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No.138 & No.119

Posted on 01 4月 2017 by

以前、盆と正月に『昼行燈』という同人誌を発行していた。その通し企画として「Inter_view 5 minutes」というコーナーがあり、寄稿者の持ち回りで、インタビュー記事を掲載していた。

大学2年の梅雨の頃、寄稿者の一人が急きょ帰郷することとなり、同人活動の継続が難しくなるとの封書が届いた。「インタビュー記事の担当だったが、時間がとれそうになくもうしわけありません」と書いてあった。私は「また時間がとれたら、寄稿してください。ずっとやってますから」と返信をし、以下のインタビュー記事を用意した。
入稿日の前日、遠方の消印のついた封筒が届いた。棚田の保存活動を行うNPO代表の方へのインタビュー原稿だった。以下はその時私が用意しボツにした原稿である。


No.119 パントマイマー 寺崎丸疎氏

Before Minutes
饒舌な無言、沈黙の共鳴。寺崎氏の表現の場に立ち会った私たちは、交流というものに対していかに臆病で、ぎこちない回り道をしてきたのかに気づかされます。自分の事が相手に伝わらない、もどかしい思いの理由を、知ることになるのです。119回目のI5Mはパントマイマ−寺崎丸疎氏をお招きしています。

FIRST MINUTE
P:パントマイムの神様といわれている、マルセル・マルソー氏の下で厳しい鍛練をなさったとうかがっております。そんなに短期間で舞台に抜擢されたのですね。
それなのに、といいますか、寺崎さんのマイムには、マルソー氏のものと違った、饒舌さを感じるのです。
そうですね、例えば、マルソー氏は魂の解放、根源的な衝動、人であることの「悲しみの喜び」、といった非常に静謐で内面へと向かうマイムを完成させたのだと思うのです…… それ以降、パントマイムは、内面奥深くへ沈降していくマルソー氏の系統と、もう一つは、もっと素朴な、「階段があるように見える」とか「本当に傘が飛びそうだ」とか「あんなに走っているのに一歩も動いていないなんて……」という驚きを与えてくれる、いわば技術の披露に終始するものとに別れたような気がするのです。
パントマイムの公演を見るという姿勢を、私たちは、マルセル・マルソー氏の公演鑑賞から学んだような気がします。そして、その姿勢で寺崎さんの公演を見にいった時の心地よい裏切られ方といいましょうか、そんな所にまず衝撃を受けるのです。

SECOND MINUTE
P:いえ、本当に私は特別パントマイムについて勉強したわけでもありませんし、あらゆる公演にかかさず足をはこんでいるわけでもありません。まして、自分でパントマイムの稽古に通っているわけでもなくて、その私がこんな風に強引にまとめてしまうのも僣越だとは思ったのですけど……
今までに私がお話をうかがってきた皆様も、啓蒙でも迎合でも無いやり方で理解を生み出す方法について、苦心なさっていらっしゃる方が多かったように思いますし、それは必要な事だと思います。受け手は受け手の立場に甘んじていてはいけないわけです。理解というのは、相互間で作りだすものだと、思いますから。
はい。世阿弥です。しかし、その姿勢こそが「迎合」に陥る危険とうらはらなのですね。商業主義の現代にあっては特に。だからこそ、表現者の皆様にはそこから超越した何かを求めてしまうのかもしれません。
マイノリティーを指向するのは、暗にマジョリティーが行ってきた「媚」を排除したいという意識なのかもしれないですね。寺崎さんの表現がマイノリティーだということではないのですけど。
はい。そうですね。マイノリティーはマジョリティーがなければ存在できない…… でも、なんだか「感受性」という言葉は使いたくありません。私はなんだかその言葉は誤魔化しているような気がしてならないんです。

THIRD MINUTE
P:素人なりの理解の浅さや狭さも、もしかしたら何かを映し出す基点になるのかもしれないと、これは編集の意見です。私自身は、いろいろな方にお会いして、未知のことや、価値観の転換の衝撃を受ける快感だけで、続けているんです。
確かに、私もこの場では、送り手に立つことになるんです。とても難しいです。
いえ。難しいです。
実際、寺崎さんはその向こう側へ既に到達していらっしゃるのではないですか?
やはり言葉の問題を……
マイムは声を発しない表現で、その中で伝えたいものを限定していくとどうしても感情ということになるのでしょうね。感情は万人に共通のコードだということでしょうか? しかし、それは寺崎さんの求めるものではない……

FORTH MINUTE
P:では、音の無い表現で伝えられるものとは一体なんだとお考えですか?
ふふ。そうです。この質問は自家撞着していますものね。
私は本当はこの質問を最後にしようと思っていましたけれど、お会いした時からもう、この質問が無効だということは分かりました。それは、お会いしたからこそ、そうと分かったんだと思います。
私がこうしてお話を伺っていて不思議なのは、何故伝わってくるのか? 交流が成立するのか? という事なんです。

今回のインタビュー記事には、寺崎さんの言葉は一言も掲載されないでしょう。

読者の皆様に説明しておきますと、もう四分が経過しているのですが、寺崎さんは全く言葉を発しておられないのです。にもかかわらず、コミュニケーションは成立しているのです。
寺崎さんはゆったりとソファーに腰をおろされています。その身体の一つ一つの本当に繊細な部分の動きや角度、それは決して大げさなものではないのです。ボディランゲージとも違います。テレパシーというのがあるなら、そんな感じなのかもしれません。

LAST MINUTE
P:私は全く苦労することなく、寺崎氏の意思や感情を読み取ることが出来ているし、寺崎氏の公演にいかれた方に後から感想を聞くと、発せられなかったはずのセリフが、記憶の中では付け加えられているのです。あたかも、洋画を字幕で見た記憶の中では、セリフが日本語に入れ代わっているのと同じように。
ふと、目の前の寺崎さんの姿が朧になってくるんです。それは、言葉が映像を結ぶ、または強化するという従来の方法で寺崎さんを脳に留めることが出来ないからなのかもしれません。
ええ。分析は言葉の罠、でしたね。
しかし、言葉にどっぷりと使っている私たちには、意識的な苦行となるのでしょうね。
違うものがあるのだということを、理屈で無く知らしめてくれる寺崎さんの存在は、世界に大きな波紋を広げて居ると思います。
今の世界では、そういう立場にならざるを得ないのではないでしょうか?
天才。
私はこの名前の余分な点をみんな洗い流した上で、寺崎さんをそう呼びたいと思います。私はこちらがわの人間なんです(笑)
本日は貴重な経験をいたしました。また、お会いできますか? 楽しみにしております。

AFTER MINUTES
「言葉でなければ何だ? という質問そのものが、言葉を前提しています。感情も表情も、根源的と思われる食欲や性欲ですら、すでに言葉によって作られたものになっているのです。私は何によって、何を伝えられるのでしょう。私は家族を持ちません。故郷もありません。漂泊の中でただ、他人と自分との間での繋がりだけが、全てでした。そして知りました。大切なのは繋がりであると。自分とか他人とかいう区切りですら体系の一つだったのです。あるのは繋がりだけです。そして繋がったあちら側とこちら側という位置関係として自己があるのです。
私は何を伝えられるのか? 何をもって伝えられるのか? それを問い、それを考える事は、問題を変質させてしまいます。言葉は避けられない、と仰います。しかし、私は言葉無しでやっています。世界中を放浪しながら既存のマナーやコードに縛られることなく、それでも生きつづける事ができました。
師のマイムはしゃべれない者の嘆きでした。私はそのことに気づいて師の下を離れたのです。私は言葉から自由になり、そして『今』になりました」

現実なのです。寺崎さんの公演を見ていない人、そして寺崎さんと対面したことのない人には信じられないかもしれません。ですが、私は寺崎さんから、言葉を媒介せず上記のようなメッセージを受けとりました。
家に戻ってテープを起こしながら、再度驚いたのは、私は寺崎さんからのメッセージを受け取っている間は黙って耳を傾けていたと思っていたのにも係わらず、テープでは、私は途切れることなく喋りつづけていたのです。記事上の段落分けは、便宜上のことにすぎないのです。私は五分間、今までに感じたことのないテンポと、どこか遠いところから戻ってくるかのような声質で、とつとつと語り、息を継ぎ、笑っているのです。
私の耳にははっきりと寺崎さんの声が残っているような気がしているのです。言葉も思い出せます。しかし、それは誰の声だったのでしょうか。この記事だけでは皆様には届かないでしょう。とても歯がゆい……

次回は フォーラム2000Another Way to TOMMOROWの会場から、子比可学園主宰  索果幹夫さんです。


以上だ。
その後『昼行灯』は5年間継続した。その後、寄稿者の皆様とは音信不通である。

※
 No.119. さて、エイプリルフールがやってきます。今年もエイプリルフール的記事を楽しみにしています★
 No.138. インタビューしてみよう。その人が何者か書いてみよう

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A5ノートを愛する貼りたがりのためのWord用テンプレート

Posted on 19 2月 2017 by

私は”貼りたがり”です.みなさんも貼りたがりですか?

私は,デジタルデータであっても,気に入ったもの,絶対に忘れたくないもの,しょっちゅう参照するものは,印刷してノートに貼り付けなければ気がすみません.

そのためにインドネシアの森林が伐採されていることを想うと,申し訳なく思います.

Anyways, Wordで文章を作って,2枚を割りつけて縮小印刷し,A5ノートに貼り付けようとすると,サイズがまちまちだったり,
上下左右の切り落としがうまくいかなかったりで,フラストレーションがたまります.

それを解決しようと,A5ノート見開きに貼るためのWordテンプレートを作りました.仕上がりはこんな感じになります.

使い方は以下の通りです.

1.テンプレートをダウンロードする.ダブルクリックする.

2.新規文章が出てきます.
灰色の枠は,後でものぐさな私のような人が,はさみでできるだけ直線にカットするときの目安になっています.

3.タイプします.

4.印刷します.灰色の線に沿って切ります.

5.ノリノポッドなどで,華麗に貼り付けます.

 

ご自身でテンプレから作りたい場合は,余白を上下15mm,左右28mmぐらいにするとちょうどいい感じになります.

あとは2段組みにして,真ん中を3字ぐらい開ける感じです.

A5よりもスリムなMoleskinなどの場合は,左右を30mmぐらいにするといいかもしれません.

↓クリックするとどのような設定にすればいいか見られます.

 

お気に召したらいいのですが···

 

neokix

 

 

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文具のはなし

Posted on 18 12月 2016 by

 最近はぺんてるサインペンと黄色いノートパッドを使っている。今使っているOffice Depotのノートパッドは10冊で1,000円くらい。書いては切り取り、必要なものはジップロックLに折らずに入れて仕事机に放り込んでいる。ペンを走らす際にする音も気に入っている。

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旅先のToday’s TRAVELER’S notebook/2016冬・台湾進出編

Posted on 16 12月 2016 by

ちょっくら、旅してきました。

文具好き・トラベラーズノート好きが高じて
遂に遂に、台湾の手帳イベントにお呼ばれする事態に!!!
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「金石堂手帳大展-手寫年代,筆尖的思念-」
金石堂書店さんで開催された手帳100冊総選挙イベントに、日本から参加。
メーカーさんやら店主さんやらいるなかで、ワタクシNotebooker代表(自称)で行ってまいりました!

短い時間だったけど、台湾のNotebookerさんとお互いのトラベラーズノートを見せ合って
英語とジェスチャーとNotebookerの念を駆使してわいわい話せたのが本当に楽しかった。
大阪城スタンプを捺したページを見せたら「私も大阪城行ったわ」って教えてくれたり、
台湾のトラベラーズノートイベント限定スタンプ(のはず)を見せてくれたり。

台湾Notebookersさんのノートに大いに刺激を受けたので、現地のノート本を2冊ほど購入した。
情報が詰まっていてもレイアウトがすっきりしているところが、台湾センスなのかな。
日本のNotebookerさんのとは何かちがうなとは、思う。何かがまだ言語化できていないけれど。

台湾の文具スポットもいくつか行ってきた。
個人的に好きだったのは、次の3店。

VVG Thinking
世界中のアンティーク雑貨や書籍を船旅で集めてきたかのような内装。
普通の単語で括るのは難しい、台湾ならではのミックスセンスが冴えたお店だと思った。
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店内ベストアングルは、2階の店舗から1階のカフェスペースを見下ろしたところ。
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禮拜文房具(Tools to Liveby)
この旅で一番、文具みやげを購入した場所。トラベラーズノートもずらっと置いてある。
旅用途でトラベラーズノートを使っている人は大抵、禮拜文房具さん好きなんじゃないかな。
店内入口近くに5種類くらいスタンプがあったので、当然のようにトラベラーズノートに捺しといた。
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旅人書房Zeelandia Travel & Books
旅に関する書籍やZINE、ポストカードが小さなスペースに品よく並ぶお店。
レジ横には、世界中から届いたと思われるポストカードが暖簾のようにずら〜っと垂れ下がっていた。
私が現地の人だったら、毎月通いそうだな。旅好き・地図好き・散歩好きさんは行ってみてほしい。
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「東方芸術の殿堂」とも呼ばれる三峡祖師廟をバックにトラベラーズノート。
この旅で最も、台湾らしいトラベラーズノートを撮れた場所だと思う。
もともと17世紀に作られたものの、2度の損壊を乗り越えて、1947年から修復兼再建中とのこと。
……えぇ、修復兼再建中。まだ完成していないそうで。。。
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古めかしい建物に妙に魅かれながら、台湾の街を歩いていた。
1つの建物に窓がぎゅっと詰まっていたり、柵で建物の個性をさらに加えていたり。
現地の方にとっては、取るに足らない普通の風景なのかな。なぜだか印象に残っている。
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旅の〆は台湾ビール!
すっきり飲みやすくて、歩き回った身体に染みわたりますな。
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【おまけ:台湾ビビッド写真選】
ポップアートトリミング三峡祖師廟

九份撮ったら時空が歪んだ。

台湾鉄旅もおもしろそうね。いつの日か。

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少し遠回りすること

Posted on 03 12月 2016 by

少し遠回りすること

 空港の待合室で搭乗を待っていると「本日はご搭乗いただきまして誠にありがとうございます。搭乗に際し優先搭乗のお知らせとなります。〜プラチナメンバー、ゴールドメンバー、および〜アライアンスエリートクラスのお客様〜」というような告知と共に、仕立の良いスーツを纏い搭乗ゲートに向かう乗客のを目にすることになる。

私は年に数度、実家に帰省する際に格安航空会社を利用する程度で、優先搭乗とは無縁の生活をしている。今回は私のように年に数度の飛行機利用しかなく上級会員とは無縁、ただ普段は飛行機に乗らずに航空会社のポイントを細々と貯め、時々「目的地まで少し遠回りする方法」について、旅好きの皆様に共有したいと思う。残念ながら今回も文具の話題ではない。また、皆様の中にはリモワのジュラルミンケースに上級会員タグを付け、空港を颯爽と歩く人たちも少なからずいるであろう。残念ながら今回の記事はそのようなジェットセッターも対象としていない。

ポイントの仕組み

 最初は仕組みの紹介になるので、興味のない人は読み飛ばしてもらっても構わない。ここで伝えたいのは「私の場合、ポイントで一年に一回国内往復券が手に入る」という点だけだ。またクレジットカードの紹介がしたいわけではないので、リンクも貼らない。興味のある人は自身で調べてみることをお勧めする。私の場合、少し年会費はするけれど、

United MileagePlusセゾンカード AMEX (1,500円/年) に、
マイルアップメンバーズ (5,000円/年) というオプションをつけ利用している。

この組合せで利用すると、1,000円で15ポイントが貯まることになる。(このポイントのことを航空会社は「マイル」と呼んでいる。以下、マイルと表記したい。) 私は普段このカードで各種公共料金、携帯料金、通勤定期、それから日用品雑貨購入やコンビニでの簡単な支払にも利用しているので、月の支払いは5〜6万円位になる。これで月平均で700〜800マイル貯まる。更新月に500マイル貰えるので、年間にすると大凡10,000マイル貯まり、ANAの国内線往復と交換することができる。(UnitedはANAと提携しているため貯めたマイルとANAで利用することが出来るのだ。)

ここで「何故、United航空のマイルを貯め、そのマイルをANAの航空券と交換するような面倒なことをしているのか。」という点が気になるであろう。私がUnited航空でマイルを貯める理由は二つある。一つは飛行機に乗らずともマイルが貯まりやすい点、もう一つは今回の主題である「少し遠回りすること」その頭のおかしい素晴らしい航路設定にある。

頭のおかしい 素晴らしい航路設定

 例えば札幌から東京に帰る際、国内航空会社ではあまりお目にかかることのない頭のおかしい素晴らしい航路を紹介してくれる。以下の航路は、ここ数年で利用した実際の航路である。

札幌 (CTS) > 稚内 (WKJ) > 羽田 (HND)
札幌 (CTS) > 大阪 (ITM) バスで移動 神戸 (NMB) > 羽田 (HND)
札幌 (CTS) > 沖縄 (OKA) 一泊 > 羽田 (HND)
(それぞれ5000マイル利用)

小さな島国に住む我々には意味がわからない航路である。何故、札幌から東京へ帰るために沖縄を経由するのだろうか。私にもわからない。星条旗靡く国の人々は時々このような「合理性に従順に従う」理論を展開する。そう「空席が目立つ路線を乗り継いでもらえれば、客は目的地に到着するし、我々は潤うじゃないか、これはウィンウィンだろうHAHAHA!」というような理論だ。こういう理論の大概はうんざりするものだけれども、このケースに限っては歓迎している。遠回り大歓迎である。私はこれらの航路を利用し、稚内経由の際は宗谷岬までレンタカーを飛ばし観光し、大阪では知人と待ち合わせ神戸駅のガード下で飲んだくれ、沖縄は公設市場でソーキそばを食べ、翌日の便で帰って来た。

札幌 (CTS) > 稚内 (WKJ) > 羽田 (HND) の場合、

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左: 札幌から稚内まではプロペラ機だった。
右: 宗谷岬ウィンドファーム内、レンタカーで入ることが出来る。遠くには宗谷岬が見える。

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右: 稚内空港で見つけたサハリンビール。地元の業者がロシアから輸入しているとのこと。
左: 夕方の便で稚内から東京に戻る。空の色がくすんで見える。

想定されるシナリオ 〜広島在住の場合〜

 例えば広島に住んでいるとしよう。一月中旬に東京に遊びに行く予定がある。ただ、北海道にいる知人ともデートもしたい。悩ましいところである。そんな時、この航空会社は素晴らしい航路を紹介してくれたりする。

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NH4815: Hiroshima (HIJ) 8:50 – Sapporo (CTS) 10:40
11時間5分 乗り継ぎ
NH 998: Sapporo (NH988) 21:45 – Haneda (HND) 23:25

これで5,000マイルである。この11時間は勿論空港から外出しても構わない。半日あれば、札幌駅地下で寿司を食べ、イサム・ノグチ設計のモエレ沼公園を見て、東京に向かう飛行機に乗る前に余市とサッポロクラシックを飲む時間は十分にある。味噌ラーメンを追加してもいい。羽田に着いた後は、羽田に隣接するカプセルホテルにでも泊まれば良い。

これはどうだろうか。

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NH1861: Hiroshima (HIJ) 11:45 – Okinawa (OKA) 13:40
7時間10分 乗り継ぎ
NH478: Okinawa (OKA) 20:50 – Tokyo (HND) 23:00

残念、知人は丁度その日予定がある。仕方ないので昼過ぎに沖縄に向かい、国際通りを観光、公設市場でソーキそばを食べ、泡盛とオリオンビールを飲んだ後に東京に向かう。これでも5,000マイルである。こうした良質なチケットを探すポイントは、提示された航路を所要時間の長い順に並べ替えることだ。予期しない素晴らしいチケットに巡り会えるだろう。航空会社にある特典航空券のページを眺めながら、次はどんな素晴らしい航路に乗ろうかと考えるのは楽しい。もちろん貴方がごく一般的な傾向性のある性癖の持ち主であれば、最短距離、つまり広島から東京への直行便の紹介もある。ただその場合は格安航空会社を利用しても良いのではと思う。マイルを使ったこの遊び醍醐味は意味のない遠回りにある。

少し遠回りすること

 普段の生活で冒険をすることは少しハードルが高い。年齢を重ねるごとに片道切符で旅をすることも難しくなる。帰りの電車に揺られ旅の思い出よりも浸るよりも、翌早朝の会議が気になる人もいるだろう。誰もがすぐに焚き火を出来るわけではない。ただどうであろう。本来の予定にマイルの「少し遠回り」を入れ旅すると、思いがけない体験が出来るかもしれない。

* 記事中の金額、マイル交換レートはすべて現時点での値となります。これらの金額、マイル交換レートは予告なく変更される可能性があります。

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頭の中から出てくる不思議なうずまき

Posted on 15 11月 2016 by

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お久しぶりのkonamaです。

最近お仕事の大半がデスクワークと会議にシフトしてきて、自分の性分的にちょっとストレスを感じる毎日(自分で手を動かす方が好きなので)。そのせいか、会議中に手元で謎の渦巻きが発生していることが多く(これは別に聞いていないわけではない)、色々なパターンがモレスキンに増えてきたので、ここでお披露目しようかと思う(久々の記事があまりにくだらなくて申し訳ない)。すてきなモレスキンをどうやって使おう、悩んじゃう~という方には、あんまりおすすめできない使用法ですが、まあ描いちゃうんだからしょうがないよね。

以前書いたゼンタングルの記事の頃よりさらにオブセッシブな感じで、病っぽいと周囲で評判ですw。

基本、持ち歩いている万年筆を、インクが乾かないようにちょっと使ってあげる、というのが目的の1つではあるのですが、意外といろんなペンを使うよりは1,2本のペンのニブのしなりとか、癖とかを感じるような線をぐるぐる描いている内に謎図形が広がり、隣のヒトに笑われるという構図のようです。だから特殊なペン先(フォルカンとかオブリークとかカリグラフィーとか)の登場回数が多い気もしますが、描いてる時はなーんにも考えておらず、目の前にある紙の余白を埋めている感じです。昔は配られた資料の端っこにツタを生やしたりしてたのですが(そしてあとで資料を見せてといわれて青くなる)、最近はペーパーレスで、資料もPDFで配布されて、ipadで見てたりするので、自然雑記帳であるところのモレスキンに集まってくるわけです。モレカウのモレスキンポケットみたいにアートっぽくなくて申し訳ない。

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端っこが切れてるのは、もちろん会議のメモが入ってるからですよ!

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年賀状は見た目が9割

Posted on 02 11月 2016 by

11月がやってきましたね。11/7はなかしぃ卿の聖誕祭ですよ~プレゼントお待ちしております。11月といえば数日前にハロウィンが終わったかと思えば手のひらを反すように街中はクリスマス一色になる季節です。その先を行くのが大晦日&お正月です。そろそろ年賀状を作らなきゃ!えっ、まだ早いって?

準備は早めに越したことはないですよ、先手必勝です。そういえば、文具クラスタの人で日頃ペンだとか万年筆だとかインクがどうのこうの言ってる人からワープロ打ちされた年賀状をもらうとなんかモヤモヤしませんか?(ワープロ打ちっていう言葉も死語かな?)

というわけで、あて名書きをお手軽に簡単に美文字で書ける方法があるんです。それはね、

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まず、年賀状ソフトなどでフォントを行書体にして印刷してください。できれば灰色がいいなぁ…

そして刷り上がったはがきの文字の上を太字のペンなど好きな筆記具でなぞってください。そうすればあっという間に手書きで美文字が書けちゃいます。しかも、文字の美しさだけではなく文字と文字とのバランスまでバッチリ完璧に整います。ポイントは元の印刷された文字を見せないことです。これがちょっとでも見えたら技がバレます。お気を付けあそばせ!

というわけで、ほら、美しい年賀状が出来上がりました。この方法を使えば暑中見舞いにも応用できますよ。もちろん、いうまでもなく残暑見舞いにも使えます。

過程のプロセスや努力なんてどうでもいいんです。最終形が素晴らしければね。では、よいお年を(^-^)/

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【ノートブックがない旅なんてVol.55】コラムタイトルどうするの会議

Posted on 20 10月 2016 by

先月始めたブログを「ノートブックがない日々なんて」と名付けたので、
月1ペースで続けていたコラムのタイトルも変えようと思い立ちました。

55回。
ゾロ目だし、ちょうどいい。

……と、書いている途中でアレなんですが、
「毎月20日にコラムを書く」と自分に設けていたNotebookers.jpの制限を
そろそろ、取っ払いたくなりました。

新しいコラムタイトル案はあるにはあるけど、
コラム、今日で、ひと区切りします。

これからは、書きたいときに書きたいことを好きなだけ。
「ノートブック未満の走り書き」 を、Notebookers.jpに置いていきたいと思います。

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コラムひと区切り。
でも、まだNotebookers.jpにいますからー!

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秋を越すルネ・マグリッド

Posted on 11 9月 2016 by

空が高くなるので密度が下がります
すると薄くなり透明度が上がります
気圧が下がって全体に膨らみますが
隙間も広がるのですぐ元に戻ります

体積は戻りますが中身は替わります
夏に抱え込んでいたものが噴出して
秋がゆっくりと行き来し始めました
私は透明に/希薄に/軽くなります

抵抗が減るため 速度が上昇します
細胞の空隙を 秋がかけめぐります
私と秋とを隔てる輪郭を失念すると
秋の中 私は漂ういびつな空洞です

a-capusule

けっして 空っぽなわけではなくて
隙間がたくさんあるのでその空隙に
染み入る秋の大気がとにかく細胞の
一つ一つを 透明にしてしまうので

あらゆる物事が 鮮明になる一方で
あらゆる物事との距離も顕わになり
そこに横たわる溝の 深さや高さに
恐ろしさ 寂しさ などを感じます

rene-magritte

やにわに ルネ・マグリッドなどの
夢の類似品を 抜き書きし始めます
透明な秋と 透明な私と 透明な夢
その境界で乱反射を起こす斜めの光

(充填)

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夏の終わり

Posted on 23 8月 2016 by

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当地では明後日から新学期。夏休みは短いけれど、その分冬休みが長い。

息子は毎日、近所の児童クラブへ行って宿題をやっていたのだけど、ふたを開けてみたらなんとなんと。

辟易を通り越して卒倒しそうな惨憺たる結果。全然宿題が終わってない。

あんた、何しに行って何してきたわけ?との問いに、いやー今日は○○ページやってきたよって、あれ、ページ書いてきただけだったという。。。ラジオ体操も見事に一回も行かなかったし。どーなってんだ。

そんな夏休みも終わり。

 

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児童クラブに持参しているお弁当も、明日で終わり。

息子の夏休みが終わると、ああ、夏もほんとに終わりだなって思う。お昼はさすがにエアコン様の恩恵を受けているけれど、夜は窓を開けていたら寝冷えするくらい。

お彼岸のあたりになるとすっかり肌掛け布団の虜。今年の秋はどれくらい楽しめるかな~。

 

 

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ねこをおひざにヤギと遊ぶ。

Posted on 11 8月 2016 by

4月以来のご無沙汰でございます。
ねこ部長こといぶし銀でございます。

3月末に愛猫と一緒にアルゼンチンに移住しまして、
こちらでは冬真っ盛りの気候の中でのんびり過ごしております。

何と6月には娘も生まれちゃいまして、
晴れて娘は日本とアルゼンチンの二重国籍を取得しました。
育児満載の日々を過ごしております。

 

さてさて、ノートというのは何を書いてもいいもので、
でも何を書こうか決めずにダラダラ書くと途中でやる気が無くなってしまう僕は
なかなかノートに向かい合えずにいます。
我が家のノートだけが増えていくという感じですね。
日本からもノーブルノートやMDノートなど、何冊か持ってきているのですが
勿体無くて使えないという感じ。
こちらで買ったA4サイズのリングノートを使っております。

IMG_7327

で、ノートというのは必ずしも紙でなくてもいいのでは?
などというたわけたことを考えつきまして、
またブログを増やしてしまったりしたわけです。
最近話題のg.o.a.tというブログサービスに
新しもの好きの私いぶし銀が飛びつくのも道理。

 

ということで、音楽ブログなんて始めちゃいました。
僕と同年代前後くらいの方には楽しんでいただけるんじゃないかなぁ。
ロックフェスとか大好きだぜ!なんて方はニヤリとしちゃうラインナップで
毎日ミュージックビデオを選んで載せてます。

紙のノートとは違った楽しみ方ですよね。
人に見せる前提のノート。
しかもこの音楽ブログ、かなり好き勝手に書いてます。
僕がやっている文具ブログや移住ブログは
そもそも「人に紹介する」という趣で書いているところが大きいのですが、
この音楽ブログは「自分のひとり言を公開している」という
本当に「ノートになぐり書きしている感」が満載なわけです。

 

楽しいー。

 

もしお暇ならご覧くださいませ〜。

「猫と文具と音楽と」
https://nekobungu.goat.me/

 

本当はnoteというサービスも登録だけしてるんですけどね。
何を書いて良いのかわからないので放っておいてます。
だれかいいアイデアくれませんかね(笑)
小説もどきでも書いてみようかな?

2016-07-23 22.56.51

最近、ほぼ日書いてる時もジブン手帳書いてる時も
ブログ書いてる時も、
夜はこんな感じです。
昼間は娘にかかりっきりなので、
「夜は風ちゃんの番!」と思ってるのかな。

 

それではまた。

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岩波文庫これくしょん -岩これ- を始めた話

Posted on 05 7月 2016 by

-岩これ- を始める

岩波文庫を購入してから到着までの間、過去に出版され現在は品切れになっているものを整理してみようと軽い気持ちで「岩波文庫これくしょん -岩これ-」を始めたのだけれど、これが沼であった。一世紀近い歴史を持つ文庫が沼ではない筈がない。

念のため。岩波文庫には基本的にはすべて「著者番号」と呼ばれる一意の番号が振られ、カバーの背表紙下側の色によって分類分けがされている。ちょうど図書館の日本十進分類法(NDC)のような分類を一つの文庫が持っている。これって結構すごいことだ。例えば夏目漱石であれば、

緑 (日本の近現代文学) 11番 として 緑11 というコードが与えられている。
私が今回棚買いした本をコードで表記するならば青の900番台(自然科学)となる。

細かなルールはWikipediaにある分類の説明が素晴らしい。
岩波文庫の歴史は古く最初の発行は1927年である。1927年といえばリンドバーグが大西洋を無着陸横断した年だ。その1927年から2016年までの間、岩波文庫の著者番号は何度か大きな変更が加えられ、再販、再番号割り当て、例外処理など、長期間運用されたデータベースにありがちな混沌をすべて兼ね揃えることとなる。加えて私が今回集めようとしているジャンルは自然科学の分野である。文学の性向が強い岩波文庫で何故自然科学を収集することはマイノリティである他ない。情報が少なく、品切れの本は稀少性が高い。収集前から沼の香りが漂う。

欠落した情報

手始めに岩波ブックサーチャーと呼ばれる本家のデータベースを利用し、検索条件に「岩波文庫」「自然科学 [青]」だけを選択し検索する。このブックサーチャーの素晴らしい点は現在販売されていない[品切書目]も同時に表示してくれることだ。Spreadsheetに吐き出して整理してみる。すると幾つかの情報の欠落に気づく。まず、検索結果として表示されている発行日フィールドに値が無いものが2冊ある。

青902-1: 科学と仮説 1938年2月 発行
青912-3: ビーグル号航海記 全三冊 下 1961年2月 発行

戦前に発行されている「科学と仮説」は情報がはっきりしない可能性はもちろんわかる。けれども「ビーグル号航海記 全三冊 下」は戦後になってからだ。色々と調べているうちに岩波書店が岩波文庫の目録として「解説総目録」という本を3巻セットで発行していることを発見する。品切れのためAmazonで古本を注文し、これらの本を検索してみる。発見。

科学と仮説 1938年2月25日 発行
ビーグル号航海記 全三冊 下 1961年2月25日 発行

共に2月25日であった。興味深い一致だ。次に著者番号順で並べてみると著者番号「青911」「青921」「青932」が欠番していることを見つける。ブックサーチャー側の単なる情報欠落かもしれないので、購入した解説総目録の自然科学を総当たりで調べて見る。「青932」は発見。

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青932-1: 雑種植物の研究 メンデル/岩槻 邦男,須原 凖平 訳 1999年01月18日 発行

生物の授業でも習ったメンデルの「優性の法則」について書かれている本だと思われる。Amazonで検索すると書籍自体は15年くらい前に再販されている。単純に岩波側のデータベースから欠落しているようだ 現時点(2016-07-05)では正しく表示されました。解決。問題は「青911」と「青921」である。これは解説総目録にもなかった。これに関しては現在私は「再番号割り当て」などで欠番しているケースを検討している。例えば解説総目録上は自然科学分野として分類されている、

青614-1: 科学論文集 パスカル/松浪 信三郎 訳 1953年12月05日 発行

という本は青614-1という番号が割り当てられている。現在の分類でいけば青600番台は哲学だ。こうした例から、元々は青900番台(自然科学)に当時は整理されていたものの、何かの理由で別分類に移行された著者ではないかと推測している。目録を総当たりで探すことも検討したのだけれど、この場合範囲が広くなり現在のところ保留中だ。

青921-0 (追記: 2016-07-26)

適当に書いたエントリだったのだけれど、予想に反し投稿を頂いた。

“「大学図書館なら、岩波文庫は出版時に購入してそう」と思ったので、大学図書館の本を探すことができるCiNii Booksで…青911はわからなかったのですが、青921はファーブル昆虫記 きんいろおさむし その他 じゃないでしょうか。第20分冊とあるので、ファーブル昆虫記だけで20冊はあったようです。…すごい。” – chidorix

早速CiNii Booksで検索を実施する。発見。

きんいろおさむし その他
岩波文庫, 青-88, 630-631, 青(33)-921-0, 第20分冊, 岩波書店, 1962.3

確かに921-0と番号が振られている。そういえばファーブル昆虫記はこの番号の近くではなかったかとSpreadsheetを見直す。あった。現在は青919-1~920-0までの10巻セットに再配置されている。ここで一本の線に繋がる。ファーブルの昆虫記が元々20巻セットであったならば、著者番号921-0はぴたりと一致する。

919-1~920-0 (1~10巻)
920-1~921-0 (11~20巻)

かつてファーブル昆虫記は上記3つの著者番号を跨ぐ20巻セットであった。
これが再編集を経て現在の、

919-1~920-0 (1~10巻)

に再配置され、結果的に921番が欠番となった。
通常著者番号は1から始まるので、921-1しか可能性を考えずに探していたけれど、実際は前の番号から続く大作であった。見つからない筈だ。当初推測していた「著者番号整理説」ではなかったけれど、とても嬉しい。ありがとう、chidorixさん。一つは解決しそうだ。残るは青911。

ルーサーバーバンク

Spreadsheetを整理しているうちにもう一つ気になる点を見つける。現在品切れになっている「植物の育成」という本が、岩波の自然科学では異例の長編8巻組なのである。一つのシリーズとしてはファーブルの次に多い。私は恥ずかしながらルーサーバーバンク(Luther Burbank)という人物を知らなかった。教科書にも載っていた記憶が無い。私より256倍くらい勉強の出来たであろう同年代の知人数人に尋ねるも、やはり知らないという。俄然興味が湧く。

「日本ではあまり有名ではなく、米国では有名な生物学の人間なのかもしれない」とも考え、高校までを米国で教育を受けた同僚に聞いてみる。

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知らない。英語のWikipediaを読むと、むしろアイルランドの方が有名なのかもしれない。去年泊めてもらった同僚に聞いてみる。

luther burbank is famous for helping with Irish famin

というWikipediaをコピーペーストしたような回答が返ってくる。アイルランドでは有名なんだろう、ルーサーバーバンク。Wikipedia以外に何か情報が無いかなと色々探すけれど、残念ながら日本語はどれも疑似科学に近い内容なのでここには記さない。Wikipediaの英語版が今の所一番素晴らしい。日本語情報が少ないだけに再販されないかなと少し期待する。

ルーサーバーバンク、彼はボタニスト(植物学者)だけれど、最近で一番有名なボタニストはおそらく映画オデッセイ(原題:The Martian)に出てくるだろう。映画が人気の頃にこんなこともあったのだから、同じタイミングで再販していればボタニスト繋がりで盛り上がったかもしれない。芋と本。檸檬と本を置いた何処かの書店もあったのだから悪くないプロモーションだと思う。

少し長いけれど、本が届くまで楽しんだ-岩これ-の報告でした。

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岩波文庫を棚買いした話

Posted on 02 7月 2016 by

酒を飲んだ後に書店に行くのが好きだ。飲み会の帰り道に深夜営業の書店に立ち寄り、好きな本を購入することが出来るのは都市生活における贅沢の一つだと思っている。郊外の場合は書店まで自動車の移動が必要で、飲んだ後気軽に出向くことができない。私が都市に住み続ける少ない理由の一つだ。

最近、雑誌を読みながら家で酒を飲んでいる際に「自分の普段読まない本もまとめて買っておけば、自宅にいながらにして書店に来た気分が味わえるんじゃないだろうか」という馬鹿なことを思いつき、岩波書店のお客様相談室にメールをしてみた。

「こんにちは。「岩波文庫」で現在販売されている(目録にある)自然科学のジャンルを全て購入したいのですが、直接岩波書店様から購入することは可能ですか? 全45冊、34,420円と計算しているのですが、カードでも振込みでも構いません。」

数日後、お客様相談室から返信があった。

「文庫の自然科学書のご注文ありがとうございます。早速小社の在庫と引き合わせて計算をいたしました。現在該当する文庫は仰せの通り45冊です。また、その本体価格合計は、35,780円となっております。何分、大きな荷物の出庫となりますので、倉庫への出庫指示はご入金確認後に可能なシステムです。先に請求書・振込用紙をお送りさせていただきますので、ご入金をどうぞよろしくお願い申し上げます。」

値は張るが買えない金額ではない。請求書と振込書を送ってもらい購入手続きを進める。届いた請求書には、岩波文庫を模したミニノートが同封されていた。また驚いたことに、担当してくださった方からの手紙もあった。嬉しい。

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あまりこうした購入をする人はいないようで、発送時点の連絡で担当の方から、

「岩波文庫の自然科学系ラインナップ全部というご注文は大変に珍しくて、非常にうれしく手続きをさせていただきました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。」

という返信を頂いた。私の身近にも自然科学系の本をまとめ買いする人はいない。
その本が先ほど届く。壮観である。

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届いた本から帯を外し(本の帯があまり好きではなく、購入するとすぐに捨ててしまう)、短冊状の売り上げカードを引き抜くと結構な枚数となる。これだけでも普通ではない感じがして良い。

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どこかのミュージシャンがCDを棚買いする話を聞いたことがあるけれど、本を棚買いっていうのも趣がある。帯を並べてみると「ビジネスリーダーが勧める岩波文庫」が多かった。本の種類に偏りがあるためだろうか、それとも文庫の読者層に訴えかけやすいコピーなのだろうか、何れにしても興味深い。

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私は2015年春の帯紙がとても気に入った。薄手の紙で触り心地が良い。他のツルツルした帯よりずっと好感が持てる。

以前、雑誌「図書」にあった誰かのコラムで「昔は岩波文庫をポケットに忍ばせておくとモテた(かなり誤解のある解釈)」という記述を見たことがある。では仮に棚買いするとどのような結果が生まれるであろうか。自明である。女子が「だいしゅきー」と寄ってくるに違いない。その下心が購入へのモチベーションを支えてくれたことを加筆せねばならないだろう。あとはモテるだけだ。

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【ノートブックがない旅なんてVol.51】人はなぜ、旅に出ると

Posted on 20 6月 2016 by

人はなぜ、旅に出るとフルーツサンドを食べたくなるのでしょう。

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旅の朝食、フルーツパーラーむらはた(金沢)にて。
一口ほおばると笑みがこぼれる、しあわせな味でした。

熱にうなされながら、旅の余韻に浸るのであります。

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【ノートブックがない旅なんて】は毎月20日に更新。
札幌「さえら」のフルーツサンドも、美味しかったなぁ。
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意外なお洒落アイテム、ループタイを究める

Posted on 15 6月 2016 by

夏のお嬢さん、ループタイがとっても素敵、刺激的さ~♪

というわけでクールビズで一時期もてはやされましたね、ループタイ。えっ、ループタイって?今更?と巷ではあまりいい印象はないようです。しかも、ご年配の紳士がよくやってるファッションというイメージが浸透していて若者がやっているイメージがないですよね。そんな地味なアクセサリーをこのお洒落番長、なかしぃが着こなしてみせようという記事です。鈴木先生やせかむずの大野君も着けてましたからね。これからブームがきますよ!えっ、こないって?まぁ、ファッションを究めようと思ったら先駆者は孤高なものですよ。

なにはともあれ、まず最初にループタイのいいところを述べていきます。ループタイはカジュアルにもドレッシーにも使えます。トップを首元まで上げれば知的でシックな感じがして、ネクタイの代わりにフォーマル感を演出できます。また、胸元まで下げればちょっと崩したカジュアル感を出せます。クールビズでネクタイを着けてなくて胸元や首元が心もとないと思ってる時に着けてみてください、締まって見えますよ。

さらに、紐が首からぶら下がっているので否が応でも縦のラインを意識させます。あ~ら不思議、これが目の錯覚になってスリムに見えてきます。着痩せの必勝方程式ですよ。

というわけで、さっそく何がいいか探してみました。ちょうどネットショッピングで父の日特集をやっていてループタイも特集してました。七宝焼きやパワーストーン、シルバーアクセサリー的なもの等色々ありました。そこでセレクトしたのが前々から好きな石だったラピスラズリをあしらったループタイを買いました。

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うーん、瑠璃色をベースに金と白が散らしてあっていい感じです。写真では伝わりにくいですがいい色合いです。一目惚れしました。

と、ここで終わってはただのファッション記事になってしまいます。ここはせっかくNotebookersの記事ですから自作しちゃいました。意外と簡単なんですよ、これが。

で、まずはパーツを揃えます。東急ハンズやユザワヤなどの手芸店にも売っていますし、ネット通販でも買えます。買うのは紐、留め金具、剣先です。あとは好きなトップを探せばOK。

まずは紐ですが、組み紐が一般的なようですが革紐もお洒落です。だいたい1mくらいが適当です。身長や好みによって長くしたりしてもいいですね。そして両端に剣先という金具を装着します。おっとその前に留め金具に紐を通しておかないといけません。

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留め金具に紐を通したところです。そして先端に剣先を取り付けます。

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そして留め金具の裏に接着剤を塗って好きなトップと貼り合わせます。

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お勧めはセメダインのスーパーXです。金属でもプラスチックでもガラスでも木材でも何でもこいです。

そしてメインのトップですが、今回はこちらを用意しました。

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以前香港の男人街の骨董品の露天で買った一円銀貨のパチもんです。何故パチもんか分かったかというと明治五年にはこのデザインはまだ流通してなかったんですよね。こんな中途半端な偽者を作るなんて・・・愛嬌があるじゃありませんか。ぱっと見はアンティークなコインに見えますが、漢字で彫られた「大日本」「明治五年」の文字がなかなか渋いじゃないですか。

そしてぺたっと金具をくっつけて出来上がったのがこちら↓↓↓

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おおっ、なかなかいい感じやないですか!

今回はアンティークコイン(もどき)で作ってみましたが、アイデア次第では面白いものが出来そうですよ。例えば、観光地でよく見かける名前や日付を刻印できるメダルとか、河原で拾ったちょっと綺麗めのただの石ころとか、食品サンプルのパンケーキ(関西人ならお好み焼き)とか、妖怪ウォッチのファンなら妖怪メダルとか、レジンで作ったアクセサリーとか、小さな貝の化石とか、缶バッジなんかもいいですね。皆さんも自分で着けたりプレゼントなどに自作のループタイはいかがですか?

というわけで、着こなしのことは全然書いてなかったですね。お勧めは白シャツです。リネンやブロードのコットンのシャツなんか夏っぽくていいですね。また、かっちりとしたスーツにジレを着込んで首元まで上げるのもドレッシーですし、黒のTシャツにジャケット姿にシルバーアクセのもいいですよ。女子なら森ガールっぽいファッションに革紐で作ったオパールのものもいい感じかもしれません。

みなさんも色々チャレンジしてみてループタイ・ルネッサンスを興そうではありませんか。Re-Booooorn!(せっかくクールビズで決めようと思ったのに、最後に松岡調になってしまった)

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旅のおとも

Posted on 07 6月 2016 by

実は来週出張で大都会東京へ参ります。よろしくお願いします。

 

さて。仕事は午前中の早い段階で終了となるし。

となると行ってみたいなトラベラーズファクトリー。

だけどよくよく見てみたら、開店時間が12時じゃん。。。てことは仕事をダラダラする?

いやいやそれは私のポリシーに反するぜ。。。とっとと終われなかったら行ってみようかな。

ていうか文房具屋に行きたい!!

 

これはあれか。リニューアルした 銀座 伊東屋 に行くべきなのか。

呼ばれている気がしてならない。。。どうしよう。

 

 

ここ2~3年、東京に呼んでいただける機会が多く、その都度あちこちを探検してまして。

前出の銀座伊東屋も、2年前の出張の時に実は行ってたんです。

ただあまりにも時間がなくてとにかくひたすら俯瞰で眺めてきました(要はズラーっとみておしまい)

 

また違う機会に東京へ行った際は、文房具カフェにも。

むーん、ってなって帰ってきたのでした。。。

 

さて。今回はどこの文房具屋さんと出会えるかな。

いや取り立ててほしいものはないのだけど、あれですよあれ。

神社に行ったらまずはお参りするでしょ?それと一緒。

 

 

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で。ちょっとしたアイテムをゲット。

東京ってあっついでしょ。しかもびっくりするくらい人がいる。一目見てぱってわかる時計がほしくて。

腕時計はあるのだけどステンレスだし。汗でかゆくなるし。こらいかんと。

 

こないだ息子がどうしてもほしいって言って買ったこれの黄緑を見ていたら

どうしても欲しくなって。

今回の旅のおともとしてゲット。ダイソーでなんと108円!素敵。すごいクオリティ。

時間だけわかったらいいのに、日付まで!すごいじゃ~ん。

ということで。

来週東京に伺います。

暑さに負けず、人ごみに負けず、時間管理をしっかりできるアイテムとともに伺います。

ドキドキするような、田舎もんが行ってもすぐわかる文房具屋さんがあれば教えてください。

汗だらだらで行ってみます(行けたら)

 

 

 

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なんちゃって特保、なかしぃ茶

Posted on 25 5月 2016 by

バトンドールを並ばずに買えてちょっぴり嬉しかったなかしぃです。メイプルシュガーおいしー!

さて、先日さくらさんのステマ記事を読み、まんまと術中に嵌ってしまいナルゲンボトルを買ってしまいました。ナルゲンボトルとは江戸時代から続く老舗の水筒屋、成源が丹精込めて作り上げた高品質の水筒です。機密性が高く水漏れしなくて、-20℃~100℃まで耐えられる仕様になっています。

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さぁ、これで水筒男子に変身だー!というわけでお茶を作って職場に持っていってます。お茶の葉は血糖値を下げる効果があるらしいグァバ茶のティーバッグを入れてます。さらに、難消化性デキストリンを溶かしています。

難消化性なんとかって何?って思われる方もいるでしょう。そう、これこそが特保の飲料に入っている特保の素です。からだすこやか茶とかメッツコーラとかそんな感じです。特保飲料は普通の飲料より高い値段設定がされています。毎日飲み続ければ糖質や血中脂肪の吸収を抑えて何とかなる感じですよね、その前に破産してしまいます。

そこで、特保飲料の本質を見抜き、難消化性デキストリンが特保たる所以であることを突き止めました。そこで難消化性デキストリンだけを入手しました。これでお茶やスープ、味噌汁など液体にまぜればなんちゃって特保飲料の出来上がりです。名づけて「なんちゃって特保、なかしぃ茶」

これで血糖値コントロールがお手軽に出来ます。今回は全くノートとは関係のないお話でしたが、なかしぃ茶を欲しいというリクエストがあればNotebookers Marketで出品してもいいかなと思います。

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壊れてしまったシャープペンの思い出

Posted on 30 4月 2016 by

お久しぶりです。いかです。
4月ももう終わりですね。私事ですが、この春から社会人になりました。
新生活が始まった!という方も、相変わらずの毎日やわーという方も、身体に気をつけてがんばりましょうね(^^)

さて、「出会いと別れの春」という言葉がありますが、人だけでなく文房具とも出会いと別れがありますね。
「手帳やノートとの出会いと別れ」が、一番メジャーなものでしょうか。
私も4月始まりの手帳を使っているので、手帳とは先日お別れと出会いを果たしました。
ただ、今回はまた別の「出会いと別れ」のお話です。

3月ごろ、長いこと使っていたシャープペンが壊れました。
グリップ部分のプラスチックが劣化して割れたようで、ペン軸が元に戻らなくなってしまったのです。

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高校の時から使い始めたので、6〜7年の付き合いでした。軸の色はシルバーだったのであまり気にしませんでしたが、色の落ち具合がものすごいですね…
授業に始まりテスト勉強、受験勉強、大学入試…と、もう一本のシャーペンと一緒に頑張ってくれました。
大学の入学試験の直前に芯を机の周りにぶちまけてしまったのは、このシャーペンに芯を入れようとしていた時だった気がします。この出来事のおかげでガチガチの緊張がほぐれ、結局この大学には無事合格し卒業出来たので、このクルトガには感謝しなければ…

大学では出番が減ってしまいましたが、出番の度に芯をクルクル回して字が潰れないように仕事をこなしていました。
壊れてから一ヶ月以上経ちましたが、ゴミ袋に普通に入れて捨てるのも忍びないし、未だに机の上に置きっぱなしになっています。どこかに文具の神様をお祀りしていて、文具供養してくださるような神社とか、ないでしょうか。
今のところ(シャーペンの出番もなかなかないので)、このクルトガの代わりは見つけないつもりです。永久欠番ということで…
今までありがとう、クルトガ。

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春の所感

Posted on 26 4月 2016 by

息子がいるのだけど、彼に会社っていいね、いつも好きな人と会えてと言われた。

そうかな。。。そんなことはないよ。好きだけじゃやっていけないもん。

学生の彼に言わせると、勉強しなくていいからだそうだ。そうだね、新3年生。

でも社会人って結構大変。好き嫌いだけで仕事はできないし、中休みとかないし。

 

 

だけど確かにそうだ。好きで働いているうちは、同僚とも仲良くなるし、そのうちその同僚が友達になったりする。

心地よい空間になり、会社が楽しくなる。俄然仕事だってはかどる。

学生ってそうじゃないもんね。数年に一度強制的にクラス替えがあって、時々に受験やらあって。

純粋に楽しむ時間って実は少ないのかも。

そうか、だから彼はクールな語り口でいうんだな。学校は楽しい。友達と遊べるから。

 

春休み前にり患したインフルも落ちつき、新学期が始まった。そろそろ大型連休。

当地にもやっと桜前線がやってきた。

 

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実家近くの公園。桜がもっさもさ。

しかもこの日は天気が結構良くて、ものすごい人。いいね。なんかいいね。

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子供は花より遊具。そうだよね。

今だけだよーついてきてくれるのは―ってよく言われる。

ホントにそうだと思う。この日だってそう。桜なんかそっちのけで遊具に夢中。

もっと大きくなったらきっと、友達とくるであろう公園に、今年もまた私と来てくれてありがとう。

 

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ユビキタスノートと一緒にみなとみらいに

Posted on 25 4月 2016 by

ノートとコーヒー
ご無沙汰しております。しょーた(@shota184ne)です。

更新が滞ってすみません。。。

ユビキタス・ノートとペン1本持って、みなとみらいへ旅に出ました。

山下公園で色々な音を聞きながらセルフ・トーク。

「自分が生かされているのは、私にしかできないことがあるのではないか」(ヴィクトール・E・フランクル氏の言葉だったかな)を考える。

この時期の社会人なら誰しもやることになる『目標設定』というやつ。

単発的な目標設定であれば、上記のような問いをする必要はないと思う。
(正直、資格を取るとか、売上を10%伸ばすなんて目標を立てるのは容易)

ただ、「私にしかできないことがあるんじゃないかなー」と思い始めると、会社で立てる目標は大して重要じゃない気がしている。

よく会社に所属していると、「相手が幸せなら、私が犠牲になってもいい」という自己犠牲を口にする人がいるけど、僕は間違っていると思う。
Win-Winの関係築けてこそ、本当の意味で幸せなのではないかな。

そこにこそ「僕が生かされている理由」があると。

残念ながら散歩したりベンチで座って考えたりしたけど、答えは見つからず。
そう簡単に答えが見つかるものでもない。

色々と自分への問いは見つかったので、それをさらに問おうともいます。

帰りに関内駅近くの銀だこハイボール酒場で、たこ焼き食べて帰りました。
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あー、大阪にたこ焼きと串揚げ食べに行きたい。。。

みなとみらいっぽい写真は残念ながらありませんwww
フォルダ漁って、それっぽいのがありました。
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財布をくわえた犬(どうしようかな?)像

え?だめ?

ほんと、これしか撮ってないんです。
ごめんなさいwww

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薄いノートの作り方

Posted on 19 4月 2016 by

あさが来たが終わってあさロスになったけどやっと立ち直ったなかしぃです。宣ちゃん可愛かったなぁ・・・

ということで、ついに5年使ったスマホがご臨終になってスマホを新調したなかしぃですが、みなさまお元気ですか?アドレス帳や失くなったら困るデータはバックアップしておいた方が身のためですよ。

というわけで、今回のタイトル、「薄いノートの作り方」です。決して薄っぺらいノートの作り方ではないですよ、そこんとこ4649(^-^)/

さて、本題に入りますが筆者は前回の記事でモレスキンラージに今年のログとプランニングを記録していこうという決意をしましたが、スケジューリングをするにあたってマンスリーのページが欲しいなぁと思い、ネットでいろんなテンプレートのサイトを漁っていました。で、色々見た結果たどり着いたのがmoleskine.comのサイトでした。ここで会員登録してtemplateをダウンロードする画面から色々ダウンロードできます。

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とりあえず欲しかったブロックタイプのマンスリーのカレンダーをダウンロードしました。他にも旅行用のページやパッションシリーズのお試しページなんかが利用できます。やっぱりモレスキンにはモレスキンのテンプレートだよね。他にも根強い人気のモレカウカレンダーもありですね。

さぁ、ダウンロードして印刷してノートに貼り付けるぞ!と意気込んだものの印刷してちょきちょきしてそこまではいい。でも貼り付けるのは水糊?不易糊?ドットライナー?どれもいまいちフィット感がでない、糊は水分があるので全面に塗りたくると波打ってしまい書くときに書きづらいですね。ドットライナーとかテープ糊の類は結構使用量が半端ないです。

そこで思いついたのがA4のシール台紙です。A4全体がシールになっていてラベルシールのようなトムソンがない用紙です。これを使えば素人でも綺麗に貼れるっ!どうだ、参ったか!えっ、参らない?失礼しました。

さっそく試してみましたよ。こんな感じです↓↓↓

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普通の手帳なら見開きにカレンダーがありますが、筆者は左のページにカレンダーを貼り、右のページにTo Doを書く欄にしてみました。こういう柔軟なアレンジもできます。

読者の皆さまもここまできて薄々お気づきかもしれませんが、薄いノートの作り方と全然関係ないじゃないかとお叱りの言葉をいただくかもしれません。さて、ここからが本領発揮ですよ!

このシール台紙を使えばライフログで色々貼り付けてノートが太ってしまうのを防ぐことができます。例えば、ショップカードをそのまま貼ったり2枚に下ろしてもある程度の厚さはあります。でも、ショップカードやチケット、パンフレットをスキャンしてパソコン上でコラージュしたり編集してシール台紙に印刷すればあとは貼るだけです。これだけでも薄いですよ、薄っぺらくなるかどうかはあなた次第ですよ。

そうなると、写真でもコンビニで写真用紙にプリントアウトしたものを貼り付けるよりシール台紙に印刷した方が明らかに薄いです。

他にも可能性を秘めたシール台紙です。さぁ、薄いノートを作っていこうではありませんか!薄っぺらいノートの作り方ではなかったですが、記事が薄っぺらいということは突っ込まないでください。打たれ弱いなかしぃが現場からお送りしました。

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トラベラーズファクトリーと目黒川の桜

Posted on 06 4月 2016 by

先着特典は終わってしまったけれど、Perfumeの新しいアルバムにちなんだドリンクが飲みたくてWIRED CAFEに来ました。
3種類ある中からぱっと見気になって狙っていたRelax in the City。
店内はアルバム収録曲がガンガン流れてます。
早く迎えに行かねば。

最近はコラボカフェ流行りですね。
行っていたらきりがないくらい。結局リラックマもすみっコぐらしも行けなかった…

さて東京は今週で桜も終わりかなあといった感じですね。
ここ数年は友達と花撮りしていたんですが、今年は1人で撮影。
どこにしようかと考えて選んだのは目黒川。
トラベラーズファクトリー訪問ついでに行けるのではと考えました←単純。

これは4月4日に撮ったもの。


途中でこんなん見つけまして^^;

この時は池尻大橋に向かって歩きました。
人が多いのは中目黒近辺なんですかね?


枝垂れ桜発見。好きな桜です。


大橋から。
この後来た道を戻って中目黒から帰りました。

話は変わって。
トラベラーズファクトリー初訪問しました。
地図を頼りに歩いて行くと、割と早くに発見できました。

店内はもうトラベラーズノートユーザーにはたまらんだろうなって感じがしました。10周年記念缶ももちろんあって、実物を初めて見ました。これは本格的だわ^^;
私は見てるだけでニヤニヤ、接客してくれた店員さんにどうしよう連発でした(ご迷惑をおかけしました)。
キャメルももちろんあって、真面目でどうしよう、さあ困った。

結局どうなったかは次に書くとして(引っ張るんかい!)

ここはトラベラーズノートを持ってない人は目の毒です。買いたくなります。だけど東急ハンズなどで見るのとは明らかに違うので気になる人は一度行ってみるべし。
店員さんいわく、お店に来たけどその時は買わず、やっぱり気になって1年後買いに来た方もいたとのこと。革のカバーと値段がネックみたいですね。

そして今日4月6日にリベンジ。

下流に向かって目黒方面まで歩いて行こうかと思ったけど、人が多すぎて挫折しました。
さすがに道路にたくさん花びら散って落ちてましたね。


そしてトラベラーズファクトリーにも行きましたよ。

今日のことをトラベラーズノートのリフィルに書くと、ほぼ日手帳とはまた違った感じで思い出に残りそうですね。

なんだかよくわからない記事で失礼しました。

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モレスキン収納術という名の幻想

Posted on 03 4月 2016 by

さぁ、桜の季節がやってまいりました。関西の皆さん、今日~明日の大雨で桜が全部散っちゃいますよ。お花見行くならお早めに!話は変わりますがSMAPの「世界に一つだけの花」とKANの「桜ナイトフィーバー」は植物からみた人間批判ソングの二大巨頭だと思います。ソメイヨシノなんてある意味遺伝子操作で生み出された人工的な花ですから、接木というクローン技術で生まれた哀しい存在なんですよね。なので、昼から桜を愛でてきます。

閑話休題、昨日に引き続きモレスキンの話題です。さてみなさま、モレスキンを使い続けていると何冊も増えて収納場所に困りますよね。さすがに家でモレスキンタワーを作るわけにもいきませんしね。どんどん増えるモレスキンを積み重ねていくと仕舞いには月まで届く高さになるかもしれません。(さてみなさま、という出だしは関西の人ならおなじみ浜村淳氏のフレーズを思い出していただければ結構です)

そんなあなたに朗報です。ポケットサイズ限定の話ですが、モレスキンの収納法を思いつきました。それは、

「靴の空き箱に収納する」

ということです。

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ご覧の通り、10冊以上は入ります。筆者の例でいうとデイリーダイアリーが混ざっているので13冊いれてその上に2~3冊は乗せることができます。靴の空き箱もリサイクルできてたまったモレスキンもすっきり収納できて一石二丁拳銃です。バンバン!

モレスキンが何十冊もたまってきたら靴を買いましょう。そして空き箱を再利用しましょう。えっ、モレスキンは収納できるけど靴が増えて靴の収納ができないって?それは自己責任でお願いします。なんなら私に靴を買っていただいてもよろしくてよ。

 

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忘れないうちに旅の記録を~チーズ部編

Posted on 02 4月 2016 by

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またまたkonamaです。

さて、わりと綺麗にまとめたNotebookers Map編に続いて、忘れないうちに、食べる事大好きチーズ部の皆様に捧げる、チーズ部編をお届けします。

素敵カフェ、ノートライフからは少々逸脱したものになりそう…そして北海道美食旅にもならなさそうなので、あしからず。また、味についての感想などは個人の物ですので、さらりと流していただけると幸いです。

@lemonade_airさんがカムリマスで想像してたようなNotebooker風旅人じゃなくてすいません。むしろカムリマス派です。

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春は何色

Posted on 18 3月 2016 by

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誕生日が苦手だ。

いや違う、誕生日をお祝いされる事に慣れていない。
1月の6日という、北海道では完全に冬休みの真っ只中に生まれた僕は、母の誕生日が年末だったり、ひとりっ子だったりという嫌な条件が重なったせいで誕生日のお祝いは、母の誕生日と、クリスマスと、正月と、いつも一緒で、ついでに言うとお年玉までセットの中のオマケだった。

小さい頃は誕生会などと言うことをやった事が無いわけでは無いのだが、冬休み前から話を付けなければならず、半月も先もの話をするのが嫌だった思い出ばかり記憶している。

大人になっては流石に誕生日などと浮かれた事も無いと思っていたのだが、昨今の顧客サービスには誕生日クーポンなども少なく無く、しかし誕生日の前後1週間サービス(※ただし繁忙期は除く) となっていて航空券の割引きが非常に使いにくかったり、ボウリングが無料にならなかったりはよくある事だ。

恐らく。誕生日と言うのがイベントになっていないのだな、僕の中で。そう言えば友人の血液型や食べ物の好き嫌いは結構覚えているのだが誕生日になるとこれが全く覚えていない。多分僕は人の誕生日をお祝いするのも苦手だ。

「こんなにもどかしいの歳の差が、たった二ヶ月とはいえふたつになるなんてとても寂しいの。どうせならたった二ヶ月でも一緒の歳になれれば良かったのに」

冗談とも本気とも取れない君の言葉は悲しくって、だから僕は年齢が一つ追いついたお祝いをするために、プレゼントを選んだ。

色辞典。

二人で街を歩いていた時に新製品で出ていた色鉛筆。
中間色ばかりの色合い、そして全て和名の色名。

衝動買いするには少々高く、使い道も難しい色鉛筆の前で君が長い事試し書きをしていたのを知っていたから。

プレゼントした時の笑顔は長い時間を超えた今でも覚えている。

数少ない、誕生日にまつわるエピソード。そっと心の隅にしまってある小さなお話。

都会の大きな文房具屋さんで色辞典を見つけた。

僕がプレゼントにした第一集が好評で第二集、第三集が発売された事は知っていたけども、こんなに長く現役の製品として継続販売されるなんて正直思ってもいなかった。90色、バラで扱われているなんて事も驚いた。全然関係無いのに僕の想い出まで大事にされているような錯覚さえ覚えてしまう。なんて愛らしい色たちなんだろう。

今年は寒い日が多かったけど、それでも徐々に暖かくなってきて春が近づいてきている。

今年もやってくる、忘れない、3月18日。

おめでとう、そして幸せでありますように。

 

 

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男の背中は鞄で語れ!

Posted on 16 3月 2016 by

ホワイトデーに何ももらえず泣いてばかりのなかしぃです。そりゃそうやね、バレンタインデーに何もあげてないもん(岡田元オリックス・阪神監督風に)今からでも遅くないので何かちょうだい。

てなことで今夜も始まりました。オールナイトぺらじお♪ JPLV777Hzでお送りします。DJのなかしぃです。さて、リスナーからのお便りを紹介します。大阪市のなかしぃ卿からです。

先日仕事用のキャンバス時のトートバッグが破れました。長年使ってたものだけに残念です。泣いてばかりのなかしぃです。泣いてばかりもいられないので新しいトートバッグを買いました。東急ハンズの鞄コーナーで一目惚れです。条件としては大きめの2WAYトートで、表側にポケットが2つ以上付いてるのを探してたんですがいいのを見つけました。それがこちら、

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買ったのは森野帆布の2WAYトートです。森野帆布は1914年(大正3年)創業の海軍御用達の船舶用具メーカーです。その中でも『森野帆布船具工業特注艦船帆布4号』という今でも自衛隊に採用されている船舶やテントなどに使われる生地でできた鞄です。耐熱性、耐寒性、防水性、引張強度、引裂強度に優れているらしいです。さすがミリタリーユース!戦争が起きても生き延びますよ。一生使えるものがほしかったのでピッタリです。多少お値段は張りましたがお気に入りです。これで会社に行くのも楽しくなりました。なかしぃとお揃いにしたい人はお早めに、ネット通販では在庫残りわずかでしたよ。

で、こんな買い物自慢で終わるようななかしぃじゃありませんよ。Notebookersのみなさんもノートや手帳を鞄に入れてお出かけする人は多いと思いますが、それはぺら部員も同じです。でも、普通のNotebookersと違うところは、出先でノートなんて全然書かないくせに大量に鞄に詰めてお出かけしてしまうことです。無駄に荷物を重くするだけなのにバカですよね。なんなんですかね、このバカさ加減は。父ちゃん情けなくて涙が出てくらぁ・・・(>_<) ※このネタでくすっとした人は昭和ですよ。

リュックならいざ知らず、トートが重いと持つのがしんどいですね。肩に掛けても重たいです。なら無駄なノートは家に置いておけばいいのに。

でも、違うんです。重たい鞄を持ち歩かなければならない時もあるんです。でも少しでも楽したい!そこで考えたのがトートバッグ斜め掛けの術です。だがしかし!ただの斜め掛けではありません。わたくしが編み出したのはメッセンジャーバッグ式斜め掛けです。

どういうことかといえば、斜めに掛けるときにストラップを極端に短くして体にピッタリくっつけるようにします。そうすると、あ~ら不思議、トートがあたかもメッセンジャーバッグのように見えます。スタイリッシュなバッグにはスタイリッシュな持ち方ですよ。こうすると普通に肩から掛けるより肩への負担が少ない(気がする)しかもスタイリッシュな着こなしができます。

これぞ発想の転換です。トートの常識にとらわれない柔軟な発想ができるなかしぃは天才じゃないかなと思いますね。

トートをメッセンジャーバッグのように持つというだけの内容なのにこれだけ書ける文才は自分でも凄いと思います、はい。

やっぱり使わないノートは家に置いておきます。ていうか、使わないのなら買うなよ!

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旅先でしてしまう行動

Posted on 14 3月 2016 by

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どーも、しょーたです。

先日、社員旅行で金沢に行ってきました。
新幹線かがやきにも乗りましたよー。快適です。
何より全席コンセントが付いているの素晴らしい!(笑)

さてさて、金沢観光について語る場所じゃないので、
どこかへ出かけると、ついついしてしまう習慣の話をしましょう。

みなさん、どこかに出かけると『必ずしてしまう行動』ってありませんか?
駅名標を撮影したり、「ようこそ、◯◯へ!」みたいな看板を撮影したりなど・・・。

私は

文房具屋or書店へ立ち寄る

という行動をしてしまいます。

今回は近江市場近くの『紙文房あらき』さんへお邪魔してみました。
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ご当地物はないかなーと探して、これを買ってみました。
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紙モノのしおり(ブックマーク)です。

さっきHP見つけてみたてら、「『加賀百万石 利家くん』桐箱付きの評価印」とか良いな。
次に金沢に行くときは。。。

店舗によって品揃えが違うのと同じく、土地によっても違うことって結構あると思います。
地域限定商品はもちろんですが、ラインナップ、配置、POPなども全然違います。

それを眺めているだけで、色々な発見があります。

おそらく海外の文房具屋や書店は日本とは全く違うんでしょうね。
韓国くらいにしか行ったことないですが、もっと色々な国や地域に行ってみたいものです。

全然関係ないですが、ゆのくにの森でサンドブラスティング体験で作ったグラスもアップしておしまい。
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それでは、また。

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お題002「色」 ―空想技師の「砂」 に関する断片

Posted on 13 3月 2016 by

その砂(以下「砂」)は「虹の亡霊(タワブ・アルマユィトゥ)」「神の試練(ミシナトゥ・ムミン・アフラ)」「亡者への褒美(アイプティマタトゥ・ユアマ)」などと呼称。

「砂」は、チベット密教ゾクチェンにおけるラマ僧の「光の夜(ダウ・アッラユル)」という修行に用いられた。修行僧は、「砂」が敷き詰められた塔に入り、暗闇の中、四十日間、わずかな水と食料のみで過ごす。この間に、砂を食わなければ、修行達成となる。

「バビロンの東方に、「砂を食べる人々(クイ・コメ・デゥトライン・アレナ)」がいる。彼らは、「目を奪う者(イッリ・クイ・イン・オクロ)」に殺戮された」(プリニウス『博物誌』より)

「砂」+「目を奪う」=「砂男」 このドイツの民間伝承の類話は、中東アジアにも見られる。目を奪う=睡眠 というドイツでの展開とは異なり、 目を奪う=夢を奪う=現実に戻す という展開。

「目を奪う」=「夢を奪う」は、① 夢が現実世界に出現し ② それを葬らねばならない ③ そのために視覚を奪う という場合に成立する。

ヘロドトス『歴史』第三巻に「砂」の出所と考えられる沙漠の記述がある。その沙漠は現在の「パミール」に位置し、「無影沙漠(スーラ・ビラ・アッズール)」または、「虹の沙漠(スフラクァウス・クァザフ)」と名づけられている。また「砂」は「燃える水のように黒い」と。

その沙漠の周辺には、体中に砂を詰め込まれた上、切り裂かれた屍が層を成していたという。彼らは憑かれたように砂を求め、砂を奪い合い、殺し合った。その様子は「虹に狂う(マユヌン・ル・クァウス・クァザフ)」と表現されている。

「虹」の七色の科学的解明は、1676年のニュートンの実験による。その論文『光学』(1704)から100年。トマス・ヤングが『色と光の理論について』(1802)で光を三原色に還元。

同じころ、ゲーテ「色をプリズム分光やスペクトルのみで理解することはできない」と、20年がかりで執筆した『色彩論』(1810)。「心理補色」、「補色は色環の反対側に位置する」など、以降の色彩論に多大なる影響を与えた。

神が行った分光の記録。「民の言葉を分かつだけでは収まらぬほどに、神の怒りはすさまじく、塔を打ち砕く稲妻までもが、地表で分かたれた」(『タズウェルアブラヒム』第23章5節より)

同時代性をもって、モネ、スーラらに影響を与えた、ミシェル・ウジューヌ・シュブルール『色の定義と命名方法』(1861)。新印象派は、これら理論の科学的実践。

「光の混色」ではなく「絵画の混色」を、ヤング=ヘルムホイツの三色説(1852)の理論から解明したのは、オグデン・ニコラス・ルード 『近代色彩論』(1879)。彼は、織物の縦糸と横糸との調和について研究していた。シュブルールも、フランス王室ゴブラン織工場で染色の研究をしていた。

『タズウェルアブラヒム』(アブラハムの書)は、死海文書群から発見された。バベルの塔についての記述はフラウィウス・ヨセフスの『ユダヤ古代史』(95)よりも詳細である。現在では「偽典」とされている。

『アブラハムの書』によれば、「神の稲光により溶解したアスファルトと砕けたレンガで半数が焼かれ、空中から降り注ぐ透明な槍によって残りの半数が刺し貫かれた。残った半数も氷のような豪雨で凍えた。辺りは沙漠となり(以下略)」。その記述は、モヘンジョ=ダロ遺跡を髣髴とさせる。

「砂」と「虹」との関係を合理的かつ荒唐無稽につなぐのは、「砂」=「三原色」説だ。論拠は、「砂」が引き起こす現象を、「震える鏡(ムラトゥ・ヤルタユィフ)」「そよぐ絨毯(ヤタマハル・アルスヤドゥ)」などと表す記述から。

「砂」はひじょうに細かく、後代になってからは「聖灰」と呼ばれたほど。通常、極細粒砂は62.5nm(以下は全て平均粒径)。片栗粉で20-70nm、マグネシウムで3.6-8nm。「砂」は、片栗粉とマグネシウムの中間程のサイズ。因みに、銀塩写真を作る粒子は0.2-0.5nm。

「砂」は、外観の色で三種類に分かれる。シアン、マゼンタ、イエロー。粒子はほぼ球形だが、ところどころに貫入があり、そこからガラス質の結晶が鋭角的に飛び出している。「砂」同士が擦れると、ガラスを爪で引っかいたような音をたてる。不用意に触れると、肌を傷つけるのみならず、体内に侵入して眼耳鼻口喉肺等を損傷する。

「聖徳太子の地球儀」というオーパーツは、「砂」の構造を表している。

「砂」が聖徳太子へ贈られたのは、600年ごろ新羅から。「砂」に習熟した聖徳太子は、夢殿で『未来記』を書き綴った。

チベット密教の「砂曼陀羅」。 現在は、色別に分けた砂を、金属製の漏斗で少しずつ落とすことで描いていくが、かつては、水を薄く張った水盤(器世界)に「砂」を流していた。器世界には、極彩色のホログラムのような像が浮かんだ。

その時使った水は、厳格な手続きにより、星見の井戸へ流された。その井戸は深く、昼間でも星が映る。こうした井戸は世界各地に存在する。

「重油のように黒い」とされた砂漠は、現地ではイフガメ沙漠と呼ばれていた。イフー・イビフー・ガッメルは「白と黒の地」という意味だ。黒が「砂」だとすれば白は何か?

「砂」の貫入から飛び出したガラス結晶は、暗闇で光を放つ。その光は、それぞれ、赤、青、緑色。とても微弱な光のため、陽射しの下では、シアン、マゼンタ、イエローの三原色が視覚的に減算混色された「黒」が「砂」の色となる。そして、夜になると「砂」の赤、青、緑が加算混色され、白い砂に見える。

「砂」の砂漠に「虹」がつきまとうのは、そうした理由による。「砂」は微風や振動で動くたび、極彩色の光沢を這わせる。砂嵐がこようものなら、その光景は……

1860年 二十歳のオディロン=ルドンは、知己の植物学者の顕微鏡で、現在のタジキスタンに分布する龍舌蘭を観察していた。その根についていた「砂」が、ルドンの眼におぞましい世界を見せたようだ。1878年「眼-気球」という黒一色の絵以後30年にわたり、ルドンの絵画から色が消えた。

近年、「砂」は微弱ながら磁力を帯びていることも判明している。人の脳波も電磁波の影響を受ける。この沙漠で、内臓から溢れるほど「砂」を食うもの、「砂」の奪い合いをするものが、眼前にどのような光景を見ていたのか。

ルドンの絵が極彩色に彩られるのは50歳を過ぎてからだ。「ブッダ」(1904)、「若きブッダ」(1905)。極彩色の地獄から逃れるために必要だったのは「色即是空」の認識だった。

ヒエロニムス・ボスの奇想、ピーテル・ブリューゲルの細密画。沙漠の悪夢、ダリ。眼を伏せるキリコ。

「砂」の囚人達を「切り取られた瞼(アルユフン・クァス)」とよび、欲望の奔流を止めるため眼を奪った民が、「砂男」の正体である。彼らは常に「砂」と共にあり、「砂の人形(ダミュアトゥ・アルッラマル)」と化した人々を妄念の暴走から救い出してきた。こちらはカバラ思想の生み出した怪物「ゴーレム」の原型だ。

バベル崩壊後、「砂男」こと「不増不減族(ラ・ズィアダタン・ウ・ナクサン・マユムエナ)」は、自らの眼をつぶして幻惑を消し、「砂」を回収すると、東方の険しい地形に霊廟を建て「砂」を保管した。そこは、あらゆる宗教上の「絶対禁足地(アルマナティク・アラバス・アルムトゥラクァ)」とされている。、現地名は「境界の彼岸(ムマ・ワラ・アルドゥドゥ)」。

彼らのうちでも、実際に「砂」に触れることのできるのは、認定試験(アイクティバル・アルッタイヒル)に合格した者のみである。「空想技師(ムハンディス・ナッズウ)」の称号を得た彼らは、「砂」の前でただ、沙漠のことだけを思う。

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近代になり、「砂」の伝承に興味を抱いた国々は中央アジア、チベットに狙いを定め、激しい探索と争奪戦とを繰り広げることとなる。これが露英を中心としたグレートゲームのスタートだ。

「砂」にもっとも肉薄したのは、『さまよえる湖』で有名なスウェン・ヘディンである。1885年、ペルシア-メソポタミア探検時、沙漠で遭難し九死に一生を得た。助けたのは小さなキャラバンで、彼らはタリム川へ幻視の儀式に行く途中だった。

「タリム川は、東に流れ、塩澤に消ゆ。そのなほ北に、楼蘭がある」(『史記』(前2世紀))

スウェン・ヘディンは楼蘭を探すと公言し、まず湖(ロプノール)の探索を行うが、実際は、キャラバンがラクダの陰嚢にいれていた「砂」を求める旅だった。

そのキャラバンは、「空想技師」と「幻視者(ハリム)」で、彼らは「砂」をタリム川に流し未来を占っていた。ロプノールは年々北上していく。彼らはその位置を常に正確に把握していた。

スウェン・ヘディン。1900年『さまよえる湖』発表。この説は一笑に付されるが、グレートゲームに新規参入した日本は、焦っていた。日本は、遅れを取った楼蘭探索ではなく、チベットの砂曼陀羅の儀式に狙いを定めていた。

同じく1900年、川口慧海が、日本人として初めてチベットに入り、ダライ・ラマに謁見を果たす。そこで、中国語訳によらない経典などの研鑽をつみ、多くの土産とともに、日本へ帰国。その中に「砂」が含まれていたかは不明。

また、それに先立ち大谷光瑞を中心とする大谷探検隊は、たびたびの遠征で、ヒマラヤ方面のルート開発に全力をそそいでいた。そして折竹孫七は第二次世界大戦直前まで、西域の未踏区域の探索に尽力していた。

ヘディンは1934年に、ロプノールの復活を確認し、自らの説の正しさを証明した。タリム川は途中、伏流水となって命脈を保つ。その河床を丹念に探索した結果が結実した。

河床には、長年に渡り「空想技師」が流した「砂」が、堆積していたはずだ。

1934年ヘディンは、交友のあったアドルフ・ヒトラーをたずねた。手土産はなんだったろう?

1934年8月2日 ヒンデンブルク大統領死去。1934年8月19日 ヒトラー「総統」となる。 1935年1月22日「ハイル・ヒトラー」義務化。現在も、『ヒトラーの予言』に関する研究はさかんに行われている。

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傷つけずに・・・

Posted on 07 3月 2016 by

最近カフェノート部とか、ノート系部活が流行りらしいですが、元祖ノート系部活といえばぺら部ですよね。薄っぺらいノートの中身を自慢する老舗の部活ですよ。ちゃんと部活動もオフ会もやってたんだけどね、初期の頃は・・・そういや、今度東京でぺら部会やるらしいですよ。わたくし大阪在住なので行けませんが。クラウドファンディングで誰か旅費出してくれたら喜んで行きますけど。

ということで、今回は告白されたときに相手の心を傷つけずにお断りする方法を紹介しようかなと思ったけどNotebookersと関係ないやん、って突っ込まれるとガラスのハートが傷つくので、代わりに机を傷つけずにカッターで紙を切る方法を紹介します。

カフェとかでノートを書いていて、ちょっとパンフレットや雑誌などを切り抜きたいことってありますよね。そういうときに限ってカッターマットがなかったりしませんか?そういうときに朗報です。

まず用意するのはカッターです。これがないと今回のテーマが始まりません。そして、紙です。

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カッターの刃の先端部分を机に固定させて、紙の方を切りたい方向に動かすのです。例えていうならミシンです。カッターの刃は一切動きませんので机を傷つけることはありません。(カッターの刃先を机に押し当てるので点は付くかもしれませんが、気にしないでください)

ほら、傷がつかなかったでしょ?その要領でDVの彼と手を切るときも相手のお腹にカッターの刃先を当てて動かしたら悪縁も断てるかもしれませんよ。ちょっとメンヘラと思われるかもしれませんが、メンタルがぺらい”メンペラ”なので世間は許してくれるかもしれません。

 

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君の取り扱いを間違っていたのかもしれない

Posted on 01 2月 2016 by

皆様こんにちは。

またしても北国以外で積雪の予報が出ていますね。

前回同様、足元が悪くなります。

ぜひ長靴で、こっそりこっそり歩いてくださいね。

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事務所にずっといる職種です。所謂「事務員」なのでこの季節になると乾燥との戦いです。

紙をよく触るのでまずは手先の乾燥防止でハンドクリームは必須。

そのほかにも暇を見てオイル。べたべたなるから書類におかしなシミが。。。

 

写真の加湿器を導入。仙台LOFTで購入。(韻ふんじゃった)導入したばかりの時は、大噴火並みにもくもくしてました。

加湿されてるっていいね♪最高♪と思っていたのもつかの間、先般気づいたんですよね。

なんだろう。もくもくが少ないぞ??

これはあれか?

噴出する口の汚れが原因か?よーしよし、掃除だ。と息巻いて噴出口を拭いたり掃除しました。

 

が。

が。

この有様ですわ。

出ない。一時期の半分以下。導入した時は周りが濡れるくらい噴出していたのに。

説明書。。。ない。

HPに説明書。。。見つけれない。

ちとショック。いや結構ショック。

もはや近所の雑貨屋には春物の雑貨。もはや加湿器のバリエーションは期待できないし。

 

。。。仕方ないからあきらめました。

USBで電源をとれるのもすごく魅力だったのに。残念。来季はまめに説明書を読もうっと(違)

 

 

 

 

 

 

 

 

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