Archive | Traveler’s Notebook

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New! らせんのじゃばらでずれていく

Posted on 24 9月 2017 by

違うものを同じと言い張ることは難しいけれど
同じものを違うと言い張ることはできるだろう
この世界には完璧なものなんてありえないから

みんな同じことなのにみんな違って見える世界
もともとは とか ゆくゆくは とかではなく
違って見えるのは今が少しずつずれているから



うれしいこと悲しいことつらいこと楽しいこと
遠くに住む人隣にいる人昔いた人未来にいる人
やさしい人こわい人不審な人愉快な人好きな人

歩き走り這い飛び登り伸びる命あるものたちや
固まり砕けぶつかり弾け溶ける命なきものたち
みんな違っているなんて不思議で寂しく面白い



同じ世界が螺旋を描き蛇腹となってずれていく
ずれたところに光がうまれずれた光が影つくる
光と影がずらした場所でずれた時間が動いてく

ずれた世界のずれた日にずれたわたしが考えた
みんな同じことだけどみんな違っていることを
同じノートに書き記しみんなで一緒に話したい



違うものを同じと言い張るなんてことはしない
同じものを違うと言い張るなんてこともしない
この世界には完璧なことだけしかないのだから

                                (往還)

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第一回手帳会議(個人) 2017

Posted on 17 9月 2017 by

はじめに

スケジュール管理不要の生活を送ってきました。なので、手帳会議の経験はありません。
しかし先日、偶然手にした「マンスリーブロック手帳」に、「マンスリー絵日記」を描き始めたところ楽しく、これを続けてみたくなりました。

予定がないなら絵日記を書けばいいじゃない

Posted on 30 7月 2017 by

また先日、ツイッターでモレカウさんがおっしゃっていた「見かけたものビンゴ」を探し始めたところ楽しく、これを続けてみたくなりました。

見かけたものビンゴという手段

Posted on 06 8月 2017 by

となると、今使っているノートが終わったあとのことを考えなければなりません。折しも手帳収穫の季節です。

条件

  1.  「マンスリー絵日記」+「見かけたものビンゴ」=「月間ブロック」+「週間レフト」
  2.  常時携帯はしない
  3.  筆記具はボールペンと、色鉛筆
  4.  月間ブロック内は無地が望ましい
  5.  週間レフトのライト頁は方眼かドットが望ましい
  6.  サイズはB6もしくはA5

検討会議

手帳事典からピックアップしたり、ツイッターでご紹介を受けたり、ショッピングモールへ行ったついでにいくつか手に取ってみたり(文具の取り扱いは少ないお店)、ネット検索して拡大写真を比較したり(検索しはじめたらキリがなくなってきて中断)。

10冊程の手帳について、検討会議を繰り広げたところ……

結論

 トラベラーズノート2018ダイアリー(レギュラーサイズ)の
「月間」と「週間+メモ」に決定しました。

これを、カヴァー無しで使って、使い終わったら「リフィル用バインダー」に保管します。一体この会議はなんだったんだ、という結果となりましたが、会議の後は拍手喝采で、二次会では、妄想が膨らみました。

付帯決議

リフィルを買いに出かけた先で、別の魅力的な手帳に出くわしてしまった場合には、迷うことなく衝動に従うことを許可します。

以上

エントリーした手帳

  • オレンジエアライン2018年1月版 ウィークリーレフト クルールB6 1,836円(エルコミューン)
  • 無印良品 塩化ビニールカバー再生紙マンスリー・ウィークリーノート/17年8月始まり A5・ダークグレー 1,100円
  • 高橋 手帳 2018年 1月始まり ウィークリー デスクダイアリー A5 紺 No.471 1,620円
  • 高橋 手帳2018年1月始まり No.233 フェルテ(R) 3<濃紺> B6 1,400円
  • ミドリカンパニーポケットダイアリー オジサン柄 B6 1,620円
  • マークス 2018 手帳 ウィークリー・レフト 10月始まり B6変型 CH マグネット18 ブラック 18ADR-CH02-BK  1,944円
  • 6503:NOLTY リスティ2(ブラック)  2018-6503  A4三つ折り 2,009 円
  • 2261:NOLTY エクリB6-1(ブラック) 2017-2261 1,620 円
  • 新日本カレンダー kleid 2mm grid diary & notes A5 ¥1,800 月間ブロックと方眼ノート分冊
  • ほぼ日weekly ウォレットサイズ 1,944円

 

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トラベラーズノートブックミーティング2017開催します 〜募集編

Posted on 10 9月 2017 by

えー、10月9日(月)お昼12時頃から、トラベラーズノートミーティングを開催します。
場所:大阪 梅田あたりを予定しています。

トラベラーズノートブック

大小三冊とミニミニトラベラーズリフィル。


途中参加、離脱など、どうぞお気軽にご参加下さい。
ツイプラを立てています。>>コチラです
(ツイプラは、@se_labyrinth のアカウントになっていますが、わたしの別アカウントです)

前回のトラベラーズノートM募集記事
前回のトラベラーズノートM報告記事
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おいしい問題

Posted on 10 9月 2017 by

切り分けないと飲み込めないから
切り分けないわけにはいかないよ

どんな風に切り分けてもいいけど
決められないなら任せたっていい
だからって服従しなくてもいいし
任された方もそのほうが気楽だろ



一口じゃ頬張れないでかい羊羹を
どうやって食べ進むかって問題さ

きっちり等分なんて不可能だから
あちこち齧ったりほじったりする
汚い食べ方するなよって怒るかな
不公平で喧嘩になるって心配かな

だけど切り分け方は自由なんだし
そのほうが絶対おいしいんだから

            (罫線)

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人間には二種類ある

Posted on 03 9月 2017 by

ノートには二種類ある
自分が書いたノートと
他人が書いたノートだ

自分が書いたノートには二種類ある
読み返したいノートと
読み返さないノートだ

読み返したいノートには二種類ある
読むのが楽しいノートと
読むのが苦痛なノートだ

読むのが苦痛なノートには二種類ある
真実だけを書いたノートと
虚偽だけを書いたノートだ

虚偽だけを書いた理由には二種類ある
あまり見えなかった場合と
あまりに見えすぎた場合だ



他人が書いたノートには二種類ある
真似ができるノートと
真似できないノートだ

真似できない理由には二種類ある
技術が足りない場合と
根気が続かない場合だ

根気が続かない理由には二種類ある
情熱が足りない場合と
未来が見えない場合だ

未来が見えない理由には二種類ある
ずっとうしろを向いているか
ずっと下を向いているからだ

ずっと下を向いている人間には二種類ある
顔を上げることすらできないか
足元をじっと観察しているかだ

足元をじっと観察している理由には二種類ある
行く末を案じて今を恐れているか
未来へ続く今を楽しんでいるかだ



人間には二種類ある
ノートを書く人間と
ノートを書かない人間だ

Notebookersのノートは
連れ込むノートであり
連れ出すノートである

                               (分析)

おまけ:マンスリー絵日記 8月分









 

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よみかえし

Posted on 27 8月 2017 by

無我夢中でノートを書いていたら
数珠繋ぎの言葉が頭をかきまわす
インクがほとばしりニブは震える

後で読み返したときに気付くのは
ノートは因果を離れて自由である
ノートは時間を離れて自在である



予言がある指針がある警告がある
書いた直後には理解できなかった
よみかえすたびによみがえる言葉

どこと繋がっているのか知れない
欠片は無分別にばらまかれている
見つけたときが繋がるときなのだ

                                                (史彦)

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休憩

Posted on 20 8月 2017 by

何もなければ何を書く?
何も書くことないと書く?
何を書いてもいいはずなのに
何で書くこと何もない?

書きたいことが何もない
書くほど感動することも
書くほど意味のあることも
書いてる時間もありゃしない

世界は刻々変わってく
みんな変化の内に在る
世界の流れを呼吸して
みんな一緒に動いてる

よく見れば 見える
よく聴けば 聴こえる
よく嗅げば 香る
よく触れば 感じる
よく噛めば 味わえる

感動はその動きを感じた証
感動は五感が運動した成果
運動したら疲労は当然
運動したら休まないとね

アイシングして
ストレッチして
ぬるま湯に浸かって
湿布貼って

ゆっくり休んで超回復
はなれたり まみれたり
留まることのない世界を
また書きたくなってきた

(隔離)

 

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Notebookerならこう言うね

Posted on 13 8月 2017 by

人生は落丁の多い書物に似ている。
一部を成すとは称し難い。
しかし兎に角一部を成している。
芥川龍之介「侏儒の言葉」

だけど
Notebookerならこう言うね

人生は自身が記したノウトである。
つながっているとは称し難い。
しかし兎に角つながっている。

初めも終わりも定かでないし
前後の脈絡もついてやしない

芥川龍之介には明らかだった
人生にスジなんてものはない

常に見えてて決して近づかず
どんな場合にも消え去らない

そこを指し示す羅針盤を一つ
ノートは軌跡の記録と検証に

だから
Notebookerならこう言うね

人生とはその軌跡に似ている。
何処に向かっているとは称し難い。
しかし兎に角何処かへ向かっている。

ノートとは空白の多い地図に似ている。
完全を成しているとは称し難い。
しかし兎に角完全を成している。

(観光)

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瓢箪から独楽

Posted on 23 7月 2017 by

 表は裏でできている
 裏は表を知っている
 表は裏を畏れている
 裏は表を包んでいる

 裏は色々削られて
 瓢箪型に括れたら
 表舞台へ躍り出て
 独楽の大量生産だ



 瓢箪から独楽は不思議じゃない
 瓢箪ができたのが不思議なんだ



 裏を捻って表と見做す
 捻れの力で独楽が回る
 捻れは回転回転は螺旋
 独り楽しく生きる子ら

 ノートの表に書いた事
 裏はノートに書けぬ事
 表はノートに書ける事
 失くした裏を感じ取れ

                        (大欲)

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桃を剥く

Posted on 16 7月 2017 by

桃を剥いている感覚
皮の抵抗を感じつつ
実の傷みを感じつつ
脳外科の手術のよう

じゃがいもをピーラーで
削りおとすのとは違って
手の指の一本一本ずつ
うぶ毛の一本一本ずつ

引きはがされた皮の下
果肉も指も濡れそぼつ
桃はもう桃ではなくなり
皮は三角コーナーへ

桃を剥くようにノートを書く
繊細かつ大胆に裸に剥く

ノートに残されているのは皮だ
ノートとは三角コーナーである

(淫蕩)

 

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春を見送った毛糸のジッパーケース(トラベラーズノート用)

Posted on 15 7月 2017 by

NUI006

先日のお知らせのとおり「春を見送った毛糸のジッパーケース」をこちらでお譲りいたします。
トラベラーズノートのオリーブエディション用に作成しましたが、
他の色の革カバーにももちろん合います。

今回は、レギュラーサイズのみ、2色、それぞれ1点ずつ用意いたしました。
価格
レギュラーサイズ 各4200円(送料込み)

アイボリー

ブラウン

2色どちらも内布は、コースターに使用している黄色の生地と同じものです。
コースターはおまけです。
おうちでのノート&カフェタイムにぴったりよ。

素材
毛糸 ウール100%
内布 コットン100%

配送方法
レターパックライト(複数お買上げの場合はレターパックプラスでお届けします)

ファスナーのスライダーには、キューブ型のスワロフスキービーズ、ペリドット(黄緑色)をつけています。

各サイズ、重さなど。

ブラウンは、キャメルにも合うなー。

保存袋に入れてお届けします。
使わないときは、これに入れておいてくださいね。

長くなってしまうけど、大事なことも。
ご注文の際は、以下のことを知っておいてください。
・編みもの製品全般に言えることですが、編み地本体には伸縮性があり、また、引っかかりに弱いです。
よって、ちょっとした突起などに引っかかり、糸が飛び出してしまうことがあります。
・手編みのものですので、既製品に比べるとズレやゆがみなどがあります。
手作りのあたたかみとご了承ください。
・一本の糸を編んでいる品です。お取り扱いは「やさしいきもちで」お願いいたします。

ご使用になり、お困りのことが後から出てきた場合も、お気軽にご相談ください。
できる限り修理させていただきますし、ご自分で直したい場合もアドバイスいたします。
(修理の場合は、こちらへの送料のみご負担ください)

また、ご注文前でも気になることがございましたら、下記のメールアドレスへお気軽にご連絡ください。
nuiko★notebookers.jp
(★を@にしてください)

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春を見送った毛糸のジッパーケース(④販売日時のお知らせ)

Posted on 09 7月 2017 by

③で予告していました毛糸のジッパーケース、販売日時のお知らせです。
予定通り、2017年7月15日、午前11時からです。
よろしくお願いいたします。

予告通り、オリーブエディションとのセッティング風景です。
うん、よい。

チャームも付けました。

キューブ型スワロフスキービーズのペリドット。
さわやかな黄緑色です。

拡大写真。
毛糸の風合いとかもわかりやすいかな。

各サイズ、重さはこんな感じです。

今回は、オリーブエディションに合わせて作りましたので、
レギュラーサイズのみ、2色、1点ずつの出品です。
アイボリー(コースターはおまけです)

ブラウン

アイボリーもブラウンも、コースターに使用してる黄色の生地が内布です。

今回も保存袋を用意しました。

前回の③の記事で「お楽しみに」なんつってたハトメパンチは、ここで使用しました。
ミドリが出していた留め紐シールが、もう公式で売ってないようなので、
フエルトで作りました。

この記事のためにオリーブエディションをお借りして、
たくさん写真撮らせてもらいましたので、よかったらごらんください。チサさんありがと!
ロケ地 大阪 中崎町 Giving Tree Cafe



ペラっとした左側(逆さにしてジッパーケース左側でもオケ)は、
ピンバッヂやブローチ、クリップの収納場所に。
ジッパーケースの方には大事なペン、万年筆などの収納に。
ふかふかしてるからクッション機能もあって最適よ。

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わらいぢごく

Posted on 09 7月 2017 by

ひもでくくられた肉
ほどけたらバラバラ
風船は窮屈だけど
弾ければ消滅する

いかりではこわせない
ないてもきえさらない
ぼうりょくではしなない
ことばではこえられない

わらいは感情ではない
わらいは魂を排泄する
紐をほどき風船を割る
わらいだけが無意味だ

笑い続けるとバターになる

(鴨川)

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春を見送った毛糸のジッパーケース(③販売予定と改善点と工具自慢)

Posted on 05 7月 2017 by

前回、7月の初旬に販売できればいいなーと言ってました。
予定は未定、とはよく言ったものです。すこし延期させてください。

今のところ販売開始は、2017年7月15日(土)、午前11時からの予定です。
販売一週間前にもう一度、きちんと告知しますので、しばらくお待ちくださいね。
オリーブエディションに合わせた写真も、その時に披露します。

現在、上の写真の通り、毛糸のジッパーケース本体とおまけのコースターが仕上がりました。
あ、これ、お譲りしてもいいかなーと思えるのは、できあがってくるわりと直前です。
もちろん最初の工程から、商品ということを念頭に製作はいたしますが、
やっぱりイマイチだなーなんて感じるものに、お金をいただくわけにいきません。
どんなに手間がかかっていようとも。

なにが言いたかったっけ。
そう。作っていてわくわくできて、できあがりが満足できるもののみ、出品していまして、
今回わくわくした工程はですね、やっぱりできあがりの直前、この内布を中に装着したときです。
か、かわいい。


まつり縫いで内側を縫いとめる前の写真です。
まつり縫いがこれまた私は大好きで、ずっとまつり縫いし続けたいと願うほど、
うっとりしながらまつり縫いってます。ぬいこのぬいはボンヌイのぬいです。

でもね、この内布を好きすぎて、ファスナーにつけるチャームがまだ決まらないのです。
トラベラーズノートのオリーブエディション用に作ったから、
オリーブ色のスワロフスキービーズを合わせてみたのですがイマイチで。
うーん。やはりオリーブエディションに実際合わせてみないとピンとこないのかも。
頭の中だけで組み合わせを考えるのは難しいですね。
だからやはりね、気になったチャームとかビーズとか布とか毛糸とかはね、
目的がなくてもその場で捕獲しとかないとね、といつもの買物の正当性をここで主張。

あ、あと、過去作のものから改善したところがあるんだった。
言うの忘れてた。

この写真の上部中央あたりをご覧ください。
切りこみの幅を小さくしてみました。
前回までの毛糸のジッパーケースは、トラベラーズリフィルのクラフトファイルを参考に、
ゴムがくる中央の切りこみ幅を1センチメートルほど開けていたのですが、
購入いただいた方から、使っててずれてくる、という貴重なご意見をいただきまして、
幅を狭めてみた次第です。
トラベラーズノートカバーの特性上、ずれない、てことはないだろうけれど、
ずれ幅が小さくなればいいなあと思っています。
他にも、こうすればいいのに、みたいなご意見お持ちの方は、お気軽におっしゃってください。うれしいです。
できる限り改善していきたいと考えています。

最後に、毛糸のジッパーケースのために手に入れた工具を自慢して終わります。

ハトメパンチです。
ずっしりしていてかっこよく、コピー用紙30枚程度の穴も開けられて、
かしゅっとカシメるときの手ごたえがたまらないです。工具っていいよね。
これはジッパーケース自体に使うわけではありませんが、なにに使うか、次の投稿をお楽しみに。

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Q:あの犬は白い

Posted on 02 7月 2017 by

Q:「あの犬は白い」を無意味にしなさい。

A:あの犬は白いということはない。あの犬は白いし重い。あの犬は白い犬ではない。あの犬は白い。二万年前までは。あの犬は白い。そして、とても美味い。あの犬は白い。「犬なんていないよ…」 あの犬は白い。「あの」も「犬」も「白い」もみんな嘘。あの犬は白い。大人は分かってくれない。あの犬は白い。この猫は黒い。あの犬は白い、という以上の意味はない。あの犬は白い。「ガム要る?」 あの犬は白い。震度六強だった。あの犬は白い。「俺は人を殺したんだ」 あの犬は白い。そして人語を解する。あの犬は白い。あなたが分からない。あの犬は白い。それがどうした。あの犬は白い。誰か聴いてください。あの犬は白いお母さんだよ。あの犬は白い。「白かないわ」 あの犬は白い。「昔のことさ」 あの犬は白い。サイレンが鳴っている。あの犬は白いと思えば白いのかもしれない。あの犬は白い。俺よりもよほど偉い。あの犬は白い。「いいじゃないの別に白くったって」 あの犬は白い。そんな犬は五万といる。あの犬は白い。君の羽根も白い。あの犬は白い。この一言から街は焦土に帰した。あの犬は白い。What? あの犬は白い(一同涙を流す) あの犬は白い。それはさておき― あの犬は白い、と書き残されていた。あの犬は白い(六文字抹消) あの犬は白い。始めてしゃべった言葉。「あの犬は白い、と言えと脅されていたんだ」 あの犬は白い、未来永劫。あの犬は白い。「ってことは……」 あの犬は白い。地球は青い。あの犬は白い。「あなたのそういうとこ、好きだったな」 あの犬は白い。「そうやってすぐ決めつけて」 あの犬は白い。「おそらくは、意識が混濁しているのでしょう」 あの犬は白い。「―・1ワープ!!」 あの犬は白い。「それ、今度会った時の合言葉にしましょう」 あの犬は白い、なんて、こんなに書いたことはなかった。あの犬は白いってことしか取柄がないのか…… あの犬は白い。そして五階建てのビルくらいでかい。あの犬は白い。「あの犬はいつだって白いさ」 あの犬は白い(銃声・エンドロール) あの犬は白い。「そう言っていられるのも今のうちだ」 あの犬は白い。トントン「ジャスラックです」 あの犬は白い。アボカドの匂い。あの犬は白いあの白は犬い。あの犬は白い。背後には百匹の野犬。あの犬は白い。実は茶色い。あの犬は白い。名前はワタナベノボル。あの犬は白い。あれが? あの犬は白い。失敗だ。あの犬は白い。だからといって仕事が見つかるわけじゃない。あの犬は白い。衛星軌道上から捉えても。あの犬は白いという落書き。あの犬は白い。躰は丸い。あの犬は白い。(バチン)最ッ低ーッツ! あの犬は白い。「そ、それが何か……」 あの犬は白い。「アッ、ウソウソウソ」 あの犬は白い。ねぇ。あの犬何色に見える? あの犬は白い。あの白いやつだ。あの犬は白い。兎のほうが白い。あの犬は白い。か~ら~の~

あの犬は白い。後手93玉。あの犬は白い。顔が遊星からの物体X。あの犬は白い。その記憶が最後だ。あの犬は白い。だから? あの犬は白い。つまり? あの犬は白い。それで? あの犬は白い。ハイハイ。あの犬は白い。夜明けは近い。あの犬は白い、という以上の意味がある。あの犬は白い。嗣永さんは引退。あの犬は白い。猿と雉は白くない。あの犬は白いと君が言ったから七月二日はたわし記念日 あの犬は白い。スイカが安い。あの犬は白い。でも横からみると青い。あの犬は白い。「よし、白のコードを切れ!」 あの犬は白い。それは母であり息子である。あの犬は白い。あの犬は白くない。あの犬は白い。あの犬の「毛」は白い。あの犬は白い亡霊のように私につきまとった。あの犬は白い。「見えるの?」「ああ。はっきりとね」あの犬は白い。あの犬は白い。と言ってみただけ。逆になんの意味があったっていうのだろう。「あの犬が白い」になんて。

(攝津)

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読書ノート(いけばな)

Posted on 25 6月 2017 by

この世の時間を一まず離れて
死とは違う永遠の形を求める



直接示すことのできない形を
命を賭けた身振りで表現する



静止とは違う普遍の継続性を
刹那に凝縮して現わすために



花は花のまま花ではなくなり
本は本のまま本ではなくなる

                          (直感)

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春を見送った編みジッパーケース(②もう夏ね)

Posted on 18 6月 2017 by

前回、編みかけの写真をアップし、これから作っていくぜい!
と投稿したのが2月27日ですって。
他人事のように言ってますが、あれから年度末に突入し、
派遣社員ながらも多忙でヘトヘトになってしまい、平日は製作できなくてね…
て完全に言い訳ですねすみません。
現在、ここまでできましたので、中間報告させてください。
編み地は編めまして、アイロンかけてまっすぐにしたところです。

左の黄色い布が内布、下に敷いてるトラベラーズはキャメルです。
編み地は、焦げ茶色とアイボリー色です。上に写っている黄色いジッパーがつきます。

製作してる時は、左上のように、iPad miniでホラーゲーム実況を流しながらが多いです。
ギャーとかワーとか聞こえてくるのをチラチラ見ながら進めてると眠くならないし、
為になるものでもないので、製作に集中できるのです。
画面は、最近流行ってるらしい「13日の金曜日」テーマのオンラインゲームの様子。
自分ではとてもプレイできないけどおもしろいよ。

オリーブエディションは持っていないので、これができあがったら、
オリーブ持ってるお友達にお願いして、写真撮る予定です。
たぶんすてきな品に(自分で言うよ)なると思います。
ジッパーにつけるチャームをどうしようか考えるのが今の楽しみ。
内布が黄色地に赤い花と緑の葉っぱ・蔦だからーふふふふふふふふ

考えながら、チャームを探しながら、次は組み立てて縫ってゆく作業+おまけ・保存袋作りに入ります。
その後、販売になるからえーと7月の初旬くらいになるかな。それ目標。

今回は、パスポートサイズは作っていません。
オリーブエディションに合わせて作ったのでね。
でもご覧の通り、キャメルにも合うはず。
もちろんブラウンやブラック、ブルーにも。

あとさ、「編みジッパーケース」て呼ぶのを「毛糸のジッパーケース」に変えたいので変えますね。
次回からね。どうでもいいね。でも私にとっては大事なことなので、一応報告しますね。
毛糸のパンツみたいでかわいいし、
知らない方が名前を聞いただけで「毛糸でできたジッパーケースなんだろうな」と想像しやすいかなって。

では、また。ふふふふふ

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遅延装置

Posted on 18 6月 2017 by

未来は身体の中をぐるぐる回って
周回遅れの今になる

未来は一度に全部を与えてくれるのだけれど
身体は一部を少しずつ遅れて受け止めるだけ

未来は過去の今にならなければつかまらない
身体の中の形にはまらなければみつからない

思いがいつも もどかしいのは
未来が おいついてこないから

必死に手を伸ばして書き留める文字の乱れは
遅すぎる未来への焦りや苛立ちや不安のため

ノートはすごく遅れているけれど
そこには未来だけが詰まっている

(針穴)

 

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ちゃつぼ

Posted on 04 6月 2017 by

夢の底は抜けているか?
現で蓋をしていないか?
夢と現を隔ててるのは
砂時計のくびれの部分

音を集めて光を吸って
その喉ごしを味わって
底をこさえて蓋をして
夢と現は混ぜるな危険

くびれがあるから滞る
滞るから時差ができる
夢と現と自分と他人と
時差が区別を創り出す



夢から現へ現から夢へ
ひっくり返せば底は蓋
自分の底を突き抜ける?
自分の外へ突き抜ける?

所詮はガラスの砂時計
くるくるくる巡るだけ
蓋がなければ底をとり
底が抜けたら蓋いらぬ

底も蓋もないちゃつぼ
内も外もないちゃつぼ
皆ぶちまけるちゃつぼ
ちゃつぼはどこにある?

ちゃちゃつぼちゃつぼ
ちゃつぼにゃふたがない
そこをとってふたにしろ

(対称)

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悦楽の蝦蟇

Posted on 28 5月 2017 by

五感は快楽増幅型の世界受信装置
この緻密でいい加減な煩悩発生源
この世の本当の姿なんて知らない
数式で説明されても理解できない

この身体があってこの世界がある
この世界があってこの身体がある
受信装置と発信装置は同じだから
世界と身体とは常に入れ替え可能



雨夜の国道に蹲る蝦蟇を見かけた
カタツムリも引っ込むほどの豪雨
軽自動車のスペアタイヤ程の蝦蟇
錯覚でもいい 世界が楽しくなる

                     (享受)

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アルペジオ

Posted on 21 5月 2017 by

パレットの定位置に置き並べた
色・音・言葉 をミックスして
置き並べたものとは違うことを
この世界に再現しようとする時

言い当てたいのなら焦らないで
チューブから絞り出したままの
色・音・言葉 から飛び出して
色・音・言葉 で妥協しないで

ぐちゃぐちゃ混ぜるなんてこと
色とは違う言葉や音には難しい
それに色だって混ぜたら濁るし
音それぞれがあってこその和音



幸いなことに我々には時がある
パレット上で混ぜたりしないで
印象派の視覚混合を応用すれば
イメージを言い当てられるはず

パレットの定位置に置き並べた
色・音・言葉 をよく吟味して
時というカンバスに並べ直せば
色・音・言葉 から飛び出せる

                                  (両面)

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拾い嗅ぎ

Posted on 14 5月 2017 by

生きていくことは餓えること
とにかく辺りをうろつき回り
気になる匂いを嗅ぎつけたら
躊躇しないで取り込んでいく

拾ってるのはありふれた痕跡
この世がこの世であるという
そのおおもとがこういう風に
ごろごろごろごろしてるから

目的地なんて考えたことない
ただただこの身を働かせたい
節制倹約とは真逆な貪欲さの
ひたむきなモグラみたいな姿



拾ったモノにこだわりはない
ほこりをきちんと払い落とし
身体いっぱいに香りを楽しむ
嗅ぐだけで食べたりはしない

物にこだわると荷物が増える
いろいろ抱えると面倒くさい
物が物である理由を見極めて
その理由だけを沁み込ませる

自分もごろごろごろごろして
世界と自分が同じ匂いになり
何がどうしてこうなったかを
なっとくできるまで拾い嗅ぐ

                                  (取捨)

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仮借される仮借

Posted on 07 5月 2017 by

仮のものなら借りておこう
言い当てるのは至難だもの

世界にばらまかれたワード
ルールを決めながら遊ぶ旅

楽しそうなものが多すぎて
次から次へとコスプレ三昧

目で嗅いだり鼻で聴いたり
耳で味わったり口で見たり

そんな程度じゃつまらない
接触抱擁接吻交接融合咀嚼

遠巻きに言葉を纏うデコイ
剥き出しの感覚器官が攻撃

天動説でも地動説でもいい
深層心理もエゴも別にいい

日は出て沈み月は満ち欠け
季節は廻り生命は輪廻する

その調べをうまく仮借して
かりほの庵のとまをあらみ

積んでは崩し崩しては積み
十万億土シミュレーション



遊びをせんとや生れけむ 戯れせんとや生れけん  
遊ぶ子供の声きけば 我が身さえこそ動がるれ
~梁塵秘抄 巻第二 四句神歌 雑

                                               (仮舟)

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解きほぐさない

Posted on 30 4月 2017 by

ニットは絡み合って思いを形にする
ほぐせば思いは形を失くしてしまう

もつれた糸は三次元的にあらわれる
懸命にほぐしたところで一本の糸だ

ワープとは空間をもつれさせること
相対性理論によれば宇宙は歪んでる

絡まっている時接している二地点は
ほぐしてしまえば遠く隔たる二地点



事を解きほぐし原因⇒結果にする?
単純で見通し良い殺風景な世界に?

光や音 匂いや味 様々な感覚感情
それらが混然一体となって縺れる形

解きほぐさずに満喫できるとしたら
そっちのほうがずっと楽しいと思う

もっともつれさせて奇妙で豊かに!
もっと絡み合ってワープを繰り返す



だから解きほぐす知識や手間は不要
鞄から取り出したヘッドホン以外は

                        (混線)

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ゼロ距離の隔たり

Posted on 23 4月 2017 by

離れたい 離れたくない
放したくない 放したい
塗れたい 紛れたくない
守りたい 守りきれない

分かりたい 分かりたくない
捕まえたい 捕まりたくない
失いたくない 奪いたくない
含まれたい 含まれたくない

一緒にいたい 一緒になりたい



抱きしめたい 一つになりたい

飛び込んでも 殴り込んでも
取り込んでも 雪崩込んでも
閉じ込んでも 流し込んでも
溶け込んでも 成す術もなく

そこで私は常に異邦人となる
ゼロ距離の隔たりは潰えない
展開すれば無限の面積をもつ
極小の多面体を内包する存在

                  (背理)

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とりま

Posted on 16 4月 2017 by

とめどなくとどめない世界を
とどめないままとどめるため
とりあえずはとどめておいて
とりとめもなくとりまとめる

言葉を重ねて
記号を連ねて
図版を入れて
数式も駆使し



まどろこしいほど慎重に
キュビズムのように
デイヴィッド・ホックニーのように
現場を再構成する



空間を重ねる
時間を重ねる
因果を重ねる
相関を重ねる

まとめたはずがまとまらず
とどめたものがとどまらず
あつめたものが消え失せて
まとめぬものがあらわれる

                          (生体)

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注釈

Posted on 09 4月 2017 by

「今」といってもそれは「永遠」ということです

「昔」といってもそれは「現在」ということです

「私」といってもそれは「状況」ということです

「器」といってもそれは「中味」ということです

「命」といってもそれは「身体」ということです

「脳」といってもそれは「臓物」ということです

「罪」といってもそれは「法律」ということです

「国」といってもそれは「戦争」ということです

「魂」といってもそれは「教育」ということです

「愛」といってもそれは「慈悲」ということです

「絶対」といってもそれは「相対」ということです

「仲間」といってもそれは「許諾」ということです

「経済」といってもそれは「収奪」ということです

「自由」といってもそれは「拘束」ということです

「知性」といってもそれは「契約」ということです

「欲望」といってもそれは「存在」ということです

「写生」といってもそれは「抽象」ということです

「存在」といってもそれは「渦巻」ということです

「自我」といってもそれは「境界」ということです

「言葉」といってもそれは「比喩」ということです

「情報」といってもそれは「生身」ということです

「集団」といってもそれは「一匹」ということです

「感情」といってもそれは「反応」ということです

「意思」といってもそれは「後付」ということです

「違う」といってもそれは「違う」ということです

「理解」といってもそれは「誤解」ということです

「誤解」といってもそれは「理解」ということです

「理解」といってもそれは「隔離」ということです

「隔離」といってもそれは「感化」ということです

「交流」といってもそれは「破壊」ということです

「破壊」といってもそれは「創造」ということです

 

 

(無終)

 

 

 

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濁り

Posted on 02 4月 2017 by

透明→不透明 のまえに
非有→透明 という段階
があるというのは間違い
非有→不透明 だと思う



不透明なのは この世界
世界は当然透明じゃない
不透明なのは この身体
身体はとことん  不透明

透明の塊と不透明の塊を
ほどよいカオスで配合し
見えたり見えなかったり
見せたり見せなかったり

そういうところが面白い
透明だったらつまらない
時に薄くて時には濃くて
その匙加減がいいところ



願望の濃度は人それぞれ
欲望の強度は人それぞれ
善悪の境界は人それぞれ
幸福の基準は人それぞれ

透明な魂と不透明な魂を
ほどよいカオスで配合し
解りあえたりなかったり
悲喜こもごもを謳歌する

                                                  (○●)

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遁走曲

Posted on 26 3月 2017 by

ノートを書けば ブックになり
ブックを読めば ノートに記す

筆者の立場と読者の立場を
ぐるぐるぐるぐる巡るうち
答えは問に 問はヒントに



昨日の続きにいるなんて退屈だ
自分が自分でいるなんて窮屈だ

因果関係より相関関係の世界へ
自分の周りにある未知の世界へ

読むことは奏でること
止むことのない遁走曲

                  (多声)

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筆耕 ―泡立てるノート

Posted on 19 3月 2017 by

ノートをペン先で耕す
掘り起して混ぜ返して
肌理細かい泡を立てる

キッチリをグズグズに
コチコチをフワフワに
アワアワと膨らませる



豊かに美しく輝く生命
映し映される世界は泡
確かなものは何もない

辺り一面に薄くて軽い
現を映した虚ろな泡沫
はじけとぶまでの愉楽

                             (息吹)

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