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Fire walk with me ! タカヤ・モレカウ

Posted on 03 2月 2009 by

redroom

最初に言うと、タカヤはテレビを見ない。
とくにスポーツの試合とドラマにいたっては、観ようと思っても、「一試合」および「一話」を最後までまともに観れたことがない。

しかし、世間では海外ドラマというものが流行っているので、考え方を変えて、自分も観てみることにした。この画像とタイトルを見てピンと来た方はもうお気づきかと思われるが、1990年にアメリカで放映された「ツイン・ピークス」である。今から19年前のドラマなんですね、これ。
どうやら、自分の人生で、一話どころか全話を初めて最後まで見ることのできるドラマになりそうだ、これは革命だ。

最近、デヴィッド・リンチの「マルホランド・ドライブ」を観たこともあって選択したのだが、さて、これがまた実にハマってしまった・・・。まさに、何もない野原を歩いていて井戸に落ちたように夢中になっている。デヴィッド・リンチの映像美は本当に刺激される。この人特有の「映像の禍々しさ」もしっかり生かされていて、たまらない。特にツイン・ピークスでは赤色が印象的。

このツイン・ピークスだが、劇中に出てくる食べ物がじつにおいしそうに感じる。
間違いなく「ブラックコーヒー」と「ドーナツ」と「チェリーパイ」が欲しくなること間違いなし。主人公クーパー捜査官がブラックコーヒーを褒めるときの名言”A damn fine cup of coffee !“というのが、コーヒーを飲むときにいつも思い出してしまう。インテリなクーパー捜査官が思わずdamnと言っちゃうくらいおいしいコーヒーなのである。

登場するキャラクターでホーン兄弟という二人が出てくるのだけど、この二人の食べ物に対するこだわりがすごくて思わずニヤっとしてしまう。
ブリー・チーズにバターを挟んだサンドイッチを兄弟でむさぼる様に食べるシーンとか、巨大な羊の足を持ち歩いていたり、でかい寸胴みたいなケースに入った得たいの知れないクリーム状のものをもくもくと食べていたり、豚さんの形をしたスモークチーズ(?)とか、ヒッコリーの串にさしたマシュマロとか、よくわからない食べ物が出てくる。
なかでも、二人の会話のシーンで気になった部分があったので抜粋。
episode #8でホーン兄弟の弟が兄にこんなおいしい食べ物を食べたんだ、と会話するシーン。

頭をまるごとブラマンジェにつけて、オート麦の衣をつけて、クルミと熱い石をつめ、パピヨットで包んで、端に砂糖をまぶす、それを焼く

と説明するのだが、これいったい何の料理なんでしょう?
あらゆるツイン・ピークスフリークのデータベースを調べても載っていないので気になって書いてみた。

特異なキャラクターである主人公のクーパー捜査官に惚れた。
シーズン2の最初のシーンで、倒れて自分が重症の状態にも関わらず、なかなか救急車を呼んでくれないちょっとボケてしまっている老人を相手にするシーンは必見。こういった変なシーンはデヴィッド・リンチならではと思った。
“ダイアン、銃で撃たれるのも悪くない、恐怖心を克服すればね”という言葉にぞくぞくしました、すばらしい。

もう一つクーパー捜査官の好きな言葉抜粋。
ダイナーで目の前にコーヒー2つを出されたクーパー捜査官とハリーだが、ハリーは急いでいるので行くといって一度断るのだが、すかさずクーパー捜査官はこういった言葉を展開する。

「ハリー、小さな秘密を教えよう。
毎日ひとつ自分にプレゼントするんだ。計画したり、待ってはダメ。偶然でないといけない。
ひと時のうたたね、新しいシャツ、あるいは・・・熱くてうまいブラックコーヒー、(二つのコーヒーを指差す)、コレだ。これに勝るものは無い」
(笑顔でコーヒーを飲む二人)

まさにライフハックを極めている男でないとさらっとこんなセリフは出てこないと思った。
コーヒーがただのコーヒーじゃなくなる、生活のうえでとても美しいものに感じるのである。

ね、このようにツイン・ピークスはコーヒーを飲みながら観るのが正しいドラマのようです。
ぜひ、ドーナツも用意して観ましょう。

P.S
コーヒーがおいしそうに観える映画で、ジム・ジャームッシュのその名も「コーヒー&シガレッツ」なんていうのもあります。

GYAOでいまツイン・ピークスのシーズン1無料配信しているようです
http://www.gyao.jp/sityou/catelist/pac_id/pac0016197/

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Profile: Notebookers.jpの管理人。Twitter: @blanq  狩猟者でヒッピー。通称: 「モレカウ」。240人ちょいのライターによるノートブックユーザーのサイト (link: http://Notebookers.jp) Notebookers.jp 管理人。モレスキンについてたぶん世界一つぶやいた男。著作:ダイヤモンド社『モレスキン 人生を入れる61の使い方』。世界の果てと地平線をこよなく愛してる。「俺も好きにするから君も好きにしなさい」という感じで生きています。愛読書はリチャード・バックの「イリュージョン」と「カモメのジョナサン」、ヴェルヌの「海底二万里」。永遠のヒーローはAndy Warhol

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