Archive | Traveler’s Notebook

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New! 悦楽の蝦蟇

Posted on 28 5月 2017 by

五感は快楽増幅型の世界受信装置
この緻密でいい加減な煩悩発生源
この世の本当の姿なんて知らない
数式で説明されても理解できない

この身体があってこの世界がある
この世界があってこの身体がある
受信装置と発信装置は同じだから
世界と身体とは常に入れ替え可能



雨夜の国道に蹲る蝦蟇を見かけた
カタツムリも引っ込むほどの豪雨
軽自動車のスペアタイヤ程の蝦蟇
錯覚でもいい 世界が楽しくなる

                     (享受)

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アルペジオ

Posted on 21 5月 2017 by

パレットの定位置に置き並べた
色・音・言葉 をミックスして
置き並べたものとは違うことを
この世界に再現しようとする時

言い当てたいのなら焦らないで
チューブから絞り出したままの
色・音・言葉 から飛び出して
色・音・言葉 で妥協しないで

ぐちゃぐちゃ混ぜるなんてこと
色とは違う言葉や音には難しい
それに色だって混ぜたら濁るし
音それぞれがあってこその和音



幸いなことに我々には時がある
パレット上で混ぜたりしないで
印象派の視覚混合を応用すれば
イメージを言い当てられるはず

パレットの定位置に置き並べた
色・音・言葉 をよく吟味して
時というカンバスに並べ直せば
色・音・言葉 から飛び出せる

                                  (両面)

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拾い嗅ぎ

Posted on 14 5月 2017 by

生きていくことは餓えること
とにかく辺りをうろつき回り
気になる匂いを嗅ぎつけたら
躊躇しないで取り込んでいく

拾ってるのはありふれた痕跡
この世がこの世であるという
そのおおもとがこういう風に
ごろごろごろごろしてるから

目的地なんて考えたことない
ただただこの身を働かせたい
節制倹約とは真逆な貪欲さの
ひたむきなモグラみたいな姿



拾ったモノにこだわりはない
ほこりをきちんと払い落とし
身体いっぱいに香りを楽しむ
嗅ぐだけで食べたりはしない

物にこだわると荷物が増える
いろいろ抱えると面倒くさい
物が物である理由を見極めて
その理由だけを沁み込ませる

自分もごろごろごろごろして
世界と自分が同じ匂いになり
何がどうしてこうなったかを
なっとくできるまで拾い嗅ぐ

                                  (取捨)

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仮借される仮借

Posted on 07 5月 2017 by

仮のものなら借りておこう
言い当てるのは至難だもの

世界にばらまかれたワード
ルールを決めながら遊ぶ旅

楽しそうなものが多すぎて
次から次へとコスプレ三昧

目で嗅いだり鼻で聴いたり
耳で味わったり口で見たり

そんな程度じゃつまらない
接触抱擁接吻交接融合咀嚼

遠巻きに言葉を纏うデコイ
剥き出しの感覚器官が攻撃

天動説でも地動説でもいい
深層心理もエゴも別にいい

日は出て沈み月は満ち欠け
季節は廻り生命は輪廻する

その調べをうまく仮借して
かりほの庵のとまをあらみ

積んでは崩し崩しては積み
十万億土シミュレーション



遊びをせんとや生れけむ 戯れせんとや生れけん  
遊ぶ子供の声きけば 我が身さえこそ動がるれ
~梁塵秘抄 巻第二 四句神歌 雑

                                               (仮舟)

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解きほぐさない

Posted on 30 4月 2017 by

ニットは絡み合って思いを形にする
ほぐせば思いは形を失くしてしまう

もつれた糸は三次元的にあらわれる
懸命にほぐしたところで一本の糸だ

ワープとは空間をもつれさせること
相対性理論によれば宇宙は歪んでる

絡まっている時接している二地点は
ほぐしてしまえば遠く隔たる二地点



事を解きほぐし原因⇒結果にする?
単純で見通し良い殺風景な世界に?

光や音 匂いや味 様々な感覚感情
それらが混然一体となって縺れる形

解きほぐさずに満喫できるとしたら
そっちのほうがずっと楽しいと思う

もっともつれさせて奇妙で豊かに!
もっと絡み合ってワープを繰り返す



だから解きほぐす知識や手間は不要
鞄から取り出したヘッドホン以外は

                        (混線)

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ゼロ距離の隔たり

Posted on 23 4月 2017 by

離れたい 離れたくない
放したくない 放したい
塗れたい 紛れたくない
守りたい 守りきれない

分かりたい 分かりたくない
捕まえたい 捕まりたくない
失いたくない 奪いたくない
含まれたい 含まれたくない

一緒にいたい 一緒になりたい



抱きしめたい 一つになりたい

飛び込んでも 殴り込んでも
取り込んでも 雪崩込んでも
閉じ込んでも 流し込んでも
溶け込んでも 成す術もなく

そこで私は常に異邦人となる
ゼロ距離の隔たりは潰えない
展開すれば無限の面積をもつ
極小の多面体を内包する存在

                  (背理)

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とりま

Posted on 16 4月 2017 by

とめどなくとどめない世界を
とどめないままとどめるため
とりあえずはとどめておいて
とりとめもなくとりまとめる

言葉を重ねて
記号を連ねて
図版を入れて
数式も駆使し



まどろこしいほど慎重に
キュビズムのように
デイヴィッド・ホックニーのように
現場を再構成する



空間を重ねる
時間を重ねる
因果を重ねる
相関を重ねる

まとめたはずがまとまらず
とどめたものがとどまらず
あつめたものが消え失せて
まとめぬものがあらわれる

                          (生体)

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注釈

Posted on 09 4月 2017 by

「今」といってもそれは「永遠」ということです

「昔」といってもそれは「現在」ということです

「私」といってもそれは「状況」ということです

「器」といってもそれは「中味」ということです

「命」といってもそれは「身体」ということです

「脳」といってもそれは「臓物」ということです

「罪」といってもそれは「法律」ということです

「国」といってもそれは「戦争」ということです

「魂」といってもそれは「教育」ということです

「愛」といってもそれは「慈悲」ということです

「絶対」といってもそれは「相対」ということです

「仲間」といってもそれは「許諾」ということです

「経済」といってもそれは「収奪」ということです

「自由」といってもそれは「拘束」ということです

「知性」といってもそれは「契約」ということです

「欲望」といってもそれは「存在」ということです

「写生」といってもそれは「抽象」ということです

「存在」といってもそれは「渦巻」ということです

「自我」といってもそれは「境界」ということです

「言葉」といってもそれは「比喩」ということです

「情報」といってもそれは「生身」ということです

「集団」といってもそれは「一匹」ということです

「感情」といってもそれは「反応」ということです

「意思」といってもそれは「後付」ということです

「違う」といってもそれは「違う」ということです

「理解」といってもそれは「誤解」ということです

「誤解」といってもそれは「理解」ということです

「理解」といってもそれは「隔離」ということです

「隔離」といってもそれは「感化」ということです

「交流」といってもそれは「破壊」ということです

「破壊」といってもそれは「創造」ということです

 

 

(無終)

 

 

 

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濁り

Posted on 02 4月 2017 by

透明→不透明 のまえに
非有→透明 という段階
があるというのは間違い
非有→不透明 だと思う



不透明なのは この世界
世界は当然透明じゃない
不透明なのは この身体
身体はとことん  不透明

透明の塊と不透明の塊を
ほどよいカオスで配合し
見えたり見えなかったり
見せたり見せなかったり

そういうところが面白い
透明だったらつまらない
時に薄くて時には濃くて
その匙加減がいいところ



願望の濃度は人それぞれ
欲望の強度は人それぞれ
善悪の境界は人それぞれ
幸福の基準は人それぞれ

透明な魂と不透明な魂を
ほどよいカオスで配合し
解りあえたりなかったり
悲喜こもごもを謳歌する

                                                  (○●)

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遁走曲

Posted on 26 3月 2017 by

ノートを書けば ブックになり
ブックを読めば ノートに記す

筆者の立場と読者の立場を
ぐるぐるぐるぐる巡るうち
答えは問に 問はヒントに



昨日の続きにいるなんて退屈だ
自分が自分でいるなんて窮屈だ

因果関係より相関関係の世界へ
自分の周りにある未知の世界へ

読むことは奏でること
止むことのない遁走曲

                  (多声)

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筆耕 ―泡立てるノート

Posted on 19 3月 2017 by

ノートをペン先で耕す
掘り起して混ぜ返して
肌理細かい泡を立てる

キッチリをグズグズに
コチコチをフワフワに
アワアワと膨らませる



豊かに美しく輝く生命
映し映される世界は泡
確かなものは何もない

辺り一面に薄くて軽い
現を映した虚ろな泡沫
はじけとぶまでの愉楽

                             (息吹)

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M

Posted on 12 3月 2017 by

あなたのしたいようにしてくださいと
晒された襞を本能のままに押し拡げて
ペン先でまさぐりインクで汚していく



血のたぎりに我を忘れて一心不乱に
常識にも倫理にも道義にも縛られず
奔放に繰り広げられる密室での痴態

完膚なきまでに蹂躙し尽くされて
きちんと綴じ合うことも出来ぬ程
共に精根尽きて事後に睦み合う時

ノートはしどけなくページを捲る



どうぞあなたのしたいように
私はどうなってもかまわない
私はあなたの全てが知りたい

ルール無しをルールと成して
縛られ身悶える Mのノート
TRAVELER'S notebook;003 Blank Notebook/無罫 

                      (挑発)

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薄暮の世界

Posted on 05 3月 2017 by

欲望ぎらぎらむき出しにして
世界を鮮明に捉えようとして
囚われてしまった光の囚人達

光が産み出した闇に脅えて
ライトを闇雲に振り回して
光で継接ぎした要塞に潜む



全てを照らせる光はないの
照らせる部分は本当に少し
しかも上辺をなでてるだけ

ライトに期待なんてしないで
物騒なもの振りまわさないで
かたまりを頑なに固めないで

薄暮の世界はやさしい世界
きまった色もきまった形も
なんにも決まってない世界

                            (発光)

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春を待つ編みジッパーケース(①編みかけ)

Posted on 27 2月 2017 by

暦の上では春ですが、まだ寒い日も多く、暖かい日差しが恋しくなる今日この頃です。
冬が好きです。暑いより寒い方が大好きです。
ですが、ちょっと薄手のコートにした日の帰り、日が落ちるのをいいことにまだまだ元気な冷たい北風が容赦なく吹き付けてくる時、ありますね。
そんなとき、もういいでしょ許してくださいざぶい(寒い)よー!なんて心で叫んだりもするものです。
春が待ち遠しい。ぽかぽか、とか、ぬくぬく、という表現がぴったりの日差しに焦がれていたそんな頃のことです。

トラベラーズノート好きの方には周知のことですが、
トラベラーズカンパニーから2017年の限定色、オリーブエディションが発表されました。
みどり!トラベラーズノートの緑色!なんてすてきな色だろうか。
さすがトラベラーズさん。と画面の写真を食い入るように見ていましたら、むくむくと湧き上がってきました創作意欲。
そう、これに合う編みジッパーケースを作りたい。
緑といっても少し暗いところで見るとブラウンに近いカーキ色。
ここに挟むには…黄色。黄色のジッパーがあったらいいな。
でも全体が黄色って、春のあいだや自分が元気なときはいいけれど、
見るのも疲れてしまうことがある難しい色だよね。
じゃあジッパーと内布を黄色にして外見の毛糸は地味目にしよう。
豊かな森をイメージしたオリーブエディション、とのことなのでセットしたときの調和を大事にしよう。
と構想すること1週間。

”春を待つ編みジッパーケース”の材料を揃えました。

上は焦げ茶色の毛糸、下は生成り色の毛糸です。
下に敷いている布が内布になる予定です。
まだ編みはじめの、作りかけです。
編み地もアイロンをかけてないのでクルンクルンしています。
でも、オリーブエディションの発売まで約一ヶ月。
この新色トラベラーズを購入するしないにかかわらず、発売までの期間を楽しめたらと、
それに合わせた製作過程を報告することにしました。

春を待つ、少し不安で、でもうきうきするのも本当な、ざわついたきもち。
こういう、複雑なきもちを編み込んでできあがるもの。
また、初代を購入された方から貴重なご意見をいただき、その改善点なども含め、
お見せできたらいいかなと思っています。

うまくできあがれば、またここのノートブッカーズマーケットでお譲りしますが、
まだ決定はしていません。
ただ、今は編みたくて編みたくて。

また製作過程が進んだら報告しますね。

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横目でジッと見て、ため息

Posted on 26 2月 2017 by

 

トラベラーズノートを初めて購入したのが2013年の10月。

その時、一緒に買おうとしていたブラスボールペンをついに購入しました。

「まぁ・・今はいいか」そう言って万年筆を愛用していたし、これからも万年筆は使っていくけど、なんかこのボールペンは自分のなかで凄く特別な存在で、店に行くたびに「あ、まだ残ってる・・・買おうかな、どうしよう」なんて横目でチラチラ。そう、自分の中ではすごい特別な存在。文具好きになった原点、今こうしてここにいる要素の一つだったりする。

「うわーっ、買っちゃったよ!あれが自分のものになったのか・・・」

胸の高鳴りを抑えつつ、帰路につき早速開封。「うん、やっぱ良いな。あ、軸は木でできてるんか!凄いな!」

「これは一生大事にしよう」

 

すごく久しぶりで懐かしい感覚に襲われる。子供の頃、友達のに比べたら型遅れだろうゲームソフトを買ってもらい説明書を1ページ1ページ丁寧に読み込んだあの日を思い出す。自分にとって大切な宝物だったから。

宝物はいっぱいなくても一つあればいい。

 

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#02. ミニトラベラーズノートの週間ダイアリー「3/20-/5/31」配布

Posted on 26 2月 2017 by

先日アップしたバージョンの続き。
トラベラーズノートブック10周年記念缶用の週間ダイアリー用、
3/20-5/31のページを作ったのでダウンロード用のURL載せておきます。

notebookers.jp/calendar/MINI_TN2017diary_02.zip

見開きのサイズは縦:41mm x 横:44mm
表のページと裏のページがPDFで同梱しています。
ひっくり返して、両面に印刷してください。

最近LAMYスクリーンを愛用しています。
2WAY仕様、スタイラスペンとボールペンが一体型になっています。
iPadと手帳を同時併用することが多いので非常に役立っています。

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真新しい朝に嫉妬する

Posted on 26 2月 2017 by

ノートをめくると乳白色の混沌が 寝ぼけたように拓ける
それまでのページが耐えている重さなんて 知らない
真新しい朝を 真新しいまま 味わいたいのなら
歴史になんて かまってられない


真新しい朝 真新しい昼 真新しい夜
自分が自分であることに縛られなければ いつだって
一瞬一瞬が初めての場所になる
昨日を持たない今日だけが 今日を離れた明日になれる

理解するだけでは足りない 理解したことを忘れなきゃ
忘れるだけでは足りない 忘れたことを覚えていなきゃ
くりかえしくりかえし新しい朝を迎えるために なすべきこと
きちんと昨日を埋葬し お参りだけを欠かさぬように

乳白色の混沌が 理路整然とひび割れるとき
照らし出された陰翳が 織りなす忘れがたい景色
綴じたノートが耐えているのは この景色への想い
問わず語りを始めないよう ノートに綴じ込めていく

(放流)

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虎落笛

Posted on 19 2月 2017 by

心は躰のエコー



虎落笛
引ッ掛カッタ風ハ
カルマン渦ヲ成シ
垣根ヲ振動サセテ
エオルス音ヲ発ス

カイロウドウケツ
吹き鳴らされる穴

外敵から身内を護る柵
身から魂を逃がさぬ柵
目の粗い穴だらけの柵
振動を留め響かせる柵

振動は存在の気配
躰は心のエコー

(帆場)

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穴だ(ら)け

Posted on 12 2月 2017 by

人間なんて穴だ(ら)け
穴では音が渦巻いて
体の中でピンボール



人間だけのことでなく
動物だって植物だって
石ころだって空だって

みーんな みーんな
穴だ(ら)け
穴の周りは渦だ(ら)け



渦の中には穴がある
穴の中には穴がある
世界は穴の中にある

                             (同穴)

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ここではないどこかなら

Posted on 05 2月 2017 by

自分をとりまくこの世界
自分の妥協に妥当な世界
それなりの世界が嫌なら
片時も休むことなく漂え



目に映る文字を読むな!
耳に届く言葉を聴くな!
思いつきを反芻するな!
去来する感情に拘るな!



ここではないどこかなら
ほかでもないここにある
名指さぬ世界の静けさを
記憶で埋めることなかれ

                            (禁則)

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背中渡りリレー(うわばみ-の-象)

Posted on 29 1月 2017 by

大地が時限式だったら恐ろしい
墜ちる溺れる引き込まれる恐怖
重力にしばられたものの宿命だ



地球が丸いのは大地の敗北宣言
何十億年というフィクションに
人の一生はあまりにも短すぎる

外部をもてなかった書割の世界
うわばみに呑まれた象の前後に
空間ともいえない紐のような闇

ぐるぐる回転する背中に送られ
やがて排泄されるはずだったが
ウロボロスの輪に外部はなくて

ループした象はうわばみになり
うわばみは中毒して弱り果てて
互いを吐き出しボメロオの輪に

果てしなく敷き詰められた背中
というフィクションを受け入れ
自由だ。とつぶやきながら前進



渡る足と支える背中の頭は同じ
渡る側ではなく支える側として
やはり時間に追い立てられてる

           (三位)

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編みジッパーケース再販のお知らせ等

Posted on 23 1月 2017 by

昨年3月、製作過程をさらけ出したにもかかわらず、
好評いただきました「編みジッパーケース」(トラベラーズノートカバー用)を
こちらのマーケットで再度販売いたします。

2017年1月28日(土曜日)、午前11時より販売開始です。

前回、半日くらいで売り切れてしまって(ありがとうございます!)、
楽しみにしてくださっていた方におきましては、本当に申し訳ございませんでした。
すぐに次を作り出してはいたのですが、なにぶん平日はフルに働いており、
休日くらいしか製作できなくて、10ヶ月もおまたせしてしまいました。
が、ようやく披露できます。うれしい。やったー。

「待ってるよと言ってくださった方々の声や笑顔に支えられ」とかね、
いろんなところでよく聞くでしょ。
あれね、「どうせテンプレで言ってんでしょ」、とかね思ってたんです。違うのですね。
本当の本当に、
「待ってるよと言ってくださった方々の声や笑顔に支えられ」てできるものなのですね。
(心から)ありがとうございます。
特に、最近のせらさんの『編みジッパーケース』の記事が好き過ぎるという記事〜6年目 !!!
ただただ目の前のことをこなしていっていたら、ぱあっと広くて明るいところに出て、
すてきな人たちに出会えたような、そんなきもちです。
かけよってハグしたい。ありがとうございます。以外になんも言えない。じーん。

前回は2サイズ3色の6点でしたが、
今回は2サイズ6色の12点です。ばいの量!
編み地の色は、手前左から、ホワイト、ハニー(黄色)、ピンク、ブルー、グレー、ベージュ。
ジッパーの色が、同じく左から、濃紺、黒、白、クリーム、赤、カーキです。

2サイズとは、パスポートサイズとレギュラーサイズ(写真の色はベージュです)

チャームもスライダーにつけました。
前回同様、内布の柄の色からひとつ取り出した色のスワロフスキービーズ、または淡水パールです。
ハニー(黄色)だけはハニーエディションなので、蜜蜂モチーフです。詳しく知りたい方はリンク先をご覧ください。

内布もちらり。
上ベージュ 下グレー

上ブルー 下ハニー(黄色)

上ホワイト 下ピンク

ピンクの内布が暗くてよく見えませんが(すみません)、濃い紫色で、奥に天使がいます。

正直に言いますが、この組み合わせを選んでる時が、ものすごく楽しかったです。
毛糸と布とジッパー売り場を何往復したことか。
毛糸に布とジッパーを合わせてみて、バチーンと合ったときの快感。
その快感は製作中もずーっと続いていて、わくわくしながら毛糸を編んで、布を縫い合わせていました。
ものをつくるということは、よいですね。

尚、前回と同じ編み地のグレーとベージュとブルーですが、内布は変えています。
でも雰囲気はあまり変わっていないので、ちょっと新鮮でいいかなと思って。

あとね、前回ご購入いただいた方のすてきな使用例がありますので、紹介させてください。
ブルーのレギュラーサイズをご使用の方。

「丈夫だしあったかいし」とうれしいご感想をいただきました。
また、万年筆を入れても編み地がクッションになりちょうど良いとも。

ベージュのパスポートサイズをご使用の方。

手持ちのグリーンの小物などとおしゃれにセッティングされていて、
これまた感動、感涙いたしました。
ご使用の様子などを聞かせていただけるのは作家にとって本当にありがたいことです。
いいこともわるいことも。
次の製作に生かすためにも、これからはこちらから尋ねる勇気を持とうと思いました。
お二人の方には写真掲載許可をいただき、ありがとうございました。

書き忘れましたが、編みジッパーケースには、今回もおまけを付けます。
自信作!とだけ言っておきます。まだ仕上げていないので急ぎます。
では、販売までもう少しお待ちください。

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いつもの迷路を散歩する

Posted on 22 1月 2017 by

限りなく遭難に近い足取りで いつもの迷路を散歩する



見えない目標になんて むかったりしない
目の前の分かれ道の他には 目もくれない

出口を求めてるわけじゃない / 入口もわかんなかったんだし
宝を探しているわけじゃない / 迷い家なんて邪魔なだけだし



進んでもいいし 進まなくてもいいし 泣いてもいいし 泣かなくてもいいし
迷ってもいいし 迷わなくてもいいし 笑ってもいいし 笑わなくてもいいし

この世界に現われた私という襞の形状そのものが迷路として現われた世界の襞
をたどって迷路が匿っている何かとばったり出会ってしまったらどうしよう?



はずかしいけれど せめて きちんと あいさつだけ は しよう やっぱり

                                (隠匿)

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一滴の川

Posted on 15 1月 2017 by

川は流れるから川なんだ
川と水とは分けられない
水がない川は大きな轍だ



一つの川の無数の経路を
互いが互いを掻き分けて
それぞれ個々に進んでる

いいえ 川の流れはただ一つ
だから 流れる水はただ一滴
それ故 個なんてものはない



降り注ぐ一滴も
海に注ぐ一滴も
全て同じ一滴だ



川は生命であり
川は世界であり
川は存在である

               (ポー)

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ミニトラベラーズノートの週間ダイアリー配布中

Posted on 08 1月 2017 by

トラベラーズノートブック10周年記念缶を手に入れたので、ミニトラベラーズノート用の週間ダイアリーをふと作ってみた。

ちなみに2017年12週目のページで力つきた。
3月半ばくらいまでとなりますが、よろしければダウンロードどうぞ。
http://notebookers.jp/briefcase/MINI_TN2017diary.zip

見開きのサイズは縦:41mm x 横:44mm
表のページと裏のページがPDFで同梱しています。
ひっくり返して、両面に印刷してください。

 

 

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NOTE-TONE

Posted on 08 1月 2017 by

あらわれた粒は
うねりただよい
風景を加減して
消え去ってゆく

日没を恐れない
なまけもの達と
夜の王国に住む
臆病ないきもの



まっさらな朝の
原野を測量して
作った見取図を
片時も放さない

あらわれた粒は
消え去っていく
なまけもの達は
片時も放さない



うねりただよう
臆病ないきもの
日没を恐れずに
原野を測量して

あらわれた粒は
夜の王国にあり
まっさらな朝に
風景を加減する



Sogni d'oro!
一つのノートの
沢山のトーンが
うねりただよう


Sogni d'oro!
沢山のノートが
一つのトーンに
溶け合っていく

    (未来)

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以心伝心

Posted on 01 1月 2017 by

私の身体(=経験)が
楽器となって奏でた音

私の音色を録音させる
私の演奏を鑑賞させる



伝えたいとは思うけど
伝わったとは思えない

私の心に広がる顫えを
伝えるために書き記す



私が書き記すのは楽譜
伝えるのはこの楽譜だ

サインなんていらない
顫えは私のものだから



あなたが私を奏でる時
私はあなたの中にある

あなたの私は私と違う
そんな私に出会いたい

       (転調)

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1×1

Posted on 25 12月 2016 by

大きなことだと 緊張する
小さなことだと 油断する



遠くの大きなもの / 近くの小さなもの
近くの小さなもの / 遠くの大きなもの
大小なんてみかけでかわる
相手はいつも Hit & Away



こころの厚みを自在に変えて
いきたい世界に焦点を定めて
ノートにかき写してるそれは
{望遠鏡 / 顕微鏡} の景色?



二十角錐のレンズが創る遠近法
描いているうちに見失う1×1


                    (抱擁)

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(獏)⇒象獏⇒(象)獏

Posted on 18 12月 2016 by

獏とは一つの獏であり 無数の獏は同じ獏である 全ての獏はみな違い 獏の眠りには夢が無い
象が見る獏は夢であり 象とはこの世の獏である 夢に住む獏つくる象 獏はただただ獏である



象は瞑想に生きる/象は労働する/象は運ぶ
獏は夢を生きる/獏は労働しない/獏は眠る

象は獏の内にあると知り
獏は象に支持されている

獏は象に獏から取り出されて獏となった
象は自分の内にある獏の伝道者となった



象が大きく重たいのは「苦」を一身に背負い運ぶため
象の「苦」は大きいが獏と一緒だから受け止められる


獏無く現無く
象無く夢無し


獏は直接 現 に働きかける術を持たないから象に感謝して託す
象は直接 夢 に働きかける術を持たないから獏に感謝して依る



獏とは現実という逆光が映し出す影 ホログラムみたいなものです
光の束であり 重力の歪みであり 量子的状態の収縮であるところの
影を放つ光 重さをもった時間 そう すなわち象のことなのです


象と獏とは 同じ存在の 別の相である (Q.E.D)

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旅先のToday’s TRAVELER’S notebook/2016冬・台湾進出編

Posted on 16 12月 2016 by

ちょっくら、旅してきました。

文具好き・トラベラーズノート好きが高じて
遂に遂に、台湾の手帳イベントにお呼ばれする事態に!!!
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「金石堂手帳大展-手寫年代,筆尖的思念-」
金石堂書店さんで開催された手帳100冊総選挙イベントに、日本から参加。
メーカーさんやら店主さんやらいるなかで、ワタクシNotebooker代表(自称)で行ってまいりました!

短い時間だったけど、台湾のNotebookerさんとお互いのトラベラーズノートを見せ合って
英語とジェスチャーとNotebookerの念を駆使してわいわい話せたのが本当に楽しかった。
大阪城スタンプを捺したページを見せたら「私も大阪城行ったわ」って教えてくれたり、
台湾のトラベラーズノートイベント限定スタンプ(のはず)を見せてくれたり。

台湾Notebookersさんのノートに大いに刺激を受けたので、現地のノート本を2冊ほど購入した。
情報が詰まっていてもレイアウトがすっきりしているところが、台湾センスなのかな。
日本のNotebookerさんのとは何かちがうなとは、思う。何かがまだ言語化できていないけれど。

台湾の文具スポットもいくつか行ってきた。
個人的に好きだったのは、次の3店。

VVG Thinking
世界中のアンティーク雑貨や書籍を船旅で集めてきたかのような内装。
普通の単語で括るのは難しい、台湾ならではのミックスセンスが冴えたお店だと思った。
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店内ベストアングルは、2階の店舗から1階のカフェスペースを見下ろしたところ。
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禮拜文房具(Tools to Liveby)
この旅で一番、文具みやげを購入した場所。トラベラーズノートもずらっと置いてある。
旅用途でトラベラーズノートを使っている人は大抵、禮拜文房具さん好きなんじゃないかな。
店内入口近くに5種類くらいスタンプがあったので、当然のようにトラベラーズノートに捺しといた。
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旅人書房Zeelandia Travel & Books
旅に関する書籍やZINE、ポストカードが小さなスペースに品よく並ぶお店。
レジ横には、世界中から届いたと思われるポストカードが暖簾のようにずら〜っと垂れ下がっていた。
私が現地の人だったら、毎月通いそうだな。旅好き・地図好き・散歩好きさんは行ってみてほしい。
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「東方芸術の殿堂」とも呼ばれる三峡祖師廟をバックにトラベラーズノート。
この旅で最も、台湾らしいトラベラーズノートを撮れた場所だと思う。
もともと17世紀に作られたものの、2度の損壊を乗り越えて、1947年から修復兼再建中とのこと。
……えぇ、修復兼再建中。まだ完成していないそうで。。。
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古めかしい建物に妙に魅かれながら、台湾の街を歩いていた。
1つの建物に窓がぎゅっと詰まっていたり、柵で建物の個性をさらに加えていたり。
現地の方にとっては、取るに足らない普通の風景なのかな。なぜだか印象に残っている。
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旅の〆は台湾ビール!
すっきり飲みやすくて、歩き回った身体に染みわたりますな。
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【おまけ:台湾ビビッド写真選】
ポップアートトリミング三峡祖師廟

九份撮ったら時空が歪んだ。

台湾鉄旅もおもしろそうね。いつの日か。

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