Notebookersどうでしょう?

Posted on 20 8月 2017 by

職業として日本語を教えている.そこで,新聞の”投書”を扱うことになった.出来れば,受講生で投稿して,採用され,掲載されると彼(女)らも嬉しいだろう.

しかし,そこで必要になるのは,日々の地道な観察と,思考と,再考と,そして粘り強く投稿する繰り返しの力である.

それをどのように”教える”のか.はたして,教えられるのか.

もちろん,”てにをは”やら,漢字やら,言い回しやら,言葉やらを正すことはできる.あるいは,いくつもの投書からある程度構成のパターンを導き出して,紹介し,それに沿って書くように指導することはできる.また,感動的な投書を読ませ,記憶させたうえで再構成させることで,表現力を磨くこともできる.

 

しかし,僕は”投書”することについての真髄みたいなところを,教えることはできない.それは,着眼点であり,世界の”受け取り方”であり,それをいかに相手に550字で(朝日新聞)伝えるか,ということだ.

 

そもそも,僕の寄稿を好んで読んでくださる数奇な方を除いて,たいがいの人は「neokixは書くのがヘタクソだ」と感じていると思う.僕は書くのが(特にエッセイのようなものは)好きだけれど,しかし,同時にとても苦手でもある.だってそうではないか,どれだけ書いても,僕の本当に考えていることを真に共有できるのは,僕だけなのだから.

とどのつまり,書くというのは,考えていることをひとスライス,びくびくしながら見せることだと思う.こんなこと考えてるんだけど,どう?というように.時々はうまくいくし,たいていはうまくいかない.

 

というわけで,暗雲立ち込めるなか,一つだけ教えられそうなことを見つけた.

それは,Notebookers的な投書の題材の収集方法である.あるいは,着眼点を増やし,世界の受け取り方を磨く能力である.

言い換えれば,Notebookers寄稿者のみなさんや,読者の皆さんがノートとともに,毎日されていることであります.

さっそく100円均一で,ノートをいくつかと,シールをいくつか購入してきた.受講生が少ないので,ノートはプレゼントする予定だ.

B6サイズは『情報は一冊のノートにまとめなさい!』の奥野氏によるといいサイズらしい.シールでも貼ってもらって,少しカスタマイズしていって···楽しそうな授業ではある.

Bullet journalの書き方なんか教えてもいいかもしれない.あるいは,Notebookers寄稿者さんたちの書き方を見せるのもいいかもしれない.さて,いったいノートに何が書かれていくのか.気になる.

 

失敗するかもしれないが,まあそれはそれでいい.それで解雇されたって,それではそれでいい.

それでも僕は「Notebookersどうでしょう?」と紹介してみるといい気がするのだ.

他になにかこういうNotebookers的なこと出来ないかな,というのがあったら,教えてください.

 

neokix

 

 

 

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Profile: 大阪在住.日本語を教えたり,ノート,ボールペンをつかってみたり,ミニマリストwannabeだったりのひとです.ノートブックは一度に一冊をモットーにしています.最近はエッセイに凝っています. Twitter: @neo_kix ブログ: ペーパークリップはどこへ消えた?

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