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世界の果てをモレスキンの中で探すこと。他人との「ズレ」について。 タカヤ・モレカウ

Posted on 31 1月 2010 by

art&pub

最近、「世界の果て」という甘美な言葉に自分の好奇心を強く刺激されている。

君にとっての世界の果てはどこだろう?
自分の場合、今の段階で何となく気づいているのは、それはモレスキンの中に存在しているのだと思ってる。モレスキンを使うということは、「世界の果て」を探す冒険なのかもしれない。
黄色いカウチにプロペラを付けて、ゴーグルをセットして、世界の果てまで飛んで行く。乾いた砂漠の上空を、君と二人でタンデムで、無言で飛ぶ。そんな妄想ばかりして、モレスキンに書き込んでいる。

先日、ゆっくりと時間をかけて雪原を眺めてきた。
少しだけ暖かな日の翌日の雪原は、表面が少しだけ固まるので、遠くまで歩くことができる。
雪原の中央部分まで歩いて行って、しばらくパタゴニアの牧人の静かな散歩のように沈黙する。定期的に、何もない風景を眺めたり、耳を澄ましても何も聴こえない場所に行くというのは自分にとって重要なこと。視界や聴覚を「白」で埋め尽くす行為は、世界の果てを連想するので多分好きなんだと思う。

世界の果てを探索する最中で気づくことは、自分が他人とは違うという普通のことだ。
自分の心を通して得た世界は、他の誰とも一致することは無い。
一つのオレンジを見て全員が同じ絵を描くような世界があったなら、モレスキンはたちまち味気ない道具になると思う。

ようは他人との「ズレ」が美しいってことさ。
他人とのズレを見つけたなら注意深く観察するべきだと思う。
そこにきっと素敵チックなものが隠れている。

自分の所属する仲良しグループと相手がズレているからってハブにしてはいけないよ。君はそのグループからズレてていいんだよ。昼休みに一人でゴハンを食べてもいいのさハニー。

君がもしも明日、「ロボットを作る図工の授業」があって、たくさんの牛乳パックと割り箸とボタンやその辺に落ちているたくさんのガラクタやゴミ同然のものをたくさん袋に詰め込んで学校に持って行き、目をキラキラさせて得意になって机一杯にザーっと広げた時に、ふと周りを見ると周囲の賢そうな少年達が全員1/60スケールのシャアザクを作っていたとしても、恥じてはいけない。

他人と自分はズレているというごく当たり前のことを、モレスキンに書くこと。
自分の目を通して見た世界に愛着を持って、モレスキンに書き留めること。
モレスキンの中に自分の世界をたっぷりと詰めこんでいくと、世界の果てにたどりつける日も近いのかも知れないねハニー。おやすみ。

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Profile: Notebookers.jpの管理人。Twitter: @blanq  狩猟者でヒッピー。通称: 「モレカウ」。240人ちょいのライターによるノートブックユーザーのサイト (link: http://Notebookers.jp) Notebookers.jp 管理人。モレスキンについてたぶん世界一つぶやいた男。著作:ダイヤモンド社『モレスキン 人生を入れる61の使い方』。世界の果てと地平線をこよなく愛してる。「俺も好きにするから君も好きにしなさい」という感じで生きています。愛読書はリチャード・バックの「イリュージョン」と「カモメのジョナサン」、ヴェルヌの「海底二万里」。永遠のヒーローはAndy Warhol

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