Archive | 1月 4th, 2016

新年の家計は元旦にあり

Posted on 04 1月 2016 by

講談社のmiffy絵本出版60周年企画として4月に応募した「miffyプレミアムノート」が12/30に届きました、miffy部のなかしぃです。去年はmiffyも還暦でした。いつかユトレヒトのmiffyミュージアムに行きたいmiffy部のなかしぃです。(大事なことなので二度言いました)

というわけで、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします、っていう挨拶が何がよろしくなのか、何をお願いするのかよく分かりませんがおめでたいのはなかしぃの頭の中です。

さて、Notebookersの読者の皆さまは新年から新しい手帳を使い始める人が多いと思いますが、家計を預かる皆さま!手帳よりも優れもののアイテム、「家計簿」を付けてみませんか?!家計簿にもカレンダーや手帳的な欄が付いてますからお金のログを取りつつ予定を書き込んだりライフログも付けることが出来ますよ。筆者は2014年の手帳総選挙で出会ったmiffyのシャンパンゴールドのカバーの家計簿に一目惚れして、その後キディランドに買いに走りました。そして書き込むボールペンもサラサmiffyバージョンを買いました。

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(右は抽選で当たったプレミアムノート(表紙が銀色でエンボスでmiffyのロゴと絵が描いてある方)、左は家計簿)

この家計簿は大人が持ってもぜんぜん違和感がないお洒落でシックな装いで、パッと見miffyと分からないところが粋じゃありませんか。miffy部のなかしぃが持つにふさわしい一品です。ということで去年1年間付けてました。

そして、せっかく家計簿を付ける習慣が身に付いたので今年もこのカバーを使いたいので文庫本サイズの別の家計簿を買ってきて中身を替えました。今年使うのは高橋書店のポケット家計簿No.40です。この家計簿は仕分け科目を自分の好きなように設定できるので堅苦しくなく、ざくっとお金の流れをつかむのに適しています。細かく科目が設定されていると仕分けに嫌気がさして長続きしません(あくまで面倒くさがりの筆者の場合です)。

さて、家計簿もスタンバイしたことですし、今年も家計を上手くやりくりして貯金を増やしていきたいと思いますが、基本的なことは収入>支出=貯金という黄金の公式らしいです。これなくして貯金は増えないです。ここ、テストに出ますよ。

さらに今年はとっておきのダメ人間のための貯金法をご紹介します。

1.貯金先取り法

毎月給料をもらってから色々使っていって、次の給料日前に残った分を貯金しようと思ってませんか?そんな宵越しの銭を持たない江戸っ子さんはいつまでたってもお金が貯まりません。なので、給料をもらったら先に貯金したい額を貯金してしまうのです。筆者がやっている方法は給料が振り込まれる普通預金口座に、給料日に一定額を定期預金の口座に移動するように設定しておくのです。筆者は一人暮らしで親元から離れているので収入の約2割を貯金するようにしています。そうすると、自然に貯まっていき、定期を解約するのが面倒臭いので使ってしまうこともないです。

2.小銭貯金法

一昨年に行きつけのバーのマスターからジャックダニエルの3リットル瓶をもらいまして、それに小銭を貯金していって年末に銀行で両替するようにしています。具体的には、100円以下の小銭を瓶の中に入れるようにして、1日終わって家に帰ってきたら小銭入れの中の小銭を全て瓶の中に入れるというルールを自分に課しています。これを1年365日毎日やります。そうすると年末にはかなりの金額が貯まります。500円玉貯金だと途中で使いたくなりますが、それ以下の小銭だと使いたくても細かすぎて使う気が失せます。そこが狙いです。また、銀行によっては両替に手数料をとられるところもあるので、そこは自分の口座に預金するというかたちを取ります。そうすると自分の口座に預金するだけなので手数料がかかりませんし、両替したお札を口座に入れなおす手間も省けます。

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さぁ、新しい年のマネーライフを家計簿で充実させようではありませんか!

追伸:miffy部発足に伴い部員を募集します。miffy愛を語ったりmiffyグッズの情報交換をしたいです。

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雪の結晶

Posted on 04 1月 2016 by

母が住む家には古いものがたくさんある。もういい加減に、古く、今は使っておらず、手入れもじゅうぶん行き届かなくなってしまったようなものは処分して、使い易くてきれいな新しいものにしようよと思うのだけど、そこに住んでいる母にとってはそれほどあっさりと変えられるものではないのか、そこに住んでいた家族(わたしも含めて)がそこに置いた時のままのように、古いものが、今もたくさんある。

*****

お正月で帰省した時に、三冊の古い古い辞典を手にとった。父と母の、若い頃から使っていた辞典。一番古いものは1960年頃に購入されている。

黒い表紙の、あちこち破れているのは、母の机上辞典。簡単な国語辞典に、英単語の綴りとカタカナでの読み方、ペン字のお手本まで付いていて、挿絵も普通の辞典よりたくさんある。わたしが子どもの頃にはまだ表紙も付録の地図も繋がっていたけれど、今は、扉が外れ、地図の頁も外れ、背表紙も外れ、バラバラになってしまわないよう背の綴じ目に端布を貼って補修してある。
ちょっとした調べものにとても便利な辞典で、母はずっと替わりの新しい辞典を探しており(だけどこんな辞典は見つからないよ!)、わたしも子どもの頃はよく拝借して使っていた。

赤い表紙は母が中学生の頃から使っていたという英単語集。最低限の情報だけの小さな英和辞典。
見返しに、アルファベットで書かれているけど意味を成してない何語だかわからない暗号のようなメモや、イニシャルの署名、鉛筆で書いたのを消しゴムできれいに消したか万年筆か何かで書いたのをインクが飛んだか、何やら筆記体の薄っすらした書き跡もある。表紙が外れっぱなしだったり先の黒い辞典よりも古いものなのにもかかわらず内側はわりあいに綺麗で、本人曰く「勉強してないのがよくわかる」辞典。

 
最後の、緑色の一冊は父の英和辞典。今も書店に行けば売ってる三省堂のコンサイスのシリーズ。母の英単語集にしても父の英和辞典にしても、英語の辞典は両親のものをあまり借りたことがなかったので、モノとしては見覚えがあるものの、じっくりと見たのは初めてだった。

A、B、C、D、E、F……頁を削ってアルファベットの切り込みインデックスを作ってある。

わたしの中で父は、好奇心は人一倍旺盛だけど疑問や知りたいことは人と会話することで得る、そしてまたそれが楽しくて仕方ないという、とても社交的で人懐っこく、軽い人。たまにじっと何かを読んでいるかと思えばカメラの雑誌で、それだって本当は、雑誌を読むよりカメラ屋さんや撮影会や写真家のトークショーみたいな場で人から直接話を聴いたり写真仲間とお喋りする方が好きそうで、ひとり勉強をしている姿は思い浮かばないタイプ。だからその辞書が父のものだと意識したことはほとんどなかったのだけど、母がいうには、父はこの英和辞典を案外よく使っていたらしい。

だけどそれより驚いたのは、見返しに書かれていた、モレスキンでいう “In case of loss, please return to:” の意味で書かれていた署名と当時の住所に勤務先だった。
父が若い頃の一時期、東京に住んでいたことは聞いたことがあったのだけど、それが東京の何処なのかとか、また勤務先も、この英和辞典にあった書き込みで初めて知ったことだった。

父の若い頃のこと、母に会う前のことは、私はもちろん母もよく知らない。何をしていたのか、何処に居たのか、どんな風に毎日を過ごしていたのか、独身時代の父を知る人から少しだけきいた話と、父自身が語るどこからどこまでが本当なのかわからない、おもしろおかしく、興味をひくように盛ったみたいな話でしか聞いたことがない。

ごんごん、ごんごん、と降り積もってゆく12月の終わりの東京の雪の夜の話。
すっかり積もった雪の中、世田谷の知人を訪ねた話。

遠いドラマか夢のようにふわふわして現実味がなく、そしてまた、語られないことは空欄のままで訊くこともなく、そういうものなのだと思っていた父の過去が、確かにそこに居たという事実になって突然現れたような、父の字で書かれた東京のアドレス。

東京の、勤務先と書かれてある会社のあたりの書店で英和辞典を買っている、写真でしか見たことのないわたしの知らない二十代の父の姿が浮かぶ。しとしとと降る冷たい雨かみぞれのような雪の中、コートを着て、一人で銀座の書店に佇む姿。
わたしのよく知るひっきりなしにお喋りをしている陽気で社交的な父ではなく、亡くなる少し前の、何かを秘めたような独りの姿、黙って何かを書いている姿と遺された父らしい饒舌なノートブックがふと浮かんで、俯いて英和辞典をひく想像の父とオーバーラップする。
 

*****

わたしが10代の終わりまで住んでいた家には、今も古いものがたくさんある。父のくにゃくにゃした独特の字で書かれたいろいろなものが、あちこちにそのまま置かれている。もうそろそろ、使う人が居らず埃をかぶったままになっているものは手離そうよと思うのだけど、今もそこにいる母にとってはそれほどさっぱりと変えられるものではないのか、そこに生きていた父がそこに置いた時のままのように、絵のように時を止めた古いものが、今もたくさんある。
 

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