そこは暗くて、深いところ。
光を当てれば当てるほど、視界が暗くなるのだなあ、と舞台に立つ度にぼんやりと思います。
じーっと目を凝らせば段々見えてくる、知ってる顔。でも、そんなことしていると、今握っているものが手からするりと離れてしまいそうで、だからまた歌うこと、今歌おうとしていることに集中する。
どうも、書き出しからポエマー風で失礼しました。こめですこんばんは。
先日演奏会に出たことを思い出しつつ書いてみました。
演奏会は、たくさんの人に支えられて、知ってる人も何人か聴きに来てくれて、その上で演奏するのですが、舞台の上って孤独なんだなあ、と思っていました。確かにそれはそれで一つの側面ですが、今回は初めてちゃんと支えられてるって実感を演奏中に感じました。もしかしたらそれが、アンサンブルに支えられているということなのかもしれません。ある程度表現したいことがハッキリとして、技術的なハードルが下がってきたからこそ感じられるもの…な気がしています。
日々の生活でも、同じようなことがいえるのかもしれない、そんなこと考えています。
結局自分のすることを深めるのは孤独な作業なのだけれども、しっかり掘り進めた分、近い深度で出会える何かがあるのかもしれないです。
掘り進めた先で、また様々な素敵な出会いがありますように、と願いつつ。