スイス ウェンガー社の “soldier”

最終更新日

小さな頃から、ナイフというものを父親に使い方を教えてもらった思い出がある。

父親は若い頃から木工を趣味としており、自分が小学生であったにも関わらず気軽に小刀やナイフなどを貸してくれたものである。
森から拾ってきた木の破片を削って、何かを作るといったことも普通に身近なことだった。
おかげで未だに鉛筆を削る時はナイフじゃないとしっくりこない。

スイスのWenger社(今はヴィクトリノックス社に吸収合併)の”soldier”というナイフがある。このナイフは1995年に購入したもの(刃の裏側には刻印があるのでいつ生産されたものなのかすぐわかる)。
すっかり15年もの歳月が経過したにも関わらずぜんぜん現役である。Windows95が出た時と同じなんだな~と考えるとすごい前に感じる。以来、鉛筆をおそらく千回以上は削り続け、キャンプなどでも愛用している。自分にとってナイフは気軽なガジェットの一つ。

剥げてしまったウェンガーのロゴ。
デザインやアートに興味を持つとスイスのマークが少し愛しい感じになるものである。
なぜかというとフォントのヘルヴェチカ (Helvetica)とか、ヨーゼフ・ボイスの作品などで頻繁に見かけるので親近感があるのさ。
 

1995年製を示す刻印。

タカヤ

ヒッピー/LAMY・モレスキン・トラベラーズノート好き/そしてアナログゲーマー

シェアする