あなたのノートに書き留めてほしい水中生物-ゴマ粒サイズの春の使者ダンゴウオ どんべ

Posted on 11 4月 2012 by

こんにちは。どんべです。ダイビングが好きです。
今回は不思議なお魚ダンゴウオのご紹介。

まずは、愛らしいそのお姿の写真をどうぞ。

ダンゴウオ

擬態のクオリティが高すぎて、見つけにくいかも知れません。

ダンゴウオ横

横から見るとこんな感じ。頭← →しっぽ 

寒い海に住んでいるので、東北の海ではもっと見られるようです。
春先のこの時期のみ、神奈川~東伊豆の海でも見られます。まさに伊豆ダイバーにとっては、春を告げる使者なのです。

とても変わった魚です。

まず、特徴的な2等身の体。人によって例え方が異なりますが、「きんぎょ注意報のぎょぴちゃん」「正面顔はドラクエのスライム」「ポニョ」などといわれます。
お腹にヒレが発達してできた吸盤があり、それで岩や海草にくっつき、擬態します。写真は赤い体をしていますが、緑色の海草にくっついてる子は緑色になります。そんなわけで泳ぐのは下手です。くっつくための体になってるんですね。
基本的に動かないので、見つけたら写真撮り放題!ひゃっほう!

写真は大人のダンゴウオ。赤ちゃんダンゴウオには、頭に白い輪っか模様があり、ダイバーは「天使の輪」と呼びます。
愛らしい2等身と特徴的な生態で、ダイバーに愛されています。

そして、愛される理由がもうひとつ。

希少な魚というわけではありませんが、見つけるのは至難の業。たとえば下の写真の中に一匹いるんですが、わかりますか?
トップの写真は、この写真からダンゴウオの部分だけ切り抜いたものなんです。

ダンゴウオを探せ!

わからなくても落ち込まないでください。
何せこの子、大人になっても1cmほど。そのくらいあればむしろ良心的なくらい。
他の人が見つけてくれて、「ほらほら、ここにいるよ!」と指差されても見つけられない。そのくらい小さい。

赤ちゃんのサイズなんか2mmくらい。肉眼ではノミとかダニのレベルです。
そしてこの擬態のクオリティ。

見つけられません(涙目)。

ダンゴウオファンは、この時期、このゴマ粒サイズの春の使者を探すためだけに、一日費やして大海原へ旅立ちます。
つくづく、ダイバーって変な生き物です。

愛らしい見た目と見つけにくさゆえの希少さが、ダイバーに愛される理由。
見つけられるとめっちゃうれしいです。そりゃ可愛く見えますよ。ええ。

一寸の虫(魚だけど)にも五分の魂。こんな小さい生き物の中にも臓器があって、心臓が動いてる。
生命の神秘です。ほんと生き物ってすごい。

もっと知りたい!どんべのへたくそな写真じゃなくて、もっとわかりやすい写真で見たい!という方は、「不思議可愛いダンゴウオ」という写真集がありますから、本屋さんでぱらぱらめくってみて下さい。

不思議可愛いダンゴウオ

そんな不思議な海の春の使者ダンゴウオ。ぜひ、あなたのノートにメモっておいてください。
あ、来年もっとうまく撮影できたら、またご報告します。

どんべでした。

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Profile: ノートに書くことが、というよりノートという物体そのものが好きな人。さらにポケモントレーナーでカメラ派スクーバダイバー。極度の手帳ジプシーなので、2018年2月からBullet Journal開始&継続中。 大好きなテレビドラマ「相棒」シリーズのくだらない落書きをモレスキンに描くのがマイブームだったことがある。(これ→ http://pinterest.com/donterest/on/)

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