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一反木綿を、つかまえろ。 mikiko

Posted on 03 8月 2015 by

言葉を書くことは、頭のなかのまだ形になってすらいない空中に浮遊している一反木綿みたいな、つかみどころのなさそうなものを、ガシッと素手で捕まえにいくような作業です。

別のところに載せようと書いたものですが、なんとなくnotebookers っぽいかなと思ったので久々に更新します。

IMG_2392 (1)

さて、話は戻り

想像してみてください。

今、こう言葉を打っている最中は、実態をなしていない一反木綿になりきれていない浮遊体を捕まえているところ。浮遊体にふれたところは、ぬるりと手に感触が伝わる。

文章を書き終えた、まさにその瞬間には捕まえた一反木綿たちは、一旦、虫かごみたいなところに押しこめられる。書いた文章の量と質に応じて身じろぎしている。

私の場合は、言葉を出し切らねば気が済まない心模様をしているようでして。憐れかな。一旦木綿たちは、ぎうぎうと押しこまれ、窮屈そうにしている。

そして、私が「この文章はここで終わり」と、そう感じて終了の保存ボタンを押したり、ノートからペンを置いたりした、まさにその瞬間に、実体化した一旦木綿は、晴れて自由の身となる。

さらば、一反木綿。

パソコンに向かおうが、手帳だろうが、ノートだろうが、変わらない。

言葉を書きだす行為は、名前のないよくわからないことに、名前をつけていくような作業。形のないものに、形を与えるような作業。

反対に、考えたくもないことは、そのままそっと名のない浮遊体としてほおっておけばよい。

たとえ、その浮遊体が、目障りで目をそらしたくとも、いつだって、あなたの体のどこかで漂っているけれど。そのままでおいていたほうがいいことだってある。

書くことは、知らず知らずのうちに、なにかを世に放っているのかもしれないね。

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Profile: mikikoといいます。 Twitter(mokiki_3 ) モレスキンにはまる→書くペンにはまる→書くノートを模索してトラベラーズノートにハマる→トラベラーズノートのカスタマイズにはまる→カスタマイズ自体にはまる→手帳に付属するペンさしにハマる→ペンじゃなく万年筆にハマる→万年筆に入れるインクにハマる→万年筆が裏抜しない手帳にハマる。 モレスキンってなあに? という私が辿った道です。 よろしくお願いします。

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