Archive | 5月, 2018

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『人はなぜ日記を書くか』読後雑感

Posted on 27 5月 2018 by

※以下は別のブログに書いた記事を転載したものです。


『人はなぜ日記を書くか』 大島 一雄 著
Jパブリッシング(1998/11発売)


はじめに

日記という事件

本書にこのタイトルの答えを求めてはならない。なぜなら本書では「日記」ありきの論考しか行われないからだ。そのような姿勢で「日記」を扱うのなら、「日記」を解体するところまでいかねばおもしろくないのだが、本書において「日記」は、徹頭徹尾「日記」のままだ。
一体、この本において、いやこの本の筆者にとって、「日記」とはどのような「事件」だったのだろうか?

ここで唐突に「事件」という言葉を用いた理由は
「今の私の気分として日記はテクスト化すべきではない、と思うから」
と、今の私はとりあえず、説明するだろう。
結局、私は『人はなぜ日記を書くか』などいう問題提起には、なんの魅力も感じていなかったのだ。むしろ「人はなぜ日記以外のものを書きうるのか」のほうが、よほど今の気分なのである。

読んだ理由

ではなぜ、本書を手にしたのか?
その理由は本書が網羅している日記資料の豊富さである。それが本書唯一の長所である。
膨大な資料を読み込んでいるからこそ、筆者は、日記筆者と、その関係者の日記を、横断的に読み合わせることができた。
ただ、その作業が糸を毛糸に拠り合わせるに留まり、編み物を編むに至らなかった点が残念なのである。

日記から普遍へ

そのようにして立ち上がる日記(個人)相互の関係性としての編み物こそが「小説的」に「時代」を構成するのではないか。
そしてそのようにして立ち現れた「時代空間」は「無数の人称」によって、「普遍」となるのではないか。

そんな酔狂な考えが、頭をよぎった。

日記と世界

もともと世界とはそのように編まれている。
「日記」という「自己疎外=モダン」の産物を「時系列」で「横断的」に集成すると、関係性の全てを保持したまま「普遍=ポストモダン」が顕れる。「モダン即ポストモダン」「集団的個即一的全」
日記は「世界を顕す特異点」というわけだ。

穴に嵌まれ

もちろん、あらゆる文章のなかで、「日記」だけがこうした特権を担う、というわけではない。

全ての存在は縺れ合い、網目という「穴」を構築する。我々は世界を「綱渡り」しようとばかりするのだが、おそらくもっと、この「網目」に飛び込んでいくべきなのだ。
「個」から「個」を渡り歩くための順路を模索するのではなく、自らの質量をもって穴に飛び込み、周辺の時空を歪ませるブラックホールとなるべきなのだ。
この穴は、拡大すればするだけ、同じような網目が現れるフラクタルな構造を有する。
事件の解決のためであればその緋色の一本を解きほぐすべきなのだが、「解決」などという「予定調和」は、ハナからおよびでない。
ただ、やみくもに飛び込んで、跳ね返されたり、ぶつかったりしたいだけなのだから。

日記の特性

そのとき、我々が携えるべきが『日記』なのである。

なぜならば、日記は誰が書いてもよく、誰が書いても正しく、誰が読んでも(日記そのものを)批判できないという、稀有の特性を持つからである。
かつて、究極超人あーるは『誰も私がここにいることをとめられないのです!』と宣言した。このことをより重く考えねばならないと、私は考えている。

日記の不完全性

私がここにいること。私がここにいることを記憶すること。私がここにいることが及ぼした影響を記録すること。私がここにいることはあらゆるものがここにあることを証明していること。

一切の自己検閲を排除し、あらゆる忖度を度外視して日々生産される日記が構成するのは、「遅れてきた今日のモデル」である。それこそが「普遍世界」の極めて貧しい欠片なのだ。我々は、その不完全さを嘆いたり、不平を抱いたりするべきではない。

他人の日記を読む

我々は、多くの日記を、横断的かつ網羅的に読むことによってのみ、世界の全体像をまさぐることができる。
公開を気にも留めず、思いのままにSNSに垂れ流される脊髄反射こそが、現代の日記の一形態でもある。内省やら洞察なぞ、日記には求めてはいない。むしろ、そういう「作為」は邪魔である。

日記を読む場所

ただし、網羅的かつ横断的に読むことは、読者というメタレベルから俯瞰的に並列することとは全く違う。そのように読まれたとき、日記は単にテクストとなり「歴史=当事者性」が剥奪されてしまうだろう。それは日記性の消滅を意味する。

日記を日記のままに取扱うことも、日記性を消滅させることも駄目だというのなら、一体、日記はどのように読まれるべきなのか?(因みに、この本では「なぜ書くか」ではなく「いかに読むか」を論じている。ならそういうタイトルにすべきである)

日記とは生き様

「他人の日記を読む」とは「他人を生きる」ことでなければならず、「多くの他人の日記を読む」とは「多くの他人を同時に生きるというメソッド」でなければならない。

これは「輪廻」を体得する姿勢に酷似する。

我をもって我を空じ、他者を我として他者を空じるとき、世界を我として世界を空じ、我を世界として我を空じるという手触りを感じられるのである。世界は「あなた」でできている。

はじめにのまとめ

多分、「普遍」とは、そのようにしか捻出できないものなのだ。
すなわち日記とは、「ありうるべき世界」=「統制的理念」の破片なのである。

人はなぜ日記を書くか?

それは世界存在のあるべき姿を紡ぎだそうとする「我々」という存在者に共通する「根源的衝動」に他ならない。これがとりあえずの私の回答だ。

本編

それでは、この本を最大限有効活用して、今回のブログをとじよう。

すなわち「参考文献リスト」である。(各見出しは、引用書の章題)

Ⅰ 日記とは何か

『日記の虚実』紀田順一郎(ちくま文庫)
『蘆花日記』徳富蘆花
『戦中日記』シモーヌ・ボーヴォワール(白水社)
『日記論』ベアトリス・ディディエ(松籟社)
スタンダールの日記
@日記の自己言及性と「現在(同日)性」
『続高見順日記』(勁草書房)
『ヴァレリー全集 カイエ篇1』ポール・ヴァレリー(筑摩書房)
アナイス・ニンが日記をアヘン吸引にたとえていた
D.H・ローレンス、マルセル・プルーストは膨大な書簡を書いたが日記を書かなかった
プルーストは膨大で複雑な「草稿」を残した。カフカは日記も書簡も残した
ローレンスの「三つのチャタレー夫人」
『カフカ全集 7 日記』フランツ・カフカ(新潮社)
『ノートブック』ヘンリー・ジェイムズ
樋口一葉の日記=ノート(『樋口一葉全集』筑摩書房 第三巻上下)
『全集樋口一葉 3 日記篇』(小学館)
『セーレン・キェルケゴールの日誌』(未来社)
『トーマス・マンの日記 1933-1934』(紀伊國屋書店)
『トーマス・マンの日記 1935-1936』(紀伊国屋書店)
『トーマス・マンの日記 1940-1943』(紀伊国屋書店)
『無知の涙』永山則夫(河出書房新社)小説「土堤」の元となった箇所が削除されている
『人民を忘れたカナリアたち』永山則夫(辺境社/河出文庫)公開を意識していたため『無知の涙』のよさが消えている
『草稿 1914-1916』ウィトゲンシュタイン
『川端康成全集補巻一』著者十五歳からニ十五歳1914-24および1944-45の公表を意識しない日記草稿等
中上健次は日記を残さなかった 「枯木灘」の著者校ゲラ
吉本隆明『試行』巻頭の「状況への発言」
『吉本隆明著作集15』初期ノート
ヴォルグフガング・ケッペンの日記論
フィリップ・ルジュンヌ『フランスの自伝ー自伝文学の主題と構造』(1971)(法政大学出版局)
エドワード・サイデンステッカー 平安朝の女流日記
グスタフ・ルネ・ホッケ『ヨーロッパの日記』
diary,journal,notebook,cahiers(カイエ),carnets(手帳),journal intime《仏》(個人的日記),
tagebch《独》

Ⅱ 人は一日にどのくらい長い日記を書けるのか

『モンゴメリ日記(1897-1900)・その光と影』ルーシー・モード・モンゴメリ(立風書房)
『モンゴメリ日記(1889-1892)・プリンス・エドワード島の少女』 同上
『マリ・バシュキルツェフの日記』上下(国民文庫刊行者)
『アンネの日記』(文春文庫)
『青春さまよい日記』青木正美 (東京堂出版)日記収集家
『石川啄木全集 6 日記』(筑摩書房)
『百鬼園日記帖』内田百聞 (福武文庫)
『恋日記』内田百聞 (福武書店)
『戦中派虫けら日記』山田風太郎(未知谷/ちくま文庫)
『戦中派不戦日記』 山田風太郎(講談社文庫)
『占領下日記』ジャン・コクトー(筑摩書房)
『美女と野獣/る映画の日記』 ジャン・コクトー
『マレーシュ/ある講演旅行の日記』ジャン・コクトー
『定過去』(未邦訳)ジャン・コクトー
ヴァージニア・ウルフの完全版日記 全五巻
『ヴァージニア・フルフ著作集 8 ある作家の日記』(みすず書房)
『ゴンクールの日記』(岩波書店)
『ジュール・ルナール全集11』(臨川書店)
『左手の日記』大屋典一 (青娥書房)
『日本空襲記』一色次郎
『奇妙な戦争』ジャン・ポール・サルトル (人文書院)
『ドストエフスキー夫人 アンアの日記』 (河出書房新社)速記を反訳
スースロワの日記(ドストエフスキーにとって重要なもう一人の女性)
『古川ロッパ昭和日記 戦中篇』(晶文社)
『The Complete Notebooks of Henry James』ヘンリー・ジェームズ(Oxford)

Ⅲ 他の日記や日記作者について語ろうとする日記

『富士日記』武田百合子(武田泰淳夫人)
『成城だより』大岡昇平
@日記に非公表性による、関心ある他者への気兼ねの無さ(自己検閲がゆるむ)
『戦時の日記』ロマン・ロラン全集 26 (みすず書房)現存するだけで百七冊あるノートのうちの二十九冊分
『トーマス・マン日記 1940-1943』(紀伊國屋書店)邦訳された氏の日記のなかで最も厚い
『ジッドの日記 Ⅰ1889-1911』アンドレ・ジッド(小沢書店)本人による取捨選択のある日記集
『ヴァレリー全集 カイエ篇1』ポール・ヴァレリー(筑摩書房) 九冊
『ワイマル日記 上下』ハリー・ケスラー(冨山房)
『ニ十年代』~『六十年代』の5冊 エドマンド・ウィルソン
『神谷美恵子著作集10 日記・書簡集』(みすず書房) ウルフの訳者・研究者、精神科医
『野上弥生子全集 第Ⅱ期 日記』(岩波書店)
『アーネスト・サトウ公使日記 Ⅱ』(新人物往来社)
リチャード・ゴードン・スミスの日記
『罹災日記』永井荷風
『断腸亭日記』永井荷風(岩波書店)
『疎開日記』谷崎潤一郎『谷崎潤一郎全集』所収(中央公論社)
『内面の日記』ボードレール『ボードレール全集Ⅵ』所収(筑摩書房)
『ジュリアン・グリーン全集 日記Ⅰ、Ⅱ』(人文書院)
『ヨーロッパの日記』グレアム・グリーン
@ジャン=ポール・サルトルは十九世紀の日記を集中的に読んでいた。スタンダール、ゴンクール兄弟、ルナール、ダビ、そしてジッドの日記を、自分が日記を書く際に参照にした。
『ボーヴォワールの戦中日記』(白水社)
『カミュの手帖』アルベール・カミュ(新潮社)さまざまな作家の日記への言及。後半はみずからのjurnal
『ドリュウ・ラ・ロシェル日記1939-1945』(メタローグ)
『エリアーデ日記 上下』ミルチア・エリアーデ(未来社)
『秋田雨雀日記』(未来社)

Ⅳ 〈血〉で繋がり、〈性〉で作動し、〈夢〉として記述される日記

『穂積歌子日記 明治一法学者の周辺』(みすず書房)
『欧米留学日記(1912-1916) 大正一法学者の出発』穂積重遠(歌子の息子)(岩波書店)
『二十歳の原点』高野悦子
『自殺直前日記』山田花子(太田出版)
『インマンの日記』コリン・ウィルソンが言及 アーサー・インマン(ハーバード大学出版局)
『春の歩み』ジェームズ三木
夢日記の例 東雅夫による紹介「正木ひろし、島尾敏雄、つげ義春、横尾忠則」
『日本「日記」総覧』「歴史読本特別増刊」「事典シリーズ」(新人物往来社)
『小林信彦60年代日記』(白夜書房)
『アンネの日記 研究版』(文藝春秋)

Ⅴ 自殺者はどんな言葉を日記に残すのか

『ニ十歳の原点序章』高野悦子(新潮文庫)
『ニ十歳の原点ノート』高野悦子(新潮文庫)
『意思表示』岸上大作(角川文庫)
『もう一つの意思表示』岸上大作(大和書房)
『青春の墓標』奥浩平(文藝春秋)
『闇の産卵/立中潤遺稿 日記・書簡』(弓立社)
『転回点 -マン家の人々』クラウス・マン(晶文社)

Ⅵ 人は日記を書きながら苦痛のなかで死ぬ

『日本の名随筆別巻 28 日記』(作品社)
『「死への準備」日記』(朝日新聞社)
千葉敦子の日記形式の連続エッセー
『アミエルの日記』(岩波文庫)アンリ=フレデリック・アミエル
『麻酔剤服用日記』正岡子規
『仰臥漫録』正岡子規(岩波書店)
『動揺記Ⅰ』永山則夫(草頸書房)
『回復記』永山則夫
『死刑確定直前獄中日記』永山則夫(頸草書房)
『永山則夫の獄中読書日記』永山則夫

Ⅶ 日記は、どのように歴史の極限を刻みうるか

『南京の真実』ジョン・ラーベ
『覚え書』エマヌエル・リンゲルブルム
『ワルシャワ・ゲットー/捕囚1940-42のノート』ジェイコブ・スローン編(みすず書房)
『涙の杯/ワルシャワ・ゲットーの日記』A・ポロンスキー編(影書房)
『ワルシャワ・ゲットー日記/ユダヤ人教師の記録 上下』ハイム・A・カプラン(風行社)
『吉野作造選集14 日記ニ』(岩波書店)
『将軍の遺言/遠藤三郎日記』宮武剛(毎日新聞社)
『ヒロシマ日記』蜂谷道彦
『重松日記』重松静馬(風媒社)

Ⅷ 日記は独身者的な書きものである

『日記と人格の概念』アラン・ジラール
『セーレン・キェルケゴールの日誌 第一巻〈永遠のレギーネ〉』(未来社)
@フランツ・カフカは恋人に日記をすべて渡した。

Ⅸ 結婚のなかで日記はどのように継続されるか

 『アンナ・カレーニナ』に日記で触れた著名人の日記の例(※ここには名前のみ列挙する)
有島武郎、森鷗外、夏目漱石、永井荷風、山田風太郎、阿部昭、野上弥生子、アンドレイ・タルコフスキー、永山則夫、ドストエフスキー

Ⅹ 日記論・女性編としではなく

『蜻蛉日記』藤原道綱母
『ボーヴォワールの戦中日記』ボーヴォワール(白水社)
『インセスト』アナイス・ニン 非削除版
『ヘンリー&ジューン』アナイス・ニン
『火』アナイス・ニン 非削除版
頼静子の日記(頼三陽の母)
頼春水の日記(静子の夫)
『梨本宮伊都子妃の日記』
『近代日本の日記』(講談社)
『千葉敦子のななめ読み日記』(三笠書房)
『日記の虚実』(ちくま文庫)

ⅩⅠ フィクションの中に日記はどのように生かされるか

@日記の自伝化
『険しい道』ウェス・モンゴメリ自伝
『東京焼儘』内田百聞
『新方丈記』内田百聞
『日日不穏』筒井康隆
『イーディスの日記』パトリシア・ハイスミス
『一九八四』ジョージ・オーウェル
『収容所群島』アレクサンドル・ソルジェニーツィン
『イワン・デニーソビィチの一日』アレクサンドル・ソルジェニーツィン
『情事の終わり』グラム・グリーン
『鍵』谷崎潤一郎
『瘋癲老人日記』谷崎潤一郎
『正義と微笑』太宰治
『女生徒』太宰治
『日記の一揆』野坂昭如
『三島由紀夫/剣と寒紅』福島次郎
『クローディアスの日記』志賀直哉
『ハムレット日記』大岡昇平
『吸血鬼ドラキュラ』ブラム・ストーカー
『IT』スティーブン・キング
『ファウスト博士』トーマス・マン

以上(日記)

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合格スタンプ好きがランニング記録を残せている途中経過

Posted on 25 5月 2018 by

以前記事にした、今年から作ったランニングログのページ
すごい。えらい。頑張れてる。

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OHTOさんへのファンレター:および,金属製グリップを探して三千里

Posted on 20 5月 2018 by

親愛なるOHTOさまへ

 

初めてファンレターを書きます.neokixです.

昨日,なくしたと思ってすごいショックを受けたときに,このペンのありがたみが分かったので,このような形ですがポストをすることにしました.

ちなみに,ペンはカバンの奥底に眠っていました.なくしていなくてよかったです.

 

さて,以前パーカー社のIMシリーズに,OHTOさんの芯の互換性があるんだよ,という記事を書かせていただきました.

その後,油性ではなくゲルインクに行きつきましたけれども,やはりOHTOさんの替え芯を使っている次第です.

そしてこの間,ついついまたまたOHTOさんの商品をウキウキウォッチングしていましたところ,GIZAシリーズを見つけてしまい,

購入の運びとなりました.

 

GIZAシリーズ,重心が高かったり,キャップがくるくる回ったりすることもあるのですが,依然として書きやすく,

私にとってはもうなくてはならないペンになりました.

 

なによりも,やはりグリップが金属製なのは萌えます.べたべた,ドロドロにならない,そこが何よりもいい.

私のようなミニマリストくずれにとって,万年筆はあまりにも複雑すぎ,普通のボールペンはグリップべたべたべたべたベトベトンなのです.

拙者,何を隠そう,金属製グリップを探して3千里なのです(昭和).

リサイクルレザーの深いブルーも気に入っています.

嗚呼,ベトベトン+ほこりの悲しさよ

 

さらに,いろんな軸が利用できるのはよく,私はSARASA dryの0.5mm(RJLV5-BK)を入れて利用しています.

かの有名なジェットストリームではなく.互換性はあるようです.

0.7mmも買っています.次に入れようと思っています.

パーカーのローラーボールみたいにテープで魔改造しなくていいので,それもうれしいです.

PilotのJuice(LP2RF系)や,フリクション(BLS-FR5等)等入ればよかったのですが,それとは互換性がないみたいです.残念.

 

OHTOのみなさん,「いやいや,私たちの芯を使っておくれよ」とおっしゃるかもしれませんね.

しかし,近所に気軽に手に入れられる場所がなく,また,軸が金属製であるために残量がわからないので,ちょっとそこはごめんなさい.

 

しかしながら,OHTOさんありがとう.もうすっかり,信者なのです.

 

neokix

 

PS:ちなみにみなさんは何を探して三千里ですか?コメントなどで教えてください.

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青と赤の、毛糸のミニノートブック

Posted on 20 5月 2018 by

NUI008

コットン毛糸で作りました、ミニノートブックをお譲りいたします。
以前、黒と赤の毛糸で作っていましたものの、今回は青と赤での出品です。

青と赤の表紙に、中身はルールド(横軸)を意識して横に線が入るように編んでいます。

手のひらに乗る毛糸のミニノートブック。

青2点、赤2点、計4点、用意しました。

針や安全ピンの収納や、(使用例1)

チャームやワッペンの見本帖などにも。(使用例2)

表紙に刺繍してもすごくかわいいと思います。(使用例2の表紙)

使用見本写真は、Notebookersライターkonamaさんのものです。前回同様モニターになっていただきました。 konamaさん、いつもありがとうございます!
konamaさんは、ミントタブレットの缶を、ミニ裁縫ケースにされていて、
それに入れたところもかわいいので、再掲しますね。

サイズは、
閉じてるところ
縦 7.3cm
幅 4.8cm
厚み1.1cm
開いたところ
縦 7.3cm
横 10.0cm
厚み0.5cm

重さ 約16g

↓手に乗せたらこんな感じです。

一冊 1,200円(送料込み)

配送方法
クリックポスト

素材
毛糸 コットン100%

しおり紐には鳩のチャームがついています。
青い方がアンティークゴールド、赤い方がゴールドです。
(下の写真は見本です)

裏側の平ゴムは、こんな感じで縫い付けておりますので、
通常使用される分には、少々ひっぱっていただいても耐えてくれます。

前回同様、こんなパッケージでお届けいたします。

完全オリジナルで、他では売っておりませんので、文具雑貨好きさんへのちょっと変わったプレゼントなどにもいかがでしょう。

長くなってしまうけど、大事なことも。
ご注文の際は、以下のことを知っておいてください。
・編みもの製品全般に言えることですが、編み地本体には伸縮性があり、また、引っかかりに弱いです。
よって、ちょっとした突起などに引っかかり、糸が飛び出してしまうことがあります。
・手編みのものですので、既製品に比べるとズレやゆがみなどがあります。
手作りのあたたかみとご了承ください。
・一本の糸を編んでいる品です。お取り扱いは「やさしいきもちで」お願いいたします。
・作者は猫を室内で飼っています。
猫の毛など、製作中はもちろん、届け時にも混在しないよう注意を払ってはおりますが、
猫アレルギーや敏感な方はご遠慮くださるか、ご了承の上、お買い上げくださいますようお願い申し上げます。

ご使用になり、お困りのことが後から出てきた場合も、お気軽にご相談ください。
できる限り修理させていただきますし、ご自分で直したい場合もアドバイスいたします。
(修理の場合は、こちらへの送料のみご負担ください)

また、ご注文前でも気になることがございましたら、下記のメールアドレスへお気軽にご連絡ください。
nuiko★notebookers.jp
(★を@にしてください)

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布石の隙間

Posted on 20 5月 2018 by

すでにある世界は 落石避けの網目のようだ
また一つ石を置く 膨らむ歪む引っぱられる
置いた石は動かず 石を覆い尽す網目は動く
石は石に留まらず 周囲に波紋を投げかけて
詰め込んだ分だけ 網は自在に広がっていく



次の石をどこに? 網の全体を見通せぬまま
石を置いた瞬間に なにもかも変わっていく
どのような石でも どのように取扱おうとも
動かない石は動き 一方向に雪崩落ちていく
石のせいでもあり 石ばかりのせいでもなく



石は網の形を決め 網は石を一つにまとめる
石は岩山となって 網はところどころ綻びる
石は突然風化して 網目から零れ落ちていく
錆びてボロボロの 巨大なはりぼての網目を
丹念に解き解す為 ノートの隙間に石を置く


                 (囲碁)

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少し遠回りした週末の帰宅

Posted on 19 5月 2018 by

“The boarding will be start at 11:45 on 4th floor, she said.”

“boarding”という単語がとっさに口から出て「この単語は元々は空港ではなく、旅客港で使われていたんだよな。今まさに語源通りに使っているのか。」などと少し感動しながら、私は目の前の男性と、困って慌てている券売担当の女性の会話に割って入った。男性はこちらを振り向きに”Thank you”と軽い会釈をした。僕も適当に”No hey problema.”と返す。徳島のフェリーターミナルで交わした彼との最初の言葉だった。

彼と出会う前日、私は帰宅途中に神田にあるお好み焼カープで同僚と一緒に食事をし、そのまま駅中の神田鐵道倶楽部で飲みながら店内のディスプレイをぼんやりと眺めていた。ふと、自分が十分に疲弊し限界に近づいていることに気づいた。それは、何かのきっかけて音を立てて切れてしまうような切迫したものだった。私は会計を済ませた後、東京駅で閉店間近のみどりの窓口に滑り込み、寝台特急のチケットを買い求め、同僚に「良い週末を」と交わし寝台列車へ乗車した。この場所から少しでも早く離れる必要があると感じたのだ。翌朝に高松に到着すると、駅構内にあった連絡線うどんでうどんを食べ、そのまま特急で徳島まで向かい、寄り道をせずに市内フェリーターミナルに移動した。時間軸を正確に記すとこうなる。

Leg 1: 東京: (金) 2200 🚆 高松: (土) 0727 寝台特急 サンライズ瀬戸
Leg 2: 高松: (土) 0823 🚆 徳島: (土) 0936 特急 うずしお5号
Leg 3: 徳島: (土) 1200 🚢 東京: (日) 0730 オーシャン東九フェリー びざん

今回は「少し遠回りした週末の帰宅」の際、フェリーで出会った彼について書こうと思う。

私がこのフェリーに乗船するのは今回が二回目で、以前は東京から北九州の逆航路だった。この会社のフェリーは新造から間も無く、綺麗で、そして船内で販売される酒類がコンビニと殆ど変わらない価格だった。つまり、乗船中は天候に関わらず酔いどれていられるのだ。今回も船が岸壁を離れる前から船内の自販機でビールを何缶か買い、関空から飛び立ったであろう幾機もの旅客機が曳く雲を眺めながら、甲板でそれを煽った。

船内は大型連休後の週末らしく閑散としていて、彼を見つけるのは難しいことではなかった。もっとも、甲板でビールを飲み続けていた僕に彼から声をかけてきた。彼の喋る英語はとても紳士的な英語で、時々イタリア語の響きに近い訛りが出るのが年齢も相まって可愛らしかった。彼は世界に点在するいくつかの巡礼路を歩いている最中だった。今回の来日は四国の巡礼路が目的で、三月から歩き始め今日徳島にたどり着いたとのことだった。確かに、彼は十分に日焼けをし、笠を被り白い巡礼服を纏っていた。

彼とは乗船後の東京での乗継路線や、船内の自販機の利用方法などの話はしたけれど、不思議とそれ以上の話をしなかった。彼は基本的に私に個人的な質問をしなかった。私も彼に多くを投げかけなかった。甲板で沈む夕日を眺めたり、それから約束をしたわけでもないのに、早朝から朝日を見るために甲板に上がろうとしているところを偶然に出会い、各々に房総半島を上る朝日を眺めた。

彼は満ち足りているようにみえた。彼の動作一つ一つが、私が殆ど失ってしまった何かを感じさせた。lonly planetを開き何かを調べ、ノートブックに文字を記し、そしてゆっくりと外の風景を眺める。彼は、彼の人生を完全に楽しんでいた。私はどうであろうか。私は、過剰なコミュニケーションに疲弊していた。昼夜を問わず通知が届き、携帯の微かな振動音で目が覚める。そんな生活に心底嫌気がさしていた。

りんかい線の大井町で彼と別れ、私は帰宅した。カレンダーには翌週の予定がいくつか届いていた。私は日曜の昼間、ごく当然のことのようにいくつかのSNSアカウントを閉じ、携帯電話の連絡先を整理した。それから、冷蔵庫に冷やしてあったビールをグラスに注ぎ飲むと、少し幸せな気持ちになれた。簡単な答えにたどり着くまで、帰宅以上に遠回りをしてしていたようだった。

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ノートがなければ箸袋を。 (ピース・メーカーさんからのお題 No.069)

Posted on 18 5月 2018 by

ピース・メーカーさんのお題:069.パンがなければケーキを。ではノートがなければ?

 

昔,大学にダンディーな声の言語学の教授がいた.

その人はよく,「言語学者はねぇ」といって,言語学者あるあるを授業で言っていた.

渋いその声で.

 

その中でも印象的だったのは,「言語学者はねぇ,酒屋で議論になると,樹形図を箸袋に書くんだよ.

 

詳しくない人のために解説しておくと(僕もそんなに詳しくない),樹形図というのは,

構造主義言語学(いろんな言語って実は共通した構造パーツからできてるよね)という人たちが使っている言語の分析表記方法で(詳しい人,こんな説明であってますか),

言語を樹形(···ピラミッド型っぽいよね)に表す表記法です.

たとえば,こんな感じ.

これを箸袋に書くというのである.

ということで,言語学者にとっては,「ノートがなければ箸袋に書けばいいじゃない」ということになるだろう.

 

しかしよくよく考えてみると,いろんなところに走り書きってできるものだ.

後はそれを,ノートに貼り付けておけば一件落着.

 

貼られる側がもったいないではないか!と思う人もいるかもしれない.

しかし,大切にしたいのは,そのモーメントだろう.

 

その

ジョットして

スクラブする

その理性的かつ感情的な

モーメントが!

 

···ボールペンのほうは,店員さんか大将にでも借りてください·

 

neokix

 

[[[ちなみに]]]

ノート: 無印良品 開きやすいノート A5 ドット方眼 (多分廃盤)

写真中のペン:OHTO GIZA + Zibra SARASA Dry 0.5

樹形図を描いたシャーペン:Bic Matic

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ワクワクはどこから来るのか?

Posted on 13 5月 2018 by

こんばんは。れでぃけっと と申します。
滅多に書かない2016年度ライターです(すみません)

以前こんな記事を書きましたが・・・

手帳社中presents手帳年初め~手帳かるたと新春の手帳と出会う3時間~に行ってきました


この時ゲットしたCITTA手帳を2018年に本格導入しました。
というのも昨年7月に手帳ライフコーディネーターさんの講座を受講しまして、課題に
「ワクワクリスト108個を3日以内に提出」というのがあり、講座では10個も厳しかった
ダメダメな受講者が締め切りギリギリに提出。
CITTA手帳の基本である「自分を愛すること」「自分を大事にすること」の大切さを教わり
この手帳は自分に合っていると感じました。

最近は自分で決めた時間内(だいたい1時間)にワクワクリストを書くことにしています。
自宅より外のほうが集中してできるみたいなので、スタバとかに行っています。

ワクワクリストって何を書けばいいんだろう?と思いますよね?
とにかく思いついたものを書いてます。

オレンジ色で書いて、青で理由(何故そうしたいのか)を記入。
もう欲まみれですよ。何かを買うとかそんなのばっかりです。
「こんなこと書いていいのか?」と制限をかけずに思いついたことを書くのがいいらしいです。


ほんの一部です。字が汚くてすみません。

本当はここからウィークリーに落とし込んで行くんですが、私は書いたら忘れてることが多いです。
でも後で読み返すと叶っていることがあります。知らず知らずのうちに行動に向けて動いているんですね。
ワクワクすることって待ってるだけではやって来ない。
じゃあどこから来るのだろう。結局は自分の気持ちからなんじゃないのかなと思うこの頃です。
講座で書けなかったのはそれだけいろいろなことに疲れていて、ワクワクを感じることができなかったのかなって。

少しずつでいいからやりたい事を叶えていきたい。
それがほんの些細な事・すぐにできない事だとしても。


今年の手帳は白。手帳ライフコーディネーターさんから買って、後日青木千草さんにサインしていただきました。
青木千草さんのセミナーをいつか受けてみたいです。
お値段も競争率も高いけど・・・

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“ほぼ日weeksMEGA”利用状況の検証

Posted on 13 5月 2018 by

この一月から使い始めた”ほぼ日weeksMEGA”。
「こんな使い方をしていこう」といろいろ決め事をしておりました。

2018年1月からのNote布陣
“ほぼ日手帳weeksMEGA入手記念。2018年1月スタートの布陣

5月も半ばとなり、実際のところどのように使っているのかを検証しました。

表紙とペン

 表紙にさほどの傷みはない

筆記具のセットは、裏表紙の見返しに MIDORIの”ペンホルダーシール〈タイトルポケット付〉のオレンジを貼り付けて使っています。ペンはZEBRAのClipONです。

見返し

予定表を挟んである

仕事の予定と最寄の図書館の予定をクリップで挟んであります。付属のポケットシールを貼っていますが、あまり使っていません。日常的に電車を使うなら時刻表とか路線図を挟みたいところです。

手帳に予定を書き写さないことに、若干の疑問を感じていますが、突発的な理由で休みをズラしたい場合、他の方の出勤状況がわからないと調整のしようがなく、そうすると全員分の予定を書き写さないと役に立たないということになるから、という理由で納得させています。

図書館の方は写してもよいのですが、気にする頻度の問題で。知りたいときにわからないと困るけど、そういう状況があまりないから、ということです。

年・月

 やはり白い

もともと、スケジュールはガラガラなのでこんなものです。年間スケジュールは、ほとんど開店休業中。

予定の管理は、月がメインです。一日を終えるたびに、マスを消していきます。

週・My 100

ページのヘリが折れ曲がるのが気になる

週には、実際に行ったことを書いてます。余白にはメモを。書ききれない分は、後半のNOTEにこぼれます。参照性が落ちますが、日付と記号で対応。

My 100は、「読み終えた本」のタイトルと日付を記録してます。

NOTE

 やはりこうなる。

整然としたノートに憧れながら、やっぱりぐちゃぐちゃ書くのが好きだったのだなと再認識しました。「後で読めますように」それだけを祈りながら、メモをとっています。

現在36ページほどなので、このままでは大幅に余ってしまいます。ますます使わなければなりません。

NOTE2・見返し(裏)

 こんな風に貼りました

NOTEの後ろは、「欲しいものリスト」にしています。主には読みたい本のメモですが、インクなどの文具もあります。増える一方ですね。

まとめ

栞紐は2本ついていて、見出しシール(貼り直し可)が三枚ありました。使っていてすぐに開きたいページは、「年」と「月」と「週」と「NOTE」と「欲しいものリスト」と「My100」の六ヶ所なので、最もよく開く「週」のページに、栞紐を追加しています。

ボールペン四色は、なんとか使い分けできています。バレットメモ風の記号(アイデア、タスク、メモ、引用)は、用意しましたが活用できていません。

これまでのところ、「手帳」として支障はありませんので、このまま奔放に受け止めてもらおうと思います。

ご参考にはならなかったとは思いますが、検証を終ります。

(定期)

 

 

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ノートの人格 と 4月のマンスリー絵日記

Posted on 06 5月 2018 by

本気だから躊躇わない
感情だから今しかない
真実だから茶化さない
率直だから忖度しない

思いやりには屈しない
優しくされて甘えない
他人の顔色は窺わない
体調管理だけは万全に

世界のことは判らない
見ていても刺さらない
交感は全て痛みだから
自己破壊アンド再構築



交換日記で交歓しない
日記は担保にならない
非公開のつもりで書き
全公開するという責任

感情から離れぬように
ギリギリの距離を保ち
自問自答のキスをして
記した途端に他人行儀

身を守る道具じゃない
傷つける武器じゃない
酸素が猛毒である事と
同程度には有害だろう



素直さを言い訳にせず
耐えたことに充足せず
人の為と思いあがらず
自分を褒めたりしない

そんな人になりたい?
べつになりたくない?
これはノートの話です
ノートの人格の話です

                        (尊厳)

おまけ:4月のマンスリー絵日記

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