BIC Maticシリーズは罪か?

Posted on 07 3月 2016 by

EOS 50D_IMG_5757_2016_02_26-03

排ガス規制,ゴミの分別,過剰包装への批判,3R…

地球に無賃乗車している僕としては,賛成するべき出来事.できるだけ公共交通機関を使い,ゴミを分別し,エコバックを持ち運び,再利用できるものは再利用…そうやって,僕は生きている.

筆記用具なんかもそうだ.鉛筆はできるだけ環境にやさしいものを選ぶことも出来る.ボールペンも詰め替えの芯を買って入れている.FSC認証を得た商品を選ぶこともまた,環境に配慮していることを自覚できる.

でも,文具好きとして,どうしても譲れないことがある.それは,BICのMaticシリーズだ.

使い捨てシャープペンシル…といえば,驚くだろうか.まさかそういうものがあるのか,と思われるかもしれない.このフランスに本社を構えるBICは使い捨てボールペンを始めて作ったとされている.使い捨てシャープペンシルを販売していたって,不思議ではない.ただし,BICの日本法人は,Maticシリーズを発売していないようだ(2016/02/25現在).おそらく環境配慮か,あるいは日本人にはウケないと考えたのか.どちらにしても,個人的には悔しいところではある.

使用し始めて,1年ほど経つが,使い捨てならではのチープさが,しっくり来てしまう.バラ売りはしていないようだ.10本で1500円程度というお値段も,なかなか憎い.

クリップ横にはフランス製の表示.フランスみやげにもらったこともある.

クリップ横にはFRANCEの文字.

ボディーはプラスチック素材が肉厚で,ある程度丈夫なようである(唯一ペン先が欠けないか不安だ).形は細身で無駄のない形が手にしっくりくる.また,クリップは貧弱だが,ノートに挟んだり,大きめのバインダークリップを使って持ち運ぶこともできる.

鉛筆と同じぐらいの軽さで,カリカリというかき心地.鉄ニブのような感じか.中の芯は,折れに強く加工されているという.

昨今のシャープペンシルでの,握りやすいとされるグリップや,芯が勝手に尖ってしまう機能,振ると芯が出るシャープペンシルたちの「機能過多」に,辟易している自分に気付かされる.ゆえに,Simple is best,という言葉が頭をよぎる.

EOS 50D_IMG_5762_2016_02_26

上から,BIC Matic, 三菱9800,Staedtler tradition (いずれもHB).Staedtlerがヌルヌル,9800はサッサッ!,Maticはカリカリといったかき心地だ.

芯はHB0.7mmが三本入っている.一応,リフィルも可能のようだ.だが,10本まとめて買ってしまったら,やはり使い捨てだろうという前提にたってしまうのが人間の性である.

1本150円のシャープペンシルの,最低購入単位が10本で,しかもそれを使い捨てるという背徳感.「パッケージには,鉛筆2本半分だよ!」と書いてはあるものの,それが環境に及ぼす影響には触れない.

最近では,Maticシリーズにも軸に65%程度の再生資源をつかったものもある.これで少しは地球も,許してくれるだろうか.あるいは,やはりこれは,自然環境破壊の片棒をかつぐ,罪なのか.

 

neokix

Name:
Profile:

大阪在住.日本語を教えたり,ノート,ボールペンをつかってみたり,ミニマリストwannabeだったりのひとです.ノートブックは一度に一冊をモットーにしています.最近はエッセイに凝っています.

Twitter: @neo_kix
ブログ: ペーパークリップはどこへ消えた?

Photos from our Flickr stream

See all photos

2017年12月
« 11月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

アーカイブ