ごあいさつにかえて

Posted on 11 1月 2012 by

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1冊のノートブックがあります。まだだれも、なにも書きこんていない、真っ白なノートブックです。
私はそのまっさらなノートブックを見つめています。それぞれ、だれかの思い出や感情や文字で埋めつくされたノートブックを愛おしく思うのと同じくらいの強さで、私はまっさらなノートブックに惹かれているのです。

まっさらなノートブックを見つめつづけていると、自分が何者なのか、とか、今まで何をしてきたのか、とか、そんなことはどうでも良くなってしまいます。
このサイトは、私にとっては真っ白なノートブックです。

この白いノートブックのページに何を記していこうかと考えた時に、浮かんだのが日常の「記録」ではなく「感覚」のことでした。

一例をあげるとすれば、いつの頃からか、私は「食べること」が大好きなのだと気づきました。さらには、手に取った本や小説の中に「食べること」に関する文章が少しでも書いてあると、ことさらに嬉しく感じるということも。
では、その喜びの先に何があるのか、と考えると、途端にひどくあいまいな気持ちにとらわれて、途方に暮れてしまうことを歯がゆくも感じています。

このあいまいな気持ちを素直にあらわすとすれば、食べることにまつわる「感覚」をもっと知りたい!ということになりそうです。

本に載っている料理を再現してみたいわけではない。その料理のレシピを考えたいわけでもない。かと言って、グルメレポートをしたいかというとそれも違うらしいのです。
「りんご」ならこのひらがな3文字を。
「林檎」ならこの漢字2文字を。
じっくりと眺め、指先で触れ、香りをいっぱいに吸い込んで、どんな色なのかを思い描き、時には舌の上でそっと転がしながら、感触を味わいたい。
そして、その感覚をただ淡々と綴ってみたいと思ったのが、目の前のまっさらなノートブックだったというわけです。

「感覚」と「ノート(本)」と「ノートブック」がかすかな糸で結びついて何か模様を描いてくれればいいな、と思っています。

最後になりましたが、まっさらでない私の分身であり相棒でもあるモレスキンは時折Twitterに登場すると思います。もし見かけることがあればよろしくお願いいたします。

ちぃ
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Profile: 一度Notebookersライターを卒業しましたが、このたび復帰いたしました。

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