(追記~2012.5.14)
当該記事において、もの書き写真堂が円山動物園におけるゾウの導入推進を主張しているように受け取られたため、タイトルを変更しました。
当該記事は、札幌市および円山動物園が、長らく不在になっていたゾウを再び導入する検討をはじめたという報道記事をまとめたものです。もの書き写真堂の意見は一切記述しておらず、また、署名にも参加していないことをここに付記します。(追記終わり)
2012年5月の札幌市の広報誌「広報さっぽろ」にこんな記事が載っていた。
「円山動物園で新たにゾウを飼うべきか 皆さんのご意見を募集」
札幌の動物園にゾウがいないとは、これをみて初めて知った。
円山動物園には、「花子」「リリー」というゾウがいたが、平成11年にリリーが、平成19年には花子が死んでしまったそうだ。それ以来、同園にはゾウがいない。
最後に残った花子が死んでから「またゾウを飼ってほしい」という要望が寄せられ、2012年4月には約3万人の署名が届けられたそうだ。
そこで、同園では新たにゾウを飼うべきかの検討を始めた。
だが、ワシントン条約のにより、新たにゾウを飼う場合は繁殖を目的にしなければならず、そうなると最低でも3頭以上の飼育が必要となるらしい。そのための施設の建設、維持管理に多額の費用がかかることになる。
広報によると建設費で約20億円(小学校1校分の建設費とほぼ同等) 、光熱費やえさ代など年間2千万円(ゾウの頭数は記載なし)とのこと。
今後のおおよそのスケジュールは、
- 平成24年5月〜8月:ゾウの導入についての市民アンケート実施、検討を進める。
- 平成24年9月〜25年度:ゾウの原産国(アジア)へ行き、費用、導入頭数、飼育条件などを調査。
- 平成26年度:導入可否を決定。
2012年5月6日現在、円山動物園のサイトには、アンケートの実施についての告知はなく、市の広報が最新情報のようだ。
また、5月26日(日)に「ゾウに関する講演会」が北海道大学学術交流会館で開催される。この案内のなかに今回の広報さっぽろ の記事(PDF)があるので、興味のある方はこちらをどうぞ。
なお、記載はないが、今回のアンケートは札幌市民のみの模様。 宛先も上記PDFにある。締め切りは2012年6月30日(土)必着。
※このサイトとゾウさんは切っても切れない縁があると思い、掲載しました。