Note of the note ―ノートの調べp.8 向田邦子さんの文字のある暮らし

Posted on 27 9月 2018 by

はじめに

「Note of the note -ノートの調べ」 と題した不定期シリーズ。
このシリーズでは、著名人のノート、手稿、手帳、日記などを紹介し、そこに込められた作法と思いを検証していく。

第8回目は、向田邦子さんの字との関わりについて拾ってみた。

1.原稿

(A/表紙裏、裏表紙裏)

(A/p.82)台湾に発つ前日8/19に渡した原稿

「残された鉛筆はすべて4Bから5B。力を入れずに鉛筆を持ち、すごい勢いで執筆した。1時間に400字詰め原稿用紙10枚を書いたこともある。万年筆も何本か使っていたがこちらは人が使ってこなれたものを最上とし、頼み込んでもらったりした」(B/p.13)

2.手紙・一言箋

(B/p.50)

「大切な手紙はいつも鳩居堂の封筒と便箋だった」(同上)

(B/p.83)

「届け物には必ず自筆で一筆添える」(同上)

3.レシピ、メニュー

(A/p.12)

(B/p.146)

「思いつくと原稿用紙でもなんにでも、すぐに書き残した」(同上)

4.カレンダー

(A/p.82)

「出かけた時のままのカレンダ―。旅は四角で囲む」

5.万年筆

(A/pp116-117)

「先が十分にまるまった、よく滑る万年筆は作家向田邦子必携の武器なのでした。だから書きぐせの似た人で、太字の、よく使い込んだ万年筆の持ち主に出会ってしまうと、もう前後の見境もなく…せしめてしまう」(同上)

(C/pp.78-79)

「君はインク壺の中に糸ミミズを飼っているんじゃないかと言われるほどだらしなく続く字を書くせいか、万年筆も書き味の硬い細字用は全く駄目である。大きなやわらかい文字を書く人で使い込んでもうそろそろ捨てようかというほど太くなったのを持っておいでの方を見つけると、恫喝、泣き落とし、ありとあらゆる手段を使ってせしめてしまう。使わないのは色仕掛けだけである」(同上)

さいごに

5月2日の日付が入った遺言(原稿用紙4枚に書かれている)

(D)

「不正確、いい加減、辻褄が合わない。(中略)姉(邦子)の希望通りに財産を処分するにはと考え、動いているうちに、姉の考え方、生き方、家族に対する思いが込められている(ことがわかってきた)」(D/pp.8-9)

「この「遺言状もどき」も、事務的な文章の装いの裏に、姉(邦子)の肉声が騙し絵になったり、暗合になったりしながらちりばめられている」(D/p.10)

向田邦子さんは、「父の詫び状」としてまとめられる連載中に、病気の手術のため右腕が不自由となり、以来、利き腕ではない左腕で執筆を続けていたそうです。だから、ヌラヌラの万年筆は必需品だったのだと思います。もし、自分が文字を書くのに難儀をするようになったとして、果たして「苦」をおして、文字を書くことに固執するだろうか、と考えます。「もし文字が書けなくなったら」そんなことを思うとたまらない気持ちになります。今はキーボードも、音声入力も可能ですが、手で文字を書くという活動は、存在の全てを連ねる体験としてかけがえのないものだと、改めて、思いました。

「大事にしている事は、自分の言葉で書いた方がまだスッキリする(中略)書くのはたっぷりと歳月をかけ、時間というふるいにかけてから。それでもまだ残っているならば、それを大切に拾いあげて書きたい」(D/p11)

出典リスト

出典A:クロワッサン特別編集 向田邦子を旅する マガジンハウス2000年12月1日発行

出典B:和樂ムック 向田邦子 小学館 2011年8月23日初版第一刷 向田和子著

出典C:向田邦子・暮らしの愉しみ 新潮社 とんぼの本 2003年7月15日第二刷 向田邦子・和子 著

出典D:向田邦子の遺言 文芸春秋 2001年12月25日 第三刷 向田和子著

 

 

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伊東で求めた万年筆

Posted on 15 7月 2018 by

伊東にゆくならハトヤ“というCMが関東圏では定番らしい。北海道の”定山渓ビューホテル サンバカーニバル“みたいなものだと信じている。今日は伊東屋で万年筆を購入した話を書こうと思う。
文具店で万年筆を買い求める経験はこれが最初で、特に詳しくもないので、知ったかぶりをせずにお店に行き色々聞きながら購入した。インクの詰め方や、メンテナンスの仕方を丁寧に教えてもらえた。

購入したモデルはパイロットというメーカのカスタム74というもの。最初の一本には悪くない選択とのこと。

インクは今のところ標準のインクカートリッジを使っている。

今朝は意味もなくノートパッドに文字を書いたりしてニヤニヤしている。

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Note of the note ―ノートの調べ  p.5 太宰治さんの横顔のノート

Posted on 03 6月 2018 by

はじめに

「Note of the note -ノートの調べ」 と題した不定期シリーズ。
このシリーズでは、著名人のノート、手稿、手帳、日記などを紹介し、そこに込められた作法と思いを検証していく。

第5回目は、太宰治さんのノートを鑑賞する。

出典


1.別冊太陽 日本のこころ159 太宰治 生誕100年記念 平凡社 2009.07.09

2.弘前大学付属図書館貴重資料 太宰治自筆ノート(「英語」ノート、「修身」ノート)

予習用読方帖

1923(大正12)年。14歳のとき、青森県立中学校受験勉強の一環として、二十篇の課題綴方を書いた。(p.169)

   

左 表紙 右 本文 (p.23)

官立弘前高等学校1年(1927/昭和2年/18歳)の英語ノート

英語のノート

英語の教科書の見返し(p.37)

 

弘前大学付属図書館貴重資料 太宰治自筆ノート 「英語」より

表紙

見返し

ノートの解説は

青森近代文学館 太宰治の旧制高校時代のノートについて 安藤宏(東京大学准教授)(以下「解説」とする)による

「英語」のノートから解説に入ることにしよう。
使われているのは横罫線二三行の大学ノートで、表紙左上に弘前高校の校章が刷り込まれ、裏表紙に「今泉本店(注ー弘前市内の主要な書籍店)特製」の標記がある。サイズはA4版に近い縦二一〇ミリ、横一六五ミリ。表紙に「Johnson & Goldsmith/Essays by/T.B.Macaulay/The Hirosaki High School/L.1.1/S.Tsushima」と記入されている。太宰は昭和二年の四月に文科の一年一組に入学しており、「L.1.1」とあることから、第一学年時に使用されたものであることがわかる。

英語の授業は「発音」「綴字」「読方読解」「話方」「作文」「書取」「文法」からなっているが、このノートには文学作品の現代語訳が記されているので「読方読解」に該当するものであろう。

下(閲覧p79)顔の下の欄外の書き込み (解説より)

橄欖之実が/ほろほろと/月の光に 散つて行く/TaRanTuLa!/蜘蛛に咬まれた若者は/空を見つめて 舞ひ狂ふ/哀れ悲しく/舞ひ狂ふ

当時、多くの高等学校がそうであったように、弘高でもまた、〝ノート主義〟ともいうべき風潮が支配的だったようだ。あたかも速記術を思わせるような口述筆記が授業の中心をなし、それが学生にとって大きな負担になっていたようである。(解説)

落書きページ

裏表紙

「英語」のノートには、実に多くの箇所に落書きがあるが、その大半は肖像画(4~8、14、19、27~30、34、36、40、41、43~45、47、53、57、59、73、83、86、裏表紙など)と、英語・日本語による自己の署名(3、58、59、86など)である。(中略)自画像や、来るべき文壇デビューに備えてのサインの練習(?)を繰り返している様態は興味深い。

官立弘前高等学校2年(1928/昭和3年/19歳)の修身のノート

「修身」の科目は文理共通の三カ年に渡る必修科目。
講義内容の大まかな構成は次のようになっている。
吾人ノ国家観及ビ吾国体
国家ト個人ナラビニ愛国心
歴史上ヨリ見タル吾国ノ特性
日本民族ノ外観
1、日本の民族及国民(注ーここから〈第参学期〉とある)
2、日本ノ国民国家
3、日本社会運動ノ諸傾向ト我が氏族性(ママ)(解説)

表紙

表紙見返し

「修身」もやはり「英語」同様、横罫線二三行の大学ノートで、弘高の校章が刷り込まれ、サイズも同一である。ただしこちらは「今泉本店特製」ではなく、「神書店製」の標記。表紙に「修身/宮城教授/弘高/文 二 一/津島修治」の記入がある(「二」の漢数字は白黒の画像だと「三」に見えるが、実際は「二」である)。昭和三年度、太宰の第二学年時のものと考えられよう。38頁まで使われ、あとは白紙。なお、ノートの終わりの部分に七ページに渡る落書きがあるほか、「英語」同様、表紙、裏表紙、表見返し、裏見返しにも落書きがある。(解説)

閲覧p.71 自画像?

閲覧p.79 津島修治サイン

顔ばかり

裏表紙

二冊のノートの人物画像の合間に頻出する数多のサインは過剰な自意識の表象でもあろう。名前と共に The Hirosaki High School の署名が多く記されているが、そこからは一方で旧制高校スピリットの交錯した、屈折したプライドをうかがい知ることができる。(解説)

太宰治愛用の万年筆

(別冊太陽 p.41)

エヴァーシャープの万年筆はもともと美知子夫人がアメリカ土産にもらった品であったが、いつからか太宰が使うようになった。透明な軸は途中で破損して取り替えいちいちインクをつけて書いていたが、軽く字を書く癖があった太宰は、1939(昭和14)年頃から最期まで、この万年筆1本で執筆を続けることができたという。
(この文は、青森近代文学の名品 vol.1 太宰治 愛用の万年筆より)

太宰治さんの万年筆は、EVERSHARPのDoricシリーズかと思われる。(キャップの金具の形状から)検索により似たものは見つかったが、型番は判明しなかった。しかし、同型の万年筆を落札なさったジョリ様のブログを見つけた。参考としてご紹介する。ジョリのブログ 2016-01-07 太宰治の万年筆

ちなみに使用していたインクは 丸善のアテナインキ(P.149)とのこと。

有明淑の日記

彼女が19歳の頃、本人が太宰へ郵送した。

太宰はこの日記を再構成して『女生徒』を書きあげ、川端康成の絶賛を受ける。1939(昭和14)年4月「文学界」。翌年12月には北村透谷文学賞副賞を受賞した。

太宰から『女生徒』を送られた彼女は感激し、長く愛蔵したという。(p.80)

手帳

1947(昭和22)年12月のページ。(38歳)

(P.115)

この年の11月に『斜陽』のモデル太田静子との間に治子が誕生。太宰は認知。12月に『斜陽』発表。一躍流行作家となるも、精神と身体は蝕まれ続ける。3月末に、看護婦兼秘書の役割を果たす山崎富栄と出会っている。

『M.C様へ うぬぼれないでください』

太宰は、M.C、マイ・コメヂアン、を自称しながら、どうしても、コメヂアンになりきることが、できなかった。(坂口安吾『不良少年とキリスト』より抜粋)(p.102)

1948(昭和23)年2月のページ(39歳)

この年、『太宰治全集』の配本が始まる。

『如是我聞』を連載。『人間失格』の執筆開始直前の時期。

この4か月後に山崎富栄と入水心中。

おわりに 横顔のノート

弘前高等学校時代の二冊のノートのおびただしい落書きの大半が「横顔」であったことが、ひじょうに印象深い。横顔で目立つのは、「鼻」「顎」そして「眼」である。

「鼻」「顎」は、自尊心の象徴として用いられるものであるし、「眼」は虚栄心、自惚れ、承認欲求などを表すように思う。そして、その眼が真正面からではなく、横、もしくは斜であることが、太宰治さんの性質の全てを表しているかのように思われるのだ。

たとえば太宰治には過敏な自意識はあります。いつも他人に見られていると思っている。しかし、そこに「まなざし(サルトル)」はないと思います。日本の私小説家は自意識だらけですけれど「まなざし」はない。
柄谷行人(『ダイアログⅤ p.331 戦後文学の「まなざし」)より

『太宰は絵や書を一気呵成に仕上げることが多かった。とくに酒席の「席画」が好きで、酔った勢いでものの数分で描くこともしばしばだったという。(pp.58-59)』

左頁 自画像 /1947 (昭和22)年

右頁上 三つの貌 /1947(昭和22)年

右頁下 風景 / 1940 (昭和15)年ごろ

さいごに、太宰治さんといえば、月見草が有名だが、私には1940(昭和15)年に描かれた「水仙」の絵がとても印象深かった。

以上

おまけ 5月のマンスリー絵日記

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OHTOさんへのファンレター:および,金属製グリップを探して三千里

Posted on 20 5月 2018 by

親愛なるOHTOさまへ

 

初めてファンレターを書きます.neokixです.

昨日,なくしたと思ってすごいショックを受けたときに,このペンのありがたみが分かったので,このような形ですがポストをすることにしました.

ちなみに,ペンはカバンの奥底に眠っていました.なくしていなくてよかったです.

 

さて,以前パーカー社のIMシリーズに,OHTOさんの芯の互換性があるんだよ,という記事を書かせていただきました.

その後,油性ではなくゲルインクに行きつきましたけれども,やはりOHTOさんの替え芯を使っている次第です.

そしてこの間,ついついまたまたOHTOさんの商品をウキウキウォッチングしていましたところ,GIZAシリーズを見つけてしまい,

購入の運びとなりました.

 

GIZAシリーズ,重心が高かったり,キャップがくるくる回ったりすることもあるのですが,依然として書きやすく,

私にとってはもうなくてはならないペンになりました.

 

なによりも,やはりグリップが金属製なのは萌えます.べたべた,ドロドロにならない,そこが何よりもいい.

私のようなミニマリストくずれにとって,万年筆はあまりにも複雑すぎ,普通のボールペンはグリップべたべたべたべたベトベトンなのです.

拙者,何を隠そう,金属製グリップを探して3千里なのです(昭和).

リサイクルレザーの深いブルーも気に入っています.

嗚呼,ベトベトン+ほこりの悲しさよ

 

さらに,いろんな軸が利用できるのはよく,私はSARASA dryの0.5mm(RJLV5-BK)を入れて利用しています.

かの有名なジェットストリームではなく.互換性はあるようです.

0.7mmも買っています.次に入れようと思っています.

パーカーのローラーボールみたいにテープで魔改造しなくていいので,それもうれしいです.

PilotのJuice(LP2RF系)や,フリクション(BLS-FR5等)等入ればよかったのですが,それとは互換性がないみたいです.残念.

 

OHTOのみなさん,「いやいや,私たちの芯を使っておくれよ」とおっしゃるかもしれませんね.

しかし,近所に気軽に手に入れられる場所がなく,また,軸が金属製であるために残量がわからないので,ちょっとそこはごめんなさい.

 

しかしながら,OHTOさんありがとう.もうすっかり,信者なのです.

 

neokix

 

PS:ちなみにみなさんは何を探して三千里ですか?コメントなどで教えてください.

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四月の気層の光の底を〜 京都で買ったボールペンの話

Posted on 01 4月 2018 by

とは、その人生で、鍋を何度買うのだろう。
なんだっけ、遊牧民は燃料になるものが少ないため、お鍋は浅め、ヨーロッパなどでは、森があるので薪、燃料調達がカンタンなので、お鍋は深め(というか、オーブンやストーブで潤沢に火を起こして調理できる)と聞いたことがあって、なるほどなあ、と。

前振り終わり。
先日、京都のお寺の市に行ってきました。
お寺の境内が解放されて、古本や食べ物、手作り雑貨などが販売されていました。
ちょっと古本を買って、コーヒーを飲みつつふらふらと回っていたら、骨董屋さん?古道具屋さん?がお店を出されていました。
京都でもかなり古いお店だそうで、えー、食器、壺、あと筆や硯なども置いてありました。
写真は撮れなかったんですが、古い硯などはデザインもオモシロく、あと、筆や墨はやっぱり風格があるなあ、と思いながら見ていると、お店のご主人が文房具が好きなら、いいものがあると勧めてくれまして。
買いました。こちらのペンです。
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人間には行方不明の時間が必要です〜サインペンを捨てる時

Posted on 18 3月 2018 by

えば、本を読んでいて、その本に挟んでいる新刊紹介のリーフレットとか、その本のあとがきや解説に書かれている別の本とか。あと、映画館などで(ミニシアターなどは特に)次の上映の予告などを見ると(本も同じなんですが)あー、次はこれを見よう(読もう)と思うことを、わたしは『新刊リーフレットアリジゴク』『ミニシアターアリジゴク』と呼んでいるんですが、いかがでしょうか。
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麗しのジェットストリームプライム ノーブルブラウン

Posted on 09 2月 2018 by

ついに、遂に……!
待ちに待ったジェットストリームがやって来た!!

ジェットストリームが世に出てから、はや10年。
私がジェットストリームを愛用して、だいたい7年。
ようやく、私好みのブラウン軸がやって来た!!

シュッとした佇まい……麗しい。

2016年10月14日に発売された「ジェットストリームプライム 3色ボールペン」限定カラー。
ボール径0.5mmのノーブルブラウンと、ボール系0.7mmのノーブルネイビーの2種類が発売された。
私は迷うことなく、ノーブルブラウンを選ぶ。


ボールペンの軸色を気にし始めたきっかけは、2年前に受けたパーソナルカラー診断だった。

診断の冒頭で、ゴールドのペンとシルバーのペンを選んで持つ場面があった。
一緒に受けた人に気を遣い、私はシルバーのペンを手にした。
すると悲しくなるくらい、手の血の気がひいていった。

気を遣う必要なんて、全くなかったなぁ。なにやってんだろ。
妥協したシルバーペン1本を原因に、とにかく気分が優れなくなった瞬間を、いまでも覚えている。

いや、もちろん本当に血の気がひいたわけではない。
肌の色とペンの色との相性で、そう見えただけ。
あとでゴールドのペンを持ったら手が生き返ったのを見て、
「もう二度と、シルバー軸のペンを私物で選ばない」と心に決めた。

パーソナルカラー診断の結果は「オータム」。
ゴールドベース、深みのある色、濃い色、秋の紅葉を思わせる色あたりが、私には似合うらしい。
診断結果を聞いた日以来、私物で選ぶものの秋色化が一気に加速した。

服や小物では秋色を見つけやすいのに、ボールペンで理想の秋色を見つけるのは、想像以上に難しい。
軸が秋色でも、ペン先やクリップ部分などが憎きシルバーというパターンに、幾度も遭遇した。

軸はいい秋色なんだけどなぁ……。
私が妥協すればいいのだけど、どうもあと一歩が惜しいので購入まで至らず。

ジェットストリームプライム限定カラーが発売されると知ったときは、本当に嬉しかった。
ブラウンの軸に、プライムシリーズ初というブロンズカラーのメッキを合わせてくれるなんて!
秋色ボールペン探しの路頭に迷っていた身としては、この上ない組み合わせだ。発売日当日に文具店に駆け込んで、無事手に入れた。

書き心地は、ジェットストリーム(当然)。
キャッチフレーズそのままの、「クセになる、なめらかな書き味。」である。
使い慣れたボールペンの書き心地を、ようやく好みの軸で楽しめるようになった。

プライムシリーズの独自開発ノックもまた、クセになる。
プレスリリースの言葉を借りると「ノック棒が落ち込まず、流れるようなノック」なのだ。

店頭に試し書き用ペンが出ていたら、試し書く前にぜひ試しノックしてみてほしい。
プライム以外のジェットストリームを使っていても、思わず買い替えたくなるノック感だと思う。

あえて頑張ってコトバで説明するならば……。
一般的なボールペンのノックが「膝カックン」ならぬ「ノックカックン」と表現するとして、
プライムシリーズのノックは「ノック、スス〜ン」といったイメージ。
(みんなに伝わっておくれ、この右脳的語彙力)


ジェットストリームプライムには、クリップ部分に謎の宝石的アクセントがある。
発売中のプライムだと、宝石的アクセントが青かったりピンクだったりで主張が過ぎたのだけど、
限定カラーの宝石的アクセントは、黒くて主張が少ない。
ノックの黒と馴染むので、宝石的アクセントの存在が気にならないのが良い。

秋色軸にこだわって2年あまり、ようやく理想の多色ボールペンを見つけることができた。
限定発売のボールペンだから、大事に使っていかなくては。

2018年2月9日現在、大事に使い続けている。

【参考】
三菱鉛筆株式会社 プレスリリース
『ジェットストリーム プライム』から、限定カラー新発売!~風格を感じさせるブロンズカラーのメッキを採用した3色ボールペン~

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これがNotebookersの生きる道 〜Notebookを味方にするための守破離×5〜

Posted on 03 2月 2018 by

ソウル・Notebookers道!

こんばんは、サオリです。
今宵も Good Notebooks にココロ踊らせる時間がやって来ました。
ゲストはマイg……おぉっと、いなーい。

お届けするのはこの曲。
セ・ラ・ヴィ 〜女はNotebooksに忙しい〜

そんなわけで(どんなわけだよ)、みなさまNotebookers.jpへようこそ!
何かしらの流れでココまでやって来たはじめましてさんから、
むしろココで何年も記事書いてるぜっていうベテランさんまで。
この記事に辿り着いたみんなにとって、何らかの役に立つ記事を書ければいいなって思っているよ。
ぜひこのサイトを、楽しんでいってね!

さて、今宵の話題。
「これがNotebookersの生きる道 〜Notebookを味方にするための守破離×5〜」ですって。

2017/12/29 Notebookers Global Communication(以下、NGC)が発生してからというもの、
ノートブックで何かとミラクル起こしがちな、このワタシ。

そんなワタシから、みなさまへ。
ノートブックを自分の味方にして人生楽しもうぜって思い立ったときに
ちょっと実践してみるといいかもしれないねレベルの、ささやかなアイデアをお届けするよ!

少しでも分かりやすくしたくって、
「守×5」「破×5」「離×5」の、計15個のアイデアにまとめました。
よかったら、ぜひなにかひとつ、今日からTRYしてみてね!

【守−1】Googleで “Notebookers” の画像検索をしてみよう
検索が面倒だっていう人は、こちらをクリックしてみてね。

【守−2】ちょっと頑張れば行ける距離の、おおきな文房具屋さんまで散歩しよう
いま話題の文房具から、昔から使っていた超定番文房具まで、大抵の文房具は揃っているわ!
目で見るのはもちろん、試し書きしたりページめくったり、五感フル動員で文房具を体感してみて。

【守−3】逆に、あなたのおうちから一番近くにある文房具屋さんに行くのもまた、ステキよね
何十年もお店の奥底に眠っていた、思いがけない文房具に出合えるかも?
文房具でタイムトラベリングまでできちゃうなんて、アメイジング!

(守−2、守−3を実践したなら、きっと手元にステキなノートブックがあるはずよね)
(そう信じて、以降続けるよ)

【守−4】そのへんのペンを片手に持って、目の前にあるノートブックを開こう
ノートブックを、開こう。
気分が乗らなければ、開いてすぐ閉じちゃっても無問題。
ペンを片手に持っていれば、文字でも絵でも図でも表でも、すぐにノートブックに叩き付けられるわ。

【守−5】「1日1回ノートブックを開く」を、根気よく毎日続けてみて
気分が乗らなければ、開いてすぐ閉じちゃっても無問題。
手段はどうあれ、【守】フェーズのうちにノートブックに慣れることが、肝要。

【破−1】身の回りの荷物を、いったん整えよう
そろそろ、ノートブックや筆記具、マステやらふせんやらで、しっちゃかめっちゃかになってない?
とりあえず机の端に、バラバラになった文房具をきれいにまとめよう。気持ちがすこし、落ち着く。

【破−2】ついでにカバンやポーチの中身も、いったん整えよう
カバンもポーチも整ったら、足取りはより軽く、距離はより遠く。
一気にモノゴト、動くはず。

【破−3】そろそろ、いつものノートブックに“違和感スパイス”をかけてみない?
いつもより雑な字で書いてみるとか、手でちぎってたマステをカルカット使って切って貼るとか。
でも客観性は忘れないで。あまりに羽目を外し過ぎると、それはそれでただおかしいだけ。
周りからもおかしく見えるし、もう一人の自分からでだって、おかしく見えてしょうがない。
「いま自分は、違和感スパイスをかけている」冷徹なもう一人の自分から、そう問いかけてもらおう。

【破−4】好きな歌手の好きな曲の好きなワンフレーズを、しばらく自らの行動指針にしてみない?
ワタシの行動指針フレーズは、「理論武装に笑顔は不可欠」

【破−5】あなたが住む国の一般的生活リズムからちょっと外れた時間帯、Instagramに写真ひとつアップ
あなたが住む国でない誰かが、きっと「いいね!」を押してくれる。
Instagram友達が、また一人増えたみたいね。

【離−1】InstagramレベルのEnglishの読み書きなら、ローライングリッシュ本がおすすめだよ!
ローライングリッシュ本=SPEAK ENGLISH WITH ME!
世界のInstagram友達とのコミュニケーションが、もっと楽しくなるはず。
そう思わせるきっかけをくれたNGCのお相手aina(aina.kristina)には、感謝してもしきれない!!

【離−2】ノートブックタイムだけでも、額全開ヘアアレンジ
ノートブックと集中して向き合うための、一種のルーティンワーク。
どうせ家でしかつけないヘアバンドを、先月3本購入した。
3本ともベーシックカラーなんだけど、いずれも適度にアホ要素があるのが極私的高ポイント。

【離−3】「フシがある選手権」開催
ルールや空気感は、漫画または映画『セトウツミ』参照。超がさつ客観視のキレ味増強に役立ちます。
ドラマ版セトウツミは、瀬戸と内海だけでなく脇役陣までキレッキレ。
田中君とハツ美ちゃんが程よくイラつ……、ってゴリラ先生www

【離−4】お気に入りのハンドクリームを、いつもポーチに入れておく
松浦弥太郎さんの本で読んだ手法、いただきました。
執筆仕事の前に、ハンドクリーム。ついでに手のひらマッサージもすると、血行よくなる気がします。

【離−5】「行こうぜ Noteookの向こうへ」スピリットで、ノートブックとたのしくあそぶ

閑話休題、の、逆バージョン(本線から堂々と脇道に逸れる)
2018年に入ってからというもの、資生堂さんの文房具モードが本気な件。
ものすっごく、わくわくする。
あれもこれも、発売が待ち遠しい。年甲斐もなく。

【PR 2018/01/16】
資生堂、女子高校生と共創するオープンイノベーション型プロジェクト「POSME」を開始~社内組織「イノベーションデザインLab.」による新たな価値創造~

【PR 2018/01/25】
資生堂PLAYLISTがカラー&メイクを自由に楽しむマルチカラーアイテムを発売。

いまワタシが注目する文房具ブランド総合ランキング第1位は、資生堂さんです。って、あれれ……?

それでも前に行くしかないんだし、角度変えればまたイイ感じ。
になる、はず。

それでは、さようなら〜

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Notebookers Global Communication in TFA

Posted on 31 12月 2017 by

TFA(トラベラーズファクトリー@中目黒)にて、フィリピンのほぼ日&トラベラーズノートアーティストさんとちょー意気投合したって要約を取り急ぎ。

みんな意味わかんないよね、わたしもだよ!!!文房具好き、ノート好きやっててこんなに嬉しいことはないんだってば!!!そのへんの関係者さんありがとうほんとありがとう!!!

さて本題。
冒頭の謎要約を、ざっくれてないけど臨場感あふれるハイライトとして以下に記す。

【Notebookers Global Communication in TFA】
トラベラーズファクトリー@中目黒(以下、TFA)は、年内最終営業日を迎えていた。

ノートブック以外1万円超え会計で、今年の文房具購入納め
→ ギフト包装を待つ
→ ジブン手帳BIz2018の表紙裏右側(クリーム色ゾーン)にTFAスタンプを押して遊ぶ

→ “Is this JibunーTecho?” と誰かが言っている
→ わたしに声かけてんじゃんこの娘……ってだれだよ

→“Is this JibunーTecho?” 再び
彼女は、マジで私に問うている。だから何者だってば。

→ 「イエース!イッツ ジブンテチョー♪♪♪」
→“Wow!! I use HoboーNichi Techo♪♪♪”
ココTFAなのにノートブック合わせられなくて、トラベラーズノートの話一切ナシでがっかりさせて、初対面2人ハイテンションでごめんねなんてね。

→「ワーオ!つーかあんたのトラベラーズノートレギュラーとパスポートのカスタマイズすごいやん」的な英語
→「うれしい!これは2冊とも和紙なのよ♪」

彼女のほぼ日モノクロアート、ちょうかっこいい。ノン加工の即撮りノートブックがこのセンスって超絶ハイクオリティでもう言い回しとか語彙力とかほんとどーでもよくなりますよね!!!

(スタンプタイム 終始無言)

→ふぅ、押し終わったわ。ほな、Have a nice trip(^^)/
→Thank you♪♪♪
→わかれる

すごいよね!Biz使ってたらフィリピンのNotebookerさんとリアルに会って適当英語でちょー楽しいひとときだよ!アウェイのTFAでジブン手帳国際化を肌身で感じるとはおもいませんでした!!!

何の前触れもなく突如訪れた Notebookers Global Communication の一場面、熱量含めて読者のみなさまに伝わったのなら、私は思い残すことなく2017年の年を越せます。そうであったら、さいわい。

Notebookerなみなさんは、今頃2017年の振り返りや2018年の抱負を、愛用の手帳やノートブックに記している頃でしょうか。ゆっくり、あたたかくして、お過ごしくださいませ。

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パーカーのローラーボールのはなし

Posted on 24 5月 2017 by

ないなら作ればいいじゃない (DIY好きな人たちの境地だと推察)

 

先日こちらで互換性の悲しさについて語らせていただきましたが,どうやら私は発想が足りなかったようで.フォローアップです.

パーカーのローラーボールは,リフィルが少々高価で,しかも色も2色(黒と青)しかなく,ペン先が太いことで悪評があります.

そもそも,サインなどにしか使わないものなのかもしれません.

でも,やっぱり持っている以上は,細めのやつなんかも入れて,普段使いしたいですよね.

私は自分のものをプレゼントとしてもらいましたが,そういう人も多いんじゃないでしょうか.

でも意外にリフィルの情報は少ないので,私がこれまで試したものを少しシェアしたいなと思います.

ここでは本体を加工することはしませんが,壊れない保証はありません.すべて自己責任でお願いします.

 

さて,お断りを載せたところで,結論から申しますと,

【軸がある程度太くて,ペン先が5mm以下,長さが11.5cm以下なら,工夫次第で結構いけそうです】

ということです.

本物のローラーボールのリフィルのサイズがわからないのですが,今のところ,

  • 標準SARASA軸 JF 0.5(とそれに類するもの)
  • 標準ジェットストリーム軸(ノック式) SXR-7(とそれに類するもの)
  • 標準Pilot Juice軸 LG2RF-8F/BLS-G2-7(とそれに類するもの)

は使用できそうです.(2017/05/24現在)

Pentelさんのエナージェル/Energelや,ビクーニャなんか使えるのかどうかとか気になります.ローラーボール的な雰囲気でますしね.

ただし,上の3つも,無加工でポン付けできるほどフレンドリーではありません.悲しい.

 

■やりかた■

基本的な動作は二つです.

1.ペン先をマスキングテープで加工する

2.尻尾をスペーサーで延長する

とはいっても,あるものを適当に使えます.

私の場合は,マスキングテープでペン先の太さを増やした後,いらなくなったポイントカードを切って尻尾に詰めました.

尻尾に詰めるスぺーサーは,ジェットストリームの場合は標準のキャップを再利用できます.

ポイントは,ペン先にまくものはきつめに,スペーサーには堅めのものを使うことです.

(でないと,書くときにグラグラしてしまいますから.)

中央の細かいのがポイントカードの残骸=スペーサーです.

あとは普通のリフィルの要領で,中を取り換えれば終了です.

必要ならペン先はテープを巻いたり外したりして調整,スペーサーの方も加えたり減らしたりして調節します.

 

意外とシンプルですが,ペンがよみがえるのはうれしいものです.

ペン自体が金属製だからできるのかもしれません.

 

もしローラーボールを持て余しているようでしたら,試しにやってみてください.

逆にいろんな軸を使える金属ペンを探している方にも,おすすめです.(でもどこで買えるんだろう···)

 

neokix

 

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あゝ悲しき互換性

Posted on 16 5月 2017 by

こんにちは.お久しぶりです.

さて,今日は皆さんとも共通の悩みであろう,ボールペンが無限増殖してしまう病について愚痴ろうかと.

昔はわたくしもPilotさんのJuice信者だとか言っておりましたけれども,今回買ってしまったのはゼブラのSARASAでございます.

ですが,ただのSARASAを買うわけがありません.SARASA CLIPのブルーグレー色です(右から二番目です).

ZEBRA | ゼブラ株式会社 | サラサクリップが全46色となり、好きな色がきっと見つかる
『サラサクリップ ネオンカラー / ビンテージカラー』
http://www.zebra.co.jp/press/news/2016/0802_1.html

ビンテージカラーというやつでして.非常にいい色なのです.それはもう,一目ぼれして買ってしまうぐらいに··· それはもう万年筆で書いたような鮮やかな発色,そして白い紙に書いても,黒と書いても埋もれないこの感じ.この色を発売しようと思った方の手を握ってこういいたい.グッジョブ!!と.

しかし,私には相棒もおりまして.そう,パーカーのIMシリーズです.どう加工修正しても芯ははいらなさそうです.

あゝ悲しいかな,人生.いやいや,互換性.

右からIMパーカー,SARASA,パーカーのローラーボールです.それぞれの芯も出ています.

長さとペン先の関係上,SARASAは切ったりしてもIMの方には入りそうにないです.

一方,ローラーボールの芯の代わりには使えそうです.今使ってるのも,ジェットストリームの芯をスコッチテープでいい感じにしたやつです.

 

とはいえ,SARASAも,替え芯だけならまだしも,本体も一緒に買わなければいけないというこの感じも悲しい.

グリップ部分がちょっとべたつくのなんか,耐え難い.マスキングテープで応急処置.なんとかなるまいか.

SARASA Grand買いなさい,とそういうわけですか.
ZEBRA | ゼブラ株式会社 | サラサグランド : http://www.zebra.co.jp/pro/sarasa-grand/index.html

1000円なんですってね.考えてしまう値段です.お持ちの方,どうですか?

そしてボールペンは増えていく···

 

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横目でジッと見て、ため息

Posted on 26 2月 2017 by

 

トラベラーズノートを初めて購入したのが2013年の10月。

その時、一緒に買おうとしていたブラスボールペンをついに購入しました。

「まぁ・・今はいいか」そう言って万年筆を愛用していたし、これからも万年筆は使っていくけど、なんかこのボールペンは自分のなかで凄く特別な存在で、店に行くたびに「あ、まだ残ってる・・・買おうかな、どうしよう」なんて横目でチラチラ。そう、自分の中ではすごい特別な存在。文具好きになった原点、今こうしてここにいる要素の一つだったりする。

「うわーっ、買っちゃったよ!あれが自分のものになったのか・・・」

胸の高鳴りを抑えつつ、帰路につき早速開封。「うん、やっぱ良いな。あ、軸は木でできてるんか!凄いな!」

「これは一生大事にしよう」

 

すごく久しぶりで懐かしい感覚に襲われる。子供の頃、友達のに比べたら型遅れだろうゲームソフトを買ってもらい説明書を1ページ1ページ丁寧に読み込んだあの日を思い出す。自分にとって大切な宝物だったから。

宝物はいっぱいなくても一つあればいい。

 

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【木工工作】ボールペン用のカスタムグリップを木工製作する

Posted on 20 12月 2016 by

好きな人がいます.その方が,3色ボールペンをほしがっていて,「これはどうか,あれはどうか」と提案していました.しかし,

1:三菱/uniのJetstream3がいい

2:高いものは買いたくない

3:グリップの色が気に入らない

といろいろと条件を付けるのです.なければ作ればいいじゃない,がモットーのわたくし.たまらず,

「それなら私が安価なボールペンにつけられる高級感のある木製グリップを作りましょう」

と言ってしまったが最後,様々な可能性を検討せざるを得なくなりました.

 

ということで,次の日,ホームセンターに行き,Jetstream3(黒,赤,青)の3色ボールペンを手に,木材売り場をひたすら歩きます

赤松やヒノキなど,素敵な木材が300円程度であったのですが,残念ながら私は基本移動がバイクなので,
1メートルを超える木材を買って帰ることもできず,結局その辺にある集合材(300*100*20mm)を買って帰ることになりました.不本意!
ここで選ぶのは固い木材の方がいいでしょう.ヒノキなど軟らかいと加工はしやすいのですがドリル負けしそうです.

以下,手順です.

1.さて,Jetstream3の太さは直径12mmですから,同じ大きさのドリルビットで,まずはできるだけ垂直になるように,木に穴をあけていきます.

2.さらにグリップの長さ心持ち長めぐらいで,木を切ります.これで,グリップの長さに合う4角形の木に,穴が開いている状態になりました.


※これは失敗作×3です.穴とその周囲が薄すぎて···でもこんなイメージ.

3.あとは,カッターナイフで,鉛筆を削るように丸くしていきます.大胆にいきましょう.手にはお気を付けを!


※結局使わなかった彫刻刀がうつっとりますなぁ.

4.ギザギザがなくなるぐらいまで削ったら,あとは600番ぐらいのサンドペーパーをかけます

5.さらに,入り口と出口を丸くなるように,慎重に削って,サンドペーパーをかけていきます.

6.あらかた完成です.実際にグリップに入れてみます.グリップの穴が小さければサンドペーパーをグリップの穴にいれ,ぐるぐると回して少しだけ穴を拡張します.


※無理やり入れると割れてしまうかもしれません.注意.

7.あとは実際に持ってみて,違和感がないか見ます.あればそこをさらにカッターで削り,必要があればサンドペーパーをかけて微調整していきます.

8.最後に,着色する必要があれば着色を(その際はペンに刺さったまましたほうが乾燥が楽です).色付き水性ニスを2回,透明ニスを2回塗ります.

これで完成です.イメージはドクターグリップです.


※クリックして拡大できます

自分で持ちながらああでもないこうでもないと削っていったので,持ちやすさはオーダーメイドに近い感覚になります.

ただ,見た目的には太すぎるかもしれないという懸念あり.でもこれ以上は技術不足で薄くもできず···

 

でもまぁ,あげてみたら喜んでくれていました.一件落着.

 

今度は自分のJuiceの軸のために,もう少し細めのやつを作ってみようかなと思っています.

いろんな木で作ってみるのもよさそう.みなさんも,正月の暇つぶしに,どうでしょうか.

 

【使った材料·道具】

  • Jetstream3 ブラック 300円
  • 木(集合材) 200円(いわゆる端材)
  • サンドペーパー #600 60円
  • 水性ニス(ウォールナッツ色) 100円(セリア)
  • 木工用ニス 100円
  • カッターナイフ 自分のやつ
  • のこぎり 借りた
  • 電動ドリル 借りた
  • 直径12㎜のドリルビット 借りた (こちらはグリップの直径と同じ大きさにしてくださいね)

得られた知識と少しの好感度 プライスレス

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文具のはなし

Posted on 18 12月 2016 by

 最近はぺんてるサインペンと黄色いノートパッドを使っている。今使っているOffice Depotのノートパッドは10冊で1,000円くらい。書いては切り取り、必要なものはジップロックLに折らずに入れて仕事机に放り込んでいる。ペンを走らす際にする音も気に入っている。

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金属のぬくもり

Posted on 21 11月 2016 by

 

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ずいぶん昔のことになるけれど,出張で来た方にパーカーのボールペンをいただいたことがあった.

パーカーは英国で生まれ,その後フランスに本拠地を移した筆記用具メーカーだ(ったはずだ).わりとリーズナブルな(とはいっても100円均一で5本入っているようなボールペンとは比べられない)金額で,ボールペンを取り扱っている.

IMシリーズはその一つ.お手軽Amazonさんなどで買えば,お安いときは1500円ほどで,金属の重厚なボールペンが手に入る.

金属ボールペンはいいぞ(誰だ).
まず,書くときにあまり力が要らない.ぐりぐりしなくても,勝手に自らの重みで沈んでくれる.
つぎに,カチカチという音がいかにも金属的で,かっこいい.
それに,重くて大切な感じがするから,なくさない.これ結構重要だと思う.
最後に,勝手に割れたり欠けたり壊れたりしない.これ結構大切である.スクリュー部分や,キャップが,劣化やオーバートルクで欠けたりした時の悲しみを,人類は共有している,と思う.

まあ,問題点もいくつかある.従来から指摘されてきたものもあるし,あまり指摘されていないものもある.
1つめ.ランニングコストである.QUINK flowという純正の芯は,一本が500円以上する.それでいて,SARASAより書きやすいかといわれれば,そうでもない.残念な軸なのだ.
2つめ.さらにリフィルに関していうと,どれぐらい減っているかがわからない.軸自体が金属に覆われているからだ.
3つめ.ちべたい.冷たい,ではない.ちべたいのだ.冬なんか特に.

だけれども,解決策もないこともない.
1つめ.実は,国産でコアな人気を持つOHTOさんの替え芯がある.ニードルポイントが苦手な人にはもうしわけない.あと,けっこう細字である.ゲルインキタイプもある.なかなか悪くない選択です.
また,伊東屋さんがつくっているこれなんかも実は互換がある.つまり,形が合えばけっこういける,というわけである.(実はDAISOで売られているものの中にもゲルインキのものがある.)

ちらっと見た感じでは,道具さえあればジェットストリームなんかも入れられるらしいですよ.へー.(個人的にあまり好きではない)

2つめ.これは上の互換リフィルで解決する.中は見えないとだめである.よかったね!

3つめ.そこは我慢である.ボールペンだって,あなたの指先を寒くしたくて金属なのではない.なによりも,まぁ我慢して5分ほど持っていてください.ほのかに暖かくなってくる.なんなら,ポケットに入れておくといい.いつの間にか,ちょっと握りたくなるぐらいに,暖かくなっている.そして,それは自分の体温なのだ.なんか不思議な感じ.生きている実感.そしてあぁ,熱伝導!

金属のぬくもりを感じられる,数少ない商品だと思う.

暖かさ恋しい時期である.それにあれ,そう,クリスマスでしたっけ?そういうシーズンでもある.素敵なプレゼントになるんじゃないですか?僕はうれしかったけど.

 

参考:PARKER – ボールペンManiax:http://ballpointpens.wiki.fc2.com/wiki/PARKER

こういう本気で研究されてるかたって尊敬します.

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ボールペンっていいな

Posted on 17 11月 2016 by

最近「逃げ恥」にはまっているなかしぃさんだぞ!ガッキーは白目が多い目がかわいいですね。ガッキーの可愛さにはさすがのわたくしも勝てない気がします。

というわけで、先日ついにSARASA GRANDを買いました。SARASAファンにとっては待望の高級ペン軸です。しかも¥1,000ですって、奥さん。コレトの¥1,000のペン軸は一見金属のペン軸に見えてプラッチック(関西ではプラスチックのことをぷらっちっくと発音する人が多いので)でしたが、こちらはちゃんとした金属製で重みが感じられます。何を隠そうなかしぃはSARASAファンで15年くらい使い続けています。海外駐在しているときも日本に一時帰国した際に替え芯を大量に買い込み持って行ったものです。その頃は高級ペン軸ではないですが普通のペン軸とは違った持ち手がエアーの入ったラバーグリップの水色と白色のさわやかなカラーリングのSARASAの芯が使えるボールペンを使っていました。が、しかし、このペン軸が廃版になってしまい、仕方なく普通のペン軸を使っていました。これって、長い間使っているとラバーグリップが経年劣化でベタベタするんですよね。なので、ほぼオール金属のペン軸は待ってました!っていうくらい待望の一品でした。

ボールペン画家としての愛用はハイテックCの0.25mmですが、ビジネスで使うのはSARASAの0.5mm(昔は0.4mm使ってた)です。何がいいかっていうとあのさらさらでしっとりとしてなめらかな書き味なんですよね。他のボールペンにはないあの感触、言葉には言い表せないアレです。わかる人だけわかればいいです。なめらかなボールペンは数あれど唯一無二の書き味です。ジェストや他のもすぐれものはあるかもしれませんが、こればっかりは相性としか言えないです。

そんなSARASA愛をさらけ出していますが、ボールペンの書き味がいいとテンションが上がりますよね。そういう感覚わかりますか?書き味がいいと字が丁寧に書ける気がします。そうすると書くのが楽しくなる。楽しい感覚を味わうと字を上手く書きたくなる。上手く書ければ楽しくなってまた書きたくなる。書いているうちに書き味がよくてテンションが上がる、のサイクルにはまります。

また、書き味がいいボールペンで仕事をするとパフォーマンスも上がり良いアイデアが出るかもしれません。テンション上げて仕事をするにはいい道具が必要です。

逆に、店でアンケートを書いたり病院で問診票を書かされるときに安物の油性ボールペンで書くと書き味の悪さにテンションがだだ下がりになります。特に高級ショップで高いものを買ったときに書かされる書類で安物のボールペンを渡されたらなんかモヤモヤして次からはここには来ないだろうなと思ってしまいます。

ボールペンの良し悪しはかくも人の心に影響を与えるものなのか!その日のテンションを左右し、仕事のクオリティや創作の助けになる偉大な発明品であることよ!そのあまたあるボールペンの中でもMade in Japanのボールペンは技術の鎬を削りあい切磋琢磨して最高の書き味、極細のペン先といった最先端の技術を惜しげもなく投入し、数百円のコストに抑え書く人を楽しくさせているなんて、なんて凄いんだ!そんなすごいメーカーを何社か就職活動では落とされましたが、ゼブラさん、パイロットさん、その他のメーカーさんは今後も頑張って素晴らしい製品を世に出していただきたいものです。ボールペン画家なかしぃより愛をこめて💛

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頭の中から出てくる不思議なうずまき

Posted on 15 11月 2016 by

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お久しぶりのkonamaです。

最近お仕事の大半がデスクワークと会議にシフトしてきて、自分の性分的にちょっとストレスを感じる毎日(自分で手を動かす方が好きなので)。そのせいか、会議中に手元で謎の渦巻きが発生していることが多く(これは別に聞いていないわけではない)、色々なパターンがモレスキンに増えてきたので、ここでお披露目しようかと思う(久々の記事があまりにくだらなくて申し訳ない)。すてきなモレスキンをどうやって使おう、悩んじゃう~という方には、あんまりおすすめできない使用法ですが、まあ描いちゃうんだからしょうがないよね。

以前書いたゼンタングルの記事の頃よりさらにオブセッシブな感じで、病っぽいと周囲で評判ですw。

基本、持ち歩いている万年筆を、インクが乾かないようにちょっと使ってあげる、というのが目的の1つではあるのですが、意外といろんなペンを使うよりは1,2本のペンのニブのしなりとか、癖とかを感じるような線をぐるぐる描いている内に謎図形が広がり、隣のヒトに笑われるという構図のようです。だから特殊なペン先(フォルカンとかオブリークとかカリグラフィーとか)の登場回数が多い気もしますが、描いてる時はなーんにも考えておらず、目の前にある紙の余白を埋めている感じです。昔は配られた資料の端っこにツタを生やしたりしてたのですが(そしてあとで資料を見せてといわれて青くなる)、最近はペーパーレスで、資料もPDFで配布されて、ipadで見てたりするので、自然雑記帳であるところのモレスキンに集まってくるわけです。モレカウのモレスキンポケットみたいにアートっぽくなくて申し訳ない。

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端っこが切れてるのは、もちろん会議のメモが入ってるからですよ!

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年賀状は見た目が9割

Posted on 02 11月 2016 by

11月がやってきましたね。11/7はなかしぃ卿の聖誕祭ですよ~プレゼントお待ちしております。11月といえば数日前にハロウィンが終わったかと思えば手のひらを反すように街中はクリスマス一色になる季節です。その先を行くのが大晦日&お正月です。そろそろ年賀状を作らなきゃ!えっ、まだ早いって?

準備は早めに越したことはないですよ、先手必勝です。そういえば、文具クラスタの人で日頃ペンだとか万年筆だとかインクがどうのこうの言ってる人からワープロ打ちされた年賀状をもらうとなんかモヤモヤしませんか?(ワープロ打ちっていう言葉も死語かな?)

というわけで、あて名書きをお手軽に簡単に美文字で書ける方法があるんです。それはね、

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まず、年賀状ソフトなどでフォントを行書体にして印刷してください。できれば灰色がいいなぁ…

そして刷り上がったはがきの文字の上を太字のペンなど好きな筆記具でなぞってください。そうすればあっという間に手書きで美文字が書けちゃいます。しかも、文字の美しさだけではなく文字と文字とのバランスまでバッチリ完璧に整います。ポイントは元の印刷された文字を見せないことです。これがちょっとでも見えたら技がバレます。お気を付けあそばせ!

というわけで、ほら、美しい年賀状が出来上がりました。この方法を使えば暑中見舞いにも応用できますよ。もちろん、いうまでもなく残暑見舞いにも使えます。

過程のプロセスや努力なんてどうでもいいんです。最終形が素晴らしければね。では、よいお年を(^-^)/

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意味のある偶然?

Posted on 25 9月 2016 by

実は私、予知能力があるんです!

…なんて言えたらカッコイイんですが
残念ながら凡人の私にはそんな特別な能力は備わってないようで。

でも昔からごくたまーに既視感というのかデジャヴュというのか
「あー、ずっと前に夢でみたな」という状況に出くわすことがありまして。

夢で見るのは
友達との何気ない会話だったり
ただ道を歩いている風景だったり

時間にすると数秒間

日常風景すぎて朝起きた時には覚えてないですし

実際にその状況にならないと気づかない

夢でみた数秒間が過ぎたあと
今の状況、デジャヴュだったなと思うだけ

なにか起こるわけでもないので気にせず生きてきたのに。

なのにまたデジャヴュが起こりまして。

あ、このシーン夢でみたなと思っていたところ
一緒にいた人から「あ!これデジャヴュ!」と言われたのです。

初対面の人とフラッと入ったお店で
そんなこと起こる?!?!

まず私の周りに「デジャヴュ!」と声に出して言う人がいなかったので
そこに驚き。

初めて会う人と同じ状況でデジャヴュしていたことが一番の驚き。

調べてみたら
シンクロニシティという体験に近いような。

“意味のある偶然の一致”

私が
その場所に行くことも
その人に会うことも
そのお店に入ることも

意味のある偶然…?

うーん…?

人と一致することなんて今までなかったのに

今までは私が言わなかっただけで
言っていたら「私も!」ってなっていたのかな?

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無事にインクも手に入れ、お気に入り万年筆が復活したので
これで夢日記でもつけようかな

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【ノートブックがない旅なんてVol.54】脳内の風通しをよくする数独とフリクション

Posted on 20 9月 2016 by

2016年も残り100日あまり。
気が早いとは分かっているが、2016年マイブーム大賞はもう決まっている。

数独。
SUDOKU。
今更なぜと思われようと、「数独」なのである。

珍しく買った雑誌の読者プレゼントクイズに載っていた数独を、これまた珍しく解いてみたのが、運の尽きだった。ご親切に解法のヒントが書いてあったとはいえ、思いのほかあっさりと解けてしまった。

「もっと解きたい」魔の誘惑がやってきた。
抗うこともなく、誘惑に負けた。
数独問題を初めてクリアしてすぐさま、問題集を買ってしまった。

手持ちのプレスマンとクリックイレーザーとともに、初級から上級まで全132問。
2ヶ月後、全問クリアした。さすがに途中で飽きるだろうと思いながら始めたのに、全問クリアした。

再び、誘惑に負けた。
さらに数独問題集を買った。
初級編をすっとばして、中級編と上級編やってやろうじゃないの!!

レベルアップした問題に立ち向かう筆記具として、シャープペンと消しゴムはもう役不足になっていた。新たな筆記具は、フリクションボールスリム038 スカイブルーにした。3年振りにフリクションを手にした理由が数独になるとは、どの私が予想していたことだろう。

私の場合、中級以上になるとマス目に入れる数字を一発で決められない。マス目に数字を仮置きして解き進めるので、「書いては消し、消しては書く」ことを繰り返してしまう。シャープペンと消しゴムを持ち替える時間も、消しカスを払う時間も、惜しい。フリクションに替えれば、数独をはやく解くためには無駄になる時間を減らせる。今更なに言ってるのかと思われようと、フリクションのありがたさをしみじみ感じるのであった。

予想外なくらいに数独にのめりこんでいるのは、数字がカチッとはまる瞬間がものすごく爽快だからだと思う。
中級以上になると、解き始めて3分くらいで解く手が止まってしまう。そこからマス目全体を見渡したり、消去法で数字を絞り込んだりするうちに、あるマスの数字が決まる。1箇所の数字が決まると、次から次へと他のマス目に入る数字が決まることがある。一気に数字が決まると、マス目に数字を書き込む手がリズミカルに動きだし、集中力がもう1段階あがって無心状態になるのだ。

脳内の風通しが、すうっとよくなる。この感覚を一度味わったら、もう数独はやめられない。騙されたと思って、この秋から数独はじめてみては?筆記具はフリクションスリム038推奨。

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【ノートブックがない旅なんてVol.53】トラベラーズノートと旅する文具 2016夏版

Posted on 20 8月 2016 by

トラベラーズノートと一緒に使う文具に、何を選ぶか。
血迷っておどうぐばこレベルで大量に持って行ってた時期を経て、ようやく「コンパクトで、使いやすくて、旅の記録が楽しくなる文具」を基準に絞り込まれてきました。

2016年夏現在、レギュラー旅文具の座についている5つはこちら。
装飾点(トラベラーズノートの見栄えを良くする)、機能点(トラベラーズノートが使いやすくなる)、応用点(複数の場面・用途で使える)の3基準評価付きで紹介します。

saori_160820-01

ユニボールシグノ 極細 0.38mm
(ブルーブラック、ブラウンブラック、グリーンブラック、レッドブラック)

装飾点:★★★★  機能点:★★★  応用点:★★★

渋色好みの私には嬉しい4種のインク色、かつカリッとなめらかな書き心地が好みで、5,6年くらい旅筆記具レギュラーとなっています。違う筆記具を使ってみても、道中で書き慣れたシグノが懐かしくなって、結局シグノに帰ってきてしまうんですよね。

全4色まとめて持って行く場合もあれば、旅のテーマや行き先のイメージにあう色に絞る場合もあり。山に行くときはグリーンブラック、とか。私の傷まみれブラウン革トラベラーズノート&リフィルの色味とシグノ渋色4色の相性が、なかなか良いんだなこれが。

手でまっすぐ切れる両面テープ 10mm幅
装飾点:★★★  機能点:★★★★  応用点:★★★

厚めの紙でできたショップカードをトラベラーズノートに貼るのに普通のスティックのりを使うと、後からはがれてしまうことも。貼れそうで貼れない地味なイライラを解消してくれたのは、しっかり貼りつく両面テープでした。

手でまっすぐ切れる両面テープは、もう名前のとおり。まっすぐ切れるので、カードやパンフレットなど長方形紙モノの頂点近くまでしっかり貼れます。わがままを言うと、旅文具として携帯しやすいように、「手でまっすぐ切れる両面テープ(シートタイプ)」ができるとさらにありがたいのですが……。

KITTA(プレーン)
装飾点:★★★★★  機能点:★★★★  応用点:★★★★

4種類のマステをカードサイズにまとめて持ち歩けるなんて!旅先でコンパクトに持っていけるよう、不要なカードに使いたいマステをぐるぐる巻きにしていた地味時間とはこれでオサラバです。旅マステの準備簡素化&持ち運びコンパクト化が実現しました。まだ8月だけど、2016年最優秀新人旅文具賞はKITTAプレーンに決定でいいでしょう!決定です!!

ナツタビ2016に持っていったプレーンには、よく見ると水彩画のような濃淡があるんですよね。なんともニクイ。
テープサイズ15mm×50mmは、旅ノートとも好相性でした。カードを貼るのにちょうどよいのはもちろん、ノートの1ページを挟み込むように貼ればインデックスにしたり、写真の背景枠代わりにしたり、様々な用途で使えます。
saori_160820-02

MD付せん紙(A7無罫)
装飾点:★★★  機能点:★★★★  応用点:★★★★★

様々な紙モノを貼付けて凸凹になったノートには、スタンプを捺しにくい……。ずっと悩んでいたこの問題を遂に解決してくれたのが、MD付せん紙でした。

当然ながら、紙が平らな状態でスタンプを捺せます。捺したあとの付せん紙はノートの空いているページに避けておいて、あとから好きな配置で旅ノートに貼ればOK。スタンプを直接ノートに捺さず、別の紙に捺すようにしたことで、格段にノート編集をしやすくなりました。

このページ右ページ下の風景印は、MD付せん紙に捺したスタンプを切り取ってはりつけたもの。
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A7無罫は、風景印を捺すのに最適。ポケットにも入れておけるサイズなので、すぐに取り出して書けるメモ帳がわりにも使ってました。バッグに入ったトラベラーズノートより、ポケットに入ったメモ帳のほうが早く書き始められるんですもの、トラベラーズノートとメモ帳の併用派です。

fourruof×トラベラーズファクトリー ペーパークロスジッパーケース(オリーブ)
装飾点:★★★★  機能点:★★★★★  応用点:★★★★

ここまで紹介してきた文具に加えて、チケットや切手、カードなどをひとまとめに収納してくれます。昨年まで使っていた透明のジッパーケースにはない「カード差し込みポケット×3」があるおかげで、カード類の収納がすっきり収まるようになりました。前述のKITTAもカードサイズなので、ぴったり収まります。
saori_160820-04

トラベラーズノートのある風景写真を撮る身としては、横からの見た目がジッパーケースより良くなっているのも嬉しいポイントでございます!
saori160608-06

今までもトラベラーズノート周りの文具はあれこれ変わってきたから、これから先も文具の入れ替えが起こるのは間違いない。でも、このペーパークロスジッパーケースならば私が選ぶどんな旅文具もすっきりまとめてくれるはずです!

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【ノートブックがない旅なんて】は毎月20日に更新。
シグノ渋色は4種類しかないのに、なぜ家に10本もあるのか……。
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明滅する今

Posted on 03 7月 2016 by

三次元に結晶した四次元世界断面
瞼は世界の明滅に同期しすぎる為
今でない今を知ることができない
The now
世界の屈折率は予測不能であるが
入射角と反射角とは 等しいので 
視線が合えば像を結ぶかもしれぬ
身体が合えば旅立てるかもしれぬ
Association
ノートブックに今を写すペン先の
その筆記角度に映る 今でない今
切り割りの狭間 ハート穴の向う

(足穂)

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Pilotさんの海外戦略に救われた話

Posted on 01 6月 2016 by

僕は貧乏性で,ゲルインクボールペンの減り具合とかが好きになれなくて,ずっとゲルインクを避けていた.けれど,数年前(だと思うけど),PilotのJuiceシリーズが出て,その発色の良さに驚いた.これなら使ってもいいなって.

ただ,Juiceシリーズには,基本色を除いて替え芯がない.だから,基本は使い捨て.ちょっと残念な気持ちで,数本,こちらに持ってきた.

一本,また一本と無くなっていき,最後の茶色が無くなった時,僕は少し悲しかった.そして,そのことを友だちに言ったら,「Pilot?G2ってやつがあるじゃないか.あれ書きやすいよ.今度アメリカに行ったときに,買ってきてやるよ」といわれた.

右から,G2,Juice,JetStream

渡されたG2は,なんだか遠い親戚みたいに見えた.日本でも売っているらしいけど,あんまり見たことがない気がする.なんだかいかにも人気がなさそうな外見だし,クリップもごっつい感じで,いかにも不器用そうな感じだ.

そう思ってつかってみると,インクフローは確かにゲルインクだ.そしてなにより,なんだかJuiceとすごく似ている.

「気のせいか?」

ばらしてみてみると,なんと,リフィルが一緒ではないか!

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Juiceは一本100円だ.G2は一本200円もする.それでいて,Juiceの方が,グリップといい,クリップといい,完成度は高い.ちょっとみみっちい話だけど,そういう性分だから仕方がない.

「詐欺やん!」

自室で叫ぶ.Juiceは輸出しないくせに(してないと思うけど),G2は輸出しよってからに!

でもやっぱり,その書き味が良くて,使ってしまう.

もちろん,外見はJuiceのものを再利用する.スプリング,芯はG2のものだ(スプリングが少し固めなので,それはJuiceより小気味よい).

なんだか納得できないけれど,いいものは変えられない.特にそれが,物質的に豊かでないところだと,なおさらなのだ.

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【レビュー】 Maped Reload Roller

Posted on 07 5月 2016 by

万年筆のインクが,ローラーボールで使えるという記事を見まして,I did some digging.

国内では,エルバンさんの商品か,カキモリさんに行く,という選択肢がどうやらあるようです.

エルバンさんはカキモリさんとは違い,カードリッジ専用.カキモリさんはコンバーター付き.

カキモリさんのやつほしい.

でも,私は残念ながらどちらのアクセスもない.

諦めるか!

ん!待てよ?カキモリさんのブログに,「ドイツ製」と書いてあるじゃないか.ドイツなんて同じヨーロッパよ!どこかに同じようなものがあるはず!

諦めない!

調べてみると,どうやらBICに似たような商品があるらしい.おフランス製やん.

コンバーターを使えないので,スポイトなんかで使用済みのカードリッジに入れる方法で使えるか.

で,買ってきました.←

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BICちゃうやんけ!そうです.BICと同じフランスメーカーのMapedさん(UK版)の商品です.

お値段13レイ.1レイ=31円として,400円ぐらいですかね(ざっくり)

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取り出したところです.400円とは思えないぐらい軽くてちゃちい.

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手順が書かれています.なんと後ろに補充用のカードリッジを保管できるとか.

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後ろに確かに入っている.

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青いインクが見えますね.

そういうわけで,かき比べ.

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下が古き好きペリカーノジュニア.上がMaped Reload Roller.

どちらも味がありますが,ちょっと太字すぎるかな?すべりは悪く無いですが,良くもない感じです.

長さはなかなかのもので,三角形になっているため,なかなか握り心地は悪く無い.ごつい印象.

でも,キャップがおしりにはいらないので,小憎いフランス製品の典型みたいなやつです,こいつは.

だから,日本で手に入らないからって,うらやましがらないでくださいね.あくまで代替案.

 

また帰ってから,色彩雫なんか入れてみようと思っています.その前にカキモリさんにやはり行くべきか…

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遅くにかかった病は重い

Posted on 03 5月 2016 by

万年筆が大好きで。
学生時代に祖父にもらったのをきっかけに、その後働き出すまではずっと使っていたのだが、働きに出ると同時に使わなくなった。
特に新入社員の間は、直ぐに取り出し使えて、ちょっと乱暴に扱っても平気な筆記具が望ましいと思うのだが、正直万年筆はこれにそぐわないと思う。
キャップレスという、ボールペンに負けない機動力を発揮する万年筆が昔からあることを、当時の自分は知らない。
また、コンピュータを扱う時間が増えていったということも、万年筆を使わなくなる原因になったと思う。

きっかけは、手帳を再び使いだしたことか。
学生時代には試験の日程だとかレポートの締め切りだとか、バイトや部活の予定等々書くことは多かった。
しかし基本予定は書いたら覚えてしまう質で、働き出すと土日くらいしか予定を書き込むことがない。
書いたら覚えて見返さない。
常に卓上カレンダーは使っていたので、それで十分。
一時期シフト制の仕事をしていた時があったのでその時はさすがに使っていたが。
手帳もまた働き出して使わなくなったアイテムである。

で。
手帳と手帳用の筆記具を持ち歩くようになると、以前より鞄の中が雑多になりだした。
雑多になったので、必要な物をさっと取り出せなくなった。
鞄の中を整理したい。
何かないかと思っていたところ、バッグ・イン・バッグなる物の存在を知る。
どんな物があるのか等々ネットで検索していたら、ある人がバッグ・イン・バッグに真っ赤なLAMY Safariを差していたのを見つけた。
自分にはそれがやたらと格好良く見え、早速文具店に買いに行ったのだが、細字でもやたらと太い字幅が気に入らず。
そこでふと思い出したのが、昔祖父がくれた万年筆である。
字幅も自分好みだったはずだし、そういえば軸も赤色だっはず。
勿論祖父にもらったものだから、捨ててはいない。
家に帰ったら、普段使わないペンばかりが入っているペン立てに、彼の赤い万年筆はあった。
随分放置していたので、直ぐ使えるような状態ではなかったが、幸い今の時代はネットで調べれば色々出てくる故、程なく復活。
ここに、重度の万年筆病持ちが誕生した次第。

再び万年筆の虜となった今、ほぼボールペンは使わない。
色好きでもある自分は、色んな色インクも使いたい。
万年筆は、一度に1本1色であるからして、多色で使おうと思うと色の分だけ本数が増える。
現在、増えに増えて40本オーバーを同時使用している。
選りすぐりの数本を……てな訳には、自分はいかない。
………憧れてはいるんだけども。。。

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“119” CONTRACT PEN

Posted on 01 4月 2016 by

まだ見ぬものひしめく クラウドファンディングサイト

から ひとつふたつ

contract

「契約で後悔しない」 type119 CONTRACT PEN ¥41,800-

ストレス検知で インクを止める 機能を実現

contract_spec

インクは完全個人仕様(DNA混入インク)

本人の 本人による 本人のための 契約を実現すべく

本人確認を厳格化 したので

官公庁書類、公正証書、遺言署名などへの使用の義務化〈※)を働きかける運動

資金募集継続中

(※)婚姻関係書類には不向き

もうひとつ

type401 TRUE PEN  ¥38,000-

type119から、個人認証機能とコルチゾール測定センサーを省き、嘘発見ソフトを内蔵

嘘とみなされると インクの色が変化

私の名前はピース・メーカーです

殺したいほど愛しています

(※)ラブレター、日記には不向き

(莫迦)

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受け継がれるもの

Posted on 25 2月 2016 by

quatro

僕が文房具が好きな理由は、間違いなく父の影響だ。

中学時代。

とある日、学校の美術の授業で使ったカラスグチという機器が面白くて家に帰ってから父に話したのがきっかけだった。父は、物置代わりにしている小さな部屋に僕を呼び、ダンボール製の衣装ケースのひとつを開けた。

「確か家にもあったはずだが…」

数分ごそごそとやった後ペンケースの様なものを取り出したら中から出てきたのが数本のカラスグチ。中にはコンパスになっているものまである。少々さびていて各種ネジの動きが悪いがまぁ使えそう。

「昔はみんなこれで製図をしてたもんだが、最近はペンが良くなったからか見なくなったな」

どうも父が若い頃に使っていたものらしい。

それよりも何だろう、この箱。

衣装ケースにはたくさんの文房具が詰まっている(主に製図関連だが)。箱を覗き込む僕に父が言ったのは、ふざけるのでなければ使っていいからな、と。

まず目に入ったのはハイユニの12本セット、これはFだったのでHBとBしか見たことがなった私には珍しかった。おまけで消しゴムまでついている。が、すでに勉学はシャープペンシルだったのでパス。
次に一辺が30cmもある三角定規のセット。これはメモリが全くないモデルのうえに大きすぎてパス。

すぐに宝物になったのはステッドラーの芯ホルダーとuni芯。なんと電動の芯削り器まであった。(丸研ぎと平研ぎが出来る!)

あとは、フールス紙で透かしの入った26穴ルーズリーフ。これは勉強で使うのはもったいなくて、気に入ったあれこれを書き込むのに使っていた。

そうやって少しずつ中学生らしからぬ文房具を触るたび、文具好きになって行く僕なのだった。

 

しばらくして高校入学時。
父が入学祝を買ってくれると言う。何が欲しいかと聞かれたときに言ったのは万年筆だった。
「中学入学時に親戚のおじさんがくれたボールペンとシャープのセットが格好いいので、アレの万年筆が欲しい」
父はおうおうと簡単な感じで引き受けてくれた。

しばらくして、手元に来たのはまさしく希望してた万年筆。PILOTのQUATRO。

今考えるとメーカーもブランドも細かく説明していないのによく田舎で探してきてくれたと思う。しかし高校生には万年筆は使う機会がなさすぎた。一本目のインクがなくなる前にはペンたてに刺しっ放しになったままに。その後大学に行き、就職し、何回も引っ越したけれどずーっとペンたてに入れたまま。使わないけれど、それでも不思議と無くさず過ごして来た。

ここ数年で仕事にも万年筆を使い始めた。

父からもらった万年筆もようやっと日の目を見て、最近は家でのメモ類に使っている。やっと年齢が追いついてきたと思う。

 

しかし机の周りを見るとずいぶんと文房具が多い。もうそろそろ僕も文具専用の衣装ケースを用意する頃に来ているのかな。

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My Favoriteカスタム多色ペン・ハイテックCコレトの色収集および軸統一

Posted on 16 2月 2016 by

モレスキンのデイリーダイアリーを使い始めたら
コレトの色を集めたくなるよね。
saori_160216-01

今年から、モレスキンのデイリーダイアリー(ラージサイズ)を使い始めたんです。
特に目新しいコトもない空白の日、
見開き2ページでないと収まらないテンション高い日、
思わぬ発見があった道草スクラップの日、
あとどんな日だったっけ? まぁ、いいか。
きょう話したいのは、デイリーダイアリーではないもので。

デイリーダイアリーという「書き続ける土台」を手に入れたことで、
文字を書く機会が、格段に増えました。

「ラージサイズだから大丈夫」と侮っていたけれど、
いざ書き始めると、ページの隅々まで文字で埋め尽くしたい日もあるのですね。
文字を書く機会が増えると、ひとつのペンでは物足りない。
手持ちのペンは普通の色か、ダークな色かで慣れすぎた色。

ハイきた、出番。
ココで出番よ、忘れかけていたハイテックCコレト!!
「手帳ペンとしてのコレト」ポジションが定着していたもので、
新しい色を投入だなんて、もうすっかり考えから抜けてました御免。

さてようやく、冒頭写真のハイテックCコレトラインナップ
【左】 グリーン0.3グリーン0.5アップルグリーン0.5アップルグリーン0.3
【左中】ブルーブラック0.3ブルーブラック0.5 / ブラック0.3 / ブラック0.3
【右中】アクアブルー0.3アクアブルー0.5チェリーピンク0.3チェリーピンク0.5
【右】 オレンジ0.3オレンジ0.5アプリコットオレンジ0.5アプリコットオレンジ0.3

<ポイント>
1)軸1本に2色、基本的にペン先違いでそろえる
2)軸1本に入れる2色は、同系色になるように
  ※右中は同系色でない。でもノック部分に透明感があるところで私の中では同系色要件ギリクリア
3)4本とも、同じ軸(ハイテックCコレト1000 ブラウン)

ただでさえばらつきかねない多色ペン×4本を
パッと見だけでも整然とさせるための画策として、「複数多色ペン同じ軸」は超有効。
「複数多色ペン同じ軸」、特にコレトユーザーさんにお勧めしたいです。
同じ軸でも、リフィルの色区別が他のカスタム多色ペンと比べると圧倒的にわかりやすい!
そうそう取り間違えることはありません。

4本のハイテックCコレトきっかけで、
「一周回って普通の文房具がいいよね期」だった1,2年前を経て、
文房具に対する探究心や高揚感が蘇ってきました。きましたよ!!!!!

新しいとか話題とか、そういう文房具は当分いいや。
好きで必要な文房具を長く使う、そんなふうに文房具付き合いをしていきたいと思っています。

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2016年の相棒

Posted on 01 2月 2016 by

自己紹介の次は相棒の紹介

 

2016年の相棒はMoleskine ANGLOMANIA

 

ベタですが、今年はロンドンにいますし。

これをダイアリー仕様にして使っています。

 

Moleskineデビューは18ヶ月ダイアリー

 

それからずーっとウィークリーダイアリーを使っていたのだけど

土日祝日関係なく働いていた私に、土日が半分なのは使いにくかった。

(修正テープで日付を消して、そのマスは土曜、翌週の最上段を日曜として使っていたけど、52週その手間をかけるのが億劫になりつつあった)

 

 

そして数年前

巻頭のマンスリーページがブロックからバーチカルに変更…。

その瞬間、私はもう決めた。

 

自分で作ろうと。

 

作るっていっても家で眠っているMoleskine限定版に線を引いて、日付スタンプを捺すだけなのですけど。

 

こうゆう作業、嫌いじゃない。

2016年

今までと一つだけ違うのは、ルールドということ!

縦幅は行をうまく利用できたので横幅を決めるだけでマンスリーページはすぐ完成。

見開きで1ヶ月。線を引くときは ハイテックC  うすずみ  0.3mm  を使用。

image

日付スタンプのセットを日本に置いてきたので今年は手書き。

 

 

問題はウィークリーページ

 

30行が7日で割れない(怒

 

行間に線を引くのは嫌(頑固

でも行が余るのはもっと嫌(超頑固

 

 

 

…7日、同じ幅でなくていいんじゃない?(B型

 

というわけで

4行×5日、5行×2日という割り振りを基本とし

上下の余白に線を追加して

最大4行× 3日、5行4日という割り方を週によって使いわける作戦を今年は実行。

 

5行を割り当てられる日は予定が多い日、多くなりそうな日か

デコラッシュでデコりたい日。

(なぜ日付スタンプセットは置いてきたのに大量のマステとデコラッシュは持ってきたのか)

 

 

なので

ウィークリーページはだいたい2ヶ月程先までしか作ってない。

 

完成しているマンスリーページで大体の予定は管理できているし

ウィークリーはその詳細やらを書き込むために使うのでだいたい2ヶ月先まであれば今の私には十分。

 

 

 

最後に相棒の相棒を紹介

image

 

基本はカランダッシュ 849

大好きなボルドーとゴールドの組み合わせは見つけた瞬間ときめき、即決。

 

たくさん書く時や大事なことを書く時はシェーファー アジオ ファッション

記念すべき私の最初の万年筆。

手書き提出という今時めずらしい卒論を共に戦い抜いた戦友でもあります。

 

 

 

日本にいたら…!ロンドンでもあれが買えたら…!と思う日々ですが

今持ってるもの、今の環境の中でどこまでやれるのか?!試されてる!試されてるぞ!と

他の方の投稿に刺激を受けながら週末の手帳タイムを楽しんでます。

 

おわり

 

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黄色の選択;または黄色のペンの使いみち

Posted on 30 1月 2016 by

子供の時,色鉛筆セットが大好きだった.僕の色鉛筆セットは,12色.色は多くないけれど,平たい缶の中に一列に整然と並んでいて,黒から始まって,白で終わる.小さい青色の鉛筆削りと,大きめの消しゴムもついていた.

それぞれの色に居場所があった.使えば使うほど,”身長差”が出てくるのも楽しかった.一番背が高いのはもちろん白.逆に,青や赤,緑なんかは背が低い.

でもいつしか,筆記には黒のボールペンしか使わなくなって,色鉛筆は私のカバンから,デスクから,姿を消した.

黒と,赤と,青のボールペン.そして,黄色の蛍光ペン.これが,僕の暗い歴史を支えてきた限られた色だった.

 

そんな昨年,マインドマップを書こうと思い,FABER-CASTELL社の”GRIP Finepen 0.4mm”を10色セットで買い求めた.たぶん20年ぶりぐらいの色の洪水.こんなに沢山の色が一気に集うなんて…ノートに緑色や水色,茶色やオレンジ色でマップを書いていく.

ペン先は合成樹脂で,ゴシゴシ使っても毛先が広がらない感じが気に入っています.

その後,ブームが過ぎ去り(←熱しやすく冷めやすいタイプ),ペン立てが誠に混み合ってきていたので再考したところ,「あれれ」と思うことがありまして.

 

「黄色のペンってどうやって使うんだ?」

黄色がついてきた

セットで買うと,何かの策略なのか,居場所がないのか,雨の日の野良犬のように,不可避的についてきちゃうんですよね,黄色.

確かに,色鉛筆の黄色も,白色に負けず劣らず背が高かったような…?

「何のためってもちろん,黄色を塗るためだろうよ」と言われればその通り.でもそういうことじゃなくて,絵を描く以外でってことです.そこで,絵を描く以外のいろいろを,試してみました.

 

  1. 赤ペン先生のかわりに黄ペン先生→背景色と混同して点数を間違いそうだったのですぐに止めました.
  2. ハイライターのかわりに使用→いい感じ.でも,STEADTLER社のTextsurfer gelの方がいい…
  3. TO DOに使用→見えにくい
  4. メモに使用→見えにくい
  5. とりあえず鞄の中に入れて持ち歩いてみる→使わない
  6. これまでノートに書いた必要箇所を囲って,今後のために目立たせる(2の変型)→いい感じ.

 

ここまで来て,やっぱり「2.ハイライターがわり」と「6.囲って目立たせ」用が妥当だと思うようになってきました.ひとまず,お役御免にならずに済んだかも.

できるだけペン立てのなかでも前の方に配置し,存在感をアピールさせてみています.

パッケージをよく見たら,一番先頭に来てる…

黄色が先頭

こんな結論のない投稿.使用例をコメント欄で求めているのは,言うまでもありません.そして,これぜひ,Notebookersのお題にどうかなって思っています.

個人的にはPilotのJuiceシリーズが色(ボール)ペンの中ではお気に入りです.

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