いてきただけだったという。。。ラジオ体操も見事に一回も行かなかったし。どーなってんだ。

そんな夏休みも終わり。

 

IMG_6228

 

児童クラブに持参しているお弁当も、明日で終わり。

息子の夏休みが終わると、ああ、夏もほんとに終わりだなって思う。お昼はさすがにエアコン様の恩恵を受けているけれど、夜は窓を開けていたら寝冷えするくらい。

お彼岸のあたりになるとすっかり肌掛け布団の虜。今年の秋はどれくらい楽しめるかな~。

 

 

Comments (0)

夏の終わりの夜長には古典文学に親しもうではないか!

Posted on 22 8月 2016 by

オリンピックに興奮冷めやらないなか、いかがお過ごしでしょうか?ぺらリンピックなら「投げ槍」日本代表になれるくらいやる気のないなかしぃです。

さて、夏も終わりに近づきましたが最近筆者は日本の古典文学にはまってます。以前から自称「歌人」を名乗っていましたが、ちゃんと和歌を学んだことはなく、「万葉集」「古今和歌集」「新古今和歌集」「百人一首」などを一から学び直そうと思いました。だがしかし、いまさら勉強しなおすにはハードルが高すぎるっていう感じぃ?高校のときちゃんと勉強してこなかった報いが今きてます。いまさら専門書を読んだり原文にアプローチするのも無理です。

というわけでとりあえずさわりをさらっと流して分かった気になる方法を模索した結果、ある本と出会いました。それは、

角川ソフィア文庫、ビギナーズクラシックシリーズ

です。

とりあえず百人一首と伊勢物語を買いまして、今読んでる最中です。最後まで読んでないのに記事を書こうというこの薄っぺらい心意気、凄いじゃありませんか?

というわけで、肝心の中身なんですが、ビギナーズクラシックと謳うだけあって、初心者向けです。だがしかし、初心者向けと侮るなかれ!古典を読んだこともない人向けに原文と分かりやすい現代語訳が載っているのは当たり前、その他にも作品の背景や語釈なども分かりやすく、図版やコラムなども充実して飽きさせないようになっています。ただ、ビギナーズと謳うだけあって全部を掲載しているわけではなくエッセンスだけ抽出して解説し、後は全体像が分かるようにあらすじを載せてます。源氏物語なんて五十四帖全巻読破するなんて研究者以外ではなかなかいないですよ、それを1冊で分かるように出来ています。

アマゾンのレビューでもかなりいい評価をいただいていますが、デメリットをあえてひとつ挙げると「物足りない」ということらしいです。まぁ、一部抜粋ですからこれをきっかけにちゃんと読んでください、っていうところも初心者向けなんじゃないですかね。

で、古典って受験勉強でしか触れたことがないから難しそうだと思っているあなた、それは大間違いですよ!源氏物語なんて愛欲渦巻くハーレクインロマンス真っ青の日本最古の恋愛小説ですし、枕草子なんて平安時代の人気ブロガーですよ、こんな適当な内容で!他にも伊勢物語なんて男の美学満載ですし、土佐日記にいたっては紀行エッセイのさきがけです。他にも今昔物語集なんて何でもありの面白エピソード満載の短編集ですし、他にも色々面白い内容の古典文学が盛り沢山です。現代のあざといストーリー展開の小説なんかよりぶっ飛んだ発想の内容が1000年以上も前に書かれていたなんてすごいじゃありませんか?

そんな文学遺産を1冊ちょっとの時間で読み切っただけで分かった気になるなんてなんてぺらい、もとい、素晴しいシリーズではありませんか。このシリーズに匹敵するのはマンガで読む名作シリーズくらいしか思いあたりません。

IMG_20130616_163918

受験生のNotebookersの皆さまにもお勧めですよ、無機質な受験勉強の対象だったものが一気に人間味のある世界が広がります。昔の人も同じことに興味を持ったり考えたり悩んだんだなぁということが分かり、頭に残りやすくなります。

さぁ、古典の海に飛び込んでみようではありませんかっ!

Comments (0)

Tags: , ,

日本手帖の会 東海支部第6回オフ会『オリジナルノートを作ろう』へ参加してきました。

Posted on 20 8月 2016 by

日、アボカドを食べたいなーと思い、スーパーに行きまして。
サイズはやや小さめでしたが、ちょうどいい熟れ具合のアボカドがありました。
今日、すぐ食べるんだから、これにしようと買って帰りました。
切ってみたら、なんと。種がウメボシの種よりやや大きい、くらいで。
みっしりたくさんいただけました。アボカド版逆舌切り雀(わかりにくい)。
冷やした蕎麦に、トマトとアボカドを載せて、めんつゆとわさびでいただきました。おいしかったです。

えー、アボカドレシピの記事ではありません。
7月30日(土)ちょっと前ですが。
日本手帖の会 東海支部第6回オフ会『オリジナルノートを作ろう』へ参加してきました。
やー、楽しかったー! やっぱりモノ作りはいいですねー♪ 楽しい!
Continue Reading

Comments (2)

旅先のToday’s TRAVELER’S notebook/2016夏・群馬新潟福島編

Posted on 18 8月 2016 by

ちょっくら、旅してきました。
バックパックを背負い、高低差に翻弄されながらも群馬・新潟・福島へ。

初めて青春18きっぷを使って、
高崎〜沼田〜土合〜塩沢・六日町〜只見〜会津若松〜郡山の周遊旅。
saori_160818-08

ポケット時刻表が示す時間指定と、行きたい場所リストとのささやかな葛藤に
この旅イチバンの盛り上がりが旅計画タイムになるのでは……という懸念もなんのその。
現実は軽々と、計画を乗り越えてくれました。
鉄旅は、好奇心の間口をググッと拡げてくれますね。

降り立つ場所で、ことごとく高低差洗礼を受けたのは何故かしら。
猛暑と高低差の掛け合わせは、現在進行形では酷としか言いようがありません。
写真で振り返ると、酷がキレイさっぱり昇華されてしまうのですが。

ノートに記録する手段は、書くことだけではない。
「旅先のToday’s TRAVELER’S notebook」として写真におさめる方法だって
私にとっては、旅の記録になるのです。

みなさまにも、少しばかり群馬新潟福島の空気をおすそわけ。

上越線の始発・高崎駅。
saori_160818-01

大河ドラマ『真田丸』で話題の沼田に行ってきました。おしどり夫婦への割り込み御免。
沼田城址公園近くの喫茶店「針葉樹」で流れる音楽が心地よく、時間が穏やかに進んでいた。
saori_160818-02

河岸段丘の街・沼田の高低差洗礼は想像以上だった。
沼田駅から市街地まで徒歩約15分、高低差70mはなかなか応える。
沼田女子高校製作の沼田MAPには、「片道歩くだけでバナナ1本分くらいのカロリーを消費できます。ぜひ1度歩いてみてください」と書いてあったので、ご参考までに。
saori_160818-03

続けざまの高低差洗礼は、日本一のモグラ駅といわれる土合(どあい)駅。
電車を降りていざ改札へと思いきや、この階段が待ち受けるわけですよ。
真夏のAM8:45だというのに暗く、冷やり。ここから出るには、階段を登るしかない。
saori_160818-04

登ること486段、地上の光がなんと眩しいことか。
saori_160818-05

17:10発 只見行き最終電車。
saori_160818-06

会津川口駅のホームは、只見川ほとりにある。
六日町でお話しした酒屋の奥さんが「只見線いいよ〜。修学旅行の時に乗って本当景色がよくて」と言っていたけれど、まさに。
トンネルを抜けて一面に広がる只見川は、この旅のベスト車窓だった。見とれて写真撮れてないけど。
saori_160818-07

追伸:
投げトラ、おかげさまで1周年。
ナツタビ2016でも、いい投げトラ撮れました(自己満足)
saori_160818-09

Comments (0)

ミラノよりノートをつめて(あるいは,クレーマー・クレーマー(2))

Posted on 16 8月 2016 by

EOS 50D_IMG_8504_2016_08_07-02

以前,モレスキンについているクオリティーコントロールステッカーについて,記事を書かせていただいた.

興味のある人がいるかどうかはわからないんだけど,その続き.

 

さて,モレスキンのクオリティーコントロールステッカーが,2つの部分にわけられていおり,その下部の模様部分を,なんのために使うのか,それがとても気になったので,こうなったらモレスキンのカスタマーケアセンターから聞いてみようと思ったのである.

 

回答,次の日に返ってきていました.

 

回答は,以下のとおり.

1.モレスキンのコントロールステッカーには,2つの役目がある.

2.一つは,コントロールステッカーのシリアル番号を無くさないように大きくする役目,もう一つは,デコレーションのため,である.

…と言っても,やっぱりどうやってデコれば良いのかはわからない.でもまあそんなものか,と思ってしまい,それ以上は詳しく聞かないことにする.

 

デコレーションとはなんだろう.と,想いをはせるうちに,なるほど,それは各々に委ねられているということに気づく.

その模様からなにを想像するのかは,あなた次第です,とでも言われているようである.

 

それから,もう一点.調べていて気づいた,「実は今使っていたノートが欠陥品だった」件だが,先日,代替品が送られてきていた.

なるほど,買ったものと全く同じノートが,イタリアのミラノから,送られていた.

たぶんエアメールかしら?一ヶ月ぐらいかかっていて,送る送る詐欺かと思い,ちょっと不安になっていた頃でした.

 

ミラノよりノートをつめて.

欠陥品を掴まされたとしても,少しだけ世界は確実に広がる.そんな気がする.

Comments (0)

Tags: , ,

ノートとフライパンと:Notebookersお題141

Posted on 03 8月 2016 by

EOS 50D_IMG_6918_2016_06_12-cj

【Notebookersお題141:ナベもしくはフライパンについて2000文字以上で語ってみてください】

僕が「ノートとフライパンを尊敬している」と言ったら,あなたは僕を変人だと言うだろうか.

僕の好きな本の一つに,ジョン・ブロックマンの編著『2000年間で最大の発明は何か』がある.これは,ブロックマン氏が,様々な人に『2000年間で最大の発明は何か』と問うて,その返事をまとめたいわゆるミレニアム本である.

「メガネ」なんていう答えにはハッとさせられるし,「電気」とかいう人にはふんふんと同意する.「遺伝子」なんて話もあったかな.あるいは,「椅子」とかいう中には2000年間に含まれないものも多少ある.まぁでもそれはお約束というか,そのへんは楽しんで読めればいいよなぁという感じで,あまり気にしないでください.

僕がお題を見た時に,すぐこのことを思い出したのは,「フライパン」は有史2000年のなかで,最大の発明とまではいかないけど,たぶん50位ぐらいにははいっても良いんじゃないかなぁと思ったからだ.

昔,オレンジのフライパンを,一人暮らしを始めた僕に母がくれた時のことを,今でも覚えている.テフロン加工がしてあって,軽い,深めで大きめのフライパンだ.「やすいフライパンやけど,いろいろ使えるからなぁ」と母は言った.

最初,そのことの意味が僕にはよくわからなかったけれど,一人暮らしをするうちに,徐々に母の言葉の意味がわかってきた.簡単言うと,僕らはフライパンが1枚あれば,実にいろいろなものが作れるのだ.

少し深みのあるフライパンがあればいい.例えば,パンケーキ.スパゲティー.カレー.お好み焼き.煮物.茄子のおひたし.鯛の煮付け.おでん.鍋.卵焼き.ラザニア.リゾット.特に見た目にこだわらなければ,そしてあなたが舌貧乏であれば,基本的になんでもフライパンで作ることが出来る.あるいは,フライパンで作れないものは,作らなくなる,というべきか.

そのように考えると,いろんなものが実は不必要であることがわかってくる.

例えば,トースター.フライパンをちょっと熱して,両面を焼けば,カリカリでおいしいトーストをいただくことが出来る.あるいは,卵焼き器.練習すれば,ある程度のものは出来るようになってくる.パスタを茹でる.きちんと一杯一杯までお湯を入れれば,わりとなんとかなる.ホットサンドイッチメーカー.ギュッと押さえつけて,両面を焼けばいい.小さい鍋,大きい鍋,ゆでたまごを茹でるぐらいにしか使わない鍋…キッチンには,実にものが溢れいている

でもよく考えれば,だいたいのものはフライパンで大丈夫なのだ.高度に専門化されたものより,適当にでもいろいろと作れるモノのほうが,愛着も湧くし,使い勝手も良い.汎用性が高いのである.

ノートの周辺もそうだ.巷にはいろいろなものが溢れている.例えば,無限に保存でき,同期できる携帯電話のメモアプリ.あるいは,何万冊と電子書籍を読める端末.書いて,間違えたらすぐに消せるペン.ノートの周辺にも,専門化されたものがある.

だが,そんな中に身を置いていると,ふとそのモノたちに振り回されている自分がいることに気付かされる.この時はこれ,あの時はあれ,その時はそれ,という風に,使い分けをするがゆえに,遠回りをしてしまっている.しかし,その高度に洗練,専門化されているものを使っていないと,時代に置いて行かれた浅はかで矮小な存在であるように感じてしまう.これは厄介だ.高度に専門化された便利なものを使いこなせることが,ある種のステータスなのだと,勘違いしているのである.

しかし,フライパンを考えて見ると,どうだろう.フライパン一枚で,いろんな料理を作れるほうが,かっこいいはずなのだ.そう思うでしょう?では,ノートブックと一色のボールペンでいろいろと出来る方が,かっこいいはずなのだ.そうですね?だから,だんだんと,ノートと,1色のボールペンさえあれば仕事ができる,ということが羨ましくなってきませんか.実はそれも洗練された一つの形なのだと気づく.

ああ,ノートの汎用性の高さ.ノートは,相談相手.対戦表.レーススケジュール.スケジュール管理帳.プリクラブック.物語が綴られる場所.小説.チーズとワインの記録.映画の感想.夢.トラベルログ.日記.レターセット.育児日記.出納帳.愚痴.地図.さくっと図を書ける場所.議事録.つぶやき.アルバム.詩の紡がれる場所.ポートフォリオ.トイレットペーパー.レシート入れ.盾.矛.チケットホルダー.落書き帳.キャンバス.スケッチブック.ジャーナル.研究所.言い間違え.ボードゲーム.インクの試し書き.思い出.私.その他いろいろ.無限大.

携帯電話でしか出来無いと思っていることが,少しの努力でノートでもできるようになるかもしれない.携帯電話で出来ないことが,ノートで出来るかもしれない.私はまだ,気づいていないだけかもしれない.

少し変と思われるかもしれない.けれど,やはり私はノートも,フライパンも,大好きだ.その汎用性の高さに,惚れ込んでしまう.できれば最初に発明した人たちを,お食事にでも誘って,ビールでもごちそうしたいぐらいに.それぐらい,これまでこの2つが生まれて,生き残ってきてくれたことに,感謝する.誰になんと言われようと,僕はノートとフライパンを尊敬せざるを得ないのだ. (2224字)

Comments (2)

Tags: ,

天使が見てくれる絵〜5月22日 講演会『内村鑑三と『代表的日本人』に行ってきました

Posted on 02 8月 2016 by

日、ドナル ライアン著 岩城義人訳『軋る心』を読みまして。
やー、良かった…! ほんっとーに良かった!
アイルランドの、ちょっと田舎の方で二十一人の登場人物が独白を連ねる、それだけの物語なんですが。
いやー、もう、ほんっっっとーに素晴らしい!
じ、事件は(一応は)起こるのですが、その事件そのものよりも、人物たちの視線、そのすれ違い、同じものを見ているはずなのに、全く違うものとして捉えている、素晴らしい!
主人公ボビーが「自分は自分をこういう人間だと思っている」視線、そして他の登場人物たち、ボビーの友人、同僚、妻、父親は「ボビーはこういうヤツだ」と思っている視線、そのわずかな(そして、大きな)すれ違いとひずみが(主人公に限らず、二十一人の登場人物ほとんど、その視線のすれ違いが描かれています)、丁寧に積み上げられていまして。やー、アレだ、ケルトの渦巻きだ、と思いました。お互いを取り込んで、巻き込んで増殖して、それでもミにはならず、ただ負の部分だけがふくれあがり、それでも美しい、そういうケルトの渦巻き。

□■□■□■□■□■□■□■□■□■

Continue Reading

Comments (2)

何処まで行くのかな

Posted on 31 7月 2016 by

わたしの撮る写真の種類は3つ。

1つめは写真のために撮る写真。
2つめは記録のために撮る写真。
3つめはただ見たものが撮れてた写真。

3つめの写真は生々しい。
何となく自分の内側が見えてしまってる気がして、あまり表に出すこともない。

 
三原, 広島
子どもの頃、「旅に出るか」と父に言われて、いやだいやだと泣いたことがある。「旅」とは、戻るところのなく流離うこと、だと思ってた。「旅行」は行って戻る場所のあるもの。

三原, 広島

三原, 広島

 
鎌倉, 神奈川
湘南サイダー。鳶の舞う海辺の町。暑い夏の一日。

鎌倉

鎌倉

その後で行った逗子だか葉山あたりの、住宅街から海に出る手前の路地の角。石垣と、足元は砂がちの道に家の影だか水だかで白と黒のコントラストが出来てる。断片の記憶。気分だか機嫌だかが悪くて足元ばっかり気にして歩いてて、砂の熱さとか、空気そのものも熱くてまぶしくて目眩がするとか、そんなのしか覚えてない。写真もない。

 
神代植物園, 東京
薔薇園の薔薇は、全部美しい実になってた。ひとつひとつ、名札と合わせて撮っていった。うちに帰って見てみたら、どの写真がどの薔薇の実なのか判らなくなってた。

神代植物園

神代植物園

 
或る天満宮, 東京都下
ひとつの場所に紐付いて、いくつかの記憶がある。それほど強い感情ではないんだけど何となく、整理もせず、ただハードディスクに放り込んでおいてるだけの写真…最近は「まあいっか」みたいな気分になってきた。

東京

東京

東京

東京

 
上海, 中国
石の建物。石の床。ガタガタに緩んだ石畳の歩道をハイヒールを履いて歩く女性たち。バラバラ分解しそうな勢いで飛ばすタクシー。屋台で買った朝食と、ボトルに入れたお茶を持って通勤する人達が行き交う朝。ホテルのドアの外、ホテルの窓の下から聞こえる人々の怒鳴るような喋り声。びくりともしない石の床。

上海

 
京都
お寺の食堂でカレーとわらび餅を食べた後、駅まで東山をてくてくてくてく歩いた。
場所は違うけど同じ、懐かしい造りの家。暗くて細い土間の先に見えるきらきら緑に光る庭を覗いて、小さいころ通ってた小児科のレントゲン室になってた庭の奥の離れとか、「僕にくっついてないとダメだよ」と言われてたのにはぐれて迷子になってしまった幼稚園のお友達の研ぎ屋さんちの家を思い出す。

京都

京都

京都

京都

 
ソウル, 韓国
蜘蛛の巣のように電線が張り巡らされた街。東京と似てる。

ソウル

 
或る町, 東京都下
未来の記憶に触れる感触。

東京

東京

 
小樽, 北海道
空港から小樽に行く途中、通過した札幌駅の景色を不思議に思いながら、探しものをしながら歩く。スーツケースをごろごろ押しながら歩いてると I put a spell on you が頭の中に浮かんだ。ウミネコの鳴き声「にゃーにゃー」。

小樽

小樽

小樽

小樽

 
札幌, 北海道
大きな馬。ニッカウヰスキーの看板。ゴムタイヤの地下鉄。格子の道路。黒くてあたたかい滑り台。
夜中にホテルで聞いたウミネコの声。こんなところまで来てるんだろうか。

札幌

 
モエレ沼公園
鳥の忘れもの?

モエレ沼公園

モエレ沼公園

Comments (2)

Tags: ,

「色は三色以上使いなさい」が気づかせてくれること

Posted on 30 7月 2016 by

黒海

変えたいなら,まずは自分から.

夏になると,サマースクールやらサマーキャンプやらをしたがる国や人々というのがいて,人々は山や海に行って,言語学習やらチームビルディングに手を出したりしてみる.お仕事とお遊び,どちらも一気にやってしまおうという感じで,日本のいわゆる社内旅行とか慰安旅行なんかよりも,マルチパーパスなのである.

そういうところに行くと,必ずやるのが,「名札作成」である.僕は名札作成が大好きだ.まず,左側を少しだけ開けておいて,デカデカと平仮名で苗字を書く.そして,その左側に絵を描く.特別僕は絵がうまいわけではないけれど,ちょっとした動物を書いてみる.もしペンが用意してあれば,そのペンを使う.無ければ,自分でヨイショとカバンからペンを出してきて,書く.というより,「描く」わけだ.名刺を入れちゃう人がいるけど,それはいただけない.大体,名札作成には10分ぐらいはかけたいものです.

あるキャンプに行った時の話.

名札作成の段になって,喜々として書いて/描いているのは,僕と僕の上司ぐらいで,どうやら他の参加者はちゃちゃっと名前だけ書いて終わり,という人が多かった.それに気づいた上司いわく,

「いやいや,遊びが足りない,ちょっとneokixくん,他の人に伝えてきてよ,色は三色以上使いなさいって」.

他のグループのリーダ格らしき人にも,そう伝えると,なんだか渋った表情である.僕は「じゃあ貸してください」と声のかけやすそうな人から,名札をいただき,猫やらカブトムシやらを書いてみる.名札は少しだけだが,華やかになる.絵は決してうまくはないが,そこは自己満足である.

報告すると,上司は満足そうである.いわく,

「やっぱり上の人がはしゃがないと,下も遊べないもんな.」

それから,「三色以上使いなさい」というのは教訓になった.「はしゃぎなさい」とか,「遊びなさい」とか,「絵を書きなさい」というのは,なんだかセンスがないのです.そして,なんといっても,夏なのである.

状況を変えたいのなら,まずは自分から,少しずつ,はじめよう.
そう,ペンを三色以上,使うみたいに.

サマーキャンプが終わった今,僕はノートに,「三色以上使いなさい」と書いて,名札も残している.ちょっとした教訓だ.

みなさんはどうですか.三色以上,使っていますか?

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

Comments (2)

Tags: , , ,

今夜の月を差し上げましょう、物語売りは言った。〜ムーンプランナーと『できたことノート』を使ってみた

Posted on 29 7月 2016 by

月最後の日曜日は、わたしのツイッターのタイムラインではちょっとしたお祭りのようになります。
イタリアの作家タブッキが『レクイエム』という作品を書いていまして。
舞台はポルトガルのリスボン、とても暑い真夏の日、これが七月最後の日曜日なのです。
主人公は歩いて回り、生きているひと、死んでしまったひと、存在していないかも知れないひとと出会い、話しをして、また別れていきます。
それだけの物語なのですが、ファンは多く、この日、わたしのタイムラインでは、フォロワーさんたちが『レクイエム』の好きな一節を流し、登場人物が食べたリスボンの名物料理の画像をアップし、合い言葉のように『七月最後の日曜日』とつぶやいています。
去年は7月26日でした。今年は7月31日。先日、ふと思ったんですが、イースターやペンテコステと同じ、移動祝祭日だ。

今日はぼくにとって、とても不思議な日なんです。夢を見ている最中なのに、それが現実のようにも思えてくる。ぼくは記憶のなかにしか存在しない人間にこれから会わなければなりません。今日は七月最後の日曜日ですね、足の悪い宝くじ売りが言った。町はからっぽ、木蔭にいても四〇度はある。記憶のなかにしか存在しないひとに会うのは申し分のない一日だと思いますよ。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

えー、そのタブッキ祭りがもうすぐなワケですが、作品レビューの記事ではないです。
最近、ムーンプランナーのオモシロい使い方をちょっと見つけまして。
その紹介をしてみようと思います。

ムーンプランナーとできたことノートとアルテミスとSTORAGE.it

ムーンプランナーとできたことノートとアルテミスとSTORAGE.it

先日、ツイッターで、ムーンプランナー【公式】(@moonplanner)さんがこんなことをつぶやかれていました。

へー、『できたことノート』かー、と、この時はまだ漠然と「そういう本があるんだー」くらいに考えていました。

以前、こういう記事を書きました。そんで、目標を書いて、ウィッシュリストも書いて、持ち歩いていたのですが。

この7月の13、14日くらいに、ムーンプランナーを見返していて、空白がちょっと目立つなあ、この期間もできてなかったなあ、と落ち込んでいまして。
ですが、以前の記事にも書いたように「自分を責めるような使い方はしなくていい」という言葉を思い出し、また、満月が近いから落ち込むのだろう、くらいに考えて、ムーンプランナーの空白とできてないことは、ひとまず置いておくことにしました。

その時、ふ と『できたことノート』が思い出されまして。
「じゃー、見てみよう」と本屋さんへ行きました。

できないことを見ても落ち込むだけです。

これは『できたことノート』の表紙見返しの部分

これを見て、即レジへ行きました。
読んでみると、ムーンプランナーにぴったりの内容だなあ、と。
『できたことノート』、ノートに書くことは非常にシンプルです。
数日の実践、その記録、振り返り、次の期間にはどんな工夫をする? という流れで、読んだ時、ムーンプランナーの見開きページが自然と浮かびました。
やー、コラボすればいいのに、と思うくらいでした。

せっかくなので、満月の7月20日までの間、このできたことノートのメソッドを実際に試してみました。

毎日書く内容は、その日できたこと。
例えば「スッキリすること」「わくわくすること」「ハツラツヘルシー系」「時間」「習慣化」などで、具体的には
「片付けた」「ドリルを一冊終わらせた」(スッキリ)
「駅で階段を使った」「野菜を多めに食べた」(ハツラツ)
「納期を守った」「いつもより30分早く出社した」(時間)
と、本文に例がたくさん上げられています。

◎わたし的書き方ポイントとして
『できたこと』を書く。『良かったこと』『嬉しかったこと』ではない。
自分が実行したこと、身体を動かしてしたこと、AとB、自分の目的により近い方を選択すること、などが『できたこと』。初日に書いたのが「嬉しかったこと」で、あれー、これ違うよね、書き直し書き直しー、となりました。

これを一週間続けて、日曜日(日曜に限らず、いつでもいいのですが)に振り返る。その振り返りの内容もまたシンプルで、まず、その期間中にできたことを一つ、《直感》で選びます(て書きましたが、どれを選んでもダイジョウブだそうです)。

その選んだ出来事を掘り下げて書いていきます。
1)詳しい事実(具体的には何があったか)
日時、場所、誰と、何を どうしたのか。いわゆる 4W1H を書き出します。

2)原因の分析:なぜそれができたのか
以下本文より引用。

「レポートをうまく作成することができた」
・なぜうまく作成できたんだろう?
→とても良い参考資料を見てつくったからだ
    ↓
・なぜよい参考資料を見つけられたんだろう?
→同僚が紹介してくれたからだ
(略)
このように「なぜ?」を繰り返すと、「上手に作成できた理由」が見えてきます。

3)本音の感情:いま、素直にどう感じている?
できたことに対して、原因の分析をした結果に対して、どう感じているか、を書きます。
この時、無理に喜ばなくてもいいそうです。
できたことに対して腹立だしい、悲しい、苦しいのなら、そう書いてもいいんだそうです。

◎わたし的書き方ポイントとして
これ、すごくいいと思いました。自分の中に深く潜っていく感じがします。
いつもなら、流してしまう自分の意識を改めて見つめる、向き合っている実感が得られます。
それとオモシロいなあと思ったのが、本音の感情は、書いているうちに変化するということ。
手を動かして書いているその瞬間にも、どんどん変わっていきます。
自分の中に何かが流れて動いている、変化しているのがものすごく感じられます。

4)次なる行動:明日からどんな工夫をしてみる?
原因の分析や本音の感情から「もっとこうしてみよう」「これはやめよう、ここは続けてみよう」という改善点を書きます。

これをムーンプランナーで実践すると。
1)満月・新月の大きなスペースには、その期間の目標や計画を書く。これはいつものそのままの使い方。
2)日々のスペースに『できたこと』を書く(別の手帳に書いても、ふせん貼っていいかも。できたことの量による?)
3)半月に振り返る。これも別の手帳じゃないと書けないかなあ。ふせんでもいいかも。次の期間の改善点、工夫などは、満月・新月の大きなスペースに書き足してもいいし、下のメモ部分に書いてもいいんじゃないかと。
4)実践しつつ、改善点に留意しつつ、次の見開きページへ。

本当にこの『できたことノート』メソッド、ムーンプランナーのためにある、というか、そのくらいフォーマットがメソッドに合っていると思います。
空白が目立つのが気になる方は、ちょっと本を見てみて、実践されてみてはいかがでしょうかー。

あと、すごくいいなあと思ったのが、「できたこと」であれば、どんな小さなことでもいい、こと。
毎日「できたこと」を書いていて、例えば「早寝早起きできた」、これを振り返りの日に選んで、1)詳しい事実から順番に書いていると

「早寝早起きって、小学生の夏休みの目標かーー!」

とか

「こんなのできて当たり前じゃない?」

というセルフツッコミが入らなくもないのですが。(わたし、一回目の振り返りがほぼコレに近いもので、思いっきりセルフツッコミを入れました)
が、今まで夜更かしして寝坊していて、それを改めようとして「早寝早起き」を意識し、次の日、それができたなら「できたこと」として書いていいし、振り返りの日にそれを選んでいいんだそうです。
以下、引用。

中には、仕事や勉強、家事、育児などは「がんばるのが当たり前。そこをあえて見つめる必要があるの?」と考える方もいます。また「こんな小さなことをメモしても仕方ない」と思う方もいるでしょう。(略)
日々の「できたこと」を見つけていくことは、自分を「思い込み」から解き放つ準備のために必要だからです。毎日できたことをコツコツとメモしていくことで、自分を外から眺める感覚を自然と身につけることができるのです。
このように、自分を客観的に見て、プラスの評価をすることは、自分を心の底から認めることにつながり、自己肯定感を大きく上げることになります。それが揺るぎのない自信となり、前に進む力となるのです。

(『できたことノート』ここではカンタンに説明しています。本では、もっと書き方のコツや、考え方、さらに一歩踏み込んだ考え方、進め方などが詳しく書かれています。興味を持たれた方は、ぜひー)

もうひとつ、ものすごく実感したのが『時間の流れ』です。
振り返りの日に、1)具体的には 2)原因の分析… と書いていくと、1)は1)、2)は2)じゃなくて、それが一続きの流れに感じます。
書くのは、きちんと順番に1)から書いていくんですが、意識の流れとして、日々できたこと、それを順番に見てひとつを選んで、詳細を思い出し、その時に生まれた感情、本音を書き、その本音から、今度は次の期間への留意点を書く… すごく自然な流れに感じられ、この一連の振り返り作業は、とても心地良いです。

このできたことノートとムーンプランナー、わたし的には、ものすごく相性が良いようで、書いていてわくわくするコンビとなりました。次の新月が8月3日、獅子座の新月だそうです(ちなみにわたしも獅子座)、またごりごり書き込んで使っていこうと思います。またオモシロい展開になったら記事にしたいなあ。

おまけ■■■

物語売りは腕を下げ、なにかを差し出すかのように、わたしに向かって手を伸ばした。今夜の月を差し上げましょう、物語売りは言った。お望みどおりの話を差し上げます。あなたもなにか物語が聞きたいはずだ。

『レクイエム』タブッキ

Comments (0)

イレモノとしてのトラベラーズノート

Posted on 25 7月 2016 by

こんにちはkonamaです。
先月、今月と海外出張が続き、ちょっとお久しぶりになりました。
今日は珍しくトラベラーズノートのお話です。(いつも最近チーズの話しかしてないって?)

トラベラーズノート成田バージョン

ここ数年、基本的に自分の相棒はモレスキンのハードカバースクエアードラージで定まっているのですが、旅の時だけはトラベラーズノートを持っていきます。それもレギュラーサイズ。パスポートも挟み込んじゃうので、パスポートサイズの方が良い?いえいえ、やっぱり搭乗券のサイズは欲しいのです。ちなみに相棒のモレスキンはちゃんと別に持っていきます。こちらはお仕事と雑記用。じゃあトラベラーズノートはトラベルログ用?残念ながら、お仕事のときってほとんどログを書く暇がないんですよ。ほとんどトラベル用のガジェットとしてイレモノとして使っております。

今回はそんな海外旅行中の私のトラベラーズノートの様子をお伝えしようかと思います。

 

【旅の支度】

最近はほとんど航空券もスマホ上のバーコードで済んじゃうご時世ですが、色々と面倒なこともあるわけで、充電切れちゃたらとか、降りてすぐローミングがうまくいかなかったらとか、シンプルにその後の精算のためとかの理由で今のところやはり紙も必要です。旅行会社で一括でとってるときはそれを持っていけばいいわけですが、今回みたいに複数の案件が重なって移動や追加のフライト、宿泊の変更なんてものが重なると自分で何とかするしかないわけで、地図付きの宿のクーポン、フライトのE-チケットのバーコード、乗る予定の鉄道のタイムテーブル、仕事の登録証明、会う予定のある人からのメールのプリントアウトなどなど、大量のA4版の紙をもって歩くことになりマス。
で、どうするか。まずせっせと案件ごとに3つ折りにします。で後ろから順番にトラベラーズノートのゴムにはさみこんでいきます。このとき3つ折りなので、適当に左右に散らして厚みのバランスをとりましょう。おそらく一番上が飛行機のチケット、あるいは成田までのチケットになるはずです。
トラベラーズノートにはあと2冊のリフィル、重いので二分の1バージョンとか軽量紙版とかさしておきます。ポケットには切手、常備薬、絆創膏。あと忘れずにマステをヒト巻き。ポケットにパスポートを差し込むような形ではさんでおきます。
トラベラーズノートとは関係ないけど、ヘッドフォン(イヤホンじゃなくて)とアイマスク持ってるとわりと快適に機内で眠れることが分かったので、最近はその二つは忘れずに機内持ち込みに入れてます。

鉄道チケット

【旅の間】

で、そのあとはどうするかって?それはもう簡単。順番に使ってくだけです。今回のケースだと1枚目は成田行きのバスのチケット。引っ張り出して、半券をもらったら、リフィルにマステで貼り付けます。飛行場についたら、荷物をドロップして、搭乗券にクレイムタグを張り付けて挟んでおきます。飛行機に搭乗したら、搭乗券はリフィルにマステで貼っちゃいます。ついでにEチケットもリフィルに貼っちゃいます。帰りに必要な場合は帰りの順番のあたりに紙をさしなおしておきます。次はおそらくホテルのクーポンですが、その前にタクシーにのったなら、そのレシートもリフィルに貼っとく。ホテルでチェックインしたらそのクーポンも終了、抜いてリフィルへ…ってな感じで予定表からそのまんま時系列順に証拠書類を張り付けてく方式です。この貼り付け方式は、搭乗券の半券をなくすと旅費の精算ができないことから、しょうがない始めた習慣で、昔は半券をマステでパスポートに貼るという荒業に出ていました。最近は搭乗券だけじゃなくて、泊まったホテルのキーカードのケースを出せとまで言われるので、もう端から貼っちゃうことにしました。ただ、提出することになるから、かならずマステで貼ること、基本的に時系列を守ること。

旅の間にチャームやシール、ピンズなどを買ってトラベラーズノートをカスタマイズしていくのもちょっとした楽しみです。今回はそもそも使ってるトラベラーズが成田で買ったやつだし(もともと茶色のレギュラーにセットしてきたのを、成田で差し替えたw)、スウェーデンのダーラナホースのキーホルダーを買って、チャームにしました。ちなみに今回はストックホルムで、ノーベル賞博物館なるところに寄ったので(中身はそんなに面白くなかった)、そこで限定モレスキンと各ノーベル賞のチャーム(私は医学生理学賞の)を買いました。

  01a4883baf162d26a8c372d413698927f0cbb64a6a 01195a768d31c1deba27394f0e75f8bc0c07d8bb67

【旅の終わり】

そうやってどんどん、旅程をこなしていくと、ついに真ん中の紙がなくなる日がやってきます。ちょっと寂しいですが、リフィルはぶくぶくに太っています。ちょっとした地図や、気に入ったかみなんかも貼ったりするともっと大変。余裕がある旅ならば、張り込み用じゃないノートにログやらスタンプやら色々書いたらいいと思います。夜の会食があったりするとなかなかそれもままならないもの。無理しない範囲で、メモなどに使っています。精算はリフィルから、必要書類をはがして貼ってあげれば大丈夫。無事ひらひらと紙を落とさずに帰ってこられました。

というわけで、こんな風に使ってるよーという超自己流のトラベラーズノートのご紹介でした。

ちゃんと部活もやってますのでご心配なくw。

 

 

Comments (4)

Tags: , , , ,

ゾウがいる海を手で漕いで進む。検索せずに。

Posted on 02 7月 2016 by

今、わたし、短篇エッセイの『トリエステの坂道』(須賀敦子)を読んでいるのですが。
1編読んでは2編戻って読み直す、というくらい素晴らしいです。
なんて言うのだろう、著者の須賀さんは、60年代からヨーロッパへ留学して、本を読んで、ひとと出会って、結婚をして、そして別れがあってーー とあるのですが。
複数の居場所、複数の言葉、その間にあって、揺れたり、迷ったりしていて。そして、歩いてーー

街にただようフレンチ・フライの匂いは、もうひとつ、私がトリエステに惹かれる理由に気づかせてくれた。サバのなかにも綿々と流れている異国性、あるいは異文化の重層性。ユダヤ人を母として生まれただけでなくて、サバはこのトリエステという、ウィーンとフィレンツェの文化が合流し、せめぎあう街に生きたのだった。サバが書店につけた名、ふたつの世界、にはそんな意味も含まれていたのではないか。そして詩人は痛みとともにそれを知っていた。ふたつの世界に生きようとするものは、たえず居心地のわるい思いにさいなまれる運命を逃れられないことを。

読み終わったら、レビュー書きます。

というわけで、エッセイのレビューではありません。
7月にもなりまして。夏の自由研究ノートブックを作ろうと思います。
同じくNotebookers.jpライターのKyrieさんが2016年の夏ノートの準備を始めるという記事を書かれています。
こちらとはちょっとまた趣が違うものとなる夏のノートブックです。
ちょうどいいカンジの、気にかかること、ひっかかること、課題が3件ありましたので、その3つを、お約束『検索せずに』調べよう、夏の自由研究としよう、と思います。

わたしは以前、こういう記事を書いていて。>>知のイルカと制する錨
こいうカンジで、検索せずに、ネットに頼らずに、図書館へ通う、本屋さんでそれらしい本をあたってみる、そして、ひとに聞いてみる、その三本柱が本当に楽しいのです。
わたしの合い言葉というと『検索しないで』というくらい(にしたい)。

そのひとつめ。
4月の終わりに、みんぱくの『夷酋列像展』を見てきまして。
(あ、こちらも記事を書こうと思います。面白かったー!)
その時に見た祭器で『ヒケアケ』とカタカナで書かれたものを見まして。
「なんだこれは」と思いました。
以下、ツイートからの引用です。

最初のツイート

こういうものです。

わたし、これ、アイヌの民話か何かで、ヒゲを棒でかかげるそういう風習というか、そういうものを読んだ覚えがあるんですが、さて、何で読んだのだったか。
読んだ民話の本とか、みんぱく関係の本とか、読み直して、ヒケアケとは何かを見つけようと思っています。
ちなみにみなとさんが読まれている本は、みんぱくの書籍閲覧のコーナーにあったものだそうです(書籍閲覧のコーナーがあるのです)。
これがまずひとつめ。

ふたつめ。
以前、ツイッターで  #本の断片 というハッシュタグが流れてきました。
本の題名は書かずに、その本のページの画像だけをタグと一緒にアップする、そして、その本のタイトルも作者も訊ねてはいけない、というルールでした。
そして、ものすごく惹かれたツイート、言葉がありました。コチラです。

何かに気づくためには一度見失う必要がある

わたしは本を読んでいても、得るものがものすごく少なく、失ってばかり、なにかをこそげ取られているような、篩いにかけられて、どんどん濾過されているような、そんなキモチなのですが。
それを代償に、何かに気付けているならいいなあ、と。
そんなことを思いながら、 #本の断片 のタグのついたツイートを見ていたんですが。
胸をつかれるようなひとつを見つけまして。


人は孤りを生きて漂ふ夢の岸いくたりにすれ違ひすれ違ひ

短歌だということはわかります、そして『詩の翼』というタイトル? 章の名前? そして左にもう一首の短歌があり。手がかりはこれだけ。
これを検索せず、ただ、ひたすら、じみちに発行されている短歌の本を見ていこうと思います。
あんまりにも相手が膨大すぎて、本当に大西洋をゴムボートで横断するくらいのキモチ。
乗り出すぞ!冒険!みたいな。わくわくする♪

みっつめ。
Notebookers.jp 管理人たかやさんのつぶやき。

わたし、これ、すごく読んだ覚えがあるんですが(もしたかやさんの創作だったらどこで読んだんだろう)。
(まだ読み返してはいないんですが)ココロ当たりとしては『ケルト幻想民話集』かなあ、とか…)
(あと、Gマルケスの地の文…?)
これも、また検索せずに、それっぽい本をあたってみて、探します。

そして。
どのノートブックを使おうかと考えて。
先日、モレスキンチャプターズジャーナルを手に入れたので、これを書いていこう。
7つに区切られているので、1件につき2章あてて、7章めは、まとめ、総括のスペースにしよう。
ちょっとだけコラージュしました。わたしの好きなグレゴリーコルベールの写真を裏表紙に一枚。

夏の自由研究ノート裏表紙

夏の自由研究ノート裏表紙

表紙にはNotebookersのステッカーを。

夏の自由研究ノート表紙

やっぱり横仕様の表紙

表紙の裏にも一枚。

夏の自由研究ノート表紙裏

コレもグレゴリー コルベール

ルネサンス期のイタリアでは、海を自由に泳ぎ回るイルカ(知性、知識の象徴)が暴走しないように、制するための錨を組み合わせて意匠としたそうです。
わたしの場合、暴走するほどの知性はないので、そういった心配はないのですが、逆に海が大き過ぎて、それでも怯まないように、少しずつでも、手で漕いででも前へ進めるように。
この一枚を選びました。
ちょっとずつ、書いていこうと思います。

Comments (0)

Tags: ,

これから紡がれる物語について

Posted on 24 6月 2016 by

ルーマニアを離れることになった.と言っても,今年の9月なので,まだ時間は少し残されている.

離れることになった,という言い方は適切ではない.二年契約のお仕事なので,それはもう決まっていたことなのだ.

そんなわけで,お別れムードが高まる中,今日はプレゼントを貰った.お礼,だそうだ.

例のごとく,文房具類をもらうと,私はしこたま嬉しくなる.

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

カナダに本拠地を持つ,paperblanks社のノート(罫線・MIDIサイズ・144ページ)である.

ちなみに,MIDIサイズは,どうやらpaperblanks独自規格のようです.120*170cmのサイズなので,A5よりも一回り小さいサイズ,となるでしょうか.

表紙は,カナダのアーティストである,Alistair Bell(アリステア・ベル)の作品とのこと.烏とは不吉な,という感じがするかもしれないが,八咫烏(ヤタガラス)を思い出せば,このチョイスをした人が日本を意識したものをくれたことがよく分かります.赤い太陽なんかも素敵.

さて,paperblanks社のノートは,コンセプトがはっきりしていて好きです.(方眼のチョイスが無いのが本当に残念でならないのですが.)

アーティスティックであること,頑丈であること,持ち運びできること,書き留められること.

紙の厚みがある割に,思ったほど重くはなく,表紙の加工もいつも驚きに溢れている.そんなノート.方眼のチョイスがないのが(ry

 

出会いは別れ,別れは出会い,であるという.このノートにどのようなことを紡げば良いのか,僕にはまだわかりませんし,まだ知りません.しかしながら,たぶんこの地との別れが,そして日本との再会が,なにかこのノートに紡ぐ物語になるだろうと思います.これからも,どうぞよろしくお願いします.

Comments (0)

【ノートブックがない旅なんてVol.51】人はなぜ、旅に出ると

Posted on 20 6月 2016 by

人はなぜ、旅に出るとフルーツサンドを食べたくなるのでしょう。

saori_160620

旅の朝食、フルーツパーラーむらはた(金沢)にて。
一口ほおばると笑みがこぼれる、しあわせな味でした。

熱にうなされながら、旅の余韻に浸るのであります。

————————————————————————————————————
【ノートブックがない旅なんて】は毎月20日に更新。
札幌「さえら」のフルーツサンドも、美味しかったなぁ。
————————————————————————————————————

Comments (0)

意外なお洒落アイテム、ループタイを究める

Posted on 15 6月 2016 by

夏のお嬢さん、ループタイがとっても素敵、刺激的さ~♪

というわけでクールビズで一時期もてはやされましたね、ループタイ。えっ、ループタイって?今更?と巷ではあまりいい印象はないようです。しかも、ご年配の紳士がよくやってるファッションというイメージが浸透していて若者がやっているイメージがないですよね。そんな地味なアクセサリーをこのお洒落番長、なかしぃが着こなしてみせようという記事です。鈴木先生やせかむずの大野君も着けてましたからね。これからブームがきますよ!えっ、こないって?まぁ、ファッションを究めようと思ったら先駆者は孤高なものですよ。

なにはともあれ、まず最初にループタイのいいところを述べていきます。ループタイはカジュアルにもドレッシーにも使えます。トップを首元まで上げれば知的でシックな感じがして、ネクタイの代わりにフォーマル感を演出できます。また、胸元まで下げればちょっと崩したカジュアル感を出せます。クールビズでネクタイを着けてなくて胸元や首元が心もとないと思ってる時に着けてみてください、締まって見えますよ。

さらに、紐が首からぶら下がっているので否が応でも縦のラインを意識させます。あ~ら不思議、これが目の錯覚になってスリムに見えてきます。着痩せの必勝方程式ですよ。

というわけで、さっそく何がいいか探してみました。ちょうどネットショッピングで父の日特集をやっていてループタイも特集してました。七宝焼きやパワーストーン、シルバーアクセサリー的なもの等色々ありました。そこでセレクトしたのが前々から好きな石だったラピスラズリをあしらったループタイを買いました。

IMG_20160615_203317

うーん、瑠璃色をベースに金と白が散らしてあっていい感じです。写真では伝わりにくいですがいい色合いです。一目惚れしました。

と、ここで終わってはただのファッション記事になってしまいます。ここはせっかくNotebookersの記事ですから自作しちゃいました。意外と簡単なんですよ、これが。

で、まずはパーツを揃えます。東急ハンズやユザワヤなどの手芸店にも売っていますし、ネット通販でも買えます。買うのは紐、留め金具、剣先です。あとは好きなトップを探せばOK。

まずは紐ですが、組み紐が一般的なようですが革紐もお洒落です。だいたい1mくらいが適当です。身長や好みによって長くしたりしてもいいですね。そして両端に剣先という金具を装着します。おっとその前に留め金具に紐を通しておかないといけません。

DSCF4746

留め金具に紐を通したところです。そして先端に剣先を取り付けます。

DSCF4748

そして留め金具の裏に接着剤を塗って好きなトップと貼り合わせます。

DSCF4747

お勧めはセメダインのスーパーXです。金属でもプラスチックでもガラスでも木材でも何でもこいです。

そしてメインのトップですが、今回はこちらを用意しました。

DSCF4745

以前香港の男人街の骨董品の露天で買った一円銀貨のパチもんです。何故パチもんか分かったかというと明治五年にはこのデザインはまだ流通してなかったんですよね。こんな中途半端な偽者を作るなんて・・・愛嬌があるじゃありませんか。ぱっと見はアンティークなコインに見えますが、漢字で彫られた「大日本」「明治五年」の文字がなかなか渋いじゃないですか。

そしてぺたっと金具をくっつけて出来上がったのがこちら↓↓↓

IMG_20160615_202920

おおっ、なかなかいい感じやないですか!

今回はアンティークコイン(もどき)で作ってみましたが、アイデア次第では面白いものが出来そうですよ。例えば、観光地でよく見かける名前や日付を刻印できるメダルとか、河原で拾ったちょっと綺麗めのただの石ころとか、食品サンプルのパンケーキ(関西人ならお好み焼き)とか、妖怪ウォッチのファンなら妖怪メダルとか、レジンで作ったアクセサリーとか、小さな貝の化石とか、缶バッジなんかもいいですね。皆さんも自分で着けたりプレゼントなどに自作のループタイはいかがですか?

というわけで、着こなしのことは全然書いてなかったですね。お勧めは白シャツです。リネンやブロードのコットンのシャツなんか夏っぽくていいですね。また、かっちりとしたスーツにジレを着込んで首元まで上げるのもドレッシーですし、黒のTシャツにジャケット姿にシルバーアクセのもいいですよ。女子なら森ガールっぽいファッションに革紐で作ったオパールのものもいい感じかもしれません。

みなさんも色々チャレンジしてみてループタイ・ルネッサンスを興そうではありませんか。Re-Booooorn!(せっかくクールビズで決めようと思ったのに、最後に松岡調になってしまった)

Comments (0)

旅先のToday’s TRAVELER’S notebook/2016春・金沢福井編

Posted on 08 6月 2016 by

ちょっくら、旅してきました。
まだ行ったことのない、金沢と福井へ。

十分な計画を立てたとしても、現地での感覚を信じてみましょう。
計画を遂行することは、旅の目的ではありません。

「初めて行く土地だから」と、旅前に調べすぎてしまったけれど
そこまで張り切る必要って、あったのかしら。

その場で決めて行ったところに“当たり”が多いのは嬉しい予想外。
土地のありがたみを感じながらの旅になりました。

ノートに記録する手段は、書くことだけではない。
「旅先のToday’s TRAVELER’S notebook」として写真におさめる方法だって
私にとっては、旅の記録になるのです。

みなさまにも、少しばかり金沢福井の空気をおすそわけ。

金沢21世紀美術館
saori160608-01

saori160608-02

saori160608-03

【この旅イチバンの当たりスポット】
金沢城公園内の玉泉院丸庭園を眺めながら抹茶(器は九谷焼)と生菓子をいただける玉泉庵。
国内外の観光客で賑わう金沢にありながら、静かでゆっくりくつろげる場所でした。
saori160608-04

福井駅を発ち市街地を抜けたあとの福井鉄道の走りは、思いのほか攻めモードだった。
懐かしい佇まいの1両編成車や、新型車両FUKURAM(フクラム)とのすれ違いにテンションが上がる。
電車の揺れを感じながら景色の変化を眺めていたら、あっという間に目的地に到着。
saori160608-05

鯖江で開催していた「めがねフェス」に行ってきた。めがね推しがすごい。
めがねとトラベラーズノートが、真夏日の空を背景にさわやかに舞いました。
saori160608-06

Comments (0)

旅のおとも

Posted on 07 6月 2016 by

実は来週出張で大都会東京へ参ります。よろしくお願いします。

 

さて。仕事は午前中の早い段階で終了となるし。

となると行ってみたいなトラベラーズファクトリー。

だけどよくよく見てみたら、開店時間が12時じゃん。。。てことは仕事をダラダラする?

いやいやそれは私のポリシーに反するぜ。。。とっとと終われなかったら行ってみようかな。

ていうか文房具屋に行きたい!!

 

これはあれか。リニューアルした 銀座 伊東屋 に行くべきなのか。

呼ばれている気がしてならない。。。どうしよう。

 

 

ここ2~3年、東京に呼んでいただける機会が多く、その都度あちこちを探検してまして。

前出の銀座伊東屋も、2年前の出張の時に実は行ってたんです。

ただあまりにも時間がなくてとにかくひたすら俯瞰で眺めてきました(要はズラーっとみておしまい)

 

また違う機会に東京へ行った際は、文房具カフェにも。

むーん、ってなって帰ってきたのでした。。。

 

さて。今回はどこの文房具屋さんと出会えるかな。

いや取り立ててほしいものはないのだけど、あれですよあれ。

神社に行ったらまずはお参りするでしょ?それと一緒。

 

 

IMG_5841

で。ちょっとしたアイテムをゲット。

東京ってあっついでしょ。しかもびっくりするくらい人がいる。一目見てぱってわかる時計がほしくて。

腕時計はあるのだけどステンレスだし。汗でかゆくなるし。こらいかんと。

 

こないだ息子がどうしてもほしいって言って買ったこれの黄緑を見ていたら

どうしても欲しくなって。

今回の旅のおともとしてゲット。ダイソーでなんと108円!素敵。すごいクオリティ。

時間だけわかったらいいのに、日付まで!すごいじゃ~ん。

ということで。

来週東京に伺います。

暑さに負けず、人ごみに負けず、時間管理をしっかりできるアイテムとともに伺います。

ドキドキするような、田舎もんが行ってもすぐわかる文房具屋さんがあれば教えてください。

汗だらだらで行ってみます(行けたら)

 

 

 

Comments (0)

ちょっと変わった手書きの楽しみ方見つけました

Posted on 01 6月 2016 by

ついに6月に入りましたね。梅雨入り坊やのお通りですね、なかしぃです。

最近万年筆にもう一度興味を持ち始めて手書きが楽しいと感じています。そんなとき本屋でこの本を見つけました。何かに興味を持っているときにアンテナに引っかかる現象、そう、セレンディピティが発動して偶然見つけました。

DSCF4740

642文章練習帳 TINY THINGS TO WRITE ABOUT です。10cm四方の小さい本ですが、1.5cmくらい厚いです。こじんまりした可愛い本ですよ。ちょっと鞄に忍ばせて持ち歩くのにも邪魔にならないサイズです。

そんな変わった本は、ちょっと変わったサンフランシスコの出版社、クロニクルブックスから出ています。宣伝文句は

「642のお題をガイドに文章を書き進める、ユニークで、一度始めたら止まらない、”文章が上手になる”ジャーナルです」

ということです。書いてある通り、642の一風変わったお題に沿って文章を考えて書き綴っていく本です。文章が上手になるかどうかは分かりませんが、考える力や想像力が身に付きそうです。

では、どんなお題があるかちょっと紹介してみましょう。

63 あなたのソロ・ショーの出だしの一言は? Write the opening line of your solo show.

257 食事をしていないのに、この有名なレストランを1つ星の評価にした理由は? Explain why you’ve given this famous restaurant only one star-even though you’ve never eaten there.

432 一夜限りの関係。ベッドサイドのランプに残されていたメッセージは? A one-night stand. What is the message left on the nightstand?

こんな感じで642個もあるお題を1日1つずつこなしていっても1年と9ヶ月楽しめます。姉妹書で642イラスト練習帳というのもあり、お題に沿って絵を描いていくものも面白そうです。

でも、よくもまぁこれだけのお題を考え付いたものだなぁと感心しますが、答え甲斐のあるお題ばっかりでしばらくは楽しめそうです。

Comments (0)

Pilotさんの海外戦略に救われた話

Posted on 01 6月 2016 by

僕は貧乏性で,ゲルインクボールペンの減り具合とかが好きになれなくて,ずっとゲルインクを避けていた.けれど,数年前(だと思うけど),PilotのJuiceシリーズが出て,その発色の良さに驚いた.これなら使ってもいいなって.

ただ,Juiceシリーズには,基本色を除いて替え芯がない.だから,基本は使い捨て.ちょっと残念な気持ちで,数本,こちらに持ってきた.

一本,また一本と無くなっていき,最後の茶色が無くなった時,僕は少し悲しかった.そして,そのことを友だちに言ったら,「Pilot?G2ってやつがあるじゃないか.あれ書きやすいよ.今度アメリカに行ったときに,買ってきてやるよ」といわれた.

右から,G2,Juice,JetStream

渡されたG2は,なんだか遠い親戚みたいに見えた.日本でも売っているらしいけど,あんまり見たことがない気がする.なんだかいかにも人気がなさそうな外見だし,クリップもごっつい感じで,いかにも不器用そうな感じだ.

そう思ってつかってみると,インクフローは確かにゲルインクだ.そしてなにより,なんだかJuiceとすごく似ている.

「気のせいか?」

ばらしてみてみると,なんと,リフィルが一緒ではないか!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

Juiceは一本100円だ.G2は一本200円もする.それでいて,Juiceの方が,グリップといい,クリップといい,完成度は高い.ちょっとみみっちい話だけど,そういう性分だから仕方がない.

「詐欺やん!」

自室で叫ぶ.Juiceは輸出しないくせに(してないと思うけど),G2は輸出しよってからに!

でもやっぱり,その書き味が良くて,使ってしまう.

もちろん,外見はJuiceのものを再利用する.スプリング,芯はG2のものだ(スプリングが少し固めなので,それはJuiceより小気味よい).

なんだか納得できないけれど,いいものは変えられない.特にそれが,物質的に豊かでないところだと,なおさらなのだ.

Comments (0)

チーズとはちみつ

Posted on 30 5月 2016 by

ちょっと前から気になりながら、手を挙げる勇気が持てなかったけれど・・・
この前あまりにおいしいものを食べて、誰かに伝えたいと思ったので、ここで勇気をだしてチーズ部、入部したいです!

けそ

スペインのアンダルシア地方で食べたヤギのしょっぱいチーズ。
軽く温めてあってとろーんとしています。
そして、チーズは甘いはちみつの上に乗っかっています。

チーズがかなりしょっぱくてクセがあるのだけど、はちみつと食べることで口に入れると2つの味が主張しまくりながら混ざって、脳天と舌がしびれるような、ついついもう一口と食べてしまう一品でした。
私は残念ながらお酒はほとんど飲めないのですが、多分きっと赤ワインとこれ食べたら本当はもっとおいしいんだろうなあ。

 

イタリアもチーズが有名ですが、今まで食べて印象深かったのは、水牛のミルクのモッツァレッラ。(ブッファラと呼ばれます)
このチーズで有名なナポリの近くの町に親戚がいる人が、会う前日に親戚のところで調達し、木のバケツのようなものに入った水に浮かんだチーズをもってきてくれて、「1日経った今が食べごろだから早く食べてー!」と。
結構なんだかんだブッファラはスーパーでも売っているので食べたことがあったけれど、この時のブッファラのおいしさと言ったら・・・!

今晩は、シチリアから届いた唐辛子入りの辛いチーズを夕飯に食べました。
見た目結構赤かったのだけど、味は見たまんまかなり辛かった。
一緒に、シチリアで肉屋を営む親戚から届いたフェンネル入りのソーセージも食べました。
こってりした豚肉にフェンネルの清々しい香りがするのは最初変な感じがしたけれど、慣れるとこれまた癖になる。

また、おいしいチーズと出会ったら報告します!

Comments (4)

アンダルシアで朝ごはん

Posted on 29 5月 2016 by

以前、イタリアのバールでのコーヒーの話を書いたのですが、その後嬉しいことに週2くらいで行くバールで、バリスタから「マッキアートだね」って注文する前から言ってもらえるようになりました。
やったー!常連認定だー!
こうなってくると、嬉しくてこの店にいつも行こうってなりますね。

さて、今回もノート全然関係ないのですが、先日スペインのアンダルシア地方に行きました。(一応旅日記はつけるのですが、みなさんの記事を読んでいると私のはただのメモというか殴り書きに近くて・・・食べ物のことばっかりだし)

泊まったホテルが全部朝食付きではなかったので、毎日外に食べに行ったのですが、スペインの朝ご飯はイタリアより日本人好みだなと思いました。
イタリア人は朝はともかく甘いもの。
私が日本は朝から、ごはんとお味噌汁と納豆に焼き魚なんて食べちゃうよというと、信じられない、どういう胃袋だ、ましてや納豆なんて恐ろしいもの・・・と言われてます。朝ちゃんと食べたほうがいいよって言っても誰も聞いてくれません。

一方スペインは、イタリア同様コーヒーを飲みますが、初日周りを見回してみると多くの人が「コーヒーミルク(カフェ・コン・レチェ)」を注文。
そして、トーストされたパンにマーガリンを塗りたくり、さらに何かを塗っている。
ジャムだなって思っていたのですが、途中何か赤いものを塗っている人を指さして「あれは何?」と聞くと
「トマトの細かく切ったものとかハムとか肉のパテとか」という予想外の答えが。
トーストされたパニーノ用パンに生ハムを挟んでくれたりもしました。
砂糖をいれたコーヒーミルクと、しょっぱいパンの組み合わせのおいしいこと!
最初は拒否感を表していたイタリア人も「あ、意外といける」と。(ほらね)

cafe con leche

写真はちょっと変ですが、ガラスのコップに入ったミルクコーヒーと、イベリコ豚のパテを挟んだパニーノ。(トマトは1個丸ごとナイフと渡されて自分で切れと言われた)

そして、甘いもの派のイタリア人をも驚かせた、スペインの甘甘な朝食。

ちゅろす

チュロスをどっぷりとホットチョコレートに浸して食べてね。

チュロスって日本で何回か食べたことがあって、結構固い生地だったと思うのだけど、このチュロスは中空洞みたいな軽い感じで、実は思ったほどチュロスは甘くない。どちらかというとほんのり塩味。ただしこのチョコレートがかなり甘い。
1回食べて、もうこれでいいかなと思ったのだけれども旅を続けていくうちにやっぱりもう一回食べてみるかなと思い、同じお店でチュロスと今度はいつものミルクコーヒーを注文。
チュロスもコーヒーミルクもどっちも好きだけど、一緒になったら意外と「食べきるの辛いけど、ホットチョコとの組み合わせがベストなんだな。」と納得。

 

アンダルシアは何食べてもおいしかったし、見るものすべてが素敵だったけど、
この旅で一番印象的な風景がこれ。

mucche al mare

海辺にたたずむ牛の群れ。

ちょうど雨が降りそうな空の色とかもあって、こんなに楽しい旅をしているのにどこにいっても「外国人」である自分の、どっかにいつもトゲみたいに寂しいような変な気持ちがある、それを改めて突き付けられたみたいな感じがぶわあああっと襲ってきてちょっと泣きたくなってみたり。
でも、そのちょっとした寂しさが、ピアノへの芸のこやしなのさと思ってみたり。

旅から帰ってきて、仕事前にバールで「マッキアートですか?」というバリスタの問いに「はい!」と毎回答えるそんな日常が戻って、こんな風にコーヒー飲むために3分くらい滞在する場所でのちょっとした会話や動きで気持ちが切り替わったり、いつも通りの安心感を味わったり、ますますバールって面白いなあと思う今日この頃。

Comments (0)

2016年の夏ノートの準備を始める

Posted on 29 5月 2016 by

P5201718

 

ここ数年、黄金週間が終わり、緑が明るく透明感を持つものから少し濃さを増し、日の光がこれまでの春っぽいものではなくなったと感じる頃、私は夏ノートの準備を始めたくなる。

夏ノートは特別なノートではない。
ただ、浮かれた夏を一緒に過ごすノートのことだ。

Continue Reading

Comments (4)

Tags: , ,

己を疑え(エピメニデス)〜バンクシー ダズ ニューヨーク 見てきました〜

Posted on 16 5月 2016 by

日、キジ ジョンスンの『霧に橋を架ける』という短篇集を読んだのですが。
なんだろう、この人間の底なしの想像力。
その世界は、霧が川のようになっていて、魚もいるし、渡し守もいる。《でかいの》と呼ばれる正体不明の怪物もいる。
その未知の空間に橋を架ける物語です。
そして同じ短篇集収録の『蜜蜂の川の流れる先で』
ある日、ある川に、水の代わりに蜜蜂が流れてくる。
主人公は、その川をたどり、源流をさぐるのですが…

あと、わたしの好きなジョナサン キャロルの作品に『木でできた海』があります。

「木でできた海にどうやって、船を漕ぎ出す?」

人間の想像力、そして幻想ブンガク万歳。

☆ ☆ ☆ ☆

毎度のことながら、幻想ブンガクについての記事ではないです。

えー。先日、BANKSY DOES NY 見てきました。初日、そして1回目上映という本気で見てきました。
>>公式サイト
やー、ものすっごく楽しみにしてまして、ものすっごく楽しかったー! 席で、もう膝ばんばん叩きたかったくらい楽しかったー!(ラストは、ホントに拍手しそうになりましたよ!)

BANKSY、バンクシー、ご存知でしょうか。
wikiではこんなカンジで↓

バンクシー(Banksy, 生年月日未公表)は、イギリスのロンドンを中心に活動する覆面芸術家。社会風刺的グラフィティアート、ストリートアートを世界各地にゲリラ的に描くという手法を取る。バンクシー本人は自分のプロフィールを隠そうとしており、本名をはじめとして不明な点が多い。2005年、自作を世界各国の有名美術館の人気のない部屋に無断で展示し、しばらくの間誰にも気づかれないまま展示され続けたことが話題となった。

上記にもあるように、美術館で、作品を盗むのでは【なく】、【置いて】くる、CD屋さんでCDを買い込んで、バンクシーオリジナルのジャケットを【勝手につけて】、また、お店に【置いて】くる、そういうことをする別名アートテロリストです。
2015年の8月から9月頃には、期間限定で、イギリスにて『デズマランド』という遊園地を作りました。
某超有名テーマパークを、えー、なんていうんだろう、もじった、皮肉った、えー、そういう遊園地です。
舗装されていない道(つまり土が剥き出しになっていて、泥っぽい)、やる気のないスタッフ、造形に失敗してるような人魚姫、かぼちゃの馬車が事故を起こし、シンデレラの死体の写真を撮るパパラッチ、園を出るためには必ずお土産屋さんを通らないと出られない、とか、そういう遊園地だったそうです。
こんなの。

わたしは、この御仁がとても好きで、えー、そのバンクシーがNYで何をやらかしてくれるのかと、ずっとこの映画を楽しみにしていまして。はい、楽しかったですー!

映画の内容としては。
バンクシーNY出張編です。
2013年10月、この1か月間、NYにて、毎日、どこかに作品をひとつ作って、バンクシーアカウントのインスタグラムにフォトアップする、NYのファンたちがそれを追い掛ける、『宝物があるうちに』『消されないうちに』。

wikiの説明にもありますが、バンクシーが描いているのは、グラフィティアートと呼ばれている、街の壁やら塀にスプレーやペンキで描く、いわゆる【ラクガキ】です。
つまり、街のエラいひと、もしくはその建物の持ち主が「消しなさい」と行ったら、それは【消されても文句が言えないもの】なのです。なぜなら、ラクガキだから。それがどんなに芸術性が高くても、価値があっても。

なので、
インスタグラムで『今日の作品』をバンクシーアカウントがアップする → SNSで拡散される → ファンが駆けつける → 写真を撮ってSNSにアップ、更に拡散 … という流れで、この映画では『SNSと街、路上の融合、そのNY市民たちの反応も(バンクシーの)作品の一部だと言える』と説明されていました。
バンクシーの作品にスマートフォンやデジカメを向けているファンに、更に映画のカメラが向けられる、という、そういう作品です。
(これが何度も映されるんですが、これがものすごく皮肉に見えました。バンクシーが電柱やら壁の影から、そのファンたちを見ているような気が。「(バンクシーの)作品を見ている君たちを世界中が見てるよ」というカンジで)

いくつか紹介を。えー、それなりに遠慮していますが、ネタバレがダメな方はお読みにならない方がいいかと。
よろしくお願いします。

========以下、これよりネタバレあります========

◆10月1日:チャイナタウン

バンクシーNY1日目

この映画のポスターにもなっている絵です。

男の子が手を伸ばして、標識のスプレーをつかもうとしているんですが。
この標識の文字が『グラフィティは犯罪です』
この日の夜か翌日早朝に、この標識は盗まれてしまい、別の標識が描かれていたそうです。
次の標識の文字は『ストリートアートは犯罪です』

グラフィティ、ストリートアートを全否定するモチーフから、バンクシーが企てた騒乱の1か月が始まるというのも、ツイストが効いてていいなあ。
自分が作っているものを、自分が作ったものそのものに否定させるって、なにそのフクザツ骨折したようなゲイジュツ的マトリョーシカ(や、マトリョーシカでもないなあ、なんだろう、死んだ鍋?)。

◆10月7日:レッドフック

バンクシーNY7日目

絆創膏を貼られた赤い風船です。

ファンたちはこの風船の周りで写真を撮る。

バンクシーNY7日目

女の子は絵じゃないです。

こんなのとか。

バンクシーNY7日目

グラフィティとファンたち。

これは、こういう結末になったようです。

Banksy art in Red Hook is destroyed by graffiti artist
この絵に限らず、塗りつぶされる、消されるというのは、普通にあるようです。

赤い風船@英国

この絵は実は対になっていて、こういう絵もあったり。

この絵の風船が飛んでいって、傷だらけになって絆創膏が貼られて、遠くNYまでたどりついたのかなーと思ったり。

◆10月8日:グリーンポイント

10月10日

一つの独創的な思想は、千もの愚かな引用に値するーーディオゲネス

これはドアに描かれたそうなのですが、ドアの所有者が即時に撤去したそうです。

◆10月10日:イーストニューヨーク

10月10日

電柱は本物で、ビーバーが描かれたグラフィティです。

本では、ビーバーはNY市民、アメリカ国民の象徴で、電柱は政府を意味していると説明がありました。
それがバンクシーからのメッセージなんですが。
わたしには、この絵に関して、バンクシーのメッセージよりも印象的な言葉、というか、エピソードがありました。
この絵が描かれたのは、あまり治安の良くない地区らしく、この絵に価値があると気付いたストリートギャング(っぽい)おにーさんたちが

「撮影するなら金を払え」
「払えない金額じゃないだろう」

と、写真を撮りにきたファンたちに言うのです。
(5ドルだったか20ドルだったか)(本には20ドルと書かれていますが、映画では5ドルって言ってた気が)
(だいたい500-2,000円くらい)
そして、忘れられない言葉が飛び出しました。

「お前ら、この絵がなきゃ、こんな場所へ来ないだろう」

この言葉を聞いた時、わたしは、バンクシーはこの一言を言わせるために、や、この一言をファンたちに聞かせるために、ひょっとしてニューヨークでの活動をしたのかなー、と思いました。

が、本では

もちろん、バンクシーが場所を選ぶとき、そこに一切、慈善事業的な意識はないだろう。街中に作品をばらまくことで、白人や高所得者が多い場所を選んでいるという批判に対して先手を打ちたかったんじゃないかな?(まあ、「ニューヨーク市全域制覇」というのは、全体の計画の一部だったしね)

とあるので、わたしが感じたソレではないっぽい… ない、かなあ…

◆10月17日:ブッシュウィック

バンクシーNY10月

日本のお嬢さんふたりの絵ですが。


グラフィティアーティストが、女の子ふたりの部分を黒のスプレーで塗りつぶしたようです。

ニューヨークには、バンクシーファンもいれば、アンチバンクシー派もいるわけで。
バンクシーの絵をこんな風に傷つけたり、GO HOME! と書いたり、活動を邪魔される、妨害されることもあるようです。
そういうことをされることも含めて、街に描く絵、グラフィティなんだろうなあ。
(これは、有志のファンが塗装用シンナーで、元の状態に戻されたそうです)
こうなる前に、ファンは駆けつけて、綺麗な状態で写真を撮り、SNSへアップするのが理想なのですが、場所を割り出す、そこへ駆けつける、それまでの時間に、持ち主が撤去したり、こうして傷つけられたりしたり。
グラフィティアーティストたちからの嫉妬ややっかみのみならず。
バンクシー、ニューヨークでお尋ね者になっていました。
ニューヨーク市警はバンクシーを逮捕すると声明を出し、ブルームバーグ(前)ニューヨーク市長は「他人や公共の財産に損害を与えるものは芸術に値しない」と公言しました。
美術雑誌の評などでも「低俗で分別を欠いた芸術の面汚しだ」と言われていたようです。

そして反バンクシー派の意思とは正反対に、バンクシーがグラフィティを残した建物の所有者は、それをオークションに出したりして、えー、大金を手に入れている。

◆10月22日:ウィレッツポイント

バンクシーNY10月22日

この日の作品はスフィンクスですが。

わたしはコレはあんまりいいと思えませんでした。映画館の大きな画面で見ても、本で見ても、ネットで見ても。
好きじゃない、というか、なんだろう、造作が雑に見える、や、ちょっと違うなあ、なんだろう、バンクシーっぽくない、のかなあ。
他のステンシルなら、あー、バンクシーだな、と思うんですが、これは何だろう、バンクシーの指紋が見えないような気がする。

これは地元の自動車修理工が自宅のガレージに持って帰り、話を聞きつけた画廊の店主が委託販売という形でお店へ引き取ったそうです。
(スフィンクスは、この映画ができた時点でまだ売れていないとか)
この画廊の店主は、作中、他のエピソードでも出てくるんですが、ちょっと不愉快、というか、あんまり好意的には見られない御仁なんですが。
その不愉快も併せて、バンクシーの映画なんだろうなあ。
そして、自宅のガレージに持って帰った自動車修理工ですが。
このひとの台詞もまた強烈でした。

「身なりのいい連中が写真を撮っていて、慎重に扱っていたから、きっと貴重なものだ。だから、誰かに取られる前に、自分が頂く」

10月10日のイーストニューヨークのストリートのおにーさんの言葉、そしてこのひとの言葉、わたしは、この言葉に対して、どう捉えたらいいんだろう、なんていうか、バンクシーからの宿題のような。
次の映画を作るまでに、答えを考えておいてね、と言われたような。

☆ ☆ ☆ ☆

わたしがいいなあ、好きだなあと思ったものを、いくつか。

◆10月20日:アッパーウェストサイド

バンクシーNY10月20日

これがオリジナル。

BANKSY_HUMER_FAN01

こんなのとか。

BANKSY_HUMER_FAN02

楽しそう。

これはスーパーマーケットの壁だそうでして。
そこの店主さんたちが、この絵をお店に飾ったりして。
そんで、絵自体は、強化ガラスで覆って傷まないようにしているんだそうです。
(写真は撮ることができるようですが)
おかしかったのが、店主さんに案内されて、映画のカメラがこの絵を撮りに行った時、ゴミの日の前日だか、何だかで、その絵の前にゴミ袋がいくつか置かれていたりして、店主さんは、そのゴミ袋を無造作に脇によけて「これだよ」と…。
そのシークエンスが、ほんっとーに微笑ましく、楽しかったです。

今回の映画でバンクシーのグラフィティ、わたし最高認定の
◆10月24日:ヘルズキッチン

バンクシーNY10月24日

なんて好みなんだ。

コレ!すっごい気に入った!!
ファンの人たちも、この絵の前で、それぞれで想像したシュチュエーション(膝まづいて花を受け取るポーズや、「だめよ、受け取れないわ」的なポーズとか)で写真を撮っていて。楽しそうでしたー♪
これは金属のシャッターに描かれたものですが、これも建物の持ち主が撤去したそうです。

◆翌日10月24日:イーストヴィレッジ

このインスタレーションそのものじゃなくて、映画に映っていたファンの人たちがすっごく良かったのです。
「この時間と空間を共有しないと、良さはわからないよ」
というようなことを言っていて、その場にいるからこそわかるワクワク感とか、死神と演奏者との近さ、とか、そういうのがすごく羨ましかったです。

◆10月29日:ハウジングワークス
ここにある画廊で買われた風景画が、バンクシーによって加筆され、また【戻ってきた】のだそうです(タイトルまで新しくなって)。
なんかもう、Oヘンリーの短篇みたいだ。

バンクシーNY10月29日

『悪の陳腐さの陳腐さ』

もともとの絵には、人物の絵はなかったそうです。
この後姿からわかるように、これは、えー、ナチスの将校の後姿、これが描き足されました。
タイトルは
“The banality of the banality of evil”
『悪魔の陳腐さの陳腐さ』だそうで。
これはハンナ アーレント著『イェルサレムのアイヒマン 悪の陳腐さについての報告』をもじったそうなんですが。
アイヒマンというと、ナチスの将校で、ホロコーストに関係した人物であり、それだけのことをしていながら、裁判では「命令に従っただけだ」と言った人物であり。
映画では、思考停止、自分で考えないことをバンクシーは批判している、と、そういうメッセージだと言っていました。
この画廊の主は、この絵をオークションに出して、その収益をホームレスや、HIV患者のための活動に寄付したそうです。
このエピソードもすごく好きなんですが。
ちょっと戻ります。

◆10月13日:ウッドサイド
セントラルパークで、じ様がバンクシーの原画を60ドルで売っていたんだそうです。

バンクシーNY10月13日

「見知らぬ人に冷たくするな、変装した天使かもしれないから」

じ様のしれっとした顔が、ものすごく楽しくて、もう、なんだこの映画! 好き!!と思いながら、ホントにこの辺りで、膝をばしばし叩きたくなっていました。
こんなことするんだなあ、バンクシー!

結局、半日ほどで、全部で8枚売れて、売り上げが420ドル(4万2千円くらい) 。
翌日、動画でアップして、ファンたちが歯ぎしりしたとか。
オリジナルなら、28万(2,800万円くらい)ドルくらいするそうです。

映画の説明では、この機会を逃して、嘆く人も多かったそうですが、彼らの目的は、バンクシーの作品を60ドルで買う、というエピソード、ドラマが目的だ、と言っていまして。
Oヘンリー通り越して、なんだろう、笠地蔵とか、困ってるおじいさんに親切にしたところ、土地神様だったとか、そういう昔話レベルのイメージが。
これがものすごく印象的でした。

10月7日のレッドフック、
10月10日:イーストニューヨーク、
10月29日:ハウジングワークス、これらを見て、バンクシーって、ものすごく皮肉で、ブラックっぽい作品を作っていますが、ひょっとしてとても優しいひとなんじゃないかなあと思ったり。

こういう動画がありました。
バンクシー ダズ ニューヨーク公開 RT達成記念公開の動画で。
https://twitter.com/uplink_jp/status/720221763104145410

このコピーが『悪人がパイを食らい、善人が笑う』というもので、バンクシーの理想って、こういうシンプルなものじゃないかなあと。

もう1本、イグジットスルーザギフトショップ というバンクシーの映画がありました。
これはバンクシーが【撮影した】映画で、バンクシーのグラフィティがどうこう、という映画ではないです。
もともとは、バンクシーを追い掛けてた主人公が、いつの間にかグラフィティアーティストになって…というドキュメンタリーなんですが。
この主人公の絵が、どうしてもいいと思えなかった。
ウォーホルの絵を、マネして描いて、水で薄めたような絵で。
それでも、大々的にとりあげられ、個展を開き、即売会では飛ぶように売れて…、と、その絵を良いと思えないわたしが間違っているようにも思えました。
ですが、たぶん、そう思うことが、えー、その、バンクシーの手の平で転がされているんだろうなあ、と。

そして今回も。
やっぱり、バンクシーの作るものは、わたしに問いかける。
「この絵を本当にいいと思う?」
「あなたの基準で、あなたの感覚で、この絵をいいと思う?」
「街の壁に描かれたラクガキを、作者のサインさえないグラフィティをいいと言える?」
と、バンクシーから問いかけられている気がする。

例えば文章にしても、アート作品にしても、作者の名前がついていなくても「あ、これ、あのひとのだ」とわかるものが好きです。
(わたしが知っている、わかっている範囲など狭いものですが)それでも、文章を読んで、言葉の選び方、並ばせ方、読者へのウィンク、ものすごく抽象的に言うとコンテクスト、そこから、「あ、この文章、あのひとが書いたんだな」とわかった時はとても嬉しい。

物語もそうですが、わたしが好きなアート作品もまた、わたしに優しくない。
「自分で考えて」と言われているような突き放され感、やっぱり、わたしは、そういうのが好きです。

わたしは、こういう記事なども書いていて、留まらないもの、変わり続けるもの、終わらないもの、が好きで。
バンクシーのグラフィティも、消される、撤去される、街のアートとして留まる保証のない刹那的なもので。
その絵も好きですが、それよりも、バンクシー本人、そして、作品からの問いかけが好きなのかも知れない。

「何がいいと思う?」
「何がいけないと思う?」
「どんなものが好き?」

多分、正解はないと思うし、もし間違えていてもバンクシーは「ダメじゃないか」と言わないと思う。

わたしにとって、バンクシーというアートテロリストは、このNotebookers.jpのコンセプトみたいに、インスタレーションより、それを作るひとの方が面白い。

この映画、最後の31日はどうなるかというと、それは見てのお楽しみにしておいて下さい。
なので、最後のバンクシーからのメッセージも白文字反転しておきます。
ネタバレOKの方は御覧になって下さい。↓このへんにあります。

世界全体が芸術そのものだとしたら、最高だと思わないか

◆おまけ:10月11日:ミートパッキング ディスクリスト

動画のタイトルで、だいたいのことを察して頂ければ…
(なんか、すごいBBCっぽい、というか、パイソンっぽいというかさー)

◆おまけ2:読んだ本
記事の中で「本では〜」とあるのは、この本から参照しました。
(映画のパンフレットはなかったのです。なので、こちらを買いました、文章も多くて読み甲斐があります)

◆おまけ3:プラトンの言葉

プラトンの言葉

私の理論は、どんな文章でも末尾に哲学者の名前を添えると、深淵な感じがするというものだ。


(だからエピメニデスは「己を疑え」なんて言ってない)

Comments (3)

よっぱらったチーズ ~ベイクドカマンベールカルバドス風味

Posted on 13 5月 2016 by

こんにちはkonamaです。

チーズとかサラミとか

この間から、少しづつ「食べる世界地図」という本を読んでいて、いろんなところに垣間見える変な話にニヤニヤしながら読み進めています。とりあえず、

冷蔵庫がからっぽのとき、パスタをバターとマーマイトで和えて黒胡椒をかけたものが、今でも私のお助けメニューだ…それに二日酔いのときも。

高い+脂っこい+鴨はかわいい=個人的に鴨料理は気が進まない

とか書いてある本です(グルメ本とはちょいと違う方向性?)。

まだ読み途中なのですが、最初のフランス、ノルマンディ地方のセクションに「ベイクド・カマンベール」というレシピを見つけました。

なになに、カマンベールのあたまにフォークで穴をあけて、カルバドス(リンゴのお酒)をかけて、ローズマリーと塩コショウ。そのまま8時間おいて、オーブンで20分!美味しそうではないですか。そして簡単じゃないですか。
というわけで、電車にのって少し良いチーズを買いに輸入食材系スーパーに出かけたのでした。最近マイブームのつるすヒモがついてるスペインのサラミもちょうどなくなったのでしっかり買いこみました。ちなみにマーマイトも売ってたよ。

やってきましたチーズ売り場。そんなにたくさん食べられないし、小さいやつがいいかなあと見て回ると、こんなチーズを発見。

カマンベールカルバドス

左にあるの、リンゴのマークがついてる。よく見ると、CAMAEMBERT AU CARLBADOS って書いてあるじゃないですか。裏を見るとリンゴのお酒を入れたチーズとあります。なんだ、出来合いのものがあるんじゃない。でも焼いて食べろとは書いていない…。風味をお楽しみください的な説明のみ。うーむ、しかしなんかこれをこのまんま焼くのもなんだかチガウ気がする。そこで小さいひとくちカマンベール(写真右)をかって、こっちはレシピ通りに作ってみることに。カルバドスも高くないほどほどの奴を購入。さて、どうなりますことやら。

カルバドス

しかし、このリンゴのブランデー…ちょっと臭いんですよ。好みは色々だと思うんですが、シードルの類って辛口系は意外と呑みにくい印象があります(私の好みですが、イギリスで初めて飲んだサイダー(と呼ばれるリンゴ微炭酸アルコール)はちょっとびっくりするくらい美味しくなかった。今は好きな銘柄を見つけましたけどしばらくは手をだせませんでした)。

というわけでさっそく、穴開けてマリネ。こんなに小さいので、ローズマリーはベランダの苔玉から拝借w。夕飯までしばらく放置です。

01fb629c2ff9422ed7bc16e757bbc89cc0b57ddd54

で、一番上の写真が、カルバドス入りチーズを食べるぞというところなわけなのですが、まずは生でぱっくり。うーん、ちょっと臭い。ちょっとたくあん系。まずくはないが、なんか漬物系の匂いだよー。カマンベールなのに白カビじゃないようなちょっとしたくどさがあって、お酒飲むのにはいいかな。気を取り直して、自作の方をオーブンから取り出して実食。

自作カマンベールカルバドス

うん、こっちの方が良かったです。ちょっと癖のある香りがぷーんとするのはその通りなのですが、焼いてある分まろやかで良い感じ。
って、アルコール分の苦みがもんだいなのかも…という気がして、おもむろに出来合いの方のチーズも焼いてみた。

こちらは出来合いの方を切ったのを焼いた

味は…やっぱり臭いよ。そして味が温まった分強烈に(笑)。そんなわけで、ウィスキーをお供にチーズ、サラミ等々いただいた晩でした。
本当はこうやるというのがあるのかもしれませんが、これだけでも大冒険。とても楽しかったです。こんどは普通サイズのカマンベールで、バケットを準備して臨みたいと思います。

01b1bf6556bac92d1691ee3bdf2e31b506cb69ef87 今日の抜書き

Comments (2)

Tags: , ,

【レビュー】 Maped Reload Roller

Posted on 07 5月 2016 by

万年筆のインクが,ローラーボールで使えるという記事を見まして,I did some digging.

国内では,エルバンさんの商品か,カキモリさんに行く,という選択肢がどうやらあるようです.

エルバンさんはカキモリさんとは違い,カードリッジ専用.カキモリさんはコンバーター付き.

カキモリさんのやつほしい.

でも,私は残念ながらどちらのアクセスもない.

諦めるか!

ん!待てよ?カキモリさんのブログに,「ドイツ製」と書いてあるじゃないか.ドイツなんて同じヨーロッパよ!どこかに同じようなものがあるはず!

諦めない!

調べてみると,どうやらBICに似たような商品があるらしい.おフランス製やん.

コンバーターを使えないので,スポイトなんかで使用済みのカードリッジに入れる方法で使えるか.

で,買ってきました.←

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

BICちゃうやんけ!そうです.BICと同じフランスメーカーのMapedさん(UK版)の商品です.

お値段13レイ.1レイ=31円として,400円ぐらいですかね(ざっくり)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

取り出したところです.400円とは思えないぐらい軽くてちゃちい.

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

手順が書かれています.なんと後ろに補充用のカードリッジを保管できるとか.

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

後ろに確かに入っている.

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

青いインクが見えますね.

そういうわけで,かき比べ.

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

下が古き好きペリカーノジュニア.上がMaped Reload Roller.

どちらも味がありますが,ちょっと太字すぎるかな?すべりは悪く無いですが,良くもない感じです.

長さはなかなかのもので,三角形になっているため,なかなか握り心地は悪く無い.ごつい印象.

でも,キャップがおしりにはいらないので,小憎いフランス製品の典型みたいなやつです,こいつは.

だから,日本で手に入らないからって,うらやましがらないでくださいね.あくまで代替案.

 

また帰ってから,色彩雫なんか入れてみようと思っています.その前にカキモリさんにやはり行くべきか…

Comments (3)

Photos from our Flickr stream

See all photos

2017年4月
« 3月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

アーカイブ