旅人の地図の折り方!完全バージョン タカヤ・モレカウ

Posted on 27 12月 2015 by

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12/6 渋谷LOFTでモレスキン・ギャレリアOPENに伴って、モレスキンのトークイベントとワークショップ「旅人の地図を作る」で高谷宏記 講師をさせていただきました(掘さん、YOKOさんありがとうございました!)。この日は午前中に恵比寿でNotebookersミーティングをおこない、昼はLOFTでモレスキン・トークイベントに登壇し、夜は渋谷で再びNotebookersの面々とお酒を酌み交わしまして、丸々一日中モレスキン漬けで過ごし、たっぷりと人と話ができた。楽しかった。この日のことは、いろんな場所でたくさんの人がブログで書いてくれているのでここでは割愛させていただく。ノートブックのことだけでたくさんの人が幸せになったと思う。

さて、ワークショップでおこなった通称:「旅人の地図」と呼ばれている折り方の完全版を載せておきます。ワークショップで折り方を披露してからは、ノートブックに地図を納める業界においてはかなりの影響を与えたのではないだろうかと思う。ネット上でじわりと広がっていくのが面白い。※この折り方は国内での紹介は初なんじゃないかなと思います。詳細は下記参照。

もうひとつおまけに、A4サイズのテンプレートも載せておきます。折り目が入っているので動画を見ながら一緒に折ってみてください。
本当はモレスキンにイラスト書いて説明しようと思ったのですが、面倒くさくて挫折しました。

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旅人の地図テンプレート:
http://notebookers.jp/briefcase/mapfold.pdf

 

ワークショップであまりディテールまで語ることができなかったので、そもそものきっかけから話したほうがおもしろいと思うので書き留めておく。
2010年、とある飲み屋さんで友人とお酒を飲んでいたところ、マスターに家飲みに誘われ店を閉めたあとに、すぐ近くの彼の家に二次会とばかりに移動してお酒を飲む。マスターとその奥さんと話をつまみにウイスキーを飲んでいると、お互いに映画監督ジム・ジャームッシュのファンであることに気がついた。NYで、映画の中の登場人物に実際に会った話を聞いたり、映画の中に登場するシーンやニューヨークの街並みのことなどについて話をしていると、タカヤくん面白いのがあるよ、とニューヨークの地図を持ってきてくれた。二人がニューヨークを歩くときにジーンズの後ろのポケットに収まるように畳んで持ち歩いていた地図らしい。その風変りな畳み方をする地図にすっかり夢中になってしまう。酔っ払いながらも、細部まで観察してメモをとった。

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今回の渋谷LOFTワークショップ前半のトークイベントでも語らせていただいたが、「何気ないメモがその数年先のことを変えていく」というのは本当の話だ。この酔っぱらいながら取ったメモを、最近ふと夜中に思い出して、過去のモレスキンを引っ張り出し、その折り方を調べるために、ただの白紙のA4用紙をあ~でもないこ~でもないとぱたぱたと何度も折り返して時間を過ごした。研究しているうちに向かい合う同じ比率の線は対角で重ねて折ることができることに気が付いて、この何気ないメモから折り方を数学的に導き出すことができた。このメモから折り方を発見したときは、心の中でパズルがぴたりと合うときのカチっという音がした。さっそく動画にアップしたところ、モレスキナリーのYOKOさんから真夜中に「ワオワオ!これものすごく良いですね!ワークショップでやりましょう!ワオワオ!」と興奮気味にメールがきたのである(笑。

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まず人に出会う、そこでその人の何かに関心を持つ、そこで起きたことをメモに取る。まずは何もかもがそうなんだけど、おもしろいことは人から始まる。2010年のモレスキンの1ページから始まり、折り方を調べたことが最終的に今回のワークショップにつながった。何気ないメモが数年先のものごとを確実に変えている。
この地図をポケットにいれてニューヨークを旅したバーのマスターご夫婦の奥さんは今では亡くなられ、マスターは店を閉めた後、南国で漁師をされている。なんとなくこの地図を開け閉めするたびに、そのご夫婦二人が腕を組んでボブ・ディランのジャケット写真のようにニューヨークを闊歩する姿を今でも想像するわけである。

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Profile: Notebookers.jpの管理人。Twitter: @blanq  通称:モレスキンカウボーイとかモレカウ。「モレ本2」の著者の一人。世界の果てと地平線をこよなく愛してる。性格はものすごくヒッピー。「俺も好きにするから君も好きにしなさい」という愛情表現とユーモアを持って生きています。愛読書はリチャード・バックの「イリュージョン」と「カモメのジョナサン」、ヴェルヌの「海底二万里」。永遠のヒーローはAndy Warhol

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