そして、日記をかいてごらん!
…と言いたくなったので、書きます。
何冊かの日記を、部屋の片付けで発掘しました。どうやら初めて独白(毒吐く?)型の日記を書いたのは、中学3年の秋頃のようです。当時始めた理由は「前 自分が何を思っていたかを書くためと、できるだけていねいに字が書ければいいな、と思った」からだそうです。ちなみに、このことを記した字は結構雑…おねーさんは、残念でならないよっ!!
ただ、自分が何を思っていたかを書く…については、だんだん要領をつかんでいくものなんだろうな、ということが日記を読んでいてわかりました。今更です。変わり方として、それは、だれか身近なお友達に近況をお話する→心のありようを文字でスケッチする……みたいな風かもしれません。多分、自分はここに至るまでに、かなりの文字数と時間を要したんだろうなあと、読み返していて思います。
抽象的に書いていてもピンと来ないので、文字数は少なくとも、その頃の気持ちがありありと思い出せた文章を載せてみます。(自分の記憶のカギを開けるような感じです。)
(入院日記より)
今日は来客予定なし。
こういう所でだれも来ないと
いらんことや細かいことでうじうじなやんだりする。
今日はクッキーの箱の中のおいしくないクッキーの日なのかな。
うれしい気持ちは持続しない、とか、
人とのつながりを信じられない性だ、とか
そんな小難しいことを考えるのはもう止めだ。
ナンセンス。
ただ単に 今日はそんな日なのである。
空は限りなく青くて、
東京タワーは相変わらず333mで
もらったお花はかわいくて、
私はただ そんな気分。
それだけ。
(以下略)
その頃読んでいた本のフレーズが散見されますが…(汗)あったこと、というより、思っていたことから、そのときの状況を思い出すことができました。空気感、みたいな。過去が、重みのある実体として感じられます。
自分の心のありようを良くも悪くも書き記す。
そもそも悪いってことはないんだよって。誰かに何かを、思ったままに伝える練習として。それがかなわなくても、自分の想いをなるべく正確に描く練習として。
それで、日記を書いてごらん!と。