ノートや手帳を人生の記録に使おうなんて、一度も思ったことはありませんでした。
手帳はスケジュールを管理するもので、ノートは勉強とか仕事とかに使うメモ的なもの、まさか日記やライフログに使うなんて、ないない!そして、手帳は基本的に会社から支給されるポケットサイズのおじさんくさいビジネス色が強いもの、たまにクオバディスとか買ったけど1ヶ月もすれば真っ白、あーもうスケジュール管理なんてスマホでいいじゃん?……という感じでずっと生きてきました。
申し遅れましたが、皆様はじめまして、みんずです。このたび2016年よりNotebookersのライターとして仲間入りさせていただきました。どうぞよろしくお願いします。
さて、2014年の春、「運が悪かったら命を落としてましたよ。とりあえず今すぐ入院してください」とMRIの画像を見ながら医師に言われ、1歳半の双子息子の世話を夫や義両親や実母に任せ、およそ半月を病院で過ごしたあの時から、私の中で「記録する」ということに対して何かが変わりました。
実際には医師が言った「運が悪かったら」というさ事態に陥ることは全くなく、ただひたすら安静にしているだけだった半月。あまりに暇で 病床で撮り溜めた子どもたちの写真を眺めていました。
ツインズが生後半年のときに夫が転勤になり、見知らぬ土地で初めての育児をしていた私は、そりゃもう必死でした。どんな風に過ごしてきたかなんて記憶は殆どなかったので、写真を見返して「ああ、こんな表情してたんだなあ」「こんなこともあったなあ」と改めて気付いたことがたくさんありました。
その時、ふと思ったんですよね。人ってどんどん忘れるなーって。
当たり前なんですけど、何だろう。母親である自分は子どもの表情や仕草、思い出を忘れるわけがないって、心のどこかで思っていたんですね。ところが、実際はかなりのことを忘れてしまっていて。
それがショックだったのと、「自分は最悪の事態に陥っていたかもしれない」という恐怖感が、「何とかして家族の思い出を残さなきゃ!」という気持ちにさせたんだと思います。
そんな時、Instagramで素敵な手帳の使い方をしている方々をたくさん見かけ、同時にNotebookers.jpというこのサイトを知り「手帳にはこういう使い方もあったのか!」と衝撃を受けました。お気に入りのノートに人生を記録できたら楽しいだろうなあ……と膨らむ妄想。思い立ったが吉日。
そこから1年ちょっと。色々な手帳を試して、漸くトラベラーズノートに落ち着きました。なぜTNか?はまた今度書くとして、今は4冊のトラベラーズノートと生活しています。もう、すっごく楽しいです!モレスキンやほぼ日手帳も使ってみたいと思いますが、それはもう少し先かな。
▲レギュラーサイズ(茶):家族日記、ブルーエディション:私的日記、レギュラーサイズ(黒):お財布、パスポートサイズ:スケジュール&メモ
こうして始まった私の手帳/ノートライフ。まだまだ初心者の域を出ませんが、試行錯誤しながら、楽しく(ココ重要!)使っていきたいと思います。ライターの皆様、読者の皆様、どうぞよろしくお願いします。