Categorized | Other Stationery, Recommend

レシピカードへの道

Posted on 15 2月 2016 by

子供の頃、熱を出して布団にくるまっていると、決まって母は
「なにか食べたいものある?」とわたしにたずねたものです。
– – – –
小さい頃は牛肉が本当に好きでした。
スーパーで売っている安い薄切りの牛肉をあつあつのフライパンに置いたら、肉どうしがくっつかないように
菜箸でほぐし、肉の表面が茶色くなってきたら、塩、こしょうをふりかけて、最後にレモンをぎゅっと絞る。
あつあつのご飯と一緒にかきこむと、口の中で少ししょっぱい肉の味とあぶらの味が広がり、それらをレモンの
酸味がキュッと包んで、その酸味を感じた舌は、次の肉を口の中にかき込めという命令を脳に送るのです。
わたしのリクエストは必ず「やいた肉」でした。母がキッチンで冷蔵庫を開ける音、フライパンで肉を転がす
音を聞いてるうちにだんだんと頭は重くなり、母の「できたよ」の声で再び目を覚まします。
つまっている鼻でも感じ取れる、あついお肉の匂い、すっぱいレモンの匂い。やけどをしたようにヒリヒリと
する喉にも構わず、肉をかきこむと、やはり美味しい。
ですが、わたしは熱を出しています。普段だったら何杯でも食べられるのに、悲しい哉、3口ほどで、弱った胃は
音を上げてしまうのです。泣く泣く残し、母に下げられていくお肉を何度目にしたことか。わたしは思いました。
「食欲のないときに限って、好きな食べ物を与えるのは罪ではないのか」と。
– – – –
わたしの「たべもの」の記憶のなかでも、鮮明なのはこの「やいた肉」の記憶なのですが、さて。
レシピノートを作りたいと、半年ほど前から思っていました。リングノートにしようか、方眼にしようか、表紙は
防水できそうなものがいいかしらん。
そんなとき目に入ったのが、海外ドラマ「Hannibal」のワンシーンでした。主人公のレクター博士が、整然とした
キッチンで得体のしれないお肉を調理する際、何やら小さなカードを眺めている。なるほど、これがレシピカード。
レシピカードのようなものが金属のおしゃれな箱に入っているものは、Amazonで見つけることが出来ました。
しかし、何かが違うんですね。カートに入れるボタンをクリックすることなく、更に月日は過ぎたある日。
IMG_20160212_094755
ダイソーにて発見しました。
なんのことはない単語カードなのですが、サイズと、用紙が方眼であること素晴らしいと思いました。即購入。
箱はともかくとして、カード自体はこれに決めました。
IMG_20160212_094616
ノートではなくカードを選択するメリットとして、並び替えができるということが挙げられます。
よく使うレシピを前に持ってくることも出来ますし、使わないレシピを外すことも出来ます。便利。
そして、調理の際、ポケットに入れることもできます。便利。レシピカード便利です。
– – – –
わたしの次なる課題は、「レクター博士っぽいレシピカード入れを探す」ことなのですが、はて、
どれほどかかることやら。

Ben

Name:
Profile: 2016年、Notebookersライターに登録していただきました。 断捨離と物欲の狭間で揺れ動く心… どうぞよろしくお願い致します。 Twitter:@ceop254

Photos from our Flickr stream

See all photos

2018年12月
« 11月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

アーカイブ