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カムリマス lemonade_air

Posted on 23 11月 2015 by

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延々と地平線まで続く車列を見ながら、諦めたように運転手が交通情報に周波数を合わせる。逃げ場の無い片道4車線の幹線道路、101号線、救いようのない情報を手に入れたところで何か変わる筈も無く、ただ情報を消費するためだけにそのラジオを確認する。

ここから見える地平線の少し先辺り、数マイル先で、誰かがバイクから降りトレーラに身を投げたそうだ。トレーラはそのまま横転、数台を巻き込みながら炎上、ウィンドシールド越しはるか遠くに見える黒煙となっているようだった。遠くに報道する回転翼の機影が見える。サンフランシスコに似合わない救いようのない曇天。少し寒い。

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車内に漂う陰惨とした空気に耐え切れず私は窓を開ける。途端、長期間放置した熱帯魚の水槽をひっくり返したような匂いが鼻を突く。水捌けの悪い土の匂いだ。少し先に目をやると沿線のガスステーション横、平屋建ての店舗であったろう建物が見える。薄汚れたガラスには”FOR LESALE”と小さな張り張り紙。奥には給水塔が見え、そこには耐性のインクジェットプリントされた大型の消費者金融広告が貼られている。その下、近所の協会の看板だろうか、

“He Died for YOU!”

素晴らしき国にいることを実感する。私は小型のノートブックにこう書き記し、ポケットに押し込み、閑散とした車内を横目にシートに身体を埋めた。

…とか何とか。こんなことをメモしながら、時々コンパクトカメラ(広角で比較的明るい単焦点)で車窓を撮影し旅しているイメージが、ここに投稿されているのNotebookersの皆様にはあります。勝手な妄想なんですけれども。ノートブックに日常と非日常を行き来し記録し続ける。そんなイメージです。

残念ながら私の私生活は、大型のバックパックを背負っていたり、RIMOWAのジュラルミンケースにセキュリティシールがベタベタと貼られた感じのを転がしていたり、焚き火のいぶした匂いのする感じとか、浅煎りのコーヒーの匂いを漂わせているとか、そのような生活からは程遠く、しかも人様に見せられるノートと言うよりは、ごく個人的なメモの範囲を越えておらず、このような言訳をせねば公開できないノートであります。例えば「もし」私が序文のバスに乗っていたとして、取ることが可能なノートはこんな感じです。

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ファミコンのフリーウェーみたいだ。
Jac In the box シボレーシボレー
トヨタカムリ カムリマス!! ←大切 逆走
石狩みたいだ。

全く意味がわかりません。カムリマス。その時少し面白かったでしょうか? 今見ても全然おもしろくありません。ちょっと声に出してコント55号の「飛びます、飛びます」のように言ってみしたが、全くおもしろくありません。しかも”Jac in the box”って”Jack”のスペルミスです。

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また絵の才能があるわけでもなく、ボールベアリングの内軸を四角で書いてしまう程度にセンスがありません。それでもnotebookers.jpに投稿を始めた経緯は、

「何だか楽しそうだな、おい」

というシンプルな理由からです。別に誰かにノートを見せるために綺麗に装飾したり、写真を丁寧に並べたりすることはしていませんが、きっと私のようなしょうもない事をノートを書きためている人もいるだろうと少しだけ期待しつつ投稿しています。自信のない初めて投稿される方は「ああ、あのカムリマスのノートよりはマシだから投稿してみようかな」という心理的な敷居を下げるネタとして使って頂ければ幸いです。

@lemonade_air #カムリマス

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Profile: No, I am sheep driver.

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