Posted on 12 1月 2016 by エハガキ華



エハガキ華のzine第2弾です。
風景印博物館の館長パクボーとその助手マリアンヌに頼まれ、テーマごとに博物館の展示品(風景印)を収集する本です。
収集テーマは「花」「昆虫」「海の生き物」「鳥類」「哺乳類」「野菜・果物・きのこ」「民芸品・伝統工芸品」の7つです。1つのテーマにつき2つの風景印を押せるようになっています。
「風景印」解説書付き。

こちらは押印例です。
「風景印って何?」という方は良ければぜひこちらをご覧ください。(私のブログです。)
http://jadranskomore.blog102.fc2.com/blog-entry-988.html
風景印とは、郵便局で押してもらえるご当地消印のことです。
サイズ:190mm x 138mm 本文28ページ
価格:1冊800円(送料込み)
発送:スマートレター
Posted on 12 1月 2016 by エハガキ華




エハガキ華・作「アマオオイ王国への旅」のzineをご紹介します。
住民が全ての会話を「手紙」で行う不思議な国「アマオオイ王国」。猫の客室乗務員に切手を愛する鳥の王様。
この物語は「私」によるアマオオイ王国旅行記です。
ページ内に風景印押印スペースがあり、郵便局でお好きな風景印を押印してもらうことで本が完成します。
サイズ:130mm x 200mm(横長)本文32ページ
価格:1冊800円(送料込み)
発送:スマートレター
Posted on 12 7月 2015 by エハガキ華



フェルメールの絵には背景に地図が描かれているものが複数あります。
地図好きなのかなぁ、なんてぼんやり考えていました。
17世紀、現在のオランダ王国の原型となったネーデルラント連邦共和国。国力すさまじく、海運、軍事、芸術も世界一。現代からみて「オランダ黄金時代」と呼ばれている、そんな時代のそんな場所にフェルメールは活躍したそうですが、世界規模の繁栄を築くにはやはり「より正確な地図」は不可欠だったようで。
フェルメールが描いた地図は、フェルメール同様、オランダ黄金時代に活躍したブラウ親子が出版した地図が元になっているそうです。絵の中だけに存在するわけではなく、当時実際に出版されたものなんですね。
そのブラウの地図が、東洋文庫ミュージアムで開催中の「大地図展」で展示されています。
ヨーロッパ人からみた地理上の“発見”が相次ぎ、それに呼応するかのように更新と出版が繰り返される世界地図は、冒険家や貿易商人の実利にとどまらず、経済力と同時に教養を身につけつつあった一般市民層の知的関心に応じるものでした。(中略)
この時代の地図が実用一辺倒ではなく、観賞用として販路を広げていた様子がうかがえます。芸術家のインスピレーションも刺激したようです。画家フェルメールもその一人で、彼の残した数点の風俗画の背景にはブラウが出版したとみられる地図が数点描かれています。
(時をこえる本の旅10 大地図展‐フェルメールも描いたブラウの世界地図 P1より引用)
大地図展‐フェルメールも描いたブラウの世界地図
東洋文庫ミュージアムにて8/9まで。
http://toyo-bunko-museu.sub.jp/
先々月見てきたのですが、実際の地図のとなりに対応するフェルメールの絵(のレプリカ)が配置され、解説も分かりやすく、ドキドキしっぱなしの展示でした。
フェルメールや地図好きの方、いかがでしょうか。
***
ところで、これを読んでいるあなたは東洋文庫ミュージアムへ行かれたことはあるでしょうか。
東洋文庫は公式サイトによれば「広くアジア全域の歴史と文化に関する東洋学の専門図書館ならびに研究所」だそうです。ミュージアムもその付属施設です。最寄駅は東京の駒込。

東洋文庫の入り口。文字が!エキゾチックな文字がたくさんで、見るたびに興奮します。

企画展以外にも所蔵品がいろいろ展示されているのですが、これは満州語で書かれた三国志演義。

チベット語の経典。
常設展の展示は時々入れ替わっているみたいです。以前見たときは、科挙の答案やウイグル文字の活字が展示されていました。解体新書や各地で発行された東方見聞録のコレクションも。

モリソン書庫。東洋文庫の創設者・岩崎久彌がオーストラリア人G. E.モリソン博士から購入したコレクションだそうですが、とにかく圧巻。この写真だと上手く伝わりませんね。Notebookersな人たちはここをきっと気に入ってくれるのではないかと思うのです。ぜひ。おすすめ。

「知恵の小径」にはアジア各地の名言が刻まれたパネルが並んでいます。これは西夏語。日本語訳は「智者はおだやかに言い、人を伏す 黄河はゆるやかに往き、人をのせる」
西夏語、好きです。本当に好きです、この文字の形。漢字と似ていますが、漢字と違って形から意味をさかのぼることはできない文字です。
文字好きな方に声を大にしてお勧めしたいミュージアムです。
記念スタンプもあるので、ノートブック片手にぜひ訪ねてみてください。
Posted on 27 5月 2015 by エハガキ華

「鯨の飛行機」

「猫の客室乗務員」

「王様ハシビロコウ」

「猫の郵便配達員」
エハガキ華作「アマオオイ王国への旅」の物語の中から4場面を選んでポストカードにしました。4枚セットでのお届けです。
紙はベルーガという、少しざらついた紙を使いました。白だけど、真っ白ではない、味わいのある紙です。
こちらのポストカードはサイズが通常のポストカードより大きめ。国内82円で送れるサイズです。
書きたい量がポストカード以上封書未満の時や、ちょっと特別な時、少しだけいつもより豪華にしたい時にぜひ使っていただければと思います。
サイズ:165 x 119mm
価格:800円(4枚1セット、送料無料)
配送方法:普通郵便
Posted on 24 5月 2015 by エハガキ華

ヤギと切手のポストカードです。原画はボールペン画です。

草切手に興味津々なヤギ。 “EAT ME!”

裏側はこんな感じです。

紙はレトロ印刷JAMさんのオリジナル紙「厚富士わら紙」。写真だと分かりにくいかと思いますが、素材に「藁(わら)」が使われている素朴な紙です。
サイズ:148 x 100mm
販売価格:1枚200円、3枚セット400円、5枚セット650円(すべて送料無料)
配送方法:普通郵便
Posted on 24 5月 2015 by エハガキ華

侍ネコを描いてみたいなぁと思ってできあがったポストカード。原画は鉛筆画です。背負っている旗は「さより」です。

金インク使ってみました!外国宛てに使ったら面白いかなと思って作ったのですが、もちろん国内宛てにもどうぞ。

裏はこんな感じです。ベルーガという、少しざらついた紙を使いました。白だけど、真っ白ではない、味わいのある紙です。
サイズ:148 x 100mm
価格:1枚250円、3枚セット550円、5枚セット900円(すべて送料無料)
配送方法:普通郵便
Posted on 24 5月 2015 by エハガキ華
印影蒐集匣(いんえいしゅうしゅうばこ)は、風景印などの「消印」をコレクションするためのノートブックです。
「え!消印を収集するって何!?」という方は私のブログにまとめた記事がありますので、良かったらこちらやこちらをぜひご覧ください。

表紙。「机のひきだし」をイメージして描いてみました。紙は台紙などによく使われているあのねずみ色の紙です。

表紙は「バーコ印刷」という方法で印刷されています。インクの部分が少しだけ盛り上がっていて、触るとそれが分かります。

無線綴じ製本です。

裏表紙は左下の部分にワンポイントだけ。

中を開くと「ひきだし」も開きます。全ページ同じイラストで、向かって右側にしか印刷されていません。両側に切手を貼っていくとそのうち厚みが増して、上手く押印できなくなることがあるからです。
左側の無地のページには風景印を押印した日に手に入れた紙モノをコラージュするのも面白いかなと思います。自由に使ってみてください!

使用例です。「ひきだしの中にお気に入りの風景印や小型印をしまっておく」そんなイメージで作りました。押印ページは全部で25ページあり、1ページに2つの消印を押印した場合、全部で50個「しまっておく」ことができます。
消印、消印と何度も書いていますが、それ以外にももちろんお使いいただけます。面白い使い方を見つけたらぜひ私にも教えてください!
仕様:A5 (210mm x 148mm)、本文50ページ(25枚)
素材:チップボール紙(表紙)、わら半紙(本文)
価格:800円(送料無料)
配送方法:普通郵便
Posted on 13 4月 2015 by エハガキ華
こんにちは。エハガキ華です。
今日は私のストックブックの中からお気に入りの切手を紹介したいと思います。ストックブックは切手を一時保管、または持ち運ぶための郵趣用品です。ノートブックのような形状をしています。こじつけじゃないですよ。私にとってはノートブックかもしくは本のようなものです。なぜかというのはこれから紹介するものを読んでいただければ分かっていただけるかもしれません。

まずはこんなのいかがでしょうか。日本でも毎年干支切手が発行されますが、これはベトナムの干支切手「ねこ年」のものです。干支って国によって動物が違うことがありますが、ベトナムでは兎の代わりに猫なのです。かわいい!ねこ年かわいい!

シエラレオネの「ヤシの実」型切手。シール式です。裏糊タイプの切手の方が風情があるな、と常々思っているのですが、これにはやられました。だってヤシの実ですよ。

イタリアの刺繍切手です。見てこれ!土台が布で、文字も絵も本当に刺繍されているんですよ。信じられない美しさです。

ベトナムの宇宙切手。当時の技術的な問題なのだろうと思うのですが、目打ちもバラバラ、紙の厚さも均一ではない感じ。しかし、紙好きとしてはこの紙質がたまりません。もう一度言います。たまりません。

北朝鮮のワールドカップ切手です。1982年。写真だとちょっと分かりにくいと思うのですが、これレンチキュラー印刷です。角度を変えると絵柄が変わるあれです。無駄に豪華!

こちらも北朝鮮。北朝鮮には異常とも思える可愛さの切手が存在しますがそれがこれですね。なんなんでしょうねこの可愛さ。私は北朝鮮切手が大好きで、他にもいろいろ持っています。日常生活で「北朝鮮の切手大好き」と話すと距離を置かれるかもしれないので気をつけましょうね。

琉球切手です。沖縄がアメリカ統治下に置かれていた時の切手で、もちろん今では使えません。琉球切手にも素敵なデザインや可愛いものがいろいろあります。琉球とかアメリカ統治とか決して笑顔だけで語れるものではないですが、こうやって小さな紙片としての歴史を身近に置いておけるのが切手の良いところの1つだと思っています。

歴史といえばこんな切手もあります。「南方占領地切手」と呼ばれる日本軍の占領地で発行された切手です。「ビルマ」と日本語で書かれていますね。歴史的な興味深さとフォント・絵の愛らしさが相反していてずいぶんとズルイ魅力のある切手です。

これはどこの切手だか分かりますか?正解は、イギリスです。イギリスの切手には国名表記はなく、代わりに女王の横顔が描かれています。なんでもこれはイギリスが世界最初の切手発行国であり「最初」であるが故に国名を入れる必要性がなかったという事情を今でも引き継いでいる、とのことらしいです。こういうのも歴史ですね。

チュニジア切手。こういうの正式になんと呼ぶか分からないのですが、アラビア文字のこういう装飾的な遊び、というかデザイン、大好きなのです。私は世界の文字が好きで、いろんな文字の印刷物(新聞やお菓子のパッケージなど)を見つけてはノートブックに貼っているのですが、切手は文字の収集にもとても好都合です。私がかつて探し求めた「アムハラ語の印刷物」はエチオピアの切手として我が家にやってきました。

ブータンの文字も美しいですよね。ブータンの公用語ゾンカ語はチベット語の1種だそうで、文字はチベット文字です。これが文章になっているともう本当にほれぼれするような美しさなので、良かったら検索してみてくださいね。
ところでこのブータンの切手、半立体になっているのお分かりになるでしょうか。セルロイド製です。おかしくないですか?ブータンの切手、おかしくないですか?

ほら、おかしい!出ました、ブータンのCD-ROM切手。切手ですよ。切手であり、CD-ROMですよ。(正確にはCD-ROM部分は切手ではないらしいですが。)怖くて実際試したことはないのですが、このCD-ROMにはブータンを紹介する映像が収められているとのことです。ブータンは変わり種切手の宝庫で、他にも頭のおかしい(褒めてます)切手が多数発行されています。
というわけで、私の好きな切手を紹介してみました。
今回は自分の手持ちの中から選んだのですが、まだまだ世界には楽しい切手が多数存在しているらしいです。今年ももうすぐスタンプショウ(毎年4月の終わり頃に開催される一大切手イベント。スタンプショウ2015は4月24~26日、浅草にて)がやってきます。
私も会場内をうろついている可能性が高いですので、見つけたら声をかけて、あなたの好きな切手を教えてください。
Posted on 18 3月 2015 by エハガキ華
こんにちは。エハガキ華です。
1年間ずっと準備していた展示会が無事に終わって、ほっとしているところです。この2週間くらい、展示物の後片付けと、準備期間中滞らせていた家全体の片付けを少しずつこなしています。
そんな中、なんとなくTwitterの「お気に入り」を眺めていたところ、モレカウことタカヤさんの
【Notebookersお題】あなたの本棚について語ってください
というツイートが目に入りました。
ちょうど本棚の片付けも進めているところですし、私もちょっと語ってみたいと思います。

私のメインの本棚はこんな感じです。今の家に引っ越してきた時に中古で買ったものですが、とても気に入っています。写真では写っていませんが、ガラス戸がついています。

大きめの本たち。この中で一番のお勧めは渡部雄吉の写真集「張り込み日記」です。

本以外にもお気に入りのものをいろいろ並べています。本が取りにくいですが、お気に入りを見やすいところに並べるのが優先です。

何度も言っているのですが、みうらじゅんの「カスハガの世界」は私のバイブルです。

漫画は連載中のものはどんどん増えるので置き場所に困りますよね。(来月発売の進撃の巨人が楽しみでなりません。)黒いのは胎児の人形で、坂上友理さんという作家さんの作品です。

文庫本。私は「一番好きな文学作品は」と聞かれたら「砂の女」かもしくは江戸川乱歩傑作選の中に入っている「鏡地獄」と答えます。

ちなみに一番最近買った本はこれです。まだじっくりは読んでないですが、とても面白いです。

モレスキンなどはここに。「Wreck this journal」については以前、Notebookersにも記事を書きました。こちら。

去年、玉淀河原で拾ったチャートや石英などの石。つくば市で採取したよく分からないキノコも阿字ヶ浦の海岸で拾ったイトマキヒトデも乾燥標本にしました。鳥の骨も拾ってとってあります。こういうものをちょっとずつ集めて「ヴンダーカンマー」な棚を作るのが夢です。

本棚の下側にも扉のついたスペースがあって、ここはファイル棚になってます。重点的に片付け中。

ファイル棚の中身は多くがこれです。世界中の地図の絵葉書を集めています。今、国ごとに並べる作業をしているのですが、数が多くて大変です。でもこれが至福の時です。
この記事を書く前、Notebookers内で「本棚」と検索して他の人の記事をじっくり読み返してみたり、Instagramで「#shelfie」と検索して写真を眺めたりしてみたのですが、人の本棚って面白いですね。特に読書の好みが全く違う人の棚でも面白い、もっと見たいと思うのが不思議です。
スペースや予算の都合上、どんな人にでもたいてい「欲しい本を全て自分の本棚に取りそろえる」というのはなかなか難しいことだと思います。つまり本人にとって「ベスト」な(本を含めての)本棚を所持している人ってそういないと思うんです。その「本棚」は、「その人」のほんの一部しか反映しない。
だけど一方で、「その人」の限られた予算、スペース、時間、それから情熱、好きなもの、様々な選択……は反映されている。その「本棚」は、「その人」を100%反映している、のかもしれない。
なんてことを考えてみました。
そんなわけで、本を出したり戻したり、はまだまだ続くのです。
Posted on 04 9月 2014 by エハガキ華
お久しぶりです。エハガキ華です。
1匹のツクツクボウシが頑張って鳴いています。
***
私は記念スタンプや、郵便局の風景印(絵入りの消印)を集めるのが好きです。
長いこと、記念スタンプ専用ノートと消印収集用のノートを分けて用意していたのですが、出かける時はどっちみち両方持っていくことが多いので、このたび2冊を統合することにしました。
それでどんなノートブックを使おうかなぁと悩んでいた頃、お店で偶然出会ったのがリトルモアが出しているnanukです。
http://www.nanuk.jp/
紙の厚さ、手触り、大きさ、シンプルさが私の求める「スタンプ帳」像にぴったり。
使い始めてからしばらく経ち、ページが1/4くらい埋まったので、少し中の様子を載せますね。





ところどころ映画のチラシが貼ってあるのは、映画の舞台にちなんだ消印を合わせて押すためです。
私が使っているnanukは無地ですが、横罫や方眼もあるようです。
***
表紙には、先月まで我孫子市鳥の博物館に展示されていたリョコウバトの仮剥製の絵を描いてみました。
お出かけする時に使うことが多いノートなので、「旅行」という名前はぴったりだなって。

描いてから、このリョコウバトは剥製だし、死んでしまっているのだからもう二度と「旅行」はしないんだよなぁと気付きました。
そもそもリョコウバトはその昔、鳥類史上最も繁栄したと言われるほど数の多い鳥だったそうですが、今では絶滅してしまって1羽もいないのです。
***
ま、いっか。
それでもこの表紙はなかなか気に入っています。数日過ぎてしまいましたが、今年の9月1日はリョコウバトの最後の1羽が死んでからちょうど100年でした。
とても使いやすくてお気に入りのノートブックの1つに加わりました。
Posted on 03 12月 2013 by エハガキ華
こんにちは。エハガキ華です。
あっという間に年末になろうとしています。
年末年始の独特の雰囲気って結構好きです。
今年の春の誕生日にKeri Smithさんという人が書いた「Wreck this journal」という本をもらいました。
洋書なんですけど、本というかワークブックといえばいいのか…。
Wreck this journalというのは直訳すると「このジャーナル(日記、日誌)を破壊せよ」という意味かな。
ページごとに様々な「破壊方法」が書いてありまして、読者はその指令に従って、本を汚したり、破ったり、はたまた、貼りつけたり。
その「破壊」と共に完成する本です。普通は本に対してやっちゃいけないことばかり書いてあります。
To create is to destroy(創ることは壊すこと)がこの本のテーマです。
下記の写真は実際に私がやってみた例です。

ページに色をつけよう。

本と一緒にシャワーへ。

コーヒーをこぼそう。

ページを縫ってみよう。

ページを堆肥にして行く末を見守ってみよう。

郵便物に貼られている切手を集めてみよう。
などなど。
他にもいろいろ。わりとすんなり実行できるページもあれば、実行するのに正直かなりためらう指令もあったりするのですが、この際固定観念は捨てようと。「しちゃいけないことなんてない」「殻を破れ」ってこの作者は言いたいのかもしれません。
ページはたくさんあるので、ちょっとずつ、気が向いた時、気分転換に、何となく、はたまた一生懸命に、こなしていってます。
書いてある英語もそんなに難しくないです。英検準2級の私がたまに辞書を引くくらいで済んでます。
写真共有サイトやSNSで#wreck this journalとか#wreckthisjournalのハッシュタグを検索するといろんな人の「ページ」を見ることができます。スペイン語版とかドイツ語版も出版されているらしくて、英語圏以外にもいろんな国の人が参加していて楽しいです。「その手があったか!」的なクリエイティブな破壊をしている人には正直嫉妬します。
To create is to destroy(創ることは壊すこと)
この本以外でも実行できそうな格言です。
Posted on 21 9月 2013 by エハガキ華

これは9月20日に発行された「ほっとする動物シリーズ第1集」という切手の1枚に、発行初日だけに特定の郵便局で押してもらえる絵入りハト印というものを押してもらったものです。
私はこういうのを小さなノートブックにちまちまと集めています。
ゾウの絵柄だったので、Notebookersを思い出して。
あ、最近記事書いてなかったなーって。
あとこのゾウを見て思い出したのは、高校の時にクラスメイトが「ゾウの絵を描きたいので上野動物園にスケッチに行った」と言っていたことです。
前後の記憶などほとんどなくて、その言葉だけ唐突に。
彼女のゾウの絵は完成したんだろうか。
そこのところの記憶はなくて、
私の記憶は「ダンボ」のピンクのゾウへとためらいなく繋がっていきました。
Posted on 26 3月 2013 by エハガキ華
こんにちは、エハガキ華です。
私の住んでいる我孫子市には「子育て支援施設」というのがいくつかありまして「すくすく広場」もその1つです。すくすく広場は駅前のビルの5階にあって、室内用の遊具や絵本が置いてあり、未就学児とその保護者が好きな時に行って遊べるようになっています。保育士の先生もいらっしゃるので、子育てについての悩みなどを相談できたりもする場所です。
そのすくすく広場が月1で発行している「すくすくだより」という会報誌のようなものに、2年前から子育てネタの4コマ漫画を連載させていただいていました。この3月で連載が終了となり、全部で24作を描きました。
広場の1利用者に過ぎなかった私ですが、広場の先生が私のブログを見てくださっていて、そこに載っていた4コマ(思いつきで描いて載せたものでした)を見て「すくすくだよりにも載せてみないか」とおっしゃってくださったことが最初のきっかけでした。それで試しに描いてみたのがこの「おさんぽ天王台」第1話です。

私自身も、そしてたぶん誘ってくださった先生も4コマを「連載する」という考えは最初なかったと思うのですが、この第1話がいくぶん好評で「良かったら2話目も」「3話目も」というふうに自然に連載へと繋がっていきました。
自分の描いたものがそうやって何かに印刷されて人に読んでもらえるというのは私にとってとても嬉しいことでしたが、さて困ったことに私はずっと漫画を描いてきたわけでもなく(むしろ『描いたことない』に限りなく近い)、「これでいいのだろうか」と迷うことの連続でした。この4コマ連載によって金銭的な報酬が発生するようなことはなかったのですが、自分の楽しみで描いているとは言え試行錯誤が必要でした。
まず、こんなシンプルな絵のたった4コマでも「ポーズ」に苦労しました。ちょっとした日常の動作をどうやって描いたらいいのか分からない。描いてきた4コマを見ると正直「変だな」と感じるポーズがいくつもあります。プロの漫画家の偉大さを知りました。
またストーリーについて、連載当初はいくつでもアイディアが浮かぶようでした。でもたった月に1度の連載でも私のアイディアなんてみるみるうちに消費されていくのです。ここでもプロの漫画家の偉大さを知りました。たとえばですよ、週刊少年ジャンプってありますが、ジャンプで連載を持っている漫画家さんと自分を比べるのもずいぶんおこがましい話ですが、私は月に1度の4コマを描きながら、ジャンプで連載している漫画家を神のように感じていました。もちろんアシスタントさんがいるとはいえ、毎週毎週あの量の話を考え、「戦闘」モノなんて特に非日常なポーズの連続、それらをクオリティをたもって描き続けることのすごさ。4コマを描く前からもちろん「すごい」とは思っていたのですが、自分でちょっとでもやってみるとその「すごさ」が恐ろしいくらい感じられたのです。日刊の新聞で4コマ漫画を何十年も連載している漫画家さんもまさに神レベルです。
ところで「アイディア」「ネタ」についてですが、なぜか寝る直前に思いつくことが多く、寝ると忘れてしまうということがたびたびありました。そこで購入したのが、

無印良品の「週刊誌4コマノート・ミニ」です。これは各ページに4コマの枠が印刷されているノートで

私はこういうふうに思いついたネタの走り書き用に使っていました。

↑見返してみるとボツになったネタなどもあり…

↑ネタ帳と完成版を見比べるとちょっと違っていたり…
走り書き・殴り書きなのでなるべく丁寧に扱っているモレスキンなどとはだいぶ違う様相なのですが、後から見返してみるとこれはこれで面白いなぁと。そのことに気付いたのが、この記事をNotebookersに投稿しようと思ったきっかけです。

こちらが24作目、今月発行されたすくすくだよりに載った「おさんぽ天王台」の最終回です。
この2コマ目は本当にあった出来事で、こんな有名漫画家や小説家が本屋でするみたいな体験ができて本当に夢のようでした。知らない人から漫画のことで声をかけていただいたり、私を知らなくても漫画のことを知ってくださっていたり。いたらないところだらけの4コマ連載でしたが、私にとっては本当に貴重な経験の連続でした。
エハガキ華の文化的日記 カテゴリ‐4コマ漫画
↑こちらのリンクから全ての4コマを読むことができます。
長い文章になってしまいました。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
Posted on 20 2月 2013 by エハガキ華
改めまして、はじめまして。エハガキ華と申します。
2013年からNotebookersのライターに正式に採用されました。
正式採用の前もゲストとして投稿させていただいたことがあります。
その時の記事はこちら↓
交換ノートをしています。 (2012年5月8日)
モレスキンと虫 (2012年11月2日)
その他では2013モレポケカレンダーの11月の絵を担当させていただきました。
一番よく出没するのはTwitterです。エハガキ華の文化的日記というブログもやっています。
タカヤさんが新たにNotebookersライターを募集するのを今か今かと待ち構えていました。
ついに正式なライターになれて、とても嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
***
自己紹介だけでも寂しいので食べ物の話をしたいと思います。
私はその昔、かなりの偏食家・食わず嫌いでした。
今でもその傾向は少しだけ残っていますが、とにかく私から見た世の中は嫌いな食べ物と、身近にあるのにも関わらず食べたことがない食べ物で溢れていました。
それがちょっと変わったのは、「絵を描くために食べ物を買う」ようになってからだと思います。
絵のモチーフとして何かしらの食材を買う→描く→描くだけじゃ食べ物がもったいない→料理の仕方が分からない→調べる→料理する→意外に美味しかった→料理や食材にちょっと興味が湧く→また新しい食材に挑戦する
こんな感じで思いもしなかった良い循環が生まれて、その間克服した食わず嫌いの数はいざ知らず。

例えばこれ、2009年に描いたカサゴ。真夏だったので腐りやしないかと大急ぎで描きました。

これは普通のかぼちゃに見えますが、「佐倉かぼちゃ」という品種で、食感が普通のかぼちゃとはだいぶ違いました。

これは京野菜の海老芋(京芋)。里芋の仲間ですけど虫みたいで気に入っています。この形を描くのがすごく難しくて苦戦しました。

左がたらの芽。右に半分だけ見えているのがウルイ。春の山菜です。
私は食品についているシール類が大好きで、はがしてノートブックに貼っておいたりします。絵にも描けるし、シールも集められるし、新たな美味しい食材に出会えるかもしれないしで、もうむしろ食わず嫌いをする理由がありません。
もちろん料理に失敗することも度々あるのですが。
それはそれで。
もしこれを見ているあなたが食わず嫌いな日々を送っているのなら、楽しい食材の世界へあなたもようこそ。
Posted on 02 11月 2012 by エハガキ華
お久しぶりです。
ゲスト投稿者のエハガキ華です。
今日はモレスキンについて書かせてください。
私は虫が嫌いなのですが、虫の形が好きで、本棚には虫の本が並んでいます。
でも本物は触れません。虫が嫌いだからです。
虫が嫌いな人物は虫の形を愛したりしないだろう、というのは長年の私の思い込みでした。
その思い込みを解いたのは、モレスキンのスケッチブックです。

虫を描くのが楽しかったのです。
虫が嫌いな人物は虫の絵なんて描かないだろう、といのも長年の思い込みでした。
モレスキンが「思い込みなんて捨てなよ」と喋ったのです。

否、そういうメルヘンな話ではなく、モレスキンを使いだしてからモレスキンユーザーの自由な発想に刺激を受けたのだと思います。
私にとってものすごく大きな変化です。

虫もですが、動物も自然もあまり好きではないと思い込んでいたのです。

全く、頑固な思い込みでした。最近の私の新しい趣味は雨後のキノコ探しと野鳥の鳴き声を覚えることです。

ありがとう、モレスキン&モレスキンユーザー。