好きな人がいます.その方が,3色ボールペンをほしがっていて,「これはどうか,あれはどうか」と提案していました.しかし,
1:三菱/uniのJetstream3がいい
2:高いものは買いたくない
3:グリップの色が気に入らない
といろいろと条件を付けるのです.なければ作ればいいじゃない,がモットーのわたくし.たまらず,
「それなら私が安価なボールペンにつけられる高級感のある木製グリップを作りましょう」
と言ってしまったが最後,様々な可能性を検討せざるを得なくなりました.
ということで,次の日,ホームセンターに行き,Jetstream3(黒,赤,青)の3色ボールペンを手に,木材売り場をひたすら歩きます.
赤松やヒノキなど,素敵な木材が300円程度であったのですが,残念ながら私は基本移動がバイクなので,
1メートルを超える木材を買って帰ることもできず,結局その辺にある集合材(300*100*20mm)を買って帰ることになりました.不本意!
ここで選ぶのは固い木材の方がいいでしょう.ヒノキなど軟らかいと加工はしやすいのですがドリル負けしそうです.
以下,手順です.
1.さて,Jetstream3の太さは直径12mmですから,同じ大きさのドリルビットで,まずはできるだけ垂直になるように,木に穴をあけていきます.
2.さらにグリップの長さ心持ち長めぐらいで,木を切ります.これで,グリップの長さに合う4角形の木に,穴が開いている状態になりました.
※これは失敗作×3です.穴とその周囲が薄すぎて···でもこんなイメージ.
3.あとは,カッターナイフで,鉛筆を削るように丸くしていきます.大胆にいきましょう.手にはお気を付けを!
4.ギザギザがなくなるぐらいまで削ったら,あとは600番ぐらいのサンドペーパーをかけます.
5.さらに,入り口と出口を丸くなるように,慎重に削って,サンドペーパーをかけていきます.
6.あらかた完成です.実際にグリップに入れてみます.グリップの穴が小さければサンドペーパーをグリップの穴にいれ,ぐるぐると回して少しだけ穴を拡張します.
※無理やり入れると割れてしまうかもしれません.注意.
7.あとは実際に持ってみて,違和感がないか見ます.あればそこをさらにカッターで削り,必要があればサンドペーパーをかけて微調整していきます.
8.最後に,着色する必要があれば着色を(その際はペンに刺さったまましたほうが乾燥が楽です).色付き水性ニスを2回,透明ニスを2回塗ります.
これで完成です.イメージはドクターグリップです.
自分で持ちながらああでもないこうでもないと削っていったので,持ちやすさはオーダーメイドに近い感覚になります.
ただ,見た目的には太すぎるかもしれないという懸念あり.でもこれ以上は技術不足で薄くもできず···
でもまぁ,あげてみたら喜んでくれていました.一件落着.
今度は自分のJuiceの軸のために,もう少し細めのやつを作ってみようかなと思っています.
いろんな木で作ってみるのもよさそう.みなさんも,正月の暇つぶしに,どうでしょうか.
【使った材料·道具】
- Jetstream3 ブラック 300円
- 木(集合材) 200円(いわゆる端材)
- サンドペーパー #600 60円
- 水性ニス(ウォールナッツ色) 100円(セリア)
- 木工用ニス 100円
- カッターナイフ 自分のやつ
- のこぎり 借りた
- 電動ドリル 借りた
- 直径12㎜のドリルビット 借りた (こちらはグリップの直径と同じ大きさにしてくださいね)
得られた知識と少しの好感度 プライスレス