猛吹雪の当地でも今日は高校の卒業式。
同級生の娘ちゃんも卒業式。早いな。ついこないだ小学生になったと思ったら、来月の今日からは社会人として働きだす。
彼女が小学校に入学する前の、ちょうど今頃のこと。
まだ独身だった私の家によく泊まりに来てた。
一緒にお風呂に入り、次の日の朝保育園に送り届ける。保育園バッグにはその日のごはんと、大好きだった卵のふりかけを入れて。
そしてまた夕方になると彼女の母親と一緒にうちに来て、帰りたくないと駄々をこね、辟易した母親が「じゃあ頼むね」と言ってその日もお泊り。
彼女はにっこり笑って私の手を握って「うれしい」と言っていた。
さすがに平日の連泊は早起きがつらかったけれど、とても懐いていたし何より私がとても楽しかった。
学校に入学してからはなかなか会う時間が取れず、今日という日を迎えてしまって思うこと。
時の流れは本当に早い。
一瞬だ。本当に瞬く間。
あっという間に大きくなって、あっという間に社会人になる。
そんな新社会人に何を贈ろうかと激しく悩んだけれど
*画像は公式HPよりお借りしました
しゃもじ。
彼女が泊りに来た時の彼女の係はごはん係だった。
小さなおちゃわんに、小さな手で一生懸命よそってくれた。
懐かしむ気持ちとともに、これから始まる生活の邪魔になりませんように
おいしくご飯が炊けますように、楽しい「大人生活」を過ごせますようにという
祈りを込めて。
卒業おめでとう。帰ってきたときはぜひ、そちらの生活を教えてください。