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生き残ろうぜ!映画に学ぼ☆アクションサスペンス編

Posted on 30 11月 2018 by

日、ポールオースターの『インヴィジブル』を読みまして。
オースター読むのって年単位ぶりくらいかもしれない。
このタイトル、『不可視』見えないもの、見ることができないもの、の通り、ものすごく物語じたいがつかめず、頼りなく、寄る辺なく。ひとつの出来事は、あるひとにとっては「あったこと」で、また別のひとにとっては「なかったこと」
そこで、オースターのいつものフレーズ「ヴァージョンAとヴァージョンB、どちらもが本当の物語なのだ」と。
良かったです。はー、次は何を読もう。
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映画に学ぼう番外編:〜暑い時こそ怖い話を

Posted on 26 8月 2017 by

西ではまだ暑い日が続いていますが、もう8月も終わろうとしています。
皆様、2018年の手帳会議など、進捗具合はいかがでしょうか。

でも暑いです。暑いときには、やはり、怖い話、怪談、そして!
ホラー映画などを見て涼しくなりたいですよね!
そこで。
ホラー映画苦手なひとにこそ読んでほしい、文字ばっかりだから怖くないシリーズ第、えー、何弾だっけ、
背筋が ぞくぞくっ とした映画を二本レビューしたいと思います。
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己を疑え(エピメニデス)〜バンクシー ダズ ニューヨーク 見てきました〜

Posted on 16 5月 2016 by

日、キジ ジョンスンの『霧に橋を架ける』という短篇集を読んだのですが。
なんだろう、この人間の底なしの想像力。
その世界は、霧が川のようになっていて、魚もいるし、渡し守もいる。《でかいの》と呼ばれる正体不明の怪物もいる。
その未知の空間に橋を架ける物語です。
そして同じ短篇集収録の『蜜蜂の川の流れる先で』
ある日、ある川に、水の代わりに蜜蜂が流れてくる。
主人公は、その川をたどり、源流をさぐるのですが…

あと、わたしの好きなジョナサン キャロルの作品に『木でできた海』があります。

「木でできた海にどうやって、船を漕ぎ出す?」

人間の想像力、そして幻想ブンガク万歳。

☆ ☆ ☆ ☆

毎度のことながら、幻想ブンガクについての記事ではないです。

えー。先日、BANKSY DOES NY 見てきました。初日、そして1回目上映という本気で見てきました。
>>公式サイト
やー、ものすっごく楽しみにしてまして、ものすっごく楽しかったー! 席で、もう膝ばんばん叩きたかったくらい楽しかったー!(ラストは、ホントに拍手しそうになりましたよ!)

BANKSY、バンクシー、ご存知でしょうか。
wikiではこんなカンジで↓

バンクシー(Banksy, 生年月日未公表)は、イギリスのロンドンを中心に活動する覆面芸術家。社会風刺的グラフィティアート、ストリートアートを世界各地にゲリラ的に描くという手法を取る。バンクシー本人は自分のプロフィールを隠そうとしており、本名をはじめとして不明な点が多い。2005年、自作を世界各国の有名美術館の人気のない部屋に無断で展示し、しばらくの間誰にも気づかれないまま展示され続けたことが話題となった。

上記にもあるように、美術館で、作品を盗むのでは【なく】、【置いて】くる、CD屋さんでCDを買い込んで、バンクシーオリジナルのジャケットを【勝手につけて】、また、お店に【置いて】くる、そういうことをする別名アートテロリストです。
2015年の8月から9月頃には、期間限定で、イギリスにて『デズマランド』という遊園地を作りました。
某超有名テーマパークを、えー、なんていうんだろう、もじった、皮肉った、えー、そういう遊園地です。
舗装されていない道(つまり土が剥き出しになっていて、泥っぽい)、やる気のないスタッフ、造形に失敗してるような人魚姫、かぼちゃの馬車が事故を起こし、シンデレラの死体の写真を撮るパパラッチ、園を出るためには必ずお土産屋さんを通らないと出られない、とか、そういう遊園地だったそうです。
こんなの。

わたしは、この御仁がとても好きで、えー、そのバンクシーがNYで何をやらかしてくれるのかと、ずっとこの映画を楽しみにしていまして。はい、楽しかったですー!

映画の内容としては。
バンクシーNY出張編です。
2013年10月、この1か月間、NYにて、毎日、どこかに作品をひとつ作って、バンクシーアカウントのインスタグラムにフォトアップする、NYのファンたちがそれを追い掛ける、『宝物があるうちに』『消されないうちに』。

wikiの説明にもありますが、バンクシーが描いているのは、グラフィティアートと呼ばれている、街の壁やら塀にスプレーやペンキで描く、いわゆる【ラクガキ】です。
つまり、街のエラいひと、もしくはその建物の持ち主が「消しなさい」と行ったら、それは【消されても文句が言えないもの】なのです。なぜなら、ラクガキだから。それがどんなに芸術性が高くても、価値があっても。

なので、
インスタグラムで『今日の作品』をバンクシーアカウントがアップする → SNSで拡散される → ファンが駆けつける → 写真を撮ってSNSにアップ、更に拡散 … という流れで、この映画では『SNSと街、路上の融合、そのNY市民たちの反応も(バンクシーの)作品の一部だと言える』と説明されていました。
バンクシーの作品にスマートフォンやデジカメを向けているファンに、更に映画のカメラが向けられる、という、そういう作品です。
(これが何度も映されるんですが、これがものすごく皮肉に見えました。バンクシーが電柱やら壁の影から、そのファンたちを見ているような気が。「(バンクシーの)作品を見ている君たちを世界中が見てるよ」というカンジで)

いくつか紹介を。えー、それなりに遠慮していますが、ネタバレがダメな方はお読みにならない方がいいかと。
よろしくお願いします。

========以下、これよりネタバレあります========

◆10月1日:チャイナタウン

バンクシーNY1日目

この映画のポスターにもなっている絵です。

男の子が手を伸ばして、標識のスプレーをつかもうとしているんですが。
この標識の文字が『グラフィティは犯罪です』
この日の夜か翌日早朝に、この標識は盗まれてしまい、別の標識が描かれていたそうです。
次の標識の文字は『ストリートアートは犯罪です』

グラフィティ、ストリートアートを全否定するモチーフから、バンクシーが企てた騒乱の1か月が始まるというのも、ツイストが効いてていいなあ。
自分が作っているものを、自分が作ったものそのものに否定させるって、なにそのフクザツ骨折したようなゲイジュツ的マトリョーシカ(や、マトリョーシカでもないなあ、なんだろう、死んだ鍋?)。

◆10月7日:レッドフック

バンクシーNY7日目

絆創膏を貼られた赤い風船です。

ファンたちはこの風船の周りで写真を撮る。

バンクシーNY7日目

女の子は絵じゃないです。

こんなのとか。

バンクシーNY7日目

グラフィティとファンたち。

これは、こういう結末になったようです。

Banksy art in Red Hook is destroyed by graffiti artist
この絵に限らず、塗りつぶされる、消されるというのは、普通にあるようです。

赤い風船@英国

この絵は実は対になっていて、こういう絵もあったり。

この絵の風船が飛んでいって、傷だらけになって絆創膏が貼られて、遠くNYまでたどりついたのかなーと思ったり。

◆10月8日:グリーンポイント

10月10日

一つの独創的な思想は、千もの愚かな引用に値するーーディオゲネス

これはドアに描かれたそうなのですが、ドアの所有者が即時に撤去したそうです。

◆10月10日:イーストニューヨーク

10月10日

電柱は本物で、ビーバーが描かれたグラフィティです。

本では、ビーバーはNY市民、アメリカ国民の象徴で、電柱は政府を意味していると説明がありました。
それがバンクシーからのメッセージなんですが。
わたしには、この絵に関して、バンクシーのメッセージよりも印象的な言葉、というか、エピソードがありました。
この絵が描かれたのは、あまり治安の良くない地区らしく、この絵に価値があると気付いたストリートギャング(っぽい)おにーさんたちが

「撮影するなら金を払え」
「払えない金額じゃないだろう」

と、写真を撮りにきたファンたちに言うのです。
(5ドルだったか20ドルだったか)(本には20ドルと書かれていますが、映画では5ドルって言ってた気が)
(だいたい500-2,000円くらい)
そして、忘れられない言葉が飛び出しました。

「お前ら、この絵がなきゃ、こんな場所へ来ないだろう」

この言葉を聞いた時、わたしは、バンクシーはこの一言を言わせるために、や、この一言をファンたちに聞かせるために、ひょっとしてニューヨークでの活動をしたのかなー、と思いました。

が、本では

もちろん、バンクシーが場所を選ぶとき、そこに一切、慈善事業的な意識はないだろう。街中に作品をばらまくことで、白人や高所得者が多い場所を選んでいるという批判に対して先手を打ちたかったんじゃないかな?(まあ、「ニューヨーク市全域制覇」というのは、全体の計画の一部だったしね)

とあるので、わたしが感じたソレではないっぽい… ない、かなあ…

◆10月17日:ブッシュウィック

バンクシーNY10月

日本のお嬢さんふたりの絵ですが。


グラフィティアーティストが、女の子ふたりの部分を黒のスプレーで塗りつぶしたようです。

ニューヨークには、バンクシーファンもいれば、アンチバンクシー派もいるわけで。
バンクシーの絵をこんな風に傷つけたり、GO HOME! と書いたり、活動を邪魔される、妨害されることもあるようです。
そういうことをされることも含めて、街に描く絵、グラフィティなんだろうなあ。
(これは、有志のファンが塗装用シンナーで、元の状態に戻されたそうです)
こうなる前に、ファンは駆けつけて、綺麗な状態で写真を撮り、SNSへアップするのが理想なのですが、場所を割り出す、そこへ駆けつける、それまでの時間に、持ち主が撤去したり、こうして傷つけられたりしたり。
グラフィティアーティストたちからの嫉妬ややっかみのみならず。
バンクシー、ニューヨークでお尋ね者になっていました。
ニューヨーク市警はバンクシーを逮捕すると声明を出し、ブルームバーグ(前)ニューヨーク市長は「他人や公共の財産に損害を与えるものは芸術に値しない」と公言しました。
美術雑誌の評などでも「低俗で分別を欠いた芸術の面汚しだ」と言われていたようです。

そして反バンクシー派の意思とは正反対に、バンクシーがグラフィティを残した建物の所有者は、それをオークションに出したりして、えー、大金を手に入れている。

◆10月22日:ウィレッツポイント

バンクシーNY10月22日

この日の作品はスフィンクスですが。

わたしはコレはあんまりいいと思えませんでした。映画館の大きな画面で見ても、本で見ても、ネットで見ても。
好きじゃない、というか、なんだろう、造作が雑に見える、や、ちょっと違うなあ、なんだろう、バンクシーっぽくない、のかなあ。
他のステンシルなら、あー、バンクシーだな、と思うんですが、これは何だろう、バンクシーの指紋が見えないような気がする。

これは地元の自動車修理工が自宅のガレージに持って帰り、話を聞きつけた画廊の店主が委託販売という形でお店へ引き取ったそうです。
(スフィンクスは、この映画ができた時点でまだ売れていないとか)
この画廊の店主は、作中、他のエピソードでも出てくるんですが、ちょっと不愉快、というか、あんまり好意的には見られない御仁なんですが。
その不愉快も併せて、バンクシーの映画なんだろうなあ。
そして、自宅のガレージに持って帰った自動車修理工ですが。
このひとの台詞もまた強烈でした。

「身なりのいい連中が写真を撮っていて、慎重に扱っていたから、きっと貴重なものだ。だから、誰かに取られる前に、自分が頂く」

10月10日のイーストニューヨークのストリートのおにーさんの言葉、そしてこのひとの言葉、わたしは、この言葉に対して、どう捉えたらいいんだろう、なんていうか、バンクシーからの宿題のような。
次の映画を作るまでに、答えを考えておいてね、と言われたような。

☆ ☆ ☆ ☆

わたしがいいなあ、好きだなあと思ったものを、いくつか。

◆10月20日:アッパーウェストサイド

バンクシーNY10月20日

これがオリジナル。

BANKSY_HUMER_FAN01

こんなのとか。

BANKSY_HUMER_FAN02

楽しそう。

これはスーパーマーケットの壁だそうでして。
そこの店主さんたちが、この絵をお店に飾ったりして。
そんで、絵自体は、強化ガラスで覆って傷まないようにしているんだそうです。
(写真は撮ることができるようですが)
おかしかったのが、店主さんに案内されて、映画のカメラがこの絵を撮りに行った時、ゴミの日の前日だか、何だかで、その絵の前にゴミ袋がいくつか置かれていたりして、店主さんは、そのゴミ袋を無造作に脇によけて「これだよ」と…。
そのシークエンスが、ほんっとーに微笑ましく、楽しかったです。

今回の映画でバンクシーのグラフィティ、わたし最高認定の
◆10月24日:ヘルズキッチン

バンクシーNY10月24日

なんて好みなんだ。

コレ!すっごい気に入った!!
ファンの人たちも、この絵の前で、それぞれで想像したシュチュエーション(膝まづいて花を受け取るポーズや、「だめよ、受け取れないわ」的なポーズとか)で写真を撮っていて。楽しそうでしたー♪
これは金属のシャッターに描かれたものですが、これも建物の持ち主が撤去したそうです。

◆翌日10月24日:イーストヴィレッジ

このインスタレーションそのものじゃなくて、映画に映っていたファンの人たちがすっごく良かったのです。
「この時間と空間を共有しないと、良さはわからないよ」
というようなことを言っていて、その場にいるからこそわかるワクワク感とか、死神と演奏者との近さ、とか、そういうのがすごく羨ましかったです。

◆10月29日:ハウジングワークス
ここにある画廊で買われた風景画が、バンクシーによって加筆され、また【戻ってきた】のだそうです(タイトルまで新しくなって)。
なんかもう、Oヘンリーの短篇みたいだ。

バンクシーNY10月29日

『悪の陳腐さの陳腐さ』

もともとの絵には、人物の絵はなかったそうです。
この後姿からわかるように、これは、えー、ナチスの将校の後姿、これが描き足されました。
タイトルは
“The banality of the banality of evil”
『悪魔の陳腐さの陳腐さ』だそうで。
これはハンナ アーレント著『イェルサレムのアイヒマン 悪の陳腐さについての報告』をもじったそうなんですが。
アイヒマンというと、ナチスの将校で、ホロコーストに関係した人物であり、それだけのことをしていながら、裁判では「命令に従っただけだ」と言った人物であり。
映画では、思考停止、自分で考えないことをバンクシーは批判している、と、そういうメッセージだと言っていました。
この画廊の主は、この絵をオークションに出して、その収益をホームレスや、HIV患者のための活動に寄付したそうです。
このエピソードもすごく好きなんですが。
ちょっと戻ります。

◆10月13日:ウッドサイド
セントラルパークで、じ様がバンクシーの原画を60ドルで売っていたんだそうです。

バンクシーNY10月13日

「見知らぬ人に冷たくするな、変装した天使かもしれないから」

じ様のしれっとした顔が、ものすごく楽しくて、もう、なんだこの映画! 好き!!と思いながら、ホントにこの辺りで、膝をばしばし叩きたくなっていました。
こんなことするんだなあ、バンクシー!

結局、半日ほどで、全部で8枚売れて、売り上げが420ドル(4万2千円くらい) 。
翌日、動画でアップして、ファンたちが歯ぎしりしたとか。
オリジナルなら、28万(2,800万円くらい)ドルくらいするそうです。

映画の説明では、この機会を逃して、嘆く人も多かったそうですが、彼らの目的は、バンクシーの作品を60ドルで買う、というエピソード、ドラマが目的だ、と言っていまして。
Oヘンリー通り越して、なんだろう、笠地蔵とか、困ってるおじいさんに親切にしたところ、土地神様だったとか、そういう昔話レベルのイメージが。
これがものすごく印象的でした。

10月7日のレッドフック、
10月10日:イーストニューヨーク、
10月29日:ハウジングワークス、これらを見て、バンクシーって、ものすごく皮肉で、ブラックっぽい作品を作っていますが、ひょっとしてとても優しいひとなんじゃないかなあと思ったり。

こういう動画がありました。
バンクシー ダズ ニューヨーク公開 RT達成記念公開の動画で。
https://twitter.com/uplink_jp/status/720221763104145410

このコピーが『悪人がパイを食らい、善人が笑う』というもので、バンクシーの理想って、こういうシンプルなものじゃないかなあと。

もう1本、イグジットスルーザギフトショップ というバンクシーの映画がありました。
これはバンクシーが【撮影した】映画で、バンクシーのグラフィティがどうこう、という映画ではないです。
もともとは、バンクシーを追い掛けてた主人公が、いつの間にかグラフィティアーティストになって…というドキュメンタリーなんですが。
この主人公の絵が、どうしてもいいと思えなかった。
ウォーホルの絵を、マネして描いて、水で薄めたような絵で。
それでも、大々的にとりあげられ、個展を開き、即売会では飛ぶように売れて…、と、その絵を良いと思えないわたしが間違っているようにも思えました。
ですが、たぶん、そう思うことが、えー、その、バンクシーの手の平で転がされているんだろうなあ、と。

そして今回も。
やっぱり、バンクシーの作るものは、わたしに問いかける。
「この絵を本当にいいと思う?」
「あなたの基準で、あなたの感覚で、この絵をいいと思う?」
「街の壁に描かれたラクガキを、作者のサインさえないグラフィティをいいと言える?」
と、バンクシーから問いかけられている気がする。

例えば文章にしても、アート作品にしても、作者の名前がついていなくても「あ、これ、あのひとのだ」とわかるものが好きです。
(わたしが知っている、わかっている範囲など狭いものですが)それでも、文章を読んで、言葉の選び方、並ばせ方、読者へのウィンク、ものすごく抽象的に言うとコンテクスト、そこから、「あ、この文章、あのひとが書いたんだな」とわかった時はとても嬉しい。

物語もそうですが、わたしが好きなアート作品もまた、わたしに優しくない。
「自分で考えて」と言われているような突き放され感、やっぱり、わたしは、そういうのが好きです。

わたしは、こういう記事なども書いていて、留まらないもの、変わり続けるもの、終わらないもの、が好きで。
バンクシーのグラフィティも、消される、撤去される、街のアートとして留まる保証のない刹那的なもので。
その絵も好きですが、それよりも、バンクシー本人、そして、作品からの問いかけが好きなのかも知れない。

「何がいいと思う?」
「何がいけないと思う?」
「どんなものが好き?」

多分、正解はないと思うし、もし間違えていてもバンクシーは「ダメじゃないか」と言わないと思う。

わたしにとって、バンクシーというアートテロリストは、このNotebookers.jpのコンセプトみたいに、インスタレーションより、それを作るひとの方が面白い。

この映画、最後の31日はどうなるかというと、それは見てのお楽しみにしておいて下さい。
なので、最後のバンクシーからのメッセージも白文字反転しておきます。
ネタバレOKの方は御覧になって下さい。↓このへんにあります。

世界全体が芸術そのものだとしたら、最高だと思わないか

◆おまけ:10月11日:ミートパッキング ディスクリスト

動画のタイトルで、だいたいのことを察して頂ければ…
(なんか、すごいBBCっぽい、というか、パイソンっぽいというかさー)

◆おまけ2:読んだ本
記事の中で「本では〜」とあるのは、この本から参照しました。
(映画のパンフレットはなかったのです。なので、こちらを買いました、文章も多くて読み甲斐があります)

◆おまけ3:プラトンの言葉

プラトンの言葉

私の理論は、どんな文章でも末尾に哲学者の名前を添えると、深淵な感じがするというものだ。


(だからエピメニデスは「己を疑え」なんて言ってない)

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映画が先か、原作が先か

Posted on 06 2月 2016 by

君がこの手紙を読んでいるということは、ボクはすでにこの世にいないということだね。落ち着いて聞いてほしい、なかロスにならないでね。なーんてね(・ω<) テヘペロ

という感じで始まりましたが最愛の人が死ぬ系の映画でありがちなワンシーンですよね。ということで今回のテーマは映画っ!

映画には映画オリジナルの脚本のもありますが、結構すでにある原作の映画化っていうのもありますよね。そこで読者の皆さんに質問です。原作を読んでから映画を見ますか?それとも映画を先に見てから原作を読みますか?悩ましい問題ですよね、えっ、そうでもないって?

筆者は映画を見るときは極力予備知識なしで見たい方です。不幸にも原作を先に読んでしまったときは仕方ないとして、原作を先に見ることはおろか、映画の前情報もどんなストーリーかも極力頭に入れないようにします。

何故かって?そりゃそうだろ、映画を単純に楽しめないからさ。特に原作に思い入れや愛着があった場合、原作原理主義の罠に陥ってキャスティングが自分のイメージと合わないとか、原作のエピソードをはしょったとか、原作では男なのに映画では女だったりとか、原作とはラストが異なるとか、いちゃもんを付けはじめたらきりがなくなってきます。原作を超える映画なんてそうそうお目にかかれません。原作のイメージを壊されてショックを受けるくらいなら見なければいいのに。

その点、映画を先入観なしに見ることはこういったことから解放されます。余計なストレスを感じずに集中して見れます。はじめからそんなもんだと思って見れば気になりません。なにより、ネタばれ承知で見ても面白くないでしょ?犯人が最初から分かっててミステリー映画見るのもどうなんかなぁ・・・

そしてその映画を見終わってよかったなと思ったら、原作をあとから読むのをお勧めします。原作を読めば映画では描ききれなかった部分が補完できてその作品の奥深さを味わったり、新たな発見があるかもしれません。そしてなにより映画より長く楽しめます。

DSC_0018

さて、次からは個人的に映画から見てよかったと思う映画を紹介します。

1.るろうに剣心三部作

これはマンガもアニメも見たことがなく、あらすじさえも分からず見ましたが、一部の香川照之にめっちゃはまりました。

2.告白

湊かなえさん原作で松たかこ主演です。映画見てから本を読みましたが、原作に忠実に描かれてて原作愛を感じました。

3.わたしを離さないで

これは映画館のポスター見てふらっと入ったのですが、最初はイギリスの寄宿学校の青春と友情と恋愛の映画かなと思って見てたら途中であっと驚く展開に引きこまれていきました。原作も読みましたが感動を二度味わえました。今テレビでやってますが微妙です。とりあえず最後まで見てみます。

4.頭文字D

香港映画でジェイ・チョウ主演の実写版で、アンソニー・ウォンとか陳小春とか出てて、しかもインファナル・アフェアのチャップマン・トーも出てて香港映画ファンなら一度は見ておいて損はないでしょう。

5.デトロイトメタルシティ

マンガ原作の主人公をやらせたらこの人の右に出る人はいないと言われた憑依俳優マツケンの怪演に圧倒されます。マツケンの次回作、珍遊記が今から楽しみです。ど根性がえるは満島ひかりのぴょん吉がはまってましたね。

 

また、原作を知ってからその映画を見るというパターンにはそれなりの楽しみ方があります。自分のイメージ通りのキャスティングならテンションがあがるでしょう。逆に自分の好きなキャラを冒涜されるような映画もあるでしょう。それでも突っ込みどころ満載のB級映画にいかに突っ込むかを楽しめます。

例えば、キムタク戦艦ヤマト。原作原理主義者には不評でしたが、原作を知ってる筆者にとっては突っ込みどころ満載の楽しい映画でした。また、あしたの山Pジョーも個人的には楽しかったです。なんてったって怪優香川照之の丹下段平は凄かった。ルパン”小栗”三世も不二子ちゃんを除けば意外といいキャスティングだったのではないでしょうか?

映画ではなくTVドラマでしたが、去年のエンジェルハートは結構はまりました。冴刃”上川”獠が思った以上にはまってましたし、ブラザートムの海坊主のそっくりぶりには感動モノでした。原作をリスペクトしていることがブラウン管を通して伝わってきました(いまどきブラウン管って言わないか)。個人的には香は吉瀬美智子にやってもらいたかったですが。続編やってほしいです。そういえばジャッキー・チェンとゴクミのシティーハンター、あれは香港に行ったときにVCDを買って見ましたが、あれは名作、もとい迷作ですね。途中でストリートファイターⅡになるし、個人的にはめっちゃツボにはまりましたが。

また、CMでしたがジャン・レノのドラえもんはびっくりポンでしたね。そういえば最近天才バカボンの実写化が発表されましたね。マンガ実写化ファンの筆者としては毎年どんなマンガが出てくるのか楽しみです。

また、映画化されていない原作はまだまだあります。そういう原作に自分が監督なら誰をキャスティングするのかという妄想も楽しいものです。例えば筆者なら北斗の拳のケンシロウを阿部寛にやってもらいたいです。また、ちょっと前にブームになった少年漫画の将来の姿を描くというのも面白そうです。今ならおそ松さんの実写化が待たれます。6人イケメンを揃えるのか、一人6役させるのか。

というわけで、原作を先に読むか、映画から先に入るのかは人それぞれで、どちらを先にするかでも楽しみ方が変わってきます。いやー、映画って本当にいいもんですね~、さよなら、さよなら、さよなら。

 

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いま撮られるという必然性

Posted on 28 1月 2016 by

平日の夜、仕事の後に何か「非日常」を味わいたい。
そういう気持ちでしょっちゅうライヴを観に行ったり、レイトショーに駆け込んだりしてみる。
特に会社が我慢ならぬほどツライとかそういうことではないのだけれど、
明日のために今日をリセットするような、そんな気持ち。
特に学生の頃、思い返してみるとよく映画館に逃げ込んだ記憶がある。
本編の2時間あまりだけは世間からシャットアウトされたような安心感があった。

それはそれとして、やっぱり作り手の想いはスクリーンでないと感じられない気がしている。
CDとライブの違いみたいなもの。
部屋のテレビではストーリーは理解できても、やっぱり作品を理解したことにはならないように思う。

そんなに期待せず今日は”the Walk“を観てきた。
一言で言うと、すごく前向きな映画で清々しい気持ちになった。
目標をもって新しい場所に飛び込むたくなるような、背中を押してくれる作品だと思う。

いま、3Dだからこそ撮られるべき映像だったことも間違いない。
高所のシーンがリアルで怖い、とかそんな単純なことではなくて、
綱渡りの本質や、マンハッタンの美しさを体感するにはこの映画は3Dでなきゃならなかった気がする。

そしてまた、昨今テロの恐怖を身近に感じる中で、いま一度ワールドトレードセンターの美しさ、
9.11への想いを喚起しておかねば、という政治的な背景もそこにあるように感じてしまった。

高所の怖さ、というただのスリラー映画ではなかったので、ぜひおススメしたい。

こういう日々感じたことを帰宅してツラツラ手帳に書き留めておくのもまた楽しい。

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世界の果てでも、多分わたしはお茶をしながら本を読んでノートブックを書いている番外編@座り心地は悪くても、それでもやっぱり、ソレは恩寵なのだ

Posted on 02 8月 2015 by

月です。お暑うございます。
映画見て、本を読んでノートブックをごりごり書いて、Notebookersな夏をエンジョイ… というか、この記事のタイトル通り、世界の涯でなくても、かつ、季節も問わず、ワタシがすることって同じなんだなあ、とシミジミしております。
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『夜は来て愛を語り』見ました。満を持して。

Posted on 01 4月 2015 by

イプリルフールネタがネット上では舞い踊っていますが。
ソレとは関係なく、マイペースに。
先日見てきた映画のレビューです。
『夜は来て愛を語り』です。
2001年 英仏合同で制作。
監督 アニエスカ ホランド
主演
デヴィッド シューリス
ジュード ロウ
マリオン コティヤールの三人主演です。
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生き残ろうぜ!映画に学ぼうPart4@吸血鬼のいる世界

Posted on 15 10月 2014 by

日、友達が「『トワイライトシリーズ』を読んでるのー」と話してくれまして。
トワイライトシリーズ、「吸血鬼の設定が細かい」「世界観が〜」と話が広がり。
その流れから、えー、つい、うっかり、
「ギリシャにもいるんですってー」
「ギリシャの吸血鬼は『歌がヘタ』なんですってー。
そんで、それがバレて『お前、歌下手だな! さては吸血鬼だな!』と退治されたっていう昔話があるんですー」
という、何とも(ワタシが話すと、吸血鬼伝説でさえ)ソレとなく牧歌的になってしまったとか、ありまして。
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LIFE!私的映画の楽しみ方

Posted on 11 4月 2014 by

こんにちは、sakiです。
先日、映画を見てきました。
作品はLIFE!(原題:The Secret Life Of Walter Mitty)です。

最近、劇場に足を運んでいますか?
この映画は映像・音楽が素晴らしく、劇場で見ていると
自然や主人公の鼓動が伝わってくるようで、もう感動ものでした。
この映画がDVDやBDになるのを待って、テレビやパソコンで再生してるだけでは
この感覚は味わえなかったかなと思います。

映画については気になる方は公式サイトを見てもらうとして、
Notebookers的な楽しみ方としては、劇中に登場するノートでしょうか。

主人公がカメラマンを探しに険しい山を登る際、
道のりを冒険ノートに記しながら進んでいくという演出がありました。
ダイジェスト的に時間を短縮するために、手帳に記していくように場面場面の
カットを入れるという演出は面白いし、早回しになっても飲み込みやすいなと納得。

このときに出てくる冒険ノートが物販なんかであったりすると
Notebookersは飛びつくと思うんですけどね。残念ながらなかったようです。

口コミでは好みが分かれる映画だったようですが、私は好きです。
映像・音楽が心地いいし、こころがすっきりする映画でした。
ビジュアル的にも直線的な統一感のある画でセンスいいなーって思います。
映画を楽しんだ後はノート作りです。
といっても私の映画メモはノートでなくルーズリーフなのですが。
以前参加したNotebookersMeetingで、ルーズリーフにシネマノートを
自作されている方がいて、私もやってみようかな、と実験中。

サイズはちょっと小さめA5です。
感想をじっくりまとめる時間がなければ、とりあえずルーズリーフに
フライヤーを貼り付け折りこんでおきます。

とりあえずこの映画は見たぞ、という記録です。

時間ができたときに映画の情報、テーマ曲、
見たきっかけ(これ書いとくと見返したとき結構楽しいです)
印象的なところ、他の人の口コミで参考になったことなんかを書きます。

無題7

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わたしはよく、出てきた食べ物や衣装に注目しちゃいます。
その後に、「劇中のシナモンロールが美味しそうだったなぁ」と感じたら
シナモンロールを売ってる店舗や似たレシピを検索したり、
「あの作品と展開が似てるなぁ」と思ったらその映画との共通点を書き出してみたり、
「あのワンピース可愛い」と思ったら、イラストで残したり。

ひとつ映画を見るだけでも、そこから派生する興味の数は計り知れません。
むしろそういった楽しみのために、私は映画を見たり小説を読んだりしてるのかも。

それでなにになるの?といわれたら、なんにもなりません。

でもふとしたときに、
「あ、このカフェで流れてる曲、映画のテーマソングだったやつだ。」とか
「このスカートはあのヒロインみたいなコーディネートで着てみよう。」とか
「このパイ、あの人と食べてみたいから作ってみようかな。」とか
思えることってわたしはいいなーって思います。

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ことばにすることは

Posted on 06 8月 2013 by

夜更けにこんばんは。

何かをことばに出すときって、もう心の中でそのことは定まっているのだなあ、と思う。文だけ見ると、当たり前なことに見えるけれど。

多分太陽の方向をむいているひまわりたち。

多分太陽の方向をむいているひまわりたち。

進路って、自分が学生だった頃、漠然と悩んでいた。どうやったらやりたいことをやれるのか、そもそも自分のやりたいことは何なのか、ぼやーっとしていました。上手く説明できないけれど、音楽を勉強したい、そればかり考えていました。それって何なのか、勉強してどうなりたいのか、全くわからない。

そのときは、かくありたい、という目標に向かって行くのが進路なのかと思っていたけれど、最近はそうでもないなあ、と感じながら日々練習している。ただ、今、手がけたいテーマ・技術的な問題点の克服・知りたいことを知ること…そんなことを考えて、歌をうたい続けている。「進路」って大学出るくらいでゴールできるものなのかというイメージだったけれど、「生き方」って考えると果てがない。

そんなことを、「耳をすませば」の音だけ聴きながら、自分のこと思い出していました。

この映画は、原作に柊あおい先生の漫画があって、私は、ああいういかにも少女漫画っていう雰囲気が大好きです。当時、それを読んでから映画を見た…ような記憶があり、結構重いなあって感じたのが率直な感想です。映画は映画でいいなあ、と思いますが。(でも、漫画を見てからの映画版クライマックスのシーンは、私には刺激が強すぎました…)

…ネタばれしてしまいそうだから、感想などはこのへんで。

私の今定まっていることは、もし一歩進めたら、機会を見つけて書き出そうと思います。

そして、もし進路で悩んでいる人がいたならば、自分からは、「今やりたいってことが、現在の正解なんだよ」って伝えたいなあ、と思います。どうなるかは、やりたいことやってるうちに形になっていくものだから。…多分(←急激に自信がなくなってる)。

それでは、学生の方々は、引き続きよい夏休みを。
ワタクシは、明日もお仕事頑張りマッス。

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ノートで変身するヒーローのアニメがあるっス!

Posted on 15 7月 2013 by

毎日、暑いっスね~!
というかんじで、今回の記事は「なりきり一ノ瀬はじめ」でお送りしたいと思います。
それでは、バードゴー!

え?バードゴーって何かって?知らないっスか?
あ、ちょっと待って!うっかり「知ってるに決まってる」なんて言うと年がバレるっスよ!
知ってる人も周りを見てから言ったほうがいいっス!

ボクの名前は一ノ瀬はじめ。
7月12日に日テレで放送スタートした、『ガッチャマンクラウズ
の中で、新しくガッチャマンになっちゃったっスよ~!
なんと、今回のガッチャマンは、ノートで変身するっス~~~!!!

前に、ここでインタビュー記事が載ったことがある
アニメーション監督のNotebook事情
アニメの中村健治監督って、みんな知ってるっスか?
ガッチャマンは、その中村監督の最新作っス。
30年くらい前にぜんぜん違うガッチャマンがあったらしいっスけど、
それのリメイクではなく、今回は全く違う現代版ガッチャマンなんス。

あ、中村監督だ!ちょっとインタビューしてくるっスね!
mashu_1307_a01
て、ちょっと、それ、Evernote スマートノートブックじゃないっスか。
監督って、インタビューでほぼ日ユーザーって言ってたっスよね?
え、モレスキンユーザーになった?
使い分けてるんスね、そうなるっスよね~、わかりますー。
これは、アイディアノート!?モレスキンは、アイディア浮かぶっスよね~♪
「アムネジア エフェクト!」
て、あれ?ボクもノート持ってるから見えるはずなんだけど・・・
んー、違う空間に消えちゃったんスね。
監督ぅ~今度、ガッチャマンモレミしましょうね~♪

そう、なんで、ボクがここで記事を書くことになったか、そろそろ気付いてもらえたっスか?
ボクはNotebookersの皆さんと同じ、文具萌えなんス~♪
ガッチャマンになって戦う武器も文具ばっかりらしいっス。
ここだけの話っスけど、実在の文具がモデルになっているものが登場するぽいっス。
通信手段にもなるノートに書く時に使っているペン、
みんな違うものを使っているから注目っスよ!

そう、実在と言えば、ガッチャマンクラウズの舞台は東京都立川市。
ボクは、第一回放送でも登場した、駅ビル「グランデュオ立川」の中の
6Fにある「オリオンパピルス」でバイトしてるっス。
mashu_1307_a02
「あまり実用的でない本と素敵な文具のお店です」
と書いてある通り、
つくしペンケースでお馴染みつくし文具店の商品や、水縞の商品なども揃う本&文具の店っス。
同じフロア内に、他にもかわいい文具店があってめちゃ楽しいフロアっス♪
この写真のブックカバーも同じフロア内で売ってるっスよ!
あぁ・・・ブックカバー、か・・・かわいい~~~♡♡♡

では、興味を持って頂けた方に見る方法を紹介するっスね。
第一回放送終わっちゃってるじゃねーか!と思わせておいて、オンデマンドでの放送が控えてるっス!
放送の翌週木~金曜日、無料でオンデマンド配信されるっス。
日テレオンデマンドの登録が必要スけど、スマホでも見れるから是非見て欲しいっス!
先輩ガッチャマンはみんなかっこいいっスよ!

て、ちょっとウザかった?主人公がこういうキャラなんですw
でもね、めちゃかわいい子で気に入ってしまったので、こんな風に書いてみました♪
以上、基本いつもふざけてます、なかむら真朱でした。

バードゴー!

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物語の中のフェルメール

Posted on 21 4月 2013 by

フェルメールと言えば、何を思い浮かべますか?

wikiでは>フェルメール と、こんな感じで…。

半年くらい前?神戸市立博物館で マウリッツハイス美術館展が開催されまして。
これと同じ時期に、ナガサワ文具センターさんが Kobe INK 物語の限定版として、フェルメールブルーを発売されたのは、Notebookers.jpに来られる方ならご存知かと。
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【ノートブックがない旅なんてvol.14】The Eye Has to Travel

Posted on 03 3月 2013 by

毎月20日に書いていたこのコラム的位置づけの何かしらだったのですが、先月書けなかった分をこれといって特別な日でもない今日この時間に記事を書いております。先月はなんだか目まぐるぐるしい日々を只々流れ流れるままに過ぎ去っていて、ノートブックに無理矢理関連付けて言うなら文字叩きつけ引っ掻き跡つけ黒80%:赤10%:青3%:緑5%:その他2%的割合で書き消しゴム使うのも面倒だからぐるぐると楕円を繰り返し書いて消してとかするもんだからヒトからみたら解読不能で・・・ってこの話どこに落ち着かせたらよいのか見えなくなってきたからこの辺でいったん句点をうちますね。本格的に春がきたら、カメラ片手にローカル線旅とかとりあえず行ったことのない県にノープランで行ってみようとか可能な限り適当な旅をしたいとか一瞬思ってみたりする今日この頃です。

1月の記事に書いたノートブックはそろそろ書ききりそうです。最近知った中で特にいいなぁと思ったのが今回の記事タイトルにもした“The Eye Has to Travel”って言葉で、これは映画「ダイアナ・ヴリーランド 伝説のファッショニスタ」を知った流れで出会ったもの(映画の存在を知った時はすでに上映期間残りわずかで観にいけなかったのが心残り・・・)。ざくっと訳すと「目に旅をさせよ」。このコトバに出会ったタイミングがまぁ目まぐるぐるしい日々だったこともあり、ぐるぐるしながらも焼き付けるものは焼き付けておけと言い聞かせていたここ一ヶ月。実際のところは(当然のことながら)目だけに旅させるのでは全然足りなくて、五感もそうだし自分にあるかどうかはさておき第六巻・・・じゃなくて第六感みたいな要素にも旅させないと追いつかないんですけどね。実地に足を運んで場の空気ごと感じ取る・・・という意味での「目に旅」はこれからもっと沢山していきたいしそうしていかないとって思うのです。「目に旅」の積み重ねの結果のひとつとして、私の場合は先月紹介したノートブックが増えるってことになるのかしら・・・とか、これまた無理矢理ノートブックへの関連付け(笑)。旅に出られるのはしばらく先なので、当分はできる限りの目に旅経験を積み続ける日々となりそうです。

ちなみに、今回の写真は「目」「旅」「赤」というキーワードからひっぱりだしてきた画像。
数年前に行った石垣島で見つけたサインポールロボで、全体像は以下の通りでございます。ご参考までに。
saori_130303-01

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生き残ろうぜ!映画に学ぼうPart3@ぞんびのいる世界

Posted on 30 1月 2013 by

当は「お待たせしました」って書き出しにしようと思ったんですけど、ホントに待ってるひとがいたらどうしようとか、ちょっとどきどきしまして。
えー、映画に学ぼう@ミも蓋もないシリーズ第3弾です。 Continue Reading

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My favorite Xmas movie #04

Posted on 23 12月 2012 by

降節4週目であります。
…1週目だと気づくのがワンテンポ遅れたため、何だか実感のないまま4週目になってしまった…
 
4週目の映画、予想のつく方はつくかも知れないアレです。あの映画です。
4本の中で最もクリスマスらしくない映画、作中にクリスマスのシーンはナシ、クレジットの背景の映像のみ、そんな映画『SMOKE』であります。 
監督:ウェイン・ワン 原作:ポール・オースター(1995年制作)
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My favorite Xmas movie #2 & #3

Posted on 14 12月 2012 by

2週目と3週目がひとつの記事になってまいました…。
待降節2週目と3週目の映画です。
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My favorite Xmas movie #1

Posted on 29 11月 2012 by

『友達がいる人間は、敗残者ではないよ』

素晴らしき哉、人生!

1946年制作なので、モノクロであります。

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誰かこんな映画下さい。

Posted on 03 10月 2012 by

image

更にXSサイズだと感動の度合いが変わってくるかもしれない。 今日の仕事中にピーンと考えついて一日中この事考えてました。 アホですね。仕事しようね。 ドラマでもアニメでもいいので誰か作ってくれないかなー 私高校の頃演劇部だったから、役者くらいやりますよ。 背景の木とか…

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■映画に学ぼ☆パート2@『額に汗して働こう!Not一攫千金!』

Posted on 14 9月 2012 by

nophoto

デヴィッドリンチ作品イイよね。

々は、仕事がたいへんだったりします。そんな時ふと思う「一攫千金」(思う、かなあ…)
宝くじくらいなら罪はありません。でもちょっと待って。割に合わないかも知れない一攫千金、こんなにも先人たちの失敗例がありますよ!映画に学ぼうパート2!
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映画に学ぼ☆『生き残ろうぜ!ホラー映画@ハリウッド!』

Posted on 21 7月 2012 by

nophoto

記事内容はホラーだけど文章だけだから。ホラー苦手なひとにこそ読んでほしい。

ー。
ワタシは映画が好きで、アレコレ手を出して見ているのですが。
その中でもシンプルに好きなジャンルが、いわゆる『ホラーとかスプラッタ@B級』です。
カンタンにゆーと、ジェイソンやフレディが出て来て、被害者が「わー」「きゃあー」と叫んで、血とか肉とか、いろんなモノが飛び散る映画です。
で、このジャンルは、見ていると「わあー、キタキター!」という、どこか吉本新喜劇のような形式美と言いますか、お約束と言いますか、そゆことがほのぼんやり(や、割とくっきりかも知れません)浮かび上がってきます。
以前、そゆ形式美をつらつらとノートブックに書いていたことがありまして。
まとめて、追加して、その独特の形式美を見つめ直し、かつそこから生き残る術を学ぼう、と書き出してみました。
キャンプに行った際、ドライブに行った際、「アレ?何か変だな?」と思った時に、思い出して頂けると幸甚です。
(繰り返しますが。ワタシはノートブックにこーゆーことばっかり書いているの)
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『ミッドナイト・イン・パリ』

Posted on 05 7月 2012 by

「パリを訪れたひとは、みんなこの街に恋するのよ」

ミッドナイトインパリ画像

『ミッドナイトインパリ』


監督&脚本:ウディ・アレン
主演:オーウェン・ウィルソン
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映画「LIGHT UP NIPPON」

Posted on 28 6月 2012 by

Notebookersの皆様、このサイトのファンの皆様へ

7月1日(日曜日)、フランス・パリにてドキュメンタリー映画「LIGHT UP NIPPON」の
チャリティー・無料先行試写会が行われます。

日本での上映は7月7日からですが、現地にお住まいのご家族・友人、もしくは当日ご旅行などで
パリにいらっしゃる皆様に足を運んでいただければと思います。

昨年8月11日に東北太平洋沿岸部10箇所で、同時に花火の打ち上げがありました。
絶対に不可能と思われたこの花火同時打ち上げを実現させたのは、ただ1人の男性の情熱と、立ち上がった現地の人々でした。(映画公式ページより:http://lightupnippon.jp/movie/)
900時間密着した映像をもとに、坂本龍一さんの音楽と黒木瞳さんのナレーションで私達に届けられます。
パリでの先行試写会で募る義援金、ならびに日本での本作の利益は、今年も8月11日に開催される花火大会”LIGHT UP NIPPON”に寄贈され、東北の夜空を照らす花火になります。

私は1995年阪神淡路大震災を経験しました。
あれだけ輝かしかった神戸の街が暗闇と悲しみに包まれました。
慰霊と鎮魂、復興・再生への希望を託して「神戸ルミナリエ」が、その年の12月に行われました。
私はその眩しいきらめく光が未だに忘れられません。
どれだけの神戸市民が感嘆と涙でルミナリエを見上げたことでしょうか。
今や大掛かりな観光行事となり規模も大きくなりましたが、あの1年目の真っ暗な神戸にともされた美しいきらめきは、きっと忘れることはないでしょう。

東北の夜空に美しいきらめきを!花火を打ち上げるため協力してみませんか?

【フランス・パリ無料試写会】
7月1日(日曜日)夕方18:00より
シャンゼリゼ大通りから程近い、Elysées Biarritzで開催です。
エリゼ・ビアリッツ(所在地 24, Rue Quentin Bauchart 75008 Paris)

【映画公式ページ】
http://lightupnippon.jp/movie/

【関連ページ】
http://blog.madamefigaro.jp/tetsuya_yamashita/light-up-nippon.html

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微々たる普及。

Posted on 18 6月 2012 by

どもっす。エダユウヤです。

ずいぶん久しく席を空けておりました。その間、なにをしてたかといっても特筆すべきことはしておりませんが、強いていえば地元札幌に根付く音楽をこっそり追っておりました。

札幌って思っていた以上に多彩な音楽で溢れていて、中には表現力・技術・世界観いずれも素晴らしいレベルで発表している人たちも大勢います。

だけど、あまり認知されていない。これはとても悲しいことだなぁと思ったのが追うことにしたきっかけ。

それを写真や映像に残して、もっと色んな人に知ってもらえたらどれだけ素晴らしいだろうかと。

元々、自分の好きな物を紹介するのは好きなタチだし、それは有形無形に捉われるものでもない。

微々たるものだけどちょっとでも力になれたら嬉しいし、そういう機会があって表現できる機械があるなら「やらねば!」ですよね。

ってことでちょっとだけ撮ってきたものをいくつか紹介させてもらいますな。

金森浩太さん「ライムライト」…クラシックギター奏者。オリジナルのインストゥメンタル曲を中心に発表。耳に心地よい、柔らかい旋律は昼夜を問わずいつでも聴けるリラックスミュージックだと思います。最近はカフェやイベント、老人ホームなどへの慰問などの活動を行っています。

木霊「かざり石船団の歌」…札幌を拠点に精力的な活動をしている結成20年余年のベテランバンド。ギター、ベース、ドラム、サックス&フルートというカルテットが奏でる楽曲はどこか懐かしくもあり新鮮でもあります。不思議な魅力のある大人のロック。

 

さて、こちらはノートブッカーズのサイト…モレスキン使ってないのかよ! ってツッコミが方々からきそうなので一応補足しておきますね。

ちゃんと使ってますよ★ 動画を撮る際にはまず絵コンテが無いとアレなもんですから(^^)

ただ描いた本人も解読に手間が掛かるくらい乱雑稚拙なものですからUPはしません!

月末のキャンプの時にもしかしたら御開帳する…かも知れませんが、それもオイラの当日の酩酊具合によるところであります。

では、今回はこのへんで!

 

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今週気になった記事まとめ 2012/5/14-2012/5/20

Posted on 20 5月 2012 by

こんばんわーどんべです。
大好きなポケモンの新作が6月23日発売なのですが、ブラック2、ホワイト2どちらにしようか迷っているうちに、Amazonはすでに予約締め切り状態でした。そんなあああぁぁぁ

てなわけで、今週もまとめ記事行っきまーす。

私のレシピノートブックのまとめかた

とりあえずのメモ書きをマステでとめておき、確定したら清書する。
レシピ以外にも応用が利きそうなノート術です。
あと、表紙がすてき。

センチメンタルなステープラーの「針」

チリも積もれば山となる。
針も積もれば花になる。

montage

モレスキンミーティングを通して、コミュ ニケーションツールとしての 人に見せるノートと言うのも、やはりアリ かなと思い始めた今日この頃。
ノートブックに記す内容に変化をつけて自分を魅せる、PRするというのも面白いかも しれません。
これは実際に自分の好きなものをノート ブックに表現し、 アート活動をされている他のライターの 方々の姿を見ても感じる部分です。 ノートブックに書いたものは不思議と花開 いていきますし、 そういうところから自分を変えていくと言うのも、ひとつやってみる価値はあると思います。

4月の最後に旅屋で彩織さんと会ったのをきっかけに、人に見せるためのノートを一冊作ってもいいかなあ…とちょうど私も思っていたところ。「コミュニケーションツールとしてのノート」というキーワードはまさに今の私の注目キーワードです。
今度トラベラーズノートを愛でる会にも出席するわけだし…

最後に

5月は友達の結婚式が2つありました。ええ、ご祝儀貧乏状態です。文房具も結構衝動買いしちゃ…げふんげふん
しかし、人の結婚式というのも、見てると不思議にこっちも幸せな気分になるもんですね。ポワポワしちゃいます。
二人に幸あれ!

どんべでした。

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montage

Posted on 16 5月 2012 by

ひさびさにネタが舞い降りてまいりました、とむとむです。

記事つまんないから引っ込んでろと言われても、
ごめんなさい、少しだけお付き合いいただけると嬉しいです。

さて、モンタージュと聞くと多くの方は、
警察で使用される指名手配の写真を思い浮かべるのではないでしょうか。

異なる写真を組みあわせ犯人像を形づくる手法から、
本来の「組み立てる」と言う意味あいを用いてモンタージュ写真と呼ばれています。

今回僕が取り上げたいと思ったのは・・・
異なるカット、AとBを組み合わせ、Cを連想させる。
それにより強いイメージを作り上げる。
映画技法の「モンタージュ」

これって日常にも活きるのかな?と
ふと思ったことから今回の記事を書くに至りました。

映画と言えば昨夜は「幸せの教室」と言う作品を観てきたばかり。

主演はトム・ハンクスとジュリア・ロバーツ。

お話としては、学歴を理由にリストラされた中年男性が、
再就職のために短期大学へ通い、素敵な教師や仲間に出会い
人生を豊かなものに変えるきっかけをつかんでいくという
ハートウォームストーリー。

実はこの作品の中にもモレスキンが登場していました。
主人公ラリーの友人、タリアの愛用するノートとして1シーンだけ。

タイプはソフトカバーのルールドラージ。

結構厚みがあり、ゴムも伸びてノートを留めている様子が分かるくらいにはしっかりと映っていました。

ここでモンタージュに当てはめてみると・・・

【学生 】+ 【厚みのあるノートブック】 = 優秀な学生なのかな?

と言うイメージが湧いてくるのですが、果たして結果は・・・
たしかに後ほどタリアが優秀な学生であることを示すエピソードが出てきました。
ここで僕が感じたのは、自分自身の姿とノートブックの組み合わせでも、
外に対して新たなイメージが出来上がるのかな?ってこと。

こちらのサイトに書いた記事も、モンタージュの素材として考えると・・・
僕は読者の方々にどんな姿で写っているのか少し気になるところもありますね。

よく 「ノートブック=自分の分身」 と言うことが例えに挙がりますが、
得意なものがなくて、柱がしっかりしていない僕の場合、
ノートブックを自分で見てみると「不器用さ」が目立つ内容。
一貫性がないし、とぎれとぎれな感じは否めません。

モレスキンミーティングを通して、コミュニケーションツールとしての
人に見せるノートと言うのも、やはりアリかなと思い始めた今日この頃。
ノートブックに記す内容に変化をつけて自分を魅せる、PRするというのも面白いかもしれません。

これは実際に自分の好きなものをノートブックに表現し、
アート活動をされている他のライターの方々の姿を見ても感じる部分です。

ノートブックに書いたものは不思議と花開いていきますし、
そういうところから自分を変えていくと言うのも、ひとつやってみる価値はあると思います。

特別に秀でたものがなくても、一冊のモレスキンとの出会いから、
人生を変えることができた僕も自信を持ってお勧めします。

一貫性のある流れの中で、異なるものを組み合わせ、メッセージを表現していく「モンタージュ」

ノートブックのページごとに見せる様々な感情は、
まるで映画のカットがいくつも重なり作品が出来上がっていくのに良く似ています。
一冊が終わったとき、それはまさに書き手が主人公の一篇の物語が紡ぎだされたことになるのでしょう。

そういう意味では、自分を何らかの形でアウトプットしているノートブッカーは皆がアーティストになれる。
僕は最近強く思うのです。

一人だとうまくいかない事も、誰かとならやれることもある。
そんな時はコラボという手法もアリでしょう。

違いを恐れず、組み合わせること、そこから生まれる相乗効果を考えると可能性って広がりますよね?

たとえば・・・写真は撮るの好きだけど、文字を書くのは苦手、
かたや写真は苦手だけど文字を書くのは得意。

そんな二人が組めばzineなどがつくれるかもしれません。

こちらではハヤテノコウジさんとlomonaturaさんのアートユニット「Naturamood」さんや
みどりさんことりさんの 「2人展」と素敵なコラボが実現していますよね。

僕自身もライターさんや読者の方々との交流が増える中、
こういう組み合わせの面白さもどんどん見つけていきたいなと思っています。

ではでは、今日はこの辺で、とむとむでした。

 

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世界の捉え方。

Posted on 05 4月 2012 by

ちょびっとだけ白黒写真を紹介させてもらおっかなーと思います。

昨日、ジム・キャリー主演の「イエスマン」という映画を観ていたら、こんな台詞がありました。

「この世は全て遊び場よ」。

あぁ、確かにそうだなぁ、と。

カメラを構える場合にしても、殺風景な場所でさえ撮る人の感性や工夫でいかようにも面白くなるワケで。

この世を面白く捉えるのもつまらなく捉えるのもその人の勝手であって、突き詰めちゃえば誰のせいでもないのかも知れませんね。

当初の期待値を超えた、なかなか面白い映画でした(^^)

そんな感じでオイラのIn the Worldシリーズです。

3分40秒ほどの音楽付きのも作ってみました。しかも上の写真を超える充実のボリューム! 

http://www.youtube.com/watch?v=fGduFWIl6qo

またいずれUPします★

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デザイン画を描こう02

Posted on 29 3月 2012 by

 

おひさしぶりです、みおです。すっかり3月も終わりに近づきましたね。

 

以前の記事で紹介した、”麗しのサブリナ”からインスパイアされたワンピース。

すっごく遅れましたが、(その上ブログではすでに記事にしちゃってましたが)、

「続く」と書いた以上その後について書こうと思います。

 

今回は、ブログでは触れなかったこと、そしてNotebookersならではの観点での記事にしたいと思います。

 

さて、前回試行錯誤していたワンピースは、結果的にこのようなデザインに落ち着きました。

コンセプトは輝く星。

 

なぜでしょう?元のソースは、映画「麗しのサブリナ」だったはず。

不思議に思った方もいられるかもしれないので、どうして星に繋がったのか、

私の頭の中を開いてみようと思います。

 

 

シンデレラストーリーであるこの映画。

お屋敷の運転手の娘・サブリナ(オードリー・ヘップバーン)は、パリへ留学した後、

その美貌と小悪魔のようなキュートな性格を露わにし、持ち前の魅力を発揮していきます。

そしてニューヨークに居た頃はサブリナに見向きもしなかった男性達を、妖精のように魅惑していくのです。

くるくるといろいろな衣装を身に纏い、恋をするその姿がとても愛らしい。

 

サブリナの中には元々輝く原石が眠っていたけれど、自分ではそれに気づくことができずにいました。

それこそ夢物語を星に願うように、自分とは違う世界に居る好きな人を、ただ木の上から見守るだけ。

 

そこで、N.Y.時代に着ていたサブリナのワンピースの形を元にして、

星空やきらきら光る宝石の粒をイメージしたサーキュラースカートのワンピースにしようと思ったわけです。

原石のサブリナのイメージは、私の中では、星空の下、木の上からパーティを見守る姿が印象的だったので。

 

けどサーキュラースカート(裾が円になるスカート)だとものすごく布が必要になるので、

普通のフレアスカートにしてみました。←

 

作図を4回ほど直し、縫製も何度も間違え(おい)、なんとか仕上がったのがこちらです。

 

 

刺繍や絵の具で星くずや星座を描きました。

 

 

元々描くことが好きなので、洋服も描くように作るのが好きなようです。ノートブックとおなじ。

 

結局、作図は根本的に間違ってる部分もあったようですが、一応着れます^^;まだまだ修行ですね;

気候によりますが、初夏のクリエイターズマーケット(in名古屋)に出展する際に、着ていこうかなーと、ちょっと思ってます。

 

次はジャケットを作る予定です。またご報告できればなと思います!

 

Written by : みお

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映画の中のモレスキン

Posted on 06 2月 2012 by

いや~、映画って本当にいいものですねぇ。
みなさん、こんばんは、とむとむです。

タイトルのまんまなのですが、本日は映画の中のモレスキンにちょっと焦点を。

まずモレスキンの公式HPに掲載されてる作品を見てみましょう。

以下の18作品

1999「リプリー」
1999「マグノリア」
2001「K-PAX 光の旅人」
2001「息子の部屋」
2001「アメリ」
2004「ナショナル・トレジャー」
2004「シャル・ウィ・ダンス?」
2004「クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち」
2004「モーターサイクル・ダイアリーズ」
2005「ロシアン・ドールズ」
2006「ダ・ヴィンチ・コード」
2006「主人公は僕だった」
2006「プラダを着た悪魔」
2008「マンマ・ミーア!」
2009「PUSH 光と闇の能力者」
2009「(500)日のサマー」
2009「終着駅-トルストイ最後の旅-」
2010「トイレット」

ノートブッカーに「アメリ」は圧倒的な人気がありますよね。
この作品でモレスキンを使い始めたという人も多いようです。
謎解きやミステリーとノートブックは相性が良く、そのような作品の小道具として
使われているのも上の作品例からも良くわかりますね。

さて、2010年以降の情報はHPには掲載されていません。

僕自身は2011年1月~2012年1月にかけて
劇場で36本の作品に出会ったのですが
そのうちモレスキンを確認できたのは次の4作品
始めにお断りしておくと、単館系の映画を観たことがないので
メジャーどころに偏ってしまっています。ご了承ください。

2011「プリンセストヨトミ」
堤真一演じる“鬼の松平”こと松平元がカバンから取り出すノートブックが
ラージサイズのソフトカバーです。
登場シーンはそんなに長くありません。

2011「マイティ・ソー」
ヒロインとして登場するナタリー・ポートマン。
彼女が演じる科学者ジェーン・フォスターが研究成果を逐一記録した
重要なノートとしてラージサイズのソフトカバーが登場します。
物語のキーともなる役割を担い、単なる小道具では終わっていません。
図やイラストが多く書き込まれ、かつ資料なども貼ってあったり挟まれていたり。
これがいい具合に膨れて、まさに使い込まれたノートブックとして
幾度となくスクリーンに映し出されました。
パンフレットにもちらっと登場しています。

2011「タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密」
スピルバーグ監督の最新作ですね。
主人公のタンタンが、自宅に持ち帰ったユニコーン号を置いた家具の上に
一緒にさりげなく置いてあるノートブックに注目。
ポケットサイズのハードカバーです。
本編の中ではほんの一瞬です。見逃しませんでした。
ただし、こちらは本作のパンフレットにも画像が掲載されているために
確認しやすいと思います。

2012「ロボジー」
つい最近の話ですね。
川島潤哉演じる、木村電気ロボット開発部員(元梱包担当)の長井信也が
ポケットサイズのソフトカバーを使用しています。
登場するのは大学生の前でロボットの技術について講演するシーン。
学生からアイディアをもらい、それをメモする際におもむろに胸ポケットから
取り出します。
彼がメモを取るシーンはこの後数回登場します。

自分が普段使っているものが、こうやって大好きな映画の中で
重要な役割を担ったり、さりげなく使われていたりすると
本当にわくわくしてしまいますよね。

今回ご紹介したものは、僕が見た範囲でしか無いので、
「こんなんじゃ足りないよ、ほかにこんな作品もあるよって」ことが
きっとあるかと思います。
ぜひそのような情報はコメント欄でお知らせいただけると嬉しいです。

皆様からの情報をお待ちしています。
ではでは、またの機会に、とむとむでした。
さよなら、さよなら、さよならっ。

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映画館な話。

Posted on 01 2月 2012 by

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最近はシネコンなどに圧されて閉鎖されたりとかで減っているのだが、私は古い、小さな映画館が好きだ。

1番好きな映画館は今はもうないのだが、シネマアルゴ梅田という映画館だ。

大阪の梅田新道を南にちょっと行った雑居ビルの確か6Fにある100席くらいの小さな映画館だ。

たくさんは見てないが、ここでは『断絶』というアメリカのロードムービー(1971年)と『死んでしまったら私のことなんか誰も話さない』というスペインの映画(1995年)だ。

この映画館でもっといろいろ見たいな、と思っていたら呆気なく閉館してしまった。

あの小さく古いのがよかったのにな…

今でもその雑居ビルの前を通るたびに切ない気持ちになる。

他に好きな映画館は、なくなってしまったものでは、扇町ミュージアムスクエア、朝日シネマ、シネマヴェリテ梅田で、今もある映画館では京都シネマ、第七藝術劇場、京都みなみ会館、シネ・ヌーヴォ、テアトル梅田などである。

大きなシネコンでチュロを食べながら見るのもいいが、紙コップ片手に見る映画もまたいいのである。

追記
余談だが、家で映画を見れない。DVDプレイヤーがないのもあるが、家で見ると必ずといっていいほど寝てしまうのであった(苦笑)

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本の街から帰って来ました

Posted on 31 1月 2012 by

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ここをご覧の皆様の中にはご存知の方もいらっしゃると思いますが、昨年のモレ本2の発売連動企画として、都内の本屋さん数カ所に実際使われているモレスキンが展示されていました。

光栄な事に、私も声を掛けて頂き、本の街「神保町」の三省堂さんにて約五ヶ月もの間(改めてビックリ‼)展示して頂きました。

この大きな仕事を終え、カファさんからのメッセージと共に私のフィルムジャーナルは帰って来たのです☆

この五ヶ月の間、この子はどんな方達と触れ合ってきたのかな?

まだモレスキンを使った事が無かった誰かが、モレスキンを手にするきっかけにはなれたかな?

そんな事を思いながら、久々の再会を喜ぶ私でした☆

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