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横罫線の歴史を知って,横罫線嫌いを卒業しよう!(として失敗した話)

Posted on 02 7月 2016 by

※はじめにお断り申し上げます※
卒業しよう!と張り切って調べて書いてみたけど,結局,「横罫線の用途を考えると,現在においてあまり積極的に使う場面はない」という結論にたどり着きました.
時間が大量にある人は,下を見てください.

方眼ノートやら,無罫線のノートが流行るまで(あるいは,それに気づくまで),ほとんどの人はかの有名なキャンパスノートを使っていたことだろう.あるいは,近くのスーパーやデパート,100円均一で売られている,無名のメーカーが作ったようなB5の罫線ノートを使っていたことだろう.僕もそうだった.

でも,僕は横罫線が嫌いだ.罫線ノートだと,全然うまく書けないんだ.読み返す気も起こらない.まだ白紙のほうが上手にいろいろかけるんだ.だから,気になってくる.そして,スタンダードな横罫線がうまく使えない自分に嫌気がさしてくる.自分がすごく矮小な存在に思えてくる.なんだお前は,横罫線ノートも使いこなせないのか,それでNotebookersを名乗っているのか,というように.

だから,調べてみた.一体ぜんたい,なんだって罫線ノートなんてものができたんだい?

罫線ノートは,Jessica G.さん,アメリカ・ユタ州にあるPioneed Memorial Museumのトリビアページなどによると,1770年に英国人のジョン・テットロウによって最初に印刷されたという.当時は楽譜とか,出納帳に使われてたそうな.それまでは手書きで罫線を書いていた.

  • 1770 – Ruled paper was first produced by machine by John Tetlow in England. Its first uses were for music paper an((ママ)) accounting ledgers. Before this, the rules had to be drawn out by hand.

待て待て,そう考えると,製紙法が確立してから,手漉きの紙工場なんかが出来るのが,12世紀.1798年にロール状の大量の紙を生産する技術をフランス人ニコラ・ロイ・ローベルが発明して,それが普及するのに100年位かかるとして,600年ぐらいの間,人は,特異な人以外は無罫線に書いてたってことになる.

すごい時代の恩恵を受けているのだ,横罫線というのは…!

でもじゃあ,学校で使うのはなぜ?

Russilloさんは,米国の大学で罫線(Colledge Ruled Paper)を使うのは,おさぼりな学生たちが大きな字で書いたり,間を空けすぎたりして規定文字数を書かないことを危惧して作られた,と推測している.たぶんそうでしょうね.つまり,おさぼりな学生たち対策なのだ.まぁ確かに,学生が白紙に書いたものを,読むのは結構骨が折れます.

でもそれって,今の僕らには,あるいは個人的な日記,あるいは授業記録のノートには関係ない…んじゃないか?あるいは,パソコンを使う現代,「文字数」というような安易な基準で成績を出すことが忌避される現代教育において,横罫線の紙ってあんまり必要ないんじゃないか?

つまり,上の話からいくと,横罫線に書くということは,「誰かに読ませるため」とか,「データを整序するため」とか,そういう場面意外で,積極的に使われる必要はないんじゃないか?そう,あなたがおさぼりな学生でなければ!

こう考えると,「横罫線がスタンダード」というのは,全くの偏見であります,totally 時代錯誤であります.そう,私は矮小な人間なのではなかったのだ!「横罫線がスタンダードである」ということ自体が,そもそも間違っていたのだ!

私はこれからも,横罫線嫌いでいいんだ!

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Profile: 大阪在住.日本語を教えたり,ノート,ボールペンをつかってみたり,ミニマリストwannabeだったりのひとです.ノートブックは一度に一冊をモットーにしています.最近はエッセイに凝っています. Twitter: @neo_kix ブログ: ペーパークリップはどこへ消えた?

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