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ご挨拶。 ヨル

Posted on 16 4月 2014 by

はじめまして。
このたびNotebookersライターに登録していただきましたヨルと申します。

ノートタイム中です

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……ああ!緊張します…何度も何度もTextwellに下書きをし、そして消し、そして書き。
文字を書く仕事をしてはいるのですが、こんなに緊張した文章は初めてかもしれません。
ともあれ憧れていた媒体です。
なるべく素直に、なるべく明るく、楽しいことを書いていきたいと思います。
よろしくお願いします。

えーと。最初ですので「作文」について書いてみます。

私は文章を書くことが好きです。
たぶん小学1年生の「先生、あのね」作文のおかげだと思います。
毎朝、授業の前に小さな作文をしたのです。
小さな、B6くらいのわら半紙に、おそらく100文字くらいのマス目が書いてある原稿用紙でした。
最初のマス目に「先生、あのね」とあらかじめ印刷されていて、思ったことや遊んだこと、家族や友達のこと、なんでもいいから先生にあてて書く、そういう作文でした。
そんなことを毎日していたのは、担任の先生が国語の先生だったせいかもしれません。
6歳になったばかりで、おまけに当時の私は本を読むことは好きだったけど、自分の名前を書くこともできなかった落ちこぼれでしたが、「先生あのね」作文は大好きでした。

大したこと書けたわけじゃないんですよ、もちろん。
でも楽しかった。
書くことがないなんて思ったこともなかったですし、うまく書こうなんてことももちろん思いませんでした。
ただひたすら、心の中のことや見たもの食べたものを文字にしていく。
その快感と楽しさだけを覚えています。

ちなみに、学年の終わりに、先生はこれまでの「先生、あのね」を生徒ごとにバインダーにまとめてくれました。
だいぶ大きくなった時に読み返したことがあるのですが、書いてあったのは朝ごはんがおいしかったとか、朝ごはんをおかわりしたとか、とにかく朝ごはんのことばかりでした。
当時、極端に偏食だった私の朝ごはんは、
「ごはんとたらこ・ごはんとすじこ・パンといちごジャム・めだまやき」
このローテーションでして…。
先生、さぞかし苦笑でしたでしょうね…。

偏食がすっかり直り、なんでも食べる大人になりましたが、作文は好きなまま育ちました。
読書感想文、小論文、レポート、卒論。
書けなかった漢字も書けるようになり、ちゃんとした文章を組み立てることも覚えました。

けれど、「先生あのね」作文がくれた快感や楽しさは、それらからは生まれてこなかったのです。
それどころか、そんな楽しみや快感は、ずいぶん長いこと忘れていました。
ブログやツイッターなど、プライベートで文章を書くことはずっとあったのに、あの楽しい気持ちはあまり無かった気がします。
どうしても、見ている人を意識してしまうのです。
ネットに乗せる以上、プライベートでもパブリック。だから当然のことなんですけど…。

「先生、あのね」作文は、先生にあてて書いてはいますが、あれはいま思うと完全にプライベートだったのでしょう。
公私の区別なんてつかない頃に、ただ聞いてほしくて、ありのままを書く。
それと同じことを、私はいまモレスキンに書いている気がします。
仕事でもない、締め切りもない、誰にも見せない、なにも求めない。
ただひたすら文字を書く。
自分の気持ちが、目に見える形になっていくのを楽しむ。
私のモレスキンはいつも黙って、なにも言わず、文字を綴らせてくれます。
とっても、ありがたい存在です。

辛かった、楽しかった、好き、大好き、心がしんとする、頭が軽くなる、目のさめるような気がした。
私のモレスキンは、そんな言葉が多いです。

ここに綴っていく作文は「先生、あのね」より、もうすこしパブリックではありますが、自由に、素直に、楽しく。
いつもモレスキンに書いているような気持ちで書いていけたらいいな、と思っています。

—-
ヨル

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Profile: まんがとタカラヅカと猫を愛しています。2次元と2.5次元のあらゆるものが、生きる糧です。使用ノートはモレスキンがメイン。イタリア語勉強ノートはLIFE。創作物での描かれ方に若干不満を持っている、水瓶座のAB型。プロフィール写真は正月に作ったシュトーレンです。案外簡単!

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