薄くったって、ぺらくったって、ノートの中では~平気なの f(^_^;
というわけで何が平気なんだか適当なことを勢いで言う困ったちゃんのなかしぃです。さて、今回は前回に引き続きトリッパーズノートについてどう使うか考察してみましょう。えっ、トリッパーズノートじゃない?何だったっけ?旅ってトリップでしょ!トリップしてるのはお前の頭の中じゃ!うん、そうだね・・・
さて、気を取り直して前回はなかしぃが2度目のトラベラーズノートデビューを果たして、さてどう使おうかというところで止まっていました。で、TNを何に使おうかという前に原点に戻ると、旅人ノートなので旅に関する使い方をしようと思いました。じゃあ、旅ノート?っていう展開になるでしょう、普通なら。奥野先生の「旅ノート・散歩ノートのつくりかた」で提唱されたアレですよ、パンフレットを切り貼りしたり旅の過程を記録すると言うアレです。
旅ノートね、実はモレスキンでやってたんですよ。結構作りこんで旅屋さんでの旅ノート展にも出展したことあるんですよ。でもね、あれって旅行から帰ってきてから作るにはかなりエネルギーが要るんです。気持ちがのっていると楽しく作れるんですが、いったん集中力が切れると作るのが面倒臭くなってくるんですよね。パンフレットを切ったり貼ったりするのも、写真をプリントアウトして貼るのも何もかも面倒臭い。そう言ったら身も蓋もないんですが、ぺら部ってそういうものじゃないですかぁ?途中で挫折する人種ですから。
それと、海外旅行や国内の遠出の旅行なんてそんなにしょっちゅうできないじゃないですか。金銭的にも時間的にも余裕がないまっとうな社会人にとっては高嶺の花で、頑張っても年に数回しか行けない。
では、旅を諦めるのか?お前は旅することを諦めきれるのか?Never give upじゃなかったのか?えっ、どうなんだ!お前は永遠の旅人じゃなかったのか?すみません、もういいですよね。ということで旅はどこにいたってできます。遠くに行けなくても日常を旅する気持ちが大切です。ちょっとカッコよく言いましたね。でも、今から紹介する旅のススメはほんとにぺらいです。
その極意は「ご近所を旅人目線で歩く」ということです。かつてぺら部のメンバー3人でそういう旅をしたことがあります。部長が以前大阪市淀川区せくしゃる&ばいおれんすな街、十三(じゅうそう)に住んでて、その周りをテレビの街ぶら番組風に歩き回ったことがあります。そのときにTNでこんなの作りました。

自分が住んでいる土地を旅人目線で楽しむ、または電車で数駅離れたところなんてもう異国の地ですよ。まさに「安・近・短」!なんだか「軽薄」に似てますね。ほんまぺらいわ!でも、身近すぎて見落としていたことが思わぬ発見につながります。TNブルーをかう2日前に買った「路上観察学入門」(赤瀬川先生と南伸坊と藤森照信達が書いた本です。今和次郎の考現学の系譜に連なる日常をずらした視点から見る面白い本です。まだ読破してませんが)に影響されて、近所を旅することを思いつきました。また、筆者のライフワークとして街中にひっそりとたたずんでいる近代建築巡りにもつながります。日常の中の非日常を探す旅です。有名な観光地への旅行もいいのですが、こういうのもいいですよ。有名観光地でない都市でも地味ではあるが色々見所があるものです。例えて言えばゼビウスで何もない平原にミサイルを撃ち込んだらソルやスペシャルフラッグが出現してテンションがあがるようなものです。(例えが分かり辛い?気にしない気にしない。気になるならググってみてください。余談ですがNotebookersのトップページでコナミコマンドを試したときの小躍り感にも似ています)
で、やっと本題のTNの使い方ですが、街歩きをするのに地図を見ますよね。ぺら部の属性として「迷子属性(または方向音痴ともいう)」という厄介なものが染み付いてます。地図を見ても迷いそうですがとりあえず地図を見ながら歩きます。で、TNのよいところといえばA4三つ折サイズにピッタリフィットということです。なら、地図をA4でプリントアウトしてTNに貼り付けて持ち歩きながら見ればええやん、ということです。グーグルマップや他の地図検索サイトで目的地を検索して自作するのもありなんですが、ぺらいので余り労力をかけたくないのです。なので、手軽に街歩きマップを入手する方法を紹介します。
1.旅行ガイドなど本からコピーする
お好きな地図が載っている本をカラーコピーします。お勧めは
「ぶらっと散歩コース」シリーズ
この本は有名観光地や大都市の近郊のマニアックな場所も載っていて、お勧めのルートが書いてあるので街歩きに最適です。
「京都|大阪|神戸[名建築]ガイドマップ」
この本は我がライフワークの近代建築巡りで愛用している本です。東京編もあります。他にも近代建築を巡る本は多数あります。多分世に出てる本はほとんど持ってます。
2.ネットからダウンロードする
色んな市の観光協会のサイトを見てみるとその街のお勧め観光マップとか、散策ルート付きのマップとか、見てるだけでも楽しいイラストマップなんかがPDFでダウンロードできます。たいていがA4サイズですので便利です。自分の住んでる市やとなり町を見てみると意外な発見があるかもしれませんよ。地味ですが秀逸なのは東大阪市です。
また、ローカルのテレビ局がやっている街ぶら番組のサイトから過去に放送した分のマップがあるかもしれません。筆者はJ:COM関西の「おちゃのこSAI SAI」という番組の街ぶら企画のコーナーが好きでよく見ています。主に商店街を回ったり美味しいお店を紹介するといった内容です。
商店街が独自のサイトを運営しているところもあります。関西でお勧めなのは中崎町と神戸乙仲通りのマップです。我が故郷伊勢にもおかげ横丁マップがあります。
3.鉄道会社の沿線おすすめマップをもらう
関西では阪急梅田駅の中央改札付近に沿線お勧めマップがあります。大阪市営地下鉄もマップを作成してまして、時々ウォーキングイベントを開催しています。このジャンルで外せないのはなんといっても近鉄です。日本最大の私鉄だけあって沿線マップの数の多さと完成度はハンパないです。近鉄は主要駅でももらえますがネットでダウンロードもできます。「近鉄 てくてくまっぷ」で検索してみてください。他の私鉄もあると思います、たぶん。
4.旅のしおりを作る
マップファンというサイトの旅のしおり工房というページが面白そうです(やったことないのにお勧めするっていうぺらい感じです。ちなみに、大阪の人って「○○ってええんちゃう、やったことないけど(見たことないけど、行ったことないけど)って言うフレーズを平気で言います)今度チャレンジしてみようかな。
という感じで地図を印刷してTNに貼り付けて持ち歩きながら地図を見て、時には地図に載っていないけど新たな発見を書き込みながら時には横道にそれたり(人生横道それまくりですが)路地に迷い込んだりしながら旅に病んで夢は枯野をかけ廻りたいです。
※主に関西の情報に偏ったのは筆者が大阪在住だからです。他の地域の方はそれぞれのマップを探してみてください。今心の地図の上で起こる全ての出来事を照らすよPe-Love’s map♪ お後がよろしいようで・・・
p.s. 観光地でもらえる折りたたみの地図って不便じゃないですか?