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春のモレスキンは大きなサイズで

Posted on 01 4月 2017 by

、押井守監督の『イノセンス』見ているんですが。
この現実の脆さ、自分が『そこにいること』のあやうさ、いいなあ。
孤独に歩め
悪を成さず
求めるところは少なく
林の中の象のように

〜〜〜
前振り終わり。
えー、今までモレスキン ヴォヤジュールをずっと使っていたんですが。
先日、使い終わりまして。
新しいモレスキンを使っております。
仕様は、わたしはプレーンが好きなので、ずっと無地を使っているんですが。
サイズはちょっと大きいものを試してみました。
先日、新しく発売された『ウルトラスペシャルエクストラエクストラエクストララージ』です。

説明としてはこうなっています。

商品説明
エクストララージよりも大きなノートを、という声に応えて、さらに大きなモレスキンを。
広げると、たっぷり90センチもあり、雨の日には傘代わりにも使えるサイズです。
無地。定番のレイアウトは自由な発想で、仕事にもプライベートにも。
ソフトカバーは机上での使用もスムーズ。
中性紙、糸綴じ製本、ゴムバンド、しおり、丸みを帯びた角、拡張ポケットなどの機能はハードカバーと変わらず健在です。

仕様
【品番】NB01AP
【サイズ】45×59cm
【ページ数】192
【紙材質】FSC認証中性紙
【レイアウト】無地

こんな感じです。

モレスキンスーパー大きい

黒、そんでソフトカバーです。

どのくらい大きいかというと、トラベラーズノートブック パスポートサイズと比較してみます。

TNPと比較

このくらいです。

実際に書いてみたところ。

大モレスキン 開いてみた

大きさとしてはこのくらい。

マスキングテープを貼ってみました。

大モレスキン マステ貼った

雑、とか、そういうことは言わない。

ポストカードを置いてみると、このくらいです。

大モレスキン ポストカード比較

やー、やっぱり大きいなあ(棒読み)。

えー。
先日、ツイッターで、ポール オーターの新刊の情報が回ってきまして。

オースター、とても好きです。。

TNPとオースター

がんばって読みました。

この本とモレスキン ウルトラスペシャルエクストラエクストラエクストララージを比較してみましょう。

TNPとオースター

浮いてる、とか言わない。

Notebookers.jp のステッカーで見てみましょう。

TNPとステッカー

チャームがついてる、とか言わない。

TNPとステッカー

やー、本当にね、持ち歩くのが大変なんですよ。大きいバッグが別に必要で。

やはり、モレスキンなのでベルトに挟みたいですよね。

お菓子とモレスキン

あのお菓子を挟んでみた。

ウルトラスペシャルエクストラエクストラエクストララージ オンラインショップページ>>

■おまけ

そのウソホント

トラベラーズ レギュラーサイズと並べてみました。さて、ホントの大きさは?

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物語の香り〜香り編◎『ハンニバル』〜「花屋はみんな泥棒さ」〜

Posted on 20 3月 2017 by

彼岸ですねー。徐々にあたたかくなってきております。
皆様のおすまいのおところはいかがでしょうか。
『貴婦人と一角獣』3枚目、この五感はどれでしょー。
これはわかりやすい?

貴婦人と一角獣

貴婦人と一角獣。この五感は?

====================
以上、前振りおわり。
物語の香り◎香り◎ハンニバル編(もう少し、タイトルをどうにかできないものか…)です。
前回は、物語の香り◎香料編でした。
香料編と香り編に分けよう、と考えていたんですが、香り編が以外と多く、そして書きたい物語が多いため、えー、香り編#01 トマスハリスの『ハンニバル』より、記憶と香りについて、ちょこっと書いてみようと思います。

ところで。
マルセル プルーストが書いた『失われた時を求めて』という物語があります。
この物語、主人公がマドレーヌを紅茶にひたして食べたその瞬間、子供の頃を思い出す…という冒頭がとても有名で、このように香りや味により、当時の記憶や感情を思い出す、感覚の再現を誘発することをプルースト効果というのだそうです。

このプルースト効果がとてもたくさん見られるのが、今回の香り編『ハンニバル』かなあ。
前回の香料編でも、ちょこっと書きました。
原作:トマス ハリス
アンソニーホプキンス主演で、映画にもなっています。最近はドラマにも。

ハンニバルレクター。
医学博士、そしてシリアルキラーというにはあまりにも言葉が軽い、『前例がないため名づけようがない』社会病質者です。

レクター博士、
一作目『レッドドラゴン』で逮捕され、
二作目『羊たちの沈黙』で精神病院に隔離されているのですが、世間を騒がす連続殺人事件を誰よりもよく知っていて、その事件を追うFBIの訓練生クラリス スターリングとの駆け引きと解決が描かれ、
そして、
三作目『ハンニバル』では、7年だか8年の沈黙を破って復活…と

この三作目です。
二作目『羊たちの沈黙』で訓練生だったスターリングは、現役捜査官として(セクハラ、パワハラに悩まされつつ)活躍しています。
そんで、博士はイタリアのフィレンツェへ逃亡し、正体を隠し、フェル博士と偽名を使い、とある書庫の司書として文学、芸術を満喫する生活を送っている。
スターリングが関わった、とある事件をきっかけに、怪物が復活するーーー
と、そういうようなあらすじなんですが。

『ハンニバル』文庫本で上下巻です。
これに、香り、匂いの記述がとてもたくさん出てきます。
芳香も悪臭も。
何て言うんだろう、状況の説明、補足、強調、とでも言うのか。
例えば、飛行機のエコノミー席での息苦しさ、食肉用家畜の養殖場、フィレンツェの香料専門店などなど。

前著『羊たちの沈黙』でも、レクター博士がスターリングと初めて会った時、スターリングのつけているスキンクリームの銘柄を当てたとか、そういうエピソードがあったはず…(今、『羊たちの沈黙』見つからないので確認できませんです)。

その物語の中で、印象的な香り、記憶、事件の補足的、また強調として使われている香りを紹介しようか、と。
今、これ入力していて、企画として成立するのかわたし! とちょっと不安ですが、やー、『好きなものを語るとき、それは誰かを救う』から、たぶんダイジョウブ(とじぶんに言い聞かせる)。

#01 クラリス スターリング
第一部のオープニングから。
麻薬組織のボスの逮捕に向かう途中、スターリングはバンの中で、ある匂いから、父親のことを思い出します。
以下、引用。

男たちのひしめく、この不快な臭いのする監視用ヴァンに乗っていると、身を刺されるような孤独感に包まれる。鼻をつくのは安物のアフターシェイヴの匂いーー”チャップス”、”ブルート”、”オールド・スパイス”。それに汗と革の匂いだ。ふっと不安が忍び寄ってきて、それは舌の下に含んだ一セント銅貨の味がした。
(脳裡にあるイメージが割り込んでくる。タバコと洗浄力の強い石鹸の香りをいつも発散していた父。キッチンに立って、先端が四角く割れたポケットナイフでオレンジの皮をむき、それを自分に分けてくれた父。彼が夜間パトロールに出かけたとき、しだいに遠ざかっていったピックアップトラックのテイルライト。そのパトロールで、父は落命したのだ(略))

警官だったお父さんがパトロール中に撃たれて亡くなったというのは、前作でも触れられていて(というか、スターリングの中で父親はとても大きな存在で、レクター博士にこのトラウマを弄ばれるワケです)、それがオープニングで取り上げられています。
あまり心地よくないにおいの中にいて、そこから(なぜかぜんぜん違う)父親の香り、父親の存在を思い出すーー

この麻薬組織への急襲は、スターリングにとってあまり気乗りのしない任務なので、そのやりきれなさから想起したのか、お父さんダイスキー!と懐かしむのではなくて、どちらかというと、残された哀しみ、孤独を噛み締めるような、そんな『プルースト効果』です。
引用で(略)としている後は、スターリングは、お父さんのダンス用の衣服を思い出していて、そこからの連想で彼女が現在使っているクローゼット、その中身、あまり着る機会がないパーティドレスなどを考えています。
父親と同じ(ような)仕事についた自分、そしてふたりして同じように、クローゼットにしまわれている、とっておきの衣装。
(そういう『とっておき』の衣装を着る機会があまりない、という華やかなことが少ない境遇、状況が、よりくっきりと際立つような)(切ないなあ)
香りひとつで、これだけの記憶の広がり、深くまで降りていける、そう表現できるってすごいなあトマスハリス。

この引用で、わたし、舌の下に含んだ一セント銅貨の味 ていうのがすごくリアルに感じられるのですが。
なんていうか、耳で感じる香り、口から耳へ伝わってくるような感覚(か、香りって耳から入ってこない? こないですか??)があり、感覚の共有とでもいうのかなあ、読み直していて、この一節がとても印象的でした。

#02 パッツィ警部
リナルド パッツィ、フィレンツェ警察の主任捜査官です。
レクター博士の正体に気付き、博士を(逮捕じゃなくて)(賞金欲しさに)売ろうとする人物で、えー、そういう人物です。
視覚による記憶が並外れていて、その能力を全面に押し出して仕事をしているワケです。
以下、引用。

尋問の名手パッツィは、聴覚と嗅覚に訴えながら自問していった。
(あのポスターを目にしたとき、耳には何が聞こえたっけ?……一階のキッチンでカタカタ鳴っていた鍋の音だ。では、踊り場にあがってポスターの前に立ったとき、何が聞こえた? テレビの音だ。居間のテレビ。『リ・イントッカービリ(アンタッチャブル)』でエリオット・ネスを演じていたロバート・スタックの声。料理の匂いはしたか? ああ、料理の匂いが伝わってきた。他に何かの匂いをかいだか? ポスターは目に入ったのだがーーいや、目にしたものの匂いはしなかった。他に何か匂いをかいだか? あのアルファロメオの匂いなら、はっきり覚えているのだが。車内はとても暑かった。あの熱いオイルの匂いはまだ鼻にこびりついているようだ。あれだけオイルが熱くなっていたのは……ラコルドだ。そう、ラコルド・アウトストラーダを飛ばしていたからだが、あのときはどこに向かっていたんだったかな? サン・カッシアーノ。うん、たしか犬の吠える声も聞いたな。サン・カッシアーノで。思い出したぞ、あの家の主を。あいつは強盗とレイプを重ねたやつで、名前はたしかジロラモなんとか、といった)。
記憶の断片が一つにまとまる瞬間、そう、神経の末梢が痙攣しながら連結し、灼熱のヒューズを通して一つの着想が浮かびあがる瞬間、人は何よりも鮮烈な喜悦にひたるものだ。パッツィにとって、それは生涯で最良の瞬間だった。

これはパッツィがレクター博士と会う前、別の連続殺人犯を追っていた時のエピソードでして。
最初はおぼろげな視覚的なイメージを、聴覚と嗅覚の記憶を探りながら、徐々に鮮明にしていく、犯人にたどりつく、その過程です。
スターリングの感傷的な記憶の再現とは違って、パッツィは、理論的、具体的に、そして『仕事に活かす』という前向きな方向で五感を駆使しています。
(五感の記憶を丹念にたどり直す、こういうメソッドが何かあるんでしょうか。)
(スターリングの香りの記憶の再現は、無意識、何となく、でしょう。そんでパッツィの方は、能力、スキルというカンジで)

記憶というとわたしは『頭で覚えていること』しか思いつかなかったんですが、このように

「あの時、聞こえたこと」
「あの時、見たもの」
「あの時、あたりに漂っていた香り」

五感で覚えていることというのは、より体感として刻み込まれた、というか、(アタマで覚えている)言語化された記憶よりも、丸ごとそのままの、直接的なものだろうなあ。

#03 ハンニバル レクター
以下、引用。

 まだ早い時期に、ハンニバル・レクター博士は騒々しい街路からこの世で最も香ぐわしい場所の一つ、ファルマチーア・ディ・サンタ・マリーア・ノヴェッラに入った。ここは七百年余の昔、ドメニコ会の修道僧たちによって創られた薬舗である。奥の内扉まで伸びている廊下で博士は立ち止まり、両目を閉じて顔を仰向けると、名高い石鹸やローションやクリームの芳香、作業室に並ぶ各種の原料の香りを心ゆくまで吸い込んだ。(略)
このフィレンツェで暮らしはじめて以来、身嗜みに気を配るフェル博士がこの店で購った賞品の総額は、それでも十万リラを超えないだろう。だが、それらの香料や香油はよくよく厳選され、しかも並はずれた感性によって組み合わされていた。その感性は、鼻によって生きている香りの商人たちの胸に驚きと敬意を植えつけずにはおかなかったのだ。

レクター博士、フィレンツェでの暮らしをエンジョイしております。
某書庫の司書(候補)になり、その書庫に住み、古い文献を管理し、こうして香り、香料も潤沢に使っている。
(比較として、羊たちの沈黙時代、精神病院にいた時の悪臭についても、何度か書かれています)
映画では、FBIを挑発するように手紙を送ったんですが、その便箋に、ハンドクリームの香りを染み込ませていまして。
竜涎香とテネシーラベンダーと、あと羊毛をブレンドした香り。
おそらく、原作のこの辺りの『香り』の記述から創られた、映画オリジナルのエピソードです。
このあたり、行間から、花びらやハーヴのひらひらが浮かびあがるようなイメージで読みました。
前述のパッツィ警部の負っている闇、そして博士のエンジョイフィレンツェライフの明るさ、そのコントラスト、なのかなーと思いました。

さらに引用。

 自分の鼻の形を変えるに際し、レクター博士が外面的なコラーゲン注射のみに留めて、いかなる鼻整形手術も行わなかったのは、まさしくこの喜びを保ちたいためだった。彼にとって、周囲の空気は各種の色彩と同等の、明瞭で鮮やかな香りで彩られている。彼はあたかも絵の具の上に絵の具を重ね塗りするように、それらの香りを重ねてかぐことができる。ここには牢獄を思わせるものは何ひとつない。ここでは空気は音楽なのだ。
まずは本物の龍涎香、海狸香、それに麝香鹿(ジャコウジカ)のエッセンスから成る基音がゆきわたっており、(略)白檀、肉桂、ミモザ等の香りが渾然となった調べがのびやかに響きわたっている。
 自分は両手や両腕、両の頬で、周囲に満ちている香りをかぐことができるという幻想に、レクター博士はときに浸ることがある。そう、自分は顔と心で香りをかげるのだという幻想に。

(ここも読んでいて、本当にガーリーなキラキラした空気が漂い、花やハーヴがひらひらしているような、そんな印象でした)(や、博士、シリアルキラーなんですが)
ここでは空気は音楽なのだ。
短い文章なのですが、本当に豊かな空間なのだろうなあと想像できます。
これもひとつの共感覚なんでしょうか。
音も空気の振動なので、香りと近いものなのかなあ。
そしてその香りを、肌と心で知覚する、という幻想を楽しむ。
例えば、手で、甘い香りだと感じるのは、どういう感覚なのだろうなあ。
温かさ? 色? 柔らかさ?
複数の香料の響き合いというのは、五感、どこで感知するんでしょうか。
オモシロいなあ。

ちょっと考えてみました。指先で感じる香り。
メンソール系:冷たい
ばらなどのフローラル:流れるようなほの暖かさ
ラベンダー:ちょっと固い
ムスク:ふよふよして厚みがある
柑橘系:薄めで固い
白檀:すごく固い

あれだな、例えばインク沼のひとなら、人の目で見た香り、色をノートブックに書いてみてもいいかも知れない。
メンソールはどんな色だろう。原料の色じゃなくて。香りの色。
音であれば、どんな音だろう。高い音、低い音、楽器であれば、どの楽器で奏でられた音だろう。
言葉なら、どんな言葉になるのかなあ。香りの印象ではなくて。

というわけで。
物語の香り◎香り◎ハンニバル(下巻)編に続きます。
よろしくお願いしますです……

■おまけ
チーズやトリュフがふんだんに並ぶ ”ヴェラ・ダルー1926” は、神の足のような匂いがする、とフィレンツェっ子は言う。
(『ハンニバル』上巻より)

■おまけ2
人の目が聞いたこともなく、人の耳が見たこともなく、人の手が味わうこともできず、人の舌が想像することもできず、人の心が話すこともできない、そんな夢を俺は見たんだ。
(『真夏の夜の夢』沙翁)

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大きな本棚の悲しみ

Posted on 06 2月 2017 by

こんなことを言うと反感を買いそうだけれど,そして,ミニマリストな人々には当然かもしれないけれど,さらに読書記録を付けている人にはバカにされそうだけれど,

僕は楽しみのための本を買うのをやめようと思っている

具体的には,小説を買うのをやめようと思っている.

なぜか.

それは,もう,本棚がいっぱいだからだ.

そして,いっぱいの本棚は,悲しいからだ.

 

僕の家には,高さ2m,横幅1mの大きな本棚がある.下段には,写真集がある.さほど多くはない.中段には仕事関係·お勉強関係の研究書が並んでいる.これらは,シリアスに絶版のものもあるので,捨てられない.

だけれども,よく見ると,上段には小説も交じっている.趣味で集めた本もある.銀色夏生さんの詩集は2000年代までならほとんどある.桐野夏生も昔は好きだった.モームも,ヘミングウェイも,漱石も,サガンもある.でも,どれもほとんど読んでいない.

作家で集めたはいいが,読まれない本ほど,悲しいものはない.必要はないけれど,欠けるのが嫌だから,そこにあるだけだ.僕の見栄のために.

そして,模様替えの時,必死で動かすその本棚の重みは,なお悲しい.

 

だから,今はまっているジェフリー・ディーヴァーは,すべて図書館で借りることにしている.僕は作家で読む人だから,Wikipediaで作家を検索して,作品リストを印刷する.

ノートに貼り付ける.

読んだものには〇を付ける.簡易本棚の完成だ.

 

写真内表の出典:Wikipedia (項目:ジェフリー・ディーヴァー) https://ja.wikipedia.org/wiki/ジェフリー・ディーヴァー

今のところ,集めるという欲も,それから読んだという達成感も,満たされている.読み返したくなることはない(だからといって,面白くないわけではないのだけれど).

結局,モームも,ヘミングウェイも,漱石も,サガンも,僕の見栄のために本棚に存在する必要はない.それはすこし,残念な感じがするし.

 

というわけで僕は,これから本を買うことがめっきりなくなるだろう.

いつか,ほとんどの本たちをブック何某にでも持っていくだろう.そして,悲しくなるぐらいのわずかな対価を受け取るのだろう.

あるいは,そのまま古紙回収にでも出すのだろう.誰かの手にまた触れられるなら,いっそのこと燃やしてしまう方がいい,という悲しい気持ちから.

そして思うのだろう.

おや?もしかしたら,空っぽの本棚も悲しいのでは?

自己を正当化.

そして,これらもまた悲しい.

 

答えは出ない.

 

本棚を買う前に戻って,その時の自分に「大きな本棚は悲しみを生む」と伝えることができたら,僕はどんな顔をするだろう.

驚くだろうか.怒るだろうか.あるいは,納得してくれるだろうか.

 

 

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生きてました。

Posted on 03 10月 2016 by


皆さま、ご無沙汰しております。

ムネコです。

私が初めて記事を投稿したのが2月。

その後、細やかではありますが私の人生に変化がありました。

 

ムネコ⇨引っ越す⇨夫が単身赴任⇨妊娠発覚⇨妊娠悪阻⇨親1人、子供が3人いるため、入院できず⇨安静しようにも安静できない⇨妊婦なのにガリガリに痩せる⇨なんとか乗り越える⇨若干、人生スキルup⇨今、元気⇨私の中で、ミニマリズムムーブメント発生(理由は端折る)

 

といった具合です。

なので、私のnotebookにもミニマム化の影響がでました。

今は、A6sizeのMDノート1冊です。我が人生で、こんなにもノートを持っていないのは初めての経験です。img_4782

そして、そのノートに読書記録をつけて、Instagramにpostするのが、楽しみの毎日でございます(いや、こちらに記事を投稿しましょうよ!!⇨します!もう、せっかく憧れだったライターになれたのだから。体調もおちついたし)。こんな感じで・・・img_4691

 

 

そろそろ、手帳を買う季節。今から、手帳会議をしなければ( ^∀^)

 

 

 

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「もっとゆっくり見なくちゃわからんよ」〜『モレスキンのある素敵な毎日』を読みました。

Posted on 28 9月 2016 by

彼岸も済んだのだから、もう少し涼しくなって欲しいなあと思うのですが、皆様、いかがお過ごしでしょうか。

えー。
アメリカの作家 ポール オースターの『オーギー・レンのクリスマスストーリー』という短篇があります。
煙草屋のオヤジ、オーギー・レンは、毎朝決まった時間に、自分の店を撮影しています。
その撮り貯めた写真を、知り合った作家ポール ベンジャミンに見せるシーンがあり。
ポールは「同じものがたくさんあるなあ」と思いながら、どんどんアルバムのページをめくるのですが、それをオーギーが嗜めてーー
以下、引用。

「それじゃ速すぎる。もっとゆっくり見なくちゃわからんよ」
たしかにそのとおりだ。じっくり時間をかけて見るのでなければ、何も見えてはこない。私はもう一冊のアルバムを手に取り、もっと丹念に進むよう自分に言い聞かせた。細部にもっと注意を払い、気候の変化にも留意し、季節が移るにつれて光の角度が変わっていく様子にも気をつけた。するとじきに、車の流れの微妙な違いがわかるようになり、一日一日のリズムのようなもの(略)も予測できるようになった。(略)勤め先へ向かう通行人たち。毎朝同じ人が同じ場所を通って、オーギーのカメラの視野のなかで、それぞれの人生の一瞬を生きている。

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夏の終わりの夜長には古典文学に親しもうではないか!

Posted on 22 8月 2016 by

オリンピックに興奮冷めやらないなか、いかがお過ごしでしょうか?ぺらリンピックなら「投げ槍」日本代表になれるくらいやる気のないなかしぃです。

さて、夏も終わりに近づきましたが最近筆者は日本の古典文学にはまってます。以前から自称「歌人」を名乗っていましたが、ちゃんと和歌を学んだことはなく、「万葉集」「古今和歌集」「新古今和歌集」「百人一首」などを一から学び直そうと思いました。だがしかし、いまさら勉強しなおすにはハードルが高すぎるっていう感じぃ?高校のときちゃんと勉強してこなかった報いが今きてます。いまさら専門書を読んだり原文にアプローチするのも無理です。

というわけでとりあえずさわりをさらっと流して分かった気になる方法を模索した結果、ある本と出会いました。それは、

角川ソフィア文庫、ビギナーズクラシックシリーズ

です。

とりあえず百人一首と伊勢物語を買いまして、今読んでる最中です。最後まで読んでないのに記事を書こうというこの薄っぺらい心意気、凄いじゃありませんか?

というわけで、肝心の中身なんですが、ビギナーズクラシックと謳うだけあって、初心者向けです。だがしかし、初心者向けと侮るなかれ!古典を読んだこともない人向けに原文と分かりやすい現代語訳が載っているのは当たり前、その他にも作品の背景や語釈なども分かりやすく、図版やコラムなども充実して飽きさせないようになっています。ただ、ビギナーズと謳うだけあって全部を掲載しているわけではなくエッセンスだけ抽出して解説し、後は全体像が分かるようにあらすじを載せてます。源氏物語なんて五十四帖全巻読破するなんて研究者以外ではなかなかいないですよ、それを1冊で分かるように出来ています。

アマゾンのレビューでもかなりいい評価をいただいていますが、デメリットをあえてひとつ挙げると「物足りない」ということらしいです。まぁ、一部抜粋ですからこれをきっかけにちゃんと読んでください、っていうところも初心者向けなんじゃないですかね。

で、古典って受験勉強でしか触れたことがないから難しそうだと思っているあなた、それは大間違いですよ!源氏物語なんて愛欲渦巻くハーレクインロマンス真っ青の日本最古の恋愛小説ですし、枕草子なんて平安時代の人気ブロガーですよ、こんな適当な内容で!他にも伊勢物語なんて男の美学満載ですし、土佐日記にいたっては紀行エッセイのさきがけです。他にも今昔物語集なんて何でもありの面白エピソード満載の短編集ですし、他にも色々面白い内容の古典文学が盛り沢山です。現代のあざといストーリー展開の小説なんかよりぶっ飛んだ発想の内容が1000年以上も前に書かれていたなんてすごいじゃありませんか?

そんな文学遺産を1冊ちょっとの時間で読み切っただけで分かった気になるなんてなんてぺらい、もとい、素晴しいシリーズではありませんか。このシリーズに匹敵するのはマンガで読む名作シリーズくらいしか思いあたりません。

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受験生のNotebookersの皆さまにもお勧めですよ、無機質な受験勉強の対象だったものが一気に人間味のある世界が広がります。昔の人も同じことに興味を持ったり考えたり悩んだんだなぁということが分かり、頭に残りやすくなります。

さぁ、古典の海に飛び込んでみようではありませんかっ!

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天使が見てくれる絵〜5月22日 講演会『内村鑑三と『代表的日本人』に行ってきました

Posted on 02 8月 2016 by

日、ドナル ライアン著 岩城義人訳『軋る心』を読みまして。
やー、良かった…! ほんっとーに良かった!
アイルランドの、ちょっと田舎の方で二十一人の登場人物が独白を連ねる、それだけの物語なんですが。
いやー、もう、ほんっっっとーに素晴らしい!
じ、事件は(一応は)起こるのですが、その事件そのものよりも、人物たちの視線、そのすれ違い、同じものを見ているはずなのに、全く違うものとして捉えている、素晴らしい!
主人公ボビーが「自分は自分をこういう人間だと思っている」視線、そして他の登場人物たち、ボビーの友人、同僚、妻、父親は「ボビーはこういうヤツだ」と思っている視線、そのわずかな(そして、大きな)すれ違いとひずみが(主人公に限らず、二十一人の登場人物ほとんど、その視線のすれ違いが描かれています)、丁寧に積み上げられていまして。やー、アレだ、ケルトの渦巻きだ、と思いました。お互いを取り込んで、巻き込んで増殖して、それでもミにはならず、ただ負の部分だけがふくれあがり、それでも美しい、そういうケルトの渦巻き。

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今夜の月を差し上げましょう、物語売りは言った。〜ムーンプランナーと『できたことノート』を使ってみた

Posted on 29 7月 2016 by

月最後の日曜日は、わたしのツイッターのタイムラインではちょっとしたお祭りのようになります。
イタリアの作家タブッキが『レクイエム』という作品を書いていまして。
舞台はポルトガルのリスボン、とても暑い真夏の日、これが七月最後の日曜日なのです。
主人公は歩いて回り、生きているひと、死んでしまったひと、存在していないかも知れないひとと出会い、話しをして、また別れていきます。
それだけの物語なのですが、ファンは多く、この日、わたしのタイムラインでは、フォロワーさんたちが『レクイエム』の好きな一節を流し、登場人物が食べたリスボンの名物料理の画像をアップし、合い言葉のように『七月最後の日曜日』とつぶやいています。
去年は7月26日でした。今年は7月31日。先日、ふと思ったんですが、イースターやペンテコステと同じ、移動祝祭日だ。

今日はぼくにとって、とても不思議な日なんです。夢を見ている最中なのに、それが現実のようにも思えてくる。ぼくは記憶のなかにしか存在しない人間にこれから会わなければなりません。今日は七月最後の日曜日ですね、足の悪い宝くじ売りが言った。町はからっぽ、木蔭にいても四〇度はある。記憶のなかにしか存在しないひとに会うのは申し分のない一日だと思いますよ。

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えー、そのタブッキ祭りがもうすぐなワケですが、作品レビューの記事ではないです。
最近、ムーンプランナーのオモシロい使い方をちょっと見つけまして。
その紹介をしてみようと思います。

ムーンプランナーとできたことノートとアルテミスとSTORAGE.it

ムーンプランナーとできたことノートとアルテミスとSTORAGE.it

先日、ツイッターで、ムーンプランナー【公式】(@moonplanner)さんがこんなことをつぶやかれていました。

へー、『できたことノート』かー、と、この時はまだ漠然と「そういう本があるんだー」くらいに考えていました。

以前、こういう記事を書きました。そんで、目標を書いて、ウィッシュリストも書いて、持ち歩いていたのですが。

この7月の13、14日くらいに、ムーンプランナーを見返していて、空白がちょっと目立つなあ、この期間もできてなかったなあ、と落ち込んでいまして。
ですが、以前の記事にも書いたように「自分を責めるような使い方はしなくていい」という言葉を思い出し、また、満月が近いから落ち込むのだろう、くらいに考えて、ムーンプランナーの空白とできてないことは、ひとまず置いておくことにしました。

その時、ふ と『できたことノート』が思い出されまして。
「じゃー、見てみよう」と本屋さんへ行きました。

できないことを見ても落ち込むだけです。

これは『できたことノート』の表紙見返しの部分

これを見て、即レジへ行きました。
読んでみると、ムーンプランナーにぴったりの内容だなあ、と。
『できたことノート』、ノートに書くことは非常にシンプルです。
数日の実践、その記録、振り返り、次の期間にはどんな工夫をする? という流れで、読んだ時、ムーンプランナーの見開きページが自然と浮かびました。
やー、コラボすればいいのに、と思うくらいでした。

せっかくなので、満月の7月20日までの間、このできたことノートのメソッドを実際に試してみました。

毎日書く内容は、その日できたこと。
例えば「スッキリすること」「わくわくすること」「ハツラツヘルシー系」「時間」「習慣化」などで、具体的には
「片付けた」「ドリルを一冊終わらせた」(スッキリ)
「駅で階段を使った」「野菜を多めに食べた」(ハツラツ)
「納期を守った」「いつもより30分早く出社した」(時間)
と、本文に例がたくさん上げられています。

◎わたし的書き方ポイントとして
『できたこと』を書く。『良かったこと』『嬉しかったこと』ではない。
自分が実行したこと、身体を動かしてしたこと、AとB、自分の目的により近い方を選択すること、などが『できたこと』。初日に書いたのが「嬉しかったこと」で、あれー、これ違うよね、書き直し書き直しー、となりました。

これを一週間続けて、日曜日(日曜に限らず、いつでもいいのですが)に振り返る。その振り返りの内容もまたシンプルで、まず、その期間中にできたことを一つ、《直感》で選びます(て書きましたが、どれを選んでもダイジョウブだそうです)。

その選んだ出来事を掘り下げて書いていきます。
1)詳しい事実(具体的には何があったか)
日時、場所、誰と、何を どうしたのか。いわゆる 4W1H を書き出します。

2)原因の分析:なぜそれができたのか
以下本文より引用。

「レポートをうまく作成することができた」
・なぜうまく作成できたんだろう?
→とても良い参考資料を見てつくったからだ
    ↓
・なぜよい参考資料を見つけられたんだろう?
→同僚が紹介してくれたからだ
(略)
このように「なぜ?」を繰り返すと、「上手に作成できた理由」が見えてきます。

3)本音の感情:いま、素直にどう感じている?
できたことに対して、原因の分析をした結果に対して、どう感じているか、を書きます。
この時、無理に喜ばなくてもいいそうです。
できたことに対して腹立だしい、悲しい、苦しいのなら、そう書いてもいいんだそうです。

◎わたし的書き方ポイントとして
これ、すごくいいと思いました。自分の中に深く潜っていく感じがします。
いつもなら、流してしまう自分の意識を改めて見つめる、向き合っている実感が得られます。
それとオモシロいなあと思ったのが、本音の感情は、書いているうちに変化するということ。
手を動かして書いているその瞬間にも、どんどん変わっていきます。
自分の中に何かが流れて動いている、変化しているのがものすごく感じられます。

4)次なる行動:明日からどんな工夫をしてみる?
原因の分析や本音の感情から「もっとこうしてみよう」「これはやめよう、ここは続けてみよう」という改善点を書きます。

これをムーンプランナーで実践すると。
1)満月・新月の大きなスペースには、その期間の目標や計画を書く。これはいつものそのままの使い方。
2)日々のスペースに『できたこと』を書く(別の手帳に書いても、ふせん貼っていいかも。できたことの量による?)
3)半月に振り返る。これも別の手帳じゃないと書けないかなあ。ふせんでもいいかも。次の期間の改善点、工夫などは、満月・新月の大きなスペースに書き足してもいいし、下のメモ部分に書いてもいいんじゃないかと。
4)実践しつつ、改善点に留意しつつ、次の見開きページへ。

本当にこの『できたことノート』メソッド、ムーンプランナーのためにある、というか、そのくらいフォーマットがメソッドに合っていると思います。
空白が目立つのが気になる方は、ちょっと本を見てみて、実践されてみてはいかがでしょうかー。

あと、すごくいいなあと思ったのが、「できたこと」であれば、どんな小さなことでもいい、こと。
毎日「できたこと」を書いていて、例えば「早寝早起きできた」、これを振り返りの日に選んで、1)詳しい事実から順番に書いていると

「早寝早起きって、小学生の夏休みの目標かーー!」

とか

「こんなのできて当たり前じゃない?」

というセルフツッコミが入らなくもないのですが。(わたし、一回目の振り返りがほぼコレに近いもので、思いっきりセルフツッコミを入れました)
が、今まで夜更かしして寝坊していて、それを改めようとして「早寝早起き」を意識し、次の日、それができたなら「できたこと」として書いていいし、振り返りの日にそれを選んでいいんだそうです。
以下、引用。

中には、仕事や勉強、家事、育児などは「がんばるのが当たり前。そこをあえて見つめる必要があるの?」と考える方もいます。また「こんな小さなことをメモしても仕方ない」と思う方もいるでしょう。(略)
日々の「できたこと」を見つけていくことは、自分を「思い込み」から解き放つ準備のために必要だからです。毎日できたことをコツコツとメモしていくことで、自分を外から眺める感覚を自然と身につけることができるのです。
このように、自分を客観的に見て、プラスの評価をすることは、自分を心の底から認めることにつながり、自己肯定感を大きく上げることになります。それが揺るぎのない自信となり、前に進む力となるのです。

(『できたことノート』ここではカンタンに説明しています。本では、もっと書き方のコツや、考え方、さらに一歩踏み込んだ考え方、進め方などが詳しく書かれています。興味を持たれた方は、ぜひー)

もうひとつ、ものすごく実感したのが『時間の流れ』です。
振り返りの日に、1)具体的には 2)原因の分析… と書いていくと、1)は1)、2)は2)じゃなくて、それが一続きの流れに感じます。
書くのは、きちんと順番に1)から書いていくんですが、意識の流れとして、日々できたこと、それを順番に見てひとつを選んで、詳細を思い出し、その時に生まれた感情、本音を書き、その本音から、今度は次の期間への留意点を書く… すごく自然な流れに感じられ、この一連の振り返り作業は、とても心地良いです。

このできたことノートとムーンプランナー、わたし的には、ものすごく相性が良いようで、書いていてわくわくするコンビとなりました。次の新月が8月3日、獅子座の新月だそうです(ちなみにわたしも獅子座)、またごりごり書き込んで使っていこうと思います。またオモシロい展開になったら記事にしたいなあ。

おまけ■■■

物語売りは腕を下げ、なにかを差し出すかのように、わたしに向かって手を伸ばした。今夜の月を差し上げましょう、物語売りは言った。お望みどおりの話を差し上げます。あなたもなにか物語が聞きたいはずだ。

『レクイエム』タブッキ

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岩波文庫これくしょん -岩これ- を始めた話

Posted on 05 7月 2016 by

-岩これ- を始める

岩波文庫を購入してから到着までの間、過去に出版され現在は品切れになっているものを整理してみようと軽い気持ちで「岩波文庫これくしょん -岩これ-」を始めたのだけれど、これが沼であった。一世紀近い歴史を持つ文庫が沼ではない筈がない。

念のため。岩波文庫には基本的にはすべて「著者番号」と呼ばれる一意の番号が振られ、カバーの背表紙下側の色によって分類分けがされている。ちょうど図書館の日本十進分類法(NDC)のような分類を一つの文庫が持っている。これって結構すごいことだ。例えば夏目漱石であれば、

緑 (日本の近現代文学) 11番 として 緑11 というコードが与えられている。
私が今回棚買いした本をコードで表記するならば青の900番台(自然科学)となる。

細かなルールはWikipediaにある分類の説明が素晴らしい。
岩波文庫の歴史は古く最初の発行は1927年である。1927年といえばリンドバーグが大西洋を無着陸横断した年だ。その1927年から2016年までの間、岩波文庫の著者番号は何度か大きな変更が加えられ、再販、再番号割り当て、例外処理など、長期間運用されたデータベースにありがちな混沌をすべて兼ね揃えることとなる。加えて私が今回集めようとしているジャンルは自然科学の分野である。文学の性向が強い岩波文庫で何故自然科学を収集することはマイノリティである他ない。情報が少なく、品切れの本は稀少性が高い。収集前から沼の香りが漂う。

欠落した情報

手始めに岩波ブックサーチャーと呼ばれる本家のデータベースを利用し、検索条件に「岩波文庫」「自然科学 [青]」だけを選択し検索する。このブックサーチャーの素晴らしい点は現在販売されていない[品切書目]も同時に表示してくれることだ。Spreadsheetに吐き出して整理してみる。すると幾つかの情報の欠落に気づく。まず、検索結果として表示されている発行日フィールドに値が無いものが2冊ある。

青902-1: 科学と仮説 1938年2月 発行
青912-3: ビーグル号航海記 全三冊 下 1961年2月 発行

戦前に発行されている「科学と仮説」は情報がはっきりしない可能性はもちろんわかる。けれども「ビーグル号航海記 全三冊 下」は戦後になってからだ。色々と調べているうちに岩波書店が岩波文庫の目録として「解説総目録」という本を3巻セットで発行していることを発見する。品切れのためAmazonで古本を注文し、これらの本を検索してみる。発見。

科学と仮説 1938年2月25日 発行
ビーグル号航海記 全三冊 下 1961年2月25日 発行

共に2月25日であった。興味深い一致だ。次に著者番号順で並べてみると著者番号「青911」「青921」「青932」が欠番していることを見つける。ブックサーチャー側の単なる情報欠落かもしれないので、購入した解説総目録の自然科学を総当たりで調べて見る。「青932」は発見。

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青932-1: 雑種植物の研究 メンデル/岩槻 邦男,須原 凖平 訳 1999年01月18日 発行

生物の授業でも習ったメンデルの「優性の法則」について書かれている本だと思われる。Amazonで検索すると書籍自体は15年くらい前に再販されている。単純に岩波側のデータベースから欠落しているようだ 現時点(2016-07-05)では正しく表示されました。解決。問題は「青911」と「青921」である。これは解説総目録にもなかった。これに関しては現在私は「再番号割り当て」などで欠番しているケースを検討している。例えば解説総目録上は自然科学分野として分類されている、

青614-1: 科学論文集 パスカル/松浪 信三郎 訳 1953年12月05日 発行

という本は青614-1という番号が割り当てられている。現在の分類でいけば青600番台は哲学だ。こうした例から、元々は青900番台(自然科学)に当時は整理されていたものの、何かの理由で別分類に移行された著者ではないかと推測している。目録を総当たりで探すことも検討したのだけれど、この場合範囲が広くなり現在のところ保留中だ。

青921-0 (追記: 2016-07-26)

適当に書いたエントリだったのだけれど、予想に反し投稿を頂いた。

“「大学図書館なら、岩波文庫は出版時に購入してそう」と思ったので、大学図書館の本を探すことができるCiNii Booksで…青911はわからなかったのですが、青921はファーブル昆虫記 きんいろおさむし その他 じゃないでしょうか。第20分冊とあるので、ファーブル昆虫記だけで20冊はあったようです。…すごい。” – chidorix

早速CiNii Booksで検索を実施する。発見。

きんいろおさむし その他
岩波文庫, 青-88, 630-631, 青(33)-921-0, 第20分冊, 岩波書店, 1962.3

確かに921-0と番号が振られている。そういえばファーブル昆虫記はこの番号の近くではなかったかとSpreadsheetを見直す。あった。現在は青919-1~920-0までの10巻セットに再配置されている。ここで一本の線に繋がる。ファーブルの昆虫記が元々20巻セットであったならば、著者番号921-0はぴたりと一致する。

919-1~920-0 (1~10巻)
920-1~921-0 (11~20巻)

かつてファーブル昆虫記は上記3つの著者番号を跨ぐ20巻セットであった。
これが再編集を経て現在の、

919-1~920-0 (1~10巻)

に再配置され、結果的に921番が欠番となった。
通常著者番号は1から始まるので、921-1しか可能性を考えずに探していたけれど、実際は前の番号から続く大作であった。見つからない筈だ。当初推測していた「著者番号整理説」ではなかったけれど、とても嬉しい。ありがとう、chidorixさん。一つは解決しそうだ。残るは青911。

ルーサーバーバンク

Spreadsheetを整理しているうちにもう一つ気になる点を見つける。現在品切れになっている「植物の育成」という本が、岩波の自然科学では異例の長編8巻組なのである。一つのシリーズとしてはファーブルの次に多い。私は恥ずかしながらルーサーバーバンク(Luther Burbank)という人物を知らなかった。教科書にも載っていた記憶が無い。私より256倍くらい勉強の出来たであろう同年代の知人数人に尋ねるも、やはり知らないという。俄然興味が湧く。

「日本ではあまり有名ではなく、米国では有名な生物学の人間なのかもしれない」とも考え、高校までを米国で教育を受けた同僚に聞いてみる。

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知らない。英語のWikipediaを読むと、むしろアイルランドの方が有名なのかもしれない。去年泊めてもらった同僚に聞いてみる。

luther burbank is famous for helping with Irish famin

というWikipediaをコピーペーストしたような回答が返ってくる。アイルランドでは有名なんだろう、ルーサーバーバンク。Wikipedia以外に何か情報が無いかなと色々探すけれど、残念ながら日本語はどれも疑似科学に近い内容なのでここには記さない。Wikipediaの英語版が今の所一番素晴らしい。日本語情報が少ないだけに再販されないかなと少し期待する。

ルーサーバーバンク、彼はボタニスト(植物学者)だけれど、最近で一番有名なボタニストはおそらく映画オデッセイ(原題:The Martian)に出てくるだろう。映画が人気の頃にこんなこともあったのだから、同じタイミングで再販していればボタニスト繋がりで盛り上がったかもしれない。芋と本。檸檬と本を置いた何処かの書店もあったのだから悪くないプロモーションだと思う。

少し長いけれど、本が届くまで楽しんだ-岩これ-の報告でした。

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岩波文庫を棚買いした話

Posted on 02 7月 2016 by

酒を飲んだ後に書店に行くのが好きだ。飲み会の帰り道に深夜営業の書店に立ち寄り、好きな本を購入することが出来るのは都市生活における贅沢の一つだと思っている。郊外の場合は書店まで自動車の移動が必要で、飲んだ後気軽に出向くことができない。私が都市に住み続ける少ない理由の一つだ。

最近、雑誌を読みながら家で酒を飲んでいる際に「自分の普段読まない本もまとめて買っておけば、自宅にいながらにして書店に来た気分が味わえるんじゃないだろうか」という馬鹿なことを思いつき、岩波書店のお客様相談室にメールをしてみた。

「こんにちは。「岩波文庫」で現在販売されている(目録にある)自然科学のジャンルを全て購入したいのですが、直接岩波書店様から購入することは可能ですか? 全45冊、34,420円と計算しているのですが、カードでも振込みでも構いません。」

数日後、お客様相談室から返信があった。

「文庫の自然科学書のご注文ありがとうございます。早速小社の在庫と引き合わせて計算をいたしました。現在該当する文庫は仰せの通り45冊です。また、その本体価格合計は、35,780円となっております。何分、大きな荷物の出庫となりますので、倉庫への出庫指示はご入金確認後に可能なシステムです。先に請求書・振込用紙をお送りさせていただきますので、ご入金をどうぞよろしくお願い申し上げます。」

値は張るが買えない金額ではない。請求書と振込書を送ってもらい購入手続きを進める。届いた請求書には、岩波文庫を模したミニノートが同封されていた。また驚いたことに、担当してくださった方からの手紙もあった。嬉しい。

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あまりこうした購入をする人はいないようで、発送時点の連絡で担当の方から、

「岩波文庫の自然科学系ラインナップ全部というご注文は大変に珍しくて、非常にうれしく手続きをさせていただきました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。」

という返信を頂いた。私の身近にも自然科学系の本をまとめ買いする人はいない。
その本が先ほど届く。壮観である。

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届いた本から帯を外し(本の帯があまり好きではなく、購入するとすぐに捨ててしまう)、短冊状の売り上げカードを引き抜くと結構な枚数となる。これだけでも普通ではない感じがして良い。

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どこかのミュージシャンがCDを棚買いする話を聞いたことがあるけれど、本を棚買いっていうのも趣がある。帯を並べてみると「ビジネスリーダーが勧める岩波文庫」が多かった。本の種類に偏りがあるためだろうか、それとも文庫の読者層に訴えかけやすいコピーなのだろうか、何れにしても興味深い。

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私は2015年春の帯紙がとても気に入った。薄手の紙で触り心地が良い。他のツルツルした帯よりずっと好感が持てる。

以前、雑誌「図書」にあった誰かのコラムで「昔は岩波文庫をポケットに忍ばせておくとモテた(かなり誤解のある解釈)」という記述を見たことがある。では仮に棚買いするとどのような結果が生まれるであろうか。自明である。女子が「だいしゅきー」と寄ってくるに違いない。その下心が購入へのモチベーションを支えてくれたことを加筆せねばならないだろう。あとはモテるだけだ。

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あまざけZINE

Posted on 01 7月 2016 by

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巷でなにやら売れている飲み物、甘酒の魅力に取り憑かれてしまった私、moegiのあまざけZINEです。
なぜ取り憑かれてしまったのか、地方の甘酒飲み比べ、昔々の甘酒売りの話など、甘酒にまつわる諸々の話をしています。何か甘いドリンクを飲みながら、ハンモックの上で寝っ転がってのーんびりした気分になってもらえたらうれしいです☆

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サムネイル用写真はこのZINE表紙写真です↑

サイズ:横約10.6cm×縦約7.5cm(A7横長サイズ)
手製本のため、縦・横に1mm未満のかすかな個体差があります。この点ご了承ください。

ページ数:12ページ+本文中に折りたたみ図1枚あり

商品価格:1冊430円

お一人様2冊まで購入可能です。

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なぜ取り憑かれてしまったのか

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飲み比べマップ

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夏の甘酒売り

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ちょっと変わった手書きの楽しみ方見つけました

Posted on 01 6月 2016 by

ついに6月に入りましたね。梅雨入り坊やのお通りですね、なかしぃです。

最近万年筆にもう一度興味を持ち始めて手書きが楽しいと感じています。そんなとき本屋でこの本を見つけました。何かに興味を持っているときにアンテナに引っかかる現象、そう、セレンディピティが発動して偶然見つけました。

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642文章練習帳 TINY THINGS TO WRITE ABOUT です。10cm四方の小さい本ですが、1.5cmくらい厚いです。こじんまりした可愛い本ですよ。ちょっと鞄に忍ばせて持ち歩くのにも邪魔にならないサイズです。

そんな変わった本は、ちょっと変わったサンフランシスコの出版社、クロニクルブックスから出ています。宣伝文句は

「642のお題をガイドに文章を書き進める、ユニークで、一度始めたら止まらない、”文章が上手になる”ジャーナルです」

ということです。書いてある通り、642の一風変わったお題に沿って文章を考えて書き綴っていく本です。文章が上手になるかどうかは分かりませんが、考える力や想像力が身に付きそうです。

では、どんなお題があるかちょっと紹介してみましょう。

63 あなたのソロ・ショーの出だしの一言は? Write the opening line of your solo show.

257 食事をしていないのに、この有名なレストランを1つ星の評価にした理由は? Explain why you’ve given this famous restaurant only one star-even though you’ve never eaten there.

432 一夜限りの関係。ベッドサイドのランプに残されていたメッセージは? A one-night stand. What is the message left on the nightstand?

こんな感じで642個もあるお題を1日1つずつこなしていっても1年と9ヶ月楽しめます。姉妹書で642イラスト練習帳というのもあり、お題に沿って絵を描いていくものも面白そうです。

でも、よくもまぁこれだけのお題を考え付いたものだなぁと感心しますが、答え甲斐のあるお題ばっかりでしばらくは楽しめそうです。

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己を疑え(エピメニデス)〜バンクシー ダズ ニューヨーク 見てきました〜

Posted on 16 5月 2016 by

日、キジ ジョンスンの『霧に橋を架ける』という短篇集を読んだのですが。
なんだろう、この人間の底なしの想像力。
その世界は、霧が川のようになっていて、魚もいるし、渡し守もいる。《でかいの》と呼ばれる正体不明の怪物もいる。
その未知の空間に橋を架ける物語です。
そして同じ短篇集収録の『蜜蜂の川の流れる先で』
ある日、ある川に、水の代わりに蜜蜂が流れてくる。
主人公は、その川をたどり、源流をさぐるのですが…

あと、わたしの好きなジョナサン キャロルの作品に『木でできた海』があります。

「木でできた海にどうやって、船を漕ぎ出す?」

人間の想像力、そして幻想ブンガク万歳。

☆ ☆ ☆ ☆

毎度のことながら、幻想ブンガクについての記事ではないです。

えー。先日、BANKSY DOES NY 見てきました。初日、そして1回目上映という本気で見てきました。
>>公式サイト
やー、ものすっごく楽しみにしてまして、ものすっごく楽しかったー! 席で、もう膝ばんばん叩きたかったくらい楽しかったー!(ラストは、ホントに拍手しそうになりましたよ!)

BANKSY、バンクシー、ご存知でしょうか。
wikiではこんなカンジで↓

バンクシー(Banksy, 生年月日未公表)は、イギリスのロンドンを中心に活動する覆面芸術家。社会風刺的グラフィティアート、ストリートアートを世界各地にゲリラ的に描くという手法を取る。バンクシー本人は自分のプロフィールを隠そうとしており、本名をはじめとして不明な点が多い。2005年、自作を世界各国の有名美術館の人気のない部屋に無断で展示し、しばらくの間誰にも気づかれないまま展示され続けたことが話題となった。

上記にもあるように、美術館で、作品を盗むのでは【なく】、【置いて】くる、CD屋さんでCDを買い込んで、バンクシーオリジナルのジャケットを【勝手につけて】、また、お店に【置いて】くる、そういうことをする別名アートテロリストです。
2015年の8月から9月頃には、期間限定で、イギリスにて『デズマランド』という遊園地を作りました。
某超有名テーマパークを、えー、なんていうんだろう、もじった、皮肉った、えー、そういう遊園地です。
舗装されていない道(つまり土が剥き出しになっていて、泥っぽい)、やる気のないスタッフ、造形に失敗してるような人魚姫、かぼちゃの馬車が事故を起こし、シンデレラの死体の写真を撮るパパラッチ、園を出るためには必ずお土産屋さんを通らないと出られない、とか、そういう遊園地だったそうです。
こんなの。

わたしは、この御仁がとても好きで、えー、そのバンクシーがNYで何をやらかしてくれるのかと、ずっとこの映画を楽しみにしていまして。はい、楽しかったですー!

映画の内容としては。
バンクシーNY出張編です。
2013年10月、この1か月間、NYにて、毎日、どこかに作品をひとつ作って、バンクシーアカウントのインスタグラムにフォトアップする、NYのファンたちがそれを追い掛ける、『宝物があるうちに』『消されないうちに』。

wikiの説明にもありますが、バンクシーが描いているのは、グラフィティアートと呼ばれている、街の壁やら塀にスプレーやペンキで描く、いわゆる【ラクガキ】です。
つまり、街のエラいひと、もしくはその建物の持ち主が「消しなさい」と行ったら、それは【消されても文句が言えないもの】なのです。なぜなら、ラクガキだから。それがどんなに芸術性が高くても、価値があっても。

なので、
インスタグラムで『今日の作品』をバンクシーアカウントがアップする → SNSで拡散される → ファンが駆けつける → 写真を撮ってSNSにアップ、更に拡散 … という流れで、この映画では『SNSと街、路上の融合、そのNY市民たちの反応も(バンクシーの)作品の一部だと言える』と説明されていました。
バンクシーの作品にスマートフォンやデジカメを向けているファンに、更に映画のカメラが向けられる、という、そういう作品です。
(これが何度も映されるんですが、これがものすごく皮肉に見えました。バンクシーが電柱やら壁の影から、そのファンたちを見ているような気が。「(バンクシーの)作品を見ている君たちを世界中が見てるよ」というカンジで)

いくつか紹介を。えー、それなりに遠慮していますが、ネタバレがダメな方はお読みにならない方がいいかと。
よろしくお願いします。

========以下、これよりネタバレあります========

◆10月1日:チャイナタウン

バンクシーNY1日目

この映画のポスターにもなっている絵です。

男の子が手を伸ばして、標識のスプレーをつかもうとしているんですが。
この標識の文字が『グラフィティは犯罪です』
この日の夜か翌日早朝に、この標識は盗まれてしまい、別の標識が描かれていたそうです。
次の標識の文字は『ストリートアートは犯罪です』

グラフィティ、ストリートアートを全否定するモチーフから、バンクシーが企てた騒乱の1か月が始まるというのも、ツイストが効いてていいなあ。
自分が作っているものを、自分が作ったものそのものに否定させるって、なにそのフクザツ骨折したようなゲイジュツ的マトリョーシカ(や、マトリョーシカでもないなあ、なんだろう、死んだ鍋?)。

◆10月7日:レッドフック

バンクシーNY7日目

絆創膏を貼られた赤い風船です。

ファンたちはこの風船の周りで写真を撮る。

バンクシーNY7日目

女の子は絵じゃないです。

こんなのとか。

バンクシーNY7日目

グラフィティとファンたち。

これは、こういう結末になったようです。

Banksy art in Red Hook is destroyed by graffiti artist
この絵に限らず、塗りつぶされる、消されるというのは、普通にあるようです。

赤い風船@英国

この絵は実は対になっていて、こういう絵もあったり。

この絵の風船が飛んでいって、傷だらけになって絆創膏が貼られて、遠くNYまでたどりついたのかなーと思ったり。

◆10月8日:グリーンポイント

10月10日

一つの独創的な思想は、千もの愚かな引用に値するーーディオゲネス

これはドアに描かれたそうなのですが、ドアの所有者が即時に撤去したそうです。

◆10月10日:イーストニューヨーク

10月10日

電柱は本物で、ビーバーが描かれたグラフィティです。

本では、ビーバーはNY市民、アメリカ国民の象徴で、電柱は政府を意味していると説明がありました。
それがバンクシーからのメッセージなんですが。
わたしには、この絵に関して、バンクシーのメッセージよりも印象的な言葉、というか、エピソードがありました。
この絵が描かれたのは、あまり治安の良くない地区らしく、この絵に価値があると気付いたストリートギャング(っぽい)おにーさんたちが

「撮影するなら金を払え」
「払えない金額じゃないだろう」

と、写真を撮りにきたファンたちに言うのです。
(5ドルだったか20ドルだったか)(本には20ドルと書かれていますが、映画では5ドルって言ってた気が)
(だいたい500-2,000円くらい)
そして、忘れられない言葉が飛び出しました。

「お前ら、この絵がなきゃ、こんな場所へ来ないだろう」

この言葉を聞いた時、わたしは、バンクシーはこの一言を言わせるために、や、この一言をファンたちに聞かせるために、ひょっとしてニューヨークでの活動をしたのかなー、と思いました。

が、本では

もちろん、バンクシーが場所を選ぶとき、そこに一切、慈善事業的な意識はないだろう。街中に作品をばらまくことで、白人や高所得者が多い場所を選んでいるという批判に対して先手を打ちたかったんじゃないかな?(まあ、「ニューヨーク市全域制覇」というのは、全体の計画の一部だったしね)

とあるので、わたしが感じたソレではないっぽい… ない、かなあ…

◆10月17日:ブッシュウィック

バンクシーNY10月

日本のお嬢さんふたりの絵ですが。


グラフィティアーティストが、女の子ふたりの部分を黒のスプレーで塗りつぶしたようです。

ニューヨークには、バンクシーファンもいれば、アンチバンクシー派もいるわけで。
バンクシーの絵をこんな風に傷つけたり、GO HOME! と書いたり、活動を邪魔される、妨害されることもあるようです。
そういうことをされることも含めて、街に描く絵、グラフィティなんだろうなあ。
(これは、有志のファンが塗装用シンナーで、元の状態に戻されたそうです)
こうなる前に、ファンは駆けつけて、綺麗な状態で写真を撮り、SNSへアップするのが理想なのですが、場所を割り出す、そこへ駆けつける、それまでの時間に、持ち主が撤去したり、こうして傷つけられたりしたり。
グラフィティアーティストたちからの嫉妬ややっかみのみならず。
バンクシー、ニューヨークでお尋ね者になっていました。
ニューヨーク市警はバンクシーを逮捕すると声明を出し、ブルームバーグ(前)ニューヨーク市長は「他人や公共の財産に損害を与えるものは芸術に値しない」と公言しました。
美術雑誌の評などでも「低俗で分別を欠いた芸術の面汚しだ」と言われていたようです。

そして反バンクシー派の意思とは正反対に、バンクシーがグラフィティを残した建物の所有者は、それをオークションに出したりして、えー、大金を手に入れている。

◆10月22日:ウィレッツポイント

バンクシーNY10月22日

この日の作品はスフィンクスですが。

わたしはコレはあんまりいいと思えませんでした。映画館の大きな画面で見ても、本で見ても、ネットで見ても。
好きじゃない、というか、なんだろう、造作が雑に見える、や、ちょっと違うなあ、なんだろう、バンクシーっぽくない、のかなあ。
他のステンシルなら、あー、バンクシーだな、と思うんですが、これは何だろう、バンクシーの指紋が見えないような気がする。

これは地元の自動車修理工が自宅のガレージに持って帰り、話を聞きつけた画廊の店主が委託販売という形でお店へ引き取ったそうです。
(スフィンクスは、この映画ができた時点でまだ売れていないとか)
この画廊の店主は、作中、他のエピソードでも出てくるんですが、ちょっと不愉快、というか、あんまり好意的には見られない御仁なんですが。
その不愉快も併せて、バンクシーの映画なんだろうなあ。
そして、自宅のガレージに持って帰った自動車修理工ですが。
このひとの台詞もまた強烈でした。

「身なりのいい連中が写真を撮っていて、慎重に扱っていたから、きっと貴重なものだ。だから、誰かに取られる前に、自分が頂く」

10月10日のイーストニューヨークのストリートのおにーさんの言葉、そしてこのひとの言葉、わたしは、この言葉に対して、どう捉えたらいいんだろう、なんていうか、バンクシーからの宿題のような。
次の映画を作るまでに、答えを考えておいてね、と言われたような。

☆ ☆ ☆ ☆

わたしがいいなあ、好きだなあと思ったものを、いくつか。

◆10月20日:アッパーウェストサイド

バンクシーNY10月20日

これがオリジナル。

BANKSY_HUMER_FAN01

こんなのとか。

BANKSY_HUMER_FAN02

楽しそう。

これはスーパーマーケットの壁だそうでして。
そこの店主さんたちが、この絵をお店に飾ったりして。
そんで、絵自体は、強化ガラスで覆って傷まないようにしているんだそうです。
(写真は撮ることができるようですが)
おかしかったのが、店主さんに案内されて、映画のカメラがこの絵を撮りに行った時、ゴミの日の前日だか、何だかで、その絵の前にゴミ袋がいくつか置かれていたりして、店主さんは、そのゴミ袋を無造作に脇によけて「これだよ」と…。
そのシークエンスが、ほんっとーに微笑ましく、楽しかったです。

今回の映画でバンクシーのグラフィティ、わたし最高認定の
◆10月24日:ヘルズキッチン

バンクシーNY10月24日

なんて好みなんだ。

コレ!すっごい気に入った!!
ファンの人たちも、この絵の前で、それぞれで想像したシュチュエーション(膝まづいて花を受け取るポーズや、「だめよ、受け取れないわ」的なポーズとか)で写真を撮っていて。楽しそうでしたー♪
これは金属のシャッターに描かれたものですが、これも建物の持ち主が撤去したそうです。

◆翌日10月24日:イーストヴィレッジ

このインスタレーションそのものじゃなくて、映画に映っていたファンの人たちがすっごく良かったのです。
「この時間と空間を共有しないと、良さはわからないよ」
というようなことを言っていて、その場にいるからこそわかるワクワク感とか、死神と演奏者との近さ、とか、そういうのがすごく羨ましかったです。

◆10月29日:ハウジングワークス
ここにある画廊で買われた風景画が、バンクシーによって加筆され、また【戻ってきた】のだそうです(タイトルまで新しくなって)。
なんかもう、Oヘンリーの短篇みたいだ。

バンクシーNY10月29日

『悪の陳腐さの陳腐さ』

もともとの絵には、人物の絵はなかったそうです。
この後姿からわかるように、これは、えー、ナチスの将校の後姿、これが描き足されました。
タイトルは
“The banality of the banality of evil”
『悪魔の陳腐さの陳腐さ』だそうで。
これはハンナ アーレント著『イェルサレムのアイヒマン 悪の陳腐さについての報告』をもじったそうなんですが。
アイヒマンというと、ナチスの将校で、ホロコーストに関係した人物であり、それだけのことをしていながら、裁判では「命令に従っただけだ」と言った人物であり。
映画では、思考停止、自分で考えないことをバンクシーは批判している、と、そういうメッセージだと言っていました。
この画廊の主は、この絵をオークションに出して、その収益をホームレスや、HIV患者のための活動に寄付したそうです。
このエピソードもすごく好きなんですが。
ちょっと戻ります。

◆10月13日:ウッドサイド
セントラルパークで、じ様がバンクシーの原画を60ドルで売っていたんだそうです。

バンクシーNY10月13日

「見知らぬ人に冷たくするな、変装した天使かもしれないから」

じ様のしれっとした顔が、ものすごく楽しくて、もう、なんだこの映画! 好き!!と思いながら、ホントにこの辺りで、膝をばしばし叩きたくなっていました。
こんなことするんだなあ、バンクシー!

結局、半日ほどで、全部で8枚売れて、売り上げが420ドル(4万2千円くらい) 。
翌日、動画でアップして、ファンたちが歯ぎしりしたとか。
オリジナルなら、28万(2,800万円くらい)ドルくらいするそうです。

映画の説明では、この機会を逃して、嘆く人も多かったそうですが、彼らの目的は、バンクシーの作品を60ドルで買う、というエピソード、ドラマが目的だ、と言っていまして。
Oヘンリー通り越して、なんだろう、笠地蔵とか、困ってるおじいさんに親切にしたところ、土地神様だったとか、そういう昔話レベルのイメージが。
これがものすごく印象的でした。

10月7日のレッドフック、
10月10日:イーストニューヨーク、
10月29日:ハウジングワークス、これらを見て、バンクシーって、ものすごく皮肉で、ブラックっぽい作品を作っていますが、ひょっとしてとても優しいひとなんじゃないかなあと思ったり。

こういう動画がありました。
バンクシー ダズ ニューヨーク公開 RT達成記念公開の動画で。
https://twitter.com/uplink_jp/status/720221763104145410

このコピーが『悪人がパイを食らい、善人が笑う』というもので、バンクシーの理想って、こういうシンプルなものじゃないかなあと。

もう1本、イグジットスルーザギフトショップ というバンクシーの映画がありました。
これはバンクシーが【撮影した】映画で、バンクシーのグラフィティがどうこう、という映画ではないです。
もともとは、バンクシーを追い掛けてた主人公が、いつの間にかグラフィティアーティストになって…というドキュメンタリーなんですが。
この主人公の絵が、どうしてもいいと思えなかった。
ウォーホルの絵を、マネして描いて、水で薄めたような絵で。
それでも、大々的にとりあげられ、個展を開き、即売会では飛ぶように売れて…、と、その絵を良いと思えないわたしが間違っているようにも思えました。
ですが、たぶん、そう思うことが、えー、その、バンクシーの手の平で転がされているんだろうなあ、と。

そして今回も。
やっぱり、バンクシーの作るものは、わたしに問いかける。
「この絵を本当にいいと思う?」
「あなたの基準で、あなたの感覚で、この絵をいいと思う?」
「街の壁に描かれたラクガキを、作者のサインさえないグラフィティをいいと言える?」
と、バンクシーから問いかけられている気がする。

例えば文章にしても、アート作品にしても、作者の名前がついていなくても「あ、これ、あのひとのだ」とわかるものが好きです。
(わたしが知っている、わかっている範囲など狭いものですが)それでも、文章を読んで、言葉の選び方、並ばせ方、読者へのウィンク、ものすごく抽象的に言うとコンテクスト、そこから、「あ、この文章、あのひとが書いたんだな」とわかった時はとても嬉しい。

物語もそうですが、わたしが好きなアート作品もまた、わたしに優しくない。
「自分で考えて」と言われているような突き放され感、やっぱり、わたしは、そういうのが好きです。

わたしは、こういう記事なども書いていて、留まらないもの、変わり続けるもの、終わらないもの、が好きで。
バンクシーのグラフィティも、消される、撤去される、街のアートとして留まる保証のない刹那的なもので。
その絵も好きですが、それよりも、バンクシー本人、そして、作品からの問いかけが好きなのかも知れない。

「何がいいと思う?」
「何がいけないと思う?」
「どんなものが好き?」

多分、正解はないと思うし、もし間違えていてもバンクシーは「ダメじゃないか」と言わないと思う。

わたしにとって、バンクシーというアートテロリストは、このNotebookers.jpのコンセプトみたいに、インスタレーションより、それを作るひとの方が面白い。

この映画、最後の31日はどうなるかというと、それは見てのお楽しみにしておいて下さい。
なので、最後のバンクシーからのメッセージも白文字反転しておきます。
ネタバレOKの方は御覧になって下さい。↓このへんにあります。

世界全体が芸術そのものだとしたら、最高だと思わないか

◆おまけ:10月11日:ミートパッキング ディスクリスト

動画のタイトルで、だいたいのことを察して頂ければ…
(なんか、すごいBBCっぽい、というか、パイソンっぽいというかさー)

◆おまけ2:読んだ本
記事の中で「本では〜」とあるのは、この本から参照しました。
(映画のパンフレットはなかったのです。なので、こちらを買いました、文章も多くて読み甲斐があります)

◆おまけ3:プラトンの言葉

プラトンの言葉

私の理論は、どんな文章でも末尾に哲学者の名前を添えると、深淵な感じがするというものだ。


(だからエピメニデスは「己を疑え」なんて言ってない)

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よっぱらったチーズ ~ベイクドカマンベールカルバドス風味

Posted on 13 5月 2016 by

こんにちはkonamaです。

チーズとかサラミとか

この間から、少しづつ「食べる世界地図」という本を読んでいて、いろんなところに垣間見える変な話にニヤニヤしながら読み進めています。とりあえず、

冷蔵庫がからっぽのとき、パスタをバターとマーマイトで和えて黒胡椒をかけたものが、今でも私のお助けメニューだ…それに二日酔いのときも。

高い+脂っこい+鴨はかわいい=個人的に鴨料理は気が進まない

とか書いてある本です(グルメ本とはちょいと違う方向性?)。

まだ読み途中なのですが、最初のフランス、ノルマンディ地方のセクションに「ベイクド・カマンベール」というレシピを見つけました。

なになに、カマンベールのあたまにフォークで穴をあけて、カルバドス(リンゴのお酒)をかけて、ローズマリーと塩コショウ。そのまま8時間おいて、オーブンで20分!美味しそうではないですか。そして簡単じゃないですか。
というわけで、電車にのって少し良いチーズを買いに輸入食材系スーパーに出かけたのでした。最近マイブームのつるすヒモがついてるスペインのサラミもちょうどなくなったのでしっかり買いこみました。ちなみにマーマイトも売ってたよ。

やってきましたチーズ売り場。そんなにたくさん食べられないし、小さいやつがいいかなあと見て回ると、こんなチーズを発見。

カマンベールカルバドス

左にあるの、リンゴのマークがついてる。よく見ると、CAMAEMBERT AU CARLBADOS って書いてあるじゃないですか。裏を見るとリンゴのお酒を入れたチーズとあります。なんだ、出来合いのものがあるんじゃない。でも焼いて食べろとは書いていない…。風味をお楽しみください的な説明のみ。うーむ、しかしなんかこれをこのまんま焼くのもなんだかチガウ気がする。そこで小さいひとくちカマンベール(写真右)をかって、こっちはレシピ通りに作ってみることに。カルバドスも高くないほどほどの奴を購入。さて、どうなりますことやら。

カルバドス

しかし、このリンゴのブランデー…ちょっと臭いんですよ。好みは色々だと思うんですが、シードルの類って辛口系は意外と呑みにくい印象があります(私の好みですが、イギリスで初めて飲んだサイダー(と呼ばれるリンゴ微炭酸アルコール)はちょっとびっくりするくらい美味しくなかった。今は好きな銘柄を見つけましたけどしばらくは手をだせませんでした)。

というわけでさっそく、穴開けてマリネ。こんなに小さいので、ローズマリーはベランダの苔玉から拝借w。夕飯までしばらく放置です。

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で、一番上の写真が、カルバドス入りチーズを食べるぞというところなわけなのですが、まずは生でぱっくり。うーん、ちょっと臭い。ちょっとたくあん系。まずくはないが、なんか漬物系の匂いだよー。カマンベールなのに白カビじゃないようなちょっとしたくどさがあって、お酒飲むのにはいいかな。気を取り直して、自作の方をオーブンから取り出して実食。

自作カマンベールカルバドス

うん、こっちの方が良かったです。ちょっと癖のある香りがぷーんとするのはその通りなのですが、焼いてある分まろやかで良い感じ。
って、アルコール分の苦みがもんだいなのかも…という気がして、おもむろに出来合いの方のチーズも焼いてみた。

こちらは出来合いの方を切ったのを焼いた

味は…やっぱり臭いよ。そして味が温まった分強烈に(笑)。そんなわけで、ウィスキーをお供にチーズ、サラミ等々いただいた晩でした。
本当はこうやるというのがあるのかもしれませんが、これだけでも大冒険。とても楽しかったです。こんどは普通サイズのカマンベールで、バケットを準備して臨みたいと思います。

01b1bf6556bac92d1691ee3bdf2e31b506cb69ef87 今日の抜書き

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「事実は現実の中にある。幽霊を引っぱり出す必要はないよ」〜コナン=ドイルのコティングリー妖精事件

Posted on 02 5月 2016 by

ー。
先日、カーソン マッカラーズの『結婚式のメンバー』読みまして(村上春樹訳)。
なんていうのだろう、例えば、孤独とか空虚とか、そういうものが自分の中心にあるひとというのは、それは先天性なのかも知れない、と思いました。
育った環境ではなくて、親の影響ではなくて、えくぼがある、とか、くせ毛とか、自分ではどうにもならないところからきたものじゃないか、と。

それまでほとんど気にもとめなかったことが、彼女を傷つけるようになった。夕暮れの歩道から見える家々の明かり、横町から聞こえてくる知らない人の声。そんな明かりをじっと見つめ、声に耳を澄ませた。そして彼女の中にある何かを待ち受けた。しかし、明かりはそのうちに暗くなり、声は消えていった。彼女はなおも待ったが、そのまま何も起こらなかった。それでおしまい。自分は誰なのだろう、自分はこの世で何ものになろうとしているのだろう、なぜ自分は今ここにじっとたたずんでいるのだろう、明かりを眺めたり耳を澄ませたり、夜明けの空をじっと仰ぎ見たりしているのだろう。それもたった一人で。自分に唐突にそんなことを考えさせるものを、彼女は怖れた。彼女は怯えていた。そしてその胸の中にはわけのわからないこわばりがあった。

毎度のことながら『結婚式のメンバー』のブックレビューではないです。
『ホームズの生みの親 コナン=ドイルについて』について、です。
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忘れないうちに旅の記録を~Notebookers Map編

Posted on 30 3月 2016 by

こんにちはkonamaです。
札幌出張からもどってきたところです。もちろんお仕事に行ったわけですが、今回はNotebookersMapを頼りに、仕事の合間を縫ってカフェとか文具店をノープランでウロウロしてきましたので、そのお話です。(食べ物他のあほな話はチーズ部編…を書く予定…たぶん)。ちなみに今回Mapって面白いなあと一番思ったのは、小樽へと移動中、電車で海岸線にでて駅間の長いルートに入った時に、おおこれはもしや「スタンドバイミー実践スポット」だ!とひそかにワクワクしていた時です。(以下、アンダーラインの場所やお店はマップに載ってます)

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Sister Magazineと部屋の模様替えについての記憶

Posted on 25 3月 2016 by

もうすぐ春ですね。

前にROOKIE YEARBOOK日本語版発売がとても嬉しいのですという記事を書きました。
その後、その翻訳にかかわった女の子たちが
新たにSister Magazineというウェブマガジンを立ち上げ、絶賛更新中です。
すべての女の子たち、あるいは女の子だった人たちへのやさしいメッセージが詰まったサイトになっています。
(あ、私はまったく関わっていないただのひとりの読者ですよ。)

コラム衣替えを読んで、自分の部屋の飾りをちょこっと変えました。

私の部屋はもともと叔母が使っていた部屋で、かなり年季が入ってましたので
大学生の夏に壁紙を全面白に貼り替えました。
ホームセンターで壁紙やローラーを買い、汗だくになりながら脚立にのって天井も貼りました。
疲れましたがとても楽しかったですし、真っ白に生まれ変わった部屋を見て感動しました。

その後から部屋を飾ることを覚えて、雑誌の切り抜きやポストカードの収集が加速したように思います。
新しいものを手に入れたらすこし配置を変えるなどして楽しんでいます。
この前IKEAでポスターフレームを買ったのですが持ってたポスターは大きかったので
端を1cmほどカットしておさめました。
(Tommy heavenly6のアルバム特典だった、大きなパフェが印刷されたポスター)
フォトフレームには東京都庭園美術館の中のお気に入りスポット、
市松模様のベランダが写されたポストカード
ガレの庭展は綺麗なお屋敷とガラスの調度品がぴったりで長い時間居座ってしまいました。
4/10までやってますのでよろしければぜひ。

模様替えをして自分のお気に入りに囲まれるというのはとても気持ちがいいものですね。
家具なんて大きなものを買い替えなくてもポストカードを貼ったり、持っているアクセサリーを並べてみたり。

最近読んだ、山内マリコさんのエッセイ「買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて」にも
模様替えの話がのっていてとても面白かったです。
女性や自分の持ち物にこだわりたいと思っている方はとても楽しめる一冊だと思います。

ちなみにマリコさんはクオバディスの手帳とクレールフォンテーヌのノートを愛用してるそうですよ!
(最後の一行だけNotebookers的話題で〆ればなんとかなるだろうと思ってます。)

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【マイライフ・プロジェクト】3月はモノを買わないキャンペーン

Posted on 08 3月 2016 by

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12.自分にとって必需品であると信じていたものがなくても、どれだけ「もちこたえられる」かを試してみる。

ー「シンプルに生きる」(ドミニック・ローホー)のシンプル主義の37か条より

3月に入ってからひそかに実施していることがある。

それは「モノを買わない」キャンペーン。
内容は至ってシンプル。

欲しいと思う「モノ」があっても買わない。

ただそれだけ。
やることはシンプルとはいえ、実践するにあたって悩ましいことも出てくるので、ルールを作成してそれに従うことにする。

<「モノを買わない」のマイルール>

1.所有するために「モノ」を買わない。

2.食料品は買ってもOK。ただし、調子こいて自分で食べ切れない量を買いすぎないこと。

3.もらいものもOKだけど、節度を持って。タダだからといってヒャッハーして、本当は必要ないモノまで頂戴しないこと。(特に試供品、サンプル品など)

4.交通費、参加費用、チケット代、月謝、公共料金など、「モノ」以外の必要経費の支払いはOK。
※ただし、本当に支払う必要があることなのかは精査すること。

なぜこのような取り組みを始めたのか。それは単純に「モノ」を増やさないようにするためだ。
シンプルに暮らしたいのに、いつも気づいたら家の中が雑然とした状態になってしまう。シンプルからかけ離れたモノだらけの生活から抜け出せない。その原因はたった2つ。

①家の中に入ってくるモノが多い。
②家の外に出て行くモノが少ない。

②よりも①が上回れば、必然的にモノが溜まっていく。簡単な計算だ。
私が整理整頓が苦手だから…というのがめちゃくちゃ大きな理由だけど、その「単純な計算」すら実感できないくらい日々の生活を漫然と暮らしている、ということだ。
それなら、まずはより意識的にモノを家に持ち込まないようする、新しくモノを買わなくても「もちこたえられる」か試してみる。

当たり前のことかもしれないけれど、その「当たり前」を意識して、3月を過ごすことに集中してみようと思います。

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「サーハビーに上がるエレベーターのボタンはいくつあるか知ってますか」(ホームズ原作の「階段が何段あるか知ってるかい」的な質問として)

Posted on 06 3月 2016 by

日、ガルシア=マルケスの『族長の秋』を読みまして。

子供たちの猩紅熱(しょうこうねつ)を治すために、太陽と星の光を赤く染めさせた。

もうもう、この一文に左眼を撃ち抜かれました。わたしにどうしろというんだガルシア=マルケス。
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料理してる間にやることが書いてあるレシピ

Posted on 27 2月 2016 by

こんにちはkonamaです。

先日のKyrieさんのチーズ部の記事で紹介してくれた長田弘の詩集「食卓一期一会」がとっても素敵で、毎日ニコニコして少しずつ読んでいます。

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食べ物のことばっかりの詩たち。なにやらそのままレシピのような、でもちょっと人生のスパイスがピリリと。

その中に「キャラメルクリームのつくりかた」という詩があります。

「用意するもの、

コンデンスミルク一缶と

アガサ・クリスティ一冊。」

で始まるこの詩は、要は缶ごと鍋で煮はじめて、本を読んで事件が解決したら出来上がりというレシピでもあります。

これを読んで、はっと

「ああ、私はこの手の料理してる間にやることがかいてあるレシピって、いつもぴぴっときちゃうんだよなあ」

と思ったのでした。

まあ大体こんな感じのレシピだからラフなものが多いし、出典もよくわからないけれど、

  • スムースジャズ系のCDをかけてからエプロンをかけろとかいてあるシチューとか、
  • サルサを2回踊り切るまで煮込む豆料理とか、
  • ある曲を2番まで歌ってからふたを開けるハンバーグとか、

なぜか妙に頭に残っているし、実際作ってみることも多い(サルサは踊ってないけど)。

おしゃれな料理本、カフェ本だと食べるときにこんな音楽をっていう本はたまにあるけど、そうじゃなくて火にかけてる間にかける音楽が書いてあるレシピはそんなにない。

まあある程度時間を指定してる意味もあるわけだけど、歌とか踊りとかそんなの選ぶものによるし、人によってテンポも違う。ましてや本を1冊読むなんてそれはやっぱり、単位じゃなくて空気なんだろう。

料理の間にやることで、なにか物理的に味が変わるようなことはないのだけれど(踊るとうまくなるのか?)、料理する人に「こんな感じ」というのがするっと伝わるのかな。

村上春樹がスパゲティをゆでる間に読むのにちょうどよい小説の意味で  「スパゲティ小説」という言葉を使っていますが、料理の間に料理の味とは関係のない作業が入るのって、ちょっと色っぽいなとおもうのです。

プロではなくて、自分のキッチンで誰かのためにちょっと腕まくりして、鼻歌を歌うような感じでする料理。できれば適当なコップに入れた料理用も兼ねた赤ワインでも飲みながら。

ちょっといいでしょう?

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映画が先か、原作が先か

Posted on 06 2月 2016 by

君がこの手紙を読んでいるということは、ボクはすでにこの世にいないということだね。落ち着いて聞いてほしい、なかロスにならないでね。なーんてね(・ω<) テヘペロ

という感じで始まりましたが最愛の人が死ぬ系の映画でありがちなワンシーンですよね。ということで今回のテーマは映画っ!

映画には映画オリジナルの脚本のもありますが、結構すでにある原作の映画化っていうのもありますよね。そこで読者の皆さんに質問です。原作を読んでから映画を見ますか?それとも映画を先に見てから原作を読みますか?悩ましい問題ですよね、えっ、そうでもないって?

筆者は映画を見るときは極力予備知識なしで見たい方です。不幸にも原作を先に読んでしまったときは仕方ないとして、原作を先に見ることはおろか、映画の前情報もどんなストーリーかも極力頭に入れないようにします。

何故かって?そりゃそうだろ、映画を単純に楽しめないからさ。特に原作に思い入れや愛着があった場合、原作原理主義の罠に陥ってキャスティングが自分のイメージと合わないとか、原作のエピソードをはしょったとか、原作では男なのに映画では女だったりとか、原作とはラストが異なるとか、いちゃもんを付けはじめたらきりがなくなってきます。原作を超える映画なんてそうそうお目にかかれません。原作のイメージを壊されてショックを受けるくらいなら見なければいいのに。

その点、映画を先入観なしに見ることはこういったことから解放されます。余計なストレスを感じずに集中して見れます。はじめからそんなもんだと思って見れば気になりません。なにより、ネタばれ承知で見ても面白くないでしょ?犯人が最初から分かっててミステリー映画見るのもどうなんかなぁ・・・

そしてその映画を見終わってよかったなと思ったら、原作をあとから読むのをお勧めします。原作を読めば映画では描ききれなかった部分が補完できてその作品の奥深さを味わったり、新たな発見があるかもしれません。そしてなにより映画より長く楽しめます。

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さて、次からは個人的に映画から見てよかったと思う映画を紹介します。

1.るろうに剣心三部作

これはマンガもアニメも見たことがなく、あらすじさえも分からず見ましたが、一部の香川照之にめっちゃはまりました。

2.告白

湊かなえさん原作で松たかこ主演です。映画見てから本を読みましたが、原作に忠実に描かれてて原作愛を感じました。

3.わたしを離さないで

これは映画館のポスター見てふらっと入ったのですが、最初はイギリスの寄宿学校の青春と友情と恋愛の映画かなと思って見てたら途中であっと驚く展開に引きこまれていきました。原作も読みましたが感動を二度味わえました。今テレビでやってますが微妙です。とりあえず最後まで見てみます。

4.頭文字D

香港映画でジェイ・チョウ主演の実写版で、アンソニー・ウォンとか陳小春とか出てて、しかもインファナル・アフェアのチャップマン・トーも出てて香港映画ファンなら一度は見ておいて損はないでしょう。

5.デトロイトメタルシティ

マンガ原作の主人公をやらせたらこの人の右に出る人はいないと言われた憑依俳優マツケンの怪演に圧倒されます。マツケンの次回作、珍遊記が今から楽しみです。ど根性がえるは満島ひかりのぴょん吉がはまってましたね。

 

また、原作を知ってからその映画を見るというパターンにはそれなりの楽しみ方があります。自分のイメージ通りのキャスティングならテンションがあがるでしょう。逆に自分の好きなキャラを冒涜されるような映画もあるでしょう。それでも突っ込みどころ満載のB級映画にいかに突っ込むかを楽しめます。

例えば、キムタク戦艦ヤマト。原作原理主義者には不評でしたが、原作を知ってる筆者にとっては突っ込みどころ満載の楽しい映画でした。また、あしたの山Pジョーも個人的には楽しかったです。なんてったって怪優香川照之の丹下段平は凄かった。ルパン”小栗”三世も不二子ちゃんを除けば意外といいキャスティングだったのではないでしょうか?

映画ではなくTVドラマでしたが、去年のエンジェルハートは結構はまりました。冴刃”上川”獠が思った以上にはまってましたし、ブラザートムの海坊主のそっくりぶりには感動モノでした。原作をリスペクトしていることがブラウン管を通して伝わってきました(いまどきブラウン管って言わないか)。個人的には香は吉瀬美智子にやってもらいたかったですが。続編やってほしいです。そういえばジャッキー・チェンとゴクミのシティーハンター、あれは香港に行ったときにVCDを買って見ましたが、あれは名作、もとい迷作ですね。途中でストリートファイターⅡになるし、個人的にはめっちゃツボにはまりましたが。

また、CMでしたがジャン・レノのドラえもんはびっくりポンでしたね。そういえば最近天才バカボンの実写化が発表されましたね。マンガ実写化ファンの筆者としては毎年どんなマンガが出てくるのか楽しみです。

また、映画化されていない原作はまだまだあります。そういう原作に自分が監督なら誰をキャスティングするのかという妄想も楽しいものです。例えば筆者なら北斗の拳のケンシロウを阿部寛にやってもらいたいです。また、ちょっと前にブームになった少年漫画の将来の姿を描くというのも面白そうです。今ならおそ松さんの実写化が待たれます。6人イケメンを揃えるのか、一人6役させるのか。

というわけで、原作を先に読むか、映画から先に入るのかは人それぞれで、どちらを先にするかでも楽しみ方が変わってきます。いやー、映画って本当にいいもんですね~、さよなら、さよなら、さよなら。

 

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どこにもない場所 ~エル・パパガヨ・リブレリ

Posted on 30 1月 2016 by

こんにちはkonamaです。

今日は物語の中にでてくる場所についてのお話です。

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時折、本を読んでいて、その物語上さほど重要でもないのに、ものすごく頭の中に残ってしまう場所というのが私にはあります。

物語の舞台、というと何か劇的なことが起きたり、例えば歴史的にその場所であることが必然出会ったり、作家のふるさとであったり、その本を読んだ人がその物語といえば…と話せば必ず出てくる地名。いうなれば巌流島や関ケ原(たとえがなんですが)。

そんなすごいところではなくて、行数としても数行でてくるかどうか、物語における重要性は様々だけれど、なぜか頭にこびりついている地名。

それは不思議な語感であったり、その時浮かんだ鮮やかな連想であったり、よくわからない思いこみだったり色々なのですが、これが結構数十年単位で覚えているのです。

今日はそんな場所をひとつ勝手にご紹介しようかと思います。そしてあってるかどうかわからないけれど、Notebookers Mapにそっとマーカーを立てようかと思うのです。

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Happy Holiday! Notebookers! アドベント4週目☆☆多様性ばんざい☆サンタアシモフからの贈り物☆

Posted on 20 12月 2015 by

ニメデ、という木星の衛星があります。wikiから引用。

ガニメデ (Jupiter III Ganymede) は、木星の第3衛星。太陽系に存在する衛星の中では最も大きく、惑星である水星よりも大きい。比較的明るい衛星で、双眼鏡でも観察できる。

そして。

ガニメデは、1610年にガリレオ・ガリレイによって発見されており、そのためイオ、エウロパ、カリストとあわせてガリレオ衛星と呼ばれている。

ガリレオ先生の発見です。
そして、衛星をたくさん持ち、上記にもあるように、イオ、エウロパ、カリスト、ガニメデ、とあるこの名前なんですが。
星占いでは、木星は、ゼウス、ジュピターが司る星だそうで、そのためか、おそば近くにいる、この衛星の名前が、えー、歴代のゼウスのカノジョたちの名前だったりします。

イオ:ゼウスのカノジョのひとり。ゼウスの妻ヘラにいじめられて、エジプトまで逃げる。そして女神イシスとなる。
エウロパ:ゼウスのカノジョのひとり。ゼウスが牡牛に化けてエウロパに近づき、エウロパがその背中に乗るとギリシアその周辺を走りまくって、クレタ島へ連れていった。その走りまくったエリアをエウロパ(ヨーロッパ)と呼ぶようになったそうで。クレタ島、これで牛と縁があるのかなあ。この時、ゼウスが化けた白い牛が天にのぼり、牡牛座になったそうです。そしてエウロパは、ミノタウロスの(義理の)おばあさん。
カリスト:ゼウスのカノジョのひとり。やっぱりヘラ(アルテミス?)の怒りを買って、熊に変えられてしまう。そんでゼウスの子供を産み、すったもんだのあげく(雑な説明)、大熊、小熊として天にあげられ、おおぐま座、こぐま座となる。
ガニメデ:ゼウスに仕えていた酒杯係。水瓶座の水瓶を持っていたとも言われているそうで。トロイ王家出身の美少年。
(まったく本編とは関係ないのですが、わたしがギリシャ神話好きなので書いてみました)

■ □ ■ □ ■ □ ■ □

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アドベント第二週☆☆Date with a Notebookers Christmas book(半分Vr.)(WEB版)クリスマスの思い出

Posted on 07 12月 2015 by

で読んだのか、忘れたのですが、モノを考える時『枕の上、馬上、お手洗いの中』というような言葉があり(たぶん)。
枕の上というのは、いわゆるベッドの中。寝る前とか、起きてから、すぐにベッドから出ないで、うだうだしている時間のことだと思われます。お手洗いの中、は、言わずもがな。
そんで馬上、馬に乗ってゆられている時。これは、たぶん、今で言うと『歩いている時』ではないかなあ。
この、歩いている時の、考えが浮かぶ、思いつく、その力は、どこから来るのだろうなあと思います。
(そして今回も、この前フリは記事にまったく関係がない)
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解けた謎、深まる謎 Notebookers Detective Story

Posted on 01 12月 2015 by

こんにちはkonamaです。

昨日、せらさんの記事、初めてモレスキンを書いたときのことを憶えていますか。を読んでいて、全く関係のない10年越しの疑問が解けるということがありました。(せらさん、ありがとう!)

さらにNotebookersに記事を書くようになってそろそろ1年が経とうとしているところですが、こんな感じのことはいくつかあったなあとおもい出して、感謝を込めて(笑)その辺のことを書いてみようと思います。

konamaのことですから、例によって本の話です。はい。今回は割と定番の推理小説2つをご紹介(でも古すぎて本屋で手に入れるのは大変かも)。

※後半について、2015/12/27、さらなる展開が!追記しましたので、そちらもあわせてどうぞ。

ピーター卿と黒後家蜘蛛の会 Continue Reading

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Happy holiday! Notebookers! アドベント第一週☆Date with a Notebookers Christmas book(半分Vr.)(WEB版)オーギー・レンのクリスマスストーリー

Posted on 30 11月 2015 by

日の記事、初めてモレスキンを書いたときのことを憶えていますか。この記事での、最初に書いてみるリストのひとつ、タイの首都、バンコクの正式名称ですが。
wikiより

กรุงเทพมหานคร อมรรัตนโกสินทร์ มหินทรายุธยา มหาดิลกภพ นพรัตน์ราชธานีบุรีรมย์ อุดมราชนิเวศน์มหาสถาน อมรพิมานอวตารสถิต สักกะทัตติยวิษณุกรรมประสิทธิ์
クルンテープマハナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラアユッタヤー・マハーディロッカポップ・ノッパラッタラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーンアワターンサティット・サッカタットティヤウィサヌカムプラスィット

長すぎて国民も覚えられない。なので、最初の部分をとり、国民は『クルンテープ』と言っている。 タイ語は後置修飾が基本であるので、意味は後ろの節から訳し、以下のようになる。
イン神(インドラ、帝釈天)がウィッサヌカム神(ヴィシュヌカルマ神)に命じてお作りになった、神が権化としてお住みになる、多くの大宮殿を持ち、九宝のように楽しい王の都、最高・偉大な地、イン神の戦争のない平和な、イン神の不滅の宝石のような、偉大な天使の都。

だそうです。いいなあ、こういうのダイスキー!
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ROOKIE YEARBOOK日本語版発売がとても嬉しいのです

Posted on 15 11月 2015 by

今日はわたしが好きな一冊の雑誌を紹介したいと思います。

 

雑誌の名前は「ROOKIE YEAR BOOK」
現在19歳のキュートな編集長TAVI GEVINSON(タヴィ・ゲヴィンソン)による
お洒落を楽しみたいと思いながらも実生活に悩めるティーンのための雑誌です。
このROOKIEはオンラインマガジンの記事を本にまとめたもので
英語版(本国版といったほうがいいかな)はすでにNo.4まで出版されているの。

 

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そして、ついに日本語訳版が先日出版されたんです。
おめでとう!!
Notebookersを訪れた人の中に、悩める10代の若者がいるかは知りませんが
10代でなくても興味深く読める本であることはまちがいないから勝手におすすめさせて。

 

内容はファッションやDIY(自分好みになにかを作る事)のコツ、
それから学生の頃の思い出や悩みの体験談、インタビューもたくさん書かれています。

 

面倒だから目次は割愛するけれど、ティーン向け雑誌にありがちな
綺麗なお姉さんと洋服、化粧品が並んでるカタログのような本では無いことは確か。
わたしは今25歳になろうとしているんだけれど、自分が10代のころに
こんな雑誌が日本にもあったらよかったのになって羨ましがらずにはいられません。

 

私が中学や高校の頃の女性向け雑誌ってブランドのお洋服に
男の子の気を引くモテ仕草にメールのテクニック、
ピンクとリボンとスワロフスキーでデコレートされた携帯電話。
可愛い女の子ってね、髪はセミロングでうるうるリップで桜色ネイルなのよ、みたいな
これがカワイイの、だからみんなこうなろう!みたいなカタログだった。
もしかしたらこの時代を生き抜いた女の子たちがその後、量産型女子と呼ばれているのかもね。

 

今はいろんな雑誌が本屋さんに並んでるから
モテカワだけじゃなくて、より自分好みの雑誌を探せると思うけど
それでもやっぱりROOKIEは違うな、好きだなと思う所がいっぱいある。

 

理由のひとつは流行り廃りの話題ではないという事。
ROOKIEは「今シーズンは絶対ミモレ丈!」なんてのは無い。

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真夜中のおやつ図鑑とかリサイクルショップでのお買い物テクニックとか
フェミニズムに関する記事もあってどれも笑えたり真剣に考えさせられたり素晴らしい内容ばかり。
多分、大人が読んでも自分が学生だった頃を思い出すし
いま学生である人は、自分だけが退屈を発酵させて憂鬱に過ごしてるんじゃないんだって思える。

 

雑誌の中の世界に憧れるというよりは、自分の頭の中に種をまいてくれる感じかも。
この雑誌をよんでどう思う?何かしてみようかな?って想像させてくれる。
それに、不完全でない自分も悪くないんじゃない?って思えてくる。
完璧なスタイルのモデル、流行りの服を見せられては
そうなれない自分が劣等感で嫌になって
自分の中の眠ってるのか元から無いのかわからないような個性をほじくりだして
よくわからないまま何かのカテゴリにあてはめようとしてたけど
そんな必要はまったくなかったのね。
タヴィちゃんもTEDで模索や曖昧も自分であると受け入れる人が素敵って言ってるし。

なんでNotebookersでこの雑誌の紹介をしてるのかというと
私がとにかくおすすめしたいからってのが大きいんだけど
根っこの部分でNotebookersとROOKIEは似てるんじゃないかなと勝手に思ってるからです。

 

先ほどのTEDの言葉をかりると
「Notebookersに答えは書いていません、私たちもまだ模索中だから。
Notebookersはノートの使い方を模索する方にとって居心地のいい場所を提供します。」

 

Notebookersという場所では色々なノートに関する記事を読めるんだけど
このノートはこんな風に使うのが正解、この新商品買うべきって言ってるんじゃなくて、
わたしはこんな風にノートの使い方を模索しているの、
あなたはあなたが楽しめる方法でnotebookを楽しんでね。
そしてもしよければあなたのnotebookとの折り合いのつけ方も
きっと他のだれかのヒントになるはずだからぜひ教えてって感じでしょうか。

 

ROOKIEは大きくて分厚くて文字がびっしりで、でも実際に手に取って読んで見て欲しい本です。
もしこの記事を読んで興味を持ってくれたらぜひROOKIEを書店で探してみてください。
大きい本屋さんにしかないかもしれないのが残念だけど
(ちなみに特典でポストカードがついてるお店も若干あるみたいです。
わたしは住んでる町の本屋さんにはなかったのでちょっと遠出して買いに行きました。)
わたしは自分も読むし、いつか子供ができたらなんとなく本棚から引っ張り出して

勝手に読んでくれるといいなぁと思います。

 

 

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趣味は料理です、携えるノートブックは冒険の書

Posted on 13 11月 2015 by

食べものへの執着がやたらと強いせいか、それとも何かの縁なのか、いつも周りには誰かしら料理の上手な人がいました。そのおかげで、作るよりは作ってもらう方が好き、自分で食べる分くらいは作るけど人にふるまうほどの自信なんてまったくない、特に包丁はとても苦手でトントンと手際よくみじん切りなんてできないし、指を切ったり火傷したりも数知れず、手軽で楽しい料理の代名詞みたいな鍋といえば過去…当時の恋人と作り方を巡って喧嘩した過去の苦い思い出…etc. で、どちらかというと料理は苦手、積極的に手を出したくないという気持ちばかりが強かったのですが、今年に入ってちょっと思うところがあり(※注)料理を趣味として楽しんでみることにしました。

注: ”ちょっと思うところ”
理由の一つ目は、自己紹介のために。人から「趣味は?」と訊かれた時にいつも「えーと、特にこれといっては……」と、とても残念な答えしかできないのが以前からとても残念でw、何か社交的なちょっとした話題、会話のきっかけになるような趣味を作りたかったのです。
二つ目。じゃあ何に取り組むべきかと思った時に、以前konamaさんのリトルプレス( ※『リトルプレスが出来上がるまで』 )で紹介されてた本「聡明な女は料理がうまい」(桐島洋子・著)を読んで、とても印象的な一文があったのを思い出しました。

「あなたみたいな食いしんぼうが自分で料理できないなんて、あんまり不便で不経済で見てられないわ。

何だか色気のない部分の抜き書きになってしまいましたがw、他にも素敵なことがたっぷり書いてある本、私の中の、ずっと手元に持っておきたい一冊になった本です。(konamaさん素敵な本を教えてくれてありがとう!……読んだのは随分前で今更云うのもなんだけどw

この本を読んで、苦手宣言をしながら逃げ腰でいるよりも、ちゃんと料理と向き合って上手になれば、自分の食事だけでなく誰か別の人のためにも美味しいものを作ることが出来る、そうすればこれからの人生もどんどん素敵で楽しいものになるし、食文化に興味があり、食べるのが好きな自分にとって、料理が趣味って何よりもお得だ!と心から思ったからなんです。

ところで、
今わたしは3冊のモレスキンノートブックを使っています。
1冊目は、諸々のスケジュールとそれらに関する覚書用。
2冊目は、食事記録やあれやこれやの体調管理用。
そして3冊目は雑記帳。なのですが、これ、元々は英語の勉強のために使っていたノートブックで、自分の頭の中をうまく整理する方法がないかと試行錯誤するうち、絵日記のような絵本のようなものになってきたものです。

描いてる内容はその日に考えたことや思ったこと、忘れゆくままにするのではなく覚えておきたいこと。それを、XLサイズのモレスキンノートブックに思いつくまま描いています。元は英語の勉強用のノート、自分としては英語の勉強ノートのつもりもあるので、キャプションは出来るだけ英語で、それから、描いた“モノ”の名前も辞書で調べて書き込みます。

日記とはいっても思いついた時に描いてるだけなので、描くのは覚えておきたいことがあった時だけだし、特にテーマも決めてないし、ルールらしきものは“出来るだけ英語にする”だけなんだけど、見返してみると、どうもその自分にとっての「覚えておきたいこと」が、料理や食べ物のことばかりみたいなんです。

一番最近の、今日描いたばかりのノートは「ホットチョコレート紅茶」のレシピ作り。
ふと、ミルクティーとココアを足した飲み物ってどうだろう?と思いついたのが始まりで、“ふわっとした紅茶の香りにチョコレートでアクセントの効いた秋の温かい飲みもの”というイメージで色々と試してみた過程を描いています。

ホットチョコレート紅茶のノート
(※英語部分に関してはあくまで『勉強ノート』なので、間違いがあってもスルーしていただければと……特に文法とか文法とか文法とか…!)

いつもこんなにしっかりレシピを書いてるわけじゃなくてたいていは使った材料と調理法のノートだけだったりするんだけど、改めて見てみると毎ページ必ず何か食べものに関することを描いてるw レストランで食べたものの絵だったり、思いついた料理のアイディア、YouTubeで見たチーズの作り方や果物の切り方、キッチンの改造計画に、果ては、ベッドに寝転がった時のベッドパッドの感触がカリカリベーコンみたいだったとか……
これ別にね、趣味を料理としたからこうなったわけじゃないんです。元から頭の配分はこんなもんです、本能の赴くまま。それを思うとやっぱり、趣味を料理とするのはまったく無駄がない、お得だ!と思うんです。(技術が伴えばもっとあれだけど、そこらへんはまあその)

前出の本「聡明な女は料理がうまい」に、わくわくするようなノートブックのアイディアがあります。

(略)このノートブックはケチケチしないで、一生使えるような立派なものを買う。これは孫子の代まで伝える財産になるかもしれないものなのだ。

気に入った料理のレシピを書き込み、レストランや友人の家で食べた料理のメモを作り、新聞雑誌で興味をそそられた料理記事を切り抜きにして入れておく、書き込んだ料理録にはたっぷりの余白を残しておいて、新しい工夫をしてみた記録を書き加えたりもする、自分用の料理の虎の巻ノートブック、何だかとても楽しそうです。

 読む、作る、味わう、気に入る、そして書くの五段階を経てノート入りした料理がしだいに数を増すにつれ、そのノートの主は料理人としての貫禄を増していくだろう。

何年か前、伯母の遺品整理をしている時に、様々なものから切り抜いた料理記事と、それらを貼り付けてスクラップブックにした家庭雑誌が出てきたことがありました。
「伯母さん料理上手だったものね。でも(スクラップブックやノートブックじゃなくて)雑誌に貼り付けてるの、昔の人だからね」と皆で笑ったりしたのですが、半世紀前の家庭料理のレシピ、作り手がいなくなって作り方もわからず、二度と味わうことも出来ないだろうと思っていた料理のレシピが綴られたノートブックなんて、形式はどうであれとてもロマンチックなものだなあと思ったのです。

そうだ、やっぱりこれからも、趣味と実益を兼ねて料理をし、できるだけ腕を磨こう。
思い付くまま(そしてこれからはもうちょっと意識的に)ノートブックに美味しいものを遺してゆこう。

自分のために、それから誰かのために。
 
 

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第壱話 読書ノート、襲来

Posted on 11 10月 2015 by

すみませーん、お客様の中にノートに食べ物を挟む方はいらっしゃいませんか?というわけでやってきました、食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋、読書の秋、積読の秋!ということで今回は読書ノートについてです。乞うご期待!!

IMG_20151003_200919

って予告編みたいな出だしですがちゃんとここで書きますよ、書いていきますとも!

ところで、Notebookersの方には読書好きな方が多いと思いますがその中でも読書の記録をノートに残している方はいらっしゃいますか?(冒頭の挨拶の複線をちゃんと回収しましたよ)最近ではブクログなどのサイトにログを残したり、大型書店の会員になると買った本が自動的に個人のデータベースに残るサービスをしてくれるところもあります。でも、やっぱり感想を手書きでノートに残したいのがNotebookersの性じゃあないですか。

個人的には、今年の2月に無印で1日1ページ手帳を使い道がないのに衝動買いしてしまいまして、せっかくなので読書ノートを付けることにしました。といってもぺらいので長続きしなくて途中で終わっちゃうんだろうなと半ば諦めの境地で始めてみました。どうも飽きっぽいんですよね。

なので、自分に課したルールとして、1冊1ページにまとめるということと、書くのはタイトル、著者名、感想(または抜書き)だけということにしました。出版社名とか分かりきった情報はいつでも検索できるので最低限検索に必要な著者名とタイトルだけは書いておこうと。

とはいってももともとこの手帳、1年を通して使う設定なので、ページ数が365ページ+αもあるんですよね。例えば月に5冊読むとして1年で60冊、ということはこれ一冊で6年もの読書記録を残すことが出来るんですよ、どうです、お得でしょ?奥さーん。ていうか途方もないです。

でも、何故あえて1ページに1冊しか書かないかというと、気合入れてなんでもかんでもページ数を気にせず書いていけば、最初は続くんですけど後で息切れして続かなくなるのが目に見えているんです。それ以外にも個人的な考えですが本なんて色々書いてますが心に残ることなんて1冊に1個あれば儲けものだと割り切っています。How toモノなんかは色々なノウハウが1冊に詰め込まれていますが全部実践できるわけないんです。自分にあったやり方があるかどうかもわからないんです。他にはまともな理由なんですが、1ページにまとめるとなればポイントを絞って書かなければならないので情報の取捨選択、一番心に残ったもの等を簡潔に要点をついて残すというトレーニングになるからです。

この読書ノートを書くという習慣を始めてから、書きたいがために積読を消化しようというモチベーションが湧いてきて読書が進むようになりました(ただ、読書が進んでもそれを追い越すペースで本を買っちゃうので相変わらず積読ですが、川の流れは元の水にあらずって昔の偉い人も言ってましたし、気にしない気にしない)

筆者は読書好きではなく本好きって昔の記事にも書いたことがありますが、傾向を見てみると圧倒的にノンフィクション系、旅行記、歴史モノが多く、小説がほとんどないです。で、読書ノートを使って自分の傾向をつかむハックを紹介します。

それは、ノートの最後のページに自分が読みそうなジャンルを1行ごとに書いていって(例えば、SF、恋愛モノ、歴史モノ、ビジネス書、雑学など)、読んだ本を書いたページの小口に巻末ページのジャンルの行と同じ行のところに蛍光ペンでマークしておくと、ページを閉じたときにジャンルごとに塗られた箇所が一目でわかり、どんな本を多く読んだのかが一目で分かります。ただ、この方法を思いつきましたがめんどくさくてやってません。

今改めて自分の読書ノートを見なおしてみると、2/23から書き始めて昨日の時点で55冊も読んでます。でもまだ全体の15%くらいしかページが埋まってません。死ぬまでにコンプリート出来るんでしょうか・・・

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編みミニノートブック

Posted on 30 9月 2015 by

NUI002

(2015年10月22日現在、赤のみ売り切れ(ありがとうございます!)ですが、毛糸が手に入りしだい、また作ろうと思ってます。もし赤がほしい方はコメントなどに書いていただけると、やる気がでて早くできるかも。)

自分用に作って友人に見せたところ、好評をいただいたのでイイ気になり、数冊作成いたしました。
ので、こちらで出品させてください。
今回は「編みミニノートブック」です。

NUI002

自分では、毛糸用の編み針ケースとして使っていますが、友人と話していたところ、チャームの見本帳としても良いのではないか、と閃いたのでやってみました。 糸で軽く留めているだけですが、一目で把握でき、紛失防止にもよいと思います。

IMG_4408

※この写真の編みノートは、出品しているものより細長く、サイズが異なります。

実は友人というのはこのNotebookersでおなじみkonamaさまです。
アップした写真を褒めてくださり、たまたまお会いする機会があったので差し上げたところ、さっそく携帯用お裁縫箱に、マチ針ケースとして使ってくださいました。
使用例(お写真提供 konamaさま)

FullSizeRender

IMG_4413

外国製のミントタブレットが入っていた缶を、携帯用のお裁縫箱にされているそうで、とても素敵ですよね。

このほかにも、よい使い方など閃かれた方は、この下のコメントででも結構ですので、ぜひ教えてください!

商品詳細
一冊 1,200円(レターパックライト360円の送料込み)

サイズ

IMG_4412

黒いノートのほうがすこーし幅が大きいです。 手編みのものですので、既製品に比べるとズレやゆがみなどがあります。手作りのあたたかみとご了承ください。

スピンにはハトのチャームをつけています。
赤いノートにはアンティーク調、黒いノートには金色のものを。

IMG_4406

完全オリジナルで他では売っていませんので、手芸好きさんや、ちょっと変わった文具雑貨好きさんへのプレゼントにもいかがでしょう。

ご購入後、お困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。
できる限り修理させていただきますし、ご自分で直したい場合もアドバイスいたします。
(修理の場合は、こちらへの送料のみご負担ください)

また、ご注文前でも気になることがございましたら、下記のメールアドレスへお気軽にご連絡ください。
nuiko★notebookers.jp
(★を@にしてください)

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