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【・・・&Notebook Vol.2】アナログな旅の作法と迷いびと

Posted on 27 6月 2015 by

旅に出るときは、たとえ、それが京都までの日帰り旅行でも、
地図をプリントアウトして持ち歩いてしまいます。

見知らぬ土地なら路線図や時刻表なども印刷して。

昔ならいざしらず、今は、スマートフォンに
グーグルマップが入っているのですけれどね。

グーグルマップは、スマホで見るより、下調べのためにPCで見ることが多いし、
あまり使い慣れてないということと、予備バッテリーを持ってないので、
旅先では出来れば、バッテリーを消費する画像表示やルート案内は避けたい、
ということもあるかも知れません。
要は、アナログ人間なんですよね。

cocoa_20150625_01m

たいてい、いつも持ち歩く「旅セット」はこんなメンバーです。

ジップケースには、自宅のプリンターで印刷した地図や時刻表など、
情報収集したものを四つ折りにして入れておいて。
道中では、その都度、必要なものだけ取り出します。

乗る予定の電車やバス、その他の細かい旅行スケジュールや、
行きたいお店の情報(住所や開店・閉店の時間)などは、
事前に、小さなリング式手帳に書きとめておきます。
これには、ニーモシネの変形メモを使用しています。

リング式手帳だと、予定が済めば、どんどん紙をめくっていって、
次に向かう場所について書いたページを一番上にしておけば、
移動中も、ジップケース越しに、さっと確認することができますから。

ボールペンはメモ用のノック式ボールペンと、旅先でハガキを書くときに使う
シグノのブラウンブラックを。
シグノは耐水性なので、宛名を書くときも重宝します。

トラベラーズノート・パスポートサイズには、落ち着いて書き込みたいので、
カフェで一服しているときや、ホテルに戻ったときに開くことが多いでしょうか。
移動中に見るのは、ニーモシネのほうだけです。

そして、地図の話。

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事前に、グーグルマップであらかじめ調べておいたルートや、
道中の目ぼしい建物(銀行や郵便局、コンビニなど)を
印刷した地図に書き込んだり、マーカーで目立たせておいて。

それほど方向音痴というわけでもないのですが
初めて行く場所だと、進む方向が分からなくなりがちなので
いつも、プリントアウトした地図には、道路の一方通行の表示を
目立つように赤で書き込むようにしてます。

細い道の場合、通りの名前が分からなくても、地図の←とか→とかを見れば
この道で合ってるのか、進む方向は正しいのか、だいたい分かるので。
(私が好きな隠れ家カフェなどは、大通りじゃなく、細い路地に入り込む
ことが多いですから・・・)

スマートフォンのグーグルマップはとても便利で、それこそ
目的地までスムーズに誘導してくれますが、やはり、それでは少し物足りない。

地図を片手に、自分がいる位置を把握して、どちらの方向に進むか判断しながら
歩き続けて、やっと目的地に辿りついたときの小さな達成感。
これが旅の醍醐味にもなっていて。

逆に、道に迷うことも、旅の楽しみのひとつじゃないかと。
そういうときは、ドキドキと焦りながらも、心のどこかで、わくわくもしたりして。
(もちろん、車に乗っているときに迷うと大変なので、
ナビのお世話になったり、友達といるときに迷うと申し訳ないので
あくまで一人旅のときに限りますが・・・)

もしくは、単に、紙の地図を見ながら、知らない街を
うろうろするのが好きなだけなのかも。
もしくは、ただ、見知らぬ土地で迷いながら歩いてみたいのかも。

旅先で何度も見返して、くしゃくしゃになった地図もまた、
旅の思い出の一つでもありますよね。

グーグルマップという便利なツールがなかった頃は、
日本にいながら海外の地図を入手するのは難しかったので、
イギリスを旅したときも、列車やバスを乗り継いで、新しい町に着いたら
まずはツーリスト・インフォメーションセンターを探して、
無料の観光者向け地図をもらう。

そこから、旅が始まる、という感じでしたから。

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その頃に身体に染み付いてしまった、アナログ派な旅行の作法が、
いまだ抜けきってないのかも知れませんね。

 

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【・・・&Notebook Vol.1】フェリーボートと、いっしょに旅するノート。

Posted on 08 5月 2015 by

昼下がり。
旅先の高松築港で通りがかったのは、フェリー乗り場。

そこは乗り場から離れているせいか、人影もありません。

船で海を渡り、別の町へ行く、という行為は、
どこか、とてもとても、遠い所まで旅をするみたいで、
ちょっと憧れてしまいます。

cocoa20150427_25m

普段、海に囲まれた町で、自宅の窓からも海が見える場所に住んでいるけれど、
生活する上で、船に乗ることは全く無いので。

誰もいない閑散とした港で、このフェリーに飛び乗ったら、
いったい、海の向こうの、どんな町へ連れていってくれるんだろうと考えていました。

鉄道の場合は、目的地まで、ずっと線路が繋がっているからか、
何か、連続性があるように思うけれど、
船の場合は、海を越え波をこえて、まったく違う世界、違う風景へと
連れ出してくれるような気がします。

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それにしても、この前、船に乗ったのは、いつのことだっただろう、と
ふと思い返してみたり。

思い出せないほどに、遠い昔のこと?
観光船でもいいから、何か乗ってない?

記憶の底を辿って、ひとつ思い出したのは・・・

そういえば、北海道の然別湖でカヤック体験をしたっけ。

でも、それは、どこか遠くへ連れ出してくれる体験、というよりも
自ら湖へ漕ぎ出したはいいけれど、とにかく、どんなに疲れ果てていても、
自力で漕がないことには、どこへも帰ることすらできない、という教訓を
両腕の筋肉痛とともに、学んだだけでした。

やはり、自分では漕ぐ必要がない船に乗って、
海上のデッキに立ち、潮風に吹かれながら、どこまでも広がる海を眺めて
ノスタルジックに浸るのがいいですね。

そして、夕陽なんかが水平線の向こうに沈んでいく風景も見えれば、
尚更ステキなんだけどなあ・・・。
そんなロマンティックな幻想すら、フェリー乗り場で抱いてしまいます。

話は変わりますが、普段はインドア派なのに、
放浪癖もあるほうなのかな、と思います。

昔、イギリスを一人で旅したときも、ヒースローで飛行機を降りて
どこで泊まるかも、どこへ行くかも決めないまま、日本を出発して。

決めていたのは、とにかくバスだけを乗り継いで北へ行く、ということだけ。

毎晩、B&Bのベッドに寝転がって、ツーリスト・インフォメーションで
もらってきたバスのタイムテーブルを眺めながら、
翌日に乗るバスのことや、立ち寄る場所を決めてました。

今では、そんな自由すぎる旅は到底できそうにないけれど、
自分の中のどこかで、また、そんなあてもない旅をしたくて、
フェリー乗り場の看板を見ただけで、淡い旅愁が掻き立てられるのかも
しれません。

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このときも、旅のお供として、わたしと一緒に旅をしたのは、
トラベラーズノートのパスポートサイズ。

以前は、レギュラーサイズを持ち歩いていたのですが、
今は、もっぱら、お留守番。
家置き専用にしています。

荷物がすぐに多くなってしまうたちなので、
少しでも、カバンの中を軽くしたくて。
小さなパスポートサイズが、最近の旅の相棒です。

旅先でちょっとしたメモを書き込むほか、
もらったカフェカードや、電車のチケットなどをジッパーケースに収納して
折れないように持ち帰ります。

旅から帰ったら、今度は留守番組だった、レギュラーサイズの出番。

縦長サイズの方眼レフィルに、旅の思い出を万年筆で書きとめたり、
写真やチケットを貼り付けたり。

そうやって、旅の思い出を一枚一枚、自分の手で書き記していくのも、
また、旅の楽しみ。

これこそ、インドア派たる旅好きが、家にいながらにして旅気分を味わえる
最たるものかも知れませんね。
もちろん、文具好きであることも必須ですけどね。

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(こんな風に、トラベラーズノートに書き綴った旅日記のページは
ブログにもアップしています。良ければ、そちらもどうぞ!)

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初めましてのご挨拶

Posted on 15 2月 2015 by

はじめまして。
2015年度のNotebookersライターとして登録頂いた、Cocoa*と申します。

いつも記事を拝見していたNotebookersに自分も書かせて頂けることになり、光栄です。

初めての記事となるので、まずは、簡単に自己紹介でも。

神戸在住で、生粋の関西人。
Notebookも文具も大好きです。

他に好きなものは、紅茶やコーヒー、カフェなど。
スイーツも大好きです!

長く愛用している手帳は、ほぼ日手帳と、トラベラーズノート。
あと、今年から能率手帳も使い始めました。

手帳を愛用するようになってから、万年筆にも興味を持ち、
今では毎日、万年筆で手帳に書きこむ日々です。

愛用中の文具のことなどを中心に、ブログも書いています。

ブログとはまた違った視点で、ノートのことや、それ以外のことも
Notebookersの記事として書いていければと思っています。

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よろしくお願いします!

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