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いとしさと切なさと独り旅と なかしぃ

Posted on 16 8月 2015 by

皆さまごきげんよう。夏休みはどこかに行かれてましたでしょうか?それとも家でだらだら過ごしてましたでしょうか?そろそろ小仏トンネルで大渋滞を引き起こしてる頃だと思いますが筆者は夏休み最終日だらだら過ごしてます。

そんな筆者ですが夏休み前半は海外旅行に行ってきました。しかも、一人で。最近は「お一人様」という言葉で一人で行動することを馬鹿にする風潮があり、SNSの流行で繋がりが大事とされ何事も他人を意識しなければならないという強迫観念にとらわれがちですが、ここであえて言わせてもらいます。

海外旅行に一人で行くということは他人と行くよりもいいよ。

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敬愛するたかのてるこ女史の講演を聴きに行ったときに仰っていたことに「海外に他人と行くなんてもったいない」ということを言っておられました。海外に行ってまで四六時中同じ顔をつき合わせて過ごしたり日本語だけで会話して何が面白いの?海外でその国の人との出会いのチャンスをみすみす逃すのはもったいない。といった趣旨でした。全く同感です。

さらに言うなら、他人と一緒に行くと自由に行動できないし自分の行きたいところ、したいことを主張するのにも気を遣わなくてはなりません。例えば、

  • 行きたいところに行く
  • 寄り道する
  • その場所でどれくらいの時間を過ごす
  • 目的地をあきらめる
  • 目的地までのルートを好きなように行く
  • 何をいつどのタイミングで食べるか
  • 思いつきでルートや目的を変更する
  • 自分の興味の赴くままに過ごす。
  • 休憩したりノートをとったりスケッチしたりする

などなど自分のしたいことをしたくても相手がいればそれが相手にとって楽しいことなのか慮って気を遣うので楽しくありません。しかも筆者の場合多分他人と行ったら海外慣れしている分頼られるので面倒臭いです。昔駐在してたときに上司が出張でやってきて、晩御飯何食べたいか聞いたところ「何でもいい」というので、「それならマクドナルド行きましょか」って言ったら露骨に嫌な顔されたことがあります。

また、時間にルーズな人や優柔不断な人、何も考えてない人といくとこちらがいらいらします。そういう人に限って何もアイデアがないくせにこちらが提案するとダメ出ししたり後でぶつぶつ文句を言われたりうっとうしいですよね。筆者は時間については厳しく、特に他人が遅れてくるのは我慢ならない性格でして、遅れてくる人はだいたい罪悪感をもっていないので余計いらいらします。その点、一人ならそんな目にあわなくてすみます。

他人といって得することといえばレストランで色々な料理を頼んでシェアすることと、トイレに行きたいときに荷物を見てもらうということくらいしか思いつきませんが、一人で旅行に行けない人や一人旅を馬鹿にする人は他人と一緒に行くことで何か筆者の知らないメリットを見出しているんでしょうね。それはそれで否定しませんので、一人旅をありえないといって否定するのだけはやめてくださいね。

で、一人で海外を旅すると言うことは自己責任を伴いますが、ちょっとしたトラブルは後で面白エピソードになるので逆に「おいしい」と思うくらいのメンタリティじゃなきゃやっていけません。命に関わるトラブルや手荷物を紛失/盗難といった面倒臭いトラブルに対しては危機意識を持って常にリスク管理をしておくのは旅人として当然のことで日本から出たことのない人がいきなり海外に行くとなかなか気がつかないことです。時々カフェやフードコートで空いてる席にかばんを置いて席を確保している勘違いした迷惑な客がいますが、海外なら即アウトです。盗まれても文句は言えません。どうしても座りたいときにそういうのを見かけたら店員に「忘れ物ですよ」と言ってかばんを渡し席を空けてもらいます。

それ以外のトラブル、例えば迷子になったりぼったくられたりするのなんて自分自身にしか被害が及ばないので、考え方次第でなんとでもなります。迷子ならちょっとしたドキドキ感を味わったと思えば冒険した気分になるし、新しい発見があるかもしれません。また、人に道を聞くことによってコミュニケーションをとることもできます。これが他人と一緒だったらたちまち険悪な雰囲気になりそれ以後も嫌な気分を引きずって楽しめません。今回は地元の人しか使わないミニバスに乗って目的地に行こうとしたら、降りたらぜんぜん違うところだったにもかかわらずそのことにさえ気づかずにうろうろして町の人に駅の場所を聞きまくってました。でも、そうなったおかげで観光では行かないであろうローカルの市場の雰囲気を味わえました。

旅行中のトラブルを自分で機転を効かせて解決すると自身にもつながりますし成長します。万事塞翁が馬ですよ。ピンチをチャンスにですよ。

また、今回はツイッターやインスタグラムを一切断って旅そのものに集中しました。さらに言えば腕時計を付けず時間を気にせず過ごしました。SNSでいちいち実況中継しながら誰かに報告するのもいいと思います。それで他人とつながることが出来て「いいね」をもらったりコメントをもらったら気持ちいいですもんね。でも、筆者の価値観は違っていて、そういうことに時間を費やすよりもっと現地で目を向けることがあるし、それにのめりこみたいと思うんです。どちらがいい悪いという事ではなく人それぞれでいいと思うんです。でも、つながりということで言えば知人に向けてその土地の絵葉書を送るということは毎回やってます。その国の切手や消印がその場の空気を感じさせてくれたりするかもしれません。メールやラインなどでやり取りするよりサプライズ感があるかもしれません。ついでに自宅宛にも送ります。文書はホテルに帰ってから寝る前に書きます。投函は郵便局に行く暇がなかったらホテルのコンシエルジュに頼んでおいてもいいです。

また、一人で旅をしていると色々考えるようになります。何しようか、どこ行こうか、何食べようか、といった旅のことだけではなく、ほんとに色々なことを考えます。また、観光目線だけではなくこの土地で暮らそうという目線で見るとまた違ったものが見えてきます。他人と一緒に行く旅では移動中にこんなことを考えるまもなく会話に付き合わせられるので自省する時間もなくなります。

会話といえば、海外旅行に行くという目的のひとつに日常から離れたいというのがあるので海外では日本語で会話したくもないし聞こえてくるのも嫌なんです。海外で日本語を聞くと興ざめします。現地の言葉をちょっとでも覚えて片言でも思い切って店員さんなどに話しかけるのが海外旅行の醍醐味だと思います。「こんにちは」と「ありがとう」だけなら10ヶ国語以上喋れる筆者ですが、海外の人なんてそれくらい言えるだけで堂々と○○語しゃべれるよ、と言い切る人が多いです。

最後にNotebookersらしく旅とノートについて書こうと思いますが、今回も青TNに地図をセットし肩からぶら下げながら待ち歩きしてました。ガイドブックをあからさまに広げながら観光するよりもスタイリッシュな感じがしますし(個人的感想です)、ツーリストと思われてトラブルに巻き込まれる確立も若干下がりそうです。また、スーツケースを預けるときに貼られるバゲージタグ(行き先の空港がアルファベット3文字で書かれたバーコードつきでスーツケースの持ち手に貼られる長いやつ)を丁寧にはがしてノートの表紙に貼りつけると旅ノートらしくなりますよ。

 

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Profile: ボールペン画家にしてぺら部の創設者、しかしてその実態は? Notebookersのwriterの中で一番内容が薄っぺらいですが何か?

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