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ねこと一緒に空を飛ぶ。

Posted on 18 4月 2016 by

ご無沙汰しております。
ノート大好き猫大好き万年筆大好きないぶし銀でございます。
すっかり春になってしまいました。
桜の季節もおわってしまいましたか?

こちらは季節が秋から冬へと移り変わろうとしております。
まぁまだ暖かいのですが。

え?

はい、こちらは南米・アルゼンチンです。
唐突ながら移住いたしました。
地球の真裏ですので、時差も12時間、
季節も反対でございます。

なぜアルゼンチン?という疑問に関しては、
移住ブログ作りましたので、
そちらを見ていただくことにいたしまして、
猫と一緒に地球を半周してしまいました。

2016-03-19 18.41.42

乗り継ぎのドイツ・フランクフルトにて。
これだけ開けてもビビって出てきません。えらい子。

こちらについて10日で2歳になりまして。

2016-03-31 12.10.33

今は妻と遊んでます(リアルタイムで)

さて南米ということで、
みなさまどのようなイメージをお持ちかと思いますが
普通に文明国ですよ。
「南米のパリ」と言われる程の町並み。

ただし、実は外国からの輸入を制限している関係で、
モレスキンも無ければ
ロディアも無いです。
参ってしまいますね。
ロディアくらいあるだろうと思っていたのですが・・・

まぁ日本からMDノート、ノーブルノート、紳士なノートを1冊ずつ持ち込み、
ジブン手帳の「IDEA」も4冊ほど持ち込み、
トモエリバー手帳用紙も1000枚ほど持ってきておりますので
しばらくは困らないですね。

もちろんアルゼンチンでもノートを買いました。
ヨーロッパでもよくあるような、A4サイズのリングノート。

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これがなかなか使えるんですよ。
万年筆でもいい感じです。

ガンガン使って、早くスペイン語の単語覚えなきゃー。

ということで、国は変わりましたが
何事も無かったかのように過ごしてまいりますので、
これからもよろしくお願いいたします。

 

またふらりと書きに現れます。

 

いぶし銀。拝

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忘れないうちに旅の記録を~チーズ部編

Posted on 02 4月 2016 by

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またまたkonamaです。

さて、わりと綺麗にまとめたNotebookers Map編に続いて、忘れないうちに、食べる事大好きチーズ部の皆様に捧げる、チーズ部編をお届けします。

素敵カフェ、ノートライフからは少々逸脱したものになりそう…そして北海道美食旅にもならなさそうなので、あしからず。また、味についての感想などは個人の物ですので、さらりと流していただけると幸いです。

@lemonade_airさんがカムリマスで想像してたようなNotebooker風旅人じゃなくてすいません。むしろカムリマス派です。

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トラベラーズノートブックとトムウェイツ

Posted on 01 4月 2016 by

だ関西、も少し寒いです嬉しいですせらです。
最後のひと押しとして、ハッシュタグは #惜冬。

えー、先日、『居心地の悪い部屋』という岸本佐知子氏編訳の短篇集を読みまして。
やー、このタイトルなので、12篇、にがくて、突き放され、不安になる、そういうすばらしー短篇集でした。
特に、ジョイスキャロルオーツの『やあ!やってるかい!』は、文学作品は通り魔になり得る、ということを証明できた人類の宝物のような作品でした。

あなたといるとぼくは不安でたまらない。そう、それなんだ、あなたはぼくを不安におとしいれるんです。そのとおりだよ、食事相手はうなづいた。わたしといると最後は誰もがそうなるのさ。だけどね、そもそも文学の役割とはそこにあるのだとは思わないかい?ひとの不安をかきたてることだとは? わたしに言わせれば、ひとの意識を慰撫するような文学などは信用できない。それは僕も同感です。ですが、ぼくは自分のことでもうたっぷりと不安にかられている。あなたの不安がぼくの不安にくわわると、もうこれは苦悩にほかなりません。堕落した平和よりは苦悩の方がましだね(アントニオタブッキ『レクイエム』)

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忘れないうちに旅の記録を~Notebookers Map編

Posted on 30 3月 2016 by

こんにちはkonamaです。
札幌出張からもどってきたところです。もちろんお仕事に行ったわけですが、今回はNotebookersMapを頼りに、仕事の合間を縫ってカフェとか文具店をノープランでウロウロしてきましたので、そのお話です。(食べ物他のあほな話はチーズ部編…を書く予定…たぶん)。ちなみに今回Mapって面白いなあと一番思ったのは、小樽へと移動中、電車で海岸線にでて駅間の長いルートに入った時に、おおこれはもしや「スタンドバイミー実践スポット」だ!とひそかにワクワクしていた時です。(以下、アンダーラインの場所やお店はマップに載ってます)

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【ノートブックがない旅なんてVol.48】偕楽園 梅と緑

Posted on 20 3月 2016 by

3,000本以上の梅の木が見られる茨城・偕楽園に行ってきました。
春、きてますね。

梅まつり開催中の偕楽園では屋台もたくさん出ていて、
年に一度のこの季節を楽しみ尽くそうとする人々で賑わっていました。
たまには人でいっぱいのところも、悪くないなぁ。

色とりどりの梅を愛でて、緑の隙間から光を浴びる。
余計なことを考えないで歩き撮りした、すこし贅沢ないちにち。

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【ノートブックがない旅なんて】は毎月20日に更新。
後楽園と兼六園、あと紅葉時期の足立美術館にも行きたいな。
あまり詳しくないけれど、庭園巡りも好きなのです。
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ひとり旅の思い出とノート。

Posted on 15 3月 2016 by

ログノートをつけながら、ふらふらと6日間ふらふらとしていたことがあります。

先日、自分のブログにその時のことをかいたのですが、撮ったのに載せなかった写真がもったいないからと、こっちにも書いてみています。

いく先々で、猫がいましてね。

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すんごく幸せそうな福々しい猫もいまして。

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かと思えば、右下の写真に注目。

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小雨が降る中でこれみた時は、かなり怖かった。

みんな同じ方向を向いているんだけど、稀にまっすぐ前を向いているダルメシアンもいて「えーっと目が合っているかな……」と、少しの恐怖がまじりつつも呆気にとられて、めっちゃ見てしまう。立ち尽くす。

 

ひとり旅は、7万円をにぎりしめて向かいました。

お金は増えない。

なるべく節約気味にいこう。

お金を使わなければ使わないほど、旅の日数がふえる算段でした。

このころ、時間は制限なしだった。金はそんなにないが、時間はある!

自分の人生の中で、お金と時間の両方がしっかりある!っていう時期は本当になくて、どちらかがあれば、片方が落ちるシーソーに乗っているかのようです。

ま、このシーソーは自分だけじゃないね。職種にもよるけど仕事はエネルギーやっぱり吸い取られるし体力と時間がない。仕事を辞めれば、時間はありあまるけどお金がかつかつに。

旅のノートはお金管理の意味もあって、しっかりと書いていました。

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仕事を辞めたから、よし行こうとひとりで旅にでたんだよね。

別の機会で、バックパッカーをしていたご夫妻に旅の話をきかせてもらったことがあるんだけど、聞かせてもらった話はとても魅力的で羨ましかった。

お二人ともが口を揃えて「まずは、仕事を辞めてから」といっていたのが、なんともね。

働いていても、旅行にはでかけられるけど、自分の中で「旅」と「旅行」のニュアンスは違う。
いわゆる観光地をめぐって、いかに効率的に動いて、何時の飛行機に乗って帰る!!なんならツアーでってのは「旅行」のイメージ。

「旅」は、ゆるっとした感じ。自由ですこし孤独。パッケージされたツアーとかにはない行き当たりばったりなイメージ。

「旅行」も楽しいけど「旅」もたまにはいいとおもう。

あ、そのご夫妻とあったのは、ここのライターでもある出雲さんが”旅ログノートの作り方”のイベントをされた時のことです。

また、ふらふらと、どこか違う場所にいきたい願望はある。

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お題002「色」 ―空想技師の「砂」 に関する断片

Posted on 13 3月 2016 by

その砂(以下「砂」)は「虹の亡霊(タワブ・アルマユィトゥ)」「神の試練(ミシナトゥ・ムミン・アフラ)」「亡者への褒美(アイプティマタトゥ・ユアマ)」などと呼称。

「砂」は、チベット密教ゾクチェンにおけるラマ僧の「光の夜(ダウ・アッラユル)」という修行に用いられた。修行僧は、「砂」が敷き詰められた塔に入り、暗闇の中、四十日間、わずかな水と食料のみで過ごす。この間に、砂を食わなければ、修行達成となる。

「バビロンの東方に、「砂を食べる人々(クイ・コメ・デゥトライン・アレナ)」がいる。彼らは、「目を奪う者(イッリ・クイ・イン・オクロ)」に殺戮された」(プリニウス『博物誌』より)

「砂」+「目を奪う」=「砂男」 このドイツの民間伝承の類話は、中東アジアにも見られる。目を奪う=睡眠 というドイツでの展開とは異なり、 目を奪う=夢を奪う=現実に戻す という展開。

「目を奪う」=「夢を奪う」は、① 夢が現実世界に出現し ② それを葬らねばならない ③ そのために視覚を奪う という場合に成立する。

ヘロドトス『歴史』第三巻に「砂」の出所と考えられる沙漠の記述がある。その沙漠は現在の「パミール」に位置し、「無影沙漠(スーラ・ビラ・アッズール)」または、「虹の沙漠(スフラクァウス・クァザフ)」と名づけられている。また「砂」は「燃える水のように黒い」と。

その沙漠の周辺には、体中に砂を詰め込まれた上、切り裂かれた屍が層を成していたという。彼らは憑かれたように砂を求め、砂を奪い合い、殺し合った。その様子は「虹に狂う(マユヌン・ル・クァウス・クァザフ)」と表現されている。

「虹」の七色の科学的解明は、1676年のニュートンの実験による。その論文『光学』(1704)から100年。トマス・ヤングが『色と光の理論について』(1802)で光を三原色に還元。

同じころ、ゲーテ「色をプリズム分光やスペクトルのみで理解することはできない」と、20年がかりで執筆した『色彩論』(1810)。「心理補色」、「補色は色環の反対側に位置する」など、以降の色彩論に多大なる影響を与えた。

神が行った分光の記録。「民の言葉を分かつだけでは収まらぬほどに、神の怒りはすさまじく、塔を打ち砕く稲妻までもが、地表で分かたれた」(『タズウェルアブラヒム』第23章5節より)

同時代性をもって、モネ、スーラらに影響を与えた、ミシェル・ウジューヌ・シュブルール『色の定義と命名方法』(1861)。新印象派は、これら理論の科学的実践。

「光の混色」ではなく「絵画の混色」を、ヤング=ヘルムホイツの三色説(1852)の理論から解明したのは、オグデン・ニコラス・ルード 『近代色彩論』(1879)。彼は、織物の縦糸と横糸との調和について研究していた。シュブルールも、フランス王室ゴブラン織工場で染色の研究をしていた。

『タズウェルアブラヒム』(アブラハムの書)は、死海文書群から発見された。バベルの塔についての記述はフラウィウス・ヨセフスの『ユダヤ古代史』(95)よりも詳細である。現在では「偽典」とされている。

『アブラハムの書』によれば、「神の稲光により溶解したアスファルトと砕けたレンガで半数が焼かれ、空中から降り注ぐ透明な槍によって残りの半数が刺し貫かれた。残った半数も氷のような豪雨で凍えた。辺りは沙漠となり(以下略)」。その記述は、モヘンジョ=ダロ遺跡を髣髴とさせる。

「砂」と「虹」との関係を合理的かつ荒唐無稽につなぐのは、「砂」=「三原色」説だ。論拠は、「砂」が引き起こす現象を、「震える鏡(ムラトゥ・ヤルタユィフ)」「そよぐ絨毯(ヤタマハル・アルスヤドゥ)」などと表す記述から。

「砂」はひじょうに細かく、後代になってからは「聖灰」と呼ばれたほど。通常、極細粒砂は62.5nm(以下は全て平均粒径)。片栗粉で20-70nm、マグネシウムで3.6-8nm。「砂」は、片栗粉とマグネシウムの中間程のサイズ。因みに、銀塩写真を作る粒子は0.2-0.5nm。

「砂」は、外観の色で三種類に分かれる。シアン、マゼンタ、イエロー。粒子はほぼ球形だが、ところどころに貫入があり、そこからガラス質の結晶が鋭角的に飛び出している。「砂」同士が擦れると、ガラスを爪で引っかいたような音をたてる。不用意に触れると、肌を傷つけるのみならず、体内に侵入して眼耳鼻口喉肺等を損傷する。

「聖徳太子の地球儀」というオーパーツは、「砂」の構造を表している。

「砂」が聖徳太子へ贈られたのは、600年ごろ新羅から。「砂」に習熟した聖徳太子は、夢殿で『未来記』を書き綴った。

チベット密教の「砂曼陀羅」。 現在は、色別に分けた砂を、金属製の漏斗で少しずつ落とすことで描いていくが、かつては、水を薄く張った水盤(器世界)に「砂」を流していた。器世界には、極彩色のホログラムのような像が浮かんだ。

その時使った水は、厳格な手続きにより、星見の井戸へ流された。その井戸は深く、昼間でも星が映る。こうした井戸は世界各地に存在する。

「重油のように黒い」とされた砂漠は、現地ではイフガメ沙漠と呼ばれていた。イフー・イビフー・ガッメルは「白と黒の地」という意味だ。黒が「砂」だとすれば白は何か?

「砂」の貫入から飛び出したガラス結晶は、暗闇で光を放つ。その光は、それぞれ、赤、青、緑色。とても微弱な光のため、陽射しの下では、シアン、マゼンタ、イエローの三原色が視覚的に減算混色された「黒」が「砂」の色となる。そして、夜になると「砂」の赤、青、緑が加算混色され、白い砂に見える。

「砂」の砂漠に「虹」がつきまとうのは、そうした理由による。「砂」は微風や振動で動くたび、極彩色の光沢を這わせる。砂嵐がこようものなら、その光景は……

1860年 二十歳のオディロン=ルドンは、知己の植物学者の顕微鏡で、現在のタジキスタンに分布する龍舌蘭を観察していた。その根についていた「砂」が、ルドンの眼におぞましい世界を見せたようだ。1878年「眼-気球」という黒一色の絵以後30年にわたり、ルドンの絵画から色が消えた。

近年、「砂」は微弱ながら磁力を帯びていることも判明している。人の脳波も電磁波の影響を受ける。この沙漠で、内臓から溢れるほど「砂」を食うもの、「砂」の奪い合いをするものが、眼前にどのような光景を見ていたのか。

ルドンの絵が極彩色に彩られるのは50歳を過ぎてからだ。「ブッダ」(1904)、「若きブッダ」(1905)。極彩色の地獄から逃れるために必要だったのは「色即是空」の認識だった。

ヒエロニムス・ボスの奇想、ピーテル・ブリューゲルの細密画。沙漠の悪夢、ダリ。眼を伏せるキリコ。

「砂」の囚人達を「切り取られた瞼(アルユフン・クァス)」とよび、欲望の奔流を止めるため眼を奪った民が、「砂男」の正体である。彼らは常に「砂」と共にあり、「砂の人形(ダミュアトゥ・アルッラマル)」と化した人々を妄念の暴走から救い出してきた。こちらはカバラ思想の生み出した怪物「ゴーレム」の原型だ。

バベル崩壊後、「砂男」こと「不増不減族(ラ・ズィアダタン・ウ・ナクサン・マユムエナ)」は、自らの眼をつぶして幻惑を消し、「砂」を回収すると、東方の険しい地形に霊廟を建て「砂」を保管した。そこは、あらゆる宗教上の「絶対禁足地(アルマナティク・アラバス・アルムトゥラクァ)」とされている。、現地名は「境界の彼岸(ムマ・ワラ・アルドゥドゥ)」。

彼らのうちでも、実際に「砂」に触れることのできるのは、認定試験(アイクティバル・アルッタイヒル)に合格した者のみである。「空想技師(ムハンディス・ナッズウ)」の称号を得た彼らは、「砂」の前でただ、沙漠のことだけを思う。

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近代になり、「砂」の伝承に興味を抱いた国々は中央アジア、チベットに狙いを定め、激しい探索と争奪戦とを繰り広げることとなる。これが露英を中心としたグレートゲームのスタートだ。

「砂」にもっとも肉薄したのは、『さまよえる湖』で有名なスウェン・ヘディンである。1885年、ペルシア-メソポタミア探検時、沙漠で遭難し九死に一生を得た。助けたのは小さなキャラバンで、彼らはタリム川へ幻視の儀式に行く途中だった。

「タリム川は、東に流れ、塩澤に消ゆ。そのなほ北に、楼蘭がある」(『史記』(前2世紀))

スウェン・ヘディンは楼蘭を探すと公言し、まず湖(ロプノール)の探索を行うが、実際は、キャラバンがラクダの陰嚢にいれていた「砂」を求める旅だった。

そのキャラバンは、「空想技師」と「幻視者(ハリム)」で、彼らは「砂」をタリム川に流し未来を占っていた。ロプノールは年々北上していく。彼らはその位置を常に正確に把握していた。

スウェン・ヘディン。1900年『さまよえる湖』発表。この説は一笑に付されるが、グレートゲームに新規参入した日本は、焦っていた。日本は、遅れを取った楼蘭探索ではなく、チベットの砂曼陀羅の儀式に狙いを定めていた。

同じく1900年、川口慧海が、日本人として初めてチベットに入り、ダライ・ラマに謁見を果たす。そこで、中国語訳によらない経典などの研鑽をつみ、多くの土産とともに、日本へ帰国。その中に「砂」が含まれていたかは不明。

また、それに先立ち大谷光瑞を中心とする大谷探検隊は、たびたびの遠征で、ヒマラヤ方面のルート開発に全力をそそいでいた。そして折竹孫七は第二次世界大戦直前まで、西域の未踏区域の探索に尽力していた。

ヘディンは1934年に、ロプノールの復活を確認し、自らの説の正しさを証明した。タリム川は途中、伏流水となって命脈を保つ。その河床を丹念に探索した結果が結実した。

河床には、長年に渡り「空想技師」が流した「砂」が、堆積していたはずだ。

1934年ヘディンは、交友のあったアドルフ・ヒトラーをたずねた。手土産はなんだったろう?

1934年8月2日 ヒンデンブルク大統領死去。1934年8月19日 ヒトラー「総統」となる。 1935年1月22日「ハイル・ヒトラー」義務化。現在も、『ヒトラーの予言』に関する研究はさかんに行われている。

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(猟色)

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帰国の理由

Posted on 29 2月 2016 by

昨年
「ビザが切れるまで帰らない」とか言って出発したのに
結構あっけなく一時帰国

ホームシックとか金欠ではなく
ロンドンで仲良くなった友達の「日本…というか東京にはいい思い出がない」という一言。

過去二度、東京に来たことがある友達

最初は9年前
ロンドンで知り合った友達の家に泊まらせてもらったそうなのだが
その家族がとっっっても献身的で
滞在中の予定を朝から晩まできっちり決めてくれていたそう

すべてその友達の両親による送迎、そして引率付き

友達にその予定は全く知らされていなかったもんだから
行きたかった場所にはどこも行けず

最終日前日に自由時間が欲しいと伝えたところ
「もう予約してあってキャンセルできない」
とその家族に泣かれてしまい
最終日は予定通り、家族と一緒にブドウ狩りに行って東京滞在が終わったらしい

…どんな家族だ(笑)

初めての日本滞在がこれか…

二度目の東京は2年前

付き合っていた彼氏が急に別れを告げて日本へ

メールを送っても返信はない

直接会うために数か月後、東京へ

共通の友達に東京にいることと連絡先を伝えてもらい
Wi-fiが繋がるホテルでじっと待っていたそう

最終日にようやく連絡がきたけど会えたのは20分

数か月前と同じようにただ別れたいと言われたそう
渋谷の!路上で!!

そして泣く友達を残して消えたそう!!

最悪!!!!!

…ちょっとアツくなってしまった

女同士だとね、どうしてもこういう話は感情的になってしまう

そしてこれが三度目の東京

私とこの友達をロンドンで会わせてくれた友達が
昨年末、留学期間を終えて日本へ帰国

その友達に会いに横浜に滞在して東京にも足を伸ばすという

しかしその友達は横浜出身
東京はあまり詳しくないということで私が呼び出された

いい思い出はないが、長いこと東京には興味を持っているため
行きたいお店などの話をかなり前のめりで話してくれた

こんなに東京に興味持ってくれてるのに!!

いい思い出ないとか東京出身者としては悔しい!!

最初は東京滞在中の計画を立てるのに協力するということで話を聞き
調べて、交通手段を教えたりしていたのだが…

友達「Tomoyoも一緒に来てくれない?」
私「これ、私も一緒に行ったほうが楽だな」

早速、航空券を購入

とりあえず友達にリストを送ってもらう

そのリストをもとに東京滞在の日程を組む週末
(こうゆう作業、嫌いじゃない)

具体的に店名とか書いてあればいいのだけど
「ゆっくりできるコーヒーがおいしいカフェ」というリクエストもあって(汗)
あまりコーヒーに詳しくない私…

ライターのみなさんの投稿やマップを参考にさせていただきました!
ありがとうございます!!

先ほど(仮)日程を提出したところ
どうかなー?

過去の事例があるから(笑)
予定はざっくりだし
予約はしていないから予定変更も可能だし
予備日もある(笑)
リクエストがあったお店も渋谷にあるのは除いた(笑)

一緒に行動して欲しいって言われてるけど
一人でフラフラしたくなっても大丈夫なように
リクエストされた場所が全部のってるマップも作ったし
マップ見たり連絡取れるように空港でWi-fiは絶対借りろと言ってある

こんな視点で東京を見たことなかったからリサーチも結構楽しかった

三度目の東京
楽しんでくれるといいなー

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ハンガリー歩行

Posted on 29 2月 2016 by

「ハンガリー歩行」

14/FEB/2016 (Tue)

 飛行機に乗ると,僕はいつも悲しくなる.持っていく本も,ミュージック・プレーヤーでの選曲も,書くことも,また.でも,その悲しさが,どこから来るのか,よくは知らない.どれだけ忘れ物をしようと,悲しみだけは執拗に,僕についてくる.だから,飛行機型のクラッカーをもらっても,ちっとも嬉しくない.一つは,いかにも墜落しそうな感じだ.ろくでもないクラッカーなのだ.

墜落クラッカー

悲しみはどこからやってくるんだろう.探しながら,歩いて行く.四度目のハンガリーは,雨が降っていた.

以前よりも,浮浪者が目立つ気がする.雨に濡れながら,スーパーからとってきたのだろう,お決まりのカートを押していく.僕も彼も,傘は持っていない.そもそも傘をさすのは嫌いだから.そのような意味では,彼と僕に,平等に雨粒は落ちている.しかし,僕と彼には決定的な溝が存在するような気がしている.

また,少し歩くと,赤いバラを持って,赤いキャップをかぶった高校生ぐらいの男の子が,足早にこちらに向かってくる.そこで「あぁ,今日はバレンタインデーだったな」と思い出す.彼の歩くスピードは早く,あっという間に僕らはすれ違う.振り返ると,バラの花束と赤い帽子が,どんどんと遠ざかっていくのが見える.

彼らともう二度と会うことはない.もし僕がノートに書き留めていなければ,このことはすっかり忘れてしまっただろう.

旅先の出会いとはそういうものだ.

旅行には時間という親しさが欠落している.だから,悲しいのだ.むしろ,寂しいのだ.だから僕は,旅行者(トラベラー)ではなく,居住者(セトラー)に憧れるのかもしれない.

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また,町をよく知らないことが,僕の悲しみを大きくする.何度その場所を訪れようとも,あるいは訪れるからこそ,僕はその場所のことを何も知らないのだ,と気付かされる.すれ違う人も,通り沿いの店も,そこで働く人も,飲んでいるビールの銘柄も,開店時間も,ゴミの収集の時間も,歯医者の予約の方法も,この国の人が早起きなのかも,どの本が人気があるのかも,僕は知らない.

知らない.知らない.知らない.

そうやって,どんどん僕は無知であることを自覚する.無知は,孤立していくような感覚を生み出す.ブダペストの町中で,僕は呆然と立ち尽くす.ここはどこだろう.なぜここにいるのだろう.僕は何も知らない,という風に.

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母国を離れるということは,おそらく悲しいことなのだ.僕は母国を任意に選んだわけではない.だから,そこにはなにか諦めがある.「選んでないけれども,仕方がないじゃないか,生まれてしまったんだから」というように.その諦めは,僕の存在を肯定してくれる.母国は存在を無条件に肯定してくれる(はずだ).だから,母国を失うことは,悲しい.

だけど,人は,外に出た途端,その理由を聞きたがる.「なんだってまたハンガリーに?」「なんでまたルーマニアなんかに?」そんな感じで,理由を尋ね,理由を尋ねられる.

だけれども,仕方がないじゃないか,と叫びたくなる.特に理由なんかないのだ.来てしまったものは仕方がない.それは原理的には,母国に生まれることと同じような確率的な問題なのだ.そういう理由で,人はどこかに出かけていくのだ.そういうことがあっても,いいじゃないか.

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だから僕は,悲しくても,寂しくても,歩き続けるしか無い.何度訪れても,無知を自覚しても,理由が見当たらなくても,ただ歩き続けるしかない.旅行先でも,どこに行っても,ただただ,そこを歩き続けるしか無い.悲しみや寂しさは,どちらにせよ,後からついてくるのだ.それを忘れることは出来ない.飛行場に,要らなくなった服のようにおいてくることは出来ない.

ハンガリーを歩いていて思ったのは,そういう悟りのような諦めのような,旅愁と言い表されてきたのだろう,寂寞とした感情だった.

 

 

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どこにもない場所 ~エル・パパガヨ・リブレリ

Posted on 30 1月 2016 by

こんにちはkonamaです。

今日は物語の中にでてくる場所についてのお話です。

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時折、本を読んでいて、その物語上さほど重要でもないのに、ものすごく頭の中に残ってしまう場所というのが私にはあります。

物語の舞台、というと何か劇的なことが起きたり、例えば歴史的にその場所であることが必然出会ったり、作家のふるさとであったり、その本を読んだ人がその物語といえば…と話せば必ず出てくる地名。いうなれば巌流島や関ケ原(たとえがなんですが)。

そんなすごいところではなくて、行数としても数行でてくるかどうか、物語における重要性は様々だけれど、なぜか頭にこびりついている地名。

それは不思議な語感であったり、その時浮かんだ鮮やかな連想であったり、よくわからない思いこみだったり色々なのですが、これが結構数十年単位で覚えているのです。

今日はそんな場所をひとつ勝手にご紹介しようかと思います。そしてあってるかどうかわからないけれど、Notebookers Mapにそっとマーカーを立てようかと思うのです。

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身軽であることについて

Posted on 03 1月 2016 by

明けましておめでとうございます。

konamaです。

本年もよろしくお付き合いくださいませ。

myAnalogCloud

http://myanalogcloud.com/ より、モレスキンがやってるその日のカバンの中身からあなたのタイプを探るというものらしい)

今日はなんとなく身軽であることについて書いてみたいと思います。というのも、今現在愛用の皮のカバンを修理に出していて、仕事およびちょっとした旅につれていくカバンを探しているので、連れて歩くものっていうことに自分が興味をもっているから。

Notebookersには旅人が多いこともあって、わりと荷物をコンパクトにまとめる、あるいはものを持たないタイプの方が多いのかなという印象です。

でも、よく考えたら膨大な量のノートに文具、カメラ(レンズも?)、音楽プレーヤー、PCやガジェット類、ナイフなんかのツール類、Notebookerの好きなものは結構かさばる。

みんなどんなことを考えて荷造りしているのだろう、とちょっと興味があります。

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旅に出て かえるみちを忘れてしまったとき

Posted on 25 12月 2015 by

リスマスの荒技的な想い出とゆーと、某川河川敷でのクリスマスファイアかなあ。
「集まるよ」と友達から連絡が入り、(たしか)金曜日の夜に某川河川敷で集合しました。
ちょっと火を焚いて(事前に消防署に連絡して許可もらい済)、下準備してきてくれた豚汁を温め、持ち寄りのケーキのお皿がないため、豚汁用のお椀に入れ、飲物は、コーヒーか、お湯割りウィスキーの二択。
仕事帰りのひとが多かったため、女性用に着替えのための小さいテントがあり(寒いからジャージその他着替え持参の指定あり)。
集まった割には、プレゼント交換や、何かゲームや催し物などは【なく】 ただ話をして、ちょっと食べて飲んで、聖歌隊出身者がいたので歌ってもらって(そして、その数人、カトリックとプロテスタントと両方いたので、賛美歌の歌詞が微妙に違っていてオモシロかったです)えー、寒風吹きすさぶ中、湧かしたお湯の湯気がやたらと暖かく見えたのを憶えています。
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Notebookers Map プロジェクト

Posted on 23 12月 2015 by

こんにちはkonamaです。

今日はちょっと大がかりなプロジェクト(その割に思いつきですが)のお知らせです。

Notebookers Map プロジェクト、始動いたしました。

NotebookersMap

Notebookers MapはNotebookersの愛する文具店、雑貨屋、書店、カフェ、バルなどをマップ上にまとめる試みです。日常・旅先でふと時間が出来たとき、あ、近くにこんなお店があるから足を延ばしてみようかなと、毎日にちょっとした特別を付け加えるための宝さがし地図をつくろうという企画。

みんなで作っていく地図ですし、完成しない地図でもあります。ちょっとしたエピソードを添えて登録されたNotebookersの愛するお店や場所をのぞいてみませんか?

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【ノートブックがない旅なんてVol.45】Photowalking 2015

Posted on 20 12月 2015 by

2015/04 Asakusa

2015/04 Asakusa



2015/02 Omote-sando

2015/02 Omote-sando



2015/08 Toyama

2015/08 Toyama



2015/09 Kamakura

2015/09 Kamakura



2015/03 Tokyo

2015/03 Tokyo



ことし撮った写真を載せて、
Notebookers.jp2015年の記事更新、おわり。

来年は、もっと写真の腕を磨きたい。
ここぞというタイミングを逃さずに、バシッと写真に収められるようになりたい。

2015年のフォトアルバムを見返しながら、
2016年の小さな目標をひとつ、たてるのでした。

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【ノートブックがない旅なんて】は毎月20日に更新。
それではみなさま、良いお年をお迎えくださいませ。
来年もちょこちょこ顔出しますので、どうぞよろしくお願いします☆
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[第2位] ノートよ今年もありがとう! 私が語るべき2015年ノートブックBest5

Posted on 18 12月 2015 by

公開初日の映画と無理矢理つなげて、今日のBGMはSUPERSTARといきましょう。

記事を書く手は止めないで。
本日は、第2位の発表です〜♪

第2位
トラベラーズノート レギュラーサイズ

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トラベラーズ使用歴、6年半。
せっかくなので、これまで使ったトラベラーズノートを半分ばかし積み上げてみました。
バランス、むつかしかった……。
旅先で手にしたパンフにメモにショップカードが、タワーの歪みをつくるのですよ。

2015年に使ったトラベラーズノートは、ナツタビin富山の1冊だけ。
それでも、私の中ではなんだかんだで最も思い入れの強いノートブックなので
私が語るべきノートブック、第2位に選びました。

1冊しか使ってないけど。
最後まで使いきれてないけれど。
途中ページ飛ばして使っちゃったけど。

初めての北陸、初めての北陸新幹線。やっほーい!
到着するやいなや、スタンプ押しまくって富山に足を踏み入れた記録を刻んだ。
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富山市内、路地に入ると一癖あり気なお店がちらほらと。
1辺だけマステを貼っているカードは、両面を読み返したくなったもので。
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4泊5日の富山旅、ぼろぼろになりながらも頑張ったノートに拍手!
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なぜ、ぼろぼろに?
なぜって……

2015年新開発のノートブックプレイ
“投げトラ” のせいさ!!!!!!!!
着地にかかる負担が大きいみたいで、ノートもカバーも結構ぼろぼろ(笑)

我ながらよく撮ったと思う、ベストアクロバティックトラベラーズノート。
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投げトラを楽しむ3箇条もNoteboookers.jpにもアップしたから、読んでね!

来年はどこで投げトラる!?
投げトラっても、投げトラなくても、
来年もトラベラーズノート片手に、好奇心を満たす旅がたくさんできますように☆

【ノートよ今年もありがとう! 私が語るべき2015年ノートブックBest5】
第1位 ???
第2位 トラベラーズノート レギュラーサイズ
第3位 ムーンプランナー
第4位 モレスキン ハードカバー プレーン(無地) Pocket
第5位 LIFE ノーブルノート A5 無地

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ホチキスのアレ、何て言う?

Posted on 15 12月 2015 by

はいっ、今年の抱かれたい男567位に選ばれましたなかしぃでございます。今年の漢字一文字はなんで清水寺の人が書くんでしょうか?書家のなかしぃに依頼すればいいのに・・・ところで、清水寺のアトラクションにバンジージャンプを作ったら人気出ると思いますよ、なんてったって清水の舞台からバーチャル飛び降りですからね。

というわけで今回のテーマは漢字一文字です。ホチキス卿が発明した紙の束を留めるホチキスの相棒の”コ”の字型のアレですよ、アレ。皆さん、アレ何て呼んでます?「はり」、「しん」、それとも「たま」?ほかに言い方あるかもしれませんが、どうやら正解IMG_20140831_130510はないらしいです。筆者は「しん」って言ってました。ホチキスメーカーの雄、MAXの公式見解は「はり」って言ってたような気がします(うろ覚え上等!)

関係ないですが筆者の愛用しているホチキスはサンスターのホチキスで切り替えスイッチひとつで留めるモードと針取りモードを切り替えられるお役立ちモノです。

もうすぐ年の瀬も押し迫ってきましたが、ホチキスのアレをアレして年末に備えましょう。

 

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東京で石垣島クッキーをもらった話

Posted on 13 12月 2015 by

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Notebookersミーティングとモレスキンの2つのイベントのため、上京した。

3泊4日。

こんなに東京に長逗留するのは久しぶりだ。

Continue Reading

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移動式生活「MOBILIS IN MOBILI」のススメ

Posted on 11 11月 2015 by

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あなたの目の前に、突然、海底二万里のノーチラス号とネモ船長が現れ、この船での生活は衣食住すべてがそろって何不自由なく、美術や博物などの知識もたっぷりと保有し、快適な生活が送れる旨ひと通り船の説明を受け、「この船で世界を永久に航海できる。そしてまだ未解明の海の秘密を解き明かす冒険ができる。しかし二度と降りることができない」と言われたときに、そこにあなたは飛び乗りますか?

現代における移動式生活(MOBILIS IN MOBILI)というスタイルについて考えてみたい。
思想としては、現代におけるジプシーのスタイルとはどのようなものになるかというところ。常日頃、自分の理想の生活や環境やユートピアについてヒマさえあれば考えているので、割とこういう空想は好きだ。自分の理想の生活は、都市と自然を行き来するという生活がテーマになると思う。 都市における仕事や義務的なものから僕らは解放されたときに、都市にいる必要性を感じない人々は、徐々に移動を開始する。日本という国がもしも国境のない大陸続きのスンダランドだったとしたなら、寒い時期には南に下り、暑い時期には北国へ移動し、住みやすい環境をその場その場で作り、都市で起きていることを意に介さず物ともせず気にもとめず飄々と暮らしていく新しい人々が現れ始めると思っている。現代においてそれは車での移動であるかもしれない。もしくは大規模な馬での移動になるかもしれない。町でも村でもない新しい集団の単位が発生していくと思う。

例えばモンゴルでのお話。ゲル1帳は、おおむね夫婦を中心とする1小家族が住み、遊牧民たちは一般に2~3帳のゲルからなる拡大家族集団を「アイル」(「仲間」や「村」の意味もある)と呼び、アイルでまとまって遊牧を行うらしい。同じ地域で遊牧を行う複数のアイルの集合体がいわゆる部族(アイマク)と呼ばれる。部族の極小の単位がゲルに相当するわけである。テント1帳が自分が属する社会の極小の単位であるなんて非常にシンプルでグッとくる。19世紀以前のモンゴルでは、アイマクに王侯貴族がいて、隷属民まで含めゲルが何十何百も集まった大型の集落が存在していた。つまり移動する都市である。まるでヴェルヌの移動する砂漠の都市みたいだ。これを中世モンゴル語ではクリエン、近世モンゴル語ではフレーといった。

小さなころに読んだ本や映画が良い具合に影響を与え想像力を刺激してくれている。文学で言うと、ハックルベリー・フィンの冒険、宇宙船とカヌー、宝島、蝿の王、なかでも「海底二万里」は特別な本。それぞれの本が描き出すそれぞれの特殊な生活環境は僕の憧れとなって、具体的に僕の理想の生活としてしっかりと根付いている。ヴェルヌの描き出すノーチラス号での生活は「MOBILIS IN MOBILI」のことばに相応しくまさしく移動する生活の代表格である。その都市から隔絶されたノーチラス号の世界観は移動式生活に対するヒントがいくつも隠れている。物語の中では潜水艦の中での生活・美術・経済・学問・衣食住について徹底的に考えられていて刺激になる。関係ないけど、物語を僕らが創造するとき、少なくとも2種類のアプローチの方法があると思える。一つ目は、何かが過剰な部分と何かが欠落した部分のギャップのある「特殊な人間の創造」。二つ目は一般的ではない「特殊な生活環境」の創造。そのことについて徹底的に考えられたとき、そこに物語が発生すると感じる。良い意味合いで海底二万里はその二つを実現できていると思われる。

ツリーハウスはハックルベリー・フィンの冒険でもお馴染み。ケネス・ブラウワーの「宇宙船とカヌー」では、40m級の杉の大木の上に建てられたツリーハウスが登場する。よく冷えた針葉樹の森。杉の枝が螺旋階段となっていて、樹上の小屋の中ではベッドと本棚と暖房替わりの小さな古びた鉄のストーブ。ストーブの上のシュンシュンと音を立てたコーヒー。木の麓には手作りのカヌー。トイレは板の上で済まして、フリスビーのごとく力いっぱいに遠くまで飛ばすシーンが印象的。彼方へうんこがキラキラと輝きながら飛び去っていくのである。

アルチュール・ランボーの人生において、不思議な経緯がいくつもあるけれど中でも好きなのは、フランスの詩人だった彼がある日突然のように砂漠に渡り商人になってしまうという話である。おかげさまで彼が旅する姿を想像すると、何か文学的な姿の砂漠のキャンプを思い浮かべる。それは、砂漠の旅人であっても瀟洒な彼のこと、なんとなく洒落た雰囲気のある暮らしだったのではないだろうか。現代においても「Gramping」といってグラマラス(Glamorous)なキャンプ(CAMP)のスタイルというものがある。まるで砂漠の王族が過ごすかのようにコットンのテントに家具を設置して滞在するスタイルである。モンゴルでいうところのゲルやパオ(包)のような住居に近いと思う。現在、実際に購入することができるものでいうとCanvasCamp社のシブレーなどが理想に近い。

このタイプのテントのよいところは、居住空間が広く取ることができ、夫婦1組+子供1人くらいまでは理想的な広さを確保できるところにある。家具を設置して中央部分にテーブルを設置し、内側側面にストーブをインストールし快適な環境を作ることができる。最近でもテント・ビレッジなどでラグジュアリーな環境作りでもこのコットンで作られたテントが一役買っていて、アウトドアであっても快適な環境を提供し、ホテル並みのサービスを提供しているところもある。

このテントの姿を見てからというもの、読んでいる本の中で、移動式の生活をしている人々を思い描く時、つい思い浮かべてしまう。中でもガルシア・マルケスの「エレンディラ」で、祖母のために街はずれで身を売るエレンディラのテント(外には順番を待つ兵士の行列、その行列に物を売る商人の数々)、そして「百年の孤独」で登場する宝箱のチェストに氷を沈め、磁石を引きずり、絨毯に乗って空を飛ぶ、何やらガチャガチャと騒がしいジプシーたちのテントである。 最近この住居の姿にものすごく興味がある。このテントを使い、一つの移動式コミュニティを作り上げていくことが僕の当面の夢となっている。このテント1張で移動し、その生き方や生活に興味を持った人々を迎え入れ、徐々にその単位を増やしていき、移動式の村を作り上げいくこと。そしてあらゆる町や村に所属せずに、境界線に住むこと。僕はこういうことを考えるだけで興奮する。

とりあえず、想像しよう。
コットン張りのテントの両サイドに羽毛入りのふかふかのベッドを配置し、真ん中のポールには木製の小さなテーブルを置く。テーブルの上にはコーヒーの道具、ポーレックスのコーヒーミルとコーヒーサーバも兼ねたビーカー数個。床にはペンドルトンの毛布や、色とりどりのラグマットを敷き詰め、足の裏にやさしい感触を与える。テントの外側には旗めくタルチョ(チベットの三角旗)。ストーブの上ではケトルに入ったお湯が沸騰し、部屋を暖めている。すぐそばには毛の長い大きな黒い犬。ぽこぽこと音を立てる水タバコのパイプ。そしてベッドの上に目を向けると、赤いペディキュアを塗る白い肌の裸体の女性。はい、ここで重要なのは、こういうアウトドア的な生活を思い浮かべる時なんだが、大半のケースでは妙に健康的な風景を思い浮かべてしまうのだが、いかがわしい感じのイメージをインストールすると、突然のように物語性が現れるのでお勧めする。

Cryptozoic(クリプトゾイック)ということばがあって、意味は文明の隅っこで密かに生きることを覚えてしまった野生動物のこと。または、港に停泊する古びたボートの中で寝泊まりする、樹上の小屋でコーヒーを入れながら暮らす、ハンモックで眠り、焚き火と共に過ごす人々のこと。そして、ヒンズー語なのかな?「アンテヴァシン」という言葉にも惹かれる。意味は「境界に住む者」。そのためにいろんな物事を捨ててしまった人々の意味もあるらしい。未開の森の奥深くで暮らす賢者でもなくて、賑やかな街に住むわけでもない。そんな人々に興味がある。常に境界線に住んでいて、世界をいくつか渡り歩きながら生きて行かなければならない人というのは、きっと荷物を小さく小さくしなければならないと思う。鞄にうまくぎゅうぎゅうと収めて、ふらっと行ってしまう、そんな感じ。いつか、皆さんも家を捨てて大陸を移動する時はどこかで合流しましょう。

さて、冒頭の「あなたの目の前に、突然、海底二万里のノーチラス号とネモ船長が現れ、この船で世界を永久に航海できる。そしてまだ未解明の海の秘密を解き明かす冒険ができる。しかし二度と降りることができないと言われたときに、そこにあなたは飛び乗りますか?」の質問ですが、僕はそこにエロいのがあれば迷うことなく飛び乗ります。ピース

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ジッパーケースを毛糸で作ってみる。Part2「とりあえず編んでみる」

Posted on 25 10月 2015 by

さて、前回Part1にて、トラベラーズノートにはさむジッパーケースをようやっと、「毛糸で作ってみよう!できるか分からんけど!(逃げ道をさりげなく追加)」ということになったのでしたね。どんなのにしようか、わくわくしているときはとりあえず、あれやこれや浮かんできたものをメモしときます。
メモ
公開するのが恥ずかしいくらいきたないですが、自分だけがわかればいいメモなのでご勘弁ください。が、けっこうこれが重要で、作業に入ってからも、ここどうしたかったんだっけ?なんて、何度も開いて確認するページでもあります。もちろんやりたいことはどんどん変わっていくので、この通りになることはほとんどありませんがね。
形はだいたい純正のものと変わらず、開いた時どちらか片方がジッパーケースになっている感じ。もう片方はポケットなしで、ピンバッジとか留めて使う感じ。ととりあえず決まりました。

次は毛糸です。色、素材、太さ、ニュアンス、いろーんなもんあるので迷いますが、「そうだなートラベラーズノートに挟んでちょっと目立ちそうなやつがいいかな」と強めのピンクを選びました。これ混ぜたら大人っぽくなるかも、と多色混合の細い糸と二本どりで、編み方は長編みで二段。それが↓です。
ピンク

挟んでみた↓
ピンクはさみ
あれ?
ノートの側面にあてて鎖編みしたのに長かったか…まいいや。ちょっと派手すぎる気がするし。カスタマイズを楽しまれる方が多いノートブックに挟むのに、主張が激しいものはなんとなくちがうかな、ということをここで感じたので却下。
つぎ。
緑色好きなんで、この緑色が好きなんで、これで編んでみたい〜。今度は青系の多色混合糸をを混ぜて、というのがこちら↓
みどり

で、挟んでみた↓
緑はさみ
なかなかいいかも。暗めの色のがやはりおちつく。
でも、「あそうだ、ジッパーつかファスナーつけるんだ。ファスナーの色どうすっかな…」と、ここで今更なことを今更ながら思う。えーっと、色やイメージのことをモレカウさんに相談した時、「色のイメージは無いけれど、男の子っぽい中にチラッとワンポイントの可愛さを見せるような雰囲気があるといいなー」というお返事をいただいていたので、それを思い返す。それって、このトラベラーズノートを愛してる方をも言い表している気がするな。そんなノートブックに挟んで使ってもらえるものなのだからして、主張は激しすぎず、でもちょこっとさ、見るたびに「ふ♪」となるようなさ、そんなのができたら、うれしいなー。なんてほわほわしてその日は終了。肩こりガッチーンだし、頭も使ったので疲れました。

翌日、挟んでいた緑のやつを取り出してこれをポーチにすることを考えたら、これ分厚すぎじゃね?ってことに気がつきました。
もう一枚、片側にだけ半分の大きさの四角いの編んで袋状にするので、今、折り曲げて2枚分でこの厚さなのに、3枚あったらそれだけでまんまるでノート挟めなくなっちゃうよ。

てことで、厚みを抑えるために一本で多色のこの糸で編んでみました。今度は細編みで。↓
白グレー
まっすぐ編んだつもりなのですが、安い、しかもモヘア系の糸なので、絡まって絡まって編みにくいったらありゃしなかったのです…ま、テレビ見ながら編んでいたってのものありますが。まだ試作の段階なのでいいのです。トラベラーズノートに挟んで雰囲気をみたいだけですからね。で、挟んでみた↓
白グレーはさみ
ふむふむ。これにジッパーつかファスナーが側面にくるんだよね…やっぱりここにくるファスナーが可愛い色だと良い気がするな。編み地が明るい色ならファスナー暗めとかさ、バランスがとれてたらいいよね。全体的に調和がとれてたらね。なんて方向性がなんとなく見えてきたところで今回はここまで。
次回予告「だから言ってんじゃん」
お楽しみに!
(次、Part3はこちら

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ジッパーケースを毛糸で作ってみる。Part1「正反対の特徴」

Posted on 22 10月 2015 by

「トラベラーズノートのZIPケースを毛糸で再現することってできるかな?新商品のアイディアとして考えてもらえると嬉しいかも!」というメッセージをモレカウさんからもらった。
読みながらすぐに「むりですよ!だってだって、あれは薄くて丈夫で収納力もあって…」とおもった。でもお題をもらったのがうれしくて、よく考えることにした。「だってだって」のつづきを考えた。
だってだって、あれは薄くて丈夫で収納力もあって、クリアケースは何が入ってるか見えて便利だし、布でできてるものはそのシワがまたいい味になっていくようなやつでしょう。毛糸で作るものはその正反対のものだよ。厚みがあってデリケートで、編み方によるけど穴ぼこだらけだから細かいもの入れられないし、袋状にしたら厚みがましてモッコモコになるよ。編み洋封筒まだ売れ残ってるのになんでそんなこというんだよ。などなど、ひととおり思った。

ひととおり思うこともなくなったころ、あれ?でも…そう、その正反対の特徴を生かしたものならできるかな、とキランときた。えーと、ふわふわで、伸びないように大事に使いたくなるような、トラベラーズノートに挟めるポーチ?みたいなもの。ふわふわでクッションの役目があるから大事なもの入れとくのにも良いかも。穴ぼこだらけだから、ピンバッジとかピアスとか留めて収納できそう。兼アクセサリーケースみたいな。男性もカフスとか留められたら良いかも。それに。そう、想像したら可愛かったのだ。あのかっこいい革のノートブックに、ふわふわで明るい色のジッパーケースがすこしはみ出しつつ挟まっているところ。

と、わくわくしてきたところでモレカウさんに返事を出した。こんなんならできそうです…と。すると「まさしく、そのフワフワしたものをトラベラーズノートに挟みたいのです。」とのこと。そうかーですよねー?だって毛糸ですもんねーモコモコを求めてくれてたんですよねー。なのに勝手に遠回りしてたわー。いっつもそうだわーわたし。でも鈍行でも急行でも同じ駅に着くよね電車って。うん、うまくまとまった。ことにして。ください。

ということで、トラベラーズノートに挟めるジッパーケースを毛糸で作ってみます。そしてその過程をここで公表していこうと思います。パートに分けて、試作品とか試行錯誤とか失敗とか改良とか、ここで公開していったら面白いんじゃないか、みんな見たいんじゃないかと。ふと思ったしだいでございます。
パートいくつまでつづくか今のところまったく見当がつきませんが、Part FINALができあがりです。
んでいくつか色違いとか作ってマーケットに出品できたらいいな。これがとりあえずの目標です。
どぞよろしく。お願いいたします。


これに挟んでゆきます。
(次、Part2はこちら

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旅日記を作る楽しみ☆[WEEKEND NOTEBOOK TIMES vol.8]

Posted on 26 9月 2015 by

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Notebookers.jp寄稿記事:

日常を絵日記に描くアナログブロガー、ハヤテノコウジです。
「WEEKEND NOTEBOOK TIMES」は、ノートブックやステーショナリーの話題を中心とした個人的なコラムでございます。皆様のノートブックライフの参考になればうれしいです。

今週のお話:
旅日記を作る楽しみ
ハヤテノ日常画帳2、発売スタート



旅日記を作る楽しみ

旅を思い出すことは、人生を2度楽しむ事 フェリックス・メンデルスゾーン」

旅を思い出すことは、人生を2度楽しむ事 フェリックス・メンデルスゾーン」

メンデルスゾーンの言葉どおり、旅を思い出しながら旅日記を作っています。今は夏休みに旅行したスウェーデンとフィンランドの記録を、モレスキンのヴォヤジュールに描き続けて2ヶ月。だんだん分厚くなってきました。ヴォヤジュールにはページ番号が書いてあり、その目次ページを作ることができます。これが全ページを埋めたいという衝動を強めるのでしょうか。主に深夜か休日の午前中になりますが、少しずつ描き続けたり貼ったり日記を書いたりしながら、出来上がって行くモレスキンを眺めるのはいい気分です。さて今日はここまで、となってゴムで閉じる瞬間が好きですね。

北欧旅日記

北欧旅日記

旅で得た資料(パンフレットなど)を貼る、写真データをプリントして貼る、といったスクラップ帳でも面白いです。旅の記録はノートにまとめることをオススメします。私が使っている「ヴォヤジュール」はモレスキンの旅日記向け手帳です。トラベラーズノートはそのコンセプト自体が旅そのもの。マークスのEDiTにも「TRAVELING EDiT」があります。スケッチブックやクロッキー帳でもいいですし、日々使っている手帳でも楽しい。あなたも旅を思い出しながら、楽しい時間を過ごしてください。




ハヤテノ日常画帳2、発売スタート

ハヤテノ日常画帳2

ハヤテノコウジが毎日描いている絵日記(モレスキンのデイリーダイアリー)のうち、5月〜8月までの作品から厳選したものをまとめたZINE(小冊子)を作りました。本来、日記は自分だけで楽しむものだと思いますが、私はあえて公開用に絵日記を描き続けています。これを「アナログなブログ」ととらえ、アナログブロガーと名乗っている私の作品をぜひご覧ください。ソファーでのんびりとくつろぎながら、ゆるい絵日記を眺めていただければ大変うれしいです。

ハヤテノ日常画帳2




ということで、ノートブックな情報をお送りしました。
それでは、素敵なノートブックライフをお過ごしください!

(文・写真:ハヤテノコウジ

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【ノートブックがない旅なんてVol.44】旅先のToday’s TRAVELER’S notebook/2015秋・富士登山電車編

Posted on 20 9月 2015 by

今月ひさびさに会う方々から「どうしたんですか?」と聞かれるものだから
はてさてわたくしどうしたものかしら……と思ったら、あれだ。

投げトラ、だ。

大丈夫。
落ち込んだりもしたけれど、わたしは元気です。
※普通に元気ですと言えばいいのに、魔女の宅急便のこのコピーをつい言いたくなる。わるい癖。

シルバーウィーク、きましたよ!
みんな、旅してる?
みんな、投げトラしてる?(いや、しないって……)

わたしは今月も投げトラってきたよ!
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スマートな角度でとらえたトラベラーズノートは、
これからホームに突き刺さろうかと思わせる風貌。

トラベラーズノートの空中ベストポジションをとらえるには
まだまだ修行が必要なようです。。。

それはさておき、
今月の投げトラ写真に映っている“さび朱色”の電車。
富士登山電車がまぁ〜〜〜〜〜楽しい!

雄大な富士山を眺める電車。
トラベラーズノートが写真映えする電車。

まず、大月駅のホームから写真映え。
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電車は2両編成。
たった2両の電車なのに、どこに座ろうかわくわくしてしまう車内。
トラベラーズノート撮影スポットにも、迷います。

車内のベストトラベラーズノート撮影スポットは、ココかな。
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電車だとは思えない、洒落たソファ席。
そのソファ席を囲むライブラリには、富士山に関する書籍や雑誌がたっぷり。

座席の柄は、2両だけの車内にも関わらず
10種類以上もあるんだそう。
お気に入りの座席の柄を、見つけてみては。
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車窓から見える富士山は、
あいにくの曇り空に隠れ顔……ざんねん。
それでも十分、富士登山電車のアトラクションで楽しめて大満足♪

関東地方の皆様、秋のチョイ旅に富士登山電車はいかがでしょうか?
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【ノートブックがない旅なんて】は毎月20日に更新。
今回の富士登山電車旅では、トラベラーズノート1ページも書いてません。
トラベラーズノートが、被写体として活躍していただいた旅でした。苦笑
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TOBIU CAMPで行われていたこと「黒き鳥なり此鳥多きにより名く」

Posted on 16 9月 2015 by

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まず、キャンプの目的は何かというと「都会から離れた人々が都会に何か影響を与えること」である。北海道白老町の飛生(とびう)で行われた「TOBIU CAMP」に参加してきたのだけど、そういった視点で勉強をすることができた。規模に関わらず、大であれ小であれ、キャンプの目的は自然の中に分離した人々が都会に影響を与えることである。アメリカのバーニング・マンのキャンプもそうかも。砂漠の中心に分離した人々は木造の巨人に火を放つ。その炎は都会に住む人々の心を魅了する。

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会場内でモレスキンをぶら下げて歩いていた人を見かけたなら僕です。イベントのMAPやタイムテーブルをノートブックに縮小コピーして貼り付けて持ち歩くと便利なのだ。Notebookers的視点でこのイベントについて書いてみたいと思う。不思議なもので、イベントという言葉が何かしっくりこないイベントなのである。

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TOBIU CAMPについて概要を書くと、北海道白老町の旧飛生小学校を共同アトリエとして30年前に開設し、地域に向けた「飛生芸術祭」を2009年から開始、そもそもは飛生に住む若手芸術家たちの発案によるもの。彼らは同時に「飛生の森づくり」プロジェクトを立ち上げ、地域内外の人々を巻き込み活動を開始している。その飛生アートコミュニティが行っている活動や表現のお披露目として、旧飛生小学校の木造校舎と周辺の森を舞台にしたイベントである。飛生芸術祭の最後の二日間をキャンプとして行い、大きな炎を燃え上がらせ、森のあちこちに隠れた音楽や芸術やパフォーマンスを探しながら森を探検しながら夜通し遊ぶ。

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参加してみて思ったのだけど、地域のお祭りにありがちな閉じた空間ではないことに気がついた。会場内で行動しているスタッフのひとりひとりが何か目に見えない何かを作り上げている。またその活動が、大きく都会の人々に影響を与えていることだと思う。この飛生の森のアーティストたちが行っている行動が都会に住む人々にちゃんと届いていて、また別の芸術家やアーティストに何か少し変化をもたらしている。都会から離れた人々が都会に影響を与えている。

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音楽フェスであると考えて参加しているとガツンと頭を殴られたような衝撃を受けると思う。
何が違うのかうまく言えないのだけど、このイベントは森づくりや森を楽しむ行為がまずあって、音楽と芸術を先頭に持ってきているのではなくて、森を夜通しふらりふらりと歩く行為の最後に音楽や芸術が置かれている感じがする。

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特設のステージは森のあちこちに設置されているものの、目に見えない場所や人が歩かないような場所にアートの作品が小さく設置されていたり、樹木を高く見上げてみると高所に大きな黒い鳥の羽の彫刻が設置されていたり、ふと見えない影で何か音がするなぁと思って覗いてみたら、ウクレレを隠れて弾くパフォーマーが校舎の中庭にいたり、森の中に子供達に囲まれながら大きなシャボン玉を作るパフォーマーがいたり、突然暗闇の中で生演奏をBGMに人形劇が始まったりする(お楽しみ劇場ガウチョスさん最高でした。

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二人であの生演奏、人形操作、場面展開、セリフすべてをやっているというのがすごい。しかも最後には人形劇を見ていた人には素敵なプレゼントが!大人も楽しめる夜の人形劇)。

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音楽のパフォーマンスは、国境のない無国籍な雰囲気の音楽が終始流れている感じがした。森の奥深くから管楽器の音が聞こえて来る光景が忘れられない。

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今年は僕の大好きなリトル・クリーチャーズの青柳拓次氏が参加していた(もちろんモレスキンにサインもらった)。彼はミュージシャンと名乗らない。たしか「ミュージック・アクティヴィスト」。彼が今まで活動してきた音楽的な活動のそれぞれがまさしく国境のない雰囲気を持つ活動であり、音やことばが国境を乗り越えてじわりじわりと広がっていく姿勢を持っている。それらがこのTOBIU CAMPの雰囲気に妙にマッチしていた。彼が今回TOBIU CAMPで行ったパフォーマンスも、歌詞はどこの国にも属さないことばを使い歌い上げて、観客と一緒に音楽をつくりあげていくものだった。

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今回、TAIKUH JIKANG(滞空時間)の河村亘平斎氏も参加していた。いやーこの人、影絵と音楽のすばらしいパフォーマンスだった。すっかりファンになってしまって、YOUTUBEでもたくさん動画見てみましたが、ガムラン奏者でもあり、インドネシア的ダンスやら歌やら、影絵やら多方面での表現をされているらしくて、異国のことばを使うMCや、ガムランをサンプリングした音楽で踊る影絵のダンスでぐいぐい心を引きつけられ、猿のニシオカさんとカエルの山田さんのかけあいで笑わせるという最強の表現をされていました(笑。

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これ見逃した人マジでもったいない。早い時間は愉快なパフォーマンスで引きつけて、夜間にはアイヌのぞっとする物語をアイヌのサハリンロックことOKIさんのトンコリやマレウレウのかけあいと共に影絵で表現して、インドネシア音楽とアイヌミュージックで異国の世界に皆を連れていってた。

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夜深くには、タイのバンコクで北海道出身の日本DJでオーガナイズされているパーティ「GIANT SWING」をそのまま飛生小学校の体育館に再現して皆をがんがん踊らせていた。これがまた、無国籍な音楽をサンプリングした音作りで最強にカッコよかった。しかもめちゃくちゃ音がディープで深くてよかった。

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関東圏の方々もこの前は別な会場で目にしていたと思うけれど、浅井祐介氏の巨大な泥絵の壁画が会場内体育館の壁面を埋め尽くしていた。6種類の泥絵の具をボンドを混ぜて塗っているらしくて、スタッフの方々も触っても落ちませんよ安心してください⭐︎と子供達に声をかけていた。その名も「種をたべた獣たち」、種を食べてにょろにょろと伸びていく大きなけもの。圧巻。

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森の中を歩くと作品が点在している。石川大峰氏の「topusi」は竹で編んだトンネルで、近くにビールが売っている場所が2件あったので、お酒をもって頻繁にくぐっていた。異国への入り口のようで、森の中の雰囲気にマッチしていた。潜り抜けるたびに小人国に紛れ込んだりするような気分だった。もしくはトトロが昼寝している場所。

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くぐり抜けるとその先には、国松希根太氏の「topiuの羽」が樹木に突き刺さっていた。樹上の高い場所にあったので、この作品に気づいた人わりと少ないのではないかなと思う。そして森の中を歩くと森迫暁夫氏の不思議な形をした巣箱があちこちに設置されていた。ちなみに「飛生」はもちろんアイヌ語が語源となっているのだけど、由来は「ネマガリダケの多いところ」そして「黒き鳥なり此鳥多きにより名く」という二つの解釈がある。そのためかこれらの作品は対を成していると思う。

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ダンスパフォーマーが踊っていた舞台も作品の一つである。そのステージは葉っぱが敷き詰められ、異国情緒漂うダンサーたちは葉っぱを巻き上げ(食べている人もいたw)泥だらけになりながらフラフラになるまで踊っている姿が印象的だった。

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TOBIU CAMPのクライマックスでもある大きな大きなキャンプファイアーは、腹のそこからズシンとくる太鼓のパフォーマンスと、当日出演したダンサー全員が点火前の薪の周囲をぐるりと廻るダンス。リード太鼓のお姉さんの真後ろにいたものだから、その歌声と太鼓がズムズム体にしみ込んだ。そして炎に点火して大きな炎、燃え上がる炎の周りでアイヌの方々と歌いながら皆で廻る。これがまた最高に面白かった。

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ウコウクという輪唱に合わせて踊るのだけどアイヌの輪の周り方(リムセというのかな?)は、手を打つと同時に左足を体側面に動かして、左回りをするそうで、けっして左を向いて歩いたり、右には回らないとのこと。最初は教えてもらった通り廻るんだけど、みんなお酒も入っているのでだんだんと好きな感じのダンスになっていって、僕も最終的にはその日初めて会った人々と自然と手をつないで笑いながら好きなように踊っていた(笑。

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みんながみんな、ダンスや歌が自然とつながっていく、大きな炎は天高く燃えて、小雨の降る会場を暖めて、そしてアイヌの言葉が会場内に響き渡り、心の底からここちよくてトリップ状態になる。

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イベントの最後では札幌のアーティスト富士翔太郎氏とCHUVA CHUVAと地元の竹浦小学校のこどもたち「ほしのこどもたち」によるライブ!大雨の中での演奏だったけれども、最高でした。小学生のみんなが直立不動で元気いっぱいに歌う姿に感動した。音を楽しむことがものすごく大事で、音程なんか気にすんな。大きな声で歌い上げる姿は本当にすばらしい。ほしのこどもたちメインボーカルの中学2年生のさっちゃん、ものすごくまっすぐでいい声してましたね。

中でも「Akasha」という曲がこのイベントを代表しているような曲で、印象的だった。この曲は富士翔太郎氏が白老町に滞在制作しながら竹浦小学校のこどもたちと「みんなが世界のスターだぜ」というテーマで一緒に歌を作る過程に大切にしたプロジェクトで作り上げられた曲とのこと。スローテンポで歌い上げるその曲の持っている雰囲気、音を作るという強さを感じた。

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まだまだ書きたかったことはたくさんあるんだけど、ざっと書くとこんな感じだったと思う。このブラックバードの森ことTOBIUの森のキャンプで行われていた行為は、森の中からすこしずつコーヒーカップの雨水のように溢れ出し、世界にじわりと広がっていくのである。大きなものであっても、小さなものであっても、キャンプの目的は「都会から離れた人々が都会に何か影響を与えること」である。このような視点で物事を眺めることから、物事の見方を変えることにつながっていくのである。TOBIU CAMPで行われていることは、都会に住む人々の心に強く影響を与えていると思う。「黒き鳥なり此鳥多きにより名く」一陣の風に吹かれて、大きな羽をもった黒い鳥が心の中の空をすっと横切っていく、そんなキャンプをあなたはまだ見たことがない。ぜひ飛生の森でお会いしましょう。

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帰りに見た支笏湖の夕日

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夜間はあいにく雨だったけどブルーシート一枚で完璧雨対策

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ノートはいつでも使いさし

Posted on 15 9月 2015 by

ノートはいつでも、使いさし。

手帳の最後の週や、ノートがあともう少しで書くページがなくなる。
もしくはボールペンや万年筆のインクが切れそうできれない。
いつ、いれかえればいい?
そんな時、そわそわしてしまいます。
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手帳なら、だいたいの使い方は決まっているけど、一応は週ごとに書きこむ事項や、見直しと自分との約束としての予定も入れ込むから、終わりが近づくと「いつ手帳を書こうか」と気がかりになる。
ノートなら、使い方や書き方が決まってない真っさらなページを埋めて、方向性が決まったところで次のページへ。そんなに同じことを枚数を要して書くよりは、殴り書きだったり、最近はじめたレザークラフトのアイディアを書きながら構想を固めたりしています。
できれば大好きなモレスキンをふだん使いに……と、言いたいけれど。携帯にいいのはポケットサイズで、愛用していたけれど、いざ書きはじめるとA5くらいのスペースが文字を書き出すのに自分にとっていい大きさなことがわかりまして。でも、持ち歩くには最適な大きさなんですけどね。

最近はもっぱら抜き差し可能なツイストリングノートが楽で、裁断した手帳と一緒にまとめて持ち歩いています。

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書き損じてもそこだけ捨ててしまえる楽さもある。

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家にはノートが、たんとある。

カラフルなトラベラーズノートのリフィル。

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買いだめしたジブン手帳のIDEA。まだ封を開けていないから3冊はいっている。

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ワークショップで作ったオリジナルノートが2冊。

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モレスキンたちに……まだまだある。

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もったいないから、使わないということはしていません。

モノは使ってこそ。大切にしまい込んで忘れてしまうくらいなら、擦り切れたり傷がついたりする方がモノの存在意味はある。

でも、ノートは、手帳と一緒で自分のライフスタイルによってや、選ぶペンや万年筆、使い方により「その時の自分」にピッタリくるものは変わってくる。だから、ついつい模索してしまう。

ずっと書くことをしていない旅ノート。

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これから自分のアイテム帳をつくろうと意気込んで1ページだけかいたノート。

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bullet journalを頑張って続けていたつもりが、いつの間にやら雑記帳になり、桜や紅葉をペタペタ貼ってあるモレスキン。そして、挟んだまま忘れ去られた桜。

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極めつけは6月末でとまっているライフログ。2.5ヶ月分が未記入このまま放置か、意地で書いていくかは悩みどころ。わかりやすく、手をだしっぱなし。また、そのうち書く時がやってくた時に白紙を埋めていくさ。

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オシドリみたいにホッとするドリンクがあるのさ

Posted on 02 9月 2015 by

夏も終わりにむけてラストスパートですがまだまだ暑いですね。こんな日は井上陽水&安全地帯の「夏の終わりのハーモニー」が聴きたくなりませんか?えっ、わたしだけですか?そうですかそうですか・・・

というわけで今回は、せっかくKyrieさんがモレカウお題シリーズをまとめてくださったので、そのなかからNo.85「世界のホットドリンク」について書いてみます。

Notebookersの方々でカフェでコーヒーを飲みながらノートタイムしたり、優雅に紅茶を飲みながらアフタヌーンティーしたりするの好きな方もいらっしゃいますよね。君は紅茶派?それともコーヒー派?どちらも魅力があって決められない? そんなあなたも一度は粉末コーヒーがカップに入っているのに誤ってティーバッグを入れてお湯を入れたことありますよね。えっ、わたしだけですか?そうですかそうですか・・・

で、失敗してしまったコーヒー紅茶を飲んでみると「意外といけるやん!」って新発見した気分になります。そんな失敗飲料もポジティブに捉える事が大事です。何事も心の持ちようです。

で、そんな失敗飲料でも香港では市民権を得ていて香港式喫茶軽食のカフェとは言い切れない下町感溢れる通称「茶餐廳(ちゃーちゃんてん)」の定番メニューなんです。その名も「鴛鴦茶(ゆんよんちゃ)」!または茶を省略してゆんよんって言います。

鴛鴦って難しい漢字ですけどオシドリのことです。あのオシドリ夫婦のオシドリです。実際の鳥のオシドリは冬ごとに毎年パートナーを変えるそうですがうらやましいですね。

作り方はwikipediaから引用すると

  1. 液体混合法:コーヒーと紅茶を別々に淹れてから混ぜる方法
  2. 原料混合法:レギュラーコーヒーの粉と紅茶の茶葉を混ぜておいてから、湯を加える方法
  3. 二段法:先に紅茶を淹れてから、コーヒーの粉に紅茶液を加える方法

の三種類があります。しかもデフォルトでエバミルクと砂糖がたっぷり加えられています。

筆者も香港にいたときはたまに飲んでましたが、お味の方は紅茶の味もするしコーヒーの味もして2者の個性が打ち消し合わずキャラ立ちしているって感じです。そういうものだと思って飲むと違和感がないです。香港を訪れた際は先入観を捨てて飲んでみてください。注文するときは、「んごーい、ゆんよん」と勢いよく言ってみましょう。

ちなみに筆者が茶餐廳でよく飲むのはアイスの凍檸水、阿華田、好立克ですね。凍檸水は水にガムシロップを入れて輪切りにした檸檬をスプーンでつぶしながら飲みます。残り二つは言葉で説明しづらい味ですが阿華田はミロみたいな味で、好立克は黄金糖を溶かしたような味ですかね?

香港また行きたいなぁ・・・(夏休み行ったばかり)

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写真はトラベラーズノートファンにはおなじみのスターフェリーです。

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Let’s 投げトラ! 〜アクロバティックトラベラーズノートを全力で楽しむ、投げトラの極意3箇条〜

Posted on 31 8月 2015 by

前回の記事で、こんな写真をアップしました↓↓↓

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“AMAZING TOYAMA”のフレーズに触発されて、
「どうしたらいつものトラベラーズノート写真をAMAZINGにできるか?」との疑問がむくり。

そうだ!とひらめいた自分なりのAMAZINGが、
「トラベラーズノートを投げる=“投げトラ”だったのです。

1枚目の写真は、わたしの人生史上初の“投げトラ”。
構図が雑ではあるけれど……。

これまで撮ってきた「トラベラーズノートのある風景」写真の中で
最も!
ダントツで最も!!!
躍動したトラベラーズノートでしょコレ!!!!!

投げトラに味を占めたわたくし。
この夏の富山旅、やたらトラベラーズノートを投げてました(笑)

“投げトラ”にだって、掟がある。
たった一度の投げトラ旅で学んだ、投げトラの極意3箇条

【その1】安全
3箇条の中で、いちばん大切!!!
周囲の人々と落下点のコンディションを十分に確認してから投げましょう。
周りの人にもノートブックにも、思いやりを忘れない投げトラ活動を応援します。
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【その2】勇気
ふつうなら投げないものを、わざわざ投げるわけです。
ノートが多少の衝撃を受けることを受け入れる、勇気を。
投げて撮り、落ちたノートを拾う行為を 遠く誰かに見られても堂々と振る舞う、勇気を。
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【その3】タイミング
どのあたりに投げるか、どの落下点でノートを写真におさめるか。
投げトラをおさめるタイミングは、ほんっとーに難しい。
これはもう、慣れるしかない。

富山旅のベストタイミング・投げトラ
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《 投げトラは 安全・勇気・タイミング 》
投げトラ3箇条を守って、ステキなアクロバティックトラベラーズノートライフを☆

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【ノートブックがない旅なんてVol.43】旅先のToday’s TRAVELER’S notebook/2015夏

Posted on 20 8月 2015 by

この夏から始めた「行ったことのない県に行ってみよう!」シリーズ。
第1弾として選んだのは、富山でした。

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山・海・街がコンパクトにまとまっていて
毎日まいにち、新鮮な景色が視界に広がったものです。

違う季節の景色も見たい。
違う時間の景色も見たい。
また行きたい場所が増えるのは、知らないところを訪ねる旅の醍醐味ですね。

ノートに記録する手段は、書くことだけではない。
「旅先のToday’s TRAVELER’S notebook」として写真におさめる方法だって
私にとっては、旅の記録になるのです。

みなさまにも、少しばかり富山の空気をおすそわけ。

スターバックスコーヒー 富山環水公園店

スターバックスコーヒー 富山環水公園店



称名滝

称名滝



室堂展望台

室堂展望台



雨晴駅

雨晴駅



内川と街並

内川と街並



富山城

富山城



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【ノートブックがない旅なんて】は毎月20日に更新。
今回の旅、ベストスポットを3つあげるなら……
1)室堂エリア:山歩きの面白さに目覚めました!
2)JR氷見線 越中国分〜雨晴間:海×線路×青空=爽快な風景
3)カフェ uchikawa 六角堂:店員さんとの会話に和みました♪
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いとしさと切なさと独り旅と

Posted on 16 8月 2015 by

皆さまごきげんよう。夏休みはどこかに行かれてましたでしょうか?それとも家でだらだら過ごしてましたでしょうか?そろそろ小仏トンネルで大渋滞を引き起こしてる頃だと思いますが筆者は夏休み最終日だらだら過ごしてます。

そんな筆者ですが夏休み前半は海外旅行に行ってきました。しかも、一人で。最近は「お一人様」という言葉で一人で行動することを馬鹿にする風潮があり、SNSの流行で繋がりが大事とされ何事も他人を意識しなければならないという強迫観念にとらわれがちですが、ここであえて言わせてもらいます。

海外旅行に一人で行くということは他人と行くよりもいいよ。

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敬愛するたかのてるこ女史の講演を聴きに行ったときに仰っていたことに「海外に他人と行くなんてもったいない」ということを言っておられました。海外に行ってまで四六時中同じ顔をつき合わせて過ごしたり日本語だけで会話して何が面白いの?海外でその国の人との出会いのチャンスをみすみす逃すのはもったいない。といった趣旨でした。全く同感です。

さらに言うなら、他人と一緒に行くと自由に行動できないし自分の行きたいところ、したいことを主張するのにも気を遣わなくてはなりません。例えば、

  • 行きたいところに行く
  • 寄り道する
  • その場所でどれくらいの時間を過ごす
  • 目的地をあきらめる
  • 目的地までのルートを好きなように行く
  • 何をいつどのタイミングで食べるか
  • 思いつきでルートや目的を変更する
  • 自分の興味の赴くままに過ごす。
  • 休憩したりノートをとったりスケッチしたりする

などなど自分のしたいことをしたくても相手がいればそれが相手にとって楽しいことなのか慮って気を遣うので楽しくありません。しかも筆者の場合多分他人と行ったら海外慣れしている分頼られるので面倒臭いです。昔駐在してたときに上司が出張でやってきて、晩御飯何食べたいか聞いたところ「何でもいい」というので、「それならマクドナルド行きましょか」って言ったら露骨に嫌な顔されたことがあります。

また、時間にルーズな人や優柔不断な人、何も考えてない人といくとこちらがいらいらします。そういう人に限って何もアイデアがないくせにこちらが提案するとダメ出ししたり後でぶつぶつ文句を言われたりうっとうしいですよね。筆者は時間については厳しく、特に他人が遅れてくるのは我慢ならない性格でして、遅れてくる人はだいたい罪悪感をもっていないので余計いらいらします。その点、一人ならそんな目にあわなくてすみます。

他人といって得することといえばレストランで色々な料理を頼んでシェアすることと、トイレに行きたいときに荷物を見てもらうということくらいしか思いつきませんが、一人で旅行に行けない人や一人旅を馬鹿にする人は他人と一緒に行くことで何か筆者の知らないメリットを見出しているんでしょうね。それはそれで否定しませんので、一人旅をありえないといって否定するのだけはやめてくださいね。

で、一人で海外を旅すると言うことは自己責任を伴いますが、ちょっとしたトラブルは後で面白エピソードになるので逆に「おいしい」と思うくらいのメンタリティじゃなきゃやっていけません。命に関わるトラブルや手荷物を紛失/盗難といった面倒臭いトラブルに対しては危機意識を持って常にリスク管理をしておくのは旅人として当然のことで日本から出たことのない人がいきなり海外に行くとなかなか気がつかないことです。時々カフェやフードコートで空いてる席にかばんを置いて席を確保している勘違いした迷惑な客がいますが、海外なら即アウトです。盗まれても文句は言えません。どうしても座りたいときにそういうのを見かけたら店員に「忘れ物ですよ」と言ってかばんを渡し席を空けてもらいます。

それ以外のトラブル、例えば迷子になったりぼったくられたりするのなんて自分自身にしか被害が及ばないので、考え方次第でなんとでもなります。迷子ならちょっとしたドキドキ感を味わったと思えば冒険した気分になるし、新しい発見があるかもしれません。また、人に道を聞くことによってコミュニケーションをとることもできます。これが他人と一緒だったらたちまち険悪な雰囲気になりそれ以後も嫌な気分を引きずって楽しめません。今回は地元の人しか使わないミニバスに乗って目的地に行こうとしたら、降りたらぜんぜん違うところだったにもかかわらずそのことにさえ気づかずにうろうろして町の人に駅の場所を聞きまくってました。でも、そうなったおかげで観光では行かないであろうローカルの市場の雰囲気を味わえました。

旅行中のトラブルを自分で機転を効かせて解決すると自身にもつながりますし成長します。万事塞翁が馬ですよ。ピンチをチャンスにですよ。

また、今回はツイッターやインスタグラムを一切断って旅そのものに集中しました。さらに言えば腕時計を付けず時間を気にせず過ごしました。SNSでいちいち実況中継しながら誰かに報告するのもいいと思います。それで他人とつながることが出来て「いいね」をもらったりコメントをもらったら気持ちいいですもんね。でも、筆者の価値観は違っていて、そういうことに時間を費やすよりもっと現地で目を向けることがあるし、それにのめりこみたいと思うんです。どちらがいい悪いという事ではなく人それぞれでいいと思うんです。でも、つながりということで言えば知人に向けてその土地の絵葉書を送るということは毎回やってます。その国の切手や消印がその場の空気を感じさせてくれたりするかもしれません。メールやラインなどでやり取りするよりサプライズ感があるかもしれません。ついでに自宅宛にも送ります。文書はホテルに帰ってから寝る前に書きます。投函は郵便局に行く暇がなかったらホテルのコンシエルジュに頼んでおいてもいいです。

また、一人で旅をしていると色々考えるようになります。何しようか、どこ行こうか、何食べようか、といった旅のことだけではなく、ほんとに色々なことを考えます。また、観光目線だけではなくこの土地で暮らそうという目線で見るとまた違ったものが見えてきます。他人と一緒に行く旅では移動中にこんなことを考えるまもなく会話に付き合わせられるので自省する時間もなくなります。

会話といえば、海外旅行に行くという目的のひとつに日常から離れたいというのがあるので海外では日本語で会話したくもないし聞こえてくるのも嫌なんです。海外で日本語を聞くと興ざめします。現地の言葉をちょっとでも覚えて片言でも思い切って店員さんなどに話しかけるのが海外旅行の醍醐味だと思います。「こんにちは」と「ありがとう」だけなら10ヶ国語以上喋れる筆者ですが、海外の人なんてそれくらい言えるだけで堂々と○○語しゃべれるよ、と言い切る人が多いです。

最後にNotebookersらしく旅とノートについて書こうと思いますが、今回も青TNに地図をセットし肩からぶら下げながら待ち歩きしてました。ガイドブックをあからさまに広げながら観光するよりもスタイリッシュな感じがしますし(個人的感想です)、ツーリストと思われてトラブルに巻き込まれる確立も若干下がりそうです。また、スーツケースを預けるときに貼られるバゲージタグ(行き先の空港がアルファベット3文字で書かれたバーコードつきでスーツケースの持ち手に貼られる長いやつ)を丁寧にはがしてノートの表紙に貼りつけると旅ノートらしくなりますよ。

 

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ワナドゥ手帳〜仏像編〜

Posted on 11 8月 2015 by

お久しぶりです、ねこきのこです。

私の趣味は仏像を拝観すること。

2ヶ月に一度は京都奈良に仏像に会いに行っています。

そこで、LOFTで売ってるワナドゥ手帳にお気に入りの仏像について勉強も兼ねて、まとめてみることにしました。

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ここでは、その中でも一番好きな、中宮寺の如意輪観世音菩薩さんを紹介します。

こちらの中宮寺は尼寺です。

奈良県の斑鳩にあります。

如意輪観世音菩薩さまは考える像として有名で、飛鳥彫刻の最高傑作です。

お顔は優しく微笑み、古典的微笑(アルカイックスマイル)の典型です。

スフィンクス・モナリザと並んで世界の三大微笑像と呼ばれます。

では、何を考えてらっしゃるのか。

どうしたら民を余すことなく救うことができるかです。

仏像の前に座ると何も考えることが出来なくなりただただ手を合わせて、その空間に圧倒されつつ心が穏やかになります。

私はお寺の澄んだ空気が好きです。

守られているという気分になります。

せっかくワナドゥ手帳も買ったし、これからも参拝を続けて、手帳に書き記していきたいと思います。

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【ノートブックがない旅なんてVol.42】鉄分不足を補う一冊

Posted on 20 7月 2015 by

3連休最終日。

特別遠出をするわけでもなく、

ちょいとのお出かけ、および読書など。
下半期こそ、どこかに行こう。

計画(という名の妄想)のお供に、本日仕入れたこの一冊。


 

表紙買いしてしまったよー。

ただいま少しずつ、読みすすめております。
せっかく行くなら、まだ行ったことがない県で鉄旅したい。

北陸か九州……かな。

情報求む。ぺこり。

最近の鉄旅してる風写真。  

ここ1ヶ月間は、未開エリアに行く機会が多かった。

想定外に、鉄旅してる風な気分を味わえました。

あくまで、“風”ですが。惜しい。

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