Archive | Notebook

Tags: ,

Note of the note―ノートの調べ p.11 寺山修司歌稿ノート

Posted on 12 10月 2020 by

「Note of the note -ノートの調べ」 と題した不定期シリーズ。
このシリーズでは、著名人のノート、手稿、手帳、日記などを紹介し、そこに込められた作法と思いを検証していく。
 今回は、寺山修司さんの歌稿ノートを味わう。

出典

寺山修司未発表歌集
『月蝕書簡』表紙
寺山修司未発表歌集『月蝕書簡』表紙

寺山修司未発表歌集『月蝕書簡』(2008年2月28日:岩波書店)巻末資料

はじめに

寺山修司さんが短歌に関わったのは、十代の終わりから二十代半ば過ぎまで、デビューして最初の十年ほどである。

(同書 p.217 解説 佐佐木幸綱)

寺山修司にまた短歌を書いてみようと思い立たせたのは、1973年(昭和48年)三月二十二日のことである。
 当時、「海」の編集者の吉田好男氏に(・・・)「寺山さんがまた短歌でも書いたら僕のところで載せるよ」。

(同書 p.201 『月蝕書簡』をめぐる経緯 田中未知)

1973年から十年かけて作られた短歌は、いろいろな紙片にメモされ、私の手元に遺された。そのうちでも、短冊形に切られた紙に一首ずつ、4Bの鉛筆できれいに清書したと思われるものは、一応完成作品と判断した。これが六十首ほどを占める。
 写真資料に中にある大判の画帖には思いつくままのことばの断片が縦横無尽にしたためられている。(・・・)そのほか、旅行中のノート、航空便箋、絵葉書の裏など、手元にあったと思われる用紙に、なぐり書きしている。

(同書 p208 同上)

写真1

z
歌稿ノート

ほぼ、句としてまとまったものを書いたものだろう。後出の画帖に掻き出したイメージを一行短歌形式にコラージュなどして書き連ねて調子をみているものと思われる。助詞と形容詞が検討され、さらに不要な言葉、さらに適切な言葉を求めているところか。それにしても驚くほど訂正が少ないと思う。語順の入替はほぼ見受けられない。「水の音―」のとなりの行に表れている「墓石を」が、行を改めて「満月に墓石はこぶ―」として記されているところに、私はひじょうな興奮を覚える。また「名付け親―」の下の句が空欄である点もおもしろい。

写真2

図版2短冊貼り付け
短冊貼り付け

 先述した「短冊に一首ずつ清書されたもの」である。画用紙を切ったものだという。写真1、のようにノートで推敲を重ねたのなら、完成作を完成作用のノートに書けばよいと思うのだが、わざわざ別の紙に書いて貼り付けるというのがおもしろい。
 三首目はさらに「に漂ふ」を「を泳ぐ」と直している。また、五首目の下の句「地球儀の中は空洞」の行の「中は」の右に「内なる」と書かれている。本編収録短歌は「地球儀の内なる空洞」だが、この段階ではまだ「中は」が消されていない。
 推敲という果てしない苦悩。おそらく、ノートに書いている間は、推敲が終わらないのだろうと想像する。別の紙に書き出すことでようやく、その短歌を推敲していたノートのページを離れることができたのだろう。「もういい」という気分になるのに違いない。それでもまだ直したくなる。
 というのは想像で、単に、歌集収録の際の順番を決めるため、短冊にしておいたほうが便利なのだろうと推察する。
 短冊は束となって残されていて、分散しないようノートに貼ったのは田中氏とのことだ。

写真3

図版3 メモ
布製カバーの大判画帖

田中氏の解説によれば

詩集、歌集など、一冊にまとめようとするときは布製カバーの大判の画帖を使用。ページごと縦横無尽に思いつくまま、メモ書きされている。

(同書 <資料>歌稿ノート 写真・文 田中未知)

とある。
 天地もなく、矢印や丸囲みが頻出するこうしたメモ書きを見ているのが好きだ。何も決まっていないところから思いつくままに言葉を書きだし並べていくノートは大きければ大きいほどいいと思う(全体が一目で見渡せることが大事)。目の端にでも映ればそれは必ず刺激となる。むしろフォーカスのない部分のメモ書きをなぞっているような気さえすることもある。「文」を「句」と「語」に分節し、繋ぎ変えて、付け足し、削除し、組み換え、また付与し減衰させていく作業は、ひじょうに「空間的」な感覚がある。そういうとき、時間はあっという間にすぎさっていく。

写真4

写真4 ノートに記される断片
ノートに記される断片

ここから始まる。全てが寺山調である。
 私は以前、寺山修司さんの短歌のうち、ぶったぎって俳句になるものを列挙し、改めて短歌と俳句の違いを考えるという、たいへん失礼な読み方を楽しんだことがあるが、この断片にも、「三枚の畳をわれの枯野とし」や、「演説や十一月の海の杭」などがあって、興味深いが、むしろ、文字数に囚われない語句がもつポテンシャルに痺れてしまう。
 「指人形は」の部分に長くひかれた矢印の先に「だまされて」があり、この距離が生まれた理由などをあれこれ類推するのもまた楽しい。
 こういうノートこそが「ネタ帳」とよぶにふさわしいのだろう。ここから、写真3、写真1を経て、写真2、の短冊へと昇華していくのである。

おわりに

 義母十夜「主婦の友」より切り抜かれ悪夢の中の麗人となる

と、書いてみる。
 それから、『主婦の友」がいいか『少女倶楽部』がいいかについて考えてみる。

同書 p197 個への退行を断ち切る歌稿―一首の消し方 寺山修司 (『月蝕機関説』所収、冬樹社、1981年)

寺山 ぼくらは体温三十何度かの血の流れているスピーカーですよ。しゃべっている言葉だって、おととい書物で読んだり、きのうテレビで聞いたりしたものばかり。それが頭の中でコラージュされて、通過して出ていくわけですよ。あしたはもうからだに残ってない言葉もあるし、うまく出ていかないで、何年も体内に残っていたりするものもあるかもしれない。いずれにせよ、それは、その程度のものだと思うんですね。それが、日本という一つの全体性の過去の復元過程の中で文芸としてとらえられていくか、あるいは自分が記憶と記録のはざまの中で、自分のからだの中にとどめられてあるか。

現代短歌のアポリア―心・肉体・フォルム 佐佐木幸綱・寺山修司 月蝕書簡栞より

最近、短歌でも俳句でも(散文だとそういうことはない)、ほぼ日手帳weeksMEGAの方眼ページに、写真4や写真1のようにうなりながら書いていて、それはたいてい、twitterや投稿サイトで公開するために作っているものなので、手帳の上でほぼ形になったところで、フォームに入力するのだが、その、フォームに入力した直後に、さらによい(と自分が信じる)形がパッと浮かんでくることがよくあって、それが不思議だ。
 アナログだから思いつかない、というのではないだろう。たぶん、自らの手癖のある文字で見ているのと、フォントに直されたものを見るのとでは、気分が変わるのだろうと思っている。だから、寺山さんが、画用紙に清書をする気持ちは、これと似ているのではないかと勝手に想像しているのである。清書の瞬間こそが最大の校正チャンスであり、その瞬間を味わいたくて私は何度でも推敲したいのだと思っている。

Comments (0)

Tags:

まだ僕は庭の外にも出ていない最強のONE PIECEを探す/俳句

Posted on 21 8月 2020 by

思いついたらとりあえず書いて見る

俳句はログだと、この間申したところだが、「最強の俳句」とは何だろうと考えさせられる事態がおきた。

私は上記twitterを投稿なさり、今回俳句杯を主催される星野いのりさんの俳句に衝撃を受けた者である。

「六枚道場」第八回〈詩・俳句〉部門A
星野いのりさん「うたかた」より、抜粋
口淫は嘔吐に終はる麦茶かな
蜻蛉の翅みづみづしき葬後
病みゐたる月は己を凍て殺す

わたしの俳句脳では、こうした語彙は拾えないと思った。そう思ったとき、いつの間にかわたしは「俳句脳」「短歌脳」「散文脳」のような脳の専門モジュール化が進んでいたことに気付き、これはまるでネアンデルタール人の脳ではないかと愕然とした。

新人類クロマニョン人の特質である「大脳新皮質」という、極度に自由横断的な、フレキシビリティ溢れる脳を活性化させなければ、「俳句」「短歌」「散文」、つまりまとめて「詩」を書く事なぞ不可能なのだぞと。

癖としての一句一章を離れたい

兼題は「月」
月のある風景、月との関わり、月の記憶を探る。折悪しく今は新月に向かう時期で、月はない。小説、詩。イナガキタルホ。ハギワラサクタロウ。魔的イメージに結びつく月とそれ以外の何かを模索し続けた。

水月と薬のターン

だが、絶望的に跳べない。因果に凝り固まっている。元来、このような因果を外す装置として俳句はあるはずだった。SF、ファンタジー、ホラー。さまざまなシチュエーションを思い浮べては、その情景にでてくるオブジェをまさぐり、俳句らしきものを探す。だが、このような方法自体が「俳句脳」なのだと気付き茫然とする。

このアカウントはわたし
コラージュを試す

短歌では、ワードを書き留めておいて後に、コラージュによって作品を製作する方法は一般的で、上の句と下の句とのつかず離れずの比喩、意外な取り合わせを見つけ出すには最適だ。これが私はあまり好きでなかった。作品のための作品。言葉遊び。になりはしないかと危惧されたからだ。
 しかし、言葉がもたらす衝撃によって、世界に亀裂をあたえられたり、偶然併置した言葉動詞の関係性によって、時空がねじ切れたり、ワープできたりするのなら、それは有効だと思うようになった。それは、「写生」か「空想」かという問題とは、別の、単に方法論として有効だと、現在も思っている。つまり、コラージュと写生とは両立すると考えている。先述した星野さんの「麦茶」の存在感。これは写生句といってよく、季語は動かない。わたしはこういう俳句を拾いたい。

エントリー作品はしかしまだ大人しかった

六日間。「月」のことばかり考えていた。他の俳句はほとんど読めず、なにを見ても「月」を置いたらどうかと、そればかり試していた。そして、自ら定めた〆切時間、グルグル○をつけた句でエントリーした。
 それは、やはりまだネアンデルタール人の句だった。だが、作ってはtwitterに上げて退路を断ちつつ進んできたつもりだった六日間は、無駄ではなかったと思う。

月の嘘堅い床には薬瓶 六文風鈴  (これは今、ノートを見て作った句)

ノートはダイソーノート(文庫本サイズ)144枚
ボールペンはZEBRA Surari0.7を使用しています。

Comments (0)

完成した大人の塗り絵の記録

Posted on 21 8月 2020 by

2年ほど前から大人の塗り絵(コロリアージュ)に夢中です。

完成した作品には日付を書いた付箋を貼っています。

手元の塗り絵本が少しずつ増えてきて(2020年8月現在で9冊!)、しかも着色する順番はランダムで・・・こんな状態なので過去の塗り絵を振り返りにくいなと思い、実践していることがあるので紹介します。

使用ノートについて

ジブン手帳のIDEAを使用しています。

これは塗り絵の記録専用ではなく、日記(雑記)帳です。

サイズやページ数などがちょうど良くてお気に入りです。

記録手順

  • 完成した塗り絵を真上から撮影します。
  • 画像を正方形にします。縦長や横長の塗り絵はカメラアプリ(SNOW)で正方形の中に収めるように加工します。
  • 更にカメラアプリ(LINEカメラ)のコラージュ機能で4分割の大きさに加工し、A6サイズで印刷します。
  • 印刷したものを切り抜き、ノートに貼って完成です。

▼完成した塗り絵を貼ったページ

最後に

大人の塗り絵はとても楽しいですよ。

  • ディズニーやサンエックスなどのキャラクター系
  • 人気のイラストレーターさんの線画
  • 和柄
  • 自律神経を整える系
  • 脳トレ系
  • パズル塗り絵

などなど・・・種類も豊富です。

色鉛筆と塗り絵本があればすぐに始められるので、おうち時間に楽しんでみてはいかがでしょうか?

さや

Comments (0)

はいってみたいところ

Posted on 17 7月 2020 by

~またの名をちまちまツイートNo. 249

雨が続きますね。
色々と大変なご時世ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
おひさしぶりのkonamaです。

今日は、本の話のような、そうでないような。
つれづれに書いておりますので、気楽にお付き合いください。

● 滑らかな平面の上を移動する球体aの世界

 先日Twitterをながめていたら、岸本佐知子さんのエッセイ「ひみつのしつもん」についてツイートすると、クラフト・エヴィング商會さん直筆イラスト+著者サイン入りしおりをプレゼントというキャンペーンをみつけました(筑摩書房さんのキャンペーンで、既に終了しています)。
 それは応募せねばと抜書きをトライした時の写真がこちら。岸本さんの話はなんというか、こういうところが色々と自分にひっかかるのです。

私が心の底からやりたいことは、たとえば、「つるっつるすること」だ。完全に滑らかな、摩擦ゼロの平面を、どこまでもどこまでもつるっつると滑っていきたい。その究極のつるっつる感だけを無限に味わいたい。『パンクチュアル』、岸本佐知子「ひみつのしつもん」より。

この文章のあと、

「むかし物理の問題で「滑らかな平面の上を移動する球体a」が出てきたことがある。(この時、平面の摩擦はゼロになるものとする)と但し書きがあった。私がつるっつるしたいのはその問題の世界だ」

と続くのですが、なんていうかこのこういう不思議空間(というか、感触なんだけど)の中に入ってみたい(身をおいてみたい)願望って、ありません?
 この本の中にもプール一杯にゼリーを作ってその中を泳いでみたいとかそういう話も出てきて、そうそうと膝を打つ…。こういう話って、なんだか自分の性癖を開示しているような恥ずかしい気分になって、なかなか話題にはしないからよく分からないけど、みんなそういうものを持っているのかしら?と思ったりしたのです。プール一杯の○○のなかで泳ぎたいって話、けっこう色んなエッセイでみたことがあるきがするもの。子供用のプレイエリアにある、一杯バルーンが詰まってる遊具なんかもそういう感触を楽しむ物でもあるのかしら。むしろ、人をダメにするソファ系がイメージとしては近いのか。

♨ 温泉にでも行きたい?

 こういう「○○に浸かってみたい」的な発想は、私の場合、仕事でくたびれた~って時に、なんていうかこういう物に入りたいよねって感じで頭に浮かんできます。

 以前、ものすごい忙しい時期に、職場の同僚でもある長年の友人と帰宅途中にした会話:(夜遅いので同じ車両に誰もいないローカル線でぐだぐだしている図。あまりにヘトヘトなのでお互いの顔も見ていない感じ)

私:いや、もうさ帰ってもお風呂はいって寝るだけって感じだよね
友:こういう時って、温泉でも行きたいっていうんだろうけど、正直行くのが面倒
私:そだねえ。なんかこう謎のゼリーみたいなのに浸かると、疲れ成分がじわじわと溶け出して出るとすっきりみたいな機械ないかなあ。ゼリーが黒っぽくなって、お客さん相当お疲れでしたね~みたいな感じ。
友:あー、私は巨人のような力持ちに足首つかんで水平にぐるぐる回して欲しい感じ。昔の手回し脱水機みたいな?
私:蜂蜜絞るのみたいなのか…
友:あとね、なんかこう柔らかい物でぎゅーっと圧迫してくれるみたいな?

 こんな会話をしたのも、もう(年単位で)大分前なのですが、先日この友人から、誕生日祝いにハンドマッサージャーをもらいました。指を突っ込んで全体を圧迫するタイプのやつ(イメージわかないかたはこちら)。
 さっそく、風呂上がりに試す私。親指以外の指を穴に通して、ボタンをおすとぎゅーっと結構な強さで締め付けられる感じがします。「おー、確かに彼女が欲しがってた物そのものだねえ、全身だったら完璧だった….」
 ん、全身?全身をぎゅっとするってなんか読んだことあるぞ。

🐄 子牛用締め上げシュート

思い出したのは、オリバー・サックスの『火星の人類学者』。

力強く、だが優しく抱きしめてくれて、しかも自分が完全にコントロールできる魔法の機械を夢見るようになった。何年かたって、思春期の彼女は、子牛を押さえておく締め上げシュートの図をみて、これだと思った。それを人間に使えるように改良すれば、彼女の魔法の機械ができる。空気を入れてふくらまし、身体全体に圧力をかける服といったほかの装置も考えてみたが、締め上げシュートの単純さには抵抗しがたかった。

オリバー・サックスは『妻を帽子とまちがえた男』とか『レナードの朝』で有名ですが、このエピソードも脳神経医のサックス先生が自閉症の動物学者に会いに行った時の物。愛情とかそういうものがわからないというこの方が、ひそかにおうちに置いている機械のお話。ハンドマッサージャーはどちらかというと、空気をいれてふくらまし…の方に近いと思うけど、このしっかり圧をかけられるというのは普通に人類の欲としてあるんだなあと思ったのでした。

 しかし、人に抱きしめてもらいたいというと変に思わないのに、全身に圧をかける機械が欲しいというと、なんとなく奇妙な後ろめたさがあるのはなんなんでしょうねえ。

🐼 ちまちまツイート No.249

そんなわけで、つるっつるの世界から締め上げ機までの話を思い起こして書いた、ちまちまツイート(私が一番小さいロディアに、パンダのスタンプで書いている手書きツイート)がこの図になります。

ちょっときっかけからこの絵まで説明むずかしいよなー、と思ったのですが、「懐深いNotebookersの皆様なら許してくれるかな」と思いつき、こちらに書き留めた次第です。

追:結局のところ、〆切りから大分たちますけど何の連絡も来ないので、残念ながらしおりは当選しなかったようです。(そういえば、はじまりはそういう話だった…)

追2:と思っていたら、忘れた頃に当選のお知らせが来ました!

Comments (0)

Tags:

獏爆誕!&手帳派アナーキズム

Posted on 15 7月 2020 by

はじめに

2020年7月7日、日本平動物園の、フタバ君とオリヒメさんの間に赤ちゃんが生まれました! めでたいめでたいめでたい。詳細は後日発表があるとのことです。とにかく、丈夫に無事にスクスク育ってほしいです。フタバ君もオリヒメさんも、ますます元気に長生きしてほしいです。また、会いにいきます。
https://www.nhdzoo.jp/news/naka.php?id=1493&p=4
以上、獏部歓喜のご報告でした。

では、

手帳派でいいじゃない。だって俳句はアナーキズムなんだもの

以下の記事は、『俳句の世界』小西甚一さん著、のごく一部に関する感想と、別のブログに書いた過去記事とをミックスしたものです。

手帳派とは

子規の本意は客観的世界の尊重にあったわけですが、子規と言えどもそれが何時の間にか事実の尊重と置き換えられて、あのような愚作が詠まれたに違いない(…)言わば創作の一つの安易な手段として写生が考えられているのです。物干竿を見ていたら一匹の蝶が飛んできた。そこで一句が出来るという具合であります。これを手帳俳句と言います。「それは事実だった」―それが手帳俳句の考えであります。
 だが作品はあくまでも一つの完結した世界であって、偶然経験した事実の破片が言葉の上に移されただけでは、やはり断片は断片で、それだけでは完結性は与えられていないのです。

前掲書 p.197

という具合です。これは、piecesmaker1という名前で、写生を信奉する私に対する批判ですね!
こうした、いわゆる「(反写生派の主張する)いわゆる写生」によって作られた断片の寄せ集めを「タダゴト句」とよび、上っ面な、表層的な、真実に到達していない上滑りな、たんなるLogでしかないもので、なんでこんなものをわざわざ句にするのか、と、萩原朔太郎さんも疑問を呈していました。

何のために、何の意味で、あんな無味平淡なタダゴトの詩を作るのか。作者にとって、それが何の詩情に価するかといふことが、いくら考えても疑問であった。所がこの病気の間、初めて漸くそれが解った。(中略)退屈もそれの境地に安住すれば快楽であり、却って詩興の原因でさへあるといふことを、私は子規によって考えへさせられた。

萩原朔太郎『病床からの一発見』より

 作者の小西さんは『俳句は作品でありそれは「完結性」をもたねばならない』としています。
 ですが俳句という短い詩形が「完結性」を持つためには、どうしても「読者」による補完が要請されます。(これはどんな形式の作品でも同じでしょうが、とくに俳句は補完に頼る度合いが大きくなります)句作者の「本意」をおもんぱかるためには、句のみでなくその句作者の人生と句が作られた状況をもかんがみ、読み手としての願望も少し交えながら最大限のそんたくをせねばなりません。その機構が「結社」です。

俳句のアナーキズム

 (以下は過去ブログの採録です)
 俳句は連歌の発句であることを止めたとき、現実に対する一個人の批評となり、絶対に物語を構成しない、権威主義を離れた「自在」なものとなったと思う。
 とことんまで、「個」と「世界」とを突き詰めたところに結晶する十七文字。それこそが俳句であり、そこにこそ、「普遍」が現われるはずだった。
 だが、この十七文字という極端に短い詩形であることが、俳句の読者に、自動的に「補完」を強いてしまう。いや、むしろ、それを期待しているのが俳句である。
 だが、それはあるあるネタの同感などという共同体を強化するタイプの補完ではなかったはずだ。
 全てを言い表すのではなく、そこに切れ目をいれておくこと。その切れ目は、読者が想定してない切れ目であり、そこから垣間見える「本質」または、そこから垣間見られる眼差しなど、に「ぎょっとさせられる」体験こそが「補完」されべきなのであるが、一般的には補完する際、「共同体」を「シイタケ駒」のように呼び込んでしまう。

 しいたけ俳句
 そして気が付けば、「俳句」の内部は「共同体」の菌糸でねとねとになってしまうのだ。こうなると、あとは放っておいても、同じDNAによる「シイタケ俳句」が雨後のタケノコのようにビラビラと生えてくる。それが結社である。
 つまり、「個」は「共同体」という「類」にとって変わられてしまうのだ。
 それは、「個」の拡大ではない。
 「類」において、「個」は「類的本質」という「物語」として均質化された上、アンタッチャブル化されてしまう。
 それこそが「一般」と呼ばれるものであり、そのように解釈されてしまった「上手な句」こそが一般のなかの一般の、まさしく「タダゴト俳句」であり「月並み俳句」と呼ばれるべきだ。
 この場合、世界とは「一結社」にすぎない。その中で上手と認められたものが「特別な俳句」としてもてはやされ、特別な俳句が作れる特別な人がカリスマとして、崇めたてまつられるのだ。

 しいたけ結社からしいたけ国家へ
 大勢の一般市民が、カリスマ的指導者を崇拝し、それぞれのISMをもって、争っている。俳句は国家の内部に小さな国家を形成する。そして他を外部とみなし、外部からの干渉を嫌い互いに地上でも地下でも、争いあう。

Notebookersは、Logを尊重します(私見)

 俳句の歴史は「芸術たらん」とする俳人たちの苦闘の歴史でもあったようです。とくに結社を維持運営する上ではそういった格式は必要なのでしょうが、そういったモノに、とことん無関心な「手帳派」としては、徹底的に「事実の断片」をコレクションしていければそれでいい、という考えです。こっちには、俳句に貢献したいという熱意もなければ、俳句のために生きる義務もなく、ただ、自分の今ある「この(一つの)世界」にのみ関心があるわけですから。
 Notebookersは、Logを尊重します。愚鈍なまでに「写生的(主観的=客観的)事実」を尊重します。凡庸な私が、五・七・五の制限のなかで、「悟りを記そう」(俳句の完全性が「悟り」だということは、長くなるので書きません)などと考えるなど、おこがましい限りです。
 だって真理は自然の表層に常に顕れており、それは因果を離れて縁起しあっているのですから、二物衝撃とかなんとか頭をひねったところで不純になるばかりです。
 日常の中の、「下手な考えより奇なる現実に」あふれるありふれた事を、因果や説明が不可能な、五・七・五に記録することが、手帳派の写生俳句だと思います。

アナーキズム論

(再び別のブログから)
 非常にシンプルなルールに則っていながら、無数の亜流を生み出し、大同小異の小異にのみアイデンティティーを見出して、大同を認めない。同じ一つの国にあって、それぞれの切り口は全く異なっているため、そもそも同じ一つの国などという事実ですら認められない。この差別主義は人間性にも及ぶ。

丸い地球も切りようで四角
 俳句はあらゆる場面を切断することができる。その際、球体がその切断の仕方によって、無数の断面を形成するように、世界は一つではなくなる。というより、われわれは存在論的に、世界を分断しなければ認識できないのだ。それは『分断以前の一』のあることの証明でもなく、『多様性』の証明とするでもなく、「上手」「下手」、「特別」「タダゴト」、「本物」と「偽者」、「深い」「浅い」、「分ってる」「分ってない」というに差別に利用する姿勢がしみついてしまっている。

句会
 句会はいい。さまざまな句を読むことはいい。その句読んだ感想を言い合うのもいい。互いの「個」をもって自らの在る世界を鑑賞しあい、自分のそれとの差異を、無責任に楽しめるのであれば。何かを変えようとか、何かになろうとかしないのならば。ただ、自分にとっての社会と自分とのスタンスの差を感じ、その差異を「広さ」と感じることができるのであれば。

つまらない素人としての私
 そして、そのような「拘束された自由」を育む結社とは全く無縁に俳句を詠む私は、何の影響力ももたぬ有象無象である。私はそのように俳句を詠む。

そして、そこにしかアナーキズムはありえない。

(続き)客観写生の主観性が要請するアナーキズム

団結は不用だ。
 アナーキズム運動は、運動であるべきではない。それは、組織されてはならない。

同胞の支援は不要だ。
 支援を受けるなら、それぞれの抗う相手から支援を取り付けるべきである。

暴力は不要だ。
 アナーキズムは好戦的である必要はない。暴力は古い物語としてかならず「しいたけ国家」を産む。

敵は不要だ。
 多様性が認められなければ、選別と排除の理論が「王」を産むだろう。

アナーキズムはグラバカだ。
 アナーキズムの美しさは、K-1的ではなく、グラバカにある。互いに離れたところから単発的に相手と対話を交わす関係ではない。
 相手とぐずぐずに溶け合って一つになる。巻き込み巻き込まれた一体化の果てに各々の「個」を確立することこそが、アナーキズムの姿勢である。

アナーキズムは不用だ。
 それを名づけてはいけない。名指してはいけない。旗印としてはいけない。指導者をもってはいけない。バイブルを携えてはいけない。
 アナーキズムはもう、あなたの心のなかにある。その心の中にあるものを実現すべく、自らの居場所で、自らの周辺にある自らの事実を、愚直に書き留めること。
 声に出す必要もない。作品など書かなくてもいい。
 信じることを行うこと。
 認められることに意味は無い。アナーキズム活動歴何年とか、アナーキズム活動実績は、とか、関係ない。それで飯を食おうとするな。もはや、それはアナーキズムでない。よりどころを求めるな。アナーキズムは常に流浪するものなのだ。

おわりに

 途中に、なかなか勇ましい部分を挿入してみましたが、
「せっかく作ったタダゴト俳句を上手に散文に戻して感想文を書かれてしまった(泣)」という、トホホさ加減が少しでも伝われば幸いです。(嘘)

 俳句っぽい俳句というものは確実にあって、俳句っぽい俳句を作る方法は巷に溢れていますけれども、世界をその俳句の文法で切り取ろう、というのは本末転倒なのではないかとも思います。重要なのは、慣れ親しんだ因果関係による思考を離れることに尽きます。
 ところで、短歌は、因果を入れることが十分に可能な形式なのですが、現代短歌は、上句と下句を別々に作っておいて、現代短歌っぽい組み合わせをランダムに拾うというような作り方で、遅れてきたシュールレアリズム短歌を量産しているようです。その脈絡のなさそうでありそうでなさそうでありそうな感じに「俳句的」な余韻を持たせようという風にも思われます。
 昭和のころから「短歌が俳句的になり、俳句が短歌的になっている」との指摘はなされてきたようですが、手帳派なので、どーでもいーです。
 五・七・五にはまればそれで、七・七があったほうがよければそれで。散文を否定するものでもありません。
 日常の「感じ」を書き留められればそれでよいので、スケッチだって除外しないし、写真だってかまわないです。

手帳派は偶然に遭遇した事実の断片の「美しさ」を思わずLogに残してしまい勝ちなだけの、個人なのです。

おまけ 正岡子規さんのタダゴトでなさそうなタダゴト俳句選

(こちらも過去のブログからの転載です)

時雨るゝや海と空とのあはひより

馬子一人夕日に帰る枯野哉

ぬぎすてた下駄に霜あり冬の月

散る花のうしろに動く風見哉

夕立にうたるる鯉のかしらかな

門を出て十歩に秋の海広し

夕顔や裏口のぞく僧一人

涼しさや石燈籠の穴も海

夕風や白薔薇の花皆動く

秋風や道に横たふ蛇のから

一列に十本ばかりゆりの花

フランスの一輪ざしや冬の薔薇

鷄頭の十四五本もありぬべし

Comments (0)

Kobe INK #03 × 北関東三都物語2020夏 |3/3|桐生・西桐生駅セピア

Posted on 23 6月 2020 by

https://kobe-nagasawa.co.jp/originalitems/kobeink/p-289/

念のため、前々回記事にも貼った「神戸の街のイメージをインクの色で表現した人」の物語動画を再生。

Kobe INK物語の3色目は、旧居留地セピア。
神戸らしい落ち着いた街並みとノスタルジーさえ感じる風景をセピアカラーで表現した、らしい。

しかし舞台は北関東。
北関東はやすやすと、ノスタルジーさえ感じる風景を見せてくれない。

「すごい!」「たのしい!」「おいしい!」……魅力表現がアバウトすぎてノスタルジーの欠片も見えない北関東。

#1高崎→#2水戸→#3……。
流れに身を任せて東に進むのは、もうきつい。

ならばどうする?北関東セピア。

とりあえず僕らは、西に戻ったほうがよさそうだ。

Notebookers.jp画面の前のみなさん こんばんわ
みなさんが日頃 何を考え何を悩んでいるのか 私には全く計りしれませんが
まずは このサイトを 楽しんじゃってねぇ〜

あの曲を歌ってた女性は、たしか桐生のご出身。

(あわせて読みたい)上毛電気鉄道西桐生駅|桐生市ホームページ

水戸から西へ、ただし高崎未満の戻り。
このさじ加減範囲内で最適な「セピア」を、群馬県桐生市で見つけた。

北関東三都物語2020夏のセピアは、JR桐生駅にではなく西桐生駅にある。
新桐生駅ではなく、西桐生駅。
わ鐵の桐生駅でもない。とにかく2020夏のセピアは西桐生駅。

鉄道(市内の駅名)|桐生市ホームページ

「桐生」と名のつく駅だけで、4社の路線が入り込んでいる。
桐生ってば、なんて懐が広いんだ。
海なし県の駅なのに、地味にしれっと開放的。
それはまるで、神戸の旧居留地のごとく。

観光イメージアップポスター(桐生市観光大使篠原涼子さん)|桐生市ホームページ

https://twitter.com/haken_ntv/status/1255303806750994433

謎な桐生市街観光となった。
JR桐生駅から電動レンタサイクル5分圏内で、ほぼ初降車の織都桐生をざっくり押さえた。

桐生の地に降りると、「小さな街」「日帰り余裕」そう思うかもしれない。
しかし実際は、その真逆。
一日ではとても回りきれないし、桐生駅徒歩圏内を飛び出した桐生市はもっと奥深い。

ほぼ初降車の桐生について、私は一言で語れない。
まだまだ廻りきれていない桐生の魅力が、小さくたくさんありそうだ。

だから私は、篠原涼子に桐生を託す。
桐生駅に着いたら、篠原涼子表紙のKIRYUパンフをぜひゲットしてね!

桐生市観光大使 篠原涼子さんからのメッセージ(新型コロナウイルス感染症対策)|桐生市ホームページ

こんなノリで「Kobe INK × 北関東三都物語2020夏」3都市目は「桐生」でした。
桐生に行くならば、まずどの駅から桐生入りするかを考えよう。あっ車で桐生入りの方は、各自うまいことルート検索よろしくね。わたし道路交通事情に疎い!

以上をもちまして「Kobe INK物語×北関東三都物語2020夏」三部作はおしまいです。三都まとめは以下の通り。

「Kobe INK物語×○○三都物語」、書いててとっても楽しかった!
私の気が向いたり、読者の皆さんからのリクエストがあったりしたら、秋シーズンにまた考えてみようかな。

stayhomeに飽き飽きしているNotebookersさんの気分転換に「Kobe INK物語×○○三都物語」おすすめです♪ みなさんのご近所から行きたい世界三都市、三大惑星まで、北関東三都物語2020夏の3記事を参考に、ぜひみなさんも考えてみてくださいね。

Comments (0)

Kobe INK #02 × 北関東三都物語2020夏 |2/3|水戸・宮町スカイブルー

Posted on 21 6月 2020 by

https://kobe-nagasawa.co.jp/originalitems/kobeink/p-288/

この記事の続きを書きます。前提情報は#1参照。各自何卒。

念のため、前回記事にも書いた「Kobe INK物語」の復習を。

Kobe INK物語は、2007年に第1集のインク『六甲グリーン』を発表して以来、平成を駆け抜けて令和2年の今なお新色をリリースし続けている、元祖ご当地インクである(たぶん、おそらく。)ほんとに元祖かどうかは分からん。そこんとこ、よろしく。

Kobe INK物語の2色目は、波止場ブルー。
神戸メリケン波止場に広がる海と空の青を凝縮した色、らしい。

しかし舞台は北関東。
北関東はやすやすと、あの広い海を見せてくれない。

地図で改めて確認しよう。海を見るなら茨城県。

#1の高崎から小細工最小限で海を目指そうと考えるなら、
目的地はとりあえず、水戸で落ち着かせるのが良さそうだ。

水戸なら以前、行ったことがある。
平成終盤・春の偕楽園は、偕楽園のために電車が臨時駅を設置するレベルで賑わっていた。

偕楽園駅(臨時)から一駅南下すれば、すぐ水戸駅。
その先の計画は、水戸駅でパンフレットを収集して考えよう。

ほぼ田んぼの車窓を眺めつつ、茨城県の県庁所在地に向かう。

海を目指した標識と街ですれ違う

結果を先に言おう。

海を目指すも、水戸駅は電車降車からホーム、ホームから改札口までの区間で県外来訪者を引き止める。水戸から海を目指す気力を失う。

さらに言うならば、みどりの窓口インテリアが謎。
わかったよ水戸駅。今回は海を諦めて、市街地観光を楽しもう。

「6月の水戸なら、あじさいが6,000本くらい咲いてる公園に行くのはどうだろう?」親切な地元のおじさんが教えてくれたので、あじさいを目指す方針に変更。

なんとなく「水戸は徳川でよく学ぶ」イメージを持っていた。
学ぶ市民が携える三種の神器はきっと「書物」「筆記具」「紙束」に違いない。

弘道館近くにある本スポット。エントランスホールの紹介時間が短い。もっと長く映してほしい。そしてのびのび感をもっと伝えてほしい。

三種の神器仮説を抱きながら街を歩くと、なんと三の丸エリアで半日を費やす。書物部門はまず、県立図書館だけで十分楽しい。煉瓦の建物が少し遠くにある風景は、札幌の旅路を私に思い出させた。

水戸の人たちは、土日祝日もよく学ぶ。
県図のあとに訪ねた文具店と喫茶店でも、学ぶ人たちが行き交っていた。

水戸で学ぶ人たちの音楽は、もう日本だけで賄えないらしい。
喫茶店には、BLUE NOTEがよく馴染む。

BLUE NOTE CLUB WEB | コラム:またしても衝撃の発掘! ジョン・コルトレーン『ブルー・ワールド』は瞠目必至の音源だ
https://bluenote-club.com/diary/265877?wid=67719

ビートルズな空気も、街の何処かに流れていたような。

「ロンドンよりはパリがいい」と語る紳士もいた。その理由は明らかではないが、パリにも闘いの歴史があることを学ぶ。

長い水戸市街観光になった。
駅北口から徒歩10分圏内で、ほぼ初降車の県庁所在地観光を満喫できた。

観光パンフで大々的に取り上げられないどころか、そもそも掲載されていない場所の数々が常軌を逸して面白い。水戸はまず、三の丸エリアで午前中を潰せる。

あとは隣接する南町となんとか銀座、駅前宮町もう十分。水戸は瞬間にいくつもの情報を詰め込んで観光客を迎えてくるから、こちらの情報処理スピードがぜんぜん追いつかなかった。

旅路の趣味「風景印収集」を、県庁所在地にある中央郵便局でできなかったことは、今回最大の反省点。うーむ、水戸は年内にまた行くかぁ。弘道館にすら行けてないので、今度はすこしは、観光スポットをベタに巡っておきたいな。

「本」「喫茶」「文房具」も旅路の趣味とする筆者が巡った水戸エピソードにはなるのだが、駅北口エリアを散策すると、帰りの電車でこんな写真要約を撮影できる。

購入した集金袋のファスナーはYKK製。
パンフレットを貼りすぎて膨れ上がったトラベラーズノートレギュラーサイズは、わりとスッと入れられた。

こんなノリで「Kobe INK × 北関東三都物語2020夏」2都市目は「水戸」でした。
水戸に行くならば、どの地図を片手に町歩きすれば良いのだろう?駅や観光案内所で、まずは迷ってくださいね。

それはさておき、
北関東三都物語2020夏、ラスト1都市はどこでしょうか?
ヒントはもちろん、Kobe INK物語。

Comments (0)

Kobe INK #01 × 北関東三都物語2020夏 |1/3|高崎・瀧澤禅寺グリーン

Posted on 20 6月 2020 by

2012年1月に開設されたノートブック好きのノートブック好きによるノートブックのためのサイト(と見せかけて記事テーマはライターセレクトやりたい放題)Notebookers.jpの読者ならば、元祖ご当地インク(諸説あり)「Kobe INK物語」ってインクがとてもカラフルでそして神戸だよって事案は、聞いたり読んだり見たりしたことはあるだろう。(あるよねー)(あるあるー)(えっなーい(ほんならググってくださーい))


(……ふぅ)

ここまでうっかりスクロールして今このテキストを読んでしまった君たちは、当然「Kobe INK物語」ってインクのことを知っているよね?えっまだ不安?ほんなら次の動画を観とくれやす。


(えっ?ナガサワ文具センターってどこ?なんの店?……とか、そういう質問しちゃう系?)

……まぁ、神戸や関西三都以外の都道県ならびに地球各地にお住まいのNotebookersだと、ナガサワ文具センターさんのある文房具生活を暮らした体験がないもんね。ちなみにわたしは、2010年代後半になってようやく、ナガサワ文具センターに足を踏み入れたよ。それでも大阪だったから、神戸はなかなか遠かったなぁ。。。

でもでも、大丈夫。
日本で文房具を使ったことがある人の9割は目にしたことがありそうなメーカー「コクヨ」さんが、謎にナガサワ文具センターさんを紹介していたよ。これで日本全国津々浦々は、まるっとまるごとカバーした……でしょう。


念のため補足を入れておくと、文具好きで文具について何かしらググったら割と遭遇しやすい「文具王」こと高畑正幸さんも、ナガサワ文具センターを訪問しているよ。

明治15年に創業した文具店なんだね。ナガサワさんって、すごいなぁ……。映像時間30分超だから、再生タイミングは各自の暮らしと要調整、何卒。


さて、「Kobe INK物語」に話を進めよう。
Kobe INK物語は、2007年に第1集のインク『六甲グリーン』を発表して以来、平成を駆け抜けて令和2年の今なお新色をリリースし続けている、元祖ご当地インクである(たぶん、おそらく。)ほんとに元祖かどうかは分からん。そこんとこ、よろしく。

最新のインク全色まとめ(2019年9月現在の最新集は「第74集」)
https://kobe-nagasawa.co.jp/originalitems/kobeink/p-287/

Kobe INK物語のホームグラウンドは、その名の通り「神戸」だ。

しかしわたしは、トラベラーズノートとそのへんに転がってる筆記具をカバンに詰め込んで、だいたい日本の47都道府県を旅してきた。つーか未だに旅の途中。

令和2年も旅路なう(JPN2020)

日本をいろいろ旅していると、日本史を改めて勉強し直したくなる。旅の目的は全然違うっていうのに、なぜか600年前に実在したという武士の甲冑を目の当たりにするとか、うっかり遭遇が想定外。いかなる事態にもそれなりに国内対応するならば、やはり日本史の復習はたいせつ。

昨今は透明ビニールシートでレジ空間を仕切りがちらしいけれども、そんな仕切りは遭遇当時(平成時代)には全くなかった。いましらんけど。

「瀧澤禅寺」までの道程は、ローカル鉄道+ローカル路線バス駆使して行くとなると難易度やや高い。群馬県にある高崎駅からローカル路線バスで數十分揺られたのち、さらにまだ遠くに行ってようやく辿り着く。聞き慣れない地名のバス停で降りなければいけないので、バス乗車ついでに爆睡なんてほぼ不可能。道中どうぞ、お気をつけて。

乗らなくても楽しいD51


瀧澤禅寺(Minowa)– 2020年 最新料金|Booking.com
オーナーのクチコミスコア 9.9(記事執筆時点)

瀧澤禅寺は箕輪にあり、レストラン、無料の自転車レンタル、バー、共用ラウンジを提供しています。フロントデスクは24時間対応で、共用キッチン、館内全域の無料Wi-Fiを利用できます。有料の専用駐車場を手配可能です。

https://www.booking.com/hotel/jp/long-ze-shan-si-ryutakuzenji.ja.html

寺院の周りは、大変自然豊かで春は桜、夏は蛍、秋は紅葉、冬は静かな時間が訪れます。 

https://www.booking.com/hotel/jp/long-ze-shan-si-ryutakuzenji.ja.html
お寺の中も詩季織々

瀧澤禅寺の春夏シーズンを象徴する色は、グリーンだと思う。
どんなグリーンが待っているかは、現地を訪ねてからのお楽しみ。個人的には一泊二日より二泊三日を勧めたい。三泊以上は手帳の中身とジブン自身と要相談のこと、各自何卒。

2020年シーズン直近。
これから日本は、ますます夏だ。
きっとグリーンも、映えるはず。

だがわたしは、敢えて「瀧澤禅寺グリーン」を伝えない。
実際のグリーンは、やはり現地で体感してほしい。

体感したいと思ったNotebookersは、まずは高崎に行く日程を確保すること。
確保した日程で宿泊できるかは、先に紹介したBooking.comでチェック。
うまいこと予定があったら、予約ぽちっとなで旅支度スタート。

高崎に向かう旅支度のバックミュージックは、ベタにBOØWYが合いますかね。わたしタイムリーに観てないから、知ってる曲がこれくらいしかないよ。バブリーNotebookersさん世代ってイメージ。


バンドってよりは、解散後の方が当方世代です。

記事執筆時58,040 回視聴•2019/12/25

これは海なし県の主要都市を訪れて大抵思うことなのだけど、住民さんの学習意欲がはんぱない。街の本屋さんとか図書館とか、駅構内にある本スペースとか、謎のこだわりがありませんか?

あと地域の連帯結束が強すぎて、わりと隣市同士でバトりがちとか。高崎だと前橋と県庁所在地バトルをしてそうなイメージ。わたし群馬出身じゃないから、これまた無責任に「しらんけど」

こんなノリで「Kobe INK × 北関東三都物語2020夏」1都市目は「高崎」でした。
高崎に行くならば、世代関係なく「B・BLUE」歌えた方がいいのかい?
インクカラーイメージ、こちとら「グリーン」なのですが……。

それはさておき、
北関東三都物語2020夏、あと2都市はどことどこでしょうか?
ヒントはもちろん、Kobe INK物語。

Comments (0)

似たい

Posted on 21 5月 2020 by

本当のことに似たいから私はノートを書いている
本当のことには近づくことさえできないのだから
近づくことができることは本当のような本当だけ
このように存在する私たちの地平線のこちらがわ
本当のことは地平線の彼方の宙の斜向かいにある
それをそのまま感知することは絶対不可能なのだ
その上手ごわいことに本当は似る事すらできない
それは手本でも元型でも祖型でも形でもないから
概念ですらこの世界では型にはまっているのだし
情報は劣化を免れるけれども媒体は物質なのだし
物質は劣化するのだしレディーメードは記号だし
記号は意味を喪失していて実はそれこそが情報で
本当とはほど遠く気配すら感じることができない

万物流転(パン・タレイ)

オリジナルなんてどこにもないことは確かなのだ
リスペクトやオマージュや剽窃のようなコピペは
歴史的であり似ているようであり進化系のようで
そのような編集こそがオリジナリティなのだねと
したりがおでのたまうエセ評論家のことは無視し
先人たちが似たかったまだ見ぬ本当に似たいのだ
今あるものに似ているだけでは当然もの足りない
似せる過程としては模写も模倣もアリなのだけど
そのような手本ですら本当に似たかったものとは
距離や時間といった隔たりの指標が無意味なほど
いってしまえば理想とする本当には似てなかった
だからこのように存在する私たちにできることは
確実に失敗する似るためのたゆまぬ試行錯誤だけ
おいそれと似ることのできない本当に似るために

似てる

※「似てる」はこの間久しぶりに見返していた『音楽寅さん』という番組において桑田佳祐さんが、「うまくいった」「ぴったり」「最高」という時に「似てるっ!」と叫ぶ、ことに由来します。私はこの「似てる」に痺れて、私も感極まって「似てる!」と叫べるようなものを形にしたいと思うようになったのでした。



Comments (0)

おかげさまで11→12年目|a TRAVELER’S notebook user

Posted on 06 5月 2020 by

今日のバックミュージシャンは「サカナクション」です。




ちょっくら、旅してきました。
1年くらい旅したのかな。なんなら今もなお、旅路の途中だと思っているよ。以下、TN10→11年目→12年目もよろしくねの振り返り。

  • 平成から令和にかけての時代越えと
  • 長崎県(長崎市内と福江島)
  • 徒歩圏内の生活力強化
  • 佐賀県(有田焼と風景印)
  • オンライン飲み会(○年振りに同期だよ全員集合(酒持参必須))
  • 新しい書籍と古い書籍
  • 懐かしいCDをCDとして再生
  • 徒歩圏内でできることリスト作成・継続更新
  • コトバストックモレスキンの再読
  • トラベラーズノートブック2020s活動方針の検討

……えっ、もういいですか。あららすみません。
あるけど、またの機会にでも紹介しましょうか。おかげさまで12→3くらいに。


トラベラーズノートレギュラーサイズ茶、ことし5月2日を持ちまして「11周年」を迎えました。

そして、ついに。遂に!!

「トラベラーズノート利用歴[12年目]」に突入しました!わーい干支一周が見えてきた!わーいわーい♪

トラベラーズノート×過去|イメージソング|多分、風。

以下、「旅先のToday’s TRAVELER’s notebook」から、トラベラーズノート撮影の観点を通して改めてシェアしたい記事まとめ。


トラベラーズノート歴11年超、かつNotebookesライターもわりと古株ともなれば、トラベラーズノート関連の過去記事を ちょっくらピックアップしただけで、それなりの雰囲気程度は醸し出せる。

2020年のほぼ全世界、だいだい昨今ご時世云々言いたくなる時代だ。
どうあがいても「まず生きよう」から前提条件を始める時代って、私は少なくとも生きたことがない。事態の収束と穏やかな日々を祈りつつ、わたしはわたしで、日々淡々と過ごすことにした。

だからこそ、「何を大事にして過ごしていたか」について、改めて考えた。昨今の情勢の前進にどれだけ貢献するのかさっぱりな問いかけを、自らに投げかけたのだ。

One of Notebookers として、わたしがこの問いに返す仮説(正解ではなくてよい。どうせ他人はそれぞれで精一杯。ひとはひと、自分は自分)is……「トラベラーズノート レギュラー茶」通称:茶トラ。うっかりこの記事のこの段落まで進んでしまった読者さんなら、うすうすお察しいただけてるかと。

茶トラと歩んだ十数年の旅路や、茶トラを週末の楽しみに頑張った会社員時代のほぼ週末出張、あと、茶トラきっかけで国内から海外までわいわい拡がり続ける Notebook Friends(TN以外も当然OK|モレスキン|ほぼ日手帳|Hobonichi Planner|ジブン手帳Biz|ジブン手帳|LIFEノートブック|測量野帳……あとはおのおの、てきとうに)…あれ本題なんだっけ?おちつけ、、、

茶トラとがさつ丁寧な旅やら何やらをくぐり抜けた経験に加えて、昨今ご時世もあいまって?!「日常生活をトラベリングモードに切り替えるKickUpTool(いったん仮置き)」としてのTNRの謎展開とんでもない。ちなみに2020年のトレンドトラベラーズノート革カバーの使い方は「ジッパーケースには常備マスク」こういったことをうっかり書き置いて、後世どっかのタイミングで笑えるようになるといいな。あれ、ここ何かのワイドショー解説?よくわかんない展開になってきたので、いったん話は仕切り直し。

昨今ご時世の立夏過ぎたる今日この頃に思うことは、

1)
いまを生きるために活きているスキルや発想の根源に、『トラベラーズノートとともにさまざまな旅をしてきた』経験がある

2)
1)から派生して、調子に乗りかけたのをいったん鎮めて調整した程度の、ふんわりとした自信がある(=自分自身へのちょっくら信頼)

……これら2つが、「自分が納得できる『トラベラーズノートユーザーであり続けた/続ける』理由」なのだろう。だからもう、友達とか相棒とかでないんですよトラベラーズノートって、普通に「道具」。あるいはサバイバルツール、ないしはウルトラライトハイキングへのちょい遊びゴコロスパイス……かな。

うちの茶トラってば、こっから一体どこ行くんだよ?本人一番わかっていないよ。

むしろ楽しもうぜ干支ラスト一周。そんな心意気で、TNR利用歴12年目のいちユーザーが、世界のどこかにお住まいのNotebookers各位all around the worldに、お届けしている次第です。地域別言語への翻訳は、各自任意よしなに。

トラベラーズノート歴12年目を迎えたわたしが、向こう1年範囲で掲げた【 To Do List 】3つ。

記事執筆時点では「2020/05/21」オープン予定。詳細は各自ご確認を。京都に行く理由がまた一つ増えた。これは早々に行きたいぞ。がんばろう京都、頑張ろうTFA。

https://www.travelers-factory.com/narita-airport/
トラベラーズファクトリーが成田空港第1ターミナルに行く。【2014年7月8日オープンだというのに未だに行けていないTFA。行きと帰りの交通手段は変える。できれば平日。風景印欲しい。

https://www.midori-japan.co.jp/tr/blog/2019/07/
香港でも日本でも安心安全な地球各地で、トラベラーズノート世界記録チャレンジメンバー入りしたい。ノートは積んでなんぼってハナシはNotebookersの超基本だと思っているけれども、トラベラーズノートは面で取るワイド展開も行けるのがすごいよね!いっそ次回は、地底に掘ってみる(モレスキンドミノちょーなつかしい!当時いっしょに楽しんだNotebookersのみなさん、わたしは未だに、あの日以降ノートブックでドミノをしていないよ)

11年ちょい、その時にあうペースでトラベラーズノートユーザーを続けていると、トラベラーズノートとの向き合い方とか、選ぶ基準とか、むしろ周辺ツールの方が使い込んでいるのでは疑惑などが生じます。これもひとえに、トラベラーズノートさんがシーズントレンド的にさまざまな限定アイテムをつくってくださるからこそです。人にあげるわけにはいかないけれども貼る機会がなくて困ってるステッカー、多数。

トラベラーズノートユーザーになったことがきっかけで、さまざまな出合いや機会に恵まれたことは、この時期恒例毎度ありがとう大感謝祭です。去年も今年も、なかなかおもろいトラベラーズノートになってます。使い始めた当初にはこの展開、ほんとにぜんぜん考えてないから。トラベラーズノートすごい。

トラベラーズノートユーザー、11年続けて良かったです。
良かったなぁと、思います。

12年目現在は、トラベラーズノート歴10年ちょいで培ってきた旅記録スキルを、ゆるくポップかつ着実に、日常生活の一端に取り入れる活動をしています。このあたりのスキルは、国内旅行一人旅で(トレーニングしている意識はぜんぜんないのに)養われていたようです。きちんと正規ルートで購入したトラベラーズノートユーザーDECADE RUN、いったんこんなかんじで以上です。

今後とも、うちの茶トラと仲間たちを、何卒よろしくお願いいたします。

Comments (0)

Tags: ,

『美しい痕跡』手書きへの賛歌 読書メモ

Posted on 27 4月 2020 by

美しい痕跡 手書きへの賛歌 フランチェスカ・ビアゼットン著 みすず書房

Francesca Biasetton (1961-)
 ジェノバ生まれのカリグラファー、イラストレーター。

本書の第10章(p.92-)からはカリグラフィーに関する内容。なのでこの記事では第9章までの内容についてのメモ。

手で書かれたものは動いた跡であり、手が筆記具を介して媒体に痕跡を残す。何世紀もの間、人間はさまざまな道具や文字、媒体を使い、書くことで考えや知識を記録してきた。
 私たちはいま、速さという誘惑に身を任せ、質や唯一性、物語といったものを犠牲にしている。

同書 裏表紙

私は、書いた「距離」が分かる筆記具が欲しいと、常々思っている。痕跡は「文字の連なりとしての意味」以外の「意味」をもつ。距離もその一つの要素だろう。
 p.18での「サインは手書きだからうれしい」という指摘は腑に落ちる。それは質であり唯一性であり、物語という「体験」の証となる。
 「質や唯一性、物語」とは、つまりは「個人の存在」ということだ。効率重視は多様性を許容し難い。

紙は私たちの思考のさすらいを語り、私たちはノートやメモ帳を前や後ろに繰り、書き留めたことを探す。そして紙たちはカサカサと音を立て、馴染んでいく……

同書 pp.8-10
本書の抜書及び感想メモのページ

手書きが非常に繊細な「運動」であるということは重要だ。それは書くことでしか体験し得ないもので、ディスプレイをにらみながらキーボードを叩くという運動とは全く別の技能だ。そして、その運動のフィールドの広さ(狭さ)も、両者では、まるで異なる。それは腕や指の使い方のみならず、認識し判断を迫られる空間そのものが異質だということだ。

「書くこと」は文字を書くという以外に、模倣する、空間を必要とする、アイデンティティを明らかにするということでもある。(…)そして紙に向かうこと、紙の一部になるということでもある。

同書 p.14

文字を手で書くとき、私たちはひとつの空間、つまり紙の空間を構造化しようとし(…)

同書 p.8

どのようにノートを書くか? それはどのように「考える」かと同じだ。フォーマットに則って考えること。考えによってフォーマットを決定すること。いずれの場合も、それは身体内部をかけめぐる「思考」の、おそらくはとびきり不正確な「手探りよりはマシ」という程度の地図であり、巨大な洞窟へたった一本の蝋燭を灯しただけで進んでいくようなものだ。

字を書くとは具体性と秩序とを与えるささやかな行為なのだ

同書 pp27-28

そのとき探索しているのは、自らの身体内だ。

手書きの文字は紛れもなく身体性を前提とし、そして内包している。つまり、文字自身が書く身振りの視覚的な形跡なのだ。

同書 p.8

「文字」を書こうとすること。書いていること。
「文章」を書こうとすること。書いていること。
「考えていること」を書くことと、何かを「書き写す」こと。
これらは全て「別の体験」を感覚させる。だが重要なのはその「違い」ではなくむしろ「共通性」だ。

(…)線や図を書くというのは広い意味では紙の上に思考を移すということである

本書 p67 (リッカルド・ファルチネッリ『ヴィジュアル・デザインのポータブルクリテッィク』p.272)

身体機能や肉体そのもの退化や鈍化、劣化といった影響は別として、自分が充実した時間を過ごせているか(過ごしたか)、自分が豊かな体験をしている(した)と感じられるか、こそが重要なのだと思う。手書きノートを書いた後で、私はそれらをはっきりと実感できる。確かな何かが身体に残った、と感じることができる。ノートを書くことはインプットで、キーボードを叩くことはアウトプットだ。

別の本の読書メモ

手で書く時間は考える時間だ。いま、これを書きながら、考える時間は緩やかに流れている。緩やかであればあるほどいい。手で書く時間は、考える時間を尊重する。むしろ手で書いていると、考える時間が作られ、そこから表現が生まれる。

本書 p.40

 手書きは思考に追いつけない。それはキーボードでも同じことなのだが、キーボードは追いつくことを強いる。それはジムにあるランニングマシンのように、走ることを強いるが、自然の中を実際に走る体験とは全くことなっている。
 手書きは思考に追いつけない。ならば共存すればよい。競争は身体と思考とを分裂させ、書くことを「作業」へ貶めかねない。
 そのように急ぐ私は、一体、何をしたかったのか?

かつては考えたことを書いていた。今日では書くことを考える。この論理の逆転は、書くことも考えることも乏しくさせる。

本書 p45 (パオロ・クレペット 『ネットの外でキスして』(p.16))

しかし、時間を「失う」ことがそんなに問題だろうか? 本当は、時間を「失う」ことこそ最良の仕方で時間を使うことなのではないだろうか?

本書 P.31

「手で書くこと」と「考えること」とは同じ。だが、そんなまどろっこしいことをしている暇はない、と思うこともある。
 思考はサビだけをよく知っている歌のように叫ばれていて、その全部を歌うことができる気になっているせいで、それが膨大な量だと思い込んで思考の全てを慌てて書き写そうとして、実は大部分の不明瞭な部分を、勢いで上滑りして、継接ぎしてしまいかねない。
 ならば、蜘蛛が腹から糸を繰り出すように、その不明瞭な何か、漠然とした予感のような思考の糸口を、丹念に手書きすればいいと思う。
 それこそが書く=考えるという「体験」だ。それを一刻も早く「経験」にしてしまおうとなどせず、心ゆくまで「体験」を味わっていたい。
 と、思った。

4月27日 世界バクの日

Comments (0)

航海日誌

Posted on 24 4月 2020 by

世界がこんな形で閉じられる少し前、貨物船に乗船しブリスベンから横浜へと渡った。船内で交わされる殆どの情報は電子化されていたけれど、日誌だけは航海士によって手書きで記されていた。

Comments (0)

アンバーブロンズの、毛糸のジッパーケース(トラベラーズノート用)

Posted on 27 3月 2020 by

NUI012

トラベラーズノートのカバーに使える毛糸のジッパーケースです。
琥珀をイメージしたブロンズ色の編み地を、かぎ針編みで作りました。

レギュラーサイズ、パスポートサイズ 各1点
計2点のご用意です。



使いこんだトラベラーズカバーに馴染む、アンティークゴールドのジッパーです。
セットした時の側面もモコモコとして印象的だと思います。
ただ、編み地の手触りは、今回はコットン毛糸を混ぜているため柔らかくはなく、しっかりした感じになっています。


編み地には、ピンバッヂやブローチなどを留めて装飾したり、メモ用紙をピンバッヂで留めたりと、アイデア次第でご使用の幅を広げられると思います。
編み地というものは、穴がたくさん空いている構造ですので、ピンを外した後が気にならず、ガンガンに留めてみてもかっこいいのではないでしょうか。

ジッパーケース内布
内布は、英国製のクラシカルな孔雀と植物の柄で、布地自体に厚みがあり、大事な文具などを守ります。
レギュラーサイズ

パスポートサイズ

価格
レギュラーサイズ 各6,450円(送料込み)
パスポートサイズ 各5,210円(送料込み)

配送方法
クリックポスト

全体像
レギュラーサイズとパスポートサイズを広げたところです。
どちらも、ジッパーケースでない方に、カードなどを挟めるポケットがついています。

素材
本体 ウール100%の毛糸2本と、綿64%・ポリエステル36%のウォッシュコットン糸1本、計3本を引揃え編み
内布 コットン100%
ポケット コットン100%
タグ ポリエステル100%

サイズなど
レギュラーサイズ
縦 約21.0cm
横 約24.5cm(広げた状態)
ジッパーケース内寸 19.0×9.5cm
厚み 編み地部分0.3cm
ポケット部分0.5cm
ジッパーケース部分0.7〜1.3cm(重ねて1.0〜1.8cm)
重さ 約117g
パスポートサイズ
縦 約13.0cm
横 約18.0cm(広げた状態)
ジッパーケース内寸 11.0×6.5cm
厚み 編み地部分0.3cm
ポケット部分0.5cm
ジッパーケース部分0.7〜1.3cm(重ねて1.0〜1.8cm)
重さ 約54g

保存袋
不織布でできた保存袋に入れてお届けします。使わないときはここに入れておくと、編み地を引っかけや摩擦から守れます。

おまけは栞
くさり編み一本の毛糸製(本体と同色)の栞と、チャーム3種(タッセル、チェコビーズ、羽根)をお付けします。


青と緑のチェコビーズと、羽のチャームは、内布のクラシカル柄から取り出したようなイメージで作りました。
タッセルは、本体と同じ毛糸を使用しています。
3つのチャームは取り外し可能ですので、栞の両端や、ジッパーのスライダーなど、お好きなところへ取り付けてください。
トラベラーズノート表紙のゴムに付けても良いかもしれません。

おまけのサイズ
栞ひも長さ(チャームを除く)
レギュラーサイズ 約24.0cm
パスポートサイズ 約16.5cm

大事なこと
長くなってしまいますが、ずっと使っていただくために、ご注文の際は、以下のことを知っておいてください。
・編みもの製品全般に言えることですが、編み地本体には伸縮性があり、また、引っかかりに弱いです。よって、ちょっとした突起などに引っかかり、糸が飛び出してしまうことがあります。
・手編みのものですので、既製品に比べるとズレやゆがみなどがあります。手作りのあたたかみとご了承ください。
・一本の糸を編んでいる品です。お取り扱いは「やさしいきもちで」お願いいたします。
・作者は猫を室内で飼っています。猫の毛など、製作中はもちろん、届け時にも混在しないよう注意を払ってはおりますが、猫アレルギーや敏感な方はご遠慮くださるか、ご了承の上、お買い上げくださいますようお願い申し上げます。
・優しい手洗いなら可能です。おしゃれ着用洗剤を適量溶かした水またはぬるま湯でつけおき、押し洗いした後、優しくすすぎ、乾いたタオルで圧縮して脱水。形を整え陰干ししてください。縮まないように伸ばして干すのがポイントです。

ご使用になり、お困りのことが後から出てきた場合も、お気軽にご相談ください。できる限り修理させていただきますし、ご自分で直したい場合もアドバイスいたします。(修理の場合は、こちらへの送料のみご負担ください)

また、ご注文前でもご質問や気になることがございましたら、下記のメールアドレスへお気軽にご連絡ください。できるかぎりお答えいたします。
nuiko★notebookers.jp
(★を@にしてください)

ツイッターやインスタグラムをされている方でしたら、 @nuit_co へメッセージかリプライいただいても構いません。フォローは不要です。

Comments (0)

Tags: ,

アンバーブロンズの、毛糸のジッパーケース(トラベラーズノート用) 販売日時のお知らせ

Posted on 23 3月 2020 by

アンバーブロンズの、毛糸のジッパーケースが、やっと用意できました。

使いこんだトラベラーズノートに馴染むよう、琥珀のようなブロンズ色の編み地です。

ジッパーケースでない側には、カードなどを挟めるポケットをつけました。

内布は、クラシカルな孔雀と植物の柄で厚みがあり、大事な文具などを守ります。

写真の通り、レギュラーサイズとパスポートサイズ、各1点ずつ、販売させていただきます。

販売日時は、2020年3月27日(金) 21時からの予定です。

直前のお知らせになってしまい申し訳ございません。

上記の日時になりましたら、Notebookers Marketに専用ページができますので、どうぞよろしくお願いいたします。

おまけの栞や、専用の保存袋もお付けします。

Comments (0)

Tags: , ,

短歌を写すノート

Posted on 15 3月 2020 by

twitterなどを流れていく短歌を書き写しておきたいと思いまして、そういえば、

短歌拾遺
短歌拾遺ノート

妹から以前もらったインド土産のノートがあった、それは丁度良いサイズ感。

ノートの表紙
ノートの表紙。インドっぽい

紙質は正直悪そう。分厚くてケバケバしているけれども、

厚みなど
全貌はこんな感じ

Surari0.7で書いてみると、ひじょうにひじょうに心地よかったので、

見開き
書き心地がよい

まずはせっせと書き始めましたけれども、

大き目の字から
大き目の字で書いていた

だんだん、いつもの癖がでてくるわけで、字が小さくなって、

字が小さくなる
字が小さくなってくる
がちゃがちゃになる
がちゃがちゃになる

可読性よりも、ページを埋める快感にはしりました。

読み返すときには多少、苦労しますけれども。苦労すると一生懸命読もうとするので、自分のためのノートならOKかなと。

好きな歌人さんは、俵万智さん。寺井奈緒美さん。兵庫ユカさん。です。以上!

Comments (0)

Tags: ,

Ω(肉の抵抗)

Posted on 10 2月 2020 by

今書こうとしている話の話
死ぬ前に見る現実を語る話

仮題「アウトロ」

文庫本サイズノート一冊へ
参考文献からの抜書と評価
採用文体のバリエーション
テーマとモチーフのリスト
思い浮かんだことを自由に
それらの全てを手書きする

思考は筆記に引き留められ
キーボードの速度を渇望し
置いていかれる口惜しさに
肉体の重さと不自由さとを
嫌というほど実感するのだ

ダイソーノート(文庫本サイズ)144枚

だがテーマが死である以上
観念と身体との邂逅の間で
思念が肉体に肉体が思念に
拘束されている閉塞を感じ
その間接的不自由さこそが
生きる死ぬ物体の重力の証

だから肉体が打鍵によって
チートする怠惰が導入する
形而上学的で値打ちのない
上滑りを綿密に排除する為
とにかく手書きにこだわる
肉の抵抗値を測る為である

華厳経ノート

Comments (0)

Tags:

非人情読書活殺剣

Posted on 21 1月 2020 by

「二人とも殺すつもりで読んでいる」

「二人」というのは作者と読んでいる私
「殺す」というのは変えるということで
「つもりで」というのは覚悟を意味して
「読んでいる」とは真剣勝負することだ
「真剣」とは触れれば傷つくものであり
「触れれば」とは触れねばならぬもので
「傷つく」とは従来の型を断ち切ること
「もの」とは変化する刹那刹那の顕れだ
「変化する」とは死んで生き返ることで
「刹那刹那」とは死んで生き返ることで
「顕れ」とは死んで生き返り続ける二人
「死んで」とは相手を自分の内に入れて
「生き返る」とは自分と相手との融合だ
「自分」とは他人と融合し変化する自分
「相手」とは自分と融合し変化する自分
「融合」とは自分を他人で変革すること
「他人」とは自分を殺し自分に殺される
「殺し」とは相手を自分の意のままにし
「殺される」のは従来の自分の他になく
「殺されのは従来の自分」が読書であり
「読書」とは作者と私との交合であって

「交合」の結果生まれるのが作者と私だ

Comments (0)

Tags:

呼応

Posted on 27 12月 2019 by

読んでる本がコールしてくるからノートにレスポンスをかえす
辺りの景色がコールしてくるからノートにレスポンスをかえす
何気ない話がコールしてくるからその人にレスポンスをかえす
ふとした顔がコールしてくるからこころにレスポンスをかえす
激しい感情がコールしてくるから日記帳にレスポンスをかえす
暖かな静寂がコールしてくるから思い出にレスポンスをかえす
刺さった棘がコールしてくるから人差指にレスポンスをかえす
書いた手紙がコールしてくるからポストにレスポンスをかえす
読んだ手紙がコールしてくるから万年筆にレスポンスをかえす
レスポンスがコールしてくるからノートにレスポンスをかえす
そのノートがコールしてくるからノートにレスポンスをかえす
私のコールがコールしてくるから私の私にレスポンスをかえす
私自身の体がコールしてくるから神経系にレスポンスをかえす

ノートの写真
トラベラーズノート(レギュラー) ・ダイソーノート(文庫本サイズ)・ほぼ日weeksMEGA・

私の脳味噌がコールしてくるから感覚器にレスポンスをかえす
世界中の脳がコールしてくるからSNSにレスポンスをかえす
脳は世界中にコールしてくるから私自身もレスポンスをかえす
レスポンスがコールしてくるからレスポンスはコールをかえす
コールがレスポンスしてくるからコールはレスポンスをかえす
レスポンスはノートしてくるからノートはレスポンスをかえす
脳はコールアンドレスポンスから私のコールをノートにかえす
ノートを閉じるときコールアンドレスポンスはノートにかえる
全ての変化がコールしてくるから移動することはレスポンスだ
生きることはコールするからだレスポンスは存在するコールだ
呼応するコールアンドレスポンス相互に参照しあうノートと私

(kokorokarada)

Comments (0)

来年の手帳の話をしよう

Posted on 26 12月 2019 by

気づけば来週には来年。早いすなあ。
来年の手帳は、こちら。

モレスキンラージプレーン。2019年に続き、2020年も赤でいきます。
しおりのチャームはまだ検討中。いいのに出会えるといいなー。

後ろのポケットは例によって窓開け。→ やり方は  こちら

左に書いてあるのは、AED救急講習を受けたときに学んだ内容です。

無知故に、大事な人を救えなかったらやりきれないから、
講習を受けたのが2018年6月。

そして、せっかく学んだのに肝心な場面で思い出せなくて
目の前の人を救えなかったら、後悔してもしきれないから、
いざというときに自分の傍に開くページとして、毎年書いています。
・・用心して耐水性のペンで書いておくあたりが、心配性の証拠。
このメモが、役に立たないことが一番だけど。

 
ノートの中身は、前半はフリーな日記として。マンスリーは巻末に。
おなじみの「カスタムダイアリーステッカー」を使っています。これも例年通り。
昨年の手帳で試しに、巻頭にしていたマンスリーページを巻末にもってきてみたのですが
これがとても使いやすかった。

加えて今年は、さらなる試みを。。

これまでは、右側をメモページ、左側をマンスリーにしていました。
今年はそれらを、逆にしました。

これは「左ききの道具店」さんがクラウドファンディングで企画されていた
左ききの手帳」からヒントを得ました。

>右が予定で、左がメモ欄。もう書く手で日付が隠れません。

なるほど!!!!!!!!!

なぜこれまで気づかなかったのか。
我々左利きの人間は、知らずしらずのうちに小さな負担を強いられているのです。
そこに気づくことすら難しくなっているのです。
(いちいち気にしてたらストレス溜まりすぎるから。。)

そのため、こうして「この方が便利だよ」を教えてもらえるのは非常にありがたい。

これによって今年どれだけ快適になるのか、今からとても楽しみです!
赤い相棒、よろしくお願いします。

Comments (0)

来年もトラベラーズノート

Posted on 13 12月 2019 by

張り切って自己紹介して以来、すみません音信不通になっていた不良ライターです。でもまた張り切ると続かないと思うので、身の丈に合わせてまったり書いていこうと思います。

さてさて、皆さんこの時期には既に来年の手帳布陣も定まっていることと思います。私の場合は来年もトラベラーズノート1冊に決まりました。

2016年から使い始めたトラベラーズノート、当初はリフィルの構成にあれやこれや悩んでいましたが、今ではジッパーケースとノート2冊というシンプルな構成にすっかり落ち着きました。しかもノートは自作でコスパ最高。

トラベラーズノートとの付き合いはまだ短いのですが、一時期とても悩んだことがあります。すでにトラベラーズノートに円熟した皆さんはうまく対処しておられるのだと思いますが、なかなか話題にもならないというか、そもそもそこがトラベラーズノートの特徴の一つでもあるのですが、デスクの上で開いた時にゴム留めの金具が「コツンっ」と当たる音が気になって気になってしょうがなかったのです。

仕事の打ち合わせの時などお客様のところに伺ってノートを開く機会が多く、「コツンっ」という音もさることながら、デスクに傷がつかないか気になることもしばしば。左手にノートを持ったまま筆記するという不安定なスタイルを貫いていた時期もありました。そこが唯一気がかりなところだったのです。

ところが最近、のびのびになったゴム紐を交換する際にある方法を試したところ、これまでの気がかりを一気に解決する画期的なトラベラーズノートを誕生させることに成功しました。これです!

(ゴム留め金具を内側に配置しただけ…)

はい、すみません。既知の方法ですね。

ゴム留め金具を内側に配置することで「コツンっ」が無くなり不安払拭。しおり紐の向きを考えずにセットしてしまったので紐の方向がアレですが、これでトラベラーズノートが一層愛おしい存在になりました。来年もバリバリ使うよ。

Comments (0)

Tags: ,

MEGA NOTE 2019―ほぼ日手帳weeksMEGAの威力

Posted on 20 11月 2019 by

はじめに

ほぼ日手帳weeksMEGAを使い始めて二年が過ぎ、来年の手帳も迷わずMEGAを選びました。その理由は、使い始めようと決めた時から変わりません。
213ページもの方眼ノートがあること。の一点です。

ほぼ日手帳weeksMEGA2017-2019表紙

ほぼ日手帳weeksMEGA2018-2020表紙

11月を終えようという現在までに、私はノートを163ページまで使用しました。
1年目には「途中でなくなってしまったらどうしよう。ノート専用ノートを別に持ち歩くのは嫌だな」と萎縮していた部分がありました。でも、2年目になるとそんな躊躇はなくなりました。
そこで、ほぼ日手帳weeksMEGA2年目の私が、NOTE部分をどんな風に使っていたのかを見返して、3年目につなげようという企画です。

※ MEGAを使うようになって、TNはメモとMEGA NOTEの集積所という位置づけになっており、現場で直接TNに書き込む頻度は減っています。毎日の移動中の記録はMEGA NOTEに記し、それらの収穫物をTN上に広げていくとき、新たな、そしてずっと続けている旅の続きをしているような、気分になります。

MEGA NOTE 2019

MEGA NOTE 01

ブログ用資料のリストアップメモとして

MEGA NOTE 02

調査データの仮置き場として

MEGA NOTE 03

日々の俳句帖として

MEGA NOTE 04

読書メモとして

MEGA NOTE 06

好奇心の受け皿として

MEGA NOTE 07

俳句抜書きの仮置き場として

MEGA NOTE 08

既知から未知へ至る曼荼羅として

おわりに

文字が小さいのと、乱雑なのは、もともと悪筆なくせに、大急ぎで書いているからです。かつては、「すぐ忘れるようなことは書き置いてもしかたのないこと」と考えていましたが、今は、「残せるものは残しておきたい」と思っています。
MEGA NOTEは、信頼できる「仮置き場」として、旅を支える重要な鞄になりました。
来年度から、職場環境が変化する予定です。ノートはどのように変化していくのか。その変化に、ほぼ日weeksMEGAは対応できるのか。そんなことを楽しみにしながら、2020年を迎えたいと思います。それでは。

Comments (0)

モレスキン カイエを持って青紅葉狩り

Posted on 13 11月 2019 by

Continue Reading

Comments (0)

Tags:

俳句拾遺ノート

Posted on 24 9月 2019 by

五・七・五 で完結する俳句をコレクションするノートを紹介します。
といって、特別なことは何もしていません。いいな、と感じる俳句を見聞きしたらば、それを”ZEBURA Surari 0.7 黒”で、ひたすら書き写すのみです。

使用ノート

ダイソーA6 Leather type notebook black 96枚→80枚・64枚

現在のところ9冊分

文字は三菱ペイントマーカー 細字油性不透明 で書いています。

見返し

通し番号と、書き写した書名をメモしておきます。

書式

このノートは横罫19行なので、これを縦書きで一行おきに俳句を記して、一頁に10句。160ページなら、最大1,600句を収蔵できます。初期には、見開きで文字を大きく書いたり、空行無しで詰め込んだりもしていましたが、読み返しやすさから、この書式に落ち着きました。

数えていませんが、現在まで、おおよそ14,000句ほどをコレクションできたと思います。

改良すべき点

一冊ごとの「目次」を作っていなかったこと。作者別の索引を考えていなかったこと。の二点です。
現在、「増補 現代俳句大系 1~15巻 角川書店」の抜書分のみ、目次を作成中で、その過程でページ数を書き込む作業中なので、ゆくゆくは、目次と、索引を充実させて、活用できるノートにしていきたいと考えています。

カッコ内の数字は、書き写した句数。これで自分の俳人の好みが分かります。

付録(自分のための忘備録)

以下に、書き写した本をまとめておきます。ご参考にな…… りませんね。(失礼)

  • ネットから拾った俳句
  • 正岡子規記念館HPの俳句検索より shikihaku.lesp.co.jp/index.html
  • 与謝蕪村全句集 おうふう(社)
  • 日本の詩歌(30)俳句集 中央公論新社
  • 現代俳句文庫22 攝津幸彦句集
  • 鑑賞俳句歳時記 夏 文芸春秋
  • 百人百句 大岡信 講談社
  • 一茶俳句集 岩波文庫
  • はじめての俳句づくり 辻桃子 阿部元気 日本文芸社
  • 決定版 俳句入門 角川学芸出版
  • 句会遊遊 NHK出版
  • 馬酔木俳句集
  • 現代俳句全集 一 みすず書院
  • 現代俳句全集 一 ~ 六 立風書房 (五は未読)
  • 現代俳句コレクション 上・下 ほくめい出版
  • 仰臥漫録 正岡子規 岩波文庫
  • 機嫌のいい犬 川上弘美 集英社
  • 句集 白體 柿本多映
  • 増補 現代俳句大系 一 ~ 一五 角川文庫

因みに、私が最も好きな俳人は 高野素十さんです。
それではまた。

Comments (0)

Tags: ,

アンバーブロンズの、毛糸のジッパーケースができました(トラベラーズノート用)

Posted on 15 9月 2019 by

今年春からとりかかっていましたものが出来上がりました。
(詳しくはこちらこちらをご覧ください)

ジッパーケース内

クラシカルな内布の雰囲気のまま、トラベラーズの革カバーに会うものができたのではと、自負しております。

Notebookers Marketにて販売予定のため、名前も「アンバーブロンズの、毛糸のジッパーケース」に変更いたしました。

琥珀色がかったブロンズのような光沢の編み地です。

今回もおまけは、毛糸製の一本の栞にしました。
いずれも本体に使った毛糸を使用しています。

チャームそれぞれ付け外しが可能です。
左から、タッセル、果実の香袋、羽根チャーム、スワロビーズ。
右二つは、内布の柄と色に合わせてみました。

セット例

右の丸いのは、丸い果実をモチーフにしてまして、実は香袋です。
といっても香りがついているわけではなく、中に綿が入ってまして、それを取り出し、お気に入りの香りをシュッとひと吹き。
また戻して、お気に入りの香りも持ち歩けるというものです。

トラベラーズノート茶色カバーにセットすると、こんな感じです。

保存袋も作りました。

マルタックには、本体に使用した布や毛糸と同じものを使い、統一感が出るように。

販売は、10月上旬を予定しております。
詳細が決まりましたら、またこちらでお知らせいたしますので、楽しみにお待ちくださると幸いです。

Comments (0)

Tags:

きちきちの跳ね出るみちや魔法陣

Posted on 12 9月 2019 by

トラベラーズノート(茶)レギュラーをメインノートとして、心に映り行くよしなしごとをそこはかとなく書きなぐる日々です。
メインノート、というからには、サブノートというものがあるわけで。それは、トラベラーズノートで展開させていく種となる雑多なメモの体裁をとります。

ダイソー
「文庫本と同じサイズのノート」
ダイソー「文庫本と同じサイズのノート」

使い勝手のいいのは、この無地144枚の、ノートです。こちらに、キーワードを、気分で配置していくわけです。

新感覚派の世界的位置
日本の新感覚派の世界的位置についてのメモ

新感覚派(日)、ヌーボーロマン(仏)、ロシアアバンギャルド(露)、ドイツ表現主義(独)などを軸として、「言語と文章」の世界的潮流を考える図

写生文という言語
写生文とありのままの叙述との違い

ありのままを叙述する、という場合の、非日常性と修辞の問題を考える図

ネイキッド
ありのままと当たり前と裸と素朴に関するメモ

裸であることと、ありのままであること。意味を放棄することと痴ということ。捨てるべき我を捨てようとする我について、ガンダムと相田みつをさんと、レスリーニールセンさんと、裸のマハなどが顕れてくる図

徹子の部屋。ゲスト滝沢カレンさん
徹子の部屋。ゲスト滝沢カレンさん

徹子の部屋に滝沢カレンさんが出演した際に顕れたコミュニケーションの特色についての図

エラリークイーン著 「首吊りアクロバットの冒険」について
エラリークイーン著 「首吊りアクロバットの冒険」について

エラリークイーンさんが同作品で展開した推理の穴を考察する図

萩原朔太郎 meets 梶井基次郎
萩原朔太郎 meets 梶井基次郎

両者の年譜を調べ、朔太郎さんが京大入試を受けた際に、タイムスリップして梶井基次郎さんの檸檬事件を目撃しており、それをステレオタイプカメラに撮影していたことを、後年、伊豆で話し合う、という短編のメモ

世界の構造
仏教による「真如」と「世俗」の世界モデル

「一」であり、絶対無分別かつ絶対静寂であるはずの「真如」が分割され、この世という「物質存在世界」があるように感じられる世界モデルの試作図

イデアなき世界の芸術とは
イデアなき世界の芸術とは

あらゆるものの原型たる「イデア」を否定する立場から、絶対的美という在り方も否定されるとしたら、芸術とはどのようなものを指すのか、について考察する図

と、いう感じです。

既知と既知を図式に現す過程で、相関を想定していなかった既知が次々と想起され、しかるべきラインや座標に配置されて姿を現した曼荼羅に、創発ともいえる作用が起こり、未知が召喚されてくる。

私にとってのノートとは、そうした魔法陣のようなものなのでした。
というご報告でした。それではまた。

Comments (0)

赤ずきん三姉妹の、毛糸のジッパーケース(トラベラーズノート用)

Posted on 04 9月 2019 by

NUI011

「むかしむかしあるところに、色のたがう赤いずきんをかぶった三姉妹がおりました。
それぞれの赤いずきんはおばあさんからの贈り物。
ある日、三姉妹は、体を壊したおばあさんのお見舞いへといつもの森に入りますが、いつしか見たこともない植物に囲まれていることに気づきます。
どことなくオリエンタルな雰囲気の森に迷いこんだ3人の赤ずきん。
どんな誘惑が待っているのでしょうか。
それぞれの誘惑はどんな色なのでしょうか。」

もし赤ずきんが三姉妹だったら、と想像して、それをテーマに3色の赤い毛糸のジッパーケースを製作しました。
三女、次女、長女のイメージで、「ローズ」「ルビー」「スカーレット」と呼んでいます。
(製作過程は、こちらこちらです)
トラベラーズノートカバーに、赤い彼女たちの物語を紡いでみませんか。

ふわふわの編み地が、万年筆など、ノートブック周りの大事なものを守ります。

トラベラーズノートカバーにセットした時の側面もモコモコとして印象的です。
(色は、上から、スカーレット、ルビー、ローズ、ルビーをセットしています)
Continue Reading

Comments (0)

今日の抜書き ~モレスキンデイリーダイアリーXSが埋まりました

Posted on 02 9月 2019 by

こんにちはkonamaです。

以前から何度か登場している、モレスキンのデイリーダイアリーXSに書き込んでいた、本の抜書き(本の中の気に入ったフレーズを書き写す)ですが、ついに全頁書き終わりましたので、ご報告を。↓記念に動画を撮ってみました。

以前の記事でも書いたのですが、このモレスキンのデイリーダイアリーXSは数年前から廃版になっており、とっても残念です。このサイズをすべて埋めた感じ、ちょっとした豆本みたいな雰囲気で、書いた本人は満足しています。毎日書いているわけでもないし、日付通りに書いているわけでもないので、足掛け3年、ようやく完成です。

で、どんな本を自分は抜書きしたのかな、と端からブクログの本棚に登録していくという適当なまとめをやったところ、218冊。365日分ではありますが、同じ本から何回も抜いているケースもありますし、見開きで1件という場合もあります。逆に上下巻の本は両方登録してあったりするので、200冊分くらいから抜いたことになります。ふっるーい本から、割と最近のものまでなかなか節操ない感じ(ちなみにこの本棚は私のブログに登場する本の覚書用になってるので、#今日の抜書き タグで絞ってあります)。何回か登場する洋書はいれてません。

記念すべき?最終回は、ダイアリーですらないメモページのラストと裏表紙(ポケットの一枚手前)。

北森鴻「香菜里屋を知っていますか」のラストを。「花の下にて春死なむ」から始まる4冊のシリーズの最終巻。別シリーズの登場人物もさりげなく混じっているマリンエクスプレス的な要素もあるのですが、常連客が次々と退場して後味の悪い暗さの中、ずっと探偵役だった、ビアバーのマスター工藤の退場の謎解きとその再起を祈る終わりが印象的で、久しぶりに読み直しました。

さて、この続きは何に書いていきましょうかね?

Comments (0)

赤ずきん三姉妹の、毛糸のジッパーケース(トラベラーズノート用)完成しましたので、販売日時のお知らせ

Posted on 31 8月 2019 by

「むかしむかしあるところに、3色の赤いずきんをかぶった三姉妹がおりました。
それぞれの赤いずきんはおばあさんからの贈り物です。
ある日、三姉妹は、体を壊したおばあさんのお見舞いへといつもの森に入りますが、いつしか見たこともない植物に囲まれていることに気づきます。
どことなくオリエンタルな雰囲気の森に迷いこんだ3人の赤ずきん。
どんな誘惑が待っているのでしょうか。
それぞれの誘惑はどんな色なのでしょうか。」

もし赤ずきんが三姉妹だったら、と想像して、それをテーマに3色の赤い毛糸のジッパーケースを、春から製作しておりました。
三女、次女、長女のイメージで、「ローズ」「ルビー」「スカーレット」と呼んでいます。
(前回の記事はこちら

今回から、編み地の一重の方にポケットを付けてみました。
チケットなどを挟んでも良いですし、反対側にピンバッヂやピアスなどを通した時も、キャッチをポケットの中で付けることにより、そのでっぱりをカバーできるかな(ポケットの範囲だけですが)と考えました。

スカーレットをトラベラーズノートカバーに挟んでみたところ。
上のパスポートサイズがブルーエディション、下のレギュラーサイズがブラウンです。

販売開始は、2019年9月4日 水曜日 21:00からの予定です。

上記日時に、Notebookers Market(トップ画面の右側)に、専用ページができます。

では、もう少し、詳細をお見せします。

三女ローズのジッパーケース内

ジッパーケースの内布は、大柄の生地なので、中心となる大きな花が中で咲いてるよう裁断しました。

人の唇が皮膚ではなく、内側のひだが外にめくれているように、内布の色からとったジッパーの色とともに、広げて楽しんでいただきたいです。

次女のルビー
長女のスカーレット

栞とチャームがおまけです

おまけは栞です。
くさり編み一本の毛糸製の栞。
タッセル、チェコビーズ、カゴのチャームが付いています。
3つのチャームは取り外し可能なので、栞の両端はもちろん、ジッパーのスライダーにつけても良いですし、トラベラーズノートカバーのゴムに付けても。

縦横約2cmくらいのカゴチャーム

カゴチャームには、ワインとぶどうが入っています。
赤ずきんたちがカゴにお見舞いの品を入れて森へ入っていく、物語の始まりを意味するモチーフとして選びました。

赤ずきんは、ミステリアスでエロティックで、ときにホラーな物語だと思っています。
お話によって、猟師が出てこず赤ずきんが助からなかったり、実は赤ずきんと狼は最初からできていて、邪魔なおばあさんを殺害するために仕組んだことだった…?なんて創作する方もいて、楽しいです。

だれかのトラベラーズカバーに挟んでもらって、その方なりの赤ずきんの物語を紡いでいっていただけたら、と願っております。

Comments (0)

Tags: ,

saoriさんの、毛糸のジッパーケース製作途中話

Posted on 25 6月 2019 by

このお話は、「saoriさんの、毛糸のジッパーケースを作りたい」の続きです。
こちらをさらっとでもご覧になってから戻ってきてくださると、もっと楽しいんじゃないかな。そうだといいな。

内布が決まりました

キジ科の鳥と草花が立体的に描かれた、緑青色が美しいクラシカルな雰囲気のイギリス製の布地です。

編み地と合わせてみたところ

当初お聞きしていたsaoriさんの内布イメージ(柄の好み)を振り返りますと、
「好き)エスニック系、ボタニカル系、クラシックなスカーフ柄
苦手)Cute・Pretty系、かわいい、小花柄(リバティ苦手)」

色の好みは、
「茶系、ネイビー系、オレンジ系、カーキ系、ターコイズ系、マイルドゴールド系(ゼブラ マイルドライナーの色)
ベージュの好み系統は、黄み系〜濃いめのキャメル派」
とのことでした。(前回記事ではさらっと流してましたすみません)

イメージ画像はこんな感じでした。かっこいい。

これらを踏まえて選んだ上記の鳥と草花生地、いかがでしょう。
saoriさんに送ってもらったイメージ画像からは、左下の、ジーンズ姿の女の子が寝転んでいるソファーの雰囲気に近いかな、と思っています。
そしてこれらを好むsaoriさんがスカーフを選ぶなら、またインテリアファブリックを選ぶならどうだろう、とことを念頭に探してみました。

まずはネット通販の生地屋さんを徘徊。(イメージや色柄、素材等で絞れるので便利なのです。)
雰囲気の合いそうなショップを見つけ、saoriさんにはその中からいくつか気になる生地を選んでもらいました。

その中に、私も良いなと思っていたものがあり、一致したのが上記の鳥と草花のものでした。

ネット通販だけでなく、日暮里繊維街なども一日かけて探してみたのですが、圧倒的なリバティやら和柄やらYシャツ素材やらで疲れ果て。
また、柄がいいなと思って触ってみるとニット地(伸縮性のある生地)だったり、シースルー素材(スケスケ)だったり。あるいは、これ良い!と最初は思ったものでも、冷静になってみると仏具っぽかったり(お仏壇の下などに敷いてあるああいうの)。

結局、最初に見つけたような雰囲気の生地にはとうとう出会えず。
当初のネットショップがセンスの良いお店であることがよく分かり、その上で選択することができました。
体力的に疲れましたが、思いつくことはやっておきたいですからね。

編み地のアップ

前回の記事に載せていた編み地画像。

いろいろ試し編みした結果、左端の茶トラ写真の上に乗せているものに決定したのでした。

編み地がちーさくしか写ってなくて、「ブロンズを毛糸で表現」などと言ってるわりにはどんなの編んでるか分かりにくかったですね。なので、どーんとズームアップしました。

3本の毛糸を引き揃えて編みました。光沢のある毛糸が金属っぽいのだと思う。
トラベラーズカバー(キャメル)に挟んだ側面はこんな感じ。
遠くから見ると、毛糸のジッパーケース「スタンダード」のベージュに似ています。

こんな感じの編み地となっております。3本の細めの糸を引き揃えて編んでいるため、同じテンションで編み進めないと内一本がたわんでしまったりひっぱりすぎてしまったり、一本の糸を編む時よりも時間がかかります。
なので、いつにも増してゆっくりな更新であることをここで断っておくとします。

これからやる主な4つのこと

①ファスナーを選ぶ

金具部分は、ゴールドまたはアンティークゴールドの2色から。
テープ部分は、編み地と内布に馴染み、かつsaoriさん茶トラ(トラベラーズノートのブラウンカバー)を引き立たせつつそいつも光る、的なものを選びたいと思っているのですが、よくばりすぎなのかこれがまたむずかしい。

ほんの一例です。あ、ゴールド金具のものしか写ってない…

ですが、ご存知の通り、トラベラーズカバーに挟んだとき、ファスナーは側面にくる大事な、言うなれば一番目立つところですので、いつも慎重になってしまうのです。
あまり売っていない素敵なもの、を作っていきたいので、考えぬこうと思います。

②ハトメまたはスナップボタンをつけようかな

saoriさんにお会いし、編み見本を見てもらった際、なによりも早く反応してくださったのが、試しでつけていたスナップボタン(アンティークゴールド)でした。たくさんある編み見本ではなく。
なので、毛糸のジッパーケースのどこか(広げたときの中央とか端っことか)にハトメかスナップボタンか(ボタンは不要になるのでハトメになるかな)付けようと思っています。あんな嬉しい反応してくれるのなら、なんだって付けたくなっちゃうというものです。

③ポケットを追加する

ジッパー部分と逆の、編み地のみの方に、深型ポケットをつけようと思っています。これまで、編み地のみの側には、ピンバッヂやブローチを留められますよーと宣伝してきましたが、それはそのままに、それらの留め具(裏側ね)をカバーでき、さらにA4サイズの用紙を三つ折りにしたものをスッとさしておけるような、そんな深型ポケット。そんなものを私はつけたい。
ただ、いまだに布地に迷ってまして。内布と同布じゃなんか違うなと。
深型ですので、わりと広い面積を占めるわけですし、あまり目立たず、編み地に近い色の丈夫な布でできたら良いかしらん。などと考えております。

④おまけを変える

これまで、おまけとしてコースターをつけていましたが、今回は、編み地と同糸の栞と、その先につけるチャーム(取り外し可能)をおまけにしてみようと思っています。
チャームとして考えているのは、これまた編み地と同糸のタッセル、内布と同系色のスワロフスキービーズ、あとは金属製のモチーフチャーム(鳥の羽とか植物とかのモチーフ)とかどうだろう、すでに茶トラに付いているタツノオトシゴチャームとも相性の良いものがあればなーなどと、思案、捜索中です。
アンティークボタンなんかも素敵だけど、単価がかさばってしまうかな。
取り外し可能とするのは、しおりの先につけたり、トラベラーズカバーのゴムにつけたりと、気分で気軽に付け替えられたら良いなと思ったから。
私がほしいものは、どこかのだれかもきっとほしい。そうに違いない。

以上、製作途中秘話でした。手を進めてまたお知らせします。

Comments (0)

かわりつづけるからかわらない

Posted on 16 6月 2019 by

かわらないものはなにもない から かわるものはなにもない
かたときもかわらないでいる もの はどこにもありはしない
とめどもなくかわりつづける もの にはかわり目などはない

脳は諦めない

ちがっているもの どうし をくらべることは
もとよりできない かわり つづけることには
慣れることさえも 不可能 であるはずなのだ

報告可能性

かわりつづけるのなら かわりたいものに
かわろうとするべきだ かわりたいものに
かわりつづけることで かわっていく世界

意識の経験

かわりたくない むかし にもどりたい
などと祈るのは どだい むだなあがき
なにしろなにも かわる ものなどない

2019年5月のマンスリー絵日記
2019年5月のマンスリー絵日記

かわることをおそれず かわらないことをみとめ
過去と今とを比べずに 逃れようのない今の形を
満喫していく全肯定が 唯一の真実だと信じてる

Comments (0)

Photos from our Flickr stream

See all photos

2020年11月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

アーカイブ