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なかしぃの超私的Blue Noteおススメ盤 なかしぃ

Posted on 07 8月 2015 by

8月は平和について考える月ですね。愛と平和をこよなく愛すぺら部です。Peace & Love、略してPe-Loveです。

というわけで、先日家の近所にオープンしたバーに行ってみたら成り行きでギターを弾かされる羽目になりました、しかもソロで。客の前で演奏するなんて何十年ぶりですかね。めっちゃ緊張しました。しかもしらふじゃなくほろ酔い気分で適当に。弾いた曲はチック・コリアのスペインとTM NetworkのGet wildをギターソロ用にジャジィにアレンジしたやつの2曲です。Get wildは以前自分で頑張ってアレンジしたんですよ。

実わたくし、ギタリストなのに坂本教授、小室先生、PSY・Sの松浦さんという日本屈指のキーボーディスト/作曲家にあこがれて音大を目指そうとしてました。オーケストラで演奏するような曲を作りたかったんですね。でも、その夢に向かって歩もうとした時点で高2でピアノなんて全く弾けません。後輩にピアノを手取り足取り教えてもらいましたが、結局弾けるようになったのはエリーゼのためにの速弾きに入る前までと、トルコ行進曲のサワリだけでした。こんなんじゃどこの音大も受かりっこない(>_<)

というわけで実技試験がなくても音楽が学べる大学を選んで受験しまして見事合格しました。親には全く相談なしにそんなぺらい学科を受けるなんて酔狂にもほどがありますね f(^-^;

そんなこんなで大学では初歩の和声学と対位法を学びつつヘヴィメタルにどっぷりつかり、4年のときにジャズに転向してプロのギタリストに弟子入りして修行してましたが、どうにも生活がやっていけなさそうやったので諦めてサラリーマンになりました。

前置きが長くなりましたが、わたくしジャズマン崩れのなかしぃがジャズを語ります。ことのいきさつはあの限定商法で有名なモレスキンがブルーノート75周年記念の限定版を出したんですね。取り上げたミュージシャンがケニー・バレル、フレディ・ハバート、セロニアス・モンクなどオーソドックスな人選なので、不肖なかしぃが独断と偏見でブルーノートといえばこの人っ!っていうミュージシャンを3人選んでみました。

先ずは何を差し置いてもこの人です。ブルーノートのギタリストといえば言わずと知れたファンキー職人、グラントグリーンです!

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このジャケットを見よ!なんとコテコテなことか!というわけでLive at the Lighthouseです。これは一発目からテンションの高いファンクで攻めてきます。セツ子、このアルバム、ジャズやない、ファンクや!

グラントグリーンはブルーノートにリーダー作を何枚も残していてちゃんとしたビバップも弾くんですが、他人のリーダー作のバックで弾いているのがナイスです。ブルーノートを代表するオルガニストとはほぼみんなやってます。そういう意味ではこのアルバムがおススメです。

have gui

Have Guiter, Will Travelというアルバムは訳すと「ギター無宿」という感じでギター1本さらしに巻いて他人のバックで弾きまくる客演集です。特におススメなのはサックス2本を同時に咥えて演奏する変態サクソフォニスト、ジョージ・ブレイスのBoop Bop Bing Bashです。かっこよすぎます、アニキ!この人は他人のバックでもコード弾きはほとんどなく自分のフレーズでぐいぐい責めてきます。よくこれでくびにならないもんだ。多分「自分、不器用ですから」って健さん気取りです。

では2人目いってみよう!この人もギタリストですが普通のギター弾きじゃなく、2本のギターでバッキングとソロを同時に弾く鬼才ギタリスト、スタンリー・ジョーダンです。

stan

普通はギターを弾くときは左手で指板を押さえて右手で弦をはじくのですが、彼は指でフレットを押さえるだけなんです。このアルバムStolen Momentsはライブ盤なんですが、1発目にツェッペリンの天国の階段でテクを見せつけてくれます。つかみはOKといったところで枯葉やOver the Rainbowなどジャズのスタンダードもやってます。この人、耳で聴くだけではなく動画で見た方がインパクトが伝わります。

最後はこの人、チャーリーハンターです。この人は8弦ギターでベースライン、コードでバッキング、アドリブソロを同時に弾きこなす奇才ギタリストです。それでも訳わからんのに、ギターでオルガンのような音を出す変態ギタリストです(変態というのはほめ言葉ですよ)。この人も基本ファンキー兄さんです。

cha

という感じでブルーノートはジャズの王道というイメージがありますが意外と異端な変態ミュージシャンの発掘も定評があります。

本当はもっと語りたいんですが、「ブルーノートはジャケで買え」とかね。昔は東芝EMIのブルーノート倶楽部にも入会してましたし、ほかのレーベルの個性派ミュージシャンについても語り倒したいんですが、そろそろ時間がきましたのでこの辺で。

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Profile: ボールペン画家にしてぺら部の創設者、しかしてその実態は? Notebookersのwriterの中で一番内容が薄っぺらいですが何か?

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