Categorized | Life, Notebook, Think

「貴方の日記は誰の心に響きますか?」

Posted on 14 2月 2012 by

「貴方の日記は誰の心に響きますか?」

そう、貴方がこの世からいなくなった時に…。
誰の心に貴方は残りたいですか?

私が日記を書くようになったのは祖父の影響です。
祖父は、昔から広告のチラシの裏やカレンダーの裏を集めてはカットして冊子として作って日記を書いてました。
達筆で、力強い字でした。

家族の前では、けして日記は書かなかったのですが、私と2人の時は冊子を持って来て、その日思った事を書いてました。
使い終わったら、また冊子作りをしてそれに書く繰り返しでした。
私も内容は見たこと無かったです。
日記を書いてるのは知っていても。

いつ頃から、私も祖父のですが、真似がしたくなり母に言った事がありました。
そしたら、その事を祖父が母から聞いたらしく、一緒にノートを買いに行く事になりました。
でも、私はノートでなくビニール製のリングタイプの手帳の向日葵に心を奪われて、手に取ってました。
祖父は、何も言わずに買ってくれました。

その時に祖父に
「何でもいいから書く事。
書けなかったら無理して書かなくていいんだよ」
と言われました。

そして、スケジュールもない中学二年生後半から私の日記生活がはじまりました。ウィークリーでしたから、内容はあまり意味のない物ばかり。
読んだ本とか美術部だったから、作品展の構想内容とかです。

私に日記を書く楽しみを教えてくれた祖父の日記を一度だけ読んだ事があります。

数年前です、、、、
そう、祖父のお葬式が終わって実家で父と母が残念そうに言っていた事がきっかけで。
「お父さん(祖父)の日記を一緒天国まで持って行って貰いたかった。
誰にも見せなかったから、お父さんも残して行く事を後悔してるかもしれない」
私は、朝方に祖父が亡くなった知らせを受けて、飛んで実家に帰りお通夜、お葬式会場へ向かったので、祖父の遺品とか何も知らなかったんです。

その父と母の話を聞いて、ふらふらと祖父達の部屋に行き、ベットでゴロゴロしてから…ふと誰かに呼ばれたような気がして、ベットの枕元の上の棚の隙間を見たら、祖父の日記がありました。

そこには、父が心筋梗塞で倒れる数日前からの日記が書いてありました。

心筋梗塞で倒れ日は、祖父が自営業のお店に行ったら父が倒れていたのは、母から聞いてました。
その時は、母はパートで家にはいなくて、祖父が救急車を読んで病院まで運んだそうです。

その日の日記に。

「親より先に行くなんて事があったら許さん」
と震える字で書いてありました。
それから、しばらく母への気遣いの内容や父の容体が書いてありました。

手術の日に、、、
「神様、どうか息子を助けてください
私が身代わりになっても
息子だけは、、、、」
と力強い字でした。

手術が終わった事や、安心した内容も書いてありました。

そして、、、、、

「もう つかれてしまった」

と、父が退院する前日の日記に書いてありました。

父の退院をこころ待ちにしていた祖父は、病院からかけた母の電話を聞いて安心して、実家で待っていたのですが、、、、
母と父が祖父の離れの部屋に行っても誰もいなく、母屋の玄関を開けたら玄関手前の廊下で祖父が倒れてました。

すぐさま、病院に運んだら祖父は心筋梗塞で倒れていたのです。

祖父は、病院ではいつも楽しみの日記を書こうともせず、食事も口の前に指でバツを作って食べようともしなかったそうです。

そう、日記に書いてあった通りに父の身代わりになる事を望んでいたからだと亡くなった後に思いました。
家族で、誰よりも自分の意思を守りつらぬいて生きていた祖父だからこそ。

それとも、戦争で親友や友達が亡くなって自分だけ持病で生き残った事を後悔していたかもしれないです。
ただひとりで。

祖父の部屋の全てを捜しても、昔から書き溜めていた日記は見つからなかったです。

ただ見つかったのは、途中で書かれなくなった日記のみでした。

もしかしたら、祖父は戦争で亡くなった友や知り合いに向けて日記を書いては、こっそりと燃やして空に向かって今の自分の報告をしていたかもしれません。

でも、真実は祖父しか今となってはわかりません。

貴方の書いてる日記は、誰かへのメッセージですか?

20120214-225046.jpg

Name:
Profile: 愛知の片隅に住んでます。 紅茶が好きで、飲む事が専門でしたが勉強し出したらそれ以上の楽しみがありました。 手帳は、モレスキン・トラベラーズノート・ほぼ日手帳を使ってます。 2008年の7月に難病のもやもや病が発見されて、2度の手術を終えて今も闘病生活です。 毎日、笑顔で過ごせるように楽しい事を考えて生きています。 空と星を眺めながら、好きなことを出来る今に感謝してます。 ありがとうございます。

Photos from our Flickr stream

See all photos

2019年2月
« 1月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728  

アーカイブ