万年筆書道のすゝめ konama

Posted on 20 10月 2015 by

こんにちはkonamaです。

今日は万年筆のお話です。といっても高級万年筆コレクションとかそういうのではなくて(そういうのご披露できるといいのですが)、字を書く楽しみのお話。

ふでdeまんねん試し書き

Notebookersのライター、読者の皆さんは世間一般に比べて「手書き」に抵抗のない方が多いとおもうのですが、書くことそのものが楽しいのが万年筆の素敵なところだなと思っています。上の写真みたいに何の意味もないんだけど、こんな風に字を書いてみるのが楽しいわけです。先般告白いたしました通り、konamaは左利きでさらに書き方の成績は大変悪かった人間ですので、あまり出来上がったもののすばらしさは保証できないのですが、(書道もカリグラフィーも見様見真似です)、書くことが好きだということは割と強い方かなと思うので、ぺらくお話していこうかと思います。

【アルファベットを書く万年筆】

子どものころ、自宅でパイロットのデスクペンを使っていました。これはおそらく簿記の勉強をしていた父のせいなのではないかと思うのですが、あまりに昔で記憶のかなたです。その当時の私にとって万年筆とは細い線がカリカリ綺麗に書けるペンという印象でした。その後留学や仕事で横文字を書きなぐるメモを使うようになって、このカリカリはちょっと不便なファクターになってしばらく万年筆から離れがちになりました。その時期に偶然watermanの万年筆をもらい受け(なにかのお祝いに貰ったけど本人文具に興味なし)、ロイヤルブルー系の明るい青のカートリッジをいれて久しぶりに使い始めたのですが、この万年筆上記の筆記体の書きなぐりにちゃんとついてきてくれます。おそらくフローや紙の相性の問題だったのでしょうが、以来なんとなくヨーロッパの万年筆を好んで使うようになりました。(ただし、現在のウォーターマンは私の持っているニブと大分変っているそうなので、新しいのは持っていません)。自分の書き癖に沿って育った万年筆で書くというのは何とも楽しいものです。

Postcrossingで海外からのハガキを受け取ると、びっくりするぐらい美文字の方がいらっしゃいます。先日届いたロシアの元数学教師というおばさまの字はカリグラフィーで書いたわけでもないのに非常に読みやすくかつ丁寧で、こんな字が書けたらいいなあと思わせてくれました。これまでPostcrossingでは海外に配達されることを考えて、水濡れ等対策にマジックと油性ボールペンを使って書いていました。確かに心配はありませんが、なんか丁寧な字を書くのには向いていない。ボールペンも滑りすぎるとなんだか変なアルファベットになってしまいます。なんとか気持ちよくアルファベットを書くことができないか…色々考えた末に万年筆に耐水性の高いインクを入れて書き、上から透明のシートをはる(ピッチンという商品を愛用しています)という解決法に辿りつきました。スラスラペンが動くので割とハガキに添える英語にも苦手意識が少なくなりました(関係ないけど、英語の勉強にPostcrossingは良いと思う)。

高校時代に当時母親がはまっていたカリグラフィに興味を持ちました。通常はつけペンを使ってイタリックやブラックレター、カッパープレートを見様見真似で書いて楽しんでいました。留学中、たまにグリーティングカードを書くのにあったら便利だなあと思ったのですが、残念ながら日本から持って行ってもおらず、たくさんのペンやインクをそろえる余裕もなく、カートリッジ式万年筆型のカリグラフィーペンを買って使うようになりました。今の国産だったらパイロットのプレラシリーズにカリグラフィーがあります(すっごく細いですが…下の蔵書票はプレラで書いた)。

いわゆる通常の万年筆のミュージックニブがそれに近いのだと思いますが(先が平らになっているペン先ですが、カリグラフィ用のように鍬みたいな形にはなっていません)、そちらはそちらで、写譜(学生時代オーケストラをやっていたので)の相棒として重宝していた思い出があります。

そんな来歴なので、ガラスペン、つけペンにはちょっと憧れがあります。それから一時期話題になったNamiki falconみたいなフレキシブルニブ(万年筆のニブが柔らかく、ペン先が開くことで、字に太い部分ができる)にも興味津々で、いいなあと思っているのですが…物欲は止まらないものです(断捨離はもうあきらめている)。

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【日本語を書く万年筆 ―ふでdeまんねん】

以前、親しい友人と万年筆が好きだという話になり、どんな万年筆をもっているのか?ときいたら「ふででまんねん」ってやつというお答え(この時点ではどんな字を書くか分かっていない私)。なにその胡散臭い名前…と思っていたのですが、どうやら日本語特化、止め払いができる万年筆をそういう名前でセーラーが出しているらしい。その時はふーんと思っただけで自分で買おうとは思っていなかったのです。

しばらく前から浮世絵風の題字というのが気に入って、ノートにそんな感じのものを書いています。例えば↓こんな感じの。これはあかしやさんの極細の筆ペンThinLineというのをつかって書いているのですが、どうやらこういうものを万年筆で書いている人がいるらしいというのをTwitterで見つけました。歌川国芳など、下手すると画面全体に文章や物語が入ってますし、そういうのを万年筆でやっていると。同時に万年筆で筆ペンぽく書いている方のも発見し、それが長刀ふでdeまんねんで書いていらっしゃる…これは欲しい!となったわけです。それが手に入って、喜んで書いていたのが一番上の写真です。

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この頁(一番上の写真)をインスタグラムに載せたところ、我らがぺら部創設者、なかしぃ卿ご自身の記事も含め色々と教えてくださいました。おススメの本等早速買い求めて色々描いてみているのですが、やはり万年筆画を描くにはふでdeまんねんをまだまだ使いこなせず、え?細い線はペンを裏返し??とか大騒ぎしながらお絵かきしております。で、実際に書いてみて思ったのは意外とカナ文字よりも漢字が書きやすいなあということ。浮世絵の字、特に題字はちょっと隷書風の平べったい書体が多いので、逆筆をつかうとそれっぽく書けます。筆ペンでのんびり書いていると裏にしみて大変なのですが、ふでdeまんねんで、普通の万年筆用のインクを使う分にはとろとろゆっくり書いていても大丈夫なのです。

調子にのって、週末に見てきた展覧会(せらさんが紹介していたものですよ)をみて思った色々をふでdeまんねんでノートにまとめてみました。アーティストが中国の方でお名前から展覧会のタイトルまで全部漢字で書けるので隷書っぽい仕上げです。中身はともあれ、なかなか楽しかったので、皆様もこの機会に色々字を万年筆で書いてみるっていうのはいかがでしょう?

 

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Profile: こなま。趣味を仕事に持ち込んで、仕事から趣味を増やしている毎日(←結局好きなことしかやっていない)を過ごす、ざっくり人間。おいしいお酒のあるおしゃべりは大好物。一応モレスキンユーザー。現在Notebookers Mapプロジェクト進行中です。 年に数回更新するブログ Chips with everything

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