ケータイからのメールやLINEのメッセージ、SNSでのコメントなど、デジタル情報に変換された人の思いがいつもどこかで飛び交っている。その中には大切な人からのメッセージ、親からの心配のメッセージ、友達からの励ましのメッセージ、知らない人同士が知り合いになる瞬間のメッセージ、たわいもないメッセージなど色々な内容があり、その中でも心に残るものも少なくないと思う。
そういったデジタル情報でしかないメッセージは端末の中のメモリにしか残っていないのでもしその端末が壊れたら見れなくなるだろう。
そういった大切なメッセージをアナログに逆変換してみてはどうだろうか。具体的にはいたってシンプルなことで、お気に入りのノートに文面を書き写すだけである。ノートに丁寧に書き写すことによってメールを打った人の気持ちをトレースすることができるかもしれない。絵文字も正確に手書きで再現したら感情移入しやすいかもしれない。
こういったメッセージを書き留めていってノートいっぱいに溢れてきたらそれはその人にとっての財産になるかもしれない。時々見返して勇気をもらったり励まされたりするだろう。言葉のチカラ、”言霊”は0と1の電子情報よりも手書きの文字に宿るのかもしれない。