バナナを使った好奇心の例

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【好奇心について】
まず、自分らしく奇妙であること。それを見た人は、驚愕が先に立ち、それから好奇心が生まれるか恐怖が生まれる。恐怖が生まれた人は、あなたから立ち去る。好奇心を持った人はあなたの近くに来る。あなたが燃やす火にあたりに来た旅人を静かに愛すること。

【バナナを使った好奇心の例】
まずその気もないような態度でバナナを1本食べる。食欲旺盛な人の喜びというよりは、学者のような熱心さでよく噛んで味わって一房を食べ切ること。そしてもう一房を一気に食べること。

それから、鞄からおもむろにレンズや天秤や定規を取り出し、ダイヤモンドを買う時のように測定しバナナを熱心に調べること。皮を数ミリ切り取って重さを測るなどが望ましい。続けて、気温や湿度や光線の強さを測ること。それから、沈黙してしばらく考え事をすること。その場では熱心に語らないこと。

数日後、周辺で虫取り網と籠を持って蝶を追いかけること。世界の果てまで追うこと。これを1週間ほど続けること。
すると、好奇心を持ってあなたの元に人々が訪れることに気がつくので、たどたどしいことばで説明をすること。可能であれば「ある一定のものを示しておきながら、何かを意図的に語らない」という方法で話すこと。焚き火をすること。

さてそれからはあなた次第。目の前に二股のY字路がある。そこに留まって旅人の一人と恋に落ちて幸せな暮らしをしても良い。その先を歩いて行くのも良い。しかし、そこにはもうバナナの姿はないことに気がつくと良いと思う。発端は何でもいいのさ

自分らしく奇妙でいるんだよ。エンジョイ

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タカヤ

ヒッピー/LAMY・モレスキン・トラベラーズノート好き/そしてアナログゲーマー

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