究極の手帳VS至高の手帳!?
今年も残すところ、あと10週間。
みなさんの、年度版(ダイアリー)も終盤に差し掛かっている事と思います。
先日の新聞記事で、朝日新聞と読売新聞がコミック「美味しんぼ」(小学館ビックコミックスピリッツ掲載)連載30周年を記念して、紙上でリアル美味しんぼ対決するとか・・・。
今回は、その企画に便乗して、手帳対決!(ただし、手帳の優劣を決めるものではありません)
本来取り上げるとすれば、46万部の実績を誇る「ほぼ日手帳」(発行:ほぼ日刊イトイ新聞)が王道ですが、今回は最近話題の、美崎栄一郎さん「結果を出す人のビジネス手帳」(以下ビジネス手帳)と佐久間英彰さん「ジブン手帳」(以下ジブン手帳)にスポットを当ててみました。
ビジネスパーソン向けの「ビジネス手帳」(永岡書店)と、ここ数年飛躍的に知名度をあげている「ジブン手帳」(コクヨ)との違いって?
今回、そのお二人の話を聞く機会に恵まれましたので、その一部を紹介いたします。
共通点は、お二人とも自分に合う手帳がなかったから「自作」という地点からスタートしています。
内容は基本的にどちらもマンスリー+バーチカルタイプです。
・佐久間秀彰さん「ジブン手帳」
「ジブン手帳」は「LIFE」「IDEA」「2014(ダイアリー)」というユニークな構成になっています。
「LIFE」の中に、「ジブン手帳」の特徴の代表と云える、家系図のページがあります。
既婚者の方で、配偶者の親族関係がいまひとつよくわからない!なんて事ありませんか?
映画「サマーウォーズ」を観た時、陣内家の家系図が欲しかった(笑)
ほかに、「お気に入りの言葉」「プレゼントリスト」「ジブン年表」など、盛りだくさんのフォーマットをが用意されていて、書き込んで行く楽しみにあふれた、手帳になっています。
「家系図」や「ジブン年表」は一度書き記しておいて損のないコンテンツです。
あまり類を見ない機能では、24時間バーチカル。
一般の手帳では大概、8:00〜22:00だそうです。
しかし、残業や夜勤などの環境で働く人も多く、最近では朝活などをする人も増えています。それに対応したレイアウトといえるでしょう。
・美崎栄一郎さん「ビジネス手帳」
実にシンプルなページですが、1日7段のスクエアで構成されていて、美崎さん曰く「1日7つ以上のタスクは入れないため」だそうです。また、この罫線のサイズに合わせた、タスクシールが付属されていて、定例タスクはシールを貼るだけ!しかも再剥離シール(マステのようなもの)になっていて、スケジュールの変更(貼り変え)が可能な事も、大きな特徴です。
このタスクシールは、「いずパパ手帳2014」で真似をさせて頂きました。(笑)
このページも、マンスリーのスクエアと同じ幅に設定されているので、シールも同様に使えます。
「ビジネス手帳」はシンプルですが、非常に計算されたレイアウトになっていると云えます。
このほかにも、様々な制作秘話?や苦労談、裏話、大人の事情などがあるのですが、ページの都合で割愛(ごめんね!)
さて、この2冊の手帳をどう使い分けて行くか?という課題。
本来手帳の役割は、あるべきゴールを見据えて、それ向かって行く為の羅針盤のようなもの。
この2冊の手帳もその為の工夫がなされているのですが、「ジブン手帳」は自分を遡って捉えるところから始まっています。
「ビジネス手帳」は開いた時点からゴールへ向かうためのシナリオ作りが始まっているように感じました。
これは、私の私見ですが、この2冊をシリアル(平行処理)に使う方法として「ジブン手帳」はログ(記録)を中心に書き込み、「ビジネス手帳」は目標と計画を中心に使い込んでみようと考えています、いわば「復習」と「予習」ですね!
もちろん、どちらの手帳も1冊でその両方が可能ですが、双方の特徴を活かしプロデュースした人が思いもつかない使い方をしてこそ、手帳術の楽しみがあると、密かに思っています。ふふふ・・・
美崎さん・佐久間さん、それぞれの手帳にいただいたサイン。これは自分へのプレッシャー(ストレスにならない)として位置づけています。
最期にワンポイントアドバイス。
最近、私の所へ「手帳相談」に来る方がいらっしゃいます。(なにかの間違いでは?と思いつつ)
フォーマットを気にされる方が多い事に気がつきました。フォーマットがあると安心感があっていいのですが、フォーマットに縛られるとストレスになりかねません。そんな時は、堂々と別の欄に書き込みましょう!プロデュースした方々もガチガチな使い方を望んでいません。枠にはまらない自由な使い方こそが手帳の使い方だと思います。
それでは、楽しいノートブックライフを!