クリモレちゃん、君からインスピレーションを受けたよ。 guest

Posted on 13 5月 2012 by

はじめまして、文房具好きのしおつかと申します。

ツイッターアカウントは、 @masayasu_s です。

notebookersに初投稿させていただきます。よろしくお願いします。

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この度、ご縁がありまして、クリスマスモレスキンを福岡県久留米市へお招きしました。

そこで、クリモレとの出会いや、クリモレをわが町へ呼んだ感想などを書いてみたいと思います。

題して「クリモレちゃん、君からインスピレーションを受けたよ。」です。

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クリモレとの出会いですが、これはシンプル。

普段愛用しているノートであるモレスキンについて、ググっていたら自然と@blanqさんや@YOKOnotesさんへたどり着き、クリモレを知りました。

世界中を旅するモレスキンがあるとは!

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で、なんとかわが町へ呼びたいな〜〜と妻へ相談し、ぜひ呼ぼう!となりました。

ちなみに、私が普段使用しているモレスキンはこちらです。

①好きな食べ物屋帳(左)、②自由帳(ひらめき帳)(右)として、使用しています。

まず、クリモレですが、事前に自宅ではなく、カフェ等の店舗に置くというルールをお聞きしましたので、知り合いのカフェオーナーさんへお願いしに行きました。

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カフェのHPはこちら

カフェ空豆さんのHP

カフェのオーナーのFさんは、とってもやさしい笑顔の素敵な女性です。

カフェだけでなく、体に良い食品や雑貨も置いてあります。

それになんといってもカフェの雰囲気が良いのです。

こんな感じ。ね、自然でいいでしょ。お近くの方は行ってみてくださいね。

クリモレの話をしたら、すんなりOK。ありがとう!Fさん。

で、ついに実現しました。

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クリモレが久留米にやってきたのは、2011年12月。ちょうどクリスマスの時期でした。

ちなみに、カフェオーナーと私たちは、クリモレのことを「クリモレちゃん」と呼んでました。

ということで、以下「クリモレちゃん」で。

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クリモレちゃんは、カフェではのんびり過ごしておりました。

カフェのHPで告知はしたものの、お店に来る方のほとんどはクリモレのことは知らず、

「これなぁに?」と聞かれるお客様に、カフェオーナーからその都度説明をしておりました。

説明時には、「よければノートにお書きください。」という言葉を添えて。

カフェでは、お客様にクリモレちゃんはかわいがってもらったそうです。

実に多くの方が、じっくりと読みふけったり、ノートに書いたり、時には涙しながらお読みになっていたお客様もいたと聞きました。

幸せ者だね。クリモレちゃん。

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クリモレちゃん、実際に読んでみると、クリエイティブなページもあり、かわいいページもあり、ほんわかするページもあり、うーんと考えさせられるようなページもありで、とっても楽しい。

ぜひ、できるだけ沢山の方々にご覧いただきたいと思います。

クリモレちゃんのページを、ここで実際に写真をお見せしながら書きたいところですが、

それはその、やっぱり秘密ですよね。ノートを実際に見ていただいたときに皆様に湧いてくるであろう感情を大切にしたいと思います。

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で、私自身がクリモレちゃんを見て得られたインスピレーション。

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それは、「ゆるさ。そして、信頼」です。

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クリモレちゃんには、実にたくさんの人が携わっています。

日本だけでなく、海外までも(今も!!)旅をするノートです。

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そして、ノートに携わった人は、みんながゆる~~く繋がっています。

顔も名前も知らない方々が書いたページを読み、かわいい!と思ったり、楽しい!と感じる。

まさに、「ゆるい」繋がりですよね。

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それで、そのゆるさを支えているのは、「信頼」だと思うんです。

なぜ、いろんな人がゆるく繋がれるのか?それは、ノートを誰かが誰かに手渡したからですよね。

つまり、信頼あってこそのクリモレちゃんだな、と思ったわけです。

すごいぞ、クリモレちゃんてね。

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で、少し話は飛びます。職業柄、economicなことを考えます。以下、ご愛嬌半分にお読みいただければ幸いです。

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この「ゆるさ。そして信頼」は、今後の日本の企業や官庁などの組織を前進させる大きなそして重要なキーワードになるのではないかと、ふとインスピレーションが湧きました。(おお、なんかすごい話!!)

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今まで、日本の組織では、そこで働く人々は従業員として管理されてきました。

タイムカード、上司からの命令・監視、予算の管理、売上目標等ノルマの達成等々。。。

これらは、管理が前提です。どちらかというと信頼とは対極にある概念です。

なぜ、このような管理があるのでしょうか。

おそらく、産業革命に端を発します。

つまり、人を集めて工場で製品を作らせる場合、機械をきちんと動かし、製品の生産するために管理せざるを得なかったのだと思います。

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しかし、おそるべし。

その産業革命時の考え方が、柔軟で独創的な発想が求められるこの現代にも生きているのです。

つまり、組織で働く人に求められるものは「柔軟で独創的な発想」であるにもかかわらず、

産業革命時の「管理」が行われている。そこに齟齬が生じていると思うのです。

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その結果、日本の組織はどうなっているでしょうか?

かなり私見は入りますが、多くの会社や官庁で働く方々が疲弊していると思います。

結果、業績不振の企業ではリストラが蔓延し、官庁では精神疾患となる方々もと聞きます。

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なぜか?

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仕事は上司の管理下に置かれ、ノルマを達成できなければ責められる。

管理されて楽しい人、そんな人は多くはありません。

さらに、現代に必要とされているのは、管理とは対極にある柔軟で独創的な発想。

疲弊するのが当然です。

そもそも管理されて、柔軟で独創的なアイデアを持って仕事をするなんて無理なんです。

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そこで私は思うのです。

管理の時代は終わった。これからは、信頼の時代だ、と。

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もちろん、上司から部下への指示、指導はあるでしょう。

しかし、それは「ゆるく」やればいいのです。

「ゆるく」やった後は、徹底的に「信頼」する。

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信頼されると、人は嬉しくなります。

信頼されると、人は信頼してくれた人のために精一杯努力しようとします。

信頼されると、人は動きます。

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ゆるさ。そして、信頼。

それが、これからの日本の組織が世界でサバイブしてくためのキーワードなのです。(←言い切ってしまった!)

クリモレちゃんから得られたインスピレーション。

私がクリモレちゃんを呼んだ理由。それがわかった気がしました。

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そしてそのクリモレちゃんといえば、すでに私の手元から離れています。

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今度、クリモレちゃんに会えるのはいつかはわかりません。

でも、きっとまた会えると、信じています。

そのころは、今10ヶ月の息子も大きくなっていることでしょう。

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最後に、私の妻(書道家です!)が、クリモレちゃんに書いたページを紹介します。

久留米にいる間に、クリモレちゃんの2冊目が満杯になり、3冊目を追加しました。

その3冊めの表紙の裏に書いたものです。

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一期一会。

人と人とのゆるいつながり。ゆるいつながりであっても、そのつながりに感謝したい。

そう思って、この字を選びました。

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クリモレちゃん。

もとい、クリスマスモレスキン。

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このノートは、今度はあなたに出会いたがっています。

是非、読んでほしい、触ってほしい、そして、書いてほしいと思います。

あなたにも、あなただけが感じることができるインスピレーションがあるはずです。

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最後に、この度のクリモレちゃんに関して、多くの方にお世話になりました。

この場を借りて、お礼を申し上げます。

ありがとうございました。

あれ、クリスマスモレスキンなのに、クリスマスのこと書かなかったな、まぁいいか(笑)。

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