サリアです。昨日に引き続き、こんばんは。かけるときに書いておきます♪
さて今回は言葉のお話。
みなさん。
器用貧乏とは、どういう意味で使っていますか?
とりあえず、解りやすく”お給料”に置き換えて考えてみました。
誤った認識は、
×)ひとつのことに専念すれば、専門家になり秀でた成績を残せるのに、
下手になんでもできてしまうので、手を広げすぎて、
知識や経験が浅くなってしまうため、専門的な人よりは高給取りになれない。
という意味だと思っていました。
しかし、最近違う意味だと知りました。
職人気質。と意味がにているかもしれません。
正しい意味は、
○)量産すれば多売できる。行程を機械化して、分業にしてしまい、
そこで安く人を雇っても、利益が高く出る。
一方その反対の人が器用貧乏である。
ひとつのものを作るのに凝りすぎて、1日1個、もっと時間がかかるときは
数ヶ月に1個程度しかものが作れず、
生産に対して、あまり高い利益をだせない事。
をさすらしいのです。
諸説あるかとも思いますし、言葉は時代を経て変わっていくものなので、
今では両方の意味。で使う場面もあるかもしれません。
私は明らかに後者の意味の「器用貧乏」です。
もっと楽に多産できる方法もあるけど、私は器用貧乏なんです。
良い例が複製に関して。かもしれません。
古い紙でも、コピーすれば、そのデザインは何度でも使えます。
でもオリジナルを使用しないと質感が変わってしまいます。
また、パソコンで取り込んで複製や印刷すれば多産できますよね。
著作権フリーのデザインもパソコンの中には沢山あります。
私は、そういうものは使いません。
写真も多用するんですが、撮影は私がしたものに限っています。
私は自分で色付けもします。でも絶対オリジナルを使用します。
もう一度おなじものが欲しい場合は、もう一度描きます。
パターンのある紙を使用する場合は、絶対私が選んだもの。
人任せにはしません。
間の作業をアシスタント的に誰かに任せては、できあがった作品を
「私の作品」
と胸を張って言えないです。
また「時間を効率的に使って早く沢山つくる。」
という事にも反対です。
工場をアウトソーシングして蟹工船、みたいなことは反対です。
私は、はやくしろ!と言われる事はないですが(笑)
はやくたくさんつくらなくっちゃ!と思う事は厳禁にしています。
その考えによってストレスを感じては、作品に影響が出ます。アウトです。
創る時に気持ちをこめていて、魂も入っている感じです。
出来上がったものに、そのときそのときの
魂を感じたいのです。
お金より大事な心の豊かさ。を
ものを創る時に生んでいるつもりです。
手先は器用かもしれないですが、生き方は大変不器用です(笑)

手に取った時に紙から温度を感じてもらえるようなものを創って行きたいです。
だって人間は複製できないんだから、紙も複製じゃ、味気ない。
作品は子供のようなもの。
そう思っています。
*写真は紙でつくったシールです。
作品を創った時にでる余り紙をとっておいて、シールにしています。
フォントの味や、紙の味、色の味、オリジナルそのままに、
紙もいっぱいあつまるとひとつの世界になります♪
It is a small world!