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歌会始、はじめました なかしぃ

Posted on 11 1月 2015 by

アラフォーは二度目の成人式と言ひ無駄に過ごせし歳月早し

ということで今週の選者はなかしぃ卿です。今週のお題は「短歌」です(嘘) 実は年末に初心者向け短歌ワークショップに行ってきました。短歌なんて詠んだことない人向けなので、とりあえず何か詠んでみるアプローチをいくつか学びました。せっかくなのでこちらでも紹介したいと思います。

明日のためにその1 「付け句」

有名な短歌で、

まきびしをばらまく癖がなおらない忍者を辞めて五年経つのに (木下龍也)

というのがありまして、その下の句を一部利用して、

(上の句)、○○○を辞めて五年経つのに

というフォーマットの上の句と○○○の部分を考えてみる大喜利的なアプローチです。

で、一首詠んでみました。

悲しさが三十一文字(みそひともじ)であふれ出る短歌をやめて五年経つのに

初心者向けのワークショップで今から始めようという勢いの中で短歌をやめた歌を詠むという暴挙をやらかしてしまいました(・ω<) てへぺろ

その1を通して学んだことは、5文字なり7文字のあるフレーズが思い浮かんだらそのフレーズから組み立てていくということでした。また、全部を説明しようとせずふわっとした感じでフレーズの心地よさを重視するということでした。

明日のためにその2 「小説の冒頭文を書いてみる」

まずどんな内容の歌を詠うか?なかなか思いつかないです。まず準備運動として小説の冒頭文を書いてみましょう、ということで恋愛小説、SF、私小説、ミステリー、ファンタジー、おとぎ話、経済小説、時代物など小説家になったつもりで自由に書いてみるということをやりました。名作は冒頭からインパクトがありますからね。例えば「吾輩は猫である、名前はまだない」とか「トンネルを抜けると~」とかね。

かといって何から手を付けていいかわからないので、しかけとして色々な単語が書かれた紙片が折りたたまれていて、それを2~3個引いて書かれている単語をキーワードにして物語を作っていくというアプローチを採られてました。単語をそのまま使ってもいいし、そこからインスピレーションを得て自由に書いていってもいいです。それで原稿用紙1枚を目安に書いていきます。とりあえず最初の一行を書き出せばあとは勢いで自然と文章が出て来るそうです。

そして私が引いたのが「山」、「電車」、「王国」でした。このうち「王国」を捨てて「山」と「電車」で書いてみました。タイトルは「電車に乗った山」です。

「普段は動かざることで有名な、「山」です。山といっても色々ありますが、私は休んでいる方の火山、いわゆる休火山なんです。有名人、もとい有名山の知り合いでは富士山というのがいますが、私は無栄で名前もこれといって付いてないです。

今、ちょっとある事情でお休みしているのですが、この休みを利用して旅に出たいと思ってます。「動かざること山の如し」というイメージの殻を破って「動く山」を目指します。とりあえず目的もないので青春18切符でも買おうかな、やっぱり旅といえば鉄道だよね、車窓から見える風景と駅弁が鉄道のたびの醍醐味なんだなぁ・・・一度やってみたかったんだよね。では、いってきます」

こんな感じで書いてみて発表したらめっちゃウケました。発想の斬新さでは負けないですよ。

明日のためにその3 「小説の冒頭文から短歌を詠む」

その2で書いた小説の冒頭文を題材にして詠んでいきます。このとき、全部を説明しようとせずふわっとしたイメージが届けばそれでいい、という気持ちで詠むことがポイントです。アプローチのひとつとして、書いたものから一番いいなと思うフレーズから膨らませて作るということです。

そして冒頭文から気に入ったフレーズが「休火山」でした。そこから膨らませていく過程で、

私=休火山

捨ててみる

休火山のような私も

思い立ち

旅に出てみたくなる

思うけれども

など7文字や5文字のフレーズを色々組み合わせていって出来た歌が次の一種です。

動けない今の私は休火山旅に出たいと思うけれども

出不精になって動くのも面倒臭い自分を休火山に例えて、地底に溜まったマグマのように旅に出たいと思う情熱がくすぶっていて、いまさら動けないけど旅に出たいというアンビバレントな感情を歌にしてみました。

そしてもう一首上の句だけ出来て下の句がしっくりこなくて宿題になってしまいました。ある日突然いい下の句が浮かんでくることがあるので、それまで寝かせておきます。参考までにその上の句を載せますので、皆さんも考えてみてください。

動かざることで知られた山ですが ○○○○○○○ ○○○○○○○

突拍子もないことを持ってくると面白い作品になると言われました。

約2時間のワークショップでしたが、短歌を詠む楽しさや言葉を選ぶ難しさのさわりを体験できた充実した時間を過ごせました。短歌は貴族の嗜みにもかかわらず元手が一切かからない敷居の低い趣味ですのでみなさんもLet’s 短歌(^-^)/

 

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Profile: ボールペン画家にしてぺら部の創設者、しかしてその実態は? Notebookersのwriterの中で一番内容が薄っぺらいですが何か?

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