こんにちは。毎月twitterで流している「新月の願いごと」。
割と需要がありそうなので、考え方ややり方、コツなどをまとめようと思います。
ちなみに本日2/22、7:34、魚座で新月でした。
一番下に、7~8年続けてきた私が感じる「効用」のようなモノについても書いてみました。
興味はあるけど胡散臭い感じもするし・・・と感じてらっしゃる方の参考になれば幸いです。

何年か使っていた「新月の願いごと専用・Bloomberg手帳」と、現行「夢かなチャーリー・モレスキン」、インク工房・ピンク色「LOVE」が入っている、セーラーのスケルトン×ズーム。
*新月の願いごととは*
ジャン・スピラー「魂のねがい 新月のソウル・メイキング」(2003年・徳間書店)で一躍有名になった、願いを叶えるテクニックです。
「月の魔力」など、月がもたらすとされる「パワー」についての本も昨今続々と増えていますが、
それを活用して、スムーズに夢を叶えていこうというもの。
アファメーションのテクニックと月のサイクル活用を合わせたものと言えます。
*願いごとの書き方*
(前置き)
上掲本が出てから徐々に、そして爆発的に流行し、たくさんの人が方法やコツをブログやサイトで流されています。
私がこれを知ったのはインターネットで、このテクニックを紹介されているサイトを見つけたからでした。
多分日本では一番最初に紹介に動かれたサイトだと思います、当時は検索してもそこしかなかったので。
そのサイトは上掲本に忠実に記事を起こされており、私も本屋で何度かこの本を手に取っているのですが特に目新しい情報もなかったので、
結局、本は入手していません。
何年か経ち、多くの人がいろいろな情報を独自に付加し、様々なテクニックを加えたり、元のテクニックから一部削ったりして
「オリジナルな新月の願いごと」を流されるようにになりました。
そんな訳で、これから書くことについて以下2点をご留意・ご了承ください。
・私は元の文献を手元に置いたことがありません。最初に出会ったサイトの情報を「元に限りなく近いもの」として実践してきました。
・その後、様々な人の「オリジナル・テクニック」を適宜取り入れています。「応用編」の内、私が取り入れているものは◎で示します。
(前置き 終わり)
*基本編・新月に関すること*
・新月(太陽と月の合)から8時間以内に書く
・その後40時間以内も、有効期間ではある。が、新月直後8時間以内よりはパワーは落ちるとされる
・月のボイドの時間は避ける
・新月の起こる星座が司る事象に関する願いが叶いやすいとされる
・1年に1度、「最大パワー周期」がある。この時期には50個書くと良い。
(自分の「最大パワー周期」を判定できるページ(ジャン・スピラーによる/英語です)→ https://www.janspiller.com/personalcharts/gpp.php
*基本編・アファメーションに関すること*
・2個以上10個以内とする
・必ず「私は」で始める
→これは多分に「日本語圏でない言語文化」に由来するものです。あちらでは主語が絶対必要なのです!
・「既に叶った」という意味での「完了形」で書く
・書き終わったら、どこかにしまって、忘れる
・ある程度の期間を空けて、ふと思い出した頃に見返してみる・・・埋めた宝箱を後年掘り出すような気持ちで
*応用編・新月に関すること*
・8時間以内、その後40時間以内というのは、それほど神経質になるべきではない
◎りっか実感として、48時間の内あまり後ろの方になると、効果はないなと感じています。なるべく、直後8時間→過ぎたら早めに、が良いなと思います。
・ボイドは無視して良い
・新月に入る前に準備をするべきではない・・・新月前のものは全て無効である
・新月に入る前に準備をしておいて、新月に入ってから改めてまとめ直しても良い
*応用編・アファメーションに関すること*
◎他者が主語になる願いはしない
→・これが守れていれば、主語を特に設けなくても良い
ex.「彼が私を好きになってくれますように」と書きたいなら、「私は彼に好意を持ってもらえるようになれた」とする。
ex.「仕事が上手くいきますように」と書きたいなら、「私は仕事を上手く進められた」とする。
◎「完了形」で書くことに抵抗があれば、「すんなり叶いつつある」など「進行形」の表現でも良い
ex.「私は彼に好意を持ってもらえるようになれた」と書きにくければ、「私は彼に好意を持ってもらえるようにすんなりと変わっていっている」とする。
ex.「私は仕事を上手く進められた」と書きたいなら、「私は仕事を上手に進められるようになりつつある」とする。
◎他者の不幸を願うことはしない
◎リラックスした気持ちで行う
◎「どうやって」は考えない
・紙片に書き、箱にしまっておく
・ヴィジョンを可視化できるものと合わせる(写真や絵など)
・なるべく具体的に書く
*応用編・その他*
・ピンクの紙に書く
◎ピンクの色で書く
◎2個以上10個のうちのひとつに、このテクニックへの信頼を混ぜる。
ex.「私はこれらの願いが、新月のエネルギーに助けられてすんなり叶うと、心から信じられています」 など
◎もし10個以内で「もういいや」と思えたら、他者のため、世界のための願いを追加する
ex.「私は、健康を取り戻した〇〇さんと、また何の心配もなく接せている」
ex.「私は、戦争や内紛がなくなり平和を取り戻した世界で安心して暮らしている」 などなど
◎一番最後に、日付・時刻と署名を入れる
・時間内なら書きなおしOK
*なぜ「新月」なのか*
新月は「始まり」のタイミングだからだと思います。
願いごとでなくとも、何かを「始める・着手する」には新月が良いとされています。
*「アファメーション」とは何か*
affirmation。断言、確言。論理学における肯定。と辞書にはあります。
転じて、
「自己に向けて肯定的な言葉を繰り返し向けることによって、潜在意識に対してポジティブな自己像を刷り込み、ネガティブな自己像を書き変えることで、より潜在的な力を引き出し活用する」ための「肯定的な言葉」。
というのが、潜在意識活用の分野で使われる際の最も狭義の意味だと見ています。
しかしアファメーションという言葉とテクニックが広く人口に膾炙した現在では、
「肯定的な自己暗示」「(いわゆる)言霊」
くらいの意味になっているような気もします。
(潜在意識活用と日本アニミズム的スピリチュアリズムが不思議な融合を見せた結果、独自のものが出来上がってきている気もします・・・)
いずれにせよ、とにかく「言葉を使って心持を変える」ことに意義があるワークなので、自分にすんなり入って来ない言葉はよろしくないと看做されることが多いです。
新月の願いごとが広まる際に、ジャン・スピラーの述べたアファメーションに関する部分が、多くの日本人にとって、取りかかりにくさと戸惑いをもたらしました。
日本人は、いちいち主語を言わないのです。
また、「まだ叶ってもいないのに”完了形”で断言しようとすると、むしろ疑念を深める」ということもあります。
それでは根本的な意義が欠損する、ということで、この面で特にいろいろな「手を変え品を変え」が言われました。
*私見*
思い返せば、26くらいの頃に始めたので、もう7、8年になるんだなぁ、と、先ほど振り返ってびっくりしました。
私は魚座らしく、現実的なこと物質的なことなどなどにあまり興味が向かないので、新月に行う願いのワークで「Have」に関することはほぼ出てきません。
「Do」はまだある方かな・・・「Be」が最も多いです。
なので、叶うにはとてもゆっくり、長い時間がかかります。
叶わなかったことも沢山あります。主に恋愛とか(笑)。相手さんあってのことなので、それぞれの「魂の意志」が違えば、こちらだけの願いが叶うということはありませんね。
一番叶ったのは「健康」や「幸せ」に関することかな。次が「仕事」。
そろそろようやく「恋愛」「結婚」に関することも叶いそうですが・・・どうなんだろう、先のことは分かりません。
結局のところ、「自分」に関することが最も叶いやすいのです。
書けば当然です。が、実感してみないと分からない最たるものかもしれません。
何が「自分のこと」なのか。
何なら「自分のこと」として、「願いを叶え」、リーダーシップを握って外界に影響を与えていけるのか。
ほんとうは、あらゆることが「自分のこと」であり、あらゆることについて「主導権を握っていられる」のですが、細かく探っていけば、実に沢山のことについて人は「自分がコントロールできる状況にない」と考えているものです。
何についてそう考えているかは、人それぞれ。
このワークを続けて来て私が得たなぁと思うものは
・多くの「願い」の実現
・自分の本性・本質・思いこみについての詳細な省察
だと思います。
そういう話とは別に、
・月1回、自分の「願い」=「今の自分が望むこと」を整理し、再確認できる機会
・月のサイクルに体が合ってきた
の2つは、大きいなあと感じます。
特に女性の場合、月と体が合ってくると、精神的にも大きな好影響があります。よく喧伝されることですが、実際多大に実感してます。
男性の場合は、月と体の関係を女性ほどには実感しにくいかもしれませんが、こういった節目・切り替えの時期は男女問わず影響しているので、掴めると色々便利かと思います。だいぶライフハックです(笑)。
また、「望みの棚卸」は良いですね。
新年を迎えるときや、「牡羊座の新月」(占星術における新年)、誕生日などは、いわば「年度末決算と予算作成」。
月次の棚卸と決算・3か月の短期予算と目標設定というのも、現実を動かすには大変大事な作業です。
もちろん、「第1日曜」とか「1日」とかに設定してもいい訳なのですが。なんしかそういう機会はあると良い。そして、それを新月とするのはより良い、と私は思っています。
願いのカテゴリは新月が起こる星座の司るカテゴリに準ずるとされるので、1年やっているとあらゆるジャンルから願いを眺め回すことができます。
それも割と良いかな。
たとえば「結婚」という願いに関していえば、
・結婚相手とどんな関係性を築きたいか
・一緒に作りたい家庭はどんなものか
・一緒に何を成し遂げたいか
・どんな生活をしたいか
・どこに住みたいか、どんな家が良いか
・どんなライフスタイルにしたいか
・金銭面ではどんな風に在りたいか
などなど、などなど・・・「結婚」という夢の球を眺め回す視点は山ほどあるわけです。(仕事でも何でも全く同じですね。)
これが、12カ月(12種類)で、おおよそ全方向から眺め回してクリアにしていけるというのが、新月の願いごとを継続する一つの便利さかなぁと思います。
ご質問等あれば、コメント欄にどうぞ。分かることならお答えします。
また、何かあれば加筆修正等します。