Archive | 2月, 2020

辞書を読んだら楽しいって言ったのはどこのどいつだい?

Posted on 25 2月 2020 by

コロナウィルスの影響で外出ができなくて困っているそこのあなた、暇を持て余しているのであれば辞書を読んでみるというのも一興ですよ。辞書は引くためのものだけではありませんよ。中学生の頃に卑猥な単語を調べたことのあるあなたなら、辞書を楽しむ素養は十分にありますっ!

というわけで、おすすめの辞書を独断と偏見で3冊紹介します。まず1冊目は三省堂の新明解国語辞典です。筆者は昔この辞典をモチーフにしたエッセイである赤瀬川原平の「新解さんの謎」夏石鈴子の「新解さんの読み方」「新解さんリターンズ」を読んで興味を持ちました。新明解国語辞典(以下、新解さんと略す)はその独自の言葉の解釈が有名で、先に挙げた3冊は面白い語釈を取り上げて紹介しています。魚の紹介の後に、おいしいと感想が書いてあったり、抽象的な言葉にハッとさせられたりします。筆者は海外駐在の時にこの辞書を持って行って暇なときに読んだり、日記に書くことがない日にはパラパラっとめくって目についた言葉を書き写したりしてました。

2冊目は、STAR WARS英和辞典です。ジェダイ入門編、ジェダイナイト編、ジェダイマスター編と3冊ありますが、どれも単語の実用例が映画のセリフから引用されていたり、単語のイメージをスターウォーズのキャラのイラストで説明したり、映画に出てくる用語やキャラクターについても載っています。スターウォーズファンで英語学習者ならおすすめです。筆者は7~9の3部作からはまったにわかファンですが、ジェダイマスター編を購入して少しずつ読んでいます。ジェダイならまずFORCEを調べてみることをおすすめします。もちろん I have a bad feeling about thatとかMay the force be with youなどお決まりのフレーズも載っています。

最後に、辞書と言っていいのか疑問ですが、アンブローズ・ビアスの悪魔の辞典をおすすめします。日常使われる単語に皮肉たっぷりで時には悪意のある語彙が載せてあり、性格がひねくれている人には面白さ倍増です。

あまり詳しく解説しませんでしたが、それはそれ、やっぱり手に取ってみて実感してもらう方がいいと思います。さぁ、言葉の大海へ泳ぎだしましょう。そして言葉の意味の深さに溺れましょう。

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R.I.P.Nomura as a Notebooker

Posted on 20 2月 2020 by

ノムさん亡くなりました。R.I.P.です。阪神を指揮していたころめっちゃ好きでした。小さい頃は野球って来た球をバーンと打ってサーッと走ってビュンって投げてみたいな、ある意味”Don’t think, Feel!”みたいなスポーツだと思っていましたが、ノムさんのID野球に触れてから一球一球が頭脳戦であり心理戦だということに気づかされました。

そんなノムさんは球界のNotebookerとしても有名です(個人的に)。その証拠に、「野村ノート」「野村メモ」等ベストセラーの著作を世に出し、考える野球を世間に広め、ヤクルトでその実績を開花させました。残念ながら阪神や楽天では最下位に甘んじましたが、その両球団においてノムさんの後を継いだ星野監督が優勝に導いていることを思えば、野村哲学が種をまいて水をやった結果、星野監督が収穫したともいえるということはファンの間では定説になっています。

そんなノムさんのノートやメモには配球理論や打者・投手の駆け引きや心理、指導育成やチームマネジメント、奇策を得意とした弱者の戦法など野球理論にとどまらずチームやリーダー、ひいては人づくりまで幅広く考察されています。これらを読むとノムさんは本当に野球が好きだったんだなぁと思います、読んだことないけど…

筆者はどちらかというと野球よりもサッカー派なのですが、サッカーで知将というと「考えるサッカー」を提唱したイビチャ・オシム監督です。彼のサッカー観は好きだったのですが、病気のため日本代表監督を降りざるを得なくなったので、オシム監督が率いる日本代表のW杯を見たかったです。そんなオシム監督も多数の著書を書かれています。彼の著書も素晴らしいですが、彼のことを追ったルポも感動ものです。

そして、最近買った本で(まだ読んでいないが)岡部将和氏の、”ドリブルデザイン 日本サッカーを変える「99%抜けるドリブル理論」”という本があります。どういう内容かというと、サッカーのテクニックの一つであるドリブルについて理論化した本です。本人も神技ドリブラーで、ドリブルデザイナーを名乗っていて彼のユーチューブは世界中で視聴されています。そんな彼も神童と呼ばれながら挫折を味わい、得意なドリブルで生きていくことを決める中で、今まで感覚だけでやってきたドリブルを文章化、理論化して他人に指導して誰でもコツさえつかめば上達するということを提唱しています。

感覚や身体動作を言葉にして誰にでもわかりやすく伝えることによって、だれでもできるようになるという効果がありますが、自分の気づきにつながることも多々あると思います。例えば、これを自分の得意分野や好きなジャンルに当てはめて、今まで培ってきたノウハウやどこが好きなのか、なぜ好きなのかということをノートに書きだしてみたら面白いと思います。

例えば、筆者は絵を描くのですが、感覚やセンスにまかせて描くのではなく、例えば似顔絵や人体を描く理論であったり、物を単純な形に置き換えて描くとか、色の付け方など基本を学んだうえで描くとましな絵が描けます。自分のスタイルを確立させたら自分なりの理論を書いてみたいなと思います。

読者の皆さんもそれぞれ得意分野が何か一つあると思いますが、Notebookerなら一度自分の知識やノウハウを整理するうえでも紙に書いてまとめてみてはいかがでしょうか。とりあえずは好きなことを人に喋る感覚でいいと思います。

さて、私はまだ読んでいない本についてさも読んだ風に語れるノウハウを書いてみましょうかねぇ。

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無限増殖する本と裁断の日々

Posted on 14 2月 2020 by

こんにちは、neokixです。

ずいぶん昔になりますが、私は壁一面の本棚を捨て去り、もう本は買わないぞ、本は図書館で借りるぞ!と無謀なことを考えました。そのころちょうどミニマリストが自分の中でブームになっていて(今もそれなりにブームですが)、もう私はミニマルに生きるんだ!と思っていたわけです。職業柄そんなことをできるはずもないのに、です。その際、大量の本を裁断し、スキャンしました。その時はちょうど、僕には時間がたくさんあったのです。

しかしまあ本というものは不思議なもので、やはり増えるわけです。増殖する。そして、隠れたところから出てきたりもする。そんな折に、ちょっと引越しをすることになったこともあって、また裁断の日々がはじまったわけです。

手順としては簡単です。まず、本を選びます。そして、OLFAのロータリーカッターと、アルミニウム製の定規と、これまたOLFAのカッターマット(A4)を使って、本の背表紙部分を取り去ります。そして、Brotherのやっすいドキュメントスキャナにそれをぶち込むわけです。(このコンボは非常にお勧めです)

しかし、本の選定もなかなか難しいものがあります。もちろん、もう読まない、いらないという本については、ある程度の失望感なんかがありますので、捨てるとか、ブック・オフに売りに行くとか、そういうことができます。それは容易。

しかし、絶版の研究書などはさすがに裁断できません。保存するなら裁断でしょ、という向きもあるかもしれませんが、それはそれ、これはこれです。

一方で、教科書なんかはすぐ裁断できます。あと、古典的な研究書や、私的に時期が過ぎたもの、再購入が可能な小説もたいていは裁断できます。シュッツとか、ジンメルとか、村上春樹とか、そのあたり。フーコーなんかももう容赦なく裁断してスキャンされます。ヴィトゲンシュタイン先生には、もう少しお付き合いいただくので、ステイです。

そうこうしているうちに、どんどんと今度は、裁断された哀れな本の残骸の紙の束ができてきます。これもまた、紐でくくる必要があります。そうすると、どんどん哀れな元・本たちがたまっていく。それを見ていると、あぁ、残念だな、悲しいな、となるわけです。罪悪感すら感じるわけです。こんなことなら、私の元に来なければよかったんじゃないか、とかそういう風にすら思うわけです。

これまたノートもたまっています。たぶんまるまる燃やしてしまっても困ることはないのでしょうけれど(自分ノートを読み返すことはごくまれにありますが、ごくまれですので)、それでもやはり場所は取ります。たぶん30冊ぐらいのノートはあるんじゃないかな、と推察します(連番をつけるべきですね)。

そういう具合で、本を切り刻んで01000100100にしても、ノートを横目に睨んでも、どう頑張っても引っ越しというのは大変なものです。この時期、引っ越しで悩んでいる方も多いでしょうなぁ、とそんな人々に想いを馳せます。スキャナが一定のリズムを刻んで、どんどんとインクの染みをせっせと 0100010101101に置き換えていきます。

いったい私はどこで、道を誤ってしまったのでしょうか。

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Ω(肉の抵抗)

Posted on 10 2月 2020 by

今書こうとしている話の話
死ぬ前に見る現実を語る話

仮題「アウトロ」

文庫本サイズノート一冊へ
参考文献からの抜書と評価
採用文体のバリエーション
テーマとモチーフのリスト
思い浮かんだことを自由に
それらの全てを手書きする

思考は筆記に引き留められ
キーボードの速度を渇望し
置いていかれる口惜しさに
肉体の重さと不自由さとを
嫌というほど実感するのだ

ダイソーノート(文庫本サイズ)144枚

だがテーマが死である以上
観念と身体との邂逅の間で
思念が肉体に肉体が思念に
拘束されている閉塞を感じ
その間接的不自由さこそが
生きる死ぬ物体の重力の証

だから肉体が打鍵によって
チートする怠惰が導入する
形而上学的で値打ちのない
上滑りを綿密に排除する為
とにかく手書きにこだわる
肉の抵抗値を測る為である

華厳経ノート

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手書きの履歴書で内定GETだぜ!

Posted on 07 2月 2020 by

鈴木杏樹のいってらっしゃいが昨日で打ち切りにショックです。なかしぃです。ケイジとケンジはそのまま続けてほしいです。なかしぃです。皆さん、不倫はだめですよ。プリンもだめです。風鈴もだめです。

というわけで、先日履歴書は手書きかワープロ打ちか?という話題をネットで目にしました(ワープロ打ちっていうのも死語ですね)効率を考えればワープロ打ちの方がいいんでしょうけど、採用する側にとってみれば手書きの履歴書は手軽にスクリーニングできるいい方法だと思うんですよね。例えば、殴り書きで書かれていたり、判読不能な字だったりすると中身を読む前にゴミ箱行きで、面接する時間が省けます。合理的な方法だと思います。よく言いますよね、「字に性格が表れる」と。

ただ、字が綺麗でもその人がいい性格かということは保証できません。筆者は性格が破綻しているダメ人間ですが、一応硬筆書写検定2級を持ってます。しかし、自分を売り込むツールである履歴書を雑に書くという人間は仕事を任せられる人間かといえば誰もが首をひねるでしょう。

でも、履歴書は失敗しても修正テープで消すわけにもいかないし、一発勝負の緊張感あふれるものです。そこで、失敗を恐れず書く秘儀を伝授いたしましょう。名付けて、

摩擦筆作戦

ぶっちゃけ言うと、フリクションボールペンで下書きをして、あとから清書してドライヤーで一気に下書きを消すという作戦です。これならプレッシャーを減らせます。下書きを清書する段階で失敗する人はあきらめてください。

ただ、注意してほしいのは、そうやって書いた履歴書をマイナス10℃以下の環境に置かれてしまうとフリクションで書いた字が復活するのです。怖いですねぇ…ってそんな心配はほぼないでしょうが。

うすうす気づいている方もいらっしゃるかもしれませんが、絵を描くときに下書きでフリクションを使う記事の応用編です。

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